JP3179204B2 - インピーダンス変換回路 - Google Patents

インピーダンス変換回路

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JP3179204B2 JP25469292A JP25469292A JP3179204B2 JP 3179204 B2 JP3179204 B2 JP 3179204B2 JP 25469292 A JP25469292 A JP 25469292A JP 25469292 A JP25469292 A JP 25469292A JP 3179204 B2 JP3179204 B2 JP 3179204B2
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H11/00Networks using active elements
    • H03H11/02Multiple-port networks
    • H03H11/40Impedance converters
    • H03H11/405Positive impedance converters

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気的な2極インピー
ダンスを変換するインピーダンス変換回路であって、動
作中インピーダンスを流れる電流を測定する第1手段
と、この第1手段に結合され、測定された電流に相当す
る制御信号を生じる第2手段と、この第2手段に結合さ
れ、測定された信号に比例する他の電流を前記の制御信
号の関数としてインピーダンス変換回路の入力端子に生
ぜしめる第3手段とを具える当該インピーダンス変換回
路に関するものである。前記の他の電流は入力接続点に
おける回路のインピーダンス特性に影響を及ぼす。
【0002】
【従来の技術】上述した種類のインピーダンス変換回路
は特に、電圧制御発振器、可調整電気フィルタ、正確な
低周波フィルタ、周波数依存制御回路等に用いられてお
り、米国特許第4,339,729 号明細書に開示されている。
【0003】既知のインピーダンス変換回路では実際
に、変換すべきインピーダンスを流れる電流を測定する
第1手段の電気的特性が他の物理的パラメータ、すなわ
ち測定電流に比例する入力端子における他の電流を生じ
る第3手段の電気的特性の種々の物理的パラメータによ
って決定されるという問題が生じる。従って、インピー
ダンス変換の精度は、第1及び第3手段に対し用いる構
成素子の特性上の広がりや、これら構成素子の温度特性
の差や、老化等に依存する。インピーダンス変換へのこ
れらパラメータの影響は、それ自体既知の補償技術を用
いることにより低減せしめることができるが、このよう
にすると比較的複雑で広範な電子回路を必要としてしま
う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、集積
回路として製造するのに適し、別の補償回路を用いる必
要なく製造処理上の不正確さ及び特性の広がりに殆ど感
応しない前述した種類のインピーダンス変換回路を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、電気的な2極
インピーダンスを変換するインピーダンス変換回路であ
って、このインピーダンス変換回路が、動作中インピー
ダンスを流れる電流を測定する第1手段と、この第1手
段に結合され、測定された電流に相当する制御信号を生
じる第2手段と、この第2手段に結合され、測定された
信号に比例する他の電流を前記の制御信号の関数として
インピーダンス変換回路の入力端子に生ぜしめる第3手
段とを具えており、前記の第1手段及び第3手段が第1
電流源及び第2電流源をそれぞれ有し、これら電流源に
はそれぞれの電流源が生じる電流を調整するための制御
入力端子 がそれぞれ設けられ、第2手段により生ぜし
められる制御信号が第1電流源及び第2電流源の制御入
力端子に供給されるようになっており、前記の第2手段
が増幅器を有し、この増幅器は第1電流源及び第2電流
源の制御入力端子に結合された出力端子と、インピーダ
ンス端子に接続された入力端子とを有し、第1電流源の
