JP3177465B2 - 映像信号再生装置、映像表示装置および映像出力システム - Google Patents
映像信号再生装置、映像表示装置および映像出力システムInfo
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- JP3177465B2 JP3177465B2 JP00824697A JP824697A JP3177465B2 JP 3177465 B2 JP3177465 B2 JP 3177465B2 JP 00824697 A JP00824697 A JP 00824697A JP 824697 A JP824697 A JP 824697A JP 3177465 B2 JP3177465 B2 JP 3177465B2
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- Japan
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- video signal
- video
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は映像信号再生装置に関
し、特にたとえばいわゆるDVD(Digital Versatile D
isk)プレーヤに適用され、再生映像信号に直流電圧を重
畳して出力端子から映像表示装置に出力する、映像信号
再生装置に関する。この発明はまた、映像表示装置に関
し、特にたとえばテレビジョン受像機や映像モニタ装置
に適用され、直流電圧が重畳された再生映像信号を入力
端子から受け、その再生映像信号に対応する映像を画面
に表示する、映像表示装置に関する。
し、特にたとえばいわゆるDVD(Digital Versatile D
isk)プレーヤに適用され、再生映像信号に直流電圧を重
畳して出力端子から映像表示装置に出力する、映像信号
再生装置に関する。この発明はまた、映像表示装置に関
し、特にたとえばテレビジョン受像機や映像モニタ装置
に適用され、直流電圧が重畳された再生映像信号を入力
端子から受け、その再生映像信号に対応する映像を画面
に表示する、映像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4を参照して、従来のDVDプレーヤ
1では、マイコン2が、RAM3に格納されたテレビジ
ョン受像機のアスペクト比情報とMPEGデコーダ4に
よってデコードされたビデオタイトルセット情報に含ま
れるアスペクト比情報に従って、NTSCエンコーダ5
を制御していた。したがって、再生映像信号のアスペク
ト比が16:9でテレビジョン受像機のアスペクト比が
4:3のときは、NTSCエンコーダ5はその再生映像
信号をパンスキャン方式またはレターボックス方式に変
換して出力し、再生映像信号およびテレビジョン受像機
のいずれもが16:9のアスペクト比をもつときは、N
TSCエンコーダ5はその再生映像信号をそのまま出力
していた。マイコン2はまた、再生映像信号が16:9
のアスペクト比をもつときスイッチ7をオンし、再生映
像信号が4:3のアスペクト比をもつときスイッチ7を
オフしていた。このため、16:9のアスペクト比をも
つ再生映像信号には5Vの直流電圧が重畳されて出力さ
れていた。
1では、マイコン2が、RAM3に格納されたテレビジ
ョン受像機のアスペクト比情報とMPEGデコーダ4に
よってデコードされたビデオタイトルセット情報に含ま
れるアスペクト比情報に従って、NTSCエンコーダ5
を制御していた。したがって、再生映像信号のアスペク
ト比が16:9でテレビジョン受像機のアスペクト比が
4:3のときは、NTSCエンコーダ5はその再生映像
信号をパンスキャン方式またはレターボックス方式に変
換して出力し、再生映像信号およびテレビジョン受像機
のいずれもが16:9のアスペクト比をもつときは、N
TSCエンコーダ5はその再生映像信号をそのまま出力
していた。マイコン2はまた、再生映像信号が16:9
のアスペクト比をもつときスイッチ7をオンし、再生映
像信号が4:3のアスペクト比をもつときスイッチ7を
オフしていた。このため、16:9のアスペクト比をも
つ再生映像信号には5Vの直流電圧が重畳されて出力さ
れていた。
【0003】一方、DVDプレーヤ1に図4に示すアス
ペクト比が16:9のテレビジョン受像機6が接続され
ている場合、それに含まれるアスペクト判別回路8が再
生映像信号の直流電圧を検出し、その検出結果に従って
