JP3182855U - 車両用補助給電装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ジャンプスタータとポータブル電源としての機能を有し、小型軽量で携帯性に優れ、使い勝手のよい車両用補助給電装置を提供する。
【解決手段】内部接続された充電回路部、リチウムイオン蓄電池、出力回路部、制御回路部を筐体内に備え、制御回路部は、DC出力端子に給電されると充電回路部の動作を制御して、リチウムイオン蓄電池を充電する。制御回路部は、リチウムイオン蓄電池から、第1のDC出力端子に外部接続される車両バッテリにジャンプスタート用の電源を供給し、第2のDC出力端子に外部接続されるPCにPC駆動用の電源を供給し、第3のDC出力端子33に外部接続されるUSB機器にUSB機器駆動用の電源を供給し、第4のDC出力端子34に外部接続される外部機器に外部機器駆動用の電源を供給するように出力回路部の動作を制御する。
【選択図】図1
【解決手段】内部接続された充電回路部、リチウムイオン蓄電池、出力回路部、制御回路部を筐体内に備え、制御回路部は、DC出力端子に給電されると充電回路部の動作を制御して、リチウムイオン蓄電池を充電する。制御回路部は、リチウムイオン蓄電池から、第1のDC出力端子に外部接続される車両バッテリにジャンプスタート用の電源を供給し、第2のDC出力端子に外部接続されるPCにPC駆動用の電源を供給し、第3のDC出力端子33に外部接続されるUSB機器にUSB機器駆動用の電源を供給し、第4のDC出力端子34に外部接続される外部機器に外部機器駆動用の電源を供給するように出力回路部の動作を制御する。
【選択図】図1
Description
本考案は、車両のバッテリが上がった場合に、車載バッテリに接続されて、エンジンを始動させるスタータを含む車両の電気負荷に対して電力を供給して、上記エンジンを始動させるジャンプスタートさせるための車両用補助給電装置に関する。
従来より、例えば路上等において、消費電気量の増加等により、車両に搭載されたバッテリが放電気味となりバッテリ容量が不足して電圧が低下し、電装品が作動しなくなった場合(いわゆるバッテリあがりの場合)に、他の自動車のバッテリや非常携帯電源(ジャンプスタータ)からブースタケーブルを介して電力を供給することによりエンジンを始動させるジャンプスタートが行われている。そして、ジャンプスタートのための電気的な接続を容易にする技術(例えば、特許文献1,2参照)や、ジャンプスタートを判定する技術(例えば、特許文献3参照)など各種提案がなされている。
従来、ジャンプスタータでは、コストと容量の関係から密閉式鉛蓄電池が用いられていた。
また、ACアダプタを用いて充電可能なバッテリ駆動型のノートPCやその付帯機器などの情報機器が広く普及している。また、車両の車内に標準的に搭載されているDC12V/24Vの車内用電源ソケット、いわゆるシガーソケットに接続して利用可能な車載対応の電気機器が数多く提供されている。また、近年の携帯電話やUSB(Universal Serial Bus)で給電可能な携帯音楽プレーヤ等の省電力で駆動可能な電子機器が広く使用されている。従来から、屋外で電気機器を使用するためにポータブル電源装置が用いられている。
ところで、一般的な密閉式鉛蓄電池を用いた従来のジャンプスタータでは、5〜7kg程度の重量があり、携帯性に欠けるという問題点があった。また、満充電に平均10〜15時間程度を要し、満充電状態での始動(ジャンプスタート)可能回数は平均で5回程度であった。さらに、鉛蓄電池は、過放電や過充電を行うと劣化が早くなり、自己放電も進みやすい性質があり、通常の鉛蓄電池の放電率は30%程度であって、不使用状態でも自己放電して充電の必要性が出てくる。なれない人では適正な時期に充電操作が行えず、過充電や過放電を起こしてしまうことが多く、誰でも簡単に取り扱いができるものではなく、使い勝手が非常に悪いものであった。
また、従来のポータブル電源装置においても、鉛蓄電池が使われていたので重く、可搬性や使い勝手等の観点から従来のジャンプスタータと同様な問題点があった。
本考案は、上述の如き従来の実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ジャンプスタータとしての機能を有し、しかも、バッテリ駆動型のノートPCやその付帯機器などの情報機器、シガーソケットに接続して利用可能な車載対応の電気機器、携帯電話やUSBで給電可能な携帯音楽プレーヤ等の使用を可能にするポータブル電源としての機能を有し、さらに、OBD(On-Board Diagnostic system)システムに対応した車両のメモリバックアップ用のポータブル電源として機能する小型軽量で携帯性に優れ、使い勝手のよい車両用補助給電装置を提供することにある。
本考案のさらに他の目的、本考案によって得られる具体的な利点は、以下において図面を参照して説明される実施に形態から一層明らかにされる。
