JP3178092U - 電子機器スタンドを兼用したカバー - Google Patents
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Abstract
【解決手段】電子機器10にヒンジ12によって前両面に回転可能に設けられた四角形のカバー本体であって、このカバー本体は、2等辺3角形からなる中央3角面部25と、その両側の2つの直角3角形からなる左右の3角面部26、27と、これらの3角面部に連続する左右の長方形面部28、29とに区分する。これらの左右の長方形面部の折り畳みライン36を、前記電子機器の表面側から見て山折り方向だけ180度折り畳み可能とし、これら左右の長方形面部を内蔵する磁石30、31で互いに密着固定する。
【選択図】図1
Description
これらの図において、10は、タブレット型パソコン、スマートフォン、携帯用電子機器などの電子機器で、この電子機器10の長手の側縁部に、電子機器10のディスプレイ13を保護するためのカバー本体11が2軸のヒンジ12によって開閉自在に設けられている。前記ヒンジ12は、電子機器10とカバー本体11を磁石等により着脱自在に設けられている。
前記カバー本体11には、長手方向に平行な3本の屈曲ライン14が両面に設けられ、第1カバー面部15と第2カバー面部16と第3カバー面部17と第4カバー面部18に区画されている。このカバー本体11は、図7に示すように、細長い板状の硬質芯材19が互いに隙間をもって並べられ、上下面に軟質被膜20で貼着され、それぞれの硬質芯材19の隙間部分が屈曲可能な屈曲ライン14に形成されている。前記第1カバー面部15と第4カバー面部18の内部には、順次折り畳んでスタンドとして使用するときに3角筒を保持するための互いに吸着する磁石21が設けられている。
カバー本体11をスタンドとして使用するときには、図8(a)に示すように、カバー本体11の第4カバー面部18側を外向きに折り畳み、第4カバー面部18の側縁部を第1カバー面部15と第2カバー面部16の間の屈曲ライン14に当接してさらに折り畳むと、3角筒が形成されるので、第2カバー面部16をテーブル22に接するように置き、電子機器10の基端部をテーブル22におくと、約11度の傾斜角で電子機器10が立て掛けられた状態で使用できる。このとき、第1カバー面部15と第4カバー面部18が磁石21で吸着して3角筒が保持される。
また、3角筒を形成した状態で図8(b)に示すように、第1カバー面部15の下向き面をテーブル22に接するようにおき、電子機器10のヒンジ12側部をテーブル22におくと、約75度の傾斜角で電子機器10が立て掛けられた状態で使用される。
さらに、図8(b)において、3角筒をグリップとして手で握るようにして持てば、電子機器10は、縦向きにして使用することもできる。
スタンドとカバーを兼用する支持プレート40は、下部プレート41と屈曲自在に連結され、この連結部には、電子機器10を立て掛けるための切り込み42が設けられている。前記支持プレート40は、前記切り込み42側に2等辺3角形43が位置し、この2等辺3角形43の両側に直角3角形44と45が位置し、前記切り込み42の反対側に長方形46と47が位置するように区分され、これらの境界線は、屈曲可能な折り跡48となっている。
スタンドとして使用するときには、支持プレート40を下部プレート41と鈍角になるように折り込み、直角3角形44と45を後ろ向きに折り込み、長方形46と47を接触させ、図9(b)のように側縁部51と52がテーブル22に接するようにて電子機器10を横置きにして立て掛ける。
このスタンドには、電子機器10を縦置きにして立て掛けることもできる。
しかし、支持プレート40の切り込み42部分に電子機器10を横置きにのせたまま、電子機器10を90度傾けて縦置きに使用しようとすると、図9(c)に示すように、長方形46と47の端縁部がテーブル22に接したとき、折り跡48部分が不安定なために電子機器10の重さで折り跡48部分が折れ曲がり、電子機器10が2点鎖線の位置まで傾いてしまう恐れがあり、安定して保持することができない。
また、長方形46と47を接触するように重ね合わせた時に固定するのは、取り付け孔50に結び帯び50を通すという面倒な作業を必要とする。
前記AC及びBEがCD及びDEより長くなるように設定し、前記左長方形面部と右長方形面部の折り畳みラインを、前記電子機器の表面側から見て山折り方向だけ180度折り畳み可能とし、これら左長方形面部と右長方形面部を内蔵する磁石で互いに密着固定することにより電子機器のスタンドとして機能せしめる。
