JP3178594B2 - マンホ−ル用外副管部材 - Google Patents

マンホ−ル用外副管部材

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JP3178594B2
JP3178594B2 JP23250796A JP23250796A JP3178594B2 JP 3178594 B2 JP3178594 B2 JP 3178594B2 JP 23250796 A JP23250796 A JP 23250796A JP 23250796 A JP23250796 A JP 23250796A JP 3178594 B2 JP3178594 B2 JP 3178594B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マンホ−ル用外副
管部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、例えば山間地における地表勾配
が急な所に段差接合用として設置されるコンクリ−ト製
マンホ−ルでは、その側壁に直接、排水用流入管を設け
て解放すると、いわゆる滝落しとなって、汚物が側壁に
飛び散って付着したり、インバ−トとその周辺に汚物が
堆積したりして、マンホ−ルの機能を失うと共、この流
入管と流出管との段差が例えば、0.6m以上あるとき
は、マンホ−ルのインバ−ト等底部を洗掘ないし浸食す
ることになる。
【0003】そのため、マンホ−ルの手前または内側に
おいて、流入管より1サイズ下の口径の立ち下がり管、
すなわち、内または外副管を設け、前記の滝落しをなく
し、しかも、点検・掃除にも支障のないようにしている
(実開昭59−18850号公報、実開平3−1116
36号公報等参照)。
【0004】なお、内副管付コンクリ−ト製マンホ−ル
は、流入管の傾斜が殆どない水平状配管に使用し、外副
管付コンクリ−ト製マンホ−ルは、流入管が傾斜した傾
斜配管に使用する、と一応の使い分けになっている。
【0005】かかる外副管付コンクリ−ト製マンホ−ル
の代表例について述べる。
【0006】図6において、このコンクリ−ト製マンホ
−ル50は足掛け金物を使って作業者がマンホ−ル内へ
昇降する大きさで、マンホ−ル蓋51、口環52、マン
ホ−ル斜壁53、マンホ−ル直壁54、壁立上り部5
5、外副管56、インバ−ト57および底板58から大
略構成されている。
【0007】このコンクリ−ト製マンホ−ル50には、
流入管59と流出管60とが段差でもって接続され、こ
の流入管59は前記の壁立上り部59で開口されると共
に、前記の外副管56が立下って接続されている。
【0008】そして、流入管59は、図7に示すもので
は副管分岐用マンホ−ル継手61と呼ばれ、流入管側に
ゴム輪受口(不図示)を、マンホ−ル側に差口62をそ
れぞれ形成し、これらの中間に下向きに塩ビ製90°支
管63を接続して継手を構成している。
【0009】この差口62の表面にはFRPコ−ティン
グや表面砂付加工がされて、壁立上り部55に貫通し、
モルタルコ−キング64で固定している。
【0010】そして、この差口62は通常、開口されて
オ−バ−フロ−用の流出口として利用されるが、配管時
に配管状態を確認したり、配管内を掃除する場合の覗き
口としても利用される(前掲公報参照)ので、マンホ−
ル内での作業を配慮してプラグで閉塞することも行われ
ている。
【0011】なお、前記90°支管63は番線65で緊
締固定され、この90°支管63にカラ−継手66やプ
レ−ンエンド直管67や90°曲管68や下流用マンホ
−ル継手69が接続されて塩ビ製の外副管56を構成し
ている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の副管
分岐用マンホ−ル継手61の差口62に用いるプラグで
は、その先端と90°支管63との間に排水や排水中の
固形物が滞留ないし堆積する比較的大きい空間が形成さ
れる、という問題があった。
【0013】すなわち例えば、前掲の実開平3−111
