JP3178675U - 車両用故障診断コネクタのアダプタ - Google Patents

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Abstract

【課題】使用せずに空いた故障診断コネクタの保護と活用を図るため、故障診断コネクタに差し込むアダプタ本体にダミー警告灯、バッテリー電源取出部、CAN通信入出力部、太陽電池ユニットを備えたアダプタを提供する。
【解決手段】車両に備えられたOBD2規格の故障診断コネクタ3に対応して接続するオスコネクタ部と、該オスコネクタ部と一体に備えられたケース部とから本体1を構成し、該ケース部には過電流保護回路2aとエンジン回転検出回路2bとLED点滅回路2cとLED2dとを備え、該エンジン回転検出回路2bが車両のエンジンが停止していることを検出したときに該LED2dがダミー警告灯として点滅するように構成した。
【選択図】図9

Description

本考案は、車両に標準的に備えられているOBD2規格の故障診断コネクタに接続して使用するアダプタに関し、特にアダプタ本体にバッテリー電源取出部、CAN通信入出力部、ダミー警告灯、太陽電池ユニットを備えたアダプタに関する。
昨今の車両には、OBD2(On Board Diagnostics)なる排ガス制御部品やエンジンの主要部品を継続的かつ定期的にモニターして故障の自己診断をするシステムが標準的に搭載され、同時に車両に備えられたOBD2規格の故障診断コネクタに専用の診断機器を接続してCAN通信(コントローラー・エリア・ネットワーク)によって相互通信を行うことで車両部品の状態や故障箇所を特定するシステムが構築されている。故障診断コネクタは、車両によって異なるが前部座席の足元近傍に備えられていることが一般的で、例えば図11に示すように運転席の足元に備えられていることが多い。また、故障診断コネクタは、整備時以外に使用されることはないが、特にキャップなどで保護されることなくコネクタの端子が剥き出しの状態で備えられている。空いた故障診断コネクタを保護したり利用したりといったような低コストで使い勝手に優れた技術は特に考案されていない。
また、故障診断コネクタにはイグニッションキーのオン/オフにかかわらず常時電源を取り出すことが可能な端子がありこの端子位置は全車両共通化されている。そこで、この端子に接続することでイグニッションキーの位置によって電源のオン/オフを制御できるようにした装置が提案されている。
特開2005−119652号公報(特許文献1)の「車両のバッテリーから電源を供給される電子装置の電源供給制御器」は、故障診断コネクタから電源を得るための装置で、かかる構成によれば、車両の点火スイッチがオンである時に電子装置に電源が供給され、点火スイッチがオフである時には、電子装置への電源の供給も止まるため、車両の車載診断コネクタに接続されて車両のバッテリーから常時電源を供給されるようになっている電子装置のオン/オフの制御を極めて滑らかに且つ簡単に行うことができるようにしたものである(段落番号0011参照)。
また、故障診断コネクタからは、CAN通信によって、車速、エンジン回転数、冷却水温度、過給圧、吸気温度、バッテリー電圧、スロットルセンサー電圧、アクセル開度、インジェクター開弁時間などの様々な情報が得られる。このため最近では、故障診断コネクタに接続して各種情報を液晶ディスプレイに表示する装置の人気が高まっている。従来、このような情報を表示させるためにはアナログ式メーターを装着することが主流で煩わしい配線が必要であったが、故障診断コネクタに接続するだけで多くの情報を得ることが可能である。そこで、故障診断コネクタに接続して上記した情報を容易に表示するようにした装置が提案されている。
