JP3181123U - 盗難防止用固定装置およびその特定固定具、ナット部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】機器類の固定解除をより確実に防止できる盗難防止用固定装置を提供する。
【解決手段】外周にねじ部20aが形成された軸状部材20が、機器の取付フランジ3を貫通して、基礎床1に形成されたねじ孔10aに螺合される。ナット部材30が、取付フランジ3の上方から軸状部材20に螺合されて、取付フランジ3を上方から押圧して固定する。ナット部材30の外周面30cは例えば略半球面とされて、回転工具の係合部や回転のための外力を付与するための凹部を有しない円滑面として形成されている。
【選択図】図3

Description

本考案は、盗難防止用固定装置、盗難防止用固定装置に用いる特定固定具およびナット部材に関するものである。
屋外等の第三者が接近しやすい場所において、高価な機器類が設置されることが多い。この高価な機器類としては、例えば、道路脇等に設置される商品の自動販売機や、家庭の敷地内等に設置される燃料電池、大容量充電装置、コジェネレーション(cogeneration)装置等がある。そして、上記機器類は、一般に、取付基礎上に設置された状態で、ボルトやナット部材を利用して取付基礎に固定される。
特許文献1には、機器類が盗難されにくいように、機器類を固定するナット部材の表面を、スパナ等の一般的な回転工具が係合不可能なように円滑な面として形成する一方、回転のための外力を与えるための専用工具が係合される凹部を表面に形成することが提案されている。
意匠登録第1417354号公報
前述した特許文献1に記載のものでは、専用工具を使用するという観点から、一般的な回転工具が係合されるナット部材を用いる場合に比して、盗難の被害にあいにくいものである。しかしながら、専用工具を用いて回転のための外力を作用させるための凹部を有していることから、ナット部材を緩めて機器類を取付基礎から取外すことは、盗みの常習者からすれば比較的容易である。
本考案は以上のような事情を勘案してなされたもので、その第1の目的は、機器類の固定解除をより確実に防止できるようにした盗難防止用固定装置を提供することにある。
本考案の第2の目的は、上記盗難防止用固定装置に用いる特定固定具を提供することにある。
本考案の第3の目的は、上記特定工具を構成するナット部材を提供することにある。
前記第1の目的を達成するため、本考案にあっては次のような解決手法を採択してある。すなわち、実用新案登録請求の範囲における請求項1に記載のように、
被取付部材を特定固定具によって取付部材に対して固定するようにした盗難防止用固定装置であって、
前記特定固定具が、外周にねじ部が形成された軸状部材と、該軸状部材に螺合されるナット部材とを有し、
前記軸状部材が、前記被取付部材に設けられた取付孔を貫通して前記取付部材に形成されたねじ孔に螺合されており、
前記軸状部材に螺合された前記ナット部材が、前記被取付部材のうち前記取付孔の周縁部を押圧して該被取付部材を前記取付部材に対して固定しており、
前記ナット部材の外周面が、前記軸状部材の軸線方向に沿ういずれの断面においても前記取付孔から離れるにしたがって徐々に径方向内方側に位置するように形成されると共に、回転工具用の係合部や回転のための外力を作用させるための凹凸部を有しないようにされている、
ようにしてある。
上記解決手法によれば、取付部材に対する被取付部材の固定状態では、汎用あるいは専用の回転工具を用いてもナット部材を緩め方向に回転させることが不可能であり、盗難防止の上で極めて効果的である。ナット部材を緩めるには、例えば、ナット部材の外周面や、軸状部材の頂面に対して、緩め方向の回転力を付与できるように凹部を形成(加工)する等によって行うことができる。この場合、上記凹部の形成には、加工用の道具(機器)を必要とし、しかも大きな騒音の発生とそれなりの手間(時間)を必要とするので、本考案固定装置におけるナット部材を見ただけで、盗みを行うのは止めようという盗難抑止力も極めて強いものとなる。なお、大型ペンチのような挟み工具でもってナット部材を径方向から強く把持してナット部材を回転させようとしても、径方向から把持しようする力が挟み工具をナット部材から外れさせるような力となって、ナット部材を径方向から強く把持した状態を維持することが不可能であり、このような工具を用いたナット部材の緩めを行うことも効果的に防止されることになる。
上記解決手法を前提とした好ましい態様は、請求項2〜請求項7に記載のとおりである。すなわち、
