JP3177430U - 煙浄化装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】タバコの煙に含まれる有害物質を効率良く除去できる煙浄化装置を提供する。
【解決手段】タバコAの点火部を開口部5から本体部2内に挿入してタバコ載置部7に載置する。タバコAの点火部から生じる煙Cは、ファン3による送風によって本体部2内の上方へ送風される。煙Cのほとんどすべてが、本体部2内に収容されたフィルタ部4を通過してから排気される。タバコAの煙Cを、本体部2内で発生でき、強制的に本体部2内の上方へ送風させ、フィルタ部4を通過させることができる。タバコAの煙Cを、本体部2外へ漏らすことなく効率良くフィルタ部4にて浄化できる。
【選択図】図1
【解決手段】タバコAの点火部を開口部5から本体部2内に挿入してタバコ載置部7に載置する。タバコAの点火部から生じる煙Cは、ファン3による送風によって本体部2内の上方へ送風される。煙Cのほとんどすべてが、本体部2内に収容されたフィルタ部4を通過してから排気される。タバコAの煙Cを、本体部2内で発生でき、強制的に本体部2内の上方へ送風させ、フィルタ部4を通過させることができる。タバコAの煙Cを、本体部2外へ漏らすことなく効率良くフィルタ部4にて浄化できる。
【選択図】図1
Description
本考案は、タバコの煙に含まれる、例えばヤニ等の有害物質を除去する煙浄化装置に関する。
従来、この種の煙浄化装置としては、例えば下記特許文献1に記載の構成の灰皿装置が知られている。この灰皿装置は、中空の本体部の上端部に、空気吸入孔が開口された灰皿が設けられている。この本体部の内部には、解臭液を含浸するガーゼのような通気性含浸体が張設されており、この通気性含浸体の下方にファンが収容されている。
そして、この灰皿装置は、灰皿に置かれたタバコの煙を、ファンによる送風により本体部内に吸入させて、解臭液を含浸する通気性含浸体を通過させて消臭し、このタバコの煙の臭いを室内に充満させない構成とされている。
しかしながら、上記特許文献1にかかる従来技術によれば、タバコの煙を消臭することを目的としたものであるため、タバコの煙に含まれる有害物質を効率良く除去することはできない。また、タバコの煙は、上昇していくものであるため、灰皿の下方に吸入させる構成ではタバコの煙を効率良く本体部内に吸入させることは容易ではないという問題を有している。
そこで本考案は、従来技術における上記問題を解決し、タバコの煙に含まれる有害物質を効率良く除去できる煙浄化装置を提供することを目的とする。
この課題を解決するため、請求項1にかかる本考案は、上下方向に沿った軸方向を有する筒状の本体部と、前記本体部内の上側に取り付けられ、この本体部内の空気を上方に送風させる送風手段と、前記本体部内における前記送風手段の下側に取り付けられ、タバコの煙に含まれる有害物質を除去する機能を有するフィルタ部と、このフィルタ部より下側の前記本体部の一部を開口させて設けられた開口部と、この開口部に設けられ、前記本体部内にタバコの先端部を位置させてこのタバコが載置可能なタバコ載置部と、を備えたことを特徴とする煙浄化装置である。
そして、このように構成したことにより、タバコの先端部を本体部内に位置させた状態で、このタバコをタバコ載置部に載置させることにより、このタバコから生じる煙は、送風手段による送風によって、本体部内の上方へ強制的に移動していき、フィルタ部を通過する際に有害物質が除去される。したがって、タバコの煙を本体部内にて発生させ、この煙を強制的に上方へ送風させフィルタ部を通過させることができるから、このタバコから生じる煙を、本体部外へ漏らすことなく、効率良く有害物質を除去することができる。
請求項2は、請求項1において、前記本体部の下側に同心状に取り付けられた環状のカバー部を備え、前記タバコ載置部は、前記本体部の径方向に沿って前記カバー部に断面凹状に設けられていることを特徴とする煙浄化装置である。
そして、このように構成したことにより、タバコ載置部にタバコを載置させることによって、このタバコの先端部を、開口部を介して本体部内に収容させることができる。よって、本体部内に先端部を位置させや状態でのタバコ載置部へのタバコの載置を容易にできるため、使い勝手を向上することができる。
請求項3は、請求項1において、前記タバコ載置部は、前記開口部を覆う前記本体部の一部を、この本体部の内側に折り曲げて形成されていることを特徴とする煙浄化装置である。
そして、このように構成したことにより、開口部を覆う本体部の一部を本体部の内側に折り曲げてタバコ載置部を形成した。このため、新たな部品等を用いることなく本体部の加工によりタバコ載置部を設けることができるから、このタバコ載置部を簡単な構成で設けることができる。
請求項4は、請求項1ないし3のいずれかにおいて、前記タバコ載置部にタバコを載置させた際にオンして前記送風手段を駆動させるセンサ部を備えていることを特徴とする煙浄化装置である。
そして、このように構成したことにより、タバコ載置部にタバコを載置させることによってセンサ部がオンして送風手段を駆動させるため、この送風手段の駆動を自動的に制御でき、例えば、この送付手段の駆動の際に用いられる動力源の消費を少なくできる。
請求項5は、請求項1ないし4のいずれかにおいて、前記フィルタ部は、不燃性の第1繊維部と、この第1繊維部上に設けられこの第1繊維部の繊維材より細かな繊維材にて形成された第2繊維部と、この第2繊維部上に設けられタバコの煙に含まれる有害物質を除去する除去部と、を有していることを特徴とする煙浄化装置である。