本考案は、車両用補助給電装置であって、筐体と、上記筐体の側壁に設置され、充電用の給電ケーブルがDCプラグを介して外部接続されるDCジャックからなるDC入力端子と、上記筐体内に設置され、上記DC入力端子に内部接続された充電回路部と、上記筐体内に設置され、上記充電回路部に内部接続されたリチウムイオン蓄電池と、上記筐体内に設置され、上記リチウムイオン蓄電池に内部接続された出力回路部と、上記筐体内に設置され、上記充電回路部及び出力回路部の動作を制御する制御回路部と、上記筐体の側壁に設置され、上記出力回路部に内部接続されており、ブースタケーブルがプラグを介して外部接続されるジャックからなるジャンプスタート用の第1のDC出力端子と、上記筐体の側壁に設置され、上記出力回路部に内部接続されており、PC電源ケーブルがプラグを介して外部接続されるジャックからなるPC電源用の第2のDC出力端子と、上記筐体の正面壁に設置され、上記出力回路部に内部接続されており、USBケーブルがUSBプラグを介して外部接続されるUSBソケットからなる第3のDC出力端子と、上記筐体の背面壁に設置され、上記出力回路部に内部接続されており、外部電源ケーブルがシガープラグを介して外部接続されるシガーソケットからなる第4のDC出力端子と、 上記筐体の正面壁に設置され、上記制御回路部に内部接続された電源スイッチ、ジャンプスタートスイッチと、上記筐体の正面壁に設置され、上記制御回路部により制御されて上記リチウムイオン蓄電池の充電量をレベルバー表示する充電量表示部とを備え、上記制御回路部は、上記リチウムイオン蓄電池の充電量を監視し、上記充電量を上記充電量表示部によりレベルバー表示させる制御を行うととともに、上記制御回路部は、上記第1のDC出力端子にブースタケーブルを介して車両バッテリが外部接続され、上記電源スイッチがONされた状態で、上記ジャンプスタートスイッチの操作入力を受け付けることにより、上記出力回路部から上記第1のDC出力端子を介してジャンプスタート用の電源を供給する制御を行い、上記第2のDC出力端子にPC電源ケーブルを介してPCが外部接続された状態で、上記電源スイッチの操作入力を受け付けることにより、上記出力回路部から上記第2のDC出力端子を介してPC駆動用の電源を供給する制御を行い、上記第3のDC出力端子にUSBケーブルを介してUSB機器が外部接続された状態で、上記電源スイッチの操作入力を受け付けることにより、上記出力回路部から上記第3のDC出力端子を介してUSB機器駆動用の電源を供給する制御を行い、上記第4のDC出力端子に外部電源ケーブルを介して外部機器が外部接続された状態で、上記電源スイッチの操作入力を受け付けることにより、上記出力回路部から上記第4のDC出力端子を介して外部機器駆動用の電源を供給する制御を行うことを特徴とする。
本考案車に係る両用補助給電装置において、上記DC入力端子には、一端にACアダプタ又はシガーソケットを備えた上記充電用の給電ケーブルを介して給電され、上記制御回路部は、上記DC入力端子に上記充電用の給電ケーブルを介して給電された状態を検出すると、上記充電回路部を介して上記リチウムイオン蓄電池を充電する制御を行い、充電制御中は、上記出力回路部から外部への電源供給を禁止する制御を行うものとすることができる。
また、本考案車に係る両用補助給電装置において、上記制御回路部は、上記電源スイッチの操作による電源ONを検知して上記充電量表示部の動作を制御し、電源ONを表示するパワーランプとして上記充電量表示部を機能させ、この電源ON状態で上記ジャンプスタートスイッチの短時間操作によるジャンプスタートを検知してジャンプスタートモードの制御を行い、このジャンプスタートモードの制御において、上記第1のDC出力端子に外部接続されたブースタケーブルを介してジャンプスタートさせる自動車の車載バッテリの電圧を正常に検知できた場合に、上記出力回路部の動作を制御し、上記リチウムイオン蓄電池をジャンプスタート用の電源として上記出力回路部を介して上記第1のDC出力端子に接続するとともに、上記充電量表示部の動作を制御し、ジャンプスタートを表示するジャンプスタートランプとして上記充電量表示部を機能させるものとすることができる。
また、本考案車に係る両用補助給電装置において、上記制御回路部は、上記電源ON状態で上記ジャンプスタートスイッチが長時間操作されたことを検知してチャージブーストモードの制御を行い、このジャンプスタートモードの制御において、上記第1のDC出力端子に外部接続されたブースタケーブルを介してジャンプスタートさせる自動車の車載バッテリの電圧を正常に検知できた場合に、上記出力回路部の動作を制御し、上記リチウムイオン蓄電池をチャージブースト用の電源として上記出力回路部を介して上記第1のDC出力端子に接続するとともに、上記充電量表示部の動作を制御し、チャージブーストを表示するチャージブーストランプとして上記充電量表示部を機能させるものとすることができる。