電流通路は入力端子に結合され、第2電流源の電流通路
が入力端子に結合され、入力端子及びインピーダンス端
子が変換すべき電気的2極インピーダンスを接続するよ
うに設計されており、前記の増幅器はインピーダンス端
子が接続された反転入力端子と、インピーダンス変換回
路の信号接地端子に接続された非反転入力端子とを有し
ている当該インピーダンス変換回路において、前記のイ
ンピーダンス変換回路が、第1電流源及び第2電流源に
より生ぜしめられる電流を、それぞれ第1調整信号及び
第2調整信号の関数として変化させる第4手段及び第5
手段を具えているいることを特徴とする。
【0006】増幅器と組合せて、変換すべきインピーダ
ンスを流れる電流を測定する基準抵抗を用いる従来技術
と相違し、本発明による回路では、接続されたインピー
ダンスを流れる電流を測定する為と、この電流の関数と
して入力端子に他の電流を与える為との双方に同様に制
御される電流源を用い、これらの制御される電流源の電
気的特性が同様なパラメータにより決定されるようにす
る。
【0007】本発明による回路は、インピーダンスを流
れる電流を測定する第1手段とこの電流に比例する他の
電流を入力端子に与える第3手段とを同様にして構成及
び制御することによりインピーダンス変換回路の精度が
製造処理に殆ど依存しないようにしうるという認識に基
づくものである。
【0008】本発明によるインピーダンス変換回路の電
気的特性はこの回路の動作範囲に亘って一定な同様なパ
ラメータ比の関数となるだけである。また、電流源を同
様な種類にすることにより最適なパラメータ非依存性を
得ることができる。
【0009】できるだけ小さくする必要のある増幅器の
入力電流を無視すると、変換すべきインピーダンスを流
れる電流は、増幅器の出力信号に依存する第1電流源の
電流に等しくなる。変換すべきインピーダンスを流れる
電流の目安となる増幅器の出力信号は第2電流源を制御
する。従って、この第2電流源を流れる電流はインピー
ダンスを流れる電流に比例する。従って、入力端子にお
ける電流はインピーダンスを流れる電流及び第2電流源
の電流によって決定される。従って、本発明によるイン
ピーダンス変換回路は、入力端子側から見て、接続され
たインピーダンスと等価的に、しかしこのインピーダン
スと異なる値を以って動作する。
【0010】変換インピーダンスの値は調整信号を適切
に供給することにより入力端子で正確に調整しうる。
【0011】本発明に基づく第1の例では、第4手段及
び第5手段が第1電流スプリッタ及び第2電流スプリッ
タをそれぞれ有しており、これら第1及び第2電流スプ
リッタはそれぞれ第1電流源及び第2電流源の電流通路
と直列に接続されており、これら第1及び第2電流スプ
リッタはそれぞれ第1調整信号及び第2調整信号が供給
される入力端子を有しているようにする。
【0012】第2の例では、前記の第4及び第5手段
は、第1調整信号及び第2調整信号をそれぞれ乗じた第
1制御信号を第1電流源及び第2電流源の制御入力端子
にそれぞれ供給する為の第1乗算器及び第2乗算器をそ
れぞれ有しているようにする。
【0013】第4及び第5手段を同様に構成することに
より、回路の調整も同時に同様なパラメータ間の比に依
存し、絶対処理変数に依存しない。調整信号を共通の電
源、例えば回路電源電圧から取出すことにより、インピ
ーダンス値を入力端子でできるだけ一定にする。
【0014】本発明によるインピーダンス変換回路は、
特に集積回路、例えば、絶縁ゲート型の電界効果トラン
ジスタを有する集積半導体回路として設計するのに適し
ている。
【0015】以下図面につき説明する。本発明によるイ
ンピーダンス変換、すなわちインピーダンス増倍原理を
図1に示す。入力端子1と信号接地端子2との間には変
換すべきインピーダンスZと電流源I0 とが接続されて
いる。電流源I0 はインピーダンスZを流れる電流のk
倍の電流を生じる。
【0016】従って、入力端子1と信号接地端子2との
間の回路の見かけのインピーダンスはインピーダンスZ
を流れる電流Iと電流源I0 の電流kIとの和によって
決定される。
【0017】図2は従来技術に基づくインピーダンス変