前記軸状部材が、前記ナット部材の頂面から露出しないか殆ど露出しないようにされている、ようにしてある(請求項2対応)。この場合、軸状部材そのものを回転させようとすることがより不可能となるので、盗難防止効果をより一層高める上で好ましいものとなる。
前記軸状部材が、基端部に回転工具が相対回転不能に係合される大径頭部を有するボルトの軸部とされ、
前記大径頭部への回転力付与によって前記ナット部材による前記取付孔の周縁部の押圧が行われた固定状態では、前記ナット部材の頂面直近において前記軸部が破断されていることにより前記大径頭部が除去されている、
ようにしてある(請求項3対応)。この場合、一般的なボルトを利用して軸状部材を構成することができる。また、ナット部材による締付力の確保を、ボルト大径頭部に係合された回転工具を利用して十分に得ることが可能となる。
前記ナット部材の外周面が、略球面の一部として形成されている、ようにしてある(請求項4対応)。
前記前記ナット部材の外周面が、略半球面として形成されている、ようにしてある(請求項5対応)。
前記ナット部材の外周面が、略円錐面として形成されている、ようにしてある(請求項6対応)。
上記いずれの場合も、ナット部材に緩め方向の外力を付与できないようにするために好適な外周面形状が提供される。
前記被取付部材の前記取付部材に対する固定が複数の所定箇所で行われており、
前記特定固定具による固定箇所が、複数箇所でかつ前記複数の所定箇所よりも少ない箇所とされている、
ようにしてある(請求項7対応)。この場合、盗難防止効果を十分に得ることと、固定作業を極力容易に行なえるようにすることとを、共に高い次元で満足させることができる。
前記第2の目的を達成するため、本考案にあっては次のような解決手法を採択してある。すなわち、請求項8に記載のように、
ボルトとナット部材との組み合わせからなり、盗難防止用固定装置に用いる特定固定具であって、
前記ボルトが、外周にねじ部を有する軸部と、基端部に回転工具が相対回転不能に係合される大径頭部とを有し、
前記軸部に螺合される前記ナット部材の外周面が、前記軸部の軸線方向に沿ういずれの断面においても該ナット部材の座面から離れるにしたがって徐々に径方向内方側に位置するように形成されると共に、回転工具用の係合部や回転のための外力を作用させるための凹凸部を有しないようにされている、
ようにしてある。上記解決手法によれば、請求項1に記載の盗難防止用固定装置に用いる特定固定具が提供される。
上記解決手法を前提とした好ましい態様は、請求項9、請求項10に記載のとおりである。すなわち、
前記ナット部材の外周面が、略半球面として形成されている、ようにしてある(請求項9対応)。
前記ナット部材の外周面が、略円錐面として形成されている、ようにしてある(請求項対応)。
上記いずれの場合も、ナット部材に緩め方向の外力を付与できないようにするために好適な外周面形状が提供される。
前記第3の目的を達成するため、本考案にあっては次のような解決手法を採択してある。すなわち、請求項11に記載のように、
ねじ孔が形成されており、
外周面が、前記ねじ孔の軸線方向に沿ういずれの断面においても該ねじ孔の一端側にある座面から離れるにしたがって徐々に径方向内方側に位置するように形成されると共に、回転工具用の係合部や回転のための外力を作用させるための凹凸部を有しないようにされている、
ようにしてある。上記解決手法によれば、請求項1に記載の盗難防止用固定装置に用いるナット部材を提供することができる。
上記解決手法を前提とした好ましい態様は、請求項12、請求項13に記載のとおりである。すなわち、
外周面が、略半球面として形成されている、ようにしてある(請求項12対応)。
外周面が、略円錐面として形成されている、ようにしてある(請求項13対応)。
上記いずれの場合も、ナット部材に緩め方向の外力を付与できないようにするために好適な外周面形状が提供される。
本考案によれば、被取付部材の固定解除をより一層確実に防止することができる盗難防止用固定装置を提供することができる。また、この盗難防止用固定装置に用いる特定固定具およびナット部材を提供することができる。
本考案装置により機器が固定された状態を示す側面図。 図1の上面図。 固定状態を示す要部拡大断面図。 特定工具の一例を示す分解断面図。 特定工具におけるボルトをその大径頭部側から見た図。 ナット部材をその頂面側からみた図。 ナット部材の斜視図。 特定工具を用いて固定を行う手順を示す図。 特定工具を用いて固定を行う手順を示す図。 特定工具を用いて固定を行う手順を示す図。 特定工具を用いて固定を行う手順を示す図。 ナット部材の第1の変形例を示す側面断面図。 ナット部材の第2の変形例を示す側面図。 ナット部材の第3の変形例を示す側面図。