特開2008−497315号公報(特許文献2)の「車両情報表示装置」は、車両に配設されている車両診断用コネクタから車両情報を取得して、例えば、車速、エンジン回転数又は水温等の車両情報を即時且つ継続的に表示する車両情報表示装置に関するものである(段落番号0001参照)。かかる車両情報表示装置は、車両側に配設されている車両診断用コネクタに接続用コネクタを接続して車両情報を連続的に取得することができる車両情報取得手段と、前記車両情報取得手段により取得した車両情報を適宜処理する車両情報処理手段と、前記車両情報取得手段により処理された車両情報を画面表示する車両情報表示手段とを備え、前記車両情報取得手段は、CAN通信に対応した車両の車両情報を取得する機能を備えた(段落番号0024参照)。これによれば、Kライン対応の車両に加えて、CAN通信対応の車両の両者の車両にも取付けることができ、同様の車両情報を得ることができるようにしたことで存在する全ての車両に対して本願装置を取付けて車両情報を得ることができるものである(段落番号0025参照)。
さらに、故障診断コネクタとはかかわりがないが、太陽電池ユニットをサンバイザーやダッシュボードなどに装着するとともにバッテリーに接続してバッテリーの自己放電やエンジン停止中の電流の消費を補うための装置が公知である。
実開昭63−104150号公報(特許文献3)の「太陽電池モジュール」は、前記した技術であり、太陽電池の陽極を車両のイグニッションキーとバッテリー間の配線又は該イグニッションキーのON/OFFに制御されない電装品とバッテリー間の配線に接続し、陰極を車体に接続して構成したものである。
特開2005−119652号 公報 特開2008−497315号 公報 実開昭63−104150号 公報
車両に備えられている故障診断コネクタは、整備時以外に使用されることはないが特にキャップなどで保護されることなく端子が剥き出しの状態で備えられている。このため、車両の使用環境によっては埃やゴミなどが進入し、さらに湿気などが加われば導通不良や腐食などの不具合が生じるといった課題があった。
また、特許文献1に示された「車両のバッテリーから電源を供給される電子装置の電源供給制御器」は、電源が必要な電子機器類に故障診断コネクタから電源を取り出すための装置であって空いた故障診断コネクタを保護することを目的としたものではない。車両から電源を取り出すことは意外に煩わしい作業を伴うものであるが、特に電源を取り出してイグニッションキーのオンオフと電源の取り出しを連動させる必要がない場合は不必要な装置である。
さらに、特許文献2に示された「車両情報表示装置」は、車両診断用コネクタから車両情報を取得して車両情報を画面表示する車両情報表示手段を備え、Kライン対応の車両に加えてCAN通信対応の車両の両者に取付けることができるようにしたものなので、このような情報を得たい車両ユーザーにとっては、故障診断コネクタに接続するだけで容易に情報を表示することができるといったきわめて有用な装置であるが、必要なユーザーはごく一部に限られ大多数のユーザーは必要としていない。
さらにまた、特許文献3に示された「太陽電池モジュール」は、イグニッションキーのON/OFFにかかわらずバッテリーに接続可能な配線を探す必要があり、車両の電装知識がないと難しく容易ではなかった。
そこで本考案は、上記した課題を考慮し、使用せずに空いた故障診断コネクタの保護と活用を図るため、故障診断コネクタに差し込むアダプタ本体にダミー警告灯、バッテリー電源取出部、CAN通信入出力部、太陽電池ユニットを備えたアダプタを提供することを目的とするものである。
上記課題は本考案の請求項1によれば、車両に備えられたOBD2規格の故障診断コネクタに対応して接続するオスコネクタ部と、該オスコネクタ部と一体に備えられたケース部とから本体を構成し、該ケース部には過電流保護回路とエンジン回転検出回路とLED点滅回路とLEDとを備え、該エンジン回転検出回路が車両のエンジンが停止していることを検出したときに該LEDがダミー警告灯として点滅するように構成したことで解決される。
上記課題は本考案の請求項2によれば、車両に備えられたOBD2規格の故障診断コネクタに対応して接続するオスコネクタ部と、該オスコネクタ部と一体に備えられたケース部とから本体を構成し、該ケース部には過電流保護回路とエンジン回転検出回路とLED点滅回路とLEDと常時電源端子とを備え、該過電流保護回路から該常時電源端子に対して電源を供給するとともに、該エンジン回転検出回路が車両のエンジンが停止していることを検出したときに該LEDがダミー警告灯として点滅するように構成したことで解決される。
