JP3179521U

JP3179521U - 健康食品

Info

Publication number: JP3179521U
Application number: JP2012004100U
Authority: JP
Inventors: 英明門畑
Original assignee: はなぶさ健康食品有限会社
Priority date: 2012-06-19
Filing date: 2012-06-19
Publication date: 2012-11-08
Anticipated expiration: 2022-06-19

Abstract

【課題】生活習慣病における代謝異常症候群（メタボリック症候群）といわれる、高血糖症、高脂血症、肥満症、高血圧症などを予防し、あるいは治療を目的として、その代謝機能を活性化して体質改善を促すための健康食品を提供する。
【解決手段】サラシア属植物から抽出したエキスを２０〜７０重量％、牡蠣肉エキスを１０〜２０重量％、柿タンニンを１０〜２０重量％の割合で混合した３素材に、ビタミンＢ１２を加えた４素材を主要素材とし、食用サイズに錠剤状の形状に加工することで、効率よく効果的に健康促進を図ることを可能とする健康食品である。
【選択図】図１

Description

本考案は、生活習慣病の予防と治療、および代謝機能の活性化による健康管理が、手軽に成し遂げられるようにするための健康食品に関するものである。

生活習慣病の高血糖症、高脂血症、肥満症、高血圧症の予防や治療を目的として、サラシア属植物から抽出したエキス、あるいは牡蠣肉エキス、あるいは柿タンニン、あるいはビタミンＢ１２の、それぞれの素材によるそれぞれの薬剤あるいは食品が、考案もしくは開発されている。

なかでも、サラシア属植物の根や幹は、スリランカやインドの伝承医学アーユルヴェーダにおいて天然薬物として利用されてきた。スリランカではサラシア・レティキュラータ（Ｓａｌａｃｉａｒｅｔｉｃｕｌａｔａ）（現地語でコタラヒムブツ・Ｋｏｔｈａｌａｈｉｍｂｕｔｕ）の根や幹が糖尿病、皮膚病、淋病、リュウマチの治療に有効であると伝承されている。インドではサラシア・オブロンガの根が同様の治療に用いられるほか、サラシア・キネンシスも糖尿病の治療に用いるとされており、その作用メカニズムはα−グルコシダーゼ活性阻害に基づく糖吸収抑制作用によるものであることが報告されている（非特許文献１、２）。

たとえば、サラシア属植物から抽出したエキスの、薬理活性の機能性による薬剤の考案は、α−グルコシダーゼ阻害剤（特許文献１）、糖新生抑制剤（特許文献２）、ジペプチジルペプチターゼ４阻害剤（特許文献３）、ＧＬＰ−１活性増強剤（特許文献４）、抗高脂血症剤（特許文献５）、抗肥満症剤（特許文献６）、腎障害抑制剤（特許文献７）、基礎代謝増強剤（特許文献８）、自己免疫疾患抑制剤（特許文献９）などがある。

また、サラシア属植物から抽出したエキスを配合した食品の考案は、栄養補助食品（特許文献１０）、腸内環境改善食品（特許文献１１）、α−グルコシダーゼ阻害剤様食品（特許文献１２）、糖新生抑制剤様食品（特許文献２）、メタボリック症候群抑制剤様食品（特許文献１３）、抗肥満症剤様食品（特許文献１４）、生活習慣病の防止・改善のための食品（特許文献１５）などがある。

牡蠣肉エキスは、身体の免疫力や恒常性維持機能の向上、および体質改善に欠かせない微量必須栄養素のビタミン類、ミネラル類、アミノ酸類をバランスよく含有し、さらに動脈硬化の発生原因となる、血中コレステロールを削減するのに有効な天然タウリン（非特許文献３）や、グリコーゲンなどを含有しており、栄養補助食品（特許文献１６）などが考案されている。

柿タンニンは、抗酸化作用の機能性が高く、血液中の活性酸素を除去することによって、過酸化脂質の生成抑制およびコレステロール代謝を改善（特許文献１７）して動脈硬化症の予防に寄与しており、さらに柿タンニンの成分のひとつであるビタミンＰ（フラボン系ルチン）は、血管拡張・血管強化作用がある。この柿タンニンを配合して、血液浄化や血管の補強あるいは血圧降下などを目的とした食品（特許文献１８）などが考案されている。

ビタミンＢ１２は、血液中の主要成分である赤血球の形成を補助する栄養素であり、悪性貧血等に優れた効果があるとされ（非特許文献４）、さらに神経ビタミンとして神経繊維の修復や神経の伝達物質の合成に関与しており、神経障害、感覚異常、記憶障害、うつ病、慢性疲労などの治療に有効であるとされている。