そして、このように構成したことにより、タバコの煙がフィルタ部を通過する際においては、最もタバコに近い第1繊維部が不燃性であるため、この第1繊維部にて第2繊維部および除去部の燃焼を防止することができる。さらに、この第1繊維部にて取り除かれない有害物質を、第2繊維部にて取り除くことができ、第2繊維部にて取り除けない有害物質を除去部にて除去することができる。したがって、このフィルタ部にてタバコの煙に含まれている有害物質を効率良く除去することができる。
本考案によれば、タバコの先端部を本体部内に位置させた状態で、このタバコをタバコ載置部に載置させると、このタバコの煙が、送風手段による送風にて、本体部内の上方へ強制的に移動していき、フィルタ部を通過する際に有害物質が除去される。したがって、タバコの煙を本体部内に発生させることができ、この煙を強制的に上方へ送風させてフィルタ部を通過させることができる。よって、このタバコの煙を、本体部外へ漏らすことなく、この煙に含まれる有害物質を効率良く除去することができる。
[第1実施形態]
本考案の第1実施形態の煙浄化装置について図1を参照して説明する。
本考案の第1実施形態の煙浄化装置について図1を参照して説明する。
<構成>
本考案に係る煙浄化装置1は、分煙が容易ではない比較的小規模の飲食店等のテーブルに設置されるものであって、喫煙席のテーブルTに設置されている灰皿Bに被せて用いられ、いわゆる受動喫煙を少なくするためのものである。具体的に、この煙浄化装置1は、主としてタバコAを灰皿B等に置いた際に、このタバコAの先端側の点火部A1から発生する煙C、すなわち副流煙に含まれる、例えばヤニやニコチン等の有害物質を除去するためのものである。
本考案に係る煙浄化装置1は、分煙が容易ではない比較的小規模の飲食店等のテーブルに設置されるものであって、喫煙席のテーブルTに設置されている灰皿Bに被せて用いられ、いわゆる受動喫煙を少なくするためのものである。具体的に、この煙浄化装置1は、主としてタバコAを灰皿B等に置いた際に、このタバコAの先端側の点火部A1から発生する煙C、すなわち副流煙に含まれる、例えばヤニやニコチン等の有害物質を除去するためのものである。
そして、煙浄化装置1は、図1に示すように、細長円筒状の本体部2を備えている。この本体部2は、一般的な灰皿Bの内径寸法より小さな内径寸法に形成されており、この本体部2の軸方向を上下方向に沿わせた状態として設置されている。また、本体部2内の上端側には、この本体部2内の空気を上方に向けて送風させる送風手段としてのファン3が取り付けられている。このファン3は、このファン3の回転中心を本体部2の中心に一致させた状態として取り付けられている。
さらに、ファン3と本体部2の内周面との間には、これらファン3と本体部2との間の空間を閉塞する円環状の閉塞部材3aが取り付けられている。また、このファン3には、このファン3を駆動させるための駆動源である電力供給手段としての電池(図示せず)が接続されている。そして、これらファン3と電池3bとの間には、この電池3bからファン3への電力供給をオンオフさせるスイッチ3cが取り付けられている。さらに、このスイッチ3cには、このスイッチ3cをオンしてファン3を駆動させた際に点灯し、このスイッチ3cをオフしてファン3の駆動を停止させた際に消灯するランプ3dが接続されている。
また、本体部2内におけるファン3の下端側には、このファン3による送風によって強制的に上方へ送られたタバコAの煙Cに含まれる有害物質を除去する機能を有するフィルタ部4が取り付けられている。このフィルタ部4は、円柱状に形成されており、本体部2内のファン3の下側に近接させて取り付けられ、着脱可能なクリーナパックとして構成されている。また、このフィルタ部4は、図1に示すように、本体部2内のファン3の下側の約3分の2の領域を占める程度の大きさに形成されている。
具体的に、このフィルタ部4は、例えば3層の多層構造とされている。そして、このフィルタ部4の最も下端側には、例えばスチール繊維等の不燃性の繊維材にて構成された円盤状の第1繊維部4aが取り付けられている。この第1繊維部4aは、本体部2の内径寸法に略等しい外径寸法に形成されている。そして、この第1繊維部4aは、この第1繊維部4aを通過する際に煙Cに含まれている、例えばニコチン等の脂質を吸着除去する作用を有する構成とされている。
さらに、第1繊維部4aの上側には、この第1繊維部4aを構成する繊維材より細かな繊維材、例えば発砲ウレタン等にて構成された第2繊維部4bが設けられている。この第2繊維部4bは、第1繊維部4aに等しい径寸法を有する円柱状に形成されており、この第1繊維部4a上に同心状に載置されて取り付けられている。そして、この第2繊維部4bは、この第2繊維部4bを通過する際に、第1繊維部4aにて除去しきれなかった、煙Cに含まれるニコチン等の脂質を吸着除去する作用を有する構成とされている。
また、第2繊維部4bの上側には、タバコAの煙Cに含まれる有害物質を吸着除去する作用を有する除去部4cが設けられている。この除去部4cは、例えば所定の大きさの木灰や活性炭等が詰められており、この除去部4cを通過する煙Cに含まれる、例えばヤニ等の種々の有害物質を吸着して除去し、この煙Cを浄化させるものである。そして、この除去部4cもまた、第1繊維部4aおよび第2繊維部4bのそれぞれに等しい径寸法を有する円柱状に形成されており、この第2繊維部4b上に同心状に載置されて取り付けられている。
一方、本体部2の下端側の開口縁には、この開口縁の一部を上方に向けて縦長凹状に拡開させた形状の開口部5が設けられている。この開口部5は、本体部2の下端側の縁部に複数、例えば4個ほど設けられている。そして、これら開口部5は、本体部2の下端縁において周方向に沿って等間隔に離間させた位置に、例えば90°の間隔を空けて設けられている。さらに、これら各開口部5は、タバコAの外径寸法の約3倍程度の幅寸法を有するとともに、この幅寸法の約2倍程度の長さ寸法を有する大きさに形成されている。そして、これら各開口部5の上端縁は、正面視円弧状に形成されている。