換回路を示す線図である。この回路は演算増幅器4を具
え、この演算増幅器は、信号接地端子に接続された非反
転入力端子(+)と、インピーダンス端子15を構成する
反転入力端子(−)と、出力端子5とを有し、変換すべ
きインピーダンスZが反転入力端子(−)と入力端子1
との間に接続され、インピーダンスZを流れる電流を測
定する測定抵抗Rの形態の第1電気回路が出力端子5と
反転入力端子(−)との間に接続されている。入力端子
1と信号接地端子2との間には可制御電流源3の形態の
第2電気回路が接続されている。この電流源3は増幅器
4の出力端子5に接続された制御入力端子6を有してい
る。電流源3の電流は制御入力端子6に供給される制御
信号の関数である。
【0018】演算増幅器4が理想的に動作するものとす
ると、測定抵抗Rを流れる電流I1はインピーダンスZ
を流れる電流に等しくなる。従って、増幅器4の出力電
圧は電流I1 と測定抵抗Rの値との積によって決まる。
電流源3の電流I2 は供給される制御電圧、すなわち増
幅器4の出力電圧VO に依存する為、入力端子1におけ
る見かけのインピーダンスは抵抗Rの値又は電流源3の
電流I2 を変えることにより調整しうる。
【0019】この既知の回路の場合、変換インピーダン
スが数種類の異なる物理的パラメータの関数となり、従
って選択した素子の不正確さや広がりに、又は集積半導
体回路の場合には製造処理の不正確さや広がりに応じて
変化してしまうという欠点がある。インピーダンスZを
流れる測定電流I1 は特に抵抗Rの物理的特性に依存す
るも、電流源3の電流I2 は演算増幅器4の出力電圧V
O の電圧−電流変換への変換関数、すなわちこの電圧−
電流変換を達成する電流源の構造に依存する相互(トラ
ンス)コンダクタンスパラメータの関数となる。
【0020】回路の動作範囲に亘って適切に一定とした
変換特性は補償回路を用いることにより達成しうるが、
このようにすると、回路が著しく複雑で大規模となり、
これに関連して物理的寸法や製造処理の不正確さ及び広
がりに対する特性変化に関する欠点を伴う。
【0021】
【実施例】図3は本発明による回路の一実施例を線図的
に示す。この回路は図2と同様に演算増幅器4を以て構
成するも、測定抵抗Rの形態の第1回路の代りに、反転
入力端子(−)と回路の信号接地端子2との間に第1可
制御電流源7を接続し、その制御入力端子8を演算増幅
器4の出力端子5に接続する。入力端子1における電流
を変える第2回路は制御入力端子10を有する第2可制御
電流源9を具えており、この第2可制御電流源9は図2
の電流源3と同様に接続する。
【0022】この場合も演算増幅器4が理想的に動作す
るものとすると、インピーダンスZを流れる電流に等し
い電流I1 が動作中第1電流源7を流れる。これと関連
して演算増幅器4の出力端子5に生じる出力電圧VO
第2電流源9の制御入力端子10に供給され、従ってこの
出力電圧が第2電流源9の電流I2 を決定する。本発明
による回路では、第1回路を流れる電流I1 と第2回路
を流れる電流I2 との双方が相互コンダクタンスパラメ
ータの関数、すなわちそれぞれ第1電流源7及び第2電
流源9の電圧−電流変換の関数となる。入力端子1にお
ける見かけの又は変換されたインピーダンスZi は第1
電流源7及び第2電流源9の相互コンダクタンスパラメ
ータの比によって決定されるということは容易に導き出
すことができる。Zi は実際 Zi =(1+I2 /I1 -1Z で与えられる。ここにI1 =gm1O であり、I2 =g
m2O である。従って、 Zi =(1+gm2/gm1-1Z が得られる。ここに、gm1は第1電流源7の相互コンダ
クタンスパラメータであり、gm2は第2電流源9の相互
コンダクタンスパラメータである。
【0023】インピーダンスZが例えばキャパシタンス
Cを有する場合には、変換インピーダンスは値 (1+gm2/gm1)C を有するキャパシタンスのように作用する。従って、本
発明の回路では、変換インピーダンスの物理的特性は同
様なパラメータ、この場合電流源7及び9の相互コンダ
クタンスパラメータの比によって決定される。従って、
インピーダンス変換の精度はもはや絶対パラメータ値に
は依存せず、パラメータの比、すなわちマッチングによ
