JP3178409U - ゲーム装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】幼児でも簡単に操作して文字遊びや言葉遊び等のゲームを行うことができ、そのゲームを通して幼児等の子供の知識増進や知能発達を促進できるゲーム装置を提供する。
【解決手段】底部およびこの底部に対向する表示窓3を有する筐体2と、所要の情報を表示した表示セル12aを複数設けた表示部12を複数有し、これら表示部が表示窓に移動可能に筐体に配設された表示シート14と、表示窓に対向する底部の対向部にて表示部の表示セルの裏面側に配設されて、この表示セルの押圧操作を検出する押圧検出スイッチと、表示シートの所要の表示部を表示窓に移動させるスクロールバー17と、このスクロールバー17により表示窓に移動された表示部の位置を検出する上下一対のリミットスイッチと、各表示セルに表示された情報に関連する音声情報を記録したメインメモリと、押圧検出スイッチにより検出された表示セルの音声情報をメインメモリから読み出し再生させる制御器と、を具備している。
【選択図】 図1

Description

本考案は、幼児等子供の文字遊びや言葉遊び等のゲームを通して知識増進や知能発達を促すゲーム装置に関する。
従来、この種の知育玩具ないし教育ゲーム装置としては、例えばりんご等事物を絵等で表示した表示カードの表面に、識別用のバーコードを付与し、このバーコードを光学式センサにより読み取らせることにより、バーコードに対応した事物に関連する読み(例えば「リンゴ」)等の音声情報等を再生出力する装置がある(例えば特許文献1参照)。
また、表示カードに、英語の発音や音楽等の音声(音響)情報等を記憶した磁気ストライプを付与し、磁気ヘッドで読み取らせて英語の発音や音楽等の音声情報を再生出力する教育装置等が知られている。
特開平5−6135号公報
しかしながら、このような従来の知育玩具ないし教育ゲーム装置では、表示カードを読取り装置に手動で読み取らせるので、比較的対象(ユーザ)年齢が高く(例えば3歳以上等)なるという課題がある。
すなわち、バーコードや磁気ストライプの情報を読み取らせるために表示カードを読取り装置のスライド溝に的確に挿入しスライドさせるという手動操作が必要となる。このような的確な手動操作は、言葉を話し始め、事物について関心を示し始めたが、手先の運動機能がまだ十分でない幼児(例えば3歳未満)にとっては難しく、一人で操作することは困難である。
本考案が解決しようとする課題は、幼児でも簡単に操作して文字遊びや言葉遊び等のゲームを行うことができ、そのゲームを通して幼児等の子供の知識増進や知能発達を促進できるゲーム装置を提供することにある。
本考案のゲーム装置は、底部およびこの底部に対向する表示窓を有する筐体と、所要の情報を表示した表示セルを複数設けた表示部を複数有し、これら表示部が前記表示窓に移動可能に筐体に配設された表示シートと、表示窓に対向する底部の対向部にて表示部の表示セルの裏面側に配設されて、この表示セルの押圧操作を検出する押圧検出部と、を具備している。
また、本発明のゲーム装置は、表示シートの所要の表示部を表示窓に移動させるスクロール部材と、このスクロール部材により表示窓に移動された表示部の位置を検出する表示部検出部と、各表示セルに表示された情報に関連する音声情報を記録した音声情報記録部と、押圧検出部により押圧操作が検出された表示セルの音声情報を音声情報記録部から読み出し再生させる制御手段と、を具備している。
本考案の第1の実施形態に係るゲーム装置の平がな清音表示モード時の外観正面図。 図1で示す表示シートを削除したときのゲーム装置の外観正面図。 本考案の第1の実施形態に係るゲーム装置の濁音、半濁音平がな(がぎぐげご)表示モード時の外観正面図。 図1のIV−IV線断面図。 図1〜3で示すゲーム装置の電気系の構成を示すブロック図。 図4で示す制御器のメインルーチンを示すフローチャート。 本考案の表示部の他の表示例を表で示す図。 本考案の第2の実施形態に係るゲーム装置の筐体外観斜視図。 本考案の表示部の変形例を表で示す図。
以下、本考案の実施形態に係るゲーム装置を図面に基づいて説明する。なお、複数の図面中、同一または相当部分には同一符号を付している。
(第1の実施形態)