また、本体部2の下端側には、この本体部2の外径寸法に等しい内径寸法を有する円環状のカバー部6が取り付けられている。このカバー部6は、このカバー部6の中心部を本体部2の下端側に同心状に嵌合させた状態で取り付けられている。そして、このカバー部6の上面側には、タバコAを載置させるためのタバコ載置部7が設けられている。このタバコ載置部7は、カバー部6の上面側を本体部2の径方向に沿って断面凹状に変形させて形成された溝部であって、タバコAの外径寸法より若干大きな、例えば7mmほどの幅寸法を有するとともに、例えば8mmほどの深さ寸法を有する大きさに形成されている。
さらに、タバコ載置部7は、カバー部6の上側面に複数、例えば4個ほど設けられている。そして、これらタバコ載置部7は、カバー部6の上側面の周方向に沿って等間隔に離間させた位置に、例えば90°の間隔を空けて設けられている。すなわち、これら各タバコ載置部7には、タバコAの先端側を開口部5に挿通させて、このタバコAの点火部A1を本体部2内に位置させた状態で、このタバコAが載置可能な形状に形成されている。
また、カバー部6の外周縁には、円筒状の周壁部8が一体的に取り付けられている。この周壁部8は、一般的な灰皿Bの外径寸法より大きな内径寸法を有するとともに、この灰皿Bの高さ寸法より大きな高さ寸法を有する円筒状に形成されている。すなわち、この周壁部8には、内部に灰皿Bが収容される形状とされており、例えばテーブルT上に載置された灰皿B上に被せることによって、タバコ載置部7に載置させたタバコAの点火部A1から崩れ落ちてくる灰を灰皿Bで受けることができるようにするためのものである。
<作用>
次に、上記第1実施形態の煙浄化装置1の作用(使用方法)について説明する。
次に、上記第1実施形態の煙浄化装置1の作用(使用方法)について説明する。
喫煙席に着席した喫煙者が、テーブルに設置されている灰皿Bを用いてタバコAを吸う場合には、この灰皿Bを覆うように、煙浄化装置1の周壁部8を灰皿Bに被せた状態として、この煙浄化装置1をテーブルT上に設置する。この後、この煙浄化装置1のカバー部6上のスイッチ3cを押してファン3の駆動を開始させる。このとき、このファン3の駆動に伴い、煙浄化装置1のカバー部6上のランプ3dが点灯する。
この状態で、喫煙者は、タバコAに火を付け喫煙を開始する。そして、火を付けたタバコAを灰皿B等に載せたくなった場には、このタバコAの先端側の点火部A1を、煙浄化装置1のいずれかの開口部5に挿入しながら、このタバコAを煙浄化装置1のタバコ載置部7に載置させる。
すると、このタバコAの点火部A1から生じる煙Cは、ファン3による送風により、この煙Cのほとんどすべてが煙浄化装置1の本体部2の上方へ効率良く送風されていき、フィルタ部4を通過していく。このとき、この煙Cは、第1繊維部4aを通過する際に、この煙Cに含まれている、例えばニコチン等の脂質が第1繊維部4aを構成する繊維にて吸着除去される。
さらに、この第1繊維部4aを通過した煙Cは、第2繊維部4bを通過する際に、この煙Cに含まれ第1繊維部4aにて吸着除去されなかった、例えばニコチン等の脂質が第2繊維部4bにて吸着除去される。さらに、この第2繊維部4bを通過した煙は、除去部4cを通過する際に、この煙Cに含まれている、例えばヤニ等の種々の有害物質が吸着除去され浄化される。
また、タバコAの点火部A1を開口部5に挿入してタバコ載置部7に載置させ、このタバコAのタバコ載置部7の内端部より中心側に突出している部分に点火部A1を位置させた状態において、この点火部A1から崩れ落ちる灰は、周壁部8内に収容されている灰皿B内に落下して受けとめられる。
さらに、喫煙が終了した場合には、タバコAの点火部A1をタバコ載置部7等に押し付けて点火部A1を消して吸い殻(図示せず)とし、この吸い殻を、煙浄化装置1の開口部5から灰皿B内へ収容させる。この後、この煙浄化装置1のスイッチ3cを押してファン3の駆動を停止させる。このとき、このファン3の駆動の停止に伴いランプ3dの点灯が停止、すなわち消灯される。
<効果>
以上のように、上記第1実施形態の煙浄化装置1によれば、タバコAの先端側の点火部A1を煙浄化装置1の開口部5から本体部2内に挿入させた状態で、このタバコAをタバコ載置部7に載置させることにより、このタバコAの点火部A1から生じる煙Cは、ファン3による送風によって本体部2内の上方へ強制的に送風されていく。そして、この煙Cのほとんどすべてが、本体部2内に収容されたフィルタ部4を通過してから、本体部2の上端側から外部へ排気される。したがって、タバコAの点火部Aの煙Cを、本体部2内で発生させることができ、この煙Cを強制的に本体部2内の上方へ送風させ、フィルタ部4を通過させることができるから、このタバコAの煙Cを、本体部2外へ漏らすことなく効率良くフィルタ部4にて浄化することができる。
以上のように、上記第1実施形態の煙浄化装置1によれば、タバコAの先端側の点火部A1を煙浄化装置1の開口部5から本体部2内に挿入させた状態で、このタバコAをタバコ載置部7に載置させることにより、このタバコAの点火部A1から生じる煙Cは、ファン3による送風によって本体部2内の上方へ強制的に送風されていく。そして、この煙Cのほとんどすべてが、本体部2内に収容されたフィルタ部4を通過してから、本体部2の上端側から外部へ排気される。したがって、タバコAの点火部Aの煙Cを、本体部2内で発生させることができ、この煙Cを強制的に本体部2内の上方へ送風させ、フィルタ部4を通過させることができるから、このタバコAの煙Cを、本体部2外へ漏らすことなく効率良くフィルタ部4にて浄化することができる。
