JP3180618U - 靴のインソール - Google Patents

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久美子 崎原
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株式会社千趣会
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【課題】足裏の形状にフィットさせて快適に歩行できるようにしたインソールを提供する。
【解決手段】インソール10は、指先の付け根Mから踵Hにいたる足裏Fの接地面にほぼ対応する形状の低反発性樹脂板状体より成り、足裏アーチAに対応する部分及びそれに続く踵Hの周辺に対応する部分は、前記低反発性樹脂より硬質の弾性樹脂によって裏打ちされ、足裏先端支持部23は先端方向に次第に薄く形成され、足裏アーチAに対応する表面に長さ方向のアーチ状膨出部15aが形成されたものである。
【選択図】図5

Description

この考案は、靴のアウトソールの上に敷かれるインソールに関する。
通常の靴底は、アウトソールの外面後端部に踵部材を固着し、アウトソールの内面にクッション材等の中物やふまず芯を介してインソールが固着された構造である。また、サンダル等の簡易履物では、アウトソールと踵部材を一体化し、アウトソールの内面に直接インソールを固着している。
後者のようなタイプの履物に用いられるインソールは、アウトソールとの間に充填物がないため、クッション性を持たせるのが一般的であるが、単なるクッション性だけでは、足裏の形状ばかりでなく歩行時の接触加圧点の移動などに合致せず履心地が良くない問題があった。
そこで、この考案の課題は、インソールを足裏の形状にフィットさせて歩行時の重点の移動に適合して快適に歩行できるようにすることである。
上記の課題を解決するために、この考案においては、指先の付け根から踵にいたる足裏の接地面にほぼ対応した形状の低反発性樹脂板状体によってインソールを形成し、足裏アーチに対応する部分及びそれに続く踵周辺に対応する部分を前記低反発性樹脂よりも硬質の弾性樹脂によって裏打ちし、前記足裏アーチの先端部から指の付け根に対応する足裏先端支持部は先端方向に次第に薄く形成し、足裏アーチに対応する表面に長さ方向のアーチ状膨出部を形成したのである。
前記アーチ状膨出部の横断面を滑らかな山形にしておくのがよい。また前記踵周辺に裏打ちされた硬質の弾性樹脂を馬蹄形にしておくのがよい。
この考案によれば、以上のように、表面が低反発性樹脂より成るため、足裏の凹凸によくなじみ、滑るようなことがなく、特に足裏の形状に合致するようにアーチ状膨出部や舌片状の先端支持部を形成したのでさらによく足裏にフィットし、加えて踵の周辺をより硬質の樹脂で裏打ちしたので踵の中心部が柔軟な低反発性樹脂に沈み込んだときに周辺部をしっかりと支持して移動を防止する効果がある。
この考案のインソールの表面図、 インソールの裏面図、 (A)はインソールの縦断面図、(B)〜(E)はそれぞれ対応する部分の横断面図、 (A)、(B)は足裏とインソールの位置関係を示す裏面図、 足裏とインソールの接触状態を示す一部縦断側面図、 インソールの他の例を示す裏面図である。
以下、この考案の実施形態を添付図面に基づいて説明する。図1はインソールの表面図、図2は同裏面図であり、左足用を示している。図示のように、インソール10は、足裏の中足趾節間関節(指の付け根)に対応する先端縁11から踵に対応する後端縁12まで細長く延び、外側縁13及び内側縁14は、足裏の外側面及び内側面が靴底に接触する線にほぼ沿うように、凹形に弯曲している。
前記インソール10の表面15は、低反発性発泡樹脂または柔軟性の大きい発泡樹脂によって全面が被覆され、インソール10の裏面は、足裏のアーチに対応するアーチ支持部21の全面が比較的柔軟性の小さい弾力性の大きい(パワーの大きい)発泡樹脂によって裏打ちされ、このアーチ支持部21に連続した同じ樹脂で馬蹄形の踵周辺部22が形成されている。従って、これらのアーチ支持部21及び踵周辺部22は、低反発性発泡樹脂とやや硬質でパワーの大きい発泡樹脂の2層構造になっている。そして、アーチ支持部21の先端からインソール10の先端縁11に至る先端支持部23は、表面と一体の発泡樹脂より成り、馬蹄形支持部22に囲まれた踵中央支持部24も表面と一体の発泡樹脂より成る。ここで低反発性発泡樹脂は、例えばウレタン系発泡樹脂に粘着剤を含浸させたものであり、柔軟性の大きい発泡樹脂は、気泡を多く含有させて空隙率を高めるなどによって柔軟性を大きくした発泡樹脂であり、それよりも気泡の含有率を小さくすることによってパワーの大きい比較的硬質の発泡樹脂が得られる。なお、以下に、高気泡率の柔軟な発泡樹脂を低反発性樹脂に含めるものとする。
