JP3180782U - ストロー固定部材 - Google Patents
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Abstract
【課題】飲料容器の内容積や飲料出口の大きさにかかわらず、容易に容器に固定でき、かつ、容器内に落下させることなく飲料出口に挿入されたストローを支持可能である、ストロー固定部材を提供する。
【解決手段】長尺形状の軸部11と、軸部11の一方の端部に設けられた、飲料容器に貼着するための粘着面を有する貼着部12と、軸部11の他方の端部に設けられた、ストローを貫通させた状態で固定するストロー支持部13と、を有し、軸部11と、貼着部12と、ストロー支持部13とが、一枚の柔軟なシートにより一体に形成されており、貼着部12を飲料容器に貼着した状態で、飲料容器内に落下させることなく飲料容器の飲料出口に挿入されたストローを支持可能である、ストロー固定部材。
【選択図】図1A
【解決手段】長尺形状の軸部11と、軸部11の一方の端部に設けられた、飲料容器に貼着するための粘着面を有する貼着部12と、軸部11の他方の端部に設けられた、ストローを貫通させた状態で固定するストロー支持部13と、を有し、軸部11と、貼着部12と、ストロー支持部13とが、一枚の柔軟なシートにより一体に形成されており、貼着部12を飲料容器に貼着した状態で、飲料容器内に落下させることなく飲料容器の飲料出口に挿入されたストローを支持可能である、ストロー固定部材。
【選択図】図1A
Description
本考案は、飲料容器にストローを固定するためのストロー固定部材に関する。
飲料容器内の飲料は、一般的に、飲料容器に直接口を付ける、飲料を他の容器に注ぐ、ストローを使用する、などの方法で飲用される。ストローを使用する場合、飲料容器の飲料出口の径に対してストローの径が小さいと、投入されるストローの位置が安定しにくいことがある。そこで、特許文献1は、飲料缶の飲料出口に、切り込み穴を有するシールを貼り付けて、ストローの位置を固定することを提案している。
しかし、特許文献1の提案では、シールと飲料出口との位置合わせが必要であり、扱い易いとはいえない。また、例えば牛乳パックのような上部が屋根型である箱型(いわゆる、ゲーブルトップ型)の飲料容器などは、飲料出口の径が比較的大きいため、シールを飲料出口に貼り付けることは困難である。更に、一般的な大きさのストローは、内容積や飲料出口の大きい飲料容器内に落下するおそれがある。
そこで、本考案は、飲料容器の内容積や飲料出口の大きさにかかわらず、容易に容器に固定でき、かつ、容器内に落下させることなく飲料出口に挿入されたストローを支持可能である、ストロー固定部材を提供することを目的とする。
本考案に係るストロー固定部材は、長尺形状の軸部と、軸部の一方の端部に設けられた、飲料容器に貼着するための粘着面を有する貼着部と、軸部の他方の端部に設けられた、ストローを貫通させた状態で固定するストロー支持部と、を有し、軸部と、貼着部と、ストロー支持部とが、一枚の柔軟なシートにより一体に形成されており、貼着部を飲料容器に貼着した状態で、飲料容器内に落下させることなく飲料容器の飲料出口に挿入されたストローを支持可能である。
本考案に係るストロー固定部材においては、ストロー支持部に、ストローを貫通させる切れ目が形成されていることが好ましい。
軸部の幅は、ストロー支持部および貼着部の最大幅よりも小さくなっていることが好ましい。
軸部の幅は、ストロー支持部および貼着部の最大幅よりも小さくなっていることが好ましい。
本考案によれば、飲料容器の内容積や飲料出口の大きさにかかわらず、容易に容器に固定でき、かつ、容器内に落下させることなく飲料出口に挿入されたストローを支持可能である、ストロー固定部材を提供することができる。
図1Aは、本考案の一実施形態に係るストロー固定部材の構成を概略的に示す上面図である。図1Bはストロー固定部材の背面図であり、図1Cはストロー固定部材のストローを支持した状態における断面図である。本考案に係るストロー固定部材1は、長尺形状の軸部11と、軸部の一方の端部に設けられた貼着部12と、軸部の他方の端部に設けられたストロー支持部13と、を有する。貼着部12は、ストロー固定部材1を飲料容器に固定するための粘着面12aを有する。粘着面12aは、ストロー14を飲料出口に固定できる範囲であれば、飲料容器の任意の場所に貼着できる。ストロー支持部13は、ストロー14を貫通させた状態で固定する機能を有する。