そして、タバコAの点火部A1から生じる煙Cに含まれている、例えばニコチン等の脂質をフィルタ部4の第1繊維部4aにて吸着除去した後に、この第1繊維部4aにて吸着除去しきれなかった、例えばニコチン等の脂質を第2繊維部4bにて吸着除去することができる。さらに、この第2繊維部4bを通過した煙Cに含まれている、例えばヤニ等の種々の有害物質を除去部4cにて吸着除去できるため、タバコAをタバコ載置部7に載置させた際に発生する煙、すなわち受動喫煙として問題の多い副流煙を効率良く浄化することができる。さらに、タバコAの煙Cがフィルタ部4を通過する際においては、最もタバコAの点火部A1に近接する第1繊維部4aを不燃性としたことにより、この第1繊維部4aにて第2繊維部4bおよび除去部4cの燃焼等の熱による影響を少なくでき防止することができる。
また、煙浄化装置1の本体部2の下端側に開口部5を設け、この開口部5の下方にタバコ載置部7を位置させて本体部2の下端側にカバー部6を設けたことにより、この本体部2の開口部5にタバコAの点火部A1を挿入しつつ、このタバコAをタバコ載置部7に載置させることによって、このタバコAの点火部A1を本体部2内に収容させることができる。よって、本体部2内に点火部A1を収容させた状態でのタバコAのタバコ載置部7への載置を容易にできるため、この煙浄化装置1の使い勝手を向上できる。
なお、本体部2の上方に芳香剤(図示せず)を載置させ、この本体部2から排出される気体を芳香剤にて芳香することもできる。
[第2実施形態]
次に、本考案の第2実施形態の煙浄化装置1について、図2を参照して説明する。
次に、本考案の第2実施形態の煙浄化装置1について、図2を参照して説明する。
具体的に、この煙浄化装置1は、図2に示すように、本体部2の下方にテーパ状のカバー部6が取り付けられており、このカバー部6の下方に灰皿Bを載置させる構成とされている。そして、このカバー部6は、上端側の径寸法が本体部2の径寸法に等しく、下端側の径寸法が上端側の径寸法より大きな形状の円錐面状に形成されている。また、このカバー部6の下端側は、一般的な灰皿Bの外径寸法より大きな径寸法に形成されている。
さらに、本体部2内のフィルタ部4とファン3との間には、芳香剤21が収容されており、フィルタ部4を通過して浄化された煙Cが芳香剤21にて芳香された後に本体部2の上端側から排出される構成とされている。ここで、この芳香剤21は、カートリッジ式に形成されており、フィルタ部4と一体または別体とされている。また、フィルタ部4は、第2繊維部4bおよび除去部4cの二層構造とされている。
一方、本体部2の側部には、この本体部2の高さ位置を調整可能、すなわち上下動可能とさせる支柱22が取り付けられている。この支柱22の下方には、カバー部6の下端側に対向させた状態で平板状の載置面部23が取り付けられている。そして、この載置面部23は、この載置面部23上に灰皿Bを載置させる部分であって、この灰皿Bの上側をカバー部6にて同心状にカバーする構成とされている。
<作用効果>
この結果、上記第2実施形態の煙浄化装置1によれば、本体部2を上方に移動させた状態で、載置面部23上に灰皿Bを載置させてから、本体部2を下方に移動させてカバー部6にて灰皿Bの上側が覆われた状態とする。この後、ファン3を駆動させ、この灰皿B内にタバコAの点火部A1を位置させつつ、このタバコAを、灰皿Bの開口縁に設けられている凹溝状のタバコ係止部B1に係止させることによって、このタバコAの点火部A1からの煙Cをカバー部6から本体部2内へと強制的に送風させることができる。
この結果、上記第2実施形態の煙浄化装置1によれば、本体部2を上方に移動させた状態で、載置面部23上に灰皿Bを載置させてから、本体部2を下方に移動させてカバー部6にて灰皿Bの上側が覆われた状態とする。この後、ファン3を駆動させ、この灰皿B内にタバコAの点火部A1を位置させつつ、このタバコAを、灰皿Bの開口縁に設けられている凹溝状のタバコ係止部B1に係止させることによって、このタバコAの点火部A1からの煙Cをカバー部6から本体部2内へと強制的に送風させることができる。
このため、この煙Cが本体部2内のフィルタ部4を通過する際に、この煙Cに含まれている、例えばヤニやニコチン等の有害物質をフィルタ部4にて吸着除去して浄化した後に、芳香剤21を通過する際に芳香され、この浄化および芳香された気体が、本体部2の上端側から外気へ排出されていく。
したがって、煙浄化装置1の載置面部23上に設置した灰皿Bのタバコ係止部B1にタバコAを係止させることによって、このタバコAの点火部A1から発生する煙Cを、カバー部6を介して本体部2内に効率良く強制的に送ることができ、フィルタ部4を通過させることができる。よって、タバコAの煙Cを、本体部2外へ漏らすことなく、効率良くフィルタ部4にて浄化できるため、上記第1実施形態の煙浄化装置1と同様の作用効果を奏することができる。
さらに、フィルタ部4にて浄化された煙Cを芳香剤21に通過させて芳香するため、フィルタ部4での浄化では除去しきれない物質の臭いを消す等でき、芳香剤21にて芳香された気体を煙浄化装置1外へ放出できる。また、本体部2を支柱22にて上下動可能とし、この支柱22の下方に載置面部23を取り付け、この載置面部23上に灰皿Bを載置させて用いる構成とした。この結果、この本体部2にタバコ載置部7等のタバコAを係止させて載置させる部分を無くすことができるから、煙浄化装置1の構成をより簡略化することができる。
[第3実施形態]
次に、本考案の第3実施形態の煙浄化装置1について、図3を参照して説明する。
次に、本考案の第3実施形態の煙浄化装置1について、図3を参照して説明する。
