JP3181457B2 - 冗長クロック回路 - Google Patents

冗長クロック回路

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JP3181457B2 JP33265793A JP33265793A JP3181457B2 JP 3181457 B2 JP3181457 B2 JP 3181457B2 JP 33265793 A JP33265793 A JP 33265793A JP 33265793 A JP33265793 A JP 33265793A JP 3181457 B2 JP3181457 B2 JP 3181457B2
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、プラント制御や通信
用コンピュータなど信頼性の高い情報機器のプロセッサ
などに対するクロックを冗長化して信頼性を高めるため
の回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】PLL(フェーズロックトループ)は、
「PLLの基本と応用」(昭和53年電機大出版局発
行)のPLLの過渡状態における特性で述べられている
ように、ローパスフィルタの定数を変えてダンピング係
数を変化させることによって応答特性を変えることがで
きる。すなわち、PLLの入力にクロック信号を入れた
場合には、クロック信号が切り換えなどによって瞬時途
切れても、ローパスフィルタの値を適当に選べばPLL
の出力信号にはクロック信号が平滑化されて現れる。例
えば図7は、特開昭62−29217号公報に示された
従来の冗長クロック回路および特開昭62−55717
号公報に示されたクロックの故障検出回路を合わせた回
路方式を図示したものであり、上記に述べたPLLの原
理をそのままクロックの2重化回路に適用したものであ
る。図7において、クロックAおよびクロックBは各々
クロック発振源で2重化構成されており、これらのいず
れかを選択するスイッチ機能であるクロックセレクタを
経由してPLL回路に入力される。そしてPLL回路の
出力はクロックを各回路に分配する部分のCLK分配部
に接続されるとともに、PLLが正しくロックしている
かどうかを検出するクロック・ロック検出部に入力され
る。
【0003】この従来の回路方式の動作について説明す
る。まず、クロックセレクタがクロックAのラインを選
択していて、クロックAからのクロックがクロックセレ
クタを経由してPLL回路に入力されているとする。ク
ロックAが正常に発振していればPLL回路はこのクロ
ックに同期した信号を出力し、この出力はCLK分配部
に入力される。そして、このクロックAが正常に発振し
ているかどうかを検出するのがクロック・ロック検出部
である。クロック・ロック検出部は論理回路からできて
おり、入力L0とLIの2つの位相(Δt)が一定の範
囲内(ΔT)かどうかのチェックを行い、Δt≦ΔTで
あればクロックが正しくロックしてクロックAが正常で
あると判断する。一方、Δt≧ΔTであればクロックが
正しくロックしていないと判断して、クロック・ロック
検出部からクロックセレクタに出力を行いクロックB側
に切り換える。なお、クロック・ロック検出部の入力L
0とLIの2つの位相(Δt)とΔTの関係を示す波形
図が図8である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の冗長クロック回
路方式は以上のように構成されているので、クロックの
周波数が若干変化するなどクロックの異常が顕著でない
場合にはクロック・ロック回路では異常が検知できず、
クロック周波数が上昇した場合には各種論理回路のタイ
ミングマージンがなくなって誤動作したり、クロック周
波数が低下した場合には処理速度が遅くなるなどの問題
があった。また、クロックセレクタの切り換え時にはP
LL回路の入力が急激に変化してPLL出力からは一時
的に周波数の異なるクロックが送出されるため、高速な
クロックが要求される場合や複数のPLL回路を同期さ
せて動作させる必要がある場合には、不都合の生じる問
題があった。
【0005】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、クロックの異常が顕著でない場
合でも信頼性の高い異常検出を行って待機系クロックに
切り換えることができ、各種論理回路のタイミングマー
ジンの悪化で誤動作したり処理速度が遅くなる問題を解
決するとともに、切り換え時に発生する一時的な周波数