上記課題は本考案の請求項3によれば、車両に備えられたOBD2規格の故障診断コネクタに対応して接続するオスコネクタ部と、該オスコネクタ部と一体に備えられたケース部とから本体を構成し、該ケース部には過電流保護回路とエンジン回転検出回路とLED点滅回路とLEDと常時電源端子とCAN通信入出力及び電源端子とを備え、該過電流保護回路から該常時電源端子に対して電源を供給するとともに、CAN通信入出力及び電源端子に対してCAN通信入出力信号及び電源を供給し、該エンジン回転検出回路が車両のエンジンが停止していることを検出したときに該LEDがダミー警告灯として点滅するように構成したことで解決される。
上記課題は本考案の請求項4によれば、該本体に備えられた該常時電源端子と該本体とは別体として備えられた太陽電池ユニットから構成され、該太陽電池ユニットから出力される起電力を該常時電源端子に入力し、該起電力を故障診断コネクタのバッテリー(+)端子に出力するように構成したことで解決される。
本考案の請求項1によれば、車両に備えられたOBD2規格の故障診断コネクタに対応して接続するオスコネクタ部と、該オスコネクタ部と一体に備えられたケース部とから本体を構成し、該ケース部には過電流保護回路とエンジン回転検出回路とLED点滅回路とLEDとを備え、該エンジン回転検出回路が車両のエンジンが停止していることを検出したときに該LEDがダミー警告灯として点滅するように構成したので、使用されずに端子が剥き出しの状態となっている故障診断コネクタに差し込んで接続するだけで故障診断コネクタの保護とダミー警告灯としての活用を低コストで実現した。
本考案の請求項2によれば、車両に備えられたOBD2規格の故障診断コネクタに対応して接続するオスコネクタ部と、該オスコネクタ部と一体に備えられたケース部とから本体を構成し、該ケース部には過電流保護回路とエンジン回転検出回路とLED点滅回路とLEDと常時電源端子とを備え、該過電流保護回路から該常時電源端子に対して電源を供給するとともに、該エンジン回転検出回路が車両のエンジンが停止していることを検出したときに該LEDがダミー警告灯として点滅するように構成したので、使用されずに端子が剥き出しの状態となっている故障診断コネクタに差し込んで接続するだけで故障診断コネクタの保護とダミー警告灯としての活用を低コストで実現した。また、常時電源端子に画像撮影装置などの電源ケーブルを接続することで待機電源の取り出しが極めて容易になる。
本考案の請求項3によれば、車両に備えられたOBD2規格の故障診断コネクタに対応して接続するオスコネクタ部と、該オスコネクタ部と一体に備えられたケース部とから本体を構成し、該ケース部には過電流保護回路とエンジン回転検出回路とLED点滅回路とLEDと常時電源端子とCAN通信入出力及び電源端子とを備え、該過電流保護回路から該常時電源端子に対して電源を供給するとともに、CAN通信入出力及び電源端子に対してCAN通信入出力信号及び電源を供給し、該エンジン回転検出回路が車両のエンジンが停止していることを検出したときに該LEDがダミー警告灯として点滅するように構成したので、使用されずに端子が剥き出しの状態となっている故障診断コネクタに差し込んで接続するだけで故障診断コネクタの保護とダミーの警告灯としての活用を低コストで実現した。また、常時電源端子に画像撮影装置などの電源ケーブルを接続することで待機電源の取り出しが極めて容易になる。さらに、CAN通信入出力及び電源端子にCAN通信を利用した車両情報表示装置を接続することで入出力信号の取り出しが極めて容易になる。
