JP3181626U - 発光制御回路、発光制御チップ及びインクカートリッジ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】第1のダイ7に設けられ、インクの色情報を保持する第1のメモリ回路11と、第1のダイ7とは別体の第2のダイ8に設けられ、インクジェット記録装置から送られる複数の全停止信号または発光指令信号のうち、どの信号をトリガー信号とするかを記憶する第2のメモリ回路14と、第2のダイ8に設けられ、トリガー信号に対応して、インクカートリッジに設けられた発光LEDのカソードに低電圧を入力することにより、発光LEDを発光させる制御回路13と、を備えて発光制御回路を構成する。
【選択図】図3
Description
これは、各インクカートリッジに設けられたLEDを上述の色情報に基づいて発光させ、発光させたLEDの光をセンサで受光することにより、インクカートリッジの装着位置の正誤を判定しようとするものである。
下記特許文献1によると、この手法では、インクカートリッジを移動させながら、指定した色のインクカートリッジのLEDをそれぞれ発光させ、その発光した光をセンサが受光したかどうかにより、判定を行う。
これは、発光させたLEDに対応するインクカートリッジが、カートリッジホルダ内においてどの位置に装着されているのかを特定しようとするものである。すなわち、移動するインクカートリッジの位置によって、そのインクカートリッジに設けられたLEDから発せられる光に対するセンサの受光量は変化する。この受光量をインクカートリッジの位置毎に比較して、受光量が最大となる時の位置を、その発光させたLEDが設けられたインクカートリッジの位置とするものである。
またさらには、処理する信号の種類が増えることで電力消費量も増えるため、コストが高くなってしまう。
このため、例えばインクジェット記録装置は、異常のあるインクカートリッジの発光部を消灯状態とすることでユーザに報知し、当該インクカートリッジの交換を促す場合がある。したがって、制御素子の異常時であっても、発光部を正しく非発光状態に制御することが必要である。
また、本技術による発光制御回路は、この第2のダイに設けられ、トリガー信号に対応して、インクカートリッジに設けられた発光LEDのカソードに低電圧を入力することにより、この発光LEDを発光させる制御回路を備える。
また、本技術による発光制御チップは、インクジェット記録装置から送られる複数の全停止信号または発光指令信号のうち、どの信号をトリガー信号とするかを記憶する第2のメモリ回路と、トリガー信号に対応して、発光LEDのカソードに低電圧を入力することにより、LEDを発光させる制御回路と、が設けられた第2のダイを備える。
したがって、インクジェット記録装置は、各インクカートリッジの発光部を発光させる際に、インク色を指定する色情報をインクカートリッジに送信する必要が無い。
また、発光LEDのカソードはプルアップ抵抗により高電圧に維持され、カソードに低電圧を入力することにより発光LEDの発光が行われる。
したがって、第2のダイが異常により動作しなくなると、発光LEDのカソードは高電圧に維持されているため、発光LEDは必ず非発光状態となる。このため、インクジェット記録装置は、第2のダイに異常が生じたときであっても、発光LEDを正しく非発光状態とすることが可能である。
1.第1の実施の形態(個々のインクカートリッジ毎に、発光手順を異ならせる例)
1−1.カートリッジの全体構成
1−2.チップの構成
1−3.発光の制御方法
2.第2の実施の形態(各色のインクカートリッジの発光手順を同一とする例)
1−1.カートリッジの全体構成
図1は、本技術によるインクカートリッジ100を示す下方斜視図である。本技術によるインクカートリッジ100は、例えば中空の容器1と、容器1内に充填されたインク(図示を省略)と、このインクを容器1内から外部へと導出する導出部2とを備える。
また、本技術によるインクカートリッジ100には、その外壁面上にチップ3が設けられている。
ラッチレバー4は容器1と一体成型により構成されていてもよいし、容器1に対して取り外し可能であってもよい。ラッチレバー4の構成も本技術において特に限定するものではない。
また、本実施形態において容器1には、チップ3が配設されている。
図2Aは、このチップ3の正面図であり、図2Bは、このチップ3の側面図である。チップ3は、例えば基板8と、基板8上に配設された端子部6と、第1のダイ7と第2のダイ8と、発光部10とによって構成されている。
また、チップ3は、この端子部6が設けられた側の基板主面を外側にして容器1に取り付けられる。
