JP3182785U - 防寒防護服 - Google Patents

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Abstract

【課題】防寒性能を有する防護服をきわめて低コストで製造することを可能にした構造を備えた防寒防護服を提供する。
【解決手段】不織布1又は網地に、発泡シート体2を積層してシート状基材Bsを形成し、該シート状基材によって作業服に形成する。不織布1は、プロピレン系樹脂繊維等をニードルパンチ法などで形成し、発泡シート2は、ポリプロピレン系等を用いる。上記のシート状基材Bsは、上記不織布1と上記発泡シート2を積層接着又は接合して成す。
【選択図】図1

Description

本考案は防寒性能を備えた不織布製の防護服に関する。
原子力施設などにおいて軽微な放射線が検出される場所では、不織布製の防護服がいわゆる使い捨て態様で用いられている。
不織布製の防護服は、不織布を主体に形成されているため、低コストで製造でき、従って、低価格で供給できるところから、使い捨て態様で防護服として多用されているが、不織布製ゆえに防寒性能は無いに等しい。
防寒性能を有する防護服は、特許文献1〜4などに見られるように、化学繊維などによる多層構造にしたシート状材を基布として形成されたものが多いが、その基布は多層構造ゆえに基布自体が高価格になり、それが防護服の価格に反映されて不織布製の防護服に比べ著しく高価になっている。
しかし乍ら、上記のような高価格の防寒性能を有する防護服を使い捨てにして使用すると、それにかかるコストは莫大なものとなってしまう。
特許第4258816号公報 特許第3768359号公報 特開2011−184806号公報 特開2010−261133号公報
そこで本考案は、防寒性能を有する防護服をきわめて低コストで製造することを可能にした構造を備えた防寒防護服を提供することを、課題とする。
上記課題を解決することを目的としてなされた本考案防寒防護服の構成は、不織布又は網地に、発泡シート体を積層してシート状基材を形成し、該シート状基材によって作業服に形成したことを特徴とするものである。本考案における作業服の形態は、つなぎ型の作業服、又は、上着とズボンに分かれたツーピース型の作業服のいずれであってもよい。
本考案において、発泡シート体は、防寒に加え防水を目的とするときは独立気泡性発泡シートで、また防寒に加えて通気を目的とするときは連続気泡性の発泡シートを用いることができる。発泡シートは架橋プロピレン系樹脂やスチレン系樹脂共重合体などを用いたものがある。ここで、独立気泡性シートは0.1〜3mm程度、好ましくは2mm程度の厚さで、また、連続気泡性発泡シートは少なくとも1mm厚で10mmより厚くならない厚さで用いるとよい。
また、発泡シート体と不織布又は網地との積層接合の態様としては、一例として線状又は散点状にしてヒートシールや接着剤を用いた接合によりシート状基材を形成する。接合態様にはラミネート状の全面接合もある。
本考案は、低コストで形成できる不織布又は網地に、低コストで成形できる発泡シート体を積層してシート状基材を形成し、この基材により、不織布を外面にすると共に発泡シート体を内面側にしてつなぎ服型の作業服状又はツーピース型の作業服状を呈する防護服に形成したから、当該防護服は発泡シート層によって防寒性能を得ることができ、しかも、かかる防護服はきわめて低コストで製造することが可能であるから、いわゆる使い捨てタイプの防寒防護服としてきわめて有用である。
本考案防護服に用いるシート状基材の一例を模式的に示した断面図。 つなぎ服タイプの本考案防護服の一例の正面図。 ツーピースタイプの本考案防護服の一例の正面図。
次に、本考案の実施の形態例について、図を参照して説明する。
図1において、1は、例えばプロピレン系樹脂繊維をニードルパンチ法などの常法により形成した不織布である。本考案では、一例としてポリプロピレン系樹脂の不織布にポリエステル系の不織布を積層した積層タイプの不織布1を用いることができる。