図3(A)はインソール10の長さ方向中心断面図である。図示のように、アーチ支持部21に対応する表面15には、足裏のアーチに適合するようなアーチ状膨出部15aが形成され、アーチ支持部21の長さ方向両端に向ってなだらかに下降している。また、先端支持部23は先端縁11の方向に下降している。このような長さ方向の断面形状に加えて、横断方向においては、図3(B)(C)(D)(E)に示すように、いずれも中央が凸状に膨出し両側縁13と14の方向になだらかに下降する形状になっている。
図4、図5によって上述のようなインソール10が足裏にフィットする様子を説明する。足裏Fの形状は、縦方向に見ると、一般的に指の付け根M(中足趾節間関節部)と踵Hが凸状に盛り上り、付け根Mと踵Hとの間にアーチAが形成されている。一方横方向(横断方向)に見ると、周辺部(図4の鎖線より外側部分)がアールを画いて面取りされた形状である。そして指先は、第1趾及び第2趾から第5趾が極端に後退した図4(A)の状態と、第1趾から第5趾までほぼ揃った図4(B)の状態の間のいずれかに含まれる。従って指の付け根Mを結ぶ線(図4の点線)は、図4(A)のように足裏Fの外側に対して大きな角度で傾斜するものと、それよりも小さな角度で傾斜する図4(B)のものがある。いずれにしても、足裏Fの外側に対して所定の角度でやや弓状に弯曲している。また、アーチAの先端部と指の付け根Mの間は、先端方向に間隔が狭くなっている。即ち足裏Fと接地面との間隔が先端方向に狭隘になってゆく。
いま図5のように、靴底S(アウトソールでもミッドソールでもよい)にインソール10を固着したとき、その上に載せた足裏FのアーチAは、膨出部15aに当接し支持される。このアーチAは、一般に縦方向にはなだらかな山形になっており、横断方向にも中央部にやや窪みのついた形状であるので、図3(C)のようにインソール10の横断方向にも山形にしておくとより良くフィットする。そしてアーチAの先端から指の付け根Mにかけては、靴底Sとの間隙が小さくなるので、インソール10先端支持部23もそれに対応させて先端縁11の方向に厚みを薄くしかつ低反発性樹脂のみで形成してある。一方踵Hに対応する部分は、周辺部22が低反発性樹脂とそれよりも硬質の樹脂から成る2層構造で、中央支持部24が低反発性樹脂のみで形成されているので、踵Hの膨出する中央部が深くインソール10に沈み込み、その周辺をより硬質の樹脂で取り囲んで移動しないように支持することができる。
以上のように、この考案のインソール10は、構造上足裏Fの形状的な特徴に合致しかつ表面全面が低反発性樹脂で被覆されているので、はき心地が良く足裏Fが滑動することがない。
図1、図2のインソール10は、サンダル用として好適であるが、このアーチ支持部21を広巾にしてパンプス等に用いることができる。勿論使用する靴の形態に応じて先端支持部23を短くする等、適当な変更を加えることができる。図6はハーフカップ用の一例を示したものである。
また、この考案のインソールは、アウトソールやミッドソールに固着して用いるほか、靴の中敷として用いることができる。その場合には、外面を薄いシートで被覆したり、縁取りを施すなど適当な変更を加えることができる。
10 インソール
11 先端縁
12 後端縁
13、14 側縁
15 表面
15a 膨出部
21 アーチ支持部
22 踵周辺部
23 先端支持部
24 踵中央支持部
A 足裏のアーチ
F 足裏
H 踵
M 指の付け根
S 靴底

Claims (3)

  1. 指先の付け根から踵にいたる足裏の接地面にほぼ対応した形状の低反発性樹脂板状体より成り、足裏アーチに対応する部分及びそれに続く踵周辺に対応する部分は前記低反発性樹脂より硬質の弾性樹脂によって裏打ちされ、前記足裏アーチの先端部から指の付け根に対応する足裏先端支持部は先端方向に次第に薄く形成され、足裏アーチに対応する表面に長さ方向のアーチ状膨出部が形成されたインソール。
  2. 前記アーチ状膨出部の横断面を滑らかな山形とした請求項1に記載のインソール。
  3. 前記踵周辺に対応する硬質の弾性樹脂が馬蹄形である請求項1または2に記載のインソール。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015116434A (ja) * 2013-12-20 2015-06-25 李伯曜 背を高く見せる靴
JP2020501867A (ja) * 2016-12-15 2020-01-23 グリーン、デイビッド 再利用可能なカスタマイズされたインソール

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