図1は、本考案の第1の実施形態に係るゲーム装置1の清音平がな(あいうえお)表示モード時の外観正面図、図2は、図1で示す表示シートを削除したときのゲーム装置の外観正面図、図3は、同,濁音、半濁音平がな(がぎぐげご)表示モード時の外観正面図である。
これら図1〜図3で示すゲーム装置1は、清音、濁音、半濁音等の平がなや片かな等の文字やその読み、動物や食べ物等事物の名称等を、文字遊びや言葉遊び等を通じて幼児に学習させる知育ゲーム装置であり、例えば絵本等の書籍の一部や景品として販売される。
図1に示すように、ゲーム装置1は、所要形状、例えば合成樹脂製で矩形偏平状の筐体2の図中上面上に、矩形開口の表示窓3を形成している。
筐体2は、その上面上に、矩形の表示窓3の例えば右側方上部にて、スピーカ4を埋設し、このスピーカ4の下方に、ろくおん(録音)スイッチ5、さいせい(再生)スイッチ6、げーむ(ゲーム)スイッチ7、くいず(クイズ)スイッチ8、パワー(電源)スイッチ9、ボリューム(音量)大,小ボタン10a,10b、電源の電池を収容する電源ケース11をそれぞれ設けている。
これらろくおんスイッチ5、さいせいスイッチ6、げーむスイッチ7およびくいずスイッチ8は、自動復帰のメンブレン(膜)スイッチまたは機械的な押しボタンスイッチ等から構成され、パワースイッチ9はスライダースイッチ等から構成されている。また、電池ケース11近傍には、電池を電源とし、所要の電圧に変換する電源装置11A(図5参照)を配設している。ろくおんスイッチ5はその押圧により録音モードを選択し、さいせいスイッチ6は再生モードを選択し、げーむスイッチ7はゲームモードを選択し、くいずスイッチ8はゲームモードを選択するスイッチである。
図1に示すようにゲーム装置1は、表示窓3に、例えば清音平がな文字(あいうえお等)を表示した平面形状が表示窓3とほぼ同形同大の第1の表示部12と、図3で示す例えば濁音、半濁音平がな文字(がぎぐげご等)を表示した平面形状が表示窓3とほぼ同形同大の第2の表示部13を一体に連結した表示シート14を具備している。
図1に示すように第1の表示部12は、あいうえお…の清音平がな文字をカラーやモノクロ等で1文字ずつそれぞれ表示する1駒の表示セル12aを、例えば5行10列のマトリクスにより配列して50音表として表示している。
また、図3に示すように、第2の表示部13は、がぎぐげご…の濁音、半濁音の文字をカラーやモノクロで、1文字ずつを表示する1駒の表示セル13aを、例えば5行10列のマトリクスにより配列している。また、これら表示セル12a,13aには、例えば表示された文字を第1音(頭音)とする食べ物や動物等、事物の名称を表わす絵がカラーやモノクロで文字と共に表示される。
そして、図4に示すようにこれら第1,第2の表示部12,13は、その上端と下端同士がそれぞれ接続されて表示面を外面面に向けた環状の表示シート14に形成されている。
表示シート14は、柔軟性を有する合成樹脂製、または布や紙の生地の表面に合成樹脂をコーティングして環状帯状に形成され、筐体2内の支持基板15の図4中上下両端の外側に摺動可能に巻き掛けられている。
支持基板15は、その背面を、筐体2の底部2aの内底面に一体に突設された小柱状の複数の支持リブ2b,2b,…により固定させる一方、図4中、上下両端部には表示シート14を摺動させるための半円弧状の摺動ガイド15a,15bをそれぞれ形成している。
図4に示すように、支持基板15の背面と筐体2の底部2aの内面との間には、表示シート14が移動する間隙gが形成されている。
支持基板15は、その一面(図4では左側面)上に、複数の押圧検出スイッチ16,16,…をマトリクス状に配設している。これら押圧検出スイッチ16,16,…は、例えば自動復帰メンブレン(膜)スイッチ等から構成され、図2に示すように、第1,第2の表示部12,13の各表示セル12a,13aとほぼ同形同大または若干小さく形成され、各表示セル12a,13aに1対一に対応してマトリクス状に配設され、各表示セル12a,13aの押圧をそれぞれ検出する。
そして、表示シート14は第1の表示部12と第2の表示部13との間の表面上に、その横方向(水平方向)に延在する直状角棒状のスクロールバー17の下面を、例えば接着剤等により固着している。
