JP3181434U - フェンス状放射線遮蔽シート取付け治具及び放射線遮蔽シートを装着したフェンス状放射線遮蔽シート取付け治具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】フェンス状放射線遮蔽シート取付け治具10は、放射線遮蔽シートを複数壁状に取り付けて放射線を遮蔽するための移動可能なフェンスを構成するための治具であり、底面に4つの車輪12が設けられた長方枠形状の底部支持体11と、所定の角度傾斜して底部支持体11に配置される傾斜フレーム13と、傾斜フレーム13を支持するための垂直フレーム14と、傾斜フレームの上端部を水平方向に固定される上部横フレーム15と、中間部分に水平方向に固定される下部横フレーム17と、転倒防止用の転倒防止支持体19と、一対の移動補助用の走行ハンドル20が設けられている。
【選択図】図1
Description
本考案は、放射線作業従事者および一般地域住民の被ばくを低減する放射線遮蔽部材に関する。
本考案は上記を鑑みてなされたもので、作業従事者および一般地域住民の被ばくを確実に低減でき、しかも安全に取扱いが可能な放射線遮蔽シートを壁状に取り付けるためのフェンス状放射線遮蔽シート取付け治具及び放射線遮蔽シートを装着したフェンス状放射線遮蔽シート取付け治具を提供することにある。
本実施例では、放射線遮蔽シート30が固定ボルト21によって縦に2枚、横に6枚の計12枚取付けができるフェンス状放射線遮蔽シート取付け治具10となっていて、状況に応じてこの治具を連結することによって広範囲を放射線から遮蔽することができる。
底部支持体11は、枠形状であるので、板形状に比べると軽量に製作することができる利点がある。フェンス状放射線遮蔽シート取付け治具10に取り付ける放射線遮蔽シートの総重量が重くなり治具全体の安定性が損なわれそうな場合には底部支持体11にバラストを積めるようにして安定性を確保してもよい。
傾斜フレーム13が傾斜していることによって放射線遮蔽シート30を取り付けたときに治具全体の重心が低くなり、治具の安定性、安全性を向上することができる利点がある。
上部横フレーム15及び下部横フレーム17には放射線遮蔽シート30を取り付けるためのボルト挿通孔16及び18が設けられている。ボルト挿通孔16及び18の間隔は放射線遮蔽シート30を取り付けた際に隣り合うシート同士が所定の幅で重なり合うように設定されている。本実施例では1枚の放射線遮蔽シート30につき片側3箇所の固定用のハトメ部35が設けられていて、横に6枚の放射線遮蔽シート30を取り付けることとなるのでそれぞれのフレームに18個ずつのボルト挿通孔16及び18が設けられている。これによって放射線遮蔽シート30をフェンス状放射線遮蔽シート取付け治具に隙間無く取り付けられているため、作業従事者および周辺住民の被ばくを低減することができる。
また、下部横フレーム17に取り付けられた放射線遮蔽シート30の下端部には、補助フレーム22が設けられていて、放射線遮蔽シート30が捩れたりずれたりすることを防止することができ、また、床との隙間が小さい状態で設置されるため、足元周辺の被ばくを低減することができる。
転倒防止支持体19は棒状で両端に1箇所ずつ計2箇所に設けられているが、これに限らず枠形状になっていてもよく、治具の荷重に耐えられる形状となっている。
シート状筒状体31は開口部32を重ねた場合にずれることが少なく、また閉じればシート形状となるため位置決めもし易いので、熱接着工程の時間短縮に非常に効果がある。
ハトメ部35は運搬時の吊下げ時に使用したり、放射線遮蔽シート30同士を繋げたりもできるような強度を有しているとよい。また、同様に、接着部34が剥がれたり破損したりしないような強度を有しているとよい。
11 底部支持体
12 車輪
13 傾斜フレーム
14 垂直フレーム
15 上部横フレーム
16 ボルト挿通孔
17 下部横フレーム
18 ボルト挿通孔
19 転倒防止支持体
20 走行ハンドル
21 固定ボルト
22 補助フレーム