の変化を最小限に抑えることができる冗長クロック回路
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の冗長クロック
回路は、2重化したクロック発生器と、位相比較器、ロ
ーパスフィルタ電圧制御型発振器、ローパスフィルタ
と電圧制御型発振器間を遮断できる切換手段及び電圧制
御型発振器の入力とグランド間に設けられたコンデンサ
を有する複数系統設けられたPLL回路と、各PLL回
路に設けられ、ローパスフィルタの出力を所定の電圧値
と比較して発周波数をチェックする異常検出手段と、
これらの異常検出手段の出力のうち正常に比べて異常出
力が多ければ「異常」、異常に比べて正常出力が多けれ
ば「正常」の多数決信号(真の異常検知信号)を発生す
る多数決回路と、を備え、多数決回路が真の異常検知信
号を発生した場合、切換手段をオフし、コンデンサによ
り電圧制御型発振器の入力電圧の低下を抑制するもので
ある。
【0007】請求項2の冗長クロック回路は、請求項1
記載の冗長クロック回路において、電圧制御型発振器は
系の出力用と過渡時の待機用の2個備え、系の出力用の
電圧制御型発振器の出力は安定時のみフィードバックル
ープに入るように切り換え、待機用の電圧制御型発振器
は2重化したクロック発生器の切り換えの不安定時にフ
ィードバックループに入るように切り換えるものであ
る。
【0008】請求項3の冗長クロック回路は、請求項2
記載の冗長クロック回路において、系の出力用の電圧制
御型発振器の入力をクロックの異常が検出された直後に
遮断すると共に、PLL回路のフィードバックループの
出力を過渡時の待機用の電圧制御型発振器側に切り換
え、この切り換えの時間の遅延時間を加味した後2重化
したクロック発生器の出力を待機系に切り換え、さらに
切り換え後に系が安定するまでの時間経過後に系の出力
用の電圧制御型発振器の入力を再び接続すると共に、P
LL回路のフィードバックループの出力を系の出力用の
電圧制御型発振器側に再び切り換えるものである。
【0009】請求項4の冗長クロック回路は、2重化し
たクロック発生器と、位相比較器、ローパスフィルタ及
び電圧制御型発振器を有する複数系統設けられたPLL
回路と、クロック発生器の異常を検出する各PLL回路
に設けられた異常検出回路と、を備え、これらの異常検
出回路の出力の多数決をとった信号を片系クロック異常
アラーム、クロック発生器の異常を検出する回路の出力
のORをとった信号を軽微アラーム、さらに待機系のク
ロック発生器に切り換えた後にクロック発生器の異常を
検出する回路からの異常をラッチして多数決をとった結
果の信号をフェイルタイムアラームと知らせるものであ
る。
【0010】請求項5の冗長クロック回路は、2重化し
たクロック発生器と、位相比較器、ローパスフィルタ及
び電圧制御型発振器を有する3系統以上のPLL回路
と、クロック発生器の異常を検出する異常検出回路と、
を備え、PLL回路の出力を2つづつペアとしてEOR
(エクスクルーシブOR)回路に接続すると共に、各系
毎にAND回路を設け、EORの出力、各系のクロック
発生器の異常を検出する回路の出力および各系のPLL
回路の出力をAND回路に入力し、さらに各系のAND
回路の出力をパルス幅弁別回路により一定以下パルス幅
を除去後、OR回路により合成して出力するものであ
る。
【0011】
【作用】請求項1の冗長クロック回路は、クロックの異
常が顕著でない場合でも、さらに信頼性の高い異常検出
を行ってクロック発生器の切り換えができ、一時的な周
波数の変化を最小限にした安定かつ高精度な冗長クロッ
クを得ることができる。
【0012】請求項2の冗長クロック回路は、一時的な
周波数の変化を最小限にした安定かつ高精度な冗長クロ
ックを得ることができる。
【0013】請求項3の冗長クロック回路は、クロック
発生器の切り換え直後の比較的大きな出力周波数変化お
よび位相変化が発生してもその影響が現れない。
【0014】請求項4の冗長クロック回路は、故障の予
防保全によりアベイラビリティの向上およびメインテナ
ンス性の向上が図られる。
【0015】請求項5の冗長クロック回路は、各系を合
成した高信頼性のクロックを得ることができる。
【0016】
【実施例】実施例1. 以下、この発明の実施例1を図について説明する。図1
のブロック図において、SWA、SWB−1〜SWB−
3、SWC−1〜SWC−3の各々は切り換え機構、L
PFはローパスフィルタ、AMPは増幅器、CMPはウ
インドコンパレータ、VCOAおよびVCOBはVCO
(電圧制御型発振器)である。