偏向回路を制御していた。すなわち、5Vの直流電圧を
検出すれば、16:9の映像が画面9に表示されるよう
に偏向回路を制御し、直流電圧が検出されなければ4:
3の映像が画面9に表示されるように偏向回路を制御し
ていた。
ペクト比が16:9のテレビジョン受像機6が接続され
ている場合、それに含まれるアスペクト判別回路8が再
生映像信号の直流電圧を検出し、その検出結果に従って
偏向回路を制御していた。すなわち、5Vの直流電圧を
検出すれば、16:9の映像が画面9に表示されるよう
に偏向回路を制御し、直流電圧が検出されなければ4:
3の映像が画面9に表示されるように偏向回路を制御し
ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来技術では、マイコン2がNTSCエンコーダ5を適切
に制御するためには、画面9のアスペクト比情報をRA
M3に予め格納しなければならず、初期設定に手間がか
かるという問題があった。それゆえに、この発明の主た
る目的は、映像表示装置の画面のアスペクト比情報を初
期設定する手間を省くことができる、映像信号再生装置
を提供することである。
来技術では、マイコン2がNTSCエンコーダ5を適切
に制御するためには、画面9のアスペクト比情報をRA
M3に予め格納しなければならず、初期設定に手間がか
かるという問題があった。それゆえに、この発明の主た
る目的は、映像表示装置の画面のアスペクト比情報を初
期設定する手間を省くことができる、映像信号再生装置
を提供することである。
【0005】この発明の他の目的は、映像信号再生装置
に画面のアスペクト比情報を初期設定する手間を省くこ
とができる、映像表示装置を提供することである。この
発明のその他の目的は、映像信号再生装置に映像表示装
置の画面のアスペクト比情報を初期設定する手間を省く
ことができる、映像出力システムを提供することであ
る。
に画面のアスペクト比情報を初期設定する手間を省くこ
とができる、映像表示装置を提供することである。この
発明のその他の目的は、映像信号再生装置に映像表示装
置の画面のアスペクト比情報を初期設定する手間を省く
ことができる、映像出力システムを提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、出力端
子、直流電圧が重畳された再生映像信号を出力端子から
映像表示装置に出力する出力手段、出力端子の電圧に従
って映像表示装置の画面のアスペクト比を判別する判別
手段、および判別手段による判別結果をメモリに書き込
む書込手段を備える、映像信号再生装置である。
子、直流電圧が重畳された再生映像信号を出力端子から
映像表示装置に出力する出力手段、出力端子の電圧に従
って映像表示装置の画面のアスペクト比を判別する判別
手段、および判別手段による判別結果をメモリに書き込
む書込手段を備える、映像信号再生装置である。
【0007】第2の発明は、直流電圧が重畳された再生
映像信号を受ける入力端子、入力端子とアースとの間に
介挿され、直流電圧がベースに与えられることによって
導通する第1トランジスタ、およびベースに接続されか
つ直流電圧に基づいて再生映像信号のアスペクト比を判
別する判別手段を備える、映像表示装置である。第3の
発明は、映像信号再生装置と映像表示装置とを備える映
像出力システムにおいて、映像信号再生装置は、出力端
子、直流電圧が重畳された再生映像信号を出力端子から
出力する出力手段、出力端子の電圧に従って映像表示装
置の画面のアスペクト比を判別する第1判別手段、およ
び第1判別手段による判別結果をメモリに書き込む書込
手段を備え、映像表示装置は、再生映像信号を受ける入
力端子、入力端子と接地面との間に介挿され直流電圧が
ベースに与えられることによって導通する第1トランジ
スタ、およびベースに接続されかつ直流電圧に基づいて
再生映像信号のアスペクト比を判別する第2判別手段を
備えることを特徴とする、映像出力システムである。
映像信号を受ける入力端子、入力端子とアースとの間に
介挿され、直流電圧がベースに与えられることによって
導通する第1トランジスタ、およびベースに接続されか
つ直流電圧に基づいて再生映像信号のアスペクト比を判
別する判別手段を備える、映像表示装置である。第3の
発明は、映像信号再生装置と映像表示装置とを備える映
像出力システムにおいて、映像信号再生装置は、出力端
子、直流電圧が重畳された再生映像信号を出力端子から
出力する出力手段、出力端子の電圧に従って映像表示装
置の画面のアスペクト比を判別する第1判別手段、およ