本考案の請求項4によれば、該本体に備えられた該常時電源端子と該本体とは別体として備えられた太陽電池ユニットから構成され、該太陽電池ユニットから出力される起電力を該常時電源端子に入力し、該起電力を故障診断コネクタのバッテリー(+)端子に出力するように構成したので、使用されずに端子が剥き出しの状態となっている故障診断コネクタに差し込んで接続するだけで故障診断コネクタの保護とダミー警告灯としての活用を低コストで実現することができる。また、常時電源端子に画像撮影装置などの電源ケーブルを接続することで待機電源の取り出しが極めて容易になる。さらに、常時電源端子に太陽電池ユニットを接続することで煩わしい配線の必要なく容易にバッテリーの自己放電やエンジン停止中の電流の消費を補う補充電を行うことができる。これによって、エコロジーが叫ばれる中、車両の電子化によるバッテリー負担の増大を軽減し、太陽光エネルギーの有効活用といった側面からも極めて有益である。
第1実施例の本体の前面側から見た斜視図である。 第1実施例の本体の背面側から見た斜視図である。 第1実施例の本体の構成を示すブロック図である。 故障診断コネクタの端子配列を示す図である。 第2実施例の本体の前面側から見た斜視図である。 第2実施例の本体の構成を示すブロック図である。 第3実施例の本体の背面側から見た斜視図である。 第3実施例の本体の構成を示すブロック図である。 第4実施例の本体の構成を示すブロック図である。 第4実施例の説明図である。 故障診断コネクタが備えられている位置を示す図である。
考案を実施させるための形態
車両用故障診断コネクタのアダプタの本体(1)は、車両に備えられたOBD2規格の故障診断コネクタ(4)に対応して接続することができるように、オスコネクタ部(1a)とケース部(1b)とからなり、該ケース部(1b)には、LED(2d)や常時電源端子(1c)、CAN通信入出力及び電源端子(1d)を備えた。
以下、本考案の第1の実施例を、図面を参照して説明する。図1は、第1実施例の本体(1)の前面側から見た斜視図、図2は、第1実施例の本体(1)の背面側から見た斜視図である。図1及び図2に示されるように車両用故障診断コネクタのアダプタの本体(1)は、車両に備えられたOBD2規格の故障診断コネクタ(4)に対応して接続することができるように、オスコネクタ部(1a)とケース部(1b)とからなり、該ケース部(1b)には、LED(2d)を備えて構成される。LED(2d)は、車両の不使用時に故障診断コネクタ(4)から得られる常時電源を利用してダミー警告灯として備えられる。また、LED(2d)の色は特に限定するものではないが、警告用としては赤色であることが望ましい。
図3は、第1実施例の本体(1)の構成を示すブロック図である。該ケース部(1b)には、過電流保護回路(2a)、エンジン回転検出回路(2b)、LED点滅回路(2c)、LED(2d)が備えられる。過電流保護回路(2a)は、誤配線などによるショートから本体(1)及び車両側の電装回路を保護し、PTCサーミスタを応用したラジアルや面実装タイプの自己復帰ヒューズが好適に用いられる。エンジン回転検出回路(2b)は、エンジンの回転あるいは停止を検出し、エンジンが停止している場合にのみLED点滅回路(2c)にエンジン停止信号を送る。LED点滅回路(2c)は、エンジン回転検出回路(2b)からエンジン停止信号を受けたときLED(2d)の点滅の制御を行う。なお、LED(2d)は、点滅するようにLED点滅回路(2c)を備えたが、単に点灯するようにLED点灯回路としても、本考案の技術範囲を逸脱するものではない。
図4は、故障診断コネクタ(4)の端子配列を示す図で、端子側から見た状態を示している。故障診断コネクタ(4)は、OBD2規格の16ピンのコネクタで、図4に示されるように1番ピンから16番ピンまでの端子番号に対して例えば16番ピンはバッテリー電源(+)、4番ピンはボディアースなどが割り当てられている。また、16番ピンのバッテリー電源(+)は、イグニッションキーのオンオフにかかわらず常時バッテリー(+)電圧が得られる。なお、本実施例においては、特に16番ピンのバッテリー電源(+)、4番ピンのボディアース、9番ピンのエンジン回転出力が用いられる。なお、この割り当ては現在国内製造される車両において前メーカー、全車種ともに共通化が図られている。