また、本考案車に係る両用補助給電装置において、上記充電量表示部は、上記制御回路部により制御されて上記リチウムイオン蓄電池の充電量を発光色の変化とともにレベルバー表示する直線上に配置された複数個の発光素子からなり、上記制御回路部は、上記複数個の発光素子の1つを第1の発光色で点灯させることにより、上記電源ONを表示するパワーランプとして上記充電量表示部を機能させ、上記複数個の発光素子の他の1つを第2の発光色で点灯させることにより、上記ジャンプスタートを表示するジャンプスタートランプ又は上記チャージブーストを表示するチャージブーストランプとして上記充電量表示部を機能させるものとすることができる。
また、本考案車に係る両用補助給電装置は、上記第4のDC出力端子に上記外部電源ケーブルを介して外部機器として車両のOBD(On-Board Diagnostic system)システムが外部接続された状態で、上記制御回路部が上記電源スイッチの操作入力を受け付けることにより、上記出力回路部から上記第4のDC出力端子を介して外部機器駆動用の電源として、上記OBDのメモリバックアップ用の電源供給を行うものとすることができる。
また、本考案車に係る両用補助給電装置は、上記リチウムイオン蓄電池として上記筐体内に設置した複数個の充電式リチウムイオン電池を備えるものとすることができる。
また、本考案車に係る両用補助給電装置は、上記筐体内に3.6Vの充電式リチウムイオンを3個実装することにより、重さ830g程度で12V/4.5Ahの容量のジャンプスタータとして機能させるものとすることができる。
さらに、本考案車に係る両用補助給電装置は、上記筐体内に3.6Vの充電式リチウムイオンを6個実装することにより、重さ1300g程度で12V/9Ahの容量のジャンプスタータとして機能させるものとすることができる。
本考案によれば、ジャンプスタータとしての機能を有し、しかも、バッテリ駆動型のノートPCやその付帯機器などの情報機器、シガーソケットに接続して利用可能な車載対応の電気機器、携帯電話やUSBで給電可能な携帯音楽プレーヤ等の使用を可能にするポータブル電源としての機能を有し、さらに、OBD(On-Board Diagnostic system)システムに対応した車両のメモリバックアップ用のポータブル電源として機能する小型軽量で携帯性に優れ、使い勝手のよい車両用補助給電装置を提供することができる。
以下、本考案の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本考案は、以下の実施の形態のみに限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更が可能であることは言うまでもない。
本考案を適用した車両用補助給電装置100を前方側左斜め上方から見た外観斜視図及び前方側右斜め上方から見た外観斜視図を図1及び図2に示す。また、上記車両用補助給電装置100の構成要素の電気的な接続状態を示す図3のブロック図に示す。
この車両用補助給電装置100は、図1及び図2の外観斜視図に示すように薄型箱状の筐体10を備え、また、図3のブロック図に示すように上記筐体10の内部に設置された充電回路部1、リチウムイオン蓄電池2、出力回路部3及び制御回路部4を備える。
そして、この車両用補助給電装置100では、図1の外観斜視図に示すように、家庭用電源や自動車バッテリから例えば12Vの電源供給を受けるためのDC入力端子20が上記筐体10の左側面壁11に設置されている。
このDC入力端子20は、後述するように充電用の給電ケーブルがDCプラグを介して外部接続されるDCジャックからなる。
このDC入力端子20には、図3のブロック図に示すように上記充電回路部1が内部接続されている。上記充電回路部1には、上記リチウムイオン蓄電池2が内部接続されている。また、上記リチウムイオン蓄電池2には、上記出力回路部3が内部接続されている。さらに、上記充電回路部1及び出力回路部3には、上記制御回路部4が内部接続されている。
また、この車両用補助給電装置100は、図3のブロック図に示すように、上記出力回路部3に内部接続されたジャンプスタート用の第1のDC出力端子31、PC電源用の第2のDC出力端子32、USB電源用の第3のDC出力端子33及びメモリバックアップ電源用の第4のDC出力端子34を備える。
上記第1のDC出力端子31は、後述するようにブースタケーブルがプラグを介して外部接続されるジャックからなる。
上記第2のDC出力端子32は、後述するようにPC電源ケーブルがプラグを介して外部接続されるジャックからなる。
上記第3のDC出力端子33は、後述するようにUSBケーブルがUSBプラグを介して外部接続されるUSBソケットからなる。
上記第4のDC出力端子34は、後述するように外部電源ケーブルがシガープラグを介して外部接続されるシガーソケットからなる。
上記ジャンプスタート用の第1のDC出力端子31と、PC電源用の第2のDC出力端子32は、図2の外観斜視図に示すように、上記筐体10の右側面壁12に設置されている。また、図1の外観斜視図に示すように、上記USB電源用の第3のDC出力端子33は、上記筐体10の正面壁13に設置されており、上記メモリバックアップ電源用の第4のDC出力端子34は、上記筐体10の左側面壁11に設置されている。