本考案に係るストロー固定部材1においては、図1に示すように、ストロー支持部13の略中央部に、ストロー14を貫通させる切れ目13aが形成されていることが好ましい。これにより、ストロー14をストロー支持部13に貫通させることが容易となる。また、ストロー支持部にストローを貫通させる穴を形成してもよい。あるいは、ストロー支持部に薄肉部を形成し、薄肉部を破断させてストローを貫通させてもよい。
本形態のストロー固定部材は、軸部11が略短冊状である。この場合、貼着部12の重心と、ストロー支持部13の重心とを、軸部11の長手方向に延びる中心線で結ばれるように配することが好ましい。これにより、ストロー14をより安定した状態で固定し易くなる。
本考案において、軸部11と、貼着部12と、ストロー支持部13とは、一枚の柔軟なシートにより一体に形成されている。これにより、ストロー固定部材1を安価かつ容易に作製することができる。軸部11と、貼着部12と、ストロー支持部13とが、一枚の柔軟なシートにより一体に形成されているため、貼着部12を飲料容器に貼着した状態でも、軸部11が様々な方向に屈曲可能であり、よって、ストローを飲料容器の飲料出口に挿入することも容易である。
本考案の一実施形態に係るストロー固定部材の使用方法について、図2を参照しながら説明する。なお、図2においては、ゲーブルトップ型の飲料容器に対してストロー固定部材を適用しているが、本考案に係るストロー固定部材は、このような形状の飲料容器に限定されず、直方体の箱型、瓶、缶などの種々の飲料容器に対して好適に用いることができる。飲料容器の材質も特に限定されず、上記の紙の他に、アルミニウム、スチール、ポリエチレンテレフタラート(PET)、ガラスなどが挙げられる。
図2に示す飲料容器21は、飲料出口22が開封された状態である。図2では、飲料容器21の側面に、ストロー固定部材1の貼着部12の粘着面を貼着した状態を示している。なお、貼着部12を貼着する位置は、軸部11を屈曲させたときに、ストロー支持部13が飲料出口22に届く範囲であれば、任意の位置とすることができる。そして、ストロー14をストロー支持部13に貫通させて固定する。軸部11は柔軟性を有するため、これを任意の方向に屈曲させることにより、ストロー14が飲料容器21の飲料出口22に挿入される。これにより、ストロー14が飲料容器21の飲料出口22に挿入された状態で支持されるため、飲料容器21内にストロー14が落下することを防ぐことができる。
軸部11の幅は、ストロー支持部13および貼着部12の最大幅よりも小さくなっていることが好ましい。これにより、軸部11がより屈曲しやすくなり、ストロー14を飲料容器21の飲料出口22に挿入することが更に容易となる。また、使用者の邪魔になりにくく、ストロー固定部材1の良好な携帯性を確保することができる。軸部11の幅は、例えば2〜10mmであることが好ましい。ただし、図3Aに示すように、ストロー固定部材1において、軸部11、貼着部12およびストロー支持部13の最大幅が略同一であってもよい。
ストロー支持部13の最大幅は、ストロー14を貫通させた状態で固定することができる範囲であれば特に限定されないが、例えば10〜30mmであることが好ましい。ストロー支持部13の最大幅を10mm以上とすることで、ストロー14を貫通させても、十分な強度を確保することができる。ストロー支持部13の最大幅を30mm以下とすることで、ストロー固定部材1の良好な外観と携帯性とを確保することができる。ストロー固定部材1の携帯性を確保することで、使用者がストロー固定部材1を持ち歩くことや、あらかじめストロー固定部材1を飲料容器21に貼着した状態で飲料を販売することが容易となる。
貼着部12の最大幅は、飲料容器21から脱落しないように貼着できる面積を有すれば特に限定されないが、例えば5〜20mmである。貼着部12の最大幅を5mm以上とすることで、粘着面12aの面積を十分に確保できるため、ストロー固定部材1を十分な強度で飲料容器21に貼着することができる。貼着部12の最大幅を20mm以下とすることで、ストロー固定部材1の良好な携帯性を確保することができる。