び第1判別手段による判別結果をメモリに書き込む書込
手段を備え、映像表示装置は、再生映像信号を受ける入
力端子、入力端子と接地面との間に介挿され直流電圧が
ベースに与えられることによって導通する第1トランジ
スタ、およびベースに接続されかつ直流電圧に基づいて
再生映像信号のアスペクト比を判別する第2判別手段を
備えることを特徴とする、映像出力システムである。
【0008】
【作用】第1の発明に従うDVDプレーヤに第2の発明
に従うテレビジョン受像機が接続される場合において、
ビデオディスクから再生された再生映像信号が16:9
のアスペクト比をもつとき、DVDプレーヤはその再生
映像信号に5Vの直流電圧を重畳して出力端子から出力
する。テレビジョン受像機の入力端子と接地面との間に
は第1トランジスタが介挿され、再生映像信号に重畳さ
れた直流電圧に基づいてその第1トランジスタが導通す
る。したがって、DVDプレーヤに含まれる判別手段と
してのたとえば第1アスペクト判別回路が、出力端子の
電圧を所定電圧としての0Vと検出し、テレビジョン受
像機のアスペクト比を16:9と判別する。このため、
書込手段としてのたとえばマイコンが、16:9のアス
ペクト比情報をメモリに書き込む。一方、テレビジョン
受像機では、判別手段としての第2アスペクト判別回路
が、再生映像信号に重畳された直流電圧に基づいてその
再生映像信号のアスペクト比を16:9と判別する。し
たがって、テレビジョン受像機は、再生映像信号に対応
するかつアスペクト比が16:9の映像を表示する。
に従うテレビジョン受像機が接続される場合において、
ビデオディスクから再生された再生映像信号が16:9
のアスペクト比をもつとき、DVDプレーヤはその再生
映像信号に5Vの直流電圧を重畳して出力端子から出力
する。テレビジョン受像機の入力端子と接地面との間に
は第1トランジスタが介挿され、再生映像信号に重畳さ
れた直流電圧に基づいてその第1トランジスタが導通す
る。したがって、DVDプレーヤに含まれる判別手段と
してのたとえば第1アスペクト判別回路が、出力端子の
電圧を所定電圧としての0Vと検出し、テレビジョン受
像機のアスペクト比を16:9と判別する。このため、
書込手段としてのたとえばマイコンが、16:9のアス
ペクト比情報をメモリに書き込む。一方、テレビジョン
受像機では、判別手段としての第2アスペクト判別回路
が、再生映像信号に重畳された直流電圧に基づいてその
再生映像信号のアスペクト比を16:9と判別する。し
たがって、テレビジョン受像機は、再生映像信号に対応
するかつアスペクト比が16:9の映像を表示する。
【0009】
【発明の効果】この発明によれば、映像信号再生装置の
出力端子の電圧に応じて所定のアスペクト比情報がメモ
リに書き込まれるため、アスペクト比情報を初期設定す
る手間を極力省くことができる。また、入力端子とアー
スとの間に介挿された第1トランジスタのベースが第2
判別手段に接続されるため、第1トランジスタが第2判
別手段の動作に支障を与えることはない。
出力端子の電圧に応じて所定のアスペクト比情報がメモ
リに書き込まれるため、アスペクト比情報を初期設定す
る手間を極力省くことができる。また、入力端子とアー
スとの間に介挿された第1トランジスタのベースが第2
判別手段に接続されるため、第1トランジスタが第2判
別手段の動作に支障を与えることはない。
【0010】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
【0011】
【実施例】図1を参照して、この実施例の映像出力シス
テム10は、DVDプレーヤ12と画面38のアスペク
ト比が16:9のテレビジョン受像機14を含む。DV
Dプレーヤ12はまた、MPEGデコーダ16を含み、
これによって図示しないビデオディスクから再生された
圧縮映像信号がデコードされる。デコードされた映像信
号は、NTSCエンコーダ18によってNTSCフォー
マットに従ってエンコードされ、その後NTSCエンコ
ーダ18から輝度信号とカラー信号とが個別に出力され
る。そして、輝度信号は、トランジスタT1および抵抗
R1からなるエミッタフォロワと抵抗R2および電解コ
ンデンサC1とを介して、S端子28に含まれる出力端
子28aから出力される。また、カラー信号は、トラン
ジスタT2および抵抗R3からなるエミッタフォロワと
抵抗R4およびコンデンサC2を介して、S端子28に
含まれる出力端子28bから出力される。
テム10は、DVDプレーヤ12と画面38のアスペク