図1において、10は、タブレット型パソコン、スマートフォン、携帯用電子機器などの電子機器で、この電子機器10の長手の側縁部に、電子機器10のディスプレイ13を保護するためのカバー本体23がヒンジ12によって開閉自在に設けられている。前記ヒンジ12は、電子機器10とカバー本体23を磁石等により着脱自在に設けられているものであってもよいし、固定的に取り付けたものであってもよい。
前記左長方形面部28と右長方形面部29には、互いに重ね合わせたとき、互いに密着して固定されるように、両端部と中央部にそれぞれ端部磁石30と中央磁石31が内蔵されている。
このとき、電子機器10をヒンジ12で回転して立て掛けたときの角度θ1=約60度となる。このときスタンド35として重心位置が十分後方にあるので、電子機器10は安定しおり、ディスプレイ13を操作しても倒れることはない。
前記左長方形面部28と右長方形面部29の結合部を一方向だけ折り畳めるようにするための折り畳みライン36の構成は、図2の例に限られるものではない。屈曲ライン24aと24bと24cと24dと同様に、左長方形面部28と右長方形面部29の結合部も山折りによっても、谷折りによっても180度の折り畳みが可能な構成とし、図3(a)に示すように、左長方形面部28と右長方形面部29の結合部のみに、180度折り畳む側に、屈曲するが伸縮しない折り畳み防止部材38を貼り付けるようにしてもよい。このような構成とすることにより、図2(b)に示すように、折り畳み防止部材38側には180度折り畳めるが、図2(c)のように、折り畳み防止部材38の反対側には、180度折り畳めない。この場合、屈曲部分の構成をすべて共通化できる。
前記実施例では、左長方形面部28と右長方形面部29の結合部の折り畳みライン36を一方向のみに折り畳むようにしたが、折り畳みライン36は、山折りでも谷折りでも180度折り畳むことができる構成とし、それ以外の屈曲ライン24aと24bのいずれか一方を谷折りができない構造とするか、又は、屈曲ライン24cと24dのいずれか一方を山折りができない構造とするようにしてもよい。
Claims (5)
- 電子機器の側縁部のヒンジによって前記電子機器の両面に回転可能に設けられた四角形のカバー本体であって、このカバー本体は、前記ヒンジ側の両端点ABを結ぶ直線を底辺ABとし、頂点をDとする2等辺3角形からなる硬質の中央3角面部と、直線DA及びDBをそれぞれ屈曲ラインとし、かつ、底辺とする直角3角形からなる硬質の左3角面部と右3角面部と、に区分し、これらの左3角面部と右3角面部の頂点であって、前記Dを通る前記ABと平行な直線が前記カバー本体の両側縁と交わる点をC及びEとし、前記Dから前記ヒンジと反対側縁まで垂直に伸びた端部をGとし、このGを通る前記ABと平行な直線が前記カバー本体の両側縁と交わる点をF及びHとし、CDGFとDEHGからなる2つの左長方形面部と右長方形面部とに区画し、前記AC及びBEがCD及びDEより長くなるように設定し、前記左長方形面部と右長方形面部の折り畳みラインを、前記電子機器の表面側から見て山折り方向だけ180度折り畳み可能とし、これら左長方形面部と右長方形面部を内蔵する磁石で互いに密着固定することにより電子機器のスタンドとして機能せしめたことを特徴とする電子機器スタンドを兼用したカバー。
- 中央3角面部と左3角面部と右3角面部と左長方形面部と右長方形面部は、硬質芯材からなり、これらの互いに向き合っているAD,BD,DG,CD,DEの各辺が隙間を有するように配置し、前記硬質芯材と隙間とを屈曲可能な軟質材で被覆し、前記DEの折り畳みラインが電子機器側から見て山折り方向のみ180度折り畳み可能としたことを特徴とする請求項1記載の電子機器スタンドを兼用したカバー。
- DEの折り畳みラインは、対峙する硬質芯材にそれぞれテーパー部を設け、一方向には180度折り畳めるが、他方向には折り畳めないようにしたことを特徴とする請求項2記載の電子機器スタンドを兼用したカバー。
- DEの折り畳みラインは、電子機器の裏面側に折り畳み防止部材を設け、一方向には180度折り畳めるが、他方向には折り畳めないようにしたことを特徴とする請求項2記載の電子機器スタンドを兼用したカバー。
- AC及びBEがCD及びDEより1.1〜1.3倍長くなるように設定したことを特徴とする請求項1,2,3又は4記載の電子機器スタンドを兼用したカバー。
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ID=48004862
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2012
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