上記のように構成された本体(1)は、オスコネクタ部(1a)を車両に備えられた故障診断コネクタ(4)に差し込むことによって機械的かつ電気的に接続される。オスコネクタ部(1a)は、図4に示されるように、故障診断コネクタ(4)の16番ピンのバッテリー電源(+)、4番ピンのボディアース、9番ピンのエンジン回転出力に対応する端子と接続され、本体(1)にそれぞれが入力される。
16番ピンのバッテリー電源(+)から本体(1)に入力された常時電源は、過電流防止回路(2a)を通過し、エンジン回転検出回路(2b)で9番ピンのエンジン回転出力が得られないときのみ、すなわちエンジンが停止している駐車中など車両の不使用時にのみLED点滅回路(2c)にエンジン停止信号を送りLED(2d)が点滅して盗難防止のダミー警告灯として活用される。
本体(1)は、上記したようにきわめてシンプルな構成であるため、使用されずに端子が剥き出しの状態となっている故障診断コネクタ(4)に差し込んで接続するだけで故障診断コネクタ(4)の保護とダミー警告灯としての活用とを低コストで実現したものである。
本考案の第2の実施例を、図面を参照して説明する。図5は、第2実施例の本体の前面側から見た斜視図である。本実施例においては第1実施例の本体(1)の構成に、常時電源端子(1c)を加えたことにある。図5に示されるように車両用故障診断コネクタのアダプタの本体(1)は、車両に備えられたOBD2規格の故障診断コネクタ(4)に対応して接続することができるように、オスコネクタ部(1a)とケース部(1b)とからなり、該ケース部(1b)には、LED(2d)と常時電源端子(1c)とを備えて構成される。LED(2d)は、車両の不使用時に故障診断コネクタ(4)から得られる常時電源を利用してダミー警告灯として備えられる。また、LED(2d)の色は特に限定するものではないが、警告用としては赤色であることが望ましい。常時電源端子(1c)は、例えば、1.3φや2.1φのDCプラグ(図示せず)を差し込むためのDCジャックで、駐車時の車上荒らしなどの画像撮影装置の電源プラグを差し込んで容易に電源を得ることができる。なお、上記の画像撮影装置は通常は撮影を行わず赤外線センサやドップラーセンサなどで異常を察知したときのみ撮影を行う。そのため通常は待機電源として動作しており消費する電流は極めて微少でバッテリーへの負担は些少である。
図6は、第2実施例の本体(1)の構成を示すブロック図である。該ケース部(1b)には、過電流保護回路(2a)、エンジン回転検出回路(2b)、LED点滅回路(2c)、LED(2d)、常時電源端子(1c)が備えられる。過電流保護回路(2a)は、誤配線などによるショートから本体(1)や車両側の電装回路を保護し、PTCサーミスタを応用したラジアルや面実装タイプの自己復帰ヒューズが好適に用いられる。エンジン回転検出回路(2b)は、エンジンの回転あるいは停止の信号を受けて、エンジンが停止している場合にのみLED点滅回路(2c)にエンジン停止信号を送る。LED点滅回路(2c)は、エンジン回転検出回路(2b)からエンジン停止信号を受けたときLED(2d)の点滅の制御を行う。なお、LED(2d)は、点滅するようにLED点滅回路(2c)を備えたが、単に点灯するようにLED点灯回路としても、本考案の技術範囲を逸脱するものではない。
上記のように構成された本体(1)は、オスコネクタ部(1a)を車両に備えられた故障診断コネクタ(4)に差し込むことによって機械的かつ電気的に接続される。オスコネクタ部(1a)は、図4に示されるように、故障診断コネクタ(4)の16番ピンのバッテリー電源(+)、4番ピンのボディアース、9番ピンのエンジン回転出力に対応するピンと接続され、本体(1)にそれぞれが入力される。
16番ピンのバッテリー電源(+)から本体(1)に入力された常時電源は、過電流防止回路(2a)を通過し、エンジン回転検出回路(2b)で9番ピンのエンジン回転出力が得られないときのみ、すなわちエンジンが停止している駐車中など車両の不使用時にのみLED点滅回路(2c)にエンジン停止信号を送りLED(2d)が点滅して盗難防止のダミー警告灯として活用される。また、過電流防止回路(2a)を通過した常時電源は常時電源端子(1c)に供給され、画像撮影装置などの電源プラグを差し込んで容易に常時電源を得ることができる。
