JP3180906U - 蒸留装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】家庭で汎用されるコンパクトで単純な構造を有する蒸留装置を提供する。
【解決手段】加熱容器と、加熱容器の上部に立設される中空管と、中空管の周囲に空間部を介して被装され、上端が閉じた筒状の冷却凝縮手段と、空間部の下方に配設される収集手段とを備える。
【選択図】図1

Description

本考案は、蒸留装置に関し、特に、簡便汎用型構造を有する蒸留装置に関するものである。
化学実験で使われる蒸留装置は以前より知られているが、産業界では複雑な構造からなる精密蒸留装置や精油製造業では大型蒸留装置が実用運転されている。特に、天然由来の素材である針葉樹葉、花、その他の生物材料、さらに、醗酵液を原料として、アルコールや香気成分抽出に多用されている。
特開2008−55246 特開2002−356696
株式会社 黄河 「ハーブ蒸留機カタログ」2011年8月[online]、[平成24年10月26日検索] インターネット(URL: http://kame-kohga.com/product/catalog/img/purestiller-all.pdf) 株式会社 日本メディカルサービス「家庭用小型蒸留器」[online] 2012年9月、[平成24年10月26日検索] インターネット(URL:http://jms.la.coocan.jp/sub01.html) サントリーホールディングス株式会社「サントリー山崎蒸溜所」[online]、[平成24年10月26日検索] インターネット(URL: http://www.suntory.co.jp/factory/yamazaki/kodawari/index.html)
従来の蒸留装置の中で、特に、水やアルコールを加えて共沸騰下で蒸留する場合、必要とされる装置は、ある程度の容積を要し、複雑な組立てであるため、家庭内で簡便に使える形態を成していない。
また、外見上、混み入っており、美観に乏しく、使用後の洗浄などにも特別な道具や手法を用いなければならず、汎用性が著しく劣るという問題があった。
本願考案は、上述した従前の問題点を克服すべく、単独あるいは複合溶媒の選択、適時に溶媒の注入・抽出が可能な仕組み、温度可変加熱装置、蒸気上昇部の保温(冷却装置保温のための工夫)、揮発気体の噴出し部、揮発気体の冷却凝結部、凝結物の捕集部と誘導部、誘導物の貯留部等を、簡便に使える形にまとめ上げ装置としての態をなすもので、家庭内で簡便に使える特徴を有すると共に、汎用性性能が高いため、凝結物(捕集物)を日常生活に提供できる点が特徴である。
請求項1に記載の考案。加熱容器は蒸留途中であっても蒸留素材や溶媒の投入および除去が容易であり、また中空管は、その上部や側面に穴を有し蒸発気体が外部に漏れ出す構造をもち、上部中空管から外部に噴出した蒸留気体は、外部に位置する冷却凝縮部の壁面で冷却されて凝縮物となり、壁面を伝い落下した凝縮物を収集できる手段をもち、凝縮物は容易に貯留容器に誘導でき、全体がシンプルな構造を持つため箱やフレーム構造などのケースに収納できることを可能とする構造物であることを特徴とする。
請求項2に記載の考案。収集手段を、冷却凝集部の壁面の下端に配設した樋(とい)状の受けで収集できる仕組みをもち、また中空管には、中空管外壁を伝って落下する凝縮物を誘導するための鍔(つば)状のガイド部材が設けられたことを特徴とする。
請求項3に記載の考案。中空管は洗浄しやすいように、上部と下部に分離でき、中空管を保温するシートやベルトなどが容易に取り付けられるよう、空間(あそび)が確保でき、上部と下部の同径中空管同士を連結するためにプラスチックやフロン樹脂などからなる結束部材を用いて連結することが可能であることを特徴とする。
請求項4に記載の考案。冷却凝縮装置は、中空管を囲み込む構造を有し、水、氷、その他の保冷剤を収容でき、蒸留気体を冷却できることを特徴とし、上部中空管の直上の天井部分には外部へ通じる出入口を有し、この出入口に取り付けたキャップを調節することで冷却部の内圧を調整できる仕組みをもつことを特徴とする。
本考案において、蒸留素材の容器は運用中に内容物(蒸留素材や溶媒)を加除でき、加熱装置は蒸留物に応じて温度、時間などを調整・変更できる。また冷却凝縮装置の、中空管の直上の天井部分の穴により、冷却部分の内圧を調整できる。中空管外側に設けられたツバ状構造と、冷却凝集装置の下部に設置されたトイ状構造により、効率的に蒸留物を回収できる。
加熱装置、容器、連結部(中空管)、噴出部、冷却凝集装置、蒸留物収集構造の、装置全体が重層的な構造を取ることで、シンプルな構造となり、また、蒸留素材の容器や中空管等は分解できることで洗浄が容易となる。
蒸留装置の全体構成 蒸留凝縮装置の各部の構成 上流凝縮物の捕集部の構成
図1は、蒸留装置の全体構成(仕様など)を示す。
蒸留装置は、蒸留素材を収納し加熱する鍋と、冷却部に誘導し流道路となる中空管部分と、中空管上部に設けられた穴から噴出する蒸気を冷却凝結する部分と凝結物が捕集樋に的確に誘導できる鍔と樋と樋から凝結物を誘導し取得する部分を基本構造とする。
図2は、蒸留凝縮装置の各部の構成(蒸留装置部位説明)を示す。
加熱容器(A−6)はヒーター(A−5)により蒸留素材・溶媒を熱することができ、蒸留途中であっても蒸留素材や溶媒の投入および除去が容易であるように出入り口(A−2)が設けられ、また蓋(A−7)との結合部(A−4)は蒸留蒸気や液体が漏れださぬようにパッキンが装着できる構造を有する。また中空管は蓋(A−7)とA−3の部位で連結され、蒸気は中空管上部に配された蒸気噴出口(B−6)を通り冷却凝縮部へと流入する。冷却凝縮は上部の冷却物を収納できる容器(B−3)の壁面(B−7)で蒸気が冷却されることで生じ、凝結物は当該壁面(B−7およびC−1)を伝い落下し凝結物を集める樋状のパーツ(B−1)で捕集される。
図3は蒸留物及び凝集物の流道路と捕集部の構成を示す。
上部中空管の外壁および冷却凝集装置の壁面を伝い落ちる蒸留凝縮物は、鍔状パーツ(B−4)および誘導パーツC−1によって樋状パーツ(B−1)で捕集され、B−1には蒸留凝縮物を外部捕集容器に誘導するパーツ(B−2)を持つことが可能である。上部中空管と下部中空管のつなぎ部分は、継ぎ手(D−1)を介するか、雄雌すり合わせ加工をした構造を配し、上下間を連結する。上下の中空管は、一体型の構造物であっても差し支えない。
A−1 蒸留装置の全体図
A−2 加熱容器内への蒸留原料や溶媒の出入口
A−3 下部中空管と容器蓋との接合部位
A−4 加熱容器の蒸留鍋と容器蓋部分の合体部分
A−5 加熱容器のヒーター部分
A−6 蒸留原料を収納する収容鍋(パン)
A−7 加熱容器の蓋(容器蓋)
B−1 蒸留凝縮物を収集するトイ状の容器
B−2 トイから蒸留凝縮物を捕集容器に誘導する手段
B−3 冷却用の水・氷など保冷剤を収容する容器
B−4 中空管外壁を伝い落下する上流凝縮物をトイに誘導するツバ状ガイド部材
B−5 蒸留凝縮装置の天井部
B−6 上部中空管の蒸留気体を冷却槽に誘導するための蒸気噴出口
B−7 上部中空管から放出される蒸留気体が冷却される冷却槽内壁
C−1 冷却槽下部に突出したB−7の延長部
D−1 上部中空管と下部中空管とを連結する継ぎ手