30 放射線遮蔽シート
31 シート状筒状体
32 開口部
33 鉛板
34 接着部
35 ハトメ部
Claims (5)
- 底面に複数の車輪が設けられた長方枠形状の底部支持体と、
垂直面に対して所定の角度傾斜して配置される傾斜フレームが、その下端部を前記底部支持体の枠の一辺の所定の位置に上端部が対辺方向へ傾斜するように複数固定され、
前記傾斜フレームを支持するための垂直フレームが前記傾斜フレームの上端部と前記底部支持体とで垂直に固定され、
放射線遮蔽シートを取り付けるための複数のボルト挿通孔が所定の間隔で設けられた上部横フレームが、前記底部支持体に複数固定された前記傾斜フレームの上端部を水平方向に固定され、
放射線遮蔽シートを取り付けるための複数のボルト挿通孔が所定の間隔で設けられた下部横フレームが、前記底部支持体に複数固定された前記傾斜フレームの所定の位置に水平方向に固定された
ことを特徴とするフェンス状放射線遮蔽シート取付け治具。 - 前記上部横フレーム及び前記下部横フレームの両端部が前記底部支持体の長手方向の幅よりも所定の長さ突出して固定されることを特徴とする請求項1記載のフェンス状放射線遮蔽シート取付け治具。
- 前記底部支持体のうち前記傾斜フレームが固定された辺と対向する辺に転倒防止用の転倒防止支持体が設けられたことを特徴とする請求項1又は2に記載のフェンス状放射線遮蔽シート取付け治具。
- 前記フェンス状放射線遮蔽シート取付け治具に移動用の走行ハンドルが設けられたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のフェンス状放射線遮蔽シート取付け治具。
- 両端に開口部が設けられたシート状筒状体の前記開口部が熱接着され、前記シート状筒状体の内部に板状の鉛が備えられ、前記熱接着される部分に複数のハトメ部が設けらた放射線遮蔽シートと、
底面に複数の車輪が設けられた長方枠形状の底部支持体と、垂直面に対して所定の角度傾斜して配置される傾斜フレームが、その下端部を前記底部支持体の枠の一辺の所定の位置に上端部が対辺方向へ傾斜するように複数固定され、前記傾斜フレームを支持するための垂直フレームが前記傾斜フレームの上端部と前記底部支持体とで垂直に固定され、放射線遮蔽シートを取り付けるための複数のボルト挿通孔が所定の間隔で設けられた上部横フレームが、前記底部支持体に複数固定された前記傾斜フレームの上端部を水平方向に固定され、放射線遮蔽シートを取り付けるための複数のボルト挿通孔が所定の間隔で設けられた下部横フレームが、前記底部支持体に複数固定された前記傾斜フレームの所定の位置に水平方向に固定されたことを特徴とするフェンス状放射線遮蔽シート取付け治具とを有し、
前記放射線遮蔽シートの複数のハトメ部を前記上部横フレーム及び前記下部横フレームに設けられたボルト挿通孔の対応する位置に各々一致させ、隣りあう放射線遮蔽シート同士が所定の幅重ね合わされて該ボルト挿通孔と対応する該ハトメ部が各々まとめてボルト固定されたこと
を特徴とする放射線遮蔽シートを装着したフェンス状放射線遮蔽シート取付け治具。
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015165227A (ja) * | 2014-02-05 | 2015-09-17 | 大成建設株式会社 | 放射線遮蔽体 |
CN110619968A (zh) * | 2019-09-11 | 2019-12-27 | 中广核研究院有限公司 | 一种移动式屏蔽装置 |
JP2021115113A (ja) * | 2020-01-22 | 2021-08-10 | キヤノンメディカルシステムズ株式会社 | X線防護具 |
-
2012
- 2012-11-26 JP JP2012007155U patent/JP3181434U/ja not_active Expired - Lifetime
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