636号公報では、差口62の開口端に、円筒状挿入部
とフランジ状押え部とからなるプラグを用いているの
で、この挿入部の先端と90°支管63との間に空間が
形成され、固形物の堆積は免れないものとなっており、
その上、マンホ−ル内で作業者がプラグを開くと、本
来、外副管付マンホ−ルでは流入管が傾斜配管になって
いるだけに、滞留している排水が作業者に向け流出し、
作業を困難にしている。
【0014】そのため、例えば実開平1−141849
号公報に示されたプラグを採用することが考えられる。
【0015】すなわち、この公報に記載の内副管によれ
ば、流入管と対峙する開口部にプラグを嵌着し、このプ
ラグの挿入部先端面を平面視で半円状に形成し、排水中
の固形物の堆積を防いでいる。
【0016】しかしながら、かかるプラグでは、流入管
の管頂側に大きいデッドスペ−スを形成するので、流れ
の滞留が生じるおそれがあり、ひいては、汚物付着のお
それがあった。
【0017】そこで本発明は、外副管付のマンホ−ルが
もつ欠点を可及的に克服しながら、外副管への流れを強
制的に行い、固形物の堆積をなからしめるマンホ−ル用
外副管部材を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明は、1)1対の本管側接続部と、これらの本
管側接続部の間で下向きに設けた枝管側接続部と、をも
つ継手本体で、前記本管側接続部の一方に水平状流入管
を接続し、枝管側接続部に、その下流側がコンクリ−ト
製マンホ−ルのインバ−トに向け開口した外副管を接続
し、本管側接続部の他方をマンホ−ル内に開口したマン
ホ−ル用外副管部材において、前記枝管側接続部には、
前記流入管の管路から大きく弯曲する下向きの管路にす
るための内曲壁を形成し、前記本管側接続部の他方に短
寸のプラグを着脱自在に挿入し、該プラグの挿入先端面
を、前記枝管側接続部の上開口部端縁から流入管に向け
た弯曲面または傾斜面で該上開口部にかぶせるように形
成することにより、汚水を強制流下させると共に、外副
管をマンホ−ル本体に接近させて立下がらしたことを特
徴とするマンホ−ル用外副管部材にあり、また、2)1
対の本管側接続部と、これらの本管側接続部の間で下向
きに設けた枝管側接続部と、をもつ90°大曲りY状の
塩ビ製継手本体で、前記本管側接続部の一方に水平状流
入管を接続し、枝管側接続部に、その下流側がコンクリ
−ト製マンホ−ルのインバ−トに向け開口した外副管を
接続し、本管側接続部の他方をマンホ−ル内に開口した
マンホ−ル用外副管部材にあって、前記本管側接続部の
他方に短寸のプラグを着脱自在に挿入し、該プラグの挿
入先端面を、前記枝管側接続部の上開口部端縁から流入
管に向けた、前記90°大曲りの延長外曲壁で、該上開
口部にかぶせるように形成することにより、汚水を強制
流下させると共に、外副管をマンホ−ル本体に接近させ
て立下がらしたことを特徴とするマンホ−ル用外副管部
材にあり、また、3)1対の本管側接続部と、これらの
本管側接続部の間で下向きに設けた枝管側接続部と、を
もつ継手本体で、前記本管側接続部の一方に水平状流入
管を接続し、枝管側接続部に外副管を接続し、本管側接
続部の他方をマンホ−ル内に開口したマンホ−ル用外副
管部材において、前記本管側接続部の他方に、その管軸
側より管底にかけて閉塞するプラグを着脱自在に挿入す
ることにより、汚水を,通常時には副管へ強制的に流下
させると共に、該プラグを越えてマンホ−ル内へ流下さ
せることができるようにしたことを特徴とするマンホ−
ル用外副管部材の要旨を採択した。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明を、添付図面に示す実施の
形態例により詳細に述べる。
【0020】図1は本発明の第1の実施の形態例の要部
縦断面図、図2は図1の外観図で(A)は側面図、
(B)は正面図、図3は第2の実施の形態例の要部分解
図、図4は第3の実施の形態例の一部切断側面図、図5
は図1の実施例の断面図であり、従来例を示す図6およ
び図7と同一または均等部分は同一符号を付したり、省
略したりしている。