ト比が16:9のテレビジョン受像機14を含む。DV
Dプレーヤ12はまた、MPEGデコーダ16を含み、
これによって図示しないビデオディスクから再生された
圧縮映像信号がデコードされる。デコードされた映像信
号は、NTSCエンコーダ18によってNTSCフォー
マットに従ってエンコードされ、その後NTSCエンコ
ーダ18から輝度信号とカラー信号とが個別に出力され
る。そして、輝度信号は、トランジスタT1および抵抗
R1からなるエミッタフォロワと抵抗R2および電解コ
ンデンサC1とを介して、S端子28に含まれる出力端
子28aから出力される。また、カラー信号は、トラン
ジスタT2および抵抗R3からなるエミッタフォロワと
抵抗R4およびコンデンサC2を介して、S端子28に
含まれる出力端子28bから出力される。
【0012】MPEGデコーダ16はまた、ナビゲータ
機能を用いてビデオタイトルセット情報を検出し、マイ
コン22に与える。マイコン22は、そのビデオタイト
ルセット情報からそれに続く映像信号のアスペクト比情
報を検出してスイッチSW1のオン/オフを制御する。
すなわち、ビデオタイトルセット情報に続いて再生され
る映像信号のアスペクト比が16:9であるときはスイ
ッチSW1をオンし、映像信号のアスペクト比が4:3
であるときはスイッチSW1をオフする。スイッチSW
1の一方端はコンデンサC2と出力端子28bとの接続
点に接続され、スイッチSW1の他方端は抵抗R5を介
して電源Vccに接続されているため、16:9のアスペ
クト比をもつ映像信号に5V(=Vcc)の直流電圧が重
畳される。第1アスペクト判別回路26は出力端子28
bにおける直流電圧を検出して、接続されているテレビ
ジョン受像機の画面のアスペクト比を判別し、アスペク
ト比が16:9であることを示すハイレベル信号または
アスペクト比が不明であることを示すローレベル信号を
判別結果としてマイコン22に与える。マイコン22は
その判別結果とビデオタイトルセット情報に基づいてR
AM24に所定のアスペクト比情報を書き込む。
機能を用いてビデオタイトルセット情報を検出し、マイ
コン22に与える。マイコン22は、そのビデオタイト
ルセット情報からそれに続く映像信号のアスペクト比情
報を検出してスイッチSW1のオン/オフを制御する。
すなわち、ビデオタイトルセット情報に続いて再生され
る映像信号のアスペクト比が16:9であるときはスイ
ッチSW1をオンし、映像信号のアスペクト比が4:3
であるときはスイッチSW1をオフする。スイッチSW
1の一方端はコンデンサC2と出力端子28bとの接続
点に接続され、スイッチSW1の他方端は抵抗R5を介
して電源Vccに接続されているため、16:9のアスペ
クト比をもつ映像信号に5V(=Vcc)の直流電圧が重
畳される。第1アスペクト判別回路26は出力端子28
bにおける直流電圧を検出して、接続されているテレビ
ジョン受像機の画面のアスペクト比を判別し、アスペク
ト比が16:9であることを示すハイレベル信号または
アスペクト比が不明であることを示すローレベル信号を
判別結果としてマイコン22に与える。マイコン22は
その判別結果とビデオタイトルセット情報に基づいてR
AM24に所定のアスペクト比情報を書き込む。
【0013】なお、ビデオタイトルセット情報とは、ビ
デオディスクに記録されているそれぞれの番組の先頭に
書き込まれた情報であり、その番組のタイトルやアスペ
クト比などの情報が含まれている。テレビジョン受像機
14はS端子30を構成する入力端子30aから輝度信
号を受け、入力端子30bからカラー信号を受ける。入
力された輝度信号に含まれる直流成分は電解コンデンサ
C3および抵抗R6によって除去され、交流成分のみが
バッファとしてのトランジスタT3を介して輝度信号処
理回路に与えられる。一方、入力されたカラー信号に含
まれる直流成分もまたコンデンサC4および抵抗R7に
よって除去され、交流成分のみがバッファとしてのトラ
ンジスタT4を介してカラー信号処理回路に与えられ
る。
デオディスクに記録されているそれぞれの番組の先頭に
書き込まれた情報であり、その番組のタイトルやアスペ
クト比などの情報が含まれている。テレビジョン受像機
14はS端子30を構成する入力端子30aから輝度信
号を受け、入力端子30bからカラー信号を受ける。入
力された輝度信号に含まれる直流成分は電解コンデンサ
C3および抵抗R6によって除去され、交流成分のみが
バッファとしてのトランジスタT3を介して輝度信号処
理回路に与えられる。一方、入力されたカラー信号に含