また、この車両用補助給電装置100は、図3のブロック図に示すように、上記制御回路部4に内部接続された電源スイッチ41、ジャンプスタートスイッチ42、ライトセレクトスイッチ43及びサイドライト・オン/オフ・スイッチ44を備える。上記電源スイッチ41、ジャンプスタートスイッチ42、ライトセレクトスイッチ43及びサイドライト・オン/オフ・スイッチ44は、図1の外観斜視図に示すように、上記筐体10の正面壁13に設置されている。
さらに、この車両用補助給電装置100は、図3のブロック図に示すように、上記制御回路部4に内部接続された充電量表示部51、バッテリロー表示灯52、一対の非常用警告灯53A,53B及び一対の側面照明灯54A,54Bを備える。
上記充電量表示部51及び一対の非常用警告灯53A,53Bは、図1の外観斜視図に示すように、上記筐体10の正面壁13に設置されている。
上記充電量表示部51は、直線状に配置された発光色の異なる複数(この実施の形態では、赤・橙・黄・緑の4色)のLEDにより構成されている。この充電量表示部51は、上記制御回路部4により制御されて、充電量をバー表示する機能を果たすばかりでなく、緑点灯によりパワーランプとして機能し、また、黄点灯によりジャンプスタートランプとして機能する。また、上記一対の非常用警告灯53A,53Bは、赤色LEDと白色LEDからなり、上記制御回路部により制御されて、交互に点滅することにより非常用警告灯として機能する。
また、上記バッテリロー表示灯52は、図2の外観斜視図に示すように、上記筐体10の右側面壁12に設置されている。
上記バッテリロー表示灯52は、赤色LEDからなり、上記制御回路部4により制御されて、上記リチウムイオン蓄電池2の電圧が所定値まで低下すると点滅状態あるいは点灯状態となることにより、バッテリロー表示灯として機能する。
また、上記一対の側面照明灯54A,54B、図1及び図2の外観斜視図に示すように、上記筐体10の左側面壁11と右側面壁12に設置されている。
上記一対の側面照明灯54A,54Bは、それぞれ直線状に配置された複数の白色LEDにより構成されている。
このような構成の車両用補助給電装置100において、上記筐体10内に設置された制御回路部4は、上記充電回路部1の動作を制御する充電制御部、上記出力回路部1の動作を制御する出力制御部、充電量表示部5151等の動作を制御する表示制御部として機能するマイクロコンピュータからなり、内部接続された上記充電回路部1及び出力回路部3の動作を次のように制御する。
ここで、この車両用補助給電装置100に接続される充電用の給電ケーブルとしては、図4の(A),(B)に示すように、家庭用電源から充電用の12Vの電源供給するためのACアダプタケーブル110Aと、自動車バッテリから例えば12Vの電源供給を供給するためのシガープラグケーブル110Bが準備されている。
図4の(A)に示すACアダプタケーブル110Aは、家庭用電源から充電用の12Vの電源供給するためのACアダプタ111Aを一端に備え、上記DCジャックからなるDC入力端子20にDCプラグ112を介して外部接続される。また、図4の(B)に示すシガープラグケーブル110Bは、自動車バッテリから例えば12Vの電源供給を供給するためのシガープラグ111Bを一端に備え、上記DCジャックからなるDC入力端子20にDCプラグ112を介して外部接続される。
そして、上記車両用補助給電装置100における上記制御回路部4は、図5に示すように、上記DC入力端子20にACアダプタケーブル110A又はシガープラグケーブル110Bが外部接続され、家庭用電源又は自動車バッテリから充電用の電源が供給されることにより、上記DC入力端子20に所定電圧値以上の電圧が印加されたことを検出すると、充電モードの制御を行う。
この充電モードの制御において、上記制御回路部4は、充電制御部により上記充電回路部1の動作を制御して、上記充電回路部1を介して上記リチウムイオン蓄電池2を充電し、上記リチウムイオン蓄電池2が満充電まで充電されると過充電保護回路を機能させ、充電を終了する。
また、上記制御回路部4は、充電制御中には、出力制御部により上記出力回路部3の動作を制御して、上記出力回路部3から外部への電源供給を禁止する。
さらに、上記制御回路部4は、充電制御中には、表示制御部により上記充電量表示部51の動作を制御して、上記充電量表示部51を制御して充電量をバー表示する。
上記充電量表示部51は、上記制御回路部4により動作が制御されて、図6に示すように、未充電状態から、バッテリ残量20%以下を示す赤色点状態、バッテリ残量20%から30%を示す赤色点灯、バッテリ残量30%から40%を示す橙色点滅状態、バッテリ残量40%から70%を示す黄色点灯状態、バッテリ残量70%から100%を示す緑色点灯状態へと、満充電状態まで充電が進むに従って、点灯状態が順次変化する。
上記車両用補助給電装置100は、上記リチウムイオン蓄電池2を充電した状態で、可搬型ジャンプスタータとして機能し、また、屋外で電気機器を使用するためにポータブル電源装置として使用することができる。