また、発光部10は、第2のダイ8に設けられた回路によって発光及び停止が制御される。なお、本技術において、発光部の停止とは、発光部を非発光状態とすることを意味する。
発光部10から発せられた光は、インクジェット記録装置に設けられた受光素子によって受光される。この発光部10が発する光は、インクジェット記録装置に設けられた受光素子が検知可能なものであれば、その波長帯域を特に限定するものではない。発光部10としては、例えばLED(Light-Emitting Diode)等を用いることができる。
第1のメモリ回路11には、例えば容器1に充填されているインクの色情報等の固有情報が記憶される。また、他にも、容器1内のインク残量を記憶するようにしてもよい。
制御回路13は、第2のメモリ回路14に記憶された手順に従って、発光部10の発光及び停止を行う。
一方、発光部10のカソードは制御回路13に接続される。制御回路13は、発光部10のカソードに対して低電圧を出力することにより、発光部10発光させる。
なお、ここで高電圧及び低電圧とは、アノードへの印加電圧がカソードへの印加電圧より高く、発光部10を発光させるだけの電圧差が両者に生じる電圧のことを指す。
また、発光部10のカソードにはプルアップ抵抗16の一端が接続され、プルアップ抵抗16のもう一端は、電源接続される。これにより、発光部10のカソードは高電圧に維持される。
ここでは、例えばデータの種類を5種類に分類した場合を挙げる。例えば線L1は、後述する処理のスタート時に一度発光部10を発光させるアクティブ信号や、発光部10に対する停止を指令する信号であり、線L2は、インクカートリッジ100内のインク残量に関する信号を示す。
また、例えば線L3は、チップ3からインクジェット記録装置にある特定の情報を送るように、インクジェット記録装置がチップ3に対して指令する要求信号であり、線L4は、インクカートリッジ100がインクジェット記録装置に対して送る色情報の出力である。
また、線L5は、インクジェット記録装置からインクカートリッジ100に対して送られる、インク色を指定する色情報である。
この時、本実施形態のインクカートリッジ100では、例えばインクジェット記録装置からインク色を指定する信号が送られる(線L5)と、そのインク色と第1のダイ7のメモリ回路11に記憶されたインク色とが一致する場合のみ、インクジェット記録装置に対して、メモリ回路11内に記憶されたそのインク色の情報をインクジェット記録装置に対して送信する(線L4)。
そして、メモリ回路11に記憶されたインク色とインクジェット記録装置が指定するインク色が一致すると、メモリ回路11に記憶されたインク残量に関する信号をインクジェット記録装置に対して送信する(線L2)。
これにより、インクジェット記録装置は、指定したインク色のインクカートリッジ100のインク残量情報を取得できる。
本実施形態において、第2のダイ8の制御回路13は、例えば線L1や線L3に示した信号を受信することにより、その時点におけるインクジェット記録装置の処理段階が上述の接続確認処理または接続位置確認処理のどちらであるかを判定する。
すなわち、インク色を指定する色情報を用いずに、第2のメモリ回路14に記憶された決まった手順により発光部10を発光または停止させるものである。
この処理について、図5を基に以下詳細に説明する。
図5Aは、従来の接続位置確認処理時において、インクジェット記録装置から送られる信号と従来のインクカートリッジにおけるLEDの発光との関係を示す説明図である。また、図5Bは、接続位置確認処理時において、インクジェット記録装置から送られる信号と本実施形態のインクカートリッジ100の発光部10の発光との関係を示す説明図である。
なお、ここでは、一例として、ブラック、シアン、マジェンダ、イエローの色の順に各カートリッジのLEDを発光させる場合を挙げる。また、図5Bでは、これら4色の各カートリッジ全てに、本実施形態によるインクカートリッジ100を用いている。
次に、インクジェット記録装置は、ブラックのインク色を指定する色情報と発光を指令する信号を送信することにより、ブラックのインクカートリッジのLEDが発光する(線L7)。そして、インクジェット記録装置は、全てのインクカートリッジに対して、停止を指令する全停止信号を送る(線L8)。これにより、ブラックのインクカートリッジのLEDが停止する。
そして、インクジェット記録装置は、全てのインクカートリッジに対して、停止を指令する全停止信号を送り(線L10)、これにより、シアンのインクカートリッジのLEDが停止する。
そして、インクジェット記録装置は、全てのインクカートリッジに対して、停止を指令する全停止信号を送り(線L12)、これにより、マジェンダのインク色のカートリッジが停止する。