スクロールバー17は表示シート14に、その幅方向ほぼ全幅に亘って固着され、その軸方向両端部を、表示窓3の図1中横方向両端の開口端縁に、図中上下方向に摺動可能に当接させて係止している。また、スクロールバー17は、その厚さを、その上部が表示窓3よりも外方へ若干突出するように形成している。
このために、例えば図1に示すように表示窓3の上端部にあるスクロールバー17の上面を表示シート14側へ押えつつ表示窓3の下端部側へ押し下げることにより、「あいうえお…」表示の第1の表示部12を、その背面に位置する「がぎぐげご」表示の第2の表示部13に一括して簡単かつ迅速に変更することができる。その逆も可能である。すなわち、表示窓3の下端にあるスクロールバー17を下から上へ移動させることにより、第2の表示部13を第1の表示部12へ簡単かつ迅速に一括して変更できる。
図4に示すように表示窓3は、その図中、上下開口端内側に、スクロールバー17の上端と下端への移動位置をそれぞれ検出する上下一対のリミットスイッチ18a,18bを設けている。
そして、図5に示すようにゲーム装置1は、上記パワースイッチ9、スクロールバー17の位置検出用の上下一対のリミットスイッチ18a,18b、ろくおん(録音)スイッチ5、さいせい(再生)スイッチ6、げーむ(ゲーム)スイッチ7、くいず(クイズ)スイッチ8、第1,第2の表示部12,13の各表示セル12a,…、13a,…の押圧をそれぞれ検出する複数の押圧検出スイッチ16,16,…を図中実線で示すデータバス19を介して制御手段の一例である制御器20のインプットポートに電気的に接続している。電源装置11Aはこれら機器に所要電圧の電力を給電する。
制御器20は、IC(半導体集積回路)等からなるマイクロコンピュータであり、筐体2内に配設されている。制御器20は基本的にはCPU,RAM,ROMにより構成されている。ROMにはCPUを制御する制御プログラムが記録されており、CPUはこの制御プログラムに従ってインプットポートから必要とされる外部データを取り込み、または作業領域としてのRAMとの間でデータの授受を行なって演算処理し、必要に応じて処理したデータをアウトプットポートへ出力する。
制御器20はメインメモリ21を具備している。メインメモリ21は、このゲーム装置1により実行する文字遊びや言葉遊び、クイズ遊びおよびゲーム遊び等で使用する第1,第2の表示部12,13の各表示セル12a,13aの配列と、各押圧検出スイッチ16の配列とを1対1で対応させた表示セル位置データテーブルを記録している。このために、制御器20は押圧検出スイッチ16からの押圧検出信号を受けて、この表示セル位置データテーブルを参照することにより、押圧された表示セル12a,13aに表示されている文字や絵等の表示を検出できる。また、メインメモリ21は各表示セル12a,13aの文字の読みや絵の名称等の各種音声(音響)データを記録している。
すなわち、メインメモリ21は、第1の表示部12で表示する「あいうえお」の50音「がぎぐげご」等の濁音、「ぱぴぷぺぽ」等の半濁音、その他、促音や撥音等日本語の一文字読みと、これら一文字読みの音声を第1音(語頭音)とする種々の単語、例えば1文字「あ」と「飴(あめ)」の音声データを各表示セル12a,13aに対応させて記録している。
また、メインメモリ21は、通常モード、録音,再生モード、クイズモード、ゲームモードの実行にそれぞれ必要な種々の音声データ、例えばモード進行に必要な音声ガイド、効果音、クイズモード時の複数のクイズ出題者の音声等各モードに必要な音声データを記録している。
さらに、メインメモリ21は、クイズモード時に出題されたクイズ(問題)とその回答に対する正答のデータテーブルを予め記録しており、この正答データテーブルを制御器20により参照することにより、回答の正否を判断できる。
制御器20は、電源ON/OFF検出機能、モード選択検出機能、スクロールバー位置検出機能、各表示セル12a,13aの押圧検出機能を具備している。電源ON/OFF検出機能はパワースイッチ9のON/OFF操作信号を受けて電源ON/OFFを検出する機能である。
モード機能検出機能は、ろくおんスイッチ5、さいせいスイッチ6、げーむスイッチ7およびくいずスイッチ8の押圧時に出力される押圧検出信号を制御器20が受けて、各種モードを検出する。また、これらろくおんスイッチ5、さいせいスイッチ6、げーむスイッチ7およびくいずスイッチ8のいずれもが押圧されていないと判断したときは、デフォルト(既定値)として通常モードを実行する。
