JP3185027U - 可搬型補助給電装置用のブースタケーブル - Google Patents
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Abstract
【課題】ジャンプスタータとしての機能を有し、小型軽量で携帯性に優れた可搬型補助給電装置用のブースタケーブルであって、比較的激しい屈曲運動に耐え、心線の断線を引き起こす虞のないブースタケーブルを提供する。
【解決手段】2本の接続ケーブル120A,120Bを可搬型補助給電装置に接続するための雄雌同体構造の2極コネクタ230にコネクタカバー240を取り付け、2極コネクタ230から導出される2本の接続ケーブルの導出部分をコネクタカバー240により固定する。ブースタケーブルを掴んで補助給電装置を持ち上げそのまま移動した場合、強い引っ張り力が加わり、繰り返し屈曲されるケーブルの導出部分がコネクタカバーにより挟持保護されるので、心線に断線の虞がなくなる。
【選択図】図6
【解決手段】2本の接続ケーブル120A,120Bを可搬型補助給電装置に接続するための雄雌同体構造の2極コネクタ230にコネクタカバー240を取り付け、2極コネクタ230から導出される2本の接続ケーブルの導出部分をコネクタカバー240により固定する。ブースタケーブルを掴んで補助給電装置を持ち上げそのまま移動した場合、強い引っ張り力が加わり、繰り返し屈曲されるケーブルの導出部分がコネクタカバーにより挟持保護されるので、心線に断線の虞がなくなる。
【選択図】図6
Description
本考案は、車両のバッテリが上がった場合に、車載バッテリに接続されて、エンジンを始動させるスタータを含む車両の電気負荷に対して電力を供給して、上記エンジンを始動させるジャンプスタートさせるための可搬型補助給電装置用のブースタケーブルに関する。
従来より、例えば路上等において、消費電気量の増加等により、車両に搭載されたバッテリが放電気味となりバッテリ容量が不足して電圧が低下し、電装品が作動しなくなった場合(いわゆるバッテリあがりの場合)に、他の自動車のバッテリや非常携帯電源(ジャンプスタータ)からブースタケーブルを介して電力を供給することによりエンジンを始動させるジャンプスタートが行われている。そして、ジャンプスタートのための電気的な接続を容易にする技術(例えば、特許文献1,2参照)や、ジャンプスタートを判定する技術(例えば、特許文献3参照)など各種提案がなされている。
従来、ジャンプスタータでは、コストと容量の関係から密閉式鉛蓄電池が用いられていた。
また、ACアダプタを用いて充電可能なバッテリ駆動型のノートPCやその付帯機器などの情報機器が広く普及している。また、車両の車内に標準的に搭載されているDC12V/24Vの車内用電源ソケット、いわゆるシガーソケットに接続して利用可能な車載対応の電気機器が数多く提供されている。また、近年の携帯電話やUSB(Universal Serial Bus)で給電可能な携帯音楽プレーヤ等の省電力で駆動可能な電子機器が広く使用されている。従来から、屋外で電気機器を使用するためにポータブル電源装置が用いられている。
ところで、一般的な密閉式鉛蓄電池を用いた従来のジャンプスタータでは、5〜7kg程度の重量があり、携帯性に欠けるという問題点があった。また、満充電に平均10〜15時間程度を要し、満充電状態での始動(ジャンプスタート)可能回数は平均で5回程度であった。さらに、鉛蓄電池は、過放電や過充電を行うと劣化が早くなり、自己放電も進みやすい性質があり、通常の鉛蓄電池の放電率は30%程度であって、不使用状態でも自己放電して充電の必要性が出てくる。なれない人では適正な時期に充電操作が行えず、過充電や過放電を起こしてしまうことが多く、誰でも簡単に取り扱いができるものではなく、使い勝手が非常に悪いものであった。
また、従来のポータブル電源装置においても、鉛蓄電池が使われていたので重く、可搬性や使い勝手等の観点から従来のジャンプスタータと同様な問題点があった。
本件出願人は、上述の如き従来の実情に鑑み、ジャンプスタータとしての機能を有し、しかも、バッテリ駆動型のノートPCやその付帯機器などの情報機器、シガーソケットに接続して利用可能な車載対応の電気機器、携帯電話やUSBで給電可能な携帯音楽プレーヤ等の使用を可能にするポータブル電源としての機能を有し、さらに、OBD(On-Board Diagnostic system)システムに対応した車両のメモリバックアップ用のポータブル電源として機能する小型軽量で携帯性に優れ、使い勝手のよい車両用補助給電装置を先に提案し、提供している。