り決定される。このことは特に集積半導体回路として設
計を行なう場合に有利なことである。
【0024】図4は図3による回路に基づく本発明によ
る回路の他の実施例を示し、この他の実施例では、第1
可制御電流スプリッタ11及び第2可制御電流スプリッタ
12をそれぞれ第1電流源7及び第2電流源9と直列に設
ける。
【0025】本例では、2つの電流スプリッタ11, 12を
絶縁ゲート型とした電界効果トランジスタを用いて構成
する。第1可制御電流スプリッタ11はnチャネルトラン
ジスタT11を有し、そのドレインは増幅器4の反転入力
端子(−)に接続され、ソースは第1電流源7の端子に
接続されている。トランジスタT11のゲートは回路の信
号接地端子2に接続されている。図4の回路は更に他の
nチャネルトランジスタT12を有し、そのドレインは第
1電流源7の前記の端子に接続され、ソースは信号接地
端子2に接続されている。トランジスタゲートは第1調
整電圧Vref を印加する為の端子を構成する。第2電流
スプリッタ12も同様に構成し、これはnチャネルトラン
ジスタT21を有し、そのドレインは入力端子1に接続さ
れ、ソースは第2可制御電流源9の端子に接続されてい
る。トランジスタT21のゲートは信号接地端子2に接続
されている。トランジスタT21のソースには他のnチャ
ネルトランジスタT22のドレインが接続され、このトラ
ンジスタT22のソースは信号接地端子2に接続され、ト
ランジスタT22のゲートは第2調整電圧Vc を印加する
ように設計する。
【0026】それぞれの調整電圧Vref 及びVc の値に
応じて、関連の電流源7及び9の電流がそれぞれトラン
ジスタT12及びT22を経て、信号接地端子2に多量に又
は少量流れる。調整電圧Vref 及びVc が信号接地電位
よりも低い値を有する場合には、電流源7及び9の電流
は完全にトランジスタT11及びT21をそれぞれ経て流れ
る。調整電圧Vref 及びVc によりそれぞれトランジス
タT12及びT22が完全に飽和する場合には、関連の電流
源の電流のほぼ半分がそれぞれの電流スプリッタのトラ
ンジスタを流れる。 I1 =α1 ref2 =α2 c であると仮定すると、インピーダンス端子である入力端
子1におけるインピーダンスZi は、K=(gm2α2
/(gm1α1 )で Zi =(1+KVc /Vref -1Z として与えられる。ここに、α1 は第1電流スプリッタ
11の相互コンダクタンスパラメータであり、α2 は第2
電流スプリッタ12の相互コンダクタンスパラメータであ
る。従って、変換インピーダンスはパラメータ比のみの
関数であり、絶対処理変数の関数とはならない。
【0027】図5は図3による回路の変形例を示し、第
1可制御電流源7の制御入力端子8が第1電圧マルチプ
ライヤ13の出力端子17に接続され、この第1電圧マルチ
プライヤの第1入力端子18が増幅器4の出力端子5に接
続され、第1電圧マルチプライヤの第2入力端子19には
第1調整電圧Vref が印加される。第2電流源9の制御
入力端子10は第2電圧マルチプライヤ14に接続され、こ
の第2電圧マルチプライヤの第1入力端子21が増幅器4
の出力端子5に接続され、第2電圧マルチプライヤの第
2入力端子22に第2調整電圧Vc が印加される。第1電
流源7の制御入力端子8及び第2電流源9の制御入力端
子10における制御電圧は2つの調整電圧Vref 及びVc
により変えることができ、その結果関連の電流源の電流
が変化する。双方の回路における電流を変えるのにマル
チプライヤを用いる結果として、この場合も変換インピ
ーダンスは同様なパラメータ比の関数、すなわちマッチ
ングの関数となる。
【0028】図6は図4の回路に基づくインピーダンス
変換回路の一具体例を示し、本例は特に集積半導体回路
として製造するのに適している。明瞭の為に図6には記
号的に示す集積化演算増幅器4は既知の種類のものとし
うる。更に、インピーダンスZは説明の目的の為にのみ
示してある。
【0029】図6の回路は絶縁ゲート型の電界効果トラ
ンジスタを以って構成され、第1電源端子VDDと第2電
源端子VSSとを有する。インピーダンスZを流れる電流
を測定する第1手段と入力端子1に他の電流を与える第