Claims (4)

  1. 蒸留素材や溶媒を入れて加熱し蒸気を発生させる加熱容器と、加熱容器の上部に立設し加熱容器で発生した蒸気を流入し上部に形成した蒸気噴出口から放出する中空管と、中空管の周囲に空間部を介して被装され蒸気噴出口から放出された蒸気を空間部にて冷却し凝縮する上端が閉じた筒状の冷却凝縮手段と、空間部の下方位置に配設され空間部で凝縮し自然落下する液体を収集する収集手段とを備えたことを特徴とする蒸留装置。
  2. 収集手段は、液体を収集する樋状の収集容器と、自然落下する液体を受けて収集容器へ導入する下向きに傾斜した鍔状のガイド部材とで構成され、中空管に密着するかたちで外壁周囲に設けたことを特徴とする請求項1記載の蒸留装置。
  3. 中空管は、蒸気噴出口をもつ上部中空管と加熱容器に接続される下部中空管とで構成され、同経の中空管を連結するためのプラスチック又はフロン樹脂など合成樹脂による継ぎ手で連結され、周囲に空間が確保されていることを特徴とする請求項1の蒸留装置。
  4. 冷却凝縮手段は、中空管との間の空間を冷却するための水や氷など保冷剤を保持する容器を備え、圧力調節のための開放穴を備えることを特徴とする請求項1の蒸留装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015073958A (ja) * 2013-10-10 2015-04-20 株式会社神鋼環境ソリューション 還流器および反応機ユニット

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