ところで、上記車両用補助給電装置の場合、小型軽量で携帯性に優れることから、当該給電装置にブースタケーブルを接続した状態で、上記ブースタケーブルを掴んで当該給電装置を持ち上げそのまま移動するユーザが多いことが判明した。
上記ブースタケーブルを掴んで上記車両用補助給電装置を持ち上げそのまま移動した場合、上記ブースタケーブルは、上記車両用補助給電装置の重量により強い引っ張り力が加わった状態で、当該ブースタケーブルに設けられたコネクタの近傍において繰り返し屈曲されることになり、心線に断線の虞が生じる。
本考案は、上述の如き従来の実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ジャンプスタータとしての機能を有し、小型軽量で携帯性に優れた可搬型補助給電装置用のブースタケーブルであって、比較的激しい屈曲運動に耐え、心線の断線を引き起こす虞のないブースタケーブルを提供することにある。
本考案のさらに他の目的、本考案によって得られる具体的な利点は、以下において図面を参照して説明される実施に形態から一層明らかにされる。
本考案は、ジャンプスタータとしての機能を有する可搬型補助給電装置用のブースタケーブルであって、2本の接続ケーブルと、上記2本の接続ケーブルの一端部に接続された2つのジャンプスタータ用鰐口クリップと、上記2本の接続ケーブルの他端端部に設けられ、上記2本の接続ケーブルを上記可搬型補助給電装置に接続するための雄雌同体構造の2極コネクタと、上記2極コネクタに取り付けられ、上記2本の接続ケーブルの上記2極コネクタから導出される導出部分を固定するコネクタカバーとを備えることを特徴とする。
本考案に係る可搬型補助給電装置用のブースタケーブルにおいて、上記2極コネクタは、上記接続ケーブルに接続された接触子が挿入される接触子挿入部と、上記接触子に接続された上記接続ケーブルを覆うケーブル導出部とが設けられたコネクタハウジングを有し、上記コネクタカバーは、上記接続ケーブルに沿った面で二分割された上ハーフと下ハーフからなり、上記上ハーフと下ハーフにより構成される上記コネクタハウジングの上記ケーブル導出部を覆う取り付け部と、上記2極コネクタのハウジングから導出された上記2本の接続ケーブルを挟持するケーブル支持部と有し、上記取り付け部において上記ケーブル導出部に一体的に組み付け固定されるものとすることができる。
本考案によれば、ジャンプスタータとしての機能を有し、小型軽量で携帯性に優れた可搬型補助給電装置用のブースタケーブルであって、比較的激しい屈曲運動に耐え、心線の断線を引き起こす虞のないブースタケーブルを提供することにある。
以下、本考案の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本考案は、以下の実施の形態のみに限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更が可能であることは言うまでもない。
本考案は、例えば図1に示すように、車両用補助給電装置100に接続されるブースタケーブル200に適用される。
上記車両用補助給電装置100は、ジャンプスタータとしての機能を有する可搬型補助給電装置であって、図1の外観斜視図に示すように薄型箱状の筐体10を備え、また、図2のブロック図に示すように上記筐体10の内部に設置された充電回路部1、リチウムイオン蓄電池2、出力回路部3及び制御回路部4を備えている。
上記車両用補助給電装置100は、ジャンプスタータとしての機能を有する可搬型補助給電装置であって、図1の外観斜視図に示すように薄型箱状の筐体10を備え、また、図2のブロック図に示すように上記筐体10の内部に設置された充電回路部1、リチウムイオン蓄電池2、出力回路部3及び制御回路部4を備えている。
そして、この車両用補助給電装置100では、家庭用電源や自動車バッテリから例えば12Vの電源供給を受けるための充電用の給電ケーブルがDCプラグを介して外部接続されるDCジャックからなるDC入力端子20が上記筐体10の左側面壁に設置されている。このDC入力端子20には、上記充電回路部1が内部接続されている。上記充電回路部1には、上記リチウムイオン蓄電池2が内部接続されている。また、上記リチウムイオン蓄電池2には、上記出力回路部3が内部接続されている。さらに、上記充電回路部1及び出力回路部3には、上記制御回路部4が内部接続されている。