本体(1)は、上記したようにきわめてシンプルな構成であるため、使用されずにピンが剥き出しの状態となっている故障診断コネクタ(4)に差し込んで接続するだけで故障診断コネクタ(4)の保護とダミーの警告灯、さらに画像撮影装置などの待機電源の取り出し部として有効に活用される。
本考案の第3の実施例を、図面を参照して説明する。図7は、第3実施例の本体の前面側から見た斜視図である。本実施例においては第1実施例及び第2実施例の本体(1)の構成に、CAN通信入出力及び電源端子(1d)を加えたことにある。図7に示されるように車両用故障診断コネクタのアダプタの本体(1)は、車両に備えられたOBD2規格の故障診断コネクタ(4)に対応して接続することができるように、オスコネクタ部(1a)とケース部(1b)とからなり、該ケース部(1b)には、LED(2d)と常時電源端子(1c)とCAN通信入出力及び電源端子(1d)とを備えて構成される。LED(2d)は、車両の不使用時に故障診断コネクタ(4)から得られる常時電源を利用してダミー警告灯として備えられる。また、LED(2d)の色は特に限定するものではないが、警告用としては赤色であることが望ましい。
常時電源端子(1c)は、例えば、1.3φや2.1φのDCプラグ(図示せず)を差し込むためのDCジャックで、駐車時の車上荒らしなどの画像撮影装置の電源として容易に取り出すことができる。なお、上記の画像撮影装置は通常は撮影を行わず赤外線センサやドップラーセンサなどで異常を察知したときのみ撮影を行う。そのため通常は待機電源として動作しており消費する電流は極めて微少でバッテリーへの負担は些少である。
CAN通信入出力及び電源端子(1d)は、例えば、2.5φの4極ミニプラグ(図示せず)を差し込むためのジャックで、CAN通信を利用した車両情報表示装置用の端子としてCAN通信の信号を容易に入出力することができる。
図8は、第3実施例の本体(1)の構成を示すブロック図である。該ケース部(1b)には、過電流保護回路(2a)、エンジン回転検出回路(2b)、LED点滅回路(2c)、LED(2d)、常時電源端子(1c)、CAN通信入出力及び電源端子(1d)が備えられる。過電流保護回路(2a)は、誤配線などによるショートから本体(1)や車両側の電装回路を保護し、PTCサーミスタを応用したラジアルや面実装タイプの自己復帰ヒューズが好適に用いられる。エンジン回転検出回路(2b)は、エンジンの回転あるいは停止の信号を受けて、エンジンが停止している場合にのみLED点滅回路(2c)にエンジン停止信号を送る。LED点滅回路(2c)は、エンジン回転検出回路(2b)からエンジン停止信号を受けたときLED(2d)の点滅の制御を行う。なお、LED(2d)は、点滅するようにLED点滅回路(2c)を備えたが、単に点灯するようにLED点灯回路としても、本考案の技術範囲を逸脱するものではない。
上記のように構成された本体(1)は、オスコネクタ部(1a)を車両に備えられた故障診断コネクタ(4)に差し込むことによって機械的かつ電気的に接続される。オスコネクタ部(1a)は、図4に示されるように、故障診断コネクタ(4)の16番ピンのバッテリー電源(+)、4番ピンのボディアース、9番ピンのエンジン回転出力、6番ピン及び14番ピンのCAN通信に対応するピンと接続され、本体(1)にそれぞれが入力される。
16番ピンのバッテリー電源(+)から本体(1)に入力された常時電源は、過電流防止回路(2a)を通過し、エンジン回転検出回路(2b)で9番ピンのエンジン回転出力が得られないときのみ、すなわちエンジンが停止している駐車中など車両の不使用時にのみLED点滅回路(2c)にエンジン停止信号を送りLED(2d)が点滅して盗難防止のダミー警告灯として活用される。また、過電流防止回路(2a)を通過した常時電源は常時電源端子(1c)に供給され、画像撮影装置などの待機電源として有効に活用される。さらに、6番ピン及び14番ピンのCAN通信入出力信号は、過電流防止回路(2a)を通過して、CAN通信入出力及び電源端子(1d)にCAN通信の信号と電源を入出力するので、CAN通信を利用した車両情報表示装置のケーブルを差し込んで容易に接続することができる。