ここで、この車両用補助給電装置100には、図7に示すように、車載バッテリの電極端子を掴む接続クリップ121A、121Bが2本のケーブルの一端に設けられ、上記ジャンプスタート用の第1のDC出力端子31を構成しているジャックにプラグ122を介して外部接続されるジャンプスタート用のブースタケーブル120が準備されている。
そして、この車両用補助給電装置100は、次のようにしてジャンプスタータとして使用される。
すなわち、この車両用補助給電装置100をジャンプスタータとして使用する場合、当該車両用補助給電装置100の電源スイッチ41がOFFの状態で、図8に示すように、上記ジャンプスタート用のブースタケーブル120がユーザにより上記第1のDC出力端子31に接続される。
上記車両用補助給電装置100のユーザは、上記充電量表示部51を構成している複数のLEDが全て消灯していることで、電源スイッチ41がOFFの状態であることを確認することができる。
次に、ユーザが電源スイッチ41を押して電源ONにすると、この車両用補助給電装置100の制御回路部4は、電源ONを検知して上記表示制御部により充電量表示部51の動作を制御し、上記充電量表示部51を緑色点灯状態とする。上記充電量表示部51は、緑色点灯により電源ONを表示するパワーランプとして機能する。
そして、この電源ON状態でユーザがジャンプスタートスイッチ42を押してジャンプスタートすると、この車両用補助給電装置100の制御回路部4は、上記ジャンプスタートスイッチ42の短時間操作によるジャンプスタートを検知して、ジャンプスタートモードの制御を行う。
このジャンプスタートモードの制御において、上記制御回路部4は、上記ジャンプスタート用の第1のDC出力端子31にブースタケーブル120を介してジャンプスタートさせる自動車の車載バッテリ200の電圧を正常に検知できた場合に、上記出力制御部により出力回路部3の動作を制御し、上記リチウムイオン蓄電池2をジャンプスタート用の電源として上記出力回路部3を介して上記ジャンプスタート用の第1のDC出力端子31に接続するとともに、上記表示制御部により充電量表示部51の動作を制御し、上記充電量表示部51を黄色点灯状態とする。上記充電量表示部51は、黄色点灯によりジャンプスタートを表示するジャンプスタートランプとして機能する。このジャンプスタートモードでは、上記充電量表示部51は、緑色点灯により電源ONを表示するとともに黄色点灯によりジャンプスタートを表示している。
このジャンプスタートモードの状態で、ユーザは、この車両用補助給電装置100が接続されている上記車載バッテリ200を搭載した自動車のエンジンを始動させるジャンプスタートを行うことができる。
ここで、従来の一般的な鉛蓄電池を用いた12V/4.5Ah程度の容量のジャンプスタータは、本体重量が5kg〜7kg程度あり、満充電電状態での始動可能回数は平均5回程度であったのに対し、本考案を適用した上記車両用補助給電装置100は、例えば45mm×190mm×120mm(高さ×幅×奥行き)の大きさの筐体10内に例えば3.6Vの充電式リチウムイオンを3個直列接続して実装することにより、重さ830g程度で3000ccまでのガソリン乗用車に対応する12V/4.5Ahの容量の可搬型ジャンプスタータとして機能し、小型軽量で、しかも、満充電電状態での始動可能回数も10〜20回程度に向上している。
また、上記車両用補助給電装置100は、例えば45mm×190mm×160mm(高さ×幅×奥行き)の大きさの筐体10を用いて、2倍の6個の充電式リチウムイオンを実装することにより、重さ1300g程度でガソリン乗用車全般及び3000cc4気筒までのディーゼル車に対応する12V/9Ahの容量の可搬型ジャンプスタータとして機能する。
また、この車両用補助給電装置100における上記制御回路部4は、上記電源ON状態でユーザがジャンプスタートスイッチ42を長時間操作すなわち例えば5秒以上長押しすると、チャージブーストモードの制御状態となり、上記リチウムイオン蓄電池2に充電されている電気を1度に放出するように、上記出力制御部により上記出力回路部3の動作を制御する。このチャージブーストモードの制御状態では、上記表示制御部により充電量表示部51の動作を制御し、上記充電量表示部51を黄色点灯状態とする。すなわち、上記充電量表示部51は、黄色点灯によりチャージブーストモードを表示するチャージブーストモードとして機能する。このチャージブーストモードは、車載バッテリが深放電状状態になっている場合に使用される。
また、この車両用補助給電装置100は、上述の如く12V/4.5Ahの容量のもので重さ830g程度、12V/9Ahの容量のものでも1300g程度の重量で小型軽量であるので、可搬性に優れ、しかも、上記ジャンプスタート用の第1のDC出力端子31の他に、屋外で電気機器を使用するための外部接続用の第2乃至第4のDC出力端子32〜34を備えているので、次のようにポータブル電源として使用することができる。