このように、従来においては、インクジェット記録装置が送るインク色の色情報に応じて各インクカートリッジのLEDを発光させている。
また、インクカートリッジ100a〜100dの各制御回路、第2のメモリ回路、発光部の符号を便宜上それぞれ13a〜13d、14a〜14d、10a〜10dと付す。
インクカートリッジ100a〜100dの基本構成は上述のインクカートリッジ100と同じであるが、インク色と第2のメモリ回路14a〜14dに記憶される手順が異なる。
そして、従来であれば、インクジェット記録装置は、ブラックのインク色を指定する色情報と、発光部の発光を指令する信号を送る(線L16)ことにより、発光部を発光させる。
なお、図5Bでは、アクティブ信号(線L15)の後にブラックのインクカートリッジ100aの発光部10aを発光させ、1番目の全停止信号(線L17)の後にシアンのインクカートリッジ100bの発光部10b、2番目の全停止信号(L19)の後にマジェンダのインクカートリッジ100cの発光部10c、3番目の全停止信号(L21)の後にイエローのインクカートリッジ100dの発光部10dを発光させる場合について図示している。
そして、ブラックのインクカートリッジ100aの制御回路13aは、インクジェット記録装置から、全てのインクカートリッジの発光部に対する停止指令である全停止信号(線L17)を受信すると、ブラックのインクカートリッジ100aに設けられた発光部10aを停止させ、非発光状態とする。
そして、インクジェット記録装置から全停止信号(線L19)が送られると、シアンのインクカートリッジ100bの制御回路13bは、その発光部10bを停止させる。
したがって、マジェンダのインク色を指定する色情報と発光部10cを発光させる発光指令信号(線L20)は、必要としない。
そして、インクジェット記録装置から全停止信号(線L21)が送られると、マジェンダのインクカートリッジの制御回路13cは、発光部10cを停止させる。
そして、インクジェット記録装置から全停止信号(線L23)が送られると、イエローのインクカートリッジ100dの制御回路13dは、発光部10dを停止させる。
そして、制御回路13は、例えばアクティブ信号または全停止信号を受信するとインクジェット記録装置からのクロック信号をカウントし、例えばカウントしたクロック数が第2のメモリ回路14に記憶されたクロック数に到達した時点において発光部10を発光させる。これにより、より正確に発光部10の発光を制御可能である。
図6Aは、本実施形態のインクカートリッジ100a〜100dからなるセットインクカートリッジを本実施形態のインクジェット記録装置に装着した場合において、接続位置確認処理時における各インクカートリッジのLEDの発光の様子を示す説明図である。
また図6Bは、このときにおける本実施形態のインクジェット記録装置の信号処理を示すフローチャートである。
また、インクカートリッジ100bの第2のメモリ回路14bには、1番目及び4番目の全停止信号の受信から所定の期間後に発光部10bをそれぞれ発光させることが記憶されている。
また、インクカートリッジ100cの第2のメモリ回路14cには、3番目の全停止信号の受信から所定の期間後に発光部10cを発光させることが記憶されている。
また、インクカートリッジ100dの第2のメモリ回路14dには、5番目の全停止信号の受信から所定の期間後に発光部10dを発光させることが記憶されている。
また、インクジェット記録装置は、インクカートリッジ100a〜100dに対して、発光部10a〜10dを発光させるアクティブ信号を送信する。これにより、全ての発光部10a〜10dが一度発光する。
インクジェット記録装置は、センサ15の受光量に基づいて、ブラックのインク色に対応する発光部10aが発光しているかどうかの判断を行う。
そして、発光部10aが発光していると判断すると、インクジェット記録装置は全停止信号を送信する。これによりインクカートリッジ100aの発光部10aは停止し、非発光状態となる(ステップS1)。
そして、シアンのインク色のインクカートリッジ100bの制御回路13bは、第2のメモリ回路14bに記憶された手順に基づいて、ステップS1における全停止信号を受信した時点から所定の期間後に、発光部10bを発光させる。
すると、インクジェット記録装置は、センサ15が受光した発光部10bからの光の光量に基づいて、発光部10bが発光しているかどうかの判断を行う。発光部10bが発光していると判断すると、インクジェット記録装置は全停止信号を送信し、これによりインクカートリッジ300bの発光部10bは非発光状態となる(ステップS2)。