【0021】本発明の実施の形態例は、いずれも図6お
よび図7で示したコンクリ−ト製マンホ−ルの外副管に
好適であって、特に、図7で示した塩ビ製外副管に用い
ると好都合となる。そして、例えば流入管(すなわち、
下水本管)の口径は200mmφ、立下り管の口径は1
50mmφの寸法に適用される。
【0022】先ず、本発明の第1の実施の形態例の、副
管分岐用と呼ばれるマンホ−ル継手1について述べる。
【0023】図1、図2および図3において、このマン
ホ−ル継手1は、塩ビ射出成形であって、LT(径違い
90°大曲がりY)状の継手本体2で構成されている。
【0024】この継手本体2は、流入管3(図4参照)
を接続する本管用接続部(本明細書では、本管側接続部
ともいう)の一方である接着受口4と、マンホ−ル本体
(図7の壁立上り部55に相当)5に開口し、かつ、プ
ラグ6を挿入する本管用接続部(本明細書では、本管側
接続部ともいう)の他方であるプラグ受口7と、これら
の接着受口4とプラグ受口7との中間で下方に向けられ
た、枝管用接続部(本明細書では、枝管側接続部ともい
う)であるLT継手用枝管部8と、から構成されてい
る。勿論、前記1対の本管用接続部は同一管軸上にある
が、同径とは限らない。
【0025】そして、この継手本体2の外周には、図2
(A)の斜線で示す砂付け加工等が施される。
【0026】このLT継手用枝管部8には、流入管3の
管路から大きく弯曲されて下向きの管路となっている。
すなわち、仮想90°大曲がりエルボを構成する内曲壁
9を形成している。したがって、流入管3より1サイズ
下の口径の枝管部8に形成されて管路が絞られても、排
水は滞留することなく直交状に転換され円滑に流れる。
【0027】また、前記プラグ6では、その挿入部10
は、その略中間の段差11を挟んでプラグ受口挿入部1
2と整流用挿入部13とから構成し、プラグ受口挿入部
12の奥行き寸法は通常のTS接合のものと同じにし、
また、整流用挿入部13の先端面(挿入先端面)に、前
記仮想90°大曲がりエルボを構成する延長外曲壁14
を形成している。
【0028】すなわち、この延長外曲壁14は本来の9
0°大曲がりYにおける上方の延長部で、LT継手枝管
部8の上開口部を、図示のように被るようになってい
る。
【0029】勿論、この延長外曲壁14の形状は管軸を
通る垂直面での形状であって、水平面での形状は、前掲
の実開平1−141849号公報記載のように、LT継
手枝管部8の上開口部に沿う半円形を流入管3に向け順
次零になるよう立上がらせた形状にしている。
【0030】そして、この延長外曲壁14の下方側は9
0°大曲がりの枝管部8の管体14Aが担持している。
したがって、流入管3より1サイズ下の口径に枝管部8
が絞られても、排水は前記内曲壁9と相俟って、滞留す
ることなく円滑に流れ、特に、固形物(汚物)の堆積を
防ぐことができる。
【0031】次に、前記プラグ6について更に詳述す
る。
【0032】このプラグ6は塩ビ射出成形品またはFR
P成形品であり、したがって、中空体で構成されてい
る。このプラグ6のプラグ受口挿入部12の外端には外
向きフランジ15が一体的に形成されている。
【0033】なお、前記継手本体2のプラグ受口7の開
口端にも、プラグ受口挿入部12の外向きフランジ15
に接合するフランジ16が形成されている。
【0034】これらの外向きフランジ15とフランジ1
6とはパッキン44(図5参照)を介して複数のボルト
ナット(不図示)によって着脱自在に固着される。
【0035】なお、17はボルト孔を示すが、プラグ6
の先端面で形成された延長外曲壁14を所定の向きにセ
ットするため、これらの外向きフランジ15とフランジ
16とを接合するときの目印(不図示)を設けている。
【0036】また、外向きフランジ15には径方向に取
っ手18を設けており、プラグ6の着脱を容易にすると
共に、この取っ手18で前記目印の代りにしてもよい。
【0037】次に、第1の実施の形態例のマンホ−ル継
手1の作用を述べる。
【0038】流入管3をコンクリ−ト製マンホ−ル本体