まれる直流成分もまたコンデンサC4および抵抗R7に
よって除去され、交流成分のみがバッファとしてのトラ
ンジスタT4を介してカラー信号処理回路に与えられ
る。
【0014】カラー信号はまた、直流電流導通回路32
に与えられる。この直流電流導通回路32は交流成分を
カットするコイルL1を含み、コイルL1の他方端にエ
ミッタ接地されたトランジスタT5のコレクタおよびベ
ースが接続される。したがって、スイッチSW1がオン
されることによって重畳された直流電圧によってトラン
ジスタT5がオンされ、直流電圧に対応する直流電流
が、コイルL1とトランジスタT5を介してアースに流
れ込む。トランジスタT5のベースはまた、第2アスペ
クト判別回路34に含まれるトランジスタT6のベース
と接続される。トランジスタT6もまたエミッタ接地さ
れており、トランジスタT5およびT6によってカレン
トミラー回路が形成される。
に与えられる。この直流電流導通回路32は交流成分を
カットするコイルL1を含み、コイルL1の他方端にエ
ミッタ接地されたトランジスタT5のコレクタおよびベ
ースが接続される。したがって、スイッチSW1がオン
されることによって重畳された直流電圧によってトラン
ジスタT5がオンされ、直流電圧に対応する直流電流
が、コイルL1とトランジスタT5を介してアースに流
れ込む。トランジスタT5のベースはまた、第2アスペ
クト判別回路34に含まれるトランジスタT6のベース
と接続される。トランジスタT6もまたエミッタ接地さ
れており、トランジスタT5およびT6によってカレン
トミラー回路が形成される。
【0015】したがって、カラー信号に直流電圧が重畳
されたとき、トランジスタT6のコレクタにトランジス
タT5の導通電流と同じ電流が流れ、出力端子36の電
圧はほぼ0Vとなる。一方、カラー信号に直流電圧が重
畳されないときはトランジスタT5およびT6のいずれ
も導通しないため、出力端子36の電圧はほぼ5Vとな
る。すなわち、アスペクト判別回路34は、S端子30
から入力された映像信号のアスペクト比が16:9のと
きローレベル信号を偏向回路に出力し、入力された映像
信号のアスペクト比が4:3のときハイレベル信号を偏
向回路に出力する。偏向回路は、この信号に従って画面
38に出力される映像のアスペクト比を切り換える。
されたとき、トランジスタT6のコレクタにトランジス
タT5の導通電流と同じ電流が流れ、出力端子36の電
圧はほぼ0Vとなる。一方、カラー信号に直流電圧が重
畳されないときはトランジスタT5およびT6のいずれ
も導通しないため、出力端子36の電圧はほぼ5Vとな
る。すなわち、アスペクト判別回路34は、S端子30
から入力された映像信号のアスペクト比が16:9のと
きローレベル信号を偏向回路に出力し、入力された映像
信号のアスペクト比が4:3のときハイレベル信号を偏
向回路に出力する。偏向回路は、この信号に従って画面
38に出力される映像のアスペクト比を切り換える。
【0016】第1アスペクト判別回路26は図2に示す
ように構成される。すなわち、入力端子38は、コイル
L2を介して、トランジスタT7のベースと一方端が接
地されたコンデンサC5の他端とに接続される。トラン
ジスタT7はトランジスタT8とともに差動対40を構
成し、トランジスタT7およびT8のエミッタが定電流
源I1に接続される。トランジスタT7のコレクタは抵
抗R8を介して電源V CCと接続され、トランジスタT8
のコレクタは直接電源VCCと接続される。トランジスタ
T7のコレクタはまた出力端子42と接続され、トラン
ジスタT8のベースは直流電圧V1を介して接地され
る。
ように構成される。すなわち、入力端子38は、コイル
L2を介して、トランジスタT7のベースと一方端が接
地されたコンデンサC5の他端とに接続される。トラン
ジスタT7はトランジスタT8とともに差動対40を構
成し、トランジスタT7およびT8のエミッタが定電流
源I1に接続される。トランジスタT7のコレクタは抵
抗R8を介して電源V CCと接続され、トランジスタT8
のコレクタは直接電源VCCと接続される。トランジスタ
T7のコレクタはまた出力端子42と接続され、トラン
ジスタT8のベースは直流電圧V1を介して接地され
る。
【0017】このように第1アスペクト判別回路26が
構成されるため、S端子28にテレビジョン受像機14
が接続されかつアスペクト比が16:9の映像信号がテ
レビジョン受像機14に対して出力されたときは、トラ
ンジスタT5が導通することによって出力端子28bの
電圧値すなわち入力端子38の電圧値はほぼ0Vとな