図6は制御器20の制御プログラムのメインルーチンのフローチャートであり、図中、記号Sに数字を付記した符号はこのフローチャートの各ステップを示す。
制御器20は、まずS1でパワースイッチ9がONされると、電源ONとして起動し、次のS2で初期化し、デフォルトの通常モードに自動復帰させる。
次に、S3で、ゲームオープニング時に歓迎する等のガイド音声と賑やかな音楽や効果音等をメインメモリ21から読み出し、スピーカ4から出力し、再生させる。
この後、S4で、上,下リミットスイッチ18a,18bの検出出力を読み込み、スクロールバー17の位置を検出する。このスクロールバー17の位置が図1に示すように表示窓3の上端にあるか否かを判断する。すなわち、表示窓3には清音平がな文字の第1の表示部12が表示されているか否かを判断し、Yesのときは、次のS5で第1の表示部12の清音平がな文字を通常モードにより実行する。
しかし、このS4でNoのとき、すなわち、スクロールバー17の位置が表示窓3の上端にあることを検出しなかったときは、S6へ進み、ここで、下リミットスイッチ18bによりスクロールバー17が表示窓3の下端にあるか否かを検出する。すなわち、表示窓3に濁音表示の第2の表示部13が表示されているか否か判断する。このS6でYesのときは、次のS7で濁音表示を通常モードで実行する。
しかし、このS6でNoのときは、S8で、スクロールバー17が上,下端間の中間にあり、位置不定と判断し、所定時間、例えば30秒の位置不定タイマーを始動させる。
これらS5,S7,S8の次は待機ループ22のS11へ進む。すなわち、S5で「ひらがな」モードを実行後も、ユーザの子供がスクロールバー17を移動させ、位置不定になる可能性があるので、必ず待機ループ22へ進み、S11からスタートする。
このS11では、上記スクロールバー17の位置不定タイマーがカウントアップしたか否か判断し、Noの場合は、次のS12で、いずれかの表示セル12a,13aの押圧検出スイッチ16が最後に押圧されてから10分経過したか否か判断し、YesのときはS13で終了告知音をメインメモリ21から読み出し、スピーカ4から出力して再生し、次のS14で、電源を自動的に遮断(OFF)する。
一方、上記S11でYesの場合、すなわち、スクロールバー17の位置不定タイマーがカウントアップしたときは、そのカウントアップが所定回数(例えば3回)以上であるか否か判断し、Yesのときは、S18でコネクタ丸Aに進み、上記待機ループ22のS11に戻り、以下、繰り返す。
しかし、S17でNoの場合は、S19でスクロールバー17の切替にジャンプし、以下、再びスクロールバー17の位置検出を行う。
ところで、S11でNoの場合、すなわち、スクロールバー17の位置が不定ではあるが、位置不定タイマーがタイムアップしていないときは、S12へ進み、ここで表示セル12a,13aの押圧スイッチ16が最後に押圧されてから10分経過したか否かを判断する。ここで、10分経過したことを検出したときはユーザがゲーム装置1を放置していると判断し、S13で終了告知音をメインメモリ21から読み出し、スピーカ4で再生させる。
一方、S12でNoのときは、S15で上記最終キー(押圧検出スイッチ16)の入力後、所要時間、例えば10秒経過したか否か判断し、Yesのときは、次のS16で、サブルーチンにジャンプする。サブルーチンのジャンプとは、モード切替キーであるろくおんスイッチ5、さいせいスイッチ6、げーむスイッチ7およびくいずスイッチ8が押圧されたことを制御器20が検出したときに、録音モード、再生モード、ゲームモードおよびクイズモードを実行するためのサブルーチンに切り替え、これらサブルーチンをそれぞれ実行する。但し、通常モードは電源がONされたときに起動するデフォルトとして設定されているので、通常モード切替スイッチ(キー)は無い。
これらサブルーチンは上記メインルーチンと同様、ROMに記録されている。
そして、S15でNoの場合は、S20で丸Aにジャンプし、丸A以下を繰り返す。
次に、このゲーム装置1の作用について説明する。