また、この車両用補助給電装置100は、上記出力回路部3に内部接続されたジャンプスタート用の第1のDC出力端子31、PC電源用の第2のDC出力端子32、USB電源用の第3のDC出力端子33及びメモリバックアップ電源用の第4のDC出力端子34を備える。
上記第1のDC出力端子31は、ブースタケーブル200が雄雌同体構造の所謂アンダーソンコネクタを用いたプラグを介して外部接続されるジャックからなる。
上記第2のDC出力端子32は、PC電源ケーブルがプラグを介して外部接続されるジャックからなる。
上記第3のDC出力端子33は、USBケーブルがUSBプラグを介して外部接続されるUSBソケットからなる。
上記第4のDC出力端子34は、外部電源ケーブルがシガープラグを介して外部接続されるシガーソケットからなる。
上記ジャンプスタート用の第1のDC出力端子31と、PC電源用の第2のDC出力端子32は、上記筐体10の右側面壁に設置されている。また、上記USB電源用の第3のDC出力端子33は、上記筐体10の正面壁13に設置されており、上記メモリバックアップ電源用の第4のDC出力端子34は、上記筐体10の左側面壁11に設置されている。
また、この車両用補助給電装置100は、上記制御回路部4に内部接続された電源スイッチ41、ジャンプスタートスイッチ42、ライトセレクトスイッチ43及びサイドライト・オン/オフ・スイッチ44を備える。上記電源スイッチ41、ジャンプスタートスイッチ42、ライトセレクトスイッチ43及びサイドライト・オン/オフ・スイッチ44は、上記筐体10の正面壁13に設置されている。
さらに、この車両用補助給電装置100は、上記制御回路部4に内部接続された充電量表示部51、バッテリロー表示灯52、一対の非常用警告灯53A,53B及び一対の側面照明灯54A,54Bを備える。
上記充電量表示部51及び一対の非常用警告灯53A,53Bは、上記筐体10の正面壁13に設置されている。
上記充電量表示部51は、直線状に配置された発光色の異なる複数(この実施の形態では、赤・橙・黄・緑の4色)のLEDにより構成されている。この充電量表示部51は、上記制御回路部4により制御されて、充電量をバー表示する機能を果たすばかりでなく、緑点灯によりパワーランプとして機能し、また、黄点灯によりジャンプスタートランプとして機能する。また、上記一対の非常用警告灯53A,53Bは、赤色LEDと白色LEDからなり、上記制御回路部により制御されて、交互に点滅することにより非常用警告灯として機能する。
また、上記バッテリロー表示灯52は、上記筐体10の右側面壁に設置されている。
上記バッテリロー表示灯52は、赤色LEDからなり、上記制御回路部4により制御されて、上記リチウムイオン蓄電池2の電圧が所定値まで低下すると点滅状態あるいは点灯状態となることにより、バッテリロー表示灯として機能する。
また、上記一対の側面照明灯54A,54Bは、それぞれ直線状に配置された複数の白色LEDにより構成されている。
このような構成の車両用補助給電装置100において、上記筐体10内に設置された制御回路部4は、上記充電回路部1の動作を制御する充電制御部、上記出力回路部1の動作を制御する出力制御部、充電量表示部51等の動作を制御する表示制御部として機能するマイクロコンピュータからなり、内部接続された上記充電回路部1及び出力回路部3の動作を次のように制御する。
ここで、この車両用補助給電装置100に接続される充電用の給電ケーブルとしては、家庭用電源から充電用の12Vの電源供給するためのACアダプタケーブルと、自動車バッテリから例えば12Vの電源供給を供給するためのシガープラグケーブルが準備されている。
そして、上記車両用補助給電装置100における上記制御回路部4は、上記DC入力端子20にACアダプタケーブル又はシガープラグケーブルが外部接続され、家庭用電源又は自動車バッテリから充電用の電源が供給されることにより、上記DC入力端子20に所定電圧値以上の電圧が印加されたことを検出すると、充電モードの制御を行う。
この充電モードの制御において、上記制御回路部4は、充電制御部により上記充電回路部1の動作を制御して、上記充電回路部1を介して上記リチウムイオン蓄電池2を充電し、上記リチウムイオン蓄電池2が満充電まで充電されると過充電保護回路を機能させ、充電を終了する。
