JP3177065U - 保冷マット - Google Patents

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Abstract

【課題】冷却効果が高く、耐久性に優れ、清潔な保冷マットを提供する。
【解決手段】保冷マット1は、合成樹脂材により袋状に形成した保冷具11の外装体12で包覆してシート状に形成した保冷マット1のいずれかの一面にアルミ薄板材23を具備してなる。さらに保冷マット1は、高周波加熱により溶着可能な例えばポリ塩化ビニル(PVC)等の非吸水性素材からなるポリ塩化ビニル材により形成した全体として袋状形態とする。また、全体形状が平面視四角形状で袋状に形成した保冷具外装体12を用い、複数のジェルを含む保冷媒体14を内部に収納した偏平な形態の保冷具11と、複数の保冷具11を間隔を隔て溶着保持する薄板状の一面外装体21と、前記各保冷具11の他面に重合配置した弾性、通気性を有する多穴弾性体31と、前記一面外装体21の外周縁部、多穴弾性体31の外周縁部を覆うように縫着した例えば綿材からなる周辺逢着材41と、を有している。
【選択図】図3

Description

本考案は、いずれかの一面にアルミ材を具備する保冷マットに関し、詳しくは、ジェルを含む保冷媒体の冷却効果を効果的に利用し人体各部の冷却用として好適に使用し得るとともに、耐久性優れ、清潔であり、更に、弾力性、通気性を有し使用感も良好な保冷マットに関するものである。
従来からジェルを含む保冷媒体を敷布団サイズ、シーツサイズ、枕サイズ等の外装体内に収納して冷却用の保冷具を構成し、高温期の就寝時等において、敷布団やベッド上に載置して身体の背中等を冷却したり、枕に被せて頭部を冷却したりすることが行われている。
このような冷却具の場合、保冷媒体の冷却効果を効果的に利用できること、耐久性優れ、清潔であること、弾力性、通気性を有し使用感も良好であること等の諸機能を有することが要請される。
特許文献1には、本体部とこの本体部の一辺に結合した蓋部とを備え、防水性の本体部に保水性ポリマーを内蔵し、蓋部は防水性で本体部の上面を覆うように開閉可能に構成した冷却又は加温用構造物が提案されている。
しかし、特許文献1の冷却又は加温用構造物の場合、基本的には、実際の使用時に保水性ポリマーの機能を発揮させるために水を供給する必要があり使用時に煩雑感を伴うこと、本体部の底面部は弾力性を有さず、使用感が必ずしも良好ではないこと等が推定される。
このように、ジェルを含む保冷媒体を内蔵し、その一面側に金属薄板材であるアルミ材を用いた一面外装体を備え、他面側に適度な弾性及び通気性を確保でき、使用感が良好な多穴弾性体を配置して、保冷媒体の冷却効果を効果的に利用でき、耐久性優れ、清潔であり、更に、弾力性、通気性を有し使用感も良好であるような保冷マットは従来存在しないのが現状である。
特開2010−115402号公報
本考案が解決しようとする問題点は、保冷媒体を内蔵し、いずれかの一面側に金属薄板材であるアルミ材を用いた一面外装体を備え、他面側に適度な弾性及び通気性を確保でき、使用感が良好な多穴弾性体を配置して、保冷媒体の冷却効果を効果的に利用でき、耐久性優れ、清潔であり、更に、弾力性、通気性を有し使用感も良好であるような保冷マットは存在しないが存在しない点である。