そして、インクジェット記録装置は、センサ15の受光量に基づいてシアンのインク色のインクカートリッジ300bの発光部10bが停止しているかどうかの判断を行う。発光部10bが停止していると判断すると、インクジェット記録装置は全停止信号を送信し、これによりインクカートリッジ100aの発光部10aは非発光状態となる(ステップS3)。
そして、インクジェット記録装置は、センサ15の受光量に基づいて、インクカートリッジ300cの発光部10cが発光しているかどうかの判断を行い、発光していると判断すると、全停止信号を送信して発光部10cを停止させる(ステップS4)
すると、インクジェット記録装置は、センサ15の受光量に基づいてマジェンダのインク色のインクカートリッジ100cの発光部10cが停止しているかどうかの判断を行い、停止していると判断すると、全停止信号を送信する。これにより、インクカートリッジ100bの発光部10bが停止する(ステップS5)。
すると、インクジェット記録装置は、センサ15の受光量に基づいて発光部10dが発光しているかどうかの判断を行い、発光していると判断すると、全停止信号を送信して発光部10dを停止させる(ステップS6)。
すると、インクジェット記録装置は、センサ15の受光量に基づいて発光部10cが発光しているかどうかの判断を行い、発光していると判断すると、全停止信号を送信して発光部10cを停止させる(ステップS7)。
すなわち、各インクカートリッジの第2のメモリ回路に予め発光順序を記憶させておくことで、各インクカートリッジの発光部の発光パターンがインク種毎に固定されたものとなる。したがって、色情報を用いることなく、各インク種のカートリッジを個別に発光させることが可能である。また、全停止信号をトリガー信号として用いて発光部を発光させることにより、発光指令信号も必要としない。
このため、インクジェット記録装置とインクカートリッジとの間の通信を従来よりも大幅に減らすことが可能である。また、発光部の発光に必要とする信号種も減るので、発光の制御を簡易にできる。
このように、インクジェット記録装置から送られる色情報を用いなくても、インクの種類毎にインクカートリッジの発光部を個別に発光できるので、インクカートリッジの誤装着を検出することができる。
なお、センサ15において受光した光量を用いて、インクカートリッジ100a〜100dの誤装着を判断する手法には、これまでに提案されてきている種々の手法を用いてよい。例えば、インクカートリッジ100a〜100dの各位置でのセンサ15の光量を比較してもよい。
また、この場合には、例えば、何番目の発光指令信号に対して発光部を発光させるかの手順が第2のメモリに記憶されることになる。これにより、インクジェット記録装置から送られる色情報を用いることなく、発光部の発光制御を行うことが可能である。
ところで、インクジェット記録装置へのインクカートリッジの交換時おいて、複数色のインクが同時に無くなることはほとんど無い。したがって、通常は、インクの無くなった一つのインクカートリッジをカートリッジホルダから抜き出し、そこに新しいインクカートリッジを装着することが多い。
このような場合には、インクカートリッジの誤装着が生じることは稀であり、生じたとしても、誤装着されたカートリッジの位置は明白である。
これに対し、交換用のインクカートリッジのように誤装着の可能性が低い場合には、第2のメモリに記憶させる手順を全て統一することで、コストを低減させることが可能である。以下、本実施形態では、この手法について説明する。
インクカートリッジ200a〜200dの基本構成は、上述のインクカートリッジ100(図3参照)と同じである。ただし、各インクカートリッジの第2のメモリ回路に記憶されている手順が全て同一であるところが異なる。
また、図7Bは、この時におけるインクジェット記録装置の信号処理を示すフローチャートである。
なお、インクカートリッジ200a〜200dのインク色は、順にブラック、シアン、マジェンダ、イエローとする。
すると、インクジェット記録装置はキャリッジの移動により、例えば図7Aにおいて左端にあるインクカートリッジ200aをセンサ15の正面位置に移動させる。
既述のように、本技術では、第2のメモリ回路に記憶された手順に基づいて、制御回路が発光部を発光させるものである。特に本実施形態においては、アクティブ信号または全停止信号の受信から発光までの期間を全て同一に設定しているため、全ての発光部が発光する全発光動作となっている。
すると、各インクカートリッジの制御回路は、ステップS8においてインクジェット記録装置から送信された全停止信号を受信したタイミングから所定の期間後に、それぞれに設けられた発光部20a〜20dを全て全発光させる。