図1、図2において、1は取付部材としての基礎床であり、例えば家庭の敷地においてコンクリートを固めることにより形成されたブロック状の重量物とされている。この基礎床1には、被取付部材としての機器2が設置されている。この機器2は、例えば、燃料電池、大容量充電装置、コジェネレーション(cogeneration)装置等とされている。機器2は、そのフレームと一体の複数(実施形態では4個)の取付フランジ3を有する。機器2の各取付フランジ3が、後述する特定固定具Gを利用して、基礎床1に固定されている。
上記特定固定具Gによる固定状態の詳細が、図3に示される。この図3において、基礎床1には、固定用部材10が埋め込まれており、この固定用部材10には、上下方向に延びると共に上方に開口されたねじ孔10aを有する。
前記取付フランジ3には、取付孔3aが形成されている。この取付孔3aの内径は、固定用部材10のねじ孔10aの内径よりも大径とされている(径方向の遊びの設定)。特定固定具Gは、軸状部材20とナット部材30とを有する。軸状部材20は、後述するように一般的なボルトの軸部を利用して構成されている。ただし、回転工具が係合されるボルトの大径頭部は、固定後に軸部を途中で切断することにより除去されており、図3では大径頭部が除去された後の状態が示される。図3の固定状態では、軸状部材20は、取付フランジ3の上面よりも若干上方にまで延びている。
ナット部材30は、取付フランジ3の上方において、軸状部材20に螺合されている。図3では、ナット部材30が取付フランジ3を基礎床1にしっかりと押圧している固定状態(締付完了状態)が示される。そして、この固定状態では、軸状部材20は、ナット部材30の頂面から露出しないか、露出していたとしてもわずかな露出とされる。なお、軸状部材20のねじ部が符合20aで示され、ナット部材30のねじ部が符合30aで示される。
ナット部材30は、図4、図6、図7に示すように、その外表面が円滑な面とされて、いかなる汎用回転工具あるいは専用回転工具等を用いても、ナット部材30に対して回転のための外力を付与できない形状とされている。具体的には、ナット部材30は、取付フランジ3への着座面が座面30bとされるが、ナット部材30の外表面30cは、ねじ孔30aの軸線方向(図3の軸状部材20の軸線方向)に沿ういずれの断面においても、座面30bから離れる(図3上方に向かう)につれて、徐々に径方向内方側を向かうように形成されている。より具体的には、ナット部材30の外表面30cは、略半球状(実施形態では完全な半球状)の面として形成されている。
図3の固定状態において、ナット部材30に対して、回転のための外力を付与することが事実上不可能である。これにより、ナット部材30を緩めて機器2を基礎床1から取外すことが不可能であり、盗難防止上極めて好ましいものとなる。特に、機器2が、長期に亘って(例えば10年ないし数十年)基礎床1に設置される場合での盗難防止の上で好ましいものとなる。
機器2を基礎床1から取外すには、例えば次のようにして行えばよい。例えば、研削砥石等の加工具を用意して、この加工具によって、ナット部材30の外表面に対して、回転のための外力を付与するための凹部(溝)を形成する。そして、この凹部に例えば細長の工具をあてがって、この工具をハンマ等で叩いて、ナット部材30に対して緩み方向への回転力を付与すればよい。また、別の固定解除の手法として、例えば、軸状部材20の頂面に加工具によって略直線状の係合溝を形成して、この係合溝にドライバ等の回転工具を係合させて、軸状部材20を緩み方向に回転操作すればよい。
上述した固定解除のための作業には、加工具を必要とし、しかもこの加工の際にはかなりの騒音が発生し、しかも固定解除までにかなりの手間を要することになる。これにより、機器2を盗もうとする者が、図3の固定状態を見ただけで、機器2を盗もうとする気持ちがそがれることにもなり、盗難防止の上で極めて効果的である。
次に、図3のような固定状態を得るための手順について、説明する。まず、図4に示すように、ナット部材30の他に、一般的なボルト40が用意される。ボルト40は、既知のように、外周形状が例えば6角形状とされた大径頭部41を有し、この大径頭部41に対してスパナ等の回転工具K(図5一点鎖線参照)が相対回転不能に係合されるようになっている。また、ボルト40の軸部42は、軸状部材20として機能されるもので、固定用部材10のねじ孔10a(つまりナット部材30のねじ孔30a)に螺合されるねじ部20aが形成されたものとなっている。