ゲーム装置1のパワースイッチ9がONされると、このON信号が制御器20により読み込まれる。このために、制御器20はデフォルトの通常モードで実行するために、まず、スクロールバー17の位置を上下一対のリミットスイッチ18a,18bから読み出す。上リミットスイッチ18aがON、すなわち、表示窓3の上端にあることを検出したときは、表示窓3には表示シート14の第1の表示部12、すなわち、平がな清音50音が一覧表示されていると判断する。一方、下リミットスイッチ18bがON、すなわち、スクロールバー17が表示窓3の下端にあることを検出しているときは、表示窓3には第2の表示部13、すなわち、平がな濁音文字が一覧表示されていると判断する。
したがって、第1の表示部12である平がな清音50音が一覧表示されていると判断しているときに、所要の表示セル12aが押圧されると、その押圧は、表示セル12aに1対1で対応する押圧検出スイッチ16により検出される。
この押圧検出スイッチ16の押圧検出信号は制御器20に与えられる。このために、制御器20は、メインメモリ21から表示セル位置データテーブルをルックアップして押圧検出スイッチ16により押圧が検出された表示セル12aに表示されている文字の読みや絵等の音声データを抽出し、スピーカ4から出力させる。
このために、ゲーム装置1は次のように作用する。
(1)押圧された各表示セル12aの文字の音声が再生される。
例えば「あ」〜「ん」の表示セル12aがそれぞれ押圧されると、『あ』〜『ん』の音声がそれぞれ出力される。
(2)同じ文字の表示セル12aが連続で複数回、例えば2度押圧されると、この表示セル12aに文字と共に表示されているイラスト(絵)が表示する事物の名称等の音声が再生される。
例えば、飴のイラストが表示されている表示セル12aの「あ」が連続で2度押されると、『あ』と『あめの‘あ’』の音声が再生される。
同様に、例えばケーキのイラストが表示されている文字「け」の表示セル12aが連続で2度押されると、『け』と『けーきの‘け’』の音声が再生される。
(3)異なる2文字以上の文字の表示セル12aの、例えば「ね」と「こ」の文字が連続または所要の時間を置いて押されると、『ね』と『こ』の音声が再生され、さらに、猫の泣き声の『にゃ〜ん』等の効果音が再生される。
同様に、「れ」「も」「ん」の文字の表示セル12aが順次押されると、『れもん』の音声が再生され、さらに『すっぱ〜い』等の音声と効果音が再生される。
そして、所要時間、例えば30秒間、表示セル12a,13aの文字のいずれも押し操作が無い場合は、それまでに読み込んだ文字はリセットされる。
また、表示窓3に「がぎぐげご」の濁音平がな文字が一覧表示されているモードのときも、清音と濁音・半濁音の相違以外は上記平がな清音文字表示モードの(1)〜(3)の作用と同様の作用が行われる。
次に、モード別の作用を説明する。
[録音・再生モード]
(1)電源ON後、ろくおんスイッチ5が押されると、このろくおんスイッチ5のON信号が制御器20に与えられる。このために、制御器20はROMから録音モードのサブルーチンを読み出し実行する。これにより、上記通常モードから録音モードに移行される。
(2)そして、この録音モード時において第1,第2の表示部12,13の所要の表示セル12a,13aが押されると、その押された文字の音声データが所要文字数(例えば30字まで)録音される。
(3)この後、さいせいスイッチ6が押されると、上記録音された音声データが押された順で順次再生される。
そして、この録音・再生モード時に、所要時間、例えばか30秒間、何らかのキー操作(表示セル12a,13aの押圧操作)が無い状態を制御器20により検出した場合は、制御器20はメインメモリ21から例えば『最初から操作してね』等の音声ガイドを読み出し、再生してからこれまでに録音済みの音声をリセットする。また、このとき、ろくおんスイッチ5が再度押されたときもリセットされる。
[クイズモード]
(1)くいずスイッチ8が押されると、このくいずスイッチ8のON信号が制御器20に与えられる。このために、制御器20はROMからクイズモードのサブルーチンを割り込ませ、実行する。
(2)これにより制御器20は、メインメモリ21から予め記録されている複数のクイズの問題の音声データをランダムに読み出し、例えば次のように順次再生して出題する。これら問題が全部出題された後は、再び出願をランダムに繰り返す。