そして、インクジェット記録装置は、センサ15の受光量に基づいてシアンのインク色のインクカートリッジ200bの発光部20bが発光しているかどうかの判断を行う。また、シアンのインク色のインクカートリッジ200bの発光部20bが発光していると判断すると、全停止信号(2番目)を送信して全てのインクカートリッジの発光部を停止させる(ステップS9)。
このため、インクカートリッジ200a〜200dに配設されている各制御回路は、発光部20a〜20dを発光させない。このため、インクカートリッジ100a〜100dの発光部20a〜20dは全停止の状態となる。
そして、インクジェット記録装置は、センサ15の受光量に基づいて発光部20bが停止しているかどうかの判断を行い、停止していると判断すると、全停止信号(3番目)を送信する(ステップS10)。
インクカートリッジ200a〜200dの各第2のメモリ回路には、ステップS10における全停止信号(3番目)に対しては、発光部20a〜20dをそれぞれ発光させることが記憶されている。したがって、インクカートリッジ200a〜200dに設けられた制御回路は、全停止信号(3番目)の受信のタイミングから所定の期間後に個々の発光部をそれぞれ発光させる。また、各インクカートリッジの第2のメモリ回路に記憶されているこの期間は同一の値であるので、各インクカートリッジの発光部20a〜20dが全て発光する全発光となる。
また、各インクカートリッジ200a〜200dの第2のメモリ回路には、5番目の全停止信号に対応して各発光部20a〜20dを発光させることが記憶されている。このため、各インクカートリッジ200a〜200dの制御回路は、ステップS12の5番目の停止信号の受信のタイミングから所定の期間後に各発光部20a〜20dを発光させる。また、この期間は各インクカートリッジの第2のメモリにおいて同一の値としているため、各インクカートリッジの発光部20a〜20dは全て発光する全発光となる。
さらに、本実施形態では、第2のメモリに記憶させた手順を同一とすることにより、インクカートリッジ200a〜200dは、全発光と全停止を繰り返す。この場合、第2のメモリに記憶させるデータを各カートリッジ毎に変える必要が無いため、コストを低減することが可能である。
また、さらなる効果については、第1の実施の形態と同様である。
なお、同色のカートリッジを複数個同時に誤装着する可能性は通常低いが、その他の方法により防止できる場合には、この手順を全てのインク色のインクカートリッジにおいて同一にしてもよい。これにより、コストを低減することもできる。
Claims (4)
- 第1のダイに設けられ、インクの色情報を保持する第1のメモリ回路と、
前記第1のダイとは別体の第2のダイに設けられ、インクジェット記録装置から送られる複数の全停止信号または発光指令信号のうち、どの信号をトリガー信号とするかを記憶する第2のメモリ回路と、
前記第2のダイに設けられ、前記トリガー信号に対応して、インクカートリッジに設けられた発光LEDのカソードに低電圧を入力することにより、前記発光LEDを発光させる制御回路と、を備えた
発光制御回路。 - 発光LEDのカソードに接続され、前記カソードを高電圧に維持するプルアップ抵抗を備えた請求項1に記載の発光制御回路。
- 発光LEDと、
インクジェット記録装置に設けられた端子に電気的に接続される端子部と、
インクの色情報を保持する第1のメモリ回路が設けられた第1のダイと、
インクジェット記録装置から送られる複数の全停止信号または発光指令信号のうち、どの信号をトリガー信号とするかを記憶する第2のメモリ回路と、前記トリガー信号に対応して、前記発光LEDのカソードに低電圧を入力することにより、前記LEDを発光させる制御回路と、が設けられた第2のダイと、を備える
発光制御チップ。 - 中空の容器と、
前記容器内部に充填されたインクと、
前記インクを導出する導出部と、
発光LEDと、インクジェット記録装置に設けられた端子に電気的に接続される端子部と、インクの色情報を保持する第1のメモリ回路が設けられた第1のダイと、インクジェット記録装置から送られる複数の全停止信号または発光指令信号のうち、どの信号をトリガー信号とするかを記憶する第2のメモリ回路と、前記トリガー信号に対応して、前記発光LEDのカソードに低電圧を入力することにより、前記LEDを発光させる制御回路と、が設けられた第2のダイと、を備える発光制御チップと、
を備えた
インクカートリッジ。
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