次に、図8に示すように、ナット部材30を、その座面30bがボルト40の大径頭部41とは反対側を向くようにした状態で、軸部42に深く螺合させる。より具体的には、ナット部材30と大径頭部41との間に、後述する切断刃が入る程度の隙間が残る程度にまで、ナット部材30を軸部42に対して螺合させる。
この後、図9に示すように、ボルト軸部42を、取付フランジ3の取付孔3aを貫通させて、固定用部材10のねじ孔10aに螺合させる。軸部42のねじ孔10aに対する螺合は、当初は大径頭部41を手指で把持して行い、手指による回転では回転力不足となった状態以後は、大径頭部41にスパナ等の回転工具Kを係合させて、回転工具Kによって螺合をすすめていけばよい。軸部42の(ボルト40)の回転に応じてナット部材30も回転するので、軸部42のねじ孔10aへの螺合の進行に伴って、ナット部材30が取付フランジ3に接近していくことになる。
ナット部材30が取付フランジ3に当接した後は、回転工具Kでもってきつく締め付けける最終的な締付けを行えばよく、この最終締付によって、ナット部材30が取付フランジ3を基礎床1にしっかりと押圧した固定状態とされる(図10参照)。
図10の固定状態が得られた後は、ボルト40の軸部42を、ナット部材30の頂面直近から破断すれば(例えば金ノコによる切断)、軸部42から大径頭部41が除去された図3に示す固定完了状態となる。
なお、軸部42のうちナット部材30の頂面直近に、例えば部分的に切り込みを入れたり小径部を形成しておくことにより弱化部を形成しておき、ナット部材30による所定押圧力を確保した状態でさらに大径頭部41締め方向に回転させて、上記弱化部でもって軸部42を破断させるようにしてもよい。
図12〜図14は、それぞれナット部材の変形例を示すものであり、いずれも、外表面が、回転工具用の係合部や回転のための外力を付与するための凹部を有しない円滑な面とされている。すなわち、図12の例では、ナット部材30Bの外周面30cが、略円錐面となるように形成されている。また、図13に示すナット部材30Cは、図3,図4等に示すナット部材30に対して、座面30bに近い部分を薄い(例えば1mm程度)円板状のフランジ部30dとして形成したものである。図14に示すナット部材30Dは、ねじ孔30bに沿ういずれの断面においても、座面30bから離れるにしたがって徐々に径方向内方側を向かうような形状とし、かつ座面30bに向けて凹となるように山形形状としたものである。また、座面30b側に、薄い円板状のフランジ部30dを形成してある。
ここで、特定固定具Gを用いた固定箇所は、全ての固定箇所であってもよく、あるいは1箇所のみであってもよい。好ましくは、3以上となる所定数の固定箇所がある場合に、特定固定具Gによる固定箇所は、複数でかつ上記所定数よりも少ない箇所としてもよい(この場合、特定固定具Gによる固定箇所は、互いに隣り合う固定箇所を選択することもできるが、互いに離間した固定箇所を選択するのが好ましい)。
なお、図8に示すようなボルト40とナット部材30との組立体を、一体成形することが考えられる(この場合、軸部42のうち大径頭部41とナット部材30との間の部分にはねじ部20aを形成しなくてもよい)。しかしながら、この場合は、上記組立体の製造が面倒でありまたコストも高くなってしまうことになる。
以上実施形態について説明したが、本考案は実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような場合をも含むものである。取付部材としての基礎床1は、水平方向に延びる場合に限らず、壁等上下方向に延びるものであってもよく、適宜の構造物を採択できるものである。したがって、特定固定具Gは、上下方向に延びた状態で固定を行う場合に限らず、水平方向に延びる状態で固定を行う等、機器2の設置位置や設置姿勢に応じた方向から固定することができる。被取付部材2としての機器2としては、工場内に設置される機械類等、盗難が考えられるあらゆる機器を含むものである。ナット部材30の外周面は、回転工具の係合部や回転力付与のための凹部(段部)等を有しない円滑な面(滑らかな面)として形成するのであれば、半球面以外の完全な球面を含む略球面の一部を形成するものである等、適宜の形状を採択することができる。勿論、本考案の目的は、利好ましいあるいは利点として表現されたものを提供することを暗黙的に含むものである。さらに、図4、図8〜図11から明かなように、固定手法(固定方法)を提供することをも暗黙的に含むものである。
本考案は、機器類等の盗難防止の上で好ましいものとなる。
G:特定固定具
K:回転工具
1:基礎床(取付部材)
2:機器(被取付部材)
3:取付フランジ
3a:取付孔
10:固定用部材
10a:ねじ孔
20:軸状部材
20a:ねじ部
30:ナット部材