また、上記制御回路部4は、充電制御中には、出力制御部により上記出力回路部3の動作を制御して、上記出力回路部3から外部への電源供給を禁止する。
さらに、上記制御回路部4は、充電制御中には、表示制御部により上記充電量表示部51の動作を制御して、上記充電量表示部51を制御して充電量をバー表示する。
上記充電量表示部51は、上記制御回路部4により動作が制御されて、未充電状態から、バッテリ残量20%以下を示す赤色点状態、バッテリ残量20%から30%を示す赤色点灯、バッテリ残量30%から40%を示す橙色点滅状態、バッテリ残量40%から70%を示す黄色点灯状態、バッテリ残量70%から100%を示す緑色点灯状態へと、満充電状態まで充電が進むに従って、点灯状態が順次変化する。
上記車両用補助給電装置100は、上記リチウムイオン蓄電池2を充電した状態で、可搬型ジャンプスタータとして機能し、また、屋外で電気機器を使用するためにポータブル電源装置として使用することができる。
ここで、この車両用補助給電装置100には、上記ジャンプスタート用の第1のDC出力端子31を構成している雄雌同体構造の所謂アンダーソンコネクタからなるジャック130にプラグ230を介して外部接続されるジャンプスタート用のブースタケーブル200が準備されている。
上記ブースタケーブル200は、図3に示すように、2本の接続ケーブルケーブル210A、210Bの一端部に接続された2つのジャンプスタータ用鰐口クリップ220A、220Bと、上記2本の接続ケーブルケーブル210A、210Bの他端端部に設けられ、上記2本の接続ケーブルケーブル210A、210Bを上記車両用補助給電装置100に接続するための雄雌同体構造の2極コネクタ230と、上記2極コネクタ230に取り付けられ、上記2本の接続ケーブル210A、210Bの上記2極コネクタ230から導出される導出部分を固定するコネクタカバー240とを備える。
上記2極コネクタ230は、図4に示すように、上記接続ケーブル210A、210Bに接続された接触子235A,235Bが挿入される接触子挿入部231と、上記接触子に接続された上記接続ケーブル210A、210Bを覆うケーブル導出部232とが設けられ、図5に接続状態の要部縦断面図を示すように、雄雌の区別がないにも拘わらず誤接続を物理的に不可能とした構造のコネクタハウジング233を有する雄雌同体構造の所謂アンダーソンコネクタからなる。
また、上記コネクタカバー240は、図6に示すように、上記接続ケーブル210A、210Bに沿った面で二分割された上ハーフ241と下ハーフ242からなり、上記上ハーフ241と下ハーフ242により構成される上記コネクタハウジング233の上記ケーブル導出部232を覆う取り付け部244と、上記コネクタハウジング233から導出された上記2本の接続ケーブル210A、210Bを挟持するケーブル支持部245と有する。そして、上記コネクタカバーは、図7の(A),(B)に示すように、上記取り付け部において上ハーフ241と下ハーフ242が上記ケーブル導出部232にネジ251とナット252により一体的に組み付け固定される。
このような構造のコネクタカバー240を上記2極コネクタ230のケーブル導出部232に取り付けた上記ブースタケーブル200では、上記2極コネクタ230のケーブル導出部232から導出された上記2本の接続ケーブルケーブル210A、210Bの導出部分が上記コネクタカバー240のケーブル支持部245により挟持されるので、比較的激しい屈曲運動に耐え、心線の断線を引き起こす虞がなくなる。
そして、この車両用補助給電装置100は、上記ブースタケーブル200を介してジャンプスタートさせる車両の車載バッテリに接続され、次のようにしてジャンプスタータとして使用される。
すなわち、この車両用補助給電装置100をジャンプスタータとして使用する場合、当該車両用補助給電装置100の電源スイッチ41がOFFの状態で、上記ジャンプスタート用のブースタケーブル200がユーザにより上記第1のDC出力端子31に接続される。
上記車両用補助給電装置100のユーザは、上記充電量表示部51を構成している複数のLEDが全て消灯していることで、電源スイッチ41がOFFの状態であることを確認することができる。