すなわち、この車両用補助給電装置100において、上記第2のDC出力端子32には、PC電源ケーブルを介してPCを外部接続することができる。
この車両用補助給電装置100における上記制御回路部4は、上記第2のDC出力端子32を構成しているにジャックにPC電源ケーブルがプラグを介して外部接続され、上記PC電源ケーブルを介してPCが外部接続された状態で、ユーザが電源スイッチ41を押して電源ONにすると、電源ONを検知して上記表示制御部により充電量表示部51の動作を制御し、上記充電量表示部51を緑色点灯状態として電源ONを表示するとともに、上記出力制御部により上記出力回路部3の動作を制御して、DC19VのPC駆動用の電源を上記第2のDC出力端子32からPC電源ケーブルを介してPCに供給する。
また、この車両用補助給電装置100において、上記第3のDC出力端子33には、USB(Universal Serial Bus)で給電可能な携帯音楽プレーヤ等の電子機器を市販のUSBケーブルを介して接続することができる。
この車両用補助給電装置100における上記制御回路部4は、図9に示すように、上記第3のDC出力端子33を構成しているにUSBジャックにUSBケーブル130がUSBプラグを介して外部接続され、上記USB電源ケーブル130を介してUSB機器300が外部接続された状態で、ユーザが電源スイッチ41を押して電源ONにすると、電源ONを検知して上記表示制御部により充電量表示部51の動作を制御し、上記充電量表示部51を緑色点灯状態として電源ONを表示するとともに、上記出力制御部により上記出力回路部3の動作を制御して、DC5VのUSB駆動用の電源を上記第3のDC出力端子33からUSB電源ケーブル130を介してUSB機器300に供給する。
さらに、この車両用補助給電装置100には、シガーソケットからなる第4のDC出力端子34に外部接続されるシガープラグケーブルとして、図10の(A),(B)に示すように、2種類のシガープラグケーブルが準備されている。
図10の(A)に示す第1のシガープラグケーブル140Aは、車両の車内に標準的に搭載されているDC12V/24Vの車内用電源ソケット、いわゆるシガーソケットに接続して利用可能な車載対応の電気機器を接続するためのケーブルであって、車載対応の電気機器に接続されるDCプラグ141Aを一端に備え、シガープラグ142を介して上記第4のDC出力端子34に外部接続される。
図10の(B)に示す第2のシガープラグケーブル140Bは、OBD(On-Board Diagnostic system)システムに対応した車両のメモリバック用のケーブルであって、OBD2コネクタ141Bを一端に備え、シガープラグ142を介して上記第4のDC出力端子34に外部接続される。
この車両用補助給電装置100における上記制御回路部4は、上記第4のDC出力端子34を構成しているにシガーソケットに第1のシガープラグケーブル140A又は第2のシガープラグケーブル140Bがシガープラグ142を介して外部接続され、シガープラグケーブルを介して外部機器が外部接続された状態された状態で、ユーザが電源スイッチ41を押して電源ONにすると、電源ONを検知して上記表示制御部により充電量表示部51の動作を制御し、上記充電量表示部51を緑色点灯状態として電源ONを表示するとともに、上記出力制御部により上記出力回路部3の動作を制御して、DC12Vの外部機器駆動用の電源を上記第4のDC出力端子32からシガープラグケーブルを介して外部機器に供給する。
すなわち、この車両用補助給電装置100は、上記第4のDC出力端子34に外部接続される第1のシガーゲーブル140Aを介して車載対応の電気機器を駆動するポータブル電源として機能する。
また、この車両用補助給電装置100は、上記第4のDC出力端子34に外部接続される第2のシガーゲーブル140Aを介してOBD(On-Board Diagnostic system)システムに対応した車両のメモリバックアップ用のポータブル電源として機能する。
ここで、OBD(On-Board Diagnostic system)システムは、自動車に搭載されるコンピュータが行う自己故障診断機能であって、使用過程にある自動車の排出ガス浄化装置の機能点検を容易にしている。OBD2では、その点検コネクタや通信プロトコル、故障診断コード等が標準化されている。
OBD(On-Board Diagnostic system)システムを搭載した車両では、各種診断履歴情報がメモリに保存されており、搭載バッテリを交換する際に、メモリ上の情報を喪失することのないように、メモリにバックアップ電源を供給しておく必要がある。
すなわち、この車両用補助給電装置100は、ジャンプスタータとしての機能を有し、しかも、バッテリ駆動型のノートPCやその付帯機器などの情報機器、シガーソケットに接続して利用可能な車載対応の電気機器、携帯電話やUSBで給電可能な携帯音楽プレーヤ等の使用を可能にするポータブル電源としての機能を有し、さらに、OBD(On-Board Diagnostic system)システムに対応した車両のメモリバックアップ用のポータブル電源として機能する小型軽量で携帯性に優れ、使い勝手のよい車両用補助給電装置となっている。