i) 『「いぬ」、「ねこ」、「あめ」の中で食べ物はどれかな?』
ii) 『「飛行機」、「救急車」、「いぬ」の中で空を飛ぶ乗り物はどれかな?』
iii) 『「ねこ」、「くじら」、「ヘリコプター」海にいる動物はどれかな?』
これら問題に対し、回答として所要の表示セル12aが押されると、制御器20は、その回答を解読し、その回答の正否を、メインメモリ21に予め記録されている問題と正答のデータテーブルを参照し、その有無を検出する。その回答が正答データテーブルにあれば正答、無ければ誤答と判断する。さらに、制御器20は、その判断結果を示す音声データをメインメモリ21から読み出し、再生する。
例えば、上記i)の問題に対し、「い」「ぬ」の表示セル12aが順次押された場合、または犬の絵が表示されている表示セル12aが押された場合は、誤答である旨の音声が再生され、「あ」「め」の表示セル12aが順次押されたことを制御器20が検出した場合、または飴の絵が表示されている表示セル12aが押された場合は正答である旨の音声が再生される。
[ゲームモード]
(1)げーむスイッチ7が押された状態を制御器20が検出すると、制御器20はゲームモードのサブルーチンを割り込ませ、実行する。
(2)これにより、制御器20はメインメモリ21から予め記録されている複数のゲームの問題の音声データをメインメモリ21からランダムに読み出し、例えば次のように順次再生して出題する。これら問題が全部出題された後は、再び問題をランダムに繰り返す。 i) 『海にいる動物を2つ押してね。』
ii) 『カレーの中に入っている野菜を2つ押してね。』
iii) 『ワンワンと鳴く動物はどれかな?』
iv) 『消防車を押してね。』
v) 『空を飛ぶ動物はどれかな?』
vi) 『料理を作ろうゲーム! 材料を3つ選んでね。
「じゃがいも」「レモン」「トマト」を押した場合、『変な味になったね〜』
と再生する。
vii) 『あめの‘あ’を押してね。』『正解』または『え〜違うよ』と再生する。
viii) 『あめ』を押してね。『あ』と『め』が押されると『正解』と再生する。
このゲームモードの問題に対する表示セル12a,13aの押圧による回答の正否についても、上記クイズモードと同様、正答データテーブルを参照して判断し、その判断結果の音声データを再生する。
以上の各種モードで幼児等小さい子供が文字遊びや言葉遊び等で遊びながら、楽しくかつ自然に、平がなの清音、濁音、半濁音の文字自体と、その読み方を学習し、表示セル12a,13aの絵等から動物や乗り物等、事物の名称の読み方や言葉、事物のカテゴリーを知り覚えることができる。すなわち、子供が文字遊びや言葉遊びを通して子供の知識の増進と知能の発達を促進することができる。
また、このゲーム装置1によれば、表示窓3に表示される平がな50音表示の第1の表示部12と、濁音・半濁音表示の第2の表示部13とをスクロールバー17を単に上下動させることにより、簡単かつ迅速に一括して切り替えることができる。
すなわち、仮にゲーム装置1にスクロールバー17を設けない場合には、平がな50音表示の第1の表示部12と、濁音・半濁音表示の第2の表示部13とを、表示窓3にそれぞれ表示する2つの表示モジュールを設けることが考えられる。この場合はゲーム装置1の大型化や重量化を招く上に、コストが嵩むという新たな課題が発生する。
さらに、このようなゲーム装置1の大型化を抑制するために、仮にゲーム装置1全体の小型化を図る場合には、これら第1,第2の表示部12,13の各表示セル12a,13aの文字や絵の小型化を招くので、これらが見えにくくなる上に、押圧操作の操作性の悪化を招くという、さらなる新たな課題が発生する虞がある。
また、これら2つの表示モジュールを仮にヒンジにより連結して折畳み可能に構成した場合には、これら表示モジュールの折畳みの際に、ユーザの幼児の指等がこれら2つの表示モジュール間に挟まれ、怪我をさせる虞がある。
これに対し、上記実施形態に係るゲーム装置1では、スクロールバー17により第1,第2の表示部12,13を簡単迅速に一括して切り替えることができるので、このような新たな課題を発生させる虞がない。
なお、上記平がな文字とその文字(読み)を有する動物や乗り物等、事物の名称との組合せは、上記実施形態に限定されるものではなく、例えば図7に示すものでもよい。