本体(1)は、上記したようにきわめてシンプルな構成であるため、使用されずに端子が剥き出しの状態となっている故障診断コネクタ(4)に差し込んで接続するだけで故障診断コネクタ(4)の保護とダミー警告灯、さらに画像撮影装置などの待機電源の取り出し、さらにまた、CAN通信を利用した車両情報表示装置の入出力用の接続アダプタとして低コストで有効活用を実現したものである。
本考案の第4の実施例を、図面を参照して説明する。本実施例においては第2実施例の図5と共通であるので当図を参照して説明する。本実施例においては第2実施例の本体(1)の常時電源端子(1c)に太陽電池ユニット(3)を着脱可能に接続したことにある。図5に示されるように車両用故障診断コネクタのアダプタの本体(1)は、車両に備えられたOBD2規格の故障診断コネクタ(4)に対応して接続することができるように、オスコネクタ部(1a)とケース部(1b)とからなり、該ケース部(1b)には、LED(2d)と常時電源端子(1c)とを備えて構成される。LED(2d)は、車両の不使用時に故障診断コネクタ(4)から得られる常時電源を利用してダミー警告灯として備えられる。また、LED(2d)の色は特に限定するものではないが、警告用としては赤色であることが望ましい。常時電源端子(1c)は、例えば、1.3φや2.1φのDCプラグ(図示せず)を差し込むためのDCジャックで、駐車時の車上荒らしなどの画像撮影装置の電源プラグを差し込んで容易に電源を得ることができる。また、太陽電池ユニット(5)のプラグを差し込むことで煩わしい配線の必要なく容易にバッテリーの自己放電やエンジン停止中の電流の消費を補う補充電を行うことができる。
図9は、第4実施例の本体(1)と太陽電池ユニット(3)の構成を示すブロック図、図10は、第4実施例の説明図で、車両のサンバイザー(5)に太陽電池ユニット(3)を取り付けた状態を示している。該ケース部(1b)には、過電流保護回路(2a)、エンジン回転検出回路(2b)、LED点滅回路(2c)、LED(2d)、常時電源端子(1c)が備えられる。過電流保護回路(2a)は、誤配線などによるショートから本体(1)や車両側の電装回路を保護し、PTCサーミスタを応用したラジアルや面実装タイプの自己復帰ヒューズが好適に用いられる。エンジン回転検出回路(2b)は、エンジンの回転あるいは停止の信号を受けて、エンジンが停止している場合にのみLED点滅回路(2c)にエンジン停止信号を送る。LED点滅回路(2c)は、エンジン回転検出回路(2b)からエンジン停止信号を受けたときLED(2d)の点滅の制御を行う。なお、LED(2d)は、点滅するようにLED点滅回路(2c)を備えたが、単に点灯するようにLED点灯回路としても、本考案の技術範囲を逸脱するものではない。太陽電池ユニット(3)は、太陽電池モジュール(3a)と逆流防止回路(3b)から構成され、常時電源端子(1c)に接続することで、煩わしい配線の必要なく容易にバッテリーの自己放電やエンジン停止中の電流の消費を補う補充電を行うことができる。
上記のように構成された本体(1)は、オスコネクタ部(1a)を車両に備えられた故障診断コネクタ(4)に差し込むことによって機械的かつ電気的に接続される。オスコネクタ部(1a)は、図4に示されるように、故障診断コネクタ(4)の16番ピンのバッテリー電源(+)、4番ピンのボディアース、9番ピンのエンジン回転出力に対応するピンと接続され、本体(1)にそれぞれが入力される。
16番ピンのバッテリー電源(+)から本体(1)に入力された常時電源は、過電流防止回路(2a)を通過し、エンジン回転検出回路(2b)で9番ピンのエンジン回転出力が得られないときのみ、すなわちエンジンが停止している駐車中など車両の不使用時にのみLED点滅回路(2c)にエンジン停止信号を送りLED(2d)が点滅して盗難防止のダミー警告灯として活用される。また、過電流防止回路(2a)を通過した常時電源は常時電源端子(1c)に供給され、画像撮影装置などの電源プラグを差し込んで容易に常時電源を得ることができる。また、常時電源端子(1c)に太陽電池ユニット(3)の接続プラグを差し込むことにより、故障診断コネクタ(4)の16番ピンのバッテリー電源(+)に対して太陽電池ユニット(3)の起電力を印加する。そして、図10に示されるように太陽電池ユニット(3)は、車両のサンバイザー(5)にゴムベルトなどの装着手段によって取り付けられ、サンバイザー(5)を下ろしたときに太陽電池ユニット(3)に太陽光が当たるように装着される。