著者・別府秀彦、他、「Ｋｏｔｈａｌａｈｉｍｂｕｔｕ抽出物を配合したコタラヒム顆粒品の単回および３か月連続摂取のヒト糖代謝に及ぼす影響」、日本食品新素材研究会誌、第８巻、第２号、１０５〜１１７頁著者・谷村千華、他、「Ｓａｌａｃｉａｒｅｔｉｃｕｌａｔａ（Ｋｏｔｈａｌａｈｉｍｂｕｔｕ）水抽出物とサイクロデキストリン混合物による血糖値、血中インスリン値上昇抑制効果および過量摂取における血糖値変化と腹部状態へおよぼす作用」、米子医学雑誌、５６巻、２号、別刷、８５〜９３頁著者・横越英彦、他、「食餌性高コルステロール血症におけるタウリンのコルステロール低下作用」日本農芸化学会誌、第７５巻、第９号、９５８〜９６０頁著者・堀坂和敬、「貧血治療薬としてのビタミンの薬理作用」薬局、第３４巻、第５号、５９７〜６０２頁

特許第４１２５７６８号特許公開２００８−２５５０８３号公報特許公開２０１０−０１３４２３号公報特許公開２０１１−１９０２４８号公報特許公開２００１−２８８０９９号公報特許公開２００１−２６１５６９号公報特許公開２００９−１６１５２２号公報特許公開２０１０−２３５５４２号公報特許公開２００９−１０２２３２号公報特許公開２００８−２３７０５８号公報特許公開２００７−０３１３４５号公報特許公開２００９−２１９３７０号公報特許公開２００８−０９９６５２号公報特許公開２０１１−１７３８４７号公報特許公開２００７−３３０１２４号公報特許公開平０９−２５２７４６号公報特許公開２００３−２３１６８４号公報特許公開２００６−０８７３３７号公報

生活習慣病の高血糖症、高脂血症、肥満症、高血圧症の予防や治療を目的として、サラシア属植物から抽出したエキス、あるいは牡蠣肉エキス、あるいは柿タンニン、あるいはビタミンＢ１２の、それぞれの素材によるそれぞれの薬剤あるいは食品が考案されているが、その素材のそれぞれで別々に摂取されているため非効率である。

サラシア属植物から抽出したエキス、牡蠣肉エキス、柿タンニンの３素材、もしくは前記３素材にビタミンＢ１２を加えた４素材を主要素材とし、食用サイズに造粒もしくは粉末もしくは液状に加工することで、効率よく効果的に健康促進を図ることを可能とする。

生活習慣病の予防や治療および代謝機能を活性化して体質改善を促すことが、より効果的に効率よく達成できる。

図面は、本考案の健康食品の技術的な思想を説明するために必要とする代表的な実施例を示すものである。
本考案の実施例における１粒当りの主要４素材の配合の概要図本考案の実施例における造形物の図面

本考案は、サラシア属植物から抽出したエキス、牡蠣肉エキス、柿タンニンの３素材、もしくは前記３素材にビタミンＢ１２を加えた４素材を主要素材とし、食用サイズに造粒もしくは粉末もしくは液状に加工することで、効率よく効果的に健康促進を図ることを可能とする健康食品である

また、本考案は、前記サラシア属植物から得られるエキスの含有量を２０〜７０重量％、牡蠣肉エキスの含有量を１０〜２０重量％、柿タンニンの含有量を１０〜２０重量％とすることを特徴とする健康食品である。

また、本考案におけるコタラヒムブツ（Ｋｏｔｈａｌａｈｉｍｂｕｔｕ）とは、学名をサラシア・レティキュラータ（Ｓａｌａｃｉａｒｅｔｉｃｕｌａｔｅ）といい、スリランカ（セイロン島）に樹生するデチンムル科サラシア属のツル性植物であり、スリランカでは伝承医学アーユルヴェーダにおいて、糖尿病、皮膚病、淋病、リュウマチなどに有効な薬用植物として昔から利用されてきた植物である。

また、本考案における牡蠣肉エキスは、牡蠣から抽出したエキスであり、柿タンニンは、柿から抽出したエキスである。

以下、添付図面に従って本考案の実施例を説明する。
図１は、錠剤状に造形する場合の、１粒当りの総重量３００ｍｇにおける主要４素材の配合の概要を表したもので、内訳は、コタラヒムブツから得られたエキス（サラシア属植物のサラシア・レティキュラータのエキス）・１５０ｍｇ（５０重量％）、牡蠣肉エキス・５０ｍｇ（１６．６重量％）、柿タンニン・５０ｍｇ（１６．６重量％）、ビタミンＢ１２・５μｇを配合し、主要４素材の合計は２５０ｍｇである。
総重量３００ｍｇの残りのおよそ５０ｍｇ（１６．６重量％）は、主要４素材を混合して錠剤状に造形するための、結晶セルロース、グリセリン脂肪酸エステルおよびメチルセルロースの各賦形剤の合計重量である。

図２は、錠剤状に造形する場合の側面図と平面図である。

Claims

サラシア属植物から得られるエキスと、牡蠣肉エキスと、柿タンニンを含み、もしくは、前記三つの素材にさらにビタミンＢ１２を含み、食用サイズに加工した健康食品。
前記サラシア属植物から得られるエキスの含有量は、２０〜７０重量％であって、牡蠣肉エキスの含有量は１０〜２０重量％であって、柿タンニンの含有量は１０〜２０重量％であることを特徴とする請求項１記載の健康食品。
前記サラシア属植物は、コタラヒムブツであることを特徴とする請求項１記載の健康食品。