さらに、この車両用補助給電装置100は、上述の如きジャンプスタータやポータブル電源として機能するばかりでなく、非常時に使用する警告表示灯や照明灯として機能する。
すなわち、この車両用補助給電装置100における上記制御回路部4は、電源ONの状態でライトセレクトスイッチ43が押されたことを検知して、表示制御部により充電量表示部51及び一対の非常用警告灯53A,53Bを次のように制御する。
上記制御回路部4は、上記ライトセレクトスイッチ43が1回押されたことを検知すると、上記非常用警告灯53Aとして備えられた赤色LEDを非常灯として点灯させ、上記ライトセレクトスイッチ43が2回押されたことを検知すると、上記非常用警告灯53Bとして備えられた白色LEDを点灯させ正面ライトとして機能させ、上記ライトセレクトスイッチ43が3回押されたことを検知すると、上記一対の非常用警告灯53A,53Bを交互に、すなわち、赤白交互に点滅させ、そして、上記ライトセレクトスイッチ43が4回押されたことを検知すると、上記一対の非常用警告灯53A,53Bを消灯させる。また、上記制御回路部4は、上記ライトセレクトスイッチ43が3秒以上長押されたことを検知すると、上記充電量表示部51を駆動して、バッテリの充電量に応じた点灯状態とする。
また、上記制御回路部4は、上記サイドライト・オン/オフ・スイッチ44の押圧操作に応じて表示制御部により一対の側面照明灯54A,54Bの動作を制御し、上記サイドライト・オン/オフ・スイッチ44が押されたことを検知すると、図11に示すように、上記一対の側面照明灯54A,54Bを点灯させ、上記サイドライト・オン/オフ・スイッチ44が再度押されたことを検知すると上記一対の側面照明灯54A,54Bを消灯させる。
さらに、上記制御回路部4は、上記リチウムイオン蓄電池2のバッテリ電圧を常時監視しており、バッテリ電圧が8.2Vまで低下した場合にバッテリロー表示灯52を点灯して、過放電状態であることを警告する機能を有している。
1 充電回路部、2 リチウムイオン蓄電池、3 出力回路部、4 制御回路部、10 筐体、11 左側面壁、12 右側面壁、13 正面壁、20 DC入力端子、31 第1のDC出力端子、32 第2のDC出力端子、33 第3のDC出力端子、34 第4のDC出力端子、41 電源スイッチ、42 ジャンプスタートスイッチ、43 ライトセレクトスイッチ、44 サイドライト・オン/オフ・スイッチ、51 充電量表示部、52 バッテリロー表示灯、53A,53B 非常用警告灯、54A,54B 側面照明灯、100 車両用補助給電装置、110A ACアダプタケーブル、110B シガープラグケーブル、111A ACアダプタ、112 DCプラグ、111B シガープラグ、121A、121B 接続クリップ、122 プラグ、120 ブースタケーブル、130 USBケーブル、140A 第1のシガープラグケーブル、140B 第2のシガープラグケーブル、141A DCプラグ、141B OBD2コネクタ、142 シガープラグ、200 車載バッテリ、300 USB機器
Claims (9)
- 筐体と、
上記筐体の側壁に設置され、充電用の給電ケーブルがDCプラグを介して外部接続されるDCジャックからなるDC入力端子と、
上記筐体内に設置され、上記DC入力端子に内部接続された充電回路部と、
上記筐体内に設置され、上記充電回路部に内部接続されたリチウムイオン蓄電池と、
上記筐体内に設置され、上記リチウムイオン蓄電池に内部接続された出力回路部と、
上記筐体内に設置され、上記充電回路部及び出力回路部の動作を制御する制御回路部と、
上記筐体の側壁に設置され、上記出力回路部に内部接続されており、ブースタケーブルがプラグを介して外部接続されるジャックからなるジャンプスタート用の第1のDC出力端子と、
上記筐体の側壁に設置され、上記出力回路部に内部接続されており、PC電源ケーブルがプラグを介して外部接続されるジャックからなるPC電源用の第2のDC出力端子と、
上記筐体の正面壁に設置され、上記出力回路部に内部接続されており、USBケーブルがUSBプラグを介して外部接続されるUSBソケットからなる第3のDC出力端子と、
上記筐体の背面壁に設置され、上記出力回路部に内部接続されており、外部電源ケーブルがシガープラグを介して外部接続されるシガーソケットからなる第4のDC出力端子と、
上記筐体の正面壁に設置され、上記制御回路部に内部接続された電源スイッチ、ジャンプスタートスイッチと、
上記筐体の正面壁に設置され、上記制御回路部により制御されて上記リチウムイオン蓄電池の充電量をレベルバー表示する充電量表示部と
を備え、
上記制御回路部は、上記リチウムイオン蓄電池の充電量を監視し、上記充電量を上記充電量表示部によりレベルバー表示させる制御を行うととともに、