【0017】図1において、クロック発生器に故障のな
いときは、切り換え機構SWAがa側が選択されてお
り、クロック発生器Aの信号が位相比較器3〜5に入力
にされ、VCOの出力の位相と比較される。また、クロ
ック発生器に故障のない状態では、切り換え機構SWB
−1〜3はオンの状態、切り換え機構SWC−1〜3は
d側が選択され、各系クロック出力の出力#1〜#3と
同じ信号が各位相比較器3〜5の各々に入力されてい
る。そして位相比較器に入力された信号の位相の変化に
応じた電圧が23〜25のラインに出力され、各系とも
ローパスフィルタLPFおよび増幅器AMPを経由して
VCOAおよびVCOBに入力される。
【0018】これらVCOAおよびVCOBは電圧制御
型発振器であり、入力電圧が低い場合には低い周波数の
電圧、逆に入力電圧が高い場合には高い周波数が発振出
力として得られ、この安定状態ではクロック発生器Aと
同一位相の同期したクロック出力を出力#1〜#3に得
ることができる。
【0019】次にクロック発生器Aに異常が発生し、周
波数が低下したことを想定する。このときの図1の動作
を図2の波形図を使って説明する。クロック発生器Aの
周波数が低下し始めると、位相比較器のクロック発生器
側の入力の位相がVCOBの出力に比べ遅れが発生して
くるため、位相比較器の出力23〜25が低下しLPF
およびAMPを経由してVCOAおよびVCOBの入力
の電圧が低下してくる。
【0020】そして、一定のウインドゥ電圧を越えると
ウインドコンパレータCMPの状態が変化して異常が検
知される。このCMPは各系のVCOAおよびVCOB
の入力電圧をチェックしているため、ほぼ同時に異常を
検知して、ラッチ18で状態が保持される。このラッチ
18の出力は、多数決回路19によって3系統の入力の
うち2つ以上で異常が検知されたとき、真の異常検知信
号として各切り換え機構を動作させる。
【0021】真の異常検知信号が発生すると、まずSW
B−1〜3をオンからオフとするとともにSWC−1〜
3をd側からc側とする。この過渡状態では、VCOB
の入力電圧(周波数制御電圧)の値がコンデンサC1〜
3の作用により大きく低下することなく保持されるた
め、各クロック出力#1〜3の周波数変動は最小限です
む。
【0022】また、CMPの異常検知を多数決処理して
いるため、信頼性を高めることができるとともに、ノイ
ズなどによる誤動作を起こさなくてすみ、また各系の異
常検知の若干の応答の違いを平滑化することができる。
【0023】そして、SWB−1〜3およびSWC−1
〜3の切り換えが完全に行われる時間を加味した後、S
WAをa側からb側へ切り換え待機系のクロックBにす
る。ここでクロック発生器Aからクロック発生器Bに切
り換えた直後は、SWAの切り換え時間だけでなくPL
L系が安定するまでの時間がかかり、比較的大きな出力
周波数変化および位相の変化が発生するが、各クロック
出力#1〜3は上記の状態(コンデンサC1〜3の保持
電圧による周波数で発振継続)を保持するためこの影響
が現れない。
【0024】PLL系が安定するための一定時間をおい
た後、SWB−1〜3をオフからオンに、またSWC−
1〜3をc側からd側へ戻す。この状態への変化はクロ
ック発生器の切り換え時の系の不安定な状態が治まった
後であること、およびVCOBの入力電圧がコンデンサ
C1〜3の保持電圧によって正常時に近い電圧となって
いることから、比較的短時間で整定する。
【0025】この実施例1によれば、ウインドコンパレ
ータは、位相比較後のローパスフィルタ出力と所定の電
圧値と比較することによって発振周波数をチェックする
働きをする。この位相比較後のローパスフィルタ出力に
はクロック発生器の周波数が低い場合には低い電圧が、
逆に周波数が高い場合には高い電圧が現れる特性を示
す。そして、規定発振周波数における電圧値と一定の差
を持つ電圧値をウインドコンパレータの基準電圧にする
ことによって、発振周波数の異常をチェックすることが
できる。
【0026】また、PLLの内部のVCO(電圧制御型
発振器)を2重とすることにより、系の出力用のVCO
と、過渡時の待機用VCOとを分離することができ、ク
ロック発生器を切り換える際に発生する位相不安定状態
では系の出力用のVCOの入力を切り離すようにする。
なお、系の出力用のVCO入力部分のコンデンサの電圧
保持作用により周波数の変動を最小限に抑える。
【0027】実施例2. 実施例1では、VCOAおよびVCOBの入力電圧を検
出するのに図3に示すような構成のウインドコンパレー