5に接続するため、継手本体2をマンホ−ル本体5に略
水平状に挿入してモルタルにより固定する。
【0039】そして、この継手本体2の接着受口4に流
入管3を、枝管部8に外副管32(図4参照)をそれぞ
れ接着接合すると共に、プラグ受口7にプラグ6を挿入
してボルトナットで固定する。そして、外副管32(図
4参照)の周りを砂巻きをする。
【0040】すなわち、外副管32は従来の陶管と違
い、強固に一体化できるので、コンクリ−ト固めを省略
することもできる。
【0041】したがって、流入管3を流れる排水は、プ
ラグ6の整流用挿入部13の先端面に形成した、仮想9
0°大曲がりエルボの延長外曲壁14と、枝管部8の内
曲壁9とに強制されて整流され、垂直下向きに方向転換
して円滑に流れ、固形物(汚物)の堆積を防ぐ。
【0042】しかも、この継手本体2には短寸(例え
ば、流入管3が200mmφの場合、プラグ6の管軸上
の長さ200mmのように容易に着脱でき、かつ、シ−
ル性が良い寸法を短寸という)のプラグ6を着脱自在に
挿入し、その先端面をLT継手用枝管部8の上開口端か
ら流入管3に向け弯曲させ、しかも、従来の外副管56
の下流用マンホ−ル継手69を省略したので、外副管3
2(図4参照)をマンホ−ル本体5に可及的に近接させ
ることができ、マンホ−ルの設置場所を狭小化すると共
に、部品を省き工事費を安価にすることができる。
【0043】なお、流入管3や外副管32(図4参照)
を掃除ロッド等の掃除具によって掃除するときは、プラ
グ6を外さなくても流入管3側から挿入すれば、延長外
曲壁14に案内されて外副管32(図4参照)を掃除す
ることもできる。
【0044】勿論、流入管3を点検・掃除する一般的な
作業は、マンホ−ル内に降りた作業者がプラグ6を外
し、覗き口として利用する。そのプラグ6を外す際、マ
ンホ−ル継手1内には排水が滞留していないので、排水
を受けることはない。
【0045】なお、第1の実施の形態例のマンホ−ル継
手1では、流入管3との接続を接着受口4で構成した
が、本発明はこれに限らず、ゴム輪受口(図5参照)や
差口としてもよい。
【0046】また、このマンホ−ル継手1では、外向き
フランジ15とフランジ16とを単にボルトナットで着
脱自在に固着するようにしたが、本発明はこれに限ら
ず、フランジ16の外周にボルトの頂部を枢支し、外向
きフランジ15に切欠ボルト孔を設けて、いわいるフラ
ンジ固定に汎用されている倒立ボルトによって着脱自在
に固着してもよい(図5参照)。
【0047】このようにすれば、ボルトナットの紛失が
ないばかりか狭小で、かつ、汚れのあるマンホ−ル内の
作業が更に容易にできる。勿論、プラグ6もフランジ1
6に鎖45で連結しておけば(図3および図5参照)、
プラグ6を外したときインバ−ト57上で懸吊できる。
【0048】次に、本発明の第2の実施の形態例のマン
ホ−ル継手20について述べる。
【0049】図3において、前記した第1の実施の形態
例のマンホ−ル継手1との相違点は、継手本体21とプ
ラグ22との固着の仕方であって、他のすべては一致し
ている。すなわち、プラグ22の外フランジ23に接近
してOリング24を嵌合し、次いで、複数の係合突起2
5,25…を設けている。
【0050】一方、継手本体21のプラグ受口26に
は、その内周に、前記の係合突起25が周方向にスライ
ドして締付け状態になる複数の締付突起27,27…を
設ける。そして、プラグ22の外面には、図2(B)で
示すような取っ手(18)を設けてプラグ22を回動し
て継手本体21に装着する。したがって、プラグ22の
着脱にはボルトナットを必要とせず、作業が簡単とな
る。
【0051】次に、本発明の第3の実施の形態例のマン
ホ−ル継手30について述べる。
【0052】図4において、このマンホ−ル継手30
と、前記した第1および第2の実施の形態例のマンホ−
ル継手1および20との相違点は、プラグ31を半円筒
(管軸より管底にかけて閉塞するもの)にした点で、他
は一致している。なお、このプラグ31は、前記したプ
ラグ6,22に含まれる特例ということができる。