3手段とは図6から明瞭であるように完全に対称的な構
造をしている。図示のトランジスタの添字の最初の数字
は図1又は2によってそれぞれ示す第1手段又は第3手
段におけるこれらトランジスタの位置に関するものであ
る。重複を避ける為に、2つの回路のうちの一方の回路
の構造及び動作のみを以下に説明する。添字の最初の数
字を除いて同じ数字を有するトランジスタは同じ機能を
有する。
【0030】第1電流源7はトランジスタQ11及びQ12
を有する第1トランジスタ差動対及びトランジスタQ13
及びQ14を有する第2トランジスタ差動対を以って構成
されている。図示の例ではこれらトランジスタのすべて
をnチャネル型としている。トランジスタQ11及びQ12
のソースは相互接続され、第1共通ソース端子S11を形
成している。トランジスタQ13及びQ14のソースも相互
接続され、第2共通ソース端子S12を形成している。ト
ランジスタQ12及びQ13のゲートは相互接続され且つ回
路の信号接地端子2に接続されている。トランジスタQ
11及びQ14のゲートは相互接続され、電流源7の制御入
力端子8を形成している。トランジスタQ12及びQ14
ドレインは、ダイオードとして接続されたPチャネルの
トランジスタQ15のドレインに接続されている。このト
ランジスタQ15のゲートはPチャネルトランジスタQ16
のゲートに接続され、これらトランジスタQ15及びQ16
が一緒になって第1電流平衡回路M11を形成している。
これら2つのトランジスタQ15及びQ16のソースは第1
電源端子VDDに接続されている。トランジスタQ11及び
13のドレインはトランジスタQ16のドレインに接続さ
れ、演算増幅器4の反転入力端子(−)及びインピーダ
ンス端子15にも接続されてい。トランジスタQ26のドレ
インは入力端子1に接続されている。トランジスタQ21
及びQ24の相互接続されたゲートは第2電流源9の制御
入力端子10を構成し、この制御入力端子10は第1電流源
7の制御入力端子8と一緒に演算増幅器4の出力端子5
に接続されている。
【0031】双方共Pチャネル型としたトランジスタQ
17及びQ18が、図4に示すように第1可制御電流スプリ
ッタ11を構成する。トランジスタQ18のゲートは回路の
信号接地端子2に接続され、トランジスタQ17のゲート
には第1調整電圧Vref が印加される。対応するトラン
ジスタQ27のゲートには第2調整電圧Vc が印加され
る。トランジスタQ17のドレインは、ダイオードとして
接続したnチャネル型のトランジスタQ19のドレインよ
り成る第2電流平衡回路M12の入力端子に接続されてい
る。トランジスタQ19のゲートは、同じくnチャネル型
とした関連のトランジスタQ120 のゲートに接続され、
このトランジスタQ120 のドレインは第1共通ソース端
子S11に接続されている。トランジスタQ19及びQ120
のソースは双方共第2電源端子VSSに接続されている。
トランジスタQ18のドレインは、nチャネルトランジス
タQ121 及びQ122 より成る第3電流平衡回路M13を経
て第2共通ソース端子S12に接続されている。
【0032】トランジスタQ17及びQ18のソースは他の
PチャネルトランジスタQ123 のドレインに接続され、
トランジスタQ123 のソースは第1電源端子VDDに接続
されている。トランジスタQ123 のゲートはPチャネル
トランジスタQ124 のゲートに接続され、このトランジ
スタQ124 の主電流通路に可調整電流源Ii が設けられ
ている。トランジスタQ124 のドレインは更にトランジ
スタQ223 のゲートに接続されている。適切な調整電流
源回路自体は既知である。
【0033】図6の回路は以下のように作動する。2つ
の調整電圧Vref 及びVc の値に応じて可調整電流源I
i により生ぜしめられる電流の一部が、第1電流源7の
第2及び第3電流平衡回路M12,M13及び第2電流源9
の第2及び第3電流平衡回路M22,M23を経て流れる。
それぞれの共通ソース端子S11,S12;S21,S22にお
ける電流はこれらの状況の下で、インピーダンスZを流
れる電流と、増幅器4の出力電圧VO によって決定され