また、筐体2も上記実施形態に限定されるものではなく、図8で示す筐体2Aでもよい。
さらに、上記実施形態では、平がな文字の清音と濁音・半濁音の第1,第2の表示部12,13をスクロールバー17により切り替える場合について説明したが、本考案はこれに限定されるものではなく、例えば上記清音、濁音・半濁音の平がな表示部と、片かな表示部とをスクロールバー17により切り替えるように構成してもよい。
さらにまた、上記第1,第2の表示部12,13に表示される文字や絵は図9で示すように漢字や英語、世界地図等でもよい。この場合のゲーム装置1のユーザは幼児ではなく、小学一年生やそれ以上の年齢の者が想定される。図9中、第1,第2の表示部12,13は入れ替えてもよい。
以上、本考案の幾つかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、考案の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、考案の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、考案の範囲や要旨に含まれるとともに、実用新案登録請求の範囲に記載された考案とその均等の範囲に含まれる。
1…ゲーム装置、2,2A…筐体、2a…底部、3…表示窓、5…ろくおん(録音)スイッチ、6…さいせい(再生)スイッチ、7…げーむ(ゲーム)スイッチ、8…くいず(クイズ)スイッチ、12…第1の表示部、12a,13a…表示セル、13…第2の表示部、14…表示シート、16…押圧検出スイッチ(押圧検出部)、17…スクロールバー、18a,18b…上下一対のリミットスイッチ(表示部検出部)、20…制御器(制御手段)、21…メインメモリ(音声データ等情報記録部)。

Claims (4)

  1. 底部およびこの底部に対向する表示窓を有する筐体と、
    所要の情報を表示した表示セルを複数設けた表示部を複数有し、これら表示部が前記表示窓に移動可能に前記筐体に配設された表示シートと、
    前記表示窓に対向する前記底部の対向部にて前記表示部の表示セルの裏面側に配設されて、この表示セルの押圧操作を検出する押圧検出部と、
    前記表示シートの所要の表示部を前記表示窓に移動させるスクロール部材と、
    このスクロール部材により前記表示窓に移動された表示部の位置を検出する表示部検出部と、
    前記各表示セルに表示された情報に関連する音声情報を記録した音声情報記録部と、
    前記押圧検出部により押圧操作が検出された表示セルの音声情報を前記音声情報記録部から読み出し再生させる制御手段と、
    を具備していることを特徴とするゲーム装置。
  2. 前記表示シートは、前記情報として平がな文字を表示した複数の表示セルを有する平がな文字表示部と、片かな文字を表示した複数の表示セルを有する片かな文字表示部とを有し、
    前記音声情報記録部は、前記表示セルの平がな文字と片かな文字の読みを音声情報として記録しており、
    前記制御手段は、前記押圧検出部により押圧操作が検出された表示セルに表示された文字の読みの音声情報を前記音声情報記録部から読み出し再生させるように構成させていることを特徴とする請求項1記載のゲーム装置。
  3. 前記表示シートは、表示セルに事物の名称を表示し、これら表示セルを事物のカテゴリ毎に表示部として分類していることを特徴とする請求項1または2記載のゲーム装置。
  4. 複数のクイズ問題データとその正答データを記録したクイズ正答データテーブルを有するクイズデータ記録部と、クイズゲームを選択するクイズモード選択手段と、を具備し、
    前記制御手段は、クイズモード選択手段によりクイズモードが選択されたときに、前記クイズデータ記録部からクイズ問題を抽出し前記音声出力手段から音声で出力し、そのクイズ問題出力後、前記押圧検出部により押圧が検出されたときに、その押圧された表示セルの回答の正否を前記クイズ正答データテーブルを参照して判断し、その判断結果を前記音声出力手段により音声で出力させる機能を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のゲーム装置。
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