30a:ねじ孔
30b:座面
30c:外表面
30d:フランジ部
30B:ナット部材(図12)
30C:ナット部材(図13)
30D:ナット部材(図14)

Claims (13)

  1. 被取付部材を特定固定具によって取付部材に対して固定するようにした盗難防止用固定装置であって、
    前記特定固定具が、外周にねじ部が形成された軸状部材と、該軸状部材に螺合されるナット部材とを有し、
    前記軸状部材が、前記被取付部材に設けられた取付孔を貫通して前記取付部材に形成されたねじ孔に螺合されており、
    前記軸状部材に螺合された前記ナット部材が、前記被取付部材のうち前記取付孔の周縁部を押圧して該被取付部材を前記取付部材に対して固定しており、
    前記ナット部材の外周面が、前記軸状部材の軸線方向に沿ういずれの断面においても前記取付孔から離れるにしたがって徐々に径方向内方側に位置するように形成されると共に、回転工具用の係合部や回転のための外力を作用させるための凹凸部を有しないようにされている、
    ことを特徴とする盗難防止用固定装置。
  2. 請求項1において、
    前記軸状部材が、前記ナット部材の頂面から露出しないか殆ど露出しないようにされている、ことを特徴とする盗難防止用固定装置。
  3. 請求項1または請求項2において、
    前記軸状部材が、基端部に回転工具が相対回転不能に係合される大径頭部を有するボルトの軸部とされ、
    前記大径頭部への回転力付与によって前記ナット部材による前記取付孔の周縁部の押圧が行われた固定状態では、前記ナット部材の頂面直近において前記軸部が破断されていることにより前記大径頭部が除去されている、
    ことを特徴とする盗難防止用固定装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項において、
    前記ナット部材の外周面が、略球面の一部として形成されている、ことを特徴とする盗難防止用固定装置。
  5. 請求項4において、
    前記前記ナット部材の外周面が、略半球面として形成されている、ことを特徴とする盗難防止用固定装置。
  6. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項において、
    前記ナット部材の外周面が、略円錐面として形成されている、ことを特徴とする盗難防止用固定装置。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれか1項において、
    前記被取付部材の前記取付部材に対する固定が複数の所定箇所で行われており、
    前記特定固定具による固定箇所が、複数箇所でかつ前記複数の所定箇所よりも少ない箇所とされている、
    ことを特徴とする盗難防止用固定装置。
  8. ボルトとナット部材との組み合わせからなり、盗難防止用固定装置に用いる特定固定具であって、
    前記ボルトが、外周にねじ部を有する軸部と、基端部に回転工具が相対回転不能に係合される大径頭部とを有し、
    前記軸部に螺合される前記ナット部材の外周面が、前記軸部の軸線方向に沿ういずれの断面においても該ナット部材の座面から離れるにしたがって徐々に径方向内方側に位置するように形成されると共に、回転工具用の係合部や回転のための外力を作用させるための凹凸部を有しないようにされている、
    ことを特徴とする盗難防止用固定装置に用いる特定固定具。
  9. 請求項8において、
    前記ナット部材の外周面が、略半球面として形成されている、ことを特徴とする盗難防止用固定装置に用いる特定固定具。
  10. 請求項8において、
    前記ナット部材の外周面が、略円錐面として形成されている、ことを特徴とする盗難防止用固定装置に用いる特定固定具。
  11. ねじ孔が形成されており、
    外周面が、前記ねじ孔の軸線方向に沿ういずれの断面においても該ねじ孔の一端側にある座面から離れるにしたがって徐々に径方向内方側に位置するように形成されると共に、回転工具用の係合部や回転のための外力を作用させるための凹凸部を有しないようにされている、
    ことを特徴とする盗難防止用固定装置に用いるナット部材。
  12. 請求項11において、
    外周面が、略半球面として形成されている、ことを特徴とする盗難防止用固定装置に用いるナット部材。
  13. 請求項11において、
    外周面が、略円錐面として形成されている、ことを特徴とする盗難防止用固定装置に用いるナット部材。
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