る。したがって、出力端子42から5Vの直流電圧すな
わちアスペクト比が16:9であることを示すハイレベ
ル信号が出力される。一方、テレビジョン受像機14が
S端子28に接続されていない場合または直流電流導通
回路32をもたないテレビジョン受像機が接続されてい
る場合に16:9の映像信号が再生されたときは、入力
端子38から直流電圧が重畳されたカラー信号が入力さ
れ、コイルL2およびコンデンサC5によって直流電圧
のみが抽出される。したがって、出力端子42からはア
スペクト比が不明であることを示すローレベル信号が出
力される。
構成されるため、S端子28にテレビジョン受像機14
が接続されかつアスペクト比が16:9の映像信号がテ
レビジョン受像機14に対して出力されたときは、トラ
ンジスタT5が導通することによって出力端子28bの
電圧値すなわち入力端子38の電圧値はほぼ0Vとな
る。したがって、出力端子42から5Vの直流電圧すな
わちアスペクト比が16:9であることを示すハイレベ
ル信号が出力される。一方、テレビジョン受像機14が
S端子28に接続されていない場合または直流電流導通
回路32をもたないテレビジョン受像機が接続されてい
る場合に16:9の映像信号が再生されたときは、入力
端子38から直流電圧が重畳されたカラー信号が入力さ
れ、コイルL2およびコンデンサC5によって直流電圧
のみが抽出される。したがって、出力端子42からはア
スペクト比が不明であることを示すローレベル信号が出
力される。
【0018】マイコン22は、第1アスペクト判別回路
26から出力されるハイレベル信号またはローレベル信
号とビデオタイトルセット情報とを受けて、スイッチS
W1およびRAM24を制御する。すなわち、まず図3
のステップS1で電源がオンされているかどうか判断
し、“YES”であれば、ステップS3でスイッチSW
1をオンする。すなわち、まず電源が投入されたときに
S端子28に接続されているテレビジョン受像機のアス
ペクト比を判別するために、1回スイッチSW1をオン
する。そして、ステップS5でアスペクト判別回路26
の出力がハイレベルであるかどうか判断し、“NO”で
あればRAM24に何も書き込まずにステップS9に移
行するが、“YES”であれば、S端子28に接続され
ているテレビジョン受像機の画面のアスペクト比は1
6:9であるとして、RAM24に16:9を示すアス
ペクト比情報を書き込んでステップS9に移行する。ス
テップS9ではビデオタイトルセット情報が検出された
かどうか判断し、“YES”であれば、ステップS11
でその情報に含まれるアスペクト比情報が16:9を示
すかどうか判断する。ここで“YES”であればステッ
プS3〜S9でアスペクト比の判別処理を行うが、“N
O”であれば、すなわちアスペクト比情報が4:3を示
すときは、ステップS13でスイッチSW1をオフして
ステップS9に戻る。
26から出力されるハイレベル信号またはローレベル信
号とビデオタイトルセット情報とを受けて、スイッチS
W1およびRAM24を制御する。すなわち、まず図3
のステップS1で電源がオンされているかどうか判断
し、“YES”であれば、ステップS3でスイッチSW
1をオンする。すなわち、まず電源が投入されたときに
S端子28に接続されているテレビジョン受像機のアス
ペクト比を判別するために、1回スイッチSW1をオン
する。そして、ステップS5でアスペクト判別回路26
の出力がハイレベルであるかどうか判断し、“NO”で
あればRAM24に何も書き込まずにステップS9に移
行するが、“YES”であれば、S端子28に接続され
ているテレビジョン受像機の画面のアスペクト比は1
6:9であるとして、RAM24に16:9を示すアス
ペクト比情報を書き込んでステップS9に移行する。ス
テップS9ではビデオタイトルセット情報が検出された
かどうか判断し、“YES”であれば、ステップS11
でその情報に含まれるアスペクト比情報が16:9を示
すかどうか判断する。ここで“YES”であればステッ
プS3〜S9でアスペクト比の判別処理を行うが、“N
O”であれば、すなわちアスペクト比情報が4:3を示
すときは、ステップS13でスイッチSW1をオフして
ステップS9に戻る。
【0019】このようにDVDプレーヤ12およびテレ
ビジョン受像機14を構成することによって、直流電流
導通回路32を備えるテレビジョン受像機14が接続さ
れたときは第1アスペクト判別回路26からの出力に基
づいてマイコン22がアスペクト比情報をRAM24に