本考案に係る保冷マットは、合成樹脂材により袋状に形成した保冷具外装体を用い、保冷媒体を内部に収納した複数の保冷具と、前記保冷具外装体の一面に添着した合成樹脂製の基材及びこの基材の外面に添着した金属薄板材であるアルミ材の積層構造で、前記基材の保冷具側の面に複数の保冷具の一面側をこれら保冷具を各々間隔を隔てつつ溶着する複数の保冷具溶着部を具備し、各保冷具溶着部間は間隔保持部により連結し、前記金属薄板材の外面を透明保護材で保護し、外周部を保冷具の外周より外側に延在した一面外装体と、前記保冷具の他面に重合配置されるとともに、網目状表地及び網目状裏地を対向配置とし、前記網目状表地、網目状裏地間を、各々間隔を隔て連結する弾性連結糸材群を具備し、前記網目状表地、網目状裏地間に弾性、通気性を持たせた多穴弾性体と、前記一面外装体の外周縁部、多穴弾性体の外周縁部を覆うように縫着した周辺逢着材と、を有することを最も主要な特徴とする。
請求項1記載の考案によれば、合成樹脂材により袋状に形成した保冷具外装体で包覆してシート状に形成した保冷マットのいずれかの一面にアルミ薄板材を具備した構成としているので、保冷媒体の冷却効果を効果的に利用でき、耐久性優れ、清潔であり、更に、弾力性、通気性を有し使用感も良好な保冷マットを実現し提供することができる。
請求項2記載の考案によれば、保冷媒体を収納した複数の保冷具を、その一面側に金属薄板材であるアルミ材を用いた一面外装体により間隔を隔て溶着保持し、他面側に適度な弾性及び通気性を確保できる多穴弾性体を配置した構成としているので、保冷媒体の冷却効果を効果的に利用でき、耐久性優れ、清潔であり、更に、弾力性、通気性を有し使用感も良好な保冷マットを実現し提供することができる。
請求項3記載の考案によれば、ポリ塩化ビニル材により形成した保冷具外装体内に保冷媒体を収納し、一面側にアルミ薄板材を用いた一面外装体により複数の保冷具を間隔を隔て溶着保持し、アルミ薄板材の外面を透明ポリエステル材で保護し、外周部を保冷具の外周より外側に延在した構成とするとともに、他面側に網目状表地及び網目状裏地を対向配置とし、前記網目状表地、網目状裏地間を、各々間隔を隔て連結する弾性連結糸材群を具備し、前記網目状表地、網目状裏地間に弾性、通気性を持たせる適度な弾性及び通気性を確保できる多穴弾性体を配置した構成としているので、保冷媒体の冷却効果を効果的に利用でき、耐久性優れ、清潔であり、更に、弾力性、通気性を有し使用感も良好な保冷マットを実現し提供することができる。
請求項4記載の考案によれば、矩形シート状のポリ塩化ビニル材により形成した保冷具外装体内にジェル、ポリアクリル酸ナトリウム、硫酸アンモニウム、硫酸ナトリウム、グリセリン、水、防カビ剤等を含む保冷媒体を収納し、一面側にアルミ薄板材を用いた一面外装体により複数の保冷具を間隔を隔て溶着保持し、アルミ薄板材の外面を透明ポリエステル材で保護し、かつ、前記アルミ薄板材の外面の前記複数の保冷媒体に対応する位置に幾何学模様を表出させ、外周部を保冷具の外周より外側に延在した構成とするとともに、
他面側に多数の穴が連続して連なる形態の矩形シート状の網目状表地及び網目状裏地を対向配置とし、前記網目状表地、網目状裏地の対向する網材間を各々間隔を隔てストレート、クロス又はストレート・クロス混合から選ばれる形態で連結する弾性連結糸材群を具備し、前記網目状表地、網目状裏地間に弾性、通気性を持たせた偏平な形態で前記保冷具に対応するサイズの多穴弾性体を配置した構成としているので、保冷媒体の冷却効果を効果的に利用でき、耐久性優れ、清潔であり、更に、弾力性、通気性を有し使用感も良好であるとともに、一面外装体の幾何学模様が外部に表出することから外観体裁も良好な保冷マットを実現し提供することができる。
請求項5記載の考案によれば、請求項4記載の考案と同様な効果を奏し、かつ、敷布団用サイズ、シーツ用サイズ、枕用サイズ又はこれらの中間寸法のハーフサイズ、更にカーシートサイズや座布団サイズ、ワイン保冷用シートサイズ等の内から選定されるサイズとしているので、敷布団やシーツ用、枕用、敷布団やシーツと枕との間のハーフサイズタイプ、カーシートサイズ用、座布団用、ワイン保冷用等、多様な用途に適用して好適な保冷マットを実現し提供することができる。