本体(1)は、上記したようにきわめてシンプルな構成であるため、使用されずにピンが剥き出しの状態となっている故障診断コネクタ(4)に差し込んで接続するだけで故障診断コネクタ(4)の保護とダミーの警告灯として活用することができる。また、常時電源端子(1c)は、画像撮影装置などの待機電源の取り出し端子、太陽電池ユニット(3)の接続端子可能としたことによって、エコロジーが叫ばれる中、車両の電子化によるバッテリー負担の増大を軽減し、太陽光エネルギーの有効活用といった側面からも極めて有益である。
1 本体
1a オスコネクタ部
1b ケース部
1c 常時電源端子
1d CAN通信入出力及び電源端子
2a 過電流保護回路
2b エンジン回転検出回路
2c LED点滅回路
2d LED
3 太陽電池ユニット
3a 太陽電池モジュール
3b 逆流防止回路
4 故障診断コネクタ
5 サンバイザー

Claims (4)

  1. 車両に備えられたOBD2規格の故障診断コネクタに対応して接続するオスコネクタ部と、該オスコネクタ部と一体に備えられたケース部とから本体を構成し、該ケース部には過電流保護回路とエンジン回転検出回路とLED点滅回路とLEDとを備え、該エンジン回転検出回路が車両のエンジンが停止していることを検出したときに該LEDがダミー警告灯として点滅するように構成したことを特徴とする車両用故障診断コネクタのアダプタ。
  2. 車両に備えられたOBD2規格の故障診断コネクタに対応して接続するオスコネクタ部と、該オスコネクタ部と一体に備えられたケース部とから本体を構成し、該ケース部には過電流保護回路とエンジン回転検出回路とLED点滅回路とLEDと常時電源端子とを備え、該過電流保護回路から該常時電源端子に対して電源を供給するとともに、該エンジン回転検出回路が車両のエンジンが停止していることを検出したときに該LEDがダミー警告灯として点滅するように構成したことを特徴とする請求項1に記載の車両用故障診断コネクタのアダプタ。
  3. 車両に備えられたOBD2規格の故障診断コネクタに対応して接続するオスコネクタ部と、該オスコネクタ部と一体に備えられたケース部とから本体を構成し、該ケース部には過電流保護回路とエンジン回転検出回路とLED点滅回路とLEDと常時電源端子とCAN通信入出力及び電源端子とを備え、該過電流保護回路から該常時電源端子に対して電源を供給するとともに、CAN通信入出力及び電源端子に対してCAN通信入出力信号及び電源を供給し、該エンジン回転検出回路が車両のエンジンが停止していることを検出したときに該LEDがダミー警告灯として点滅するように構成したことを特徴とする請求項1又は請求項2の何れかに記載の車両用故障診断コネクタのアダプタ。
  4. 該本体に備えられた該常時電源端子と該本体とは別体として備えられた太陽電池ユニットから構成され、該太陽電池ユニットから出力される起電力を該常時電源端子に入力し、該起電力を故障診断コネクタのバッテリー(+)端子に出力するように構成したことを特徴とする請求項2乃至請求項3の何れかに記載の車両用故障診断コネクタのアダプタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018016137A (ja) * 2016-07-26 2018-02-01 株式会社ユピテル アダプタ
JP2018084495A (ja) * 2016-11-24 2018-05-31 トヨタ自動車株式会社 車載式故障診断装置

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