また、本考案では上記樹脂材又はその他の樹脂材による糸を網地に形成したものを前記不織布に代えて用いることができる。以下、本明細書では、不織布1は、上記網地を含む概念として用いる。
図1において、2は発泡シートであり、その材料には、ポリプロピレン系、ポリエチレン系、ポリエステル系、ナイロン系を用いることができる。ここでは一例としてプロピレン系樹脂の単体、或は、該樹脂にエチレン系樹脂,ブテン系樹脂,ポリ塩化ビニル等の塩化ビニル系樹脂,スチレン系樹脂のいずれかを混合した樹脂材料を、一例として発泡倍率を10倍〜100倍、厚さを0.1mm〜3mmとする独立気泡に発泡させたものである。連続気泡の場合には、例えば厚さ4mm〜6mm、厚くても10mm以下の厚さに発泡させたものを用いる。
上記不織布1と発泡シート2の積層接合法としては、ホットメルト系接着剤を両者1,2の間に線状又は散点状に置いて接着する方法やラミネート法、或は、その他の接着法を用いることができる。不織布1と発泡シート2をともにプロピレン系樹脂で形成したものでは、接着剤を用いない熱溶着で接合することができる。このようにして、不織布1と発泡シート2が積層接着又は接合されることにより、本考案で使用するシート状基材Bsの一例が形成される。
上記シート状基材Bsは、通常の衣服縫製用の生地と同様に、防護服用の型紙に沿って裁断され縫製加工されて、図2や図3に示す本考案防寒防護服の例に形成される。
図2は、図1のシート状基材Bsをつなぎ型作業服状の型紙に沿って各パーツ片に裁断し、各パーツを常法により縫製して形成したつなぎ服タイプの本考案防寒防護服の一例の正面からの姿図である。
図2において、3はフード、4は顔用の窓穴、5,6は左右の袖、7は胴部、8,9は胴部7の下端部から連続して形成されたズボン部の左右の脚筒、10はカバー片11で覆われたラインファスナでスライダ10aを備えている。
なお、左右両袖5,6の下端部、ズボン部の左右両筒8,9の下端には、ゴムや紐又は両面テープなどを用いた絞り部5a,6a、同じく8a,9aに形成されている。ズボン部の両筒8,9の下端には、着用者が履いている靴をカバーするオーバーシューズ部(図示せず)を形成することもある。
図3の本考案防寒防護服は、図2のつなぎ服タイプを上着とズボンに分離したツーピース型に形成したものであり、従って、図2と同じ部位,部材は同一符号を用いている。図3において、7aは上着における胴部7の裾部、12はズボンにおける腰ベルト部である。
上記のように形成された本考案防寒防護服は、形態が公知の防護服と同様であるから、公知の防護服と同様に着脱するものであるが、図1に例示した不織布に発泡シートを積層一体化して形成したシート状基材によって形成しているので、発泡シート層による断熱効果によって、防護服の内部とこの服の外側の外気との間を熱的に遮断することができる。
本考案防護服は、以上の通りであって、低コストで製造できる不織布製でありながら防寒性能を有することにより、冬期や寒冷地での着用する使い捨てタイプの防寒防護服としてきわめて有用である。
1 不織布
2 発泡シート
3 フード
4 窓穴
5,6 左右の袖
7 胴部
8,9 ズボン部の左右の脚筒
10 ラインファスナ

Claims (4)

  1. 不織布又は網地に、発泡シート体を積層してシート状基材を形成し、該シート状基材によって作業服状に形成したことを特徴とする防寒防護服。
  2. 作業服状の形態は、つなぎ型の作業服、又は、上着とズボンに分かれたツーピース型の作業服である請求項1に記載の防寒防護服。
  3. 発泡シート体は、独立気泡性発泡シート、又は、連続気泡性の発泡シートである請求項1又は2に記載の防寒防護服。
  4. 不織布又は網地と発泡シートはヒートシール可能な同一樹脂系材料で形成した請求項1〜3のいずれかに記載の防寒防護服。
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