図1は本考案の実施例1に係る保冷マットの一面側の概略平面図である。 図2は本実施例1に係る保冷マットの他面側の概略平面図である。 図3は図1のA−A線断面図である。 図4は本実施例1における保冷マットにおける一面側のアルミ薄板材の幾何学模様領域の具体例を示す図である。 図5は本実施例1に係る保冷マットを構成する多穴弾性体の部分拡大概略断面図である。 図6は本実施例1に係る保冷マットの一面側を上にした状態の使用態様を示す平面図である。 図7は本実施例1に係る保冷マットの一面側を上にした状態の使用態様を示す平面図である。 図8は本実施例1に係る保冷マットの冷却作用の説明図である。 図9は本実施例1の保冷媒体の一例として用いる水ジェルの概略斜視図である。 図10は図9に示す水ジェルの製造工程を示すフローチャートである。 図11は本実施例1の保冷マットに用いる保冷媒体外装体及び保冷媒体の他例であるジェルを示す概略断面図である。 図12は図11に示す保冷媒体外装体及びジェルの製造工程を示すフローチャートである。 図13は本実施例1の保冷マットに用いる保冷具の他例を示す平面図である。 図14は図13のB−B線断面図である。 図15は本考案の実施例2に係る保冷マットの一面側の概略平面図である。 図16は本実施例2に係る保冷マットの他面側の概略平面図である。 図17は本実施例2に係る保冷マットの一面側を上にした状態の使用態様を示す概略平面図である。 図18は本実施例2に係る保冷マットの他面側を上にした状態の使用態様を示す概略平面図である。 図19は本考案の実施例3に係る保冷マットの一面側の概略平面図である。 図20は本考案の実施例3に係る保冷マットの他面側の概略平面図である。 図21は本実施例3に係る保冷マットの一面側を上にした状態の使用態様を示す概略平面図である。 図22は本実施例3に係る保冷マットの他面側を上にした状態の使用態様を示す概略平面図である。
本考案は、保冷媒体を内蔵し、その一面側に金属薄板材であるアルミ薄板材を用いた一面外装体を備え、他面側に適度な弾性及び通気性を確保でき、使用感が良好な多穴弾性体を配置して、保冷媒体の冷却効果を効果的に利用でき、耐久性優れ、清潔であり、更に、弾力性、通気性を有し使用感も良好である保冷マットを提供するという目的を、ポリ塩化ビニル材により袋状に形成した保冷具外装体を用い、保冷媒体を内部に収納した偏平な形態の収納した複数の保冷具と、前記保冷具外装体の一面に添着した合成樹脂製の基材及びこの基材の外面に添着したアルミ薄板材の積層構造で、前記基材の保冷具側の面に複数の保冷具の一面側をこれら保冷具を各々間隔を隔てつつ溶着する複数の保冷具溶着部を具備し、各保冷具溶着部間は間隔保持部により連結し、アルミ薄板材の外面を透明ポリエステル材で保護し、外周部を保冷具の外周より外側に延在した一面外装体と、前記保冷具の他面に重合配置されるとともに、網目状表地及び網目状裏地を対向配置とし、前記網目状表地、網目状裏地間を、各々間隔を隔て連結する弾性連結糸材群を具備し、前記網目状表地、網目状裏地間に弾性、通気性を持たせた多穴弾性体と、前記一面外装体の外周縁部、多穴弾性体の外周縁部を覆うように縫着した周辺逢着材と、を有する構成により実現した。
以下、本考案の実施例に係る保冷マットについて図面を参照して詳細に説明する。
(実施例1)
図1乃至図8を参照して本実施例1に係る保冷マット1について説明する。