次に、ユーザが電源スイッチ41を押して電源ONにすると、この車両用補助給電装置100の制御回路部4は、電源ONを検知して上記表示制御部により充電量表示部51の動作を制御し、上記充電量表示部51を緑色点灯状態とする。上記充電量表示部51は、緑色点灯により電源ONを表示するパワーランプとして機能する。
そして、この電源ON状態でユーザがジャンプスタートスイッチ42を押してジャンプスタートすると、この車両用補助給電装置100の制御回路部4は、上記ジャンプスタートスイッチ42の短時間操作によるジャンプスタートを検知して、ジャンプスタートモードの制御を行う。
このジャンプスタートモードの制御において、上記制御回路部4は、上記ジャンプスタート用の第1のDC出力端子31にブースタケーブル200を介してジャンプスタートさせる自動車の車載バッテリの電圧を正常に検知できた場合に、上記出力制御部により出力回路部3の動作を制御し、上記リチウムイオン蓄電池2をジャンプスタート用の電源として上記出力回路部3を介して上記ジャンプスタート用の第1のDC出力端子31に接続するとともに、上記表示制御部により充電量表示部51の動作を制御し、上記充電量表示部51を黄色点灯状態とする。上記充電量表示部51は、黄色点灯によりジャンプスタートを表示するジャンプスタートランプとして機能する。このジャンプスタートモードでは、上記充電量表示部51は、緑色点灯により電源ONを表示するとともに黄色点灯によりジャンプスタートを表示している。
このジャンプスタートモードの状態で、ユーザは、この車両用補助給電装置100が接続されている上記車載バッテリを搭載した自動車のエンジンを始動させるジャンプスタートを行うことができる。
ここで、従来の一般的な鉛蓄電池を用いた12V/4.5Ah程度の容量のジャンプスタータは、本体重量が5kg〜7kg程度あり、満充電電状態での始動可能回数は平均5回程度であったのに対し、本考案を適用した上記車両用補助給電装置100は、例えば30mm×150mm×100mm(縦×幅×奥行き)の大きさの筐体10内に例えば3.6Vの充電式リチウムイオンを3個直列接続して実装することにより、重さ830g程度で3000ccまでのガソリン乗用車に対応する12V/4.5Ahの容量の可搬型ジャンプスタータとして機能し、小型軽量で、しかも、満充電電状態での始動可能回数も10〜20回程度に向上している。
また、上記車両用補助給電装置100は、例えば45mm×190mm×180mm(縦×幅×奥行き)の大きさの筐体10を用いて、2倍の6個の充電式リチウムイオンを実装することにより、重さ1300g程度でガソリン乗用車全般及び3000cc4気筒までのディーゼル車に対応する12V/9Ahの容量の可搬型ジャンプスタータとして機能する。
なお、この車両用補助給電装置100における上記制御回路部4は、上記電源ON状態でユーザがジャンプスタートスイッチ42を長時間操作すなわち例えば5秒以上長押しすると、チャージブーストモードの制御状態となり、上記リチウムイオン蓄電池2に充電されている電気を1度に放出するように、上記出力制御部により上記出力回路部3の動作を制御する。このチャージブーストモードの制御状態では、上記表示制御部により充電量表示部51の動作を制御し、上記充電量表示部51を黄色点灯状態とする。すなわち、上記充電量表示部51は、黄色点灯によりチャージブーストモードを表示するチャージブーストモードとして機能する。このチャージブーストモードは、車載バッテリが深放電状態になっている場合に使用される。
また、この車両用補助給電装置100は、上述の如く12V/4.5Ahの容量のもので重さ830g程度、12V/9Ahの容量のものでも1300g程度の重量で小型軽量であるので、可搬性に優れ、しかも、上記ジャンプスタート用の第1のDC出力端子31の他に、屋外で電気機器を使用するための外部接続用の第2乃至第4のDC出力端子32〜34を備えているので、次のようにポータブル電源として使用することができる。
すなわち、この車両用補助給電装置100において、上記第2のDC出力端子32には、PC電源ケーブルを介してPCを外部接続することができる。
また、この車両用補助給電装置100において、上記第3のDC出力端子33には、USB(Universal Serial Bus)で給電可能な携帯音楽プレーヤ等の電子機器を市販のUSBケーブルを介して接続することができる。