タを用いたが、クロック発生器の異常が一般的に周波数
低下の方向であると判断できる場合には図4に示すよう
なコンパレータを用いてもよい。このときの基準電圧V
ref3は、基準となる周波数のときの電圧値よりも一定の
低い電圧値(周波数が低下したことを検知する値)とす
る。
【0028】この実施例2によれば、コンパレータを用
いることにより構成を簡略化できる。
【0029】実施例3. 図5は異常状態に対するアラーム系統を示したブロック
図である。そして、実施例1における各系の異常検知の
ウインドコンパレータの出力を、異常を検知した時点で
ラッチ18で状態を保持するとともに、SWAをbにし
て待機系のクロックにした後にもラッチ26でラッチを
しておき、ラッチ18の出力を多数決回路19を通した
出力を「片系クロックアラーム」、ラッチ18の出力を
OR回路27を通した出力を「軽微アラーム」、そして
ラッチ26の出力を多数決回路28を通した出力を「フ
ェイタルアラーム」として知らせるようにしたものであ
る。
【0030】片系クロックアラームは、2重系クロック
の片方が異常となったことが検出されてそれが多数決回
路によって、真の異常信号として待機系クロック発生器
Bに切り換わるときに発生する。また、軽微アラームは
2重系クロックの片方の異常がどれか一つの系で検出さ
れた時点で発生する。そして、フェイタルアラームは、
2重系クロックの片方が異常となり待機系クロックに切
り換えたが、そこでも異常となりこの冗長クロック回路
全体が使用不能となったことを表すことになる。
【0031】この実施例3によれば、クロック発生器の
切り換え前と切り換え後の状態をラッチするとともに、
多数決回路およびOR回路を組み合わせ、片系クロック
アラーム、軽微アラーム、そしてフェイタルアラームを
出すようにしたので、故障の予防保全によりアベイラビ
リテイの向上およびメインテナンス性の向上が図られ
る。
【0032】実施例4. 図6は実施例1の冗長クロック回路の3系統のクロック
出力を一つの高信頼クロックに変換するブロック図であ
り、図1の出力#1〜#3が図6のクロック出力#1〜
3系に対応、また図1のラッチ18の出力ライン29〜
31が図6の#1〜3系異常検知に対応している。図6
中のEORはエクスクルーシブOR回路(排他的論理
和)、ANDはAND回路(論理積)、ORはOR回路
(論理和)を示す。各EORは対となるクロック出力が
一致していれば出力”L”となって次段のANDの一つ
の条件が整うことになる。また、各系のクロックに異常
が検出されないときはこのANDのもう一つの条件が整
うことになる。この2つの条件が整ったとき、各系のク
ロックがANDから出力され次段のORから合わさって
高信頼クロックとして出力される。ANDから出力され
る信号はクロックの異常がないときのみ出力され、また
対となる系のクロックの位相がある程度以上ずれている
ときにはパルス幅弁別回路によりブロックされるため、
2重で異常クロックが防止できる。
【0033】この実施例4によれば、対となる系のクロ
ックのエクスクルーシブOR、異常検知信号、および各
系のクロック出力のANDをとりパルス幅弁別回路を組
み合わせることにより、各系を合成した高信頼のクロッ
クを得ることができる。
【0034】
【発明の効果】請求項1の冗長クロック回路は、クロッ
クの異常が顕著でない場合でも、信頼性の高い異常検出
を行ってクロック発生器の切り換えができ、一時的な周
波数の変化を最小限にした安定かつ高精度な冗長クロッ
クを得ることができる。
【0035】請求項2の冗長クロック回路は、一時的な
周波数の変化を最小限にした安定かつ高精度な冗長クロ
ックを得ることができる。
【0036】請求項3の冗長クロック回路は、クロック
発生器の切り換え直後の比較的大きな出力周波数変化お
よび位相変化が発生してもその影響が現れない。
【0037】請求項4の冗長クロック回路は、故障の予
防保全によりアベイラビリティの向上およびメインテナ
ンス性の向上が図られる。
【0038】請求項5の冗長クロック回路は、各系を合
成した高信頼性のクロックを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による冗長クロック回路の実施例1の
ブロック図である。
【図2】その動作を説明するための波形図である。
【図3】そのウインドコンパレータの構成を示すブロッ
ク図である。
【図4】その実施例2のコンパレータの構成を示すブロ
ック図である。
【図5】その実施例3のブロック図である。
【図6】この実施例4のブロック図である。