【0053】すなわち、本来、汚水管きょにあっては、
計画時間最大汚水量は50〜100%の余裕を一律に加
算した量が流れる管径および勾配としていることから、
プラグ31を流入管3の管径の1/2程度の高さ(半円
筒)にしておけば、汚水は常に外副管32へ強制的に流
下させることができる。
【0054】このように構成すると、外副管32が詰ま
った場合、プラグ31を越流してマンホ−ル本体5へ流
れることも可能であり、また、マンホ−ル本体5内から
流入管3の目視検査時にも、プラグ31を外すことなく
管内を覗くことができる。
【0055】図4で示した、この外副管32について更
に述べる。
【0056】この外副管32は、プレ−ンエンド直管6
7と副管用スライド曲管33と、から構成されている。
この副管用スライド曲管33は塩ビ製で、垂直上方のゴ
ム輪受口34から90°に弯曲されて水平下方の、砂付
け加工等(斜め格子状の図示)が施された差口35が形
成されていて、このゴム輪受口34は通常のゴム輪受口
の軸長(奥行き)より大にしている。したがって、先
ず、前記プレ−ンエンド直管67をゴム輪受口34に挿
入してから差口34をマンホ−ル本体5にセットする。
【0057】次いで、このプレ−ンエンド直管67を上
に押上げて、LT継手用枝管部8に挿入接続する。した
がって、図7で示した従来の下流用マンホ−ル継手69
を省略できると共に、マンホ−ル本体5に既に接続され
ている流入管3に対し、外副管32の接続が容易にでき
る。殊に、前記したプラグ6,22,31を用いるマン
ホ−ル継手1,20,30には良好にマッチングして、
外副管32をマンホ−ル本体5に近接して取付けること
ができ、マンホ−ルの設置場所をとらず、とりわけ小口
径マンホ−ル(例えば、レジンコンクリ−ト製)にとっ
て好都合となる。
【0058】なお、以上の第1、第2および第3の実施
の形態例のマンホ−ル継手1,20,30では、径違い
90°大曲がりY状の継手本体を用いたが、本発明はこ
れに限らず、同径の90°大曲がりY状の継手本体であ
ってもよく、両者とも同様の強制流下等の効果を奏す
る。
【0059】勿論、これらの90°大曲がりYは完全な
LT状でなく、内曲壁9を略直角に形成させていてもよ
く(図5参照)、したがって、前記プラグ6,22,3
1の先端面の形状も、完全な仮想90°大曲がりエルボ
を構成する延長外曲壁14でなくてもよい。例えば、枝
管用接続部8の上開口端縁から流入管3に向けた傾斜面
で形成してもよい。
【0060】次に、図5に示す実施例を述べる。
【0061】このマンホ−ル継手40では、フランジ1
6にボルト41の頂部を倒立自在に枢支し、プラグ6の
外向きフランジ15に切欠ボルト孔42を設けて、ボル
ト41を切欠ボルト孔42を介して立てナット43で、
フランジ16および外向きフランジ15を締付ける。
【0062】なお、44はパッキン、45は鎖を示し、
プラグ6をフランジ16と連結する。勿論、これらのボ
ルト41や鎖45等は第2および第3のマンホ−ル継手
20,30にも適用される。
【0063】
【発明の効果】本発明の請求項1によれば、挿入端面が
外副管を接続する枝管用接続部の上開口部端縁から流入
管に向けた弯曲面または傾斜面で、この開口部を被せる
ように形成した短寸のプラグを用いたので、流入管から
外副管への流れを強制流下させ、固形物の堆積が防止で
きると共に、90°支管のスカ−ト用接合面も必要でな
く、マンホ−ル本体と外副管とを接近させることがで
き、ひいては、マンホ−ルの設置場所を狭小化できる。
【0064】また、請求項2によれば、継手本体を90
°大曲がりY状に、プラグの挿入先端面を90°大曲が
りの延長外曲壁で、それぞれ形成したので、外副管の入
口とプラグの先端との間にデッドスペ−スをなくし、か
つ、排水を外副管へ強制的に流下させることができ、ひ
いては排水の滞留や固形物の堆積をなくすることができ
る。
【0065】その結果、マンホ−ル内でプラグを開いて
も、作業者が排水を受けることなく、マンホ−ルの点検
・掃除作業を容易にすることができる。
【0066】しかも、特殊な掃除作業の場合、プラグを