ストロー固定部材1のデザイン性および扱いやすさの観点から、ストロー支持部13の最大幅は、貼着部12の最大幅よりも大きいことが好ましい。更に、ストロー支持部13の最大幅を貼着部12の最大幅よりも大きくすることで、粘着面12aに付着させる粘着剤の量が過剰となることを防ぐことができる。
ストロー固定部材1のデザイン性および扱いやすさの観点から、ストロー支持部13の最大幅は、貼着部12の最大幅よりも大きいことが好ましい。更に、ストロー支持部13の最大幅を貼着部12の最大幅よりも大きくすることで、粘着面12aに付着させる粘着剤の量が過剰となることを防ぐことができる。
ストロー固定部材1の長手方向の寸法は、40〜100mmであることが好ましい。ストロー固定部材1の長手方向の寸法を40mm以上とすることで、貼着部12を飲料容器21に貼着した状態で、ストロー14を飲料容器21の飲料出口22に挿入するのに十分な長さを確保することができる。また、ストロー固定部材1の長手方向の寸法を100mm以下とすることで、扱いやすく、またストロー固定部材1の携帯性を確保することができる。
ストロー固定部材1の厚さは、25〜200μmであることが好ましい。これにより、ストロー固定部材1の柔軟性と強度とを両立することができる。
長尺形状の軸部11の形状は、任意の方向に屈曲可能であり、ストロー14を飲料容器21の飲料出口22に挿入しやすい形状であればよく、特に限定されない。例えば、図3Bに示すように、軸部11が屈曲した形状であってもよく、長手方向の辺に沿って突出部またはくびれを有する形状であってもよい。
貼着部12およびストロー支持部13の平面形状は特に限定されず、例えば、略矩形、略円形、多角形等が挙げられる。貼着部12およびストロー支持部13の機能を損なわない範囲であれば、デザイン性を考慮して、花形状等の任意の形状としてもよい。
ストロー固定部材1を形成するシートとしては、柔軟性および強度を十分に有し、かつ低コストである観点から、ポリエステル、ポリエチレンテレフタラート(PET)、ポリ塩化ビニル等の樹脂製のシート、フィルム、紙等を用いることが好ましい。シートは単独の層からなるものであってもよく、複数の層を含むものであってもよい。
貼着部12の粘着面に付着させる粘着剤は、任意の飲料容器に対して十分な粘着性を発揮するものを適宜使用すればよい。具体的には、デンプン、天然ゴム、アクリル樹脂、ウレタン樹脂等を主成分とする粘着剤が挙げられる。
本考案に係るストロー固定部材は、アルミニウムやスチールの缶、紙製容器、ペットボトル、ビンなどの種々の飲料容器に対して、使用することができる。
1 ストロー固定部材
11 軸部
12 貼着部
12a 粘着面
13 ストロー支持部
13a 切れ目
14 ストロー
21 飲料容器
22 飲料出口
11 軸部
12 貼着部
12a 粘着面
13 ストロー支持部
13a 切れ目
14 ストロー
21 飲料容器
22 飲料出口
Claims (3)
- 長尺形状の軸部と、
前記軸部の一方の端部に設けられた、飲料容器に貼着するための粘着面を有する貼着部と、
前記軸部の他方の端部に設けられた、ストローを貫通させた状態で固定するストロー支持部と、を有し、
前記軸部と、前記貼着部と、前記ストロー支持部とが、一枚の柔軟なシートにより一体に形成されており、
前記貼着部を前記飲料容器に貼着した状態で、前記飲料容器内に落下させることなく前記飲料容器の飲料出口に挿入されたストローを支持可能である、ストロー固定部材。 - 前記ストロー支持部に、前記ストローを貫通させる切れ目が形成されている、請求項1記載のストロー固定部材。
- 前記軸部の幅が、前記ストロー支持部および前記貼着部の最大幅よりも小さくなっている、請求項1または2記載のストロー固定部材。
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JP2012006475U Expired - Lifetime JP3180782U (ja) | 2012-10-24 | 2012-10-24 | ストロー固定部材 |
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- 2012-10-24 JP JP2012006475U patent/JP3180782U/ja not_active Expired - Lifetime
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