【図7】従来の冗長クロック回路を示すブロック図であ
る。
【図8】その動作を示す波形図である。
【符号の説明】
1,2 クロック発生器 3〜5 位相比較器 12〜17 VCO 18,26 ラッチ 19 多数決回路 20〜22 ローパスフィルタ AMP 増幅器 C1〜3 コンデンサ CMP ウインドコンパレータ SWA,SWB−1〜SWB−3,SWC−1〜SWC
−3 切換機構
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03L 7/14 G06F 1/04 303 H03L 7/00 H03L 7/18

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2重化したクロック発生器と、位相比較
    器、ローパスフィルタ電圧制御型発振器、前記ローパ
    スフィルタと前記電圧制御型発振器間を遮断できる切換
    手段及び前記電圧制御型発振器の入力とグランド間に設
    けられたコンデンサを有する複数系統設けられたPLL
    回路と、各PLL回路に設けられ、前記ローパスフィル
    タの出力を所定の電圧値と比較して発周波数をチェッ
    クする異常検出手段と、これらの異常検出手段の出力の
    うち正常に比べて異常出力が多ければ「異常」、異常に
    比べて正常出力が多ければ「正常」の多数決信号(真の
    異常検知信号)を発生する多数決回路と、を備え、前記
    多数決回路が真の異常検知信号を発生した場合、前記切
    換手段をオフし、前記コンデンサにより前記電圧制御型
    発振器の入力電圧の低下を抑制することを特徴とする冗
    長クロック回路。
  2. 【請求項2】 前記電圧制御型発振器は系の出力用と過
    渡時の待機用の2個備え、前記系の出力用の電圧制御型
    発振器の出力は安定時のみフィードバックループに入る
    ように切り換え、前記待機用の電圧制御型発振器は2重
    化したクロック発生器の切り換えの不安定時にフィード
    バックループに入るように切り換えることを特徴とする
    請求項1記載の冗長クロック回路。
  3. 【請求項3】 前記系の出力用の電圧制御型発振器の入
    力をクロックの異常が検出された直後に遮断すると共
    に、PLL回路のフィードバックループの出力を過渡時
    の待機用の電圧制御型発振器側に切り換え、この切り換
    えの時間の遅延時間を加味した後2重化したクロック発
    生器の出力を待機系に切り換え、さらに切り換え後に系
    が安定するまでの時間経過後に前記系の出力用の電圧制
    御型発振器の入力を再び接続すると共に、前記PLL回
    路のフィードバックループの出力を前記系の出力用の電
    圧制御型発振器側に再び切り換えることを特徴とする請
    求項2記載の冗長クロック回路。
  4. 【請求項4】 2重化したクロック発生器と、位相比較
    器、ローパスフィルタ及び電圧制御型発振器を有する
    数系統設けられたPLL回路と、前記クロック発生器の
    異常を検出する各PLL回路に設けられた異常検出回路
    と、を備え、これらの異常検出回路の出力の多数決をと
    った信号を片系クロック異常アラーム、前記クロック発
    生器の異常を検出する回路の出力のORをとった信号を
    軽微アラーム、さらに前記待機系のクロック発生器に切
    り換えた後にクロック発生器の異常を検出する回路から
    の異常をラッチして多数決をとった結果の信号をフェイ
    ルタイムアラームと知らせることを特徴とする冗長クロ
    ック回路。
  5. 【請求項5】 2重化したクロック発生器と、位相比較
    器、ローパスフィルタ及び電圧制御型発振器を有する3
    系統以上のPLL回路と、前記クロック発生器の異常を
    検出する異常検出回路と、を備え、前記PLL回路の出
    力を2つづつペアとしてEOR(エクスクルーシブO
    R)回路に接続すると共に、各系毎にAND回路を設
    け、前記EORの出力、各系のクロック発生器の異常を
    検出する回路の出力および各系の前記PLL回路の出力
    を前記AND回路に入力し、さらに各系のAND回路の
    出力をパルス幅弁別回路により一定以下パルス幅を除去
    後、OR回路により合成して出力することを特徴とする
    冗長クロック回路。
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