第2電流源9を経て入力端子1に流れる電流との関数と
して調整される。増幅器4の出力電圧は第1調整電圧V
ref 及び第2調整電圧VC の変化と同様に変化する為
に、調整電流、従っ入力端子1における見かけのインピ
ーダンスが変化する。
【0034】インピーダンス変換回路は図4に示す具体
例に限定されるものではない。電流平衡回路はそれ自体
既知の他の方法で構成することもできる。又、それぞれ
のトランジスタの導電型を逆にしたり、それぞれのトラ
ンジスタをバイポーラトランジスタにしたりすることが
でき、後者の場合ゲート、ソース及びドレイン接続の代
りにベース、エミッタ及びコレクタ接続を用いる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の基礎をなすインピーダンス変換の原
理を示す回路図である。
【図2】 従来技術に基づくインピーダンス変換回路を
示す回路図である。
【図3】 本発明のインピーダンス変換回路の一実施例
を示す回路図である。
【図4】 変換インピーダンスの値を電気的に調整する
ようにした図3の変形例を示す回路図である。
【図5】 変換インピーダンスの値を電気的に調整する
ようにした図3の他の変形例を示す回路図である。
【図6】 図4に基づく本発明によるインピーダンス変
換回路の具体的構成例を示す回路図である。
【符号の説明】
1 入力端子 2 信号接地端子 3 可制御電流源 4 演算増幅器 5 4の出力端子 6 制御入力端子 7 第1可制御電流源 8 7の制御入力端子 9 第2可制御電流源 10 9の制御入力端子 11 第1可制御電流スプリッタ 12 第2可制御電流スプリッタ 13 第1電圧マルチプライヤ 14 第2電圧マルチプライヤ 15 インピーダンス端子 Z インピーダンス R 測定抵抗 Ii 可調整電流源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)特許権者 590000248 Groenewoudseweg 1, 5621 BA Eindhoven, T he Netherlands (72)発明者 ヨハン ヘンドリク イダ ヘンドリッ クス オランダ国 5621 ベーアー アインド ーフェンフルーネヴァウツウェッハ 1 (56)参考文献 特開 平1−319316(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03H 11/40

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気的な2極インピーダンスを変換する
    インピーダンス変換回路であって、このインピーダンス
    変換回路が、動作中インピーダンスを流れる電流を測定
    する第1手段と、この第1手段に結合され、測定された
    電流に相当する制御信号を生じる第2手段と、この第2
    手段に結合され、測定された信号に比例する他の電流を
    前記の制御信号の関数としてインピーダンス変換回路の
    入力端子に生ぜしめる第3手段とを具えており、前記の
    第1手段及び第3手段が第1電流源及び第2電流源をそ
    れぞれ有し、これら電流源にはそれぞれの電流源が生じ
    る電流を調整するための制御入力端子 がそれぞれ設け
    られ、第2手段により生ぜしめられる制御信号が第1電
    流源及び第2電流源の制御入力端子に供給されるように
    なっており、前記の第2手段が増幅器を有し、この増幅
    器は第1電流源及び第2電流源の制御入力端子に結合さ
    れた出力端子と、インピーダンス端子に接続された入力
    端子とを有し、第1電流源の電流通路は入力端子に結合
    され、第2電流源の電流通路が入力端子に結合され、入
    力端子及びインピーダンス端子が変換すべき電気的2極
    インピーダンスを接続するように設計されており、前記
    の増幅器はインピーダンス端子が接続された反転入力端
    子と、インピーダンス変換回路の信号接地端子に接続さ
    れた非反転入力端子とを有している当該インピーダンス
    変換回路において、 前記のインピーダンス変換回路が、第1電流源及び第2