書き込むため、DVDプレーヤ12にアスペクト比を初
期設定する手間を省くことができる。
ビジョン受像機14を構成することによって、直流電流
導通回路32を備えるテレビジョン受像機14が接続さ
れたときは第1アスペクト判別回路26からの出力に基
づいてマイコン22がアスペクト比情報をRAM24に
書き込むため、DVDプレーヤ12にアスペクト比を初
期設定する手間を省くことができる。
【0020】また、テレビジョン受像機14において、
直流電流導通回路32およびアスペクト判別回路34を
輝度信号の処理経路およびカラー信号の処理経路と並列
に設けるようにしたため、従来からあるS端子接続の効
果が損なわれることはない。さらに、トランジスタT5
はエミッタ接地され、ベースとコレクタとが入力端子3
0bに接続されているため、直流電流導通回路32が第
2アスペクト判別回路34の動作に支障を与えることは
ない。すなわち、テレビジョン受像機14に従来のDV
Dプレーヤを接続したとしても、S端子30および第2
アスペクト判別回路34の機能は十分に発揮される。D
VDプレーヤ10に図4に示す従来のテレビジョン受像
機6が接続された場合でも、アスペクト判別回路8は適
切に動作する。
直流電流導通回路32およびアスペクト判別回路34を
輝度信号の処理経路およびカラー信号の処理経路と並列
に設けるようにしたため、従来からあるS端子接続の効
果が損なわれることはない。さらに、トランジスタT5
はエミッタ接地され、ベースとコレクタとが入力端子3
0bに接続されているため、直流電流導通回路32が第
2アスペクト判別回路34の動作に支障を与えることは
ない。すなわち、テレビジョン受像機14に従来のDV
Dプレーヤを接続したとしても、S端子30および第2
アスペクト判別回路34の機能は十分に発揮される。D
VDプレーヤ10に図4に示す従来のテレビジョン受像
機6が接続された場合でも、アスペクト判別回路8は適
切に動作する。
【0021】また、カラー信号の出力経路とは異なる経
路に第1アスペクト判別回路26を設けるようにしたた
め、S端子接続の機能が害されることはない。すなわ
ち、S端子30をもつが直流電流導通回路32およびア
スペクト判別回路34をもたないテレビジョン受像機や
図4に示すテレビジョン受像機6が接続されたときでも
S端子の機能が十分に発揮される。
路に第1アスペクト判別回路26を設けるようにしたた
め、S端子接続の機能が害されることはない。すなわ
ち、S端子30をもつが直流電流導通回路32およびア
スペクト判別回路34をもたないテレビジョン受像機や
図4に示すテレビジョン受像機6が接続されたときでも
S端子の機能が十分に発揮される。
【0022】なお、この実施例では第2アスペクト判別
回路34をトランジスタT6および抵抗R9によって構
成するようにしたが、これの代わりに図2に示す第1ア
スペクト判別回路26からコイルL2を省いたものを用
いてもよい。また、第1アスペクト判別回路26として
第2アスペクト判別回路34の入力にコイルを追加した
ものを用いてもよい。
回路34をトランジスタT6および抵抗R9によって構
成するようにしたが、これの代わりに図2に示す第1ア
スペクト判別回路26からコイルL2を省いたものを用
いてもよい。また、第1アスペクト判別回路26として
第2アスペクト判別回路34の入力にコイルを追加した
ものを用いてもよい。
【図1】この発明の一実施例を示す回路図である。
【図2】アスペクト判別回路を示す回路図である。
【図3】DVDプレーヤの動作の一部を示すフロー図で
ある。
ある。
【図4】従来技術を示す回路図である。
10 …映像出力システム 12 …DVDプレーヤ 14 …テレビジョン受像機 16 …MPEGデコーダ 18 …NTSCエンコーダ 22 …マイコン 26 …第1アスペクト判別回路 32 …直流電流導通回路 34 …第2アスペクト判別回路
Claims (8)
- 【請求項1】出力端子、 直流電圧が重畳された再生映像信号を前記出力端子から
映像表示装置に出力する出力手段、 前記出力端子の電圧に従って前記映像表示装置の画面の
アスペクト比を判別する判別手段、および前記判別手段
による判別結果をメモリに書き込む書込手段を備える、
映像信号再生装置。 - 【請求項2】前記判別手段は前記出力端子の電圧が所定
電圧のとき前記画面のアスペクト比を前記所定のアスペ
クト比と判別し、前記書込手段は所定のアスペクト比情
報を前記メモリに書き込む、請求項1記載の映像信号再
生装置。 - 【請求項3】前記所定電圧はゼロボルトであり、前記所