上記制御回路部は、上記第1のDC出力端子にブースタケーブルを介して車両バッテリが外部接続され、上記電源スイッチがONされた状態で、上記ジャンプスタートスイッチの操作入力を受け付けることにより、上記出力回路部から上記第1のDC出力端子を介してジャンプスタート用の電源を供給する制御を行い、上記第2のDC出力端子にPC電源ケーブルを介してPCが外部接続された状態で、上記電源スイッチの操作入力を受け付けることにより、上記出力回路部から上記第2のDC出力端子を介してPC駆動用の電源を供給する制御を行い、上記第3のDC出力端子にUSBケーブルを介してUSB機器が外部接続された状態で、上記電源スイッチの操作入力を受け付けることにより、上記出力回路部から上記第3のDC出力端子を介してUSB機器駆動用の電源を供給する制御を行い、上記第4のDC出力端子に外部電源ケーブルを介して外部機器が外部接続された状態で、上記電源スイッチの操作入力を受け付けることにより、上記出力回路部から上記第4のDC出力端子を介して外部機器駆動用の電源を供給する制御を行うことを特徴とする車両用補助給電装置。 - 上記DC入力端子には、一端にACアダプタ又はシガーソケットを備えた上記充電用の給電ケーブルを介して給電され、
上記制御回路部は、上記DC入力端子に上記充電用の給電ケーブルを介して給電された状態を検出すると、上記充電回路部を介して上記リチウムイオン蓄電池を充電する制御を行い、充電制御中は、上記出力回路部から外部への電源供給を禁止する制御を行うことを特徴とする請求項1記載の車両用補助給電装置。 - 上記制御回路部は、上記電源スイッチの操作による電源ONを検知して上記充電量表示部の動作を制御し、電源ONを表示するパワーランプとして上記充電量表示部を機能させ、この電源ON状態で上記ジャンプスタートスイッチの短時間操作によるジャンプスタートを検知してジャンプスタートモードの制御を行い、このジャンプスタートモードの制御において、上記第1のDC出力端子に外部接続されたブースタケーブルを介してジャンプスタートさせる自動車の車載バッテリの電圧を正常に検知できた場合に、上記出力回路部の動作を制御し、上記リチウムイオン蓄電池をジャンプスタート用の電源として上記出力回路部を介して上記第1のDC出力端子に接続するとともに、上記充電量表示部の動作を制御し、ジャンプスタートを表示するジャンプスタートランプとして上記充電量表示部を機能させることを特徴とする請求項1又は請求項2の何れか1項記載の車両用補助給電装置。
- 上記制御回路部は、上記電源ON状態で上記ジャンプスタートスイッチが長時間操作されたことを検知してチャージブーストモードの制御を行い、このジャンプスタートモードの制御において、上記第1のDC出力端子に外部接続されたブースタケーブルを介してジャンプスタートさせる自動車の車載バッテリの電圧を正常に検知できた場合に、上記出力回路部の動作を制御し、上記リチウムイオン蓄電池をチャージブースト用の電源として上記出力回路部を介して上記第1のDC出力端子に接続するとともに、上記充電量表示部の動作を制御し、チャージブーストを表示するチャージブーストランプとして上記充電量表示部を機能させることを特徴とする請求項3記載の車両用補助給電装置。
- 上記充電量表示部は、上記制御回路部により制御されて上記リチウムイオン蓄電池の充電量を発光色の変化とともにレベルバー表示する直線上に配置された複数個の発光素子からなり、
上記制御回路部は、上記複数個の発光素子の1つを第1の発光色で点灯させることにより、上記電源ONを表示するパワーランプとして上記充電量表示部を機能させ、
上記複数個の発光素子の他の1つを第2の発光色で点灯させることにより、上記ジャンプスタートを表示するジャンプスタートランプ又は上記チャージブーストを表示するチャージブーストランプとして上記充電量表示部を機能させることを特徴とする請求項4記載の車両用補助給電装置。 - 上記第4のDC出力端子に上記外部電源ケーブルを介して外部機器として車両のOBD(On-Board Diagnostic system)システムが外部接続された状態で、上記制御回路部が上記電源スイッチの操作入力を受け付けることにより、上記出力回路部から上記第4のDC出力端子を介して外部機器駆動用の電源として、上記OBDのメモリバックアップ用の電源供給を行うことを特徴とする請求項1乃至5項いずれか1項に記載の車両用補助給電装置。
- 上記リチウムイオン蓄電池として上記筐体内に設置した複数個の充電式リチウムイオン電池を備えることを特徴とする請求項7項記載の車両用補助給電装置。
- 上記筐体内に3.6Vの充電式リチウムイオンを3個実装することにより、重さ830g程度で12V/4.5Ahの容量のジャンプスタータとして機能させることを特徴とする請求項7項記載の車両用補助給電装置。
- 上記筐体内に3.6Vの充電式リチウムイオンを6個実装することにより、重さ1300g程度で12V/9Ahの容量のジャンプスタータとして機能させることを特徴とする請求項7項記載の車両用補助給電装置。
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