JP3178578U - 吸音板 - Google Patents

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清治郎 廣瀬
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Abstract

【課題】優れた吸音性能を有する吸音板を提供する。
【解決手段】大きさ、形状が不均一の無数の粒状体2を集合させて隣り合う粒状体2と粒状体2との接触部を接着剤3で互いに固着させ、且つ内部に連続細孔4を有する吸音板の表面に多数の凹部を形成し、この凹部の大きさや深さ、形状などを選んで、吸音対象周波数帯の幅を任意に調整することができ、優れた吸音効果が得られるようにした。
【選択図】図3

Description

本考案は、高速道路の防音壁、建物の内壁、空調用ダクトなどに使用される吸音板に関するものである。
従来、一般に知られているコンクリート板は質量効果に起因する遮音効果を期待するもので、吸音効果はほぼ零であった。
従って、上記のような従来のコンクリート板により例えば高速道路の防音壁を構成した場合、高速道路外への音の漏れは遮断できるが、道路上で発生する音は互いに重なり合って大きなエネルギーを持つ騒音となり、道路上で耳ざわりになるという問題があった。
本考案はこのような課題を解決するもので、優れた吸音性能を有する吸音板を提供することを目的とするものである。
請求項1に係る考案は、この課題を解決するために本考案は、無数の粒状体を集合させて隣り合う粒状体と粒状体との接触部を互いに固着させてなり、且つ内部に連続細孔を有する吸音板の表面に多数の凹部を設けたものである。
この構成により、広い周波数帯域での吸音が可能となるものであるが、これは基本的には吸音板の内部に連続細孔が存在して入射した音のエネルギーが減衰されるからであり、吸音率の周波数応答特性は吸音板の厚み、凹部の大きさ、深さ、形状、配置などにより任意に調整可能である。また、吸音板を例えばコンクリート層に貼り付けて使用すると、吸音板表面から反射された音と吸音板の中に入射してコンクリート板から反射された音が互いに干渉し合って消音効果も得られ、遮音効果が向上する。
請求項1に記載の考案によれば、内部に連続細孔を有する吸音板の表面に多数の凹部を形成してあり、この凹部の大きさや深さ、形状などを選んで、吸音対象周波数帯の幅を任意に調整することができ、優れた吸音効果が得られる。また、吸音板を例えばコンクリート層に貼り付けて使用すると、吸音板表面から反射された音と吸音板の中に入射してコンクリート板から反射された音が互いに干渉し合って消音効果も得られ、遮音効果が向上する。
本考案の一実施例における吸音板の拡大縦断側面図である。 図1のX−X矢視図である。 図1のY−Y矢視図である。 吸音板の凹部の配設状態を示す正面図である。 吸音板にベースコンクリート層を重合させた状態を示す縦断側面図である。 吸音板供試体の厚さと吸音率との関係を示すグラフである。
以下、本考案の一実施例について、図面に基づいて説明する。図1〜図6において、本実施例による吸音板1は無数の粒状体2…同志をその接触部において接着剤3としてのバインダー樹脂などにより接着固定してパネル状に形成されている。バインダー樹脂として、たとえばアクリル系、セルロース系あるいはバイオポリマー系のコンクリート用増粘剤が用いられる。各粒状体2は形状並びに大きさが不均一であり、図2、図3に示す破断状態からもわかるように、互いに隣り合う粒状体2と粒状体2との間はX−X断面(図2参照)の位置では接触あるいは離れていても、Y−Y断面(図3参照)の位置では離れあるいは接触している。なお、図2および図3で付したA、B、C…は粒状体2の位置を示している。
従って、本実施例のパネル状の吸音板1は内部に無数の連続した細孔4が形成されており、この吸音板1を防音壁などの壁体に用いたとき、吸音板1に入射した音は連続細孔4内での摩擦によりエネルギー減衰されて吸音されることになる。
また、前記吸音板1には図4および図5に示すように表面に円形、4角形、8角形の凹部5、6、7が多数形成されている。これら凹部5、6、7の深さは全て同じであるが、円形の凹部5のみ、深さ方向の中間に段部5aが形成されている。この円形の凹部5について、段部5aよりも表面側は奥側よりも大径となっている。
このような構成の吸音板1は高速道路上の防音壁や建物の内壁などに、吸音したい音が発生している空間側に表面を向けて配設され、使用する場所によって例えば強度を求める場合は裏面にベースコンクリート層8を重ねて接着させておくことも可能となっている。
ところで、上記粒状体2として例えば鹿児島産の軽石を用いて製造した吸音板供試体の吸音性能を図6に示しており、同図より垂直入射する音に対する吸音性能のピークは乾燥状態時に厚さ5cmの吸音板で約1KHz 、厚さ7.5cm の吸音板で約650Hz 、厚さ10cmの吸音板で約500Hz であり、厚さと吸音のピーク周波数は比較的良い相関関係を示している。従って1枚の吸音板で500Hz と1KHz の音に対する吸音率のピークを同時に満足させるために図4、図5に示すような凹部5〜7を吸音板1の表面に形成することにより、所期の目的を達成することができる。
具体的には図5における吸音板1の厚さを10cmとし、各凹部5、6、7の深さを5cmとすると、この凹部5、6、7の底部から裏面迄の厚さは5cmであり、凹部5〜7の存在しない部分での厚さは10cmであり、且つ前記円形の凹部5の段部5aから裏面迄の厚さは7.5cm であり、これにより前記した各周波数特性(1KHz 、650Hz 、500Hz)の垂直入射する音を効果的に吸収できることは勿論のこと、吸音板1に多数の凹部5〜7が形成されていることにより吸音板1の吸音面の表面積が大きくなり且つ各凹部5、6、7の内側面からの音の入射が可能となって、吸音板1全面からの音の乱入射により幅広い周波数帯域の音を効果的に吸収することができる(図6点線で示す)。図6は吸音板1が乾燥状態での吸音特性を示しているが、湿った状態でも略同じ特性を得ることができる。
なお、図4および図5に二点鎖線で示すように、吸音板1の裏面に前記凹部5、6、7の存在しない位置で円形の凹部9を多数形成し、ヘルムホルツ型吸音効果を得るようにすることも可能である。
以上説明したように上記実施例によれば広い周波数帯域での吸音が可能となるものであるが、これは基本的には吸音板1の内部に連続細孔4が存在して入射した音のエネルギーが減衰されるからであり、吸音率の周波数応答特性は吸音板1の厚み、凹部5〜7の大きさ、深さ、形状、配置などにより任意に調整可能である。また、図5に示すように吸音板1裏面にベースコンクリート層8を重合させることにより、吸音板1表面から反射された音と吸音板1の中に入射してベースコンクリート層8から反射された音が互いに干渉し合って消音効果も得られ、遮音効果が向上する。
1 吸音板
2 粒状体
3 接着剤
4 連続細孔
5,6,7 凹部

Claims (1)

  1. 無数の粒状体を集合させて隣り合う粒状体と粒状体との接触部を互いに固着させてなり、且つ内部に連続細孔を有する吸音板の表面に多数の凹部を設けた吸音板。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2530434C1 (ru) * 2013-08-21 2014-10-10 Олег Савельевич Кочетов Акустическая панель кочетова
RU2579023C1 (ru) * 2014-10-03 2016-03-27 Олег Савельевич Кочетов Акустическое устройство

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