定のアスペクト比は16:9である、請求項2記載の映
像信号再生装置。 - 【請求項4】前記再生映像信号は輝度信号およびカラー
信号を含み、前記直流電圧は前記輝度信号および前記カ
ラー信号のいずれか一方に重畳され、そして前記出力端
子は前記輝度信号および前記カラー信号を個別に出力す
るS端子である、請求項1ないし3のいずれかに記載の
映像信号再生装置。 - 【請求項5】直流電圧が重畳された再生映像信号を受け
る入力端子、 前記入力端子とアースとの間に介挿され、前記直流電圧
がベースに与えられることによって導通する第1トラン
ジスタ、および前記ベースに接続されかつ前記直流電圧
に基づいて前記再生映像信号のアスペクト比を判別する
判別手段を備える、映像表示装置。 - 【請求項6】前記判別手段は前記第1トランジスタとと
もにカレントミラー回路を形成する第2トランジスタを
含む、請求項5記載の映像表示装置。 - 【請求項7】前記再生映像信号は輝度信号およびカラー
信号を含み、前記直流電圧は前記輝度信号および前記カ
ラー信号のいずれか一方に重畳され、そして前記入力端
子は前記輝度信号および前記カラー信号を個別に受ける
S端子である、請求項5または6記載の映像表示装置。 - 【請求項8】映像信号再生装置と映像表示装置とを備え
る映像出力システムにおいて、 前記映像信号再生装置は、出力端子、直流電圧が重畳さ
れた再生映像信号を前記出力端子から出力する出力手
段、前記出力端子の電圧に従って前記映像表示装置の画
面のアスペクト比を判別する第1判別手段、および前記
第1判別手段による判別結果をメモリに書き込む書込手
段を備え、 前記映像表示装置は、前記再生映像信号を受ける入力端
子、前記入力端子と接地面との間に介挿され前記直流電
圧がベースに与えられることによって導通する第1トラ
ンジスタ、および前記ベースに接続されかつ前記直流電
圧に基づいて前記再生映像信号のアスペクト比を判別す
る第2判別手段を備えることを特徴とする、映像出力シ
ステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00824697A JP3177465B2 (ja) | 1997-01-21 | 1997-01-21 | 映像信号再生装置、映像表示装置および映像出力システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00824697A JP3177465B2 (ja) | 1997-01-21 | 1997-01-21 | 映像信号再生装置、映像表示装置および映像出力システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10210415A JPH10210415A (ja) | 1998-08-07 |
JP3177465B2 true JP3177465B2 (ja) | 2001-06-18 |
Family
ID=11687795
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP00824697A Expired - Fee Related JP3177465B2 (ja) | 1997-01-21 | 1997-01-21 | 映像信号再生装置、映像表示装置および映像出力システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3177465B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013239421A (ja) * | 2012-05-24 | 2013-11-28 | Sony Corp | バッテリパック |
-
1997
- 1997-01-21 JP JP00824697A patent/JP3177465B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013239421A (ja) * | 2012-05-24 | 2013-11-28 | Sony Corp | バッテリパック |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10210415A (ja) | 1998-08-07 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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