具体的に、この煙浄化装置1は、図3に示すように、第2実施形態の煙浄化装置1のカバー部6に開口部5を設け、この開口部5の下方にタバコ載置部7を形成した構成とされている。具体的に、この開口部5は、上下方向に長手方向を有する長穴状に形成されており、カバー部6の周面部の周方向に亘って等間隔に複数、例えば4個ほど設けられている。さらに、これら開口部5は、カバー部6の周面部が切り欠かれて形成されている。
すなわち、この開口部5を設ける目的でカバー部6の周面部を切り欠いた部分は、このカバー部6の内側に折り曲げられてタバコ載置部7とされている。このため、このタバコ載置部7の下端側は、開口部5の下端部に連続した形状とされている。さらに、これらタバコ載置部7は、幅方向断面が凹弧状に形成されており、カバー部6の中心軸方向に長手方向を沿わせた状態とされている。
さらに、このタバコ載置部7には、複数の通気孔31が形成されている。これら通気孔31は、タバコ載置部7に載置させたタバコAの点火部A1に対する通気性を確保し、この点火部A1を消えにくくする構成とされている。
また、このタバコ載置部7には、このタバコ載置部7にタバコAを載置させたことを感知するセンサ部32が設けられている。このセンサ部32は、例えば赤外線センサ等にて構成されており、タバコ載置部7にタバコAを載置させた際にファン3の駆動をオンさせ、このタバコ載置部7に載置させたタバコAを取り除いた際にファン3の駆動をオフさせる構成とされている。
<作用効果>
この結果、上記第3実施形態の煙浄化装置1によれば、カバー部6の一部を切り欠き内側に折り曲げてタバコ載置部7が形成されているため、このタバコ載置部7を別部材等で形成する場合に比べ、簡単な構成で形成することができる。
この結果、上記第3実施形態の煙浄化装置1によれば、カバー部6の一部を切り欠き内側に折り曲げてタバコ載置部7が形成されているため、このタバコ載置部7を別部材等で形成する場合に比べ、簡単な構成で形成することができる。
また、タバコAの先端側の点火部A1を開口部5に挿入させつつ、このタバコAをタバコ載置部7に載置させることによって、このタバコAの点火部A1からの煙Cを、カバー部6内で発生させることができるため、この煙Cを効率良く本体部2内に送ることができ、フィルタ部4を通過させることができる。よって、このタバコAの煙Cを、本体部2外へ漏らすことなく、効率良くフィルタ部4にて浄化できるため、上記第1および第2実施形態の煙浄化装置1と同様の作用効果を奏することができる。
さらに、タバコ載置部7にタバコAを載置させた際にファン3の駆動をオンさせ、タバコ載置部7に載置させたタバコAを取り除いた際にファン3の駆動をオフさせるセンサ部32を設けた構成とした。この結果、煙の浄化が必要な場合にのみファン3を駆動させることができ、このファン3の駆動を自動的に制御することができるから、このファン3の駆動の際に用いられる電力の消費を少なくできる。
なお、センサ部32に用いるセンサとしては、上述した赤外線センサの他、例えばタッチセンサ等のタバコ載置部7へのタバコAの載置を感知することが可能な種々のセンサを用いることができる。
[第4実施形態]
次に、本考案の第4実施形態の煙浄化装置1について、図4を参照して説明する。
次に、本考案の第4実施形態の煙浄化装置1について、図4を参照して説明する。
具体的に、この煙浄化装置1は、図4に示すように、第1実施形態の煙浄化装置1の開口部5に、タバコ載置部7を有する別部材の載置部材35を取り付け、この煙浄化装置1の本体部2の下方を延出させ、この本体部2を灰皿B上に載置させて用いる構成とされている。具体的に、この本体部2は、この本体部2に開口させて設けられた開口部5より下側を同心状に一体的に延出させた形状とされている。
また、この本体部2の各開口部5の下端側には、水平な直線状の係止片部36が形成されており、これら各係止片部36に載置部材35が係止されて取り付けられている。ここで、この載置部材35は、開口部5の幅寸法に等しい幅寸法を有する略矩形平板状に形成されている。また、この載置部材35の上面には、この載置部材35の長手方向に沿って断面凹状のタバコ載置部7が形成されている。このタバコ載置部7は、載置部材35の幅方向の中央部に設けられており、この載置部材35の長手方向に向けて貫通させた形状とされている。
さらに、この載置部材35の下面には、この載置部材35の幅方向に沿って断面凹溝状の係止溝部37が形成されている。この係止溝部37は、本体部2の厚さ寸法より若干大きな幅寸法に形成されている。さらに、この係止溝部37は、載置部材35の長手方向の一端寄りの位置に、この載置部材35の幅方向に沿って貫通した形状とされている。そして、この載置部材35は、この載置部材35の係止溝部37が形成されている側が本体部2の開口部5に挿入され、この開口部5の係止片部36に係止溝部37を係止させて、この開口部5に取り付けられている。
一方、煙浄化装置1は、本体部2の下端側を灰皿B内に載置させて用いられる。ここで、この灰皿Bの上側の中心部には、本体部2の下端部に内嵌合される略円柱状の嵌合部B2が設けられている。すなわち、この灰皿Bの嵌合部B2は、本体部2の内径寸法に略等しい外径寸法に形成されている。さらに、この灰皿Bの嵌合部B3の周縁には、この嵌合部B2を覆う周縁部B3が設けられている。
<作用効果>
この結果、上記第4実施形態の煙浄化装置1によれば、本体部2の下端側を灰皿Bの嵌合部B2に外嵌合させた状態で、この本体部2の開口部5に係止させて取り付けられた載置部材35のタバコ載置部7にタバコAを載置させることによって、このタバコAの点火部A1からの煙Cを、本体部2内で発生させることができ、フィルタ部4を通過させることができる。よって、このタバコAの煙Cを、本体部2外へ漏らすことなく、効率良くフィルタ部4にて浄化できるため、上記第1実施形態の煙浄化装置1と同様の作用効果を奏することができる。