    電流源により生ぜしめられる電流を、それぞれ第1調整
    信号及び第2調整信号の関数として変化させる第4手段
    及び第5手段を具えているいることを特徴とするインピ
    ーダンス変換回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のインピーダンス変換回
    路において、前記の第4手段及び第5手段が第1電流ス
    プリッタ及び第2電流スプリッタをそれぞれ有してお
    り、これら第1及び第2電流スプリッタはそれぞれ第1
    電流源及び第2電流源の電流通路と直列に接続されてお
    り、これら第1及び第2電流スプリッタはそれぞれ第1
    調整信号及び第2調整信号が供給される入力端子を有し
    ていることを特徴とするインピーダンス変換回路。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のインピーダンス変換回
    路において、前記の第4及び第5手段は、第1調整信号
    及び第2調整信号をそれぞれ乗じた第1制御信号を第1
    電流源及び第2電流源の制御入力端子にそれぞれ供給す
    る為の第1乗算器及び第2乗算器を、それぞれ有してい
    ることを特徴とするインピーダンス変換回路。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか一項に記載のイ
    ンピーダンス変換回路において、前記の第4及び第5手
    段を同様な種類のものとしたことを特徴とするインピー
    ダンス変換回路。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載のインピーダンス変換回
    路において、第1電流源及び第2電流源の各々が第1ト
    ランジスタ差動対と第2トランジスタ差動対とを以って
    構成され、これら第1及び第2トランジスタ差動対が第
    1ゲート又はベース端子及び第2ゲート又はベース端子
    と、共通ソース又はエミッタ端子と、第1ドレイン又は
    コレクタ端子及び第2ドレイン又はコレクタ端子とを有
    し、第1トランジスタ差動対の第1ゲート又はベース端
    子と第2トランジスタ差動対の第2ゲート又はベース端
    子とが相互接続されているとともに回路の信号接地端子
    に接続され、第1トランジスタ差動対の第2ゲート又は
    ベース端子と第2トランジスタ差動対の第1ゲート又は
    ベース端子とが相互接続されているとともに増幅器の出
    力端子に接続され、第1ドレイン又はコレクタ端子が相
    互接続され、第2ドレイン又はコレクタ端子が相互接続
    され、第1ドレイン又はコレクタ端子及び第2ドレイン
    又はコレクタ端子が第1電流平衡回路を経て互いに結合
    され、第1及び第2電流源の第1ドレイン又はコレクタ
    端子が増幅器の反転入力端子及び回路の入力端子にそれ
    ぞれ接続され、第1電流スプリッタ及び第2電流スプリ
    ッタの各々は第3トランジスタ差動対を以って構成さ
    れ、これらの第3トランジスタ差動対のゲートはベース
    端子が第1調整信号及び第2調整信号を印加する為の制
    御入力端子をそれぞれ構成し、これらの第3トランジス
    タ差動対のドレイン又はコレクタ端子が第2電流平衡回
    路を経て第1電流源及び第2電流源のそれぞれの第1ト
    ランジスタ差動対及び第2トランジスタ差動対の共通ソ
    ース又はエミッタ端子にそれぞれ接続され、これら第3
    トランジスタ差動対の共通ソース又はエミッタ端子は調
    整電流源に結合されていることを特徴とするインピーダ
    ンス変換回路。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のインピーダンス変換回
    路において、すべてのトランジスタを集積半導体回路と
    して構成した絶縁ゲート型としたことを特徴とするイン
    ピーダンス変換回路。
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