外さなくても、流入管から外副管へ掃除用ロッド等が挿
入でき、更に容易にすることができる。
【0067】また、継手本体を塩ビ製で90°大曲がり
Y状に形成したので、汎用性をもたせて他の下水設備に
も適用可能とすることから量産メリットを得ることがで
きる。
【0068】更に、流入管や外副管が塩ビ製であるた
め、塩ビ製継手本体との接続が、慣用されている接続手
段を利用でき、外副管付コンクリ−ト製マンホ−ルの工
事を安価で、かつ、容易にし、工事の信頼性を向上させ
ることができる。
【0069】請求項3によれば、プラグを外すことなく
流入管が点検できると共に、外副管が詰まった場合に越
流させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態例の要部縦断面図で
ある。
【図2】図1の外観図で(A)は側面図、(B)は正面
図である。
【図3】第2の実施の形態例の要部分解図である。
【図4】第3の実施の形態例の一部切断側面図である。
【図5】図1の実施例の断面図である。
【図6】従来例である。
【図7】従来例である。
【符号の説明】
1…マンホ−ル継手、2…継手本体、3…流入管、4…
接着受口、5…マンホ−ル本体、6…プラグ、7…プラ
グ受口、14…延長外曲壁

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1対の本管側接続部と、これらの本管側
    接続部の間で下向きに設けた枝管側接続部と、をもつ継
    手本体で、前記本管側接続部の一方に水平状流入管を接
    続し、枝管側接続部に、その下流側がコンクリ−ト製
    ンホ−ルのインバ−トに向け開口した外副管を接続し、
    本管側接続部の他方をマンホ−ル内に開口したマンホ−
    ル用外副管部材において、前記枝管側接続部には、前記流入管の管路から大きく弯
    曲する下向きの管路にするための内曲壁を形成し、 前記本管側接続部の他方に短寸のプラグを着脱自在に挿
    入し、該プラグの挿入端面を、前記枝管側接続部の上
    開口端縁から流入管に向け弯曲面または傾斜面で該
    上開口にかぶせるように形成することにより、汚水を
    強制流下させると共に、外副管をマンホ−ル本体に接近
    させて立下がらしたことを特徴とするマンホ−ル用外副
    管部材。
  2. 【請求項2】 1対の本管側接続部と、これらの本管側
    接続部の間で下向きに設けた枝管側接続部と、をもつ9
    0°大曲りY状の塩ビ製継手本体で、前記本管側接続部
    の一方に水平状流入管を接続し、枝管側接続部に、その
    下流側がコンクリ−ト製マンホ−ルのインバ−トに向け
    開口した外副管を接続し、本管側接続部の他方をマンホ
    −ル内に開口したマンホ−ル用外副管部材にあって、 前記本管側接続部の他方に短寸のプラグを着脱自在に挿
    入し、該プラグの挿入先端面を、前記枝管側接続部の上
    開口部端縁から流入管に向けた、前記90°大曲りの延
    長外曲壁で、該上開口部にかぶせるように形成すること
    により、汚水を強制流下させると共に、外副管をマンホ
    −ル本体に接近させて立下がら したことを特徴とするマ
    ンホ−ル用外副管部材。
  3. 【請求項3】 1対の本管側接続部と、これらの本管側
    接続部の間で下向きに設けた枝管側接続部と、をもつ継
    手本体で、前記本管側接続部の一方に水平状流入管を接
    続し、枝管側接続部に外副管を接続し、本管側接続部の
    他方をマンホ−ル内に開口したマンホ−ル用外副管部材
    において、 前記本管側接続部の他方に、その管軸側より管底にかけ
    て閉塞するプラグを着脱自在に挿入することにより、汚
    水を,通常時には副管へ強制的に流下させると共に、該
    プラグを越えてマンホ−ル内へ流下させることができる
    ようにしたことを特徴とするマンホ−ル用外副管部材。
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