この結果、上記第4実施形態の煙浄化装置1によれば、本体部2の下端側を灰皿Bの嵌合部B2に外嵌合させた状態で、この本体部2の開口部5に係止させて取り付けられた載置部材35のタバコ載置部7にタバコAを載置させることによって、このタバコAの点火部A1からの煙Cを、本体部2内で発生させることができ、フィルタ部4を通過させることができる。よって、このタバコAの煙Cを、本体部2外へ漏らすことなく、効率良くフィルタ部4にて浄化できるため、上記第1実施形態の煙浄化装置1と同様の作用効果を奏することができる。
さらに、本体部2の下端側を灰皿Bの嵌合部B1に嵌合させる構成としたことにより、これら本体部2と灰皿Bとを一体化させることができ、部品点数を少なくすることができるから、煙浄化装置1自体の製造コストを抑えることができる。
なお、灰皿Bとしては、上述した嵌合部B1が設けられたものの他、煙浄化装置1の本体部2の下端側を載置できる大きさおよび形状の灰皿Bであれば、どのような形状の灰皿Bであっても対応させて用いることができる。
[第5実施形態]
次に、本考案の第5実施形態の煙浄化装置1について、図5を参照して説明する。
次に、本考案の第5実施形態の煙浄化装置1について、図5を参照して説明する。
具体的に、この煙浄化装置1のフィルタ部は、図5に示すように、第1実施形態の煙浄化装置1のフィルタ部4の第1繊維部4aと第2繊維部4bとの間に、中間繊維部41が積層され、この第2繊維部4b上に積層された除去部4cが多層構造とされたカートリッジ式フィルタとされている。
そして、このフィルタ部4の第1繊維部4aは、耐熱性を有する金属繊維にて構成されている。そして、この第1繊維部4aは、タバコAの煙Cに含まれている、例えばニコチンやヤニ等の有害物質を吸着除去する機能を有している。
次いで、この第1繊維部4a上に積層されている中間繊維部41は、第1繊維部4aおよび第2繊維部4bに等しい外径寸法を有する円盤状に形成されており、例えば400℃から600℃程度の耐熱性を有する構成とされている。そして、この中間繊維部41としては、例えばステンレス鋼繊維フィルタにて形成されている。また、この中間繊維部41上に積層されている第2繊維部4bは、吸着作用を有する、例えば発砲ウレタン等で構成されている。
さらに、この第2繊維部4b上に積層されている除去部4cは、例えば活性炭ヤシガラフィルタにて構成された第1活性炭層42と、粒状活性炭にて構成された第2活性炭層43と、例えば活性炭ヤシガラフィルタにて構成された第3活性炭層44とを備えた、例えば三層の多層構造とされている。具体的に、この除去部4cは、タバコAの煙Cに含まれている種々の有害物質や臭い成分を吸着除去して浄化するものであって、第1活性炭層42上に第2活性炭層43が積層され、この第2活性炭層43上に第3活性炭層44が積層された構成とされている。
<作用効果>
この結果、上記第5実施形態の煙浄化装置1によれば、この煙浄化装置1の本体部2内にフィルタ部4を取り付けることにより、この本体部4内を通過するタバコAの煙Cのうちのニコチンやヤニ等の有害物質を、第1繊維部4a、中間繊維部41、第2繊維部4bおよび除去部4cにて段階的に効率良くかつより確実に吸着除去し浄化することができる。
この結果、上記第5実施形態の煙浄化装置1によれば、この煙浄化装置1の本体部2内にフィルタ部4を取り付けることにより、この本体部4内を通過するタバコAの煙Cのうちのニコチンやヤニ等の有害物質を、第1繊維部4a、中間繊維部41、第2繊維部4bおよび除去部4cにて段階的に効率良くかつより確実に吸着除去し浄化することができる。
特に、第2繊維部4bの下方に、例えば400℃から600℃程度の耐熱性を有する中間繊維部41を積層させ、この中間繊維部41の下方に、耐熱性を有する金属繊維にて構成された第1繊維部4aを積層させたことにより、タバコAの点火部A1から生じる熱を、これら第1繊維部4aおよび中間繊維部41にて吸収でき、第2繊維部4bへ伝わる熱量を少なくできる。よって、この第2繊維部4bを、例えば発砲ウレタン等の熱に弱い構造とした場合であっても、この第2繊維部4bの熱収縮等の熱による影響を少なくでき防止することができる。
[第6実施形態]
次に、本考案の第6実施形態の煙浄化装置1について、図6を参照して説明する。
次に、本考案の第6実施形態の煙浄化装置1について、図6を参照して説明する。
具体的に、この煙浄化装置1のフィルタ部4は、図6に示すように、上記第5実施形態のフィルタ部4の第2繊維部4bを、複数、例えば2層の多層構造としたカートリッジ式フィルタとされている。そして、この第2繊維部4bは、中間繊維部41上に積層される耐熱繊維部51と、この耐熱繊維部51上に積層される吸着繊維部52とで構成されている。
ここで、この耐熱繊維部51は、例えばグラスウール等の耐熱性を有する繊維材にて構成されており、タバコAの煙Cに含まれている、例えばヤニ等の有害物質を吸着除去する吸着剤として機能する構成とされている。一方、吸着繊維部52は、例えば発砲ウレタン等にて構成されており、第1繊維部4aおよび中間繊維部41にて除去しきれなかった、煙Cに含まれるニコチン等の脂質を吸着除去する吸着剤として機能する構成とされている。
<作用効果>
したがって、この第6実施形態の煙浄化装置1によれば、この煙浄化装置1の本体部2内を通過するタバコAの煙Cのうちのニコチンやヤニ等の脂質や有害物質を、フィルタ部4の第1繊維部4a、中間繊維部41、第2繊維部4bおよび除去部4cにて、段階的に効率良くかつより確実に吸着除去して浄化することができる。