また、この車両用補助給電装置100は、上記第4のDC出力端子34に外部接続されるシガーゲーブルを介して車載対応の電気機器を駆動するポータブル電源として機能する。
さらに、この車両用補助給電装置100は、上記第4のDC出力端子34に外部接続されるシガーゲーブルを介してOBD(On-Board Diagnostic system)システムに対応した車両のメモリバックアップ用のポータブル電源として機能する。
さらに、この車両用補助給電装置100は、上記第4のDC出力端子34に外部接続されるシガーゲーブルを介してOBD(On-Board Diagnostic system)システムに対応した車両のメモリバックアップ用のポータブル電源として機能する。
すなわち、この車両用補助給電装置100は、ジャンプスタータとしての機能を有し、しかも、バッテリ駆動型のノートPCやその付帯機器などの情報機器、シガーソケットに接続して利用可能な車載対応の電気機器、携帯電話やUSBで給電可能な携帯音楽プレーヤ等の使用を可能にするポータブル電源としての機能を有し、さらに、OBD(On-Board Diagnostic system)システムに対応した車両のメモリバックアップ用のポータブル電源として機能する小型軽量で携帯性に優れ、使い勝手のよい車両用補助給電装置となっている。さらに、この車両用補助給電装置100は、上述の如きジャンプスタータやポータブル電源として機能するばかりでなく、非常時に使用する警告表示灯や照明灯として機能する。
以上説明した本考案の実施の形態のように、可搬性に優れた小型軽量でジャンプスタータとしての機能を有する車両用補助給電装置100に接続される可搬型補助給電装置用のブースタケーブル200では、上記2極コネクタ230のケーブル導出部232から導出された上記2本の接続ケーブルケーブル210A、210Bの導出部分が上記コネクタカバー240のケーブル支持部245により挟持されるので、比較的激しい屈曲運動に耐え、心線の断線を引き起こす虞がなく、所期の目的を達成することができる。
1 充電回路部、2 リチウムイオン蓄電池、3 出力回路部、4 制御回路部、10 筐体、11 左側面壁、12 右側面壁、13 正面壁、20 DC入力端子、31 第1のDC出力端子、32 第2のDC出力端子、33 第3のDC出力端子、34 第4のDC出力端子、41 電源スイッチ、42 ジャンプスタートスイッチ、43 ライトセレクトスイッチ、44 サイドライト・オン/オフ・スイッチ、51 充電量表示部、52 バッテリロー表示灯、53A,53B 非常用警告灯、54A,54B 側面照明灯、100 車両用補助給電装置、200 ブースタケーブル、210A,210B ケーブル、220A,220B ジャンプスタータ用鰐口クリップ、230 2極コネクタ、231 接触子挿入部、232 ケーブル導出部、233 コネクタハウジング、235A,235B 接触子、240 コネクタカバー、241 上ハーフ、242 下ハーフ、244 取り付け部、245 ケーブル支持部
Claims (2)
- ジャンプスタータとしての機能を有する可搬型補助給電装置用のブースタケーブルであって、
2本の接続ケーブルと、
上記2本の接続ケーブルの一端部に接続された2つのジャンプスタータ用鰐口クリップと、
上記2本の接続ケーブルの他端端部に設けられ、上記2本の接続ケーブルを上記可搬型補助給電装置に接続するための雄雌同体構造の2極コネクタと、
上記2極コネクタに取り付けられ、上記2本の接続ケーブルの上記2極コネクタから導出される導出部分を固定するコネクタカバーと
を備える可搬型補助給電装置用のブースタケーブル。 - 上記2極コネクタは、上記接続ケーブルに接続された接触子が挿入される接触子挿入部と、上記接触子に接続された上記接続ケーブルを覆うケーブル導出部とが設けられたコネクタハウジングを有し、
上記コネクタカバーは、上記接続ケーブルに沿った面で二分割された上ハーフと下ハーフからなり、上記上ハーフと下ハーフにより構成される上記コネクタハウジングの上記ケーブル導出部を覆う取り付け部と、上記2極コネクタのハウジングから導出された上記2本の接続ケーブルを挟持するケーブル支持部と有し、上記取り付け部において上記ケーブル導出部に一体的に組み付け固定されることを特徴とする請求項1記載の可搬型補助給電装置用のブースタケーブル。
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