したがって、この第6実施形態の煙浄化装置1によれば、この煙浄化装置1の本体部2内を通過するタバコAの煙Cのうちのニコチンやヤニ等の脂質や有害物質を、フィルタ部4の第1繊維部4a、中間繊維部41、第2繊維部4bおよび除去部4cにて、段階的に効率良くかつより確実に吸着除去して浄化することができる。
また、第2繊維部4bを、耐熱繊維部51と吸着繊維部52との多層構造したことにより、第1繊維部4aおよび中間繊維部41にて吸収できなかったタバコAの点火部A1からの熱を、耐熱繊維部51にて吸収させることができる。よって、吸着繊維部52への熱による影響をより少なくでき、耐熱繊維部51にて除去しきれなかった有害物質等を吸着繊維部52にて除去することができる。
[第7実施形態]
次に、本考案の第7実施形態の煙浄化装置1について、図7を参照して説明する。
次に、本考案の第7実施形態の煙浄化装置1について、図7を参照して説明する。
具体的に、この煙浄化装置1のフィルタ部4は、図7に示すように、上記第6実施形態のフィルタ部4の第2繊維部4bを耐熱繊維部51のみの単一構造としたカートリッジ式フィルタとされている。すなわち、この第2繊維部4bは、例えばグラスウール等の耐熱性を有する繊維材にて構成され、タバコAの煙Cに含まれる、例えばヤニ等の有害物質を吸着除去する構成とされている。
<作用効果>
よって、この第7実施形態の煙浄化装置1によれば、第2繊維部4bを耐熱繊維部51のみの単一構造としたことにより、第1繊維部4a、中間繊維部41、第2繊維部4bのそれぞれが耐熱性を有する構造となる。したがって、これら第1繊維部4a、中間繊維部41および第2繊維部4bのそれぞれにて、タバコAの点火部A1にて生じる熱の除去部4cへの伝達を防止でき、タバコAの点火部A1の熱によるフィルタ部4への影響を受けにくくできる。
よって、この第7実施形態の煙浄化装置1によれば、第2繊維部4bを耐熱繊維部51のみの単一構造としたことにより、第1繊維部4a、中間繊維部41、第2繊維部4bのそれぞれが耐熱性を有する構造となる。したがって、これら第1繊維部4a、中間繊維部41および第2繊維部4bのそれぞれにて、タバコAの点火部A1にて生じる熱の除去部4cへの伝達を防止でき、タバコAの点火部A1の熱によるフィルタ部4への影響を受けにくくできる。
<その他>
なお、上記各実施形態においては、フィルタ部4を第1繊維部4a、第2繊維部4bおよび除去部4c等の多層構造としたが、本考案はこれに限定されず、タバコAの点火部A1から生じる煙C、主として副流煙に含まれるヤニやニコチン等の有害物質を除去して浄化できる構成であれば、どのような構成であってもよい。
なお、上記各実施形態においては、フィルタ部4を第1繊維部4a、第2繊維部4bおよび除去部4c等の多層構造としたが、本考案はこれに限定されず、タバコAの点火部A1から生じる煙C、主として副流煙に含まれるヤニやニコチン等の有害物質を除去して浄化できる構成であれば、どのような構成であってもよい。
また、電池から供給される電力でファン3を駆動させるのではなく、このファン3にコンセントを取り付け、商用交流電源から供給される電力にてファン3を駆動させる構成とすることもできる。
次いで、本考案の煙浄化装置1の実施例について、図8ないし図11を参照して説明する。
まず、煙浄化装置1のフィルタ部4を、第1繊維部4a上に第2繊維部4bを積層させ、この第2繊維部4b上に除去部4cを積層させた三層構造とし、これら第1繊維部4a、第2繊維部4bおよび除去部4cを交換可能にしたカートリッジ式クリーナとした。具体的に、第1繊維部4aとして耐熱性に優れた金属製の繊維材を用い、第2繊維部4bとして発泡ウレタンを用い、除去部4cとして細かな木炭を用いた。
ここで、フィルタ部4は、複数、例えば3つのカートリッジ部61を積層させた構成とされている。これらカートリッジ部61は、円筒状の筒状部62の一端側に、この筒状部62の外径寸法に等しい内径寸法を有する円環状の連結環部63の縁部が外嵌合されて取り付けられ、この連結環部63が取り付けられている筒状部62の一端側が網状の網体64が取り付けられて構成されている。そして、このカートリッジ部61の一端側には、このカートリッジ部61とは異なる他のカートリッジ部61の他端側が内嵌合され、これら複数のカートジッリ部61が軸方向に連結される構成とされている。
そして、フィルタ部4を本体部2内に挿入してセットするとともに、このフィルタ部4の第1繊維部4aの下方と除去部4cの上方とのそれぞれに和紙65,66を積層させ、これら和紙65,66の汚れ具合を確認してフィルタ部4の効果を確認した。具体的には、煙浄化装置1の本体部2の下方に灰皿Bを設置し、この灰皿Bに点火したタバコAを載置させて、このタバコAの点火部A1から生じる煙Cをフィルタ部4に通過させた。
このとき、この灰皿Bには、3本の点火したタバコAを同時に載置させ、これら各タバコAが完全燃焼した後に、新たな点火したタバコAを順次灰皿Bに載置させて完全燃焼させる交換作業を行い、計60本のタバコAを完全燃焼させたところ、図10に示すように、この図10の左側に示す使用前の第2繊維部4bが、図10の右側のように黒く変色する程度まで、タバコAの煙Cに含まれるヤニやニコチン等の有害物質を吸着除去していることが分った。
さらに、フィルタ部4の第1繊維部4bの下方に積層させた和紙65は、図11の右側に示すように、黒く変色する程度まで、タバコAの煙Cに含まれるヤニやニコチン等の有害物質が吸着されていた。これに対し、このフィルタ部4の除去部4cの上方に積層させた和紙66は、図11の左側に示すように、ほぼ使用前と同様の状態となっていた。したがって、このフィルタ部4にタバコAの煙Cを通過させることによって、このタバコAの煙Cに含まれているヤニやニコチン等の有害物質を効率良く除去できることが分った。
1 煙浄化装置
2 本体部
3 ファン
3a 閉塞部材
3b 電池
3c スイッチ
3d ランプ
4 フィルタ部
4a 第1繊維部
4b 第2繊維部
4c 除去部
5 開口部
6 カバー部
7 タバコ載置部
8 周壁部
21 芳香剤
22 支柱
23 載置面部
31 通気孔
32 センサ部
35 載置部材
36 係止片部
37 係止溝部
41 中間繊維部
42 第1活性炭層
43 第2活性炭層
44 第3活性炭層
51 耐熱繊維部
52 吸着繊維部
61 カートリッジ部
62 筒状部
63 連結環部
64 網体
65,66 和紙
A タバコ
A1 点火部
B 灰皿
B1 タバコ係止部
B2 嵌合部
B3 周縁部
C 煙
T テーブル
2 本体部
3 ファン
3a 閉塞部材
3b 電池
3c スイッチ
3d ランプ
4 フィルタ部
4a 第1繊維部
4b 第2繊維部
4c 除去部
5 開口部
6 カバー部
7 タバコ載置部
8 周壁部
21 芳香剤
22 支柱
23 載置面部
31 通気孔
32 センサ部
35 載置部材
36 係止片部
37 係止溝部
41 中間繊維部
42 第1活性炭層
43 第2活性炭層
44 第3活性炭層
51 耐熱繊維部
52 吸着繊維部
61 カートリッジ部
62 筒状部
63 連結環部
64 網体
65,66 和紙
A タバコ
A1 点火部
B 灰皿
B1 タバコ係止部
B2 嵌合部
B3 周縁部
C 煙
T テーブル
Claims (5)
- 上下方向に沿った軸方向を有する筒状の本体部と、
前記本体部内の上側に取り付けられ、この本体部内の空気を上方に送風させる送風手段と、
前記本体部内における前記送風手段の下側に取り付けられ、タバコの煙に含まれる有害物質を除去する機能を有するフィルタ部と、
このフィルタ部より下側の前記本体部の一部を開口させて設けられた開口部と、
この開口部に設けられ、前記本体部内にタバコの先端部を位置させてこのタバコが載置可能なタバコ載置部と、
を備えたことを特徴とする煙浄化装置。 - 請求項1記載の煙浄化装置において、
前記本体部の下側に同心状に取り付けられた環状のカバー部を備え、
前記タバコ載置部は、前記本体部の径方向に沿って前記カバー部に断面凹状に設けられている
ことを特徴とする煙浄化装置。 - 請求項1記載の煙浄化装置において、
前記タバコ載置部は、前記開口部を覆う前記本体部の一部を、この本体部の内側に折り曲げて形成されている
ことを特徴とする煙浄化装置。 - 請求項1ないし3いずれか一項に記載の煙浄化装置において、
前記タバコ載置部にタバコを載置させた際にオンして前記送風手段を駆動させるセンサ部を備えている
ことを特徴とする煙浄化装置。 - 請求項1ないし4いずれか一項に記載の煙浄化装置において、
前記フィルタ部は、不燃性の第1繊維部と、この第1繊維部上に設けられこの第1繊維部の繊維材より細かな繊維材にて形成された第2繊維部と、この第2繊維部上に設けられタバコの煙に含まれる有害物質を除去する除去部と、を有している
ことを特徴とする煙浄化装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2012003019U JP3177430U (ja) | 2012-05-22 | 2012-05-22 | 煙浄化装置 |
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---|---|---|---|
JP2012003019U JP3177430U (ja) | 2012-05-22 | 2012-05-22 | 煙浄化装置 |
Publications (1)
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP3177430U (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107062488A (zh) * | 2017-05-19 | 2017-08-18 | 肇庆市智高电机有限公司 | 一种室内客厅空气进化一体化设备 |
KR20180067022A (ko) * | 2016-12-12 | 2018-06-20 | 명 섭 엄 | 휴대용 담배연기 및 냄새 처리장치 |
KR20200098054A (ko) * | 2019-02-11 | 2020-08-20 | 남부대학교산학협력단 | 담배 연기 제거기 |
KR102212743B1 (ko) * | 2019-12-19 | 2021-02-04 | 김상환 | 주방용 후드의 유증기 여과장치 |
CN113739334A (zh) * | 2021-09-13 | 2021-12-03 | 南京大学 | 一手烟与二手烟纯化净化设备及方法 |
-
2012
- 2012-05-22 JP JP2012003019U patent/JP3177430U/ja not_active Expired - Fee Related
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KR20200098054A (ko) * | 2019-02-11 | 2020-08-20 | 남부대학교산학협력단 | 담배 연기 제거기 |
KR102212743B1 (ko) * | 2019-12-19 | 2021-02-04 | 김상환 | 주방용 후드의 유증기 여과장치 |
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