本実施例1に係る保冷マット1の基本的な特徴は、合成樹脂材により袋状に形成した保冷具11の外装体12で包覆してシート状に形成した保冷マット1のいずれかの一面にアルミ薄板材23を具備してなることを特徴とするものである。
詳述すると、本実施例1に係る保冷マット1は、例えば、敷布団又はベッドのマットレス等の上に敷いて使用したり、或いは座布団サイズ、枕カバーサイズに形成して、夫々使用するようにしたものであり、図1乃至図3に示すように、高周波加熱により溶着可能な例えばポリ塩化ビニル(PVC)等の非吸水性素材からなるポリ塩化ビニル材により形成した全体として袋状形態で、かつ、全体形状が平面視四角形状で袋状に形成した保冷具外装体12を用い、複数のジェルを含む保冷媒体14を内部に収納した偏平な形態の保冷具11と、複数の保冷具11を間隔を隔て溶着保持する薄板状の一面外装体21と、前記各保冷具11の他面に重合配置した弾性、通気性を有する多穴弾性体31と、前記一面外装体21の外周縁部、多穴弾性体31の外周縁部を覆うように縫着した例えば綿材からなる周辺逢着材41と、を有している。
なお、図1中における符号41aは縫目を示すものである。
本実施例1に係る保冷マット1は、上述したような敷布団又はマットレス等の上に敷いて使用する他、敷布団等々に使用する以外、これ自体を、単体で自在に使用できることは勿論である。
前記保冷具11における保冷具外装体12の形状、サイズは、本実施例1では矩形シート状で例えば敷布団サイズ又はシーツ用サイズ(例えば幅90cm、長さ140cm)に設定している。
また、前記一面外装体21、多穴弾性体31の形状、サイズも保冷具外装体12に対応した形状、サイズとしている。
この他、詳細は後述する枕用サイズ又は中間寸法のハーフサイズ、更には図示しないがカーシートサイズや座布団サイズ、枕カバーサイズ、ワイン保冷用シートサイズ等の内から選定することも可能である。
前記複数の保冷具11の各一面側と、一面外装体21とは保冷具溶着部21aにより溶着結合される。
そして、本実施例1に係る保冷マット1においては、薄型直方体状に形成したジェルを含む保冷媒体14を収納した保冷具11を、図1において横方向に2個、縦方向に12個、合計24個間隔を隔て配列した構成となっている。
但し、本考案においては、上記縦・横の保冷具11の各個数を図示例に限定するものではない。従って、縦・横の各保冷具11の各個数は、実施に際し、これを自在に選定して実施できる。
本実施例1に係る保冷マット1においては、前記一面外装体21の複数の保冷具溶着部21aは、保冷マット1の中央部において、縦方向に1本、横方向に11個直線状に設けた間隔保持部13を隔てて並ぶ構成としている。
前記ジェルを含む保冷媒体14の組成としては、例えば、ジェル、ポリアクリル酸ナトリウム、硫酸アンモニウム、硫酸ナトリウム、グリセリン、水、防カビ剤等からなる組成を挙げることができる。
前記一面外装体21は、図3に拡大して示すように、前記保冷具外装体12の一面に添着した合成樹脂製で薄板状の基材22及びこの基材22の外面に添着したアルミ薄板材23を具備し、このアルミ薄板材23の外面をフィルム状の透明ポリエステル材24で保護し、かつ、図4に示すように、前記アルミ薄板材23の外面の前記複数の保冷媒体14に対応する位置に各々幾何学模様領域23a(図1においてはクロス斜線を付して示す)を表出させ、更に、一面外装体21の四辺の外周部23cを前記保冷具11の外周より外側に延在した構成としている。
前記透明ポリエステル材24を介して表出するアルミ薄板材23の幾何学模様領域23aの一例を図4に拡大して示す。この幾何学模様領域23aは、例えば斜視図態様で直方体形状の連続列設模様に形成している。
なお、幾何学模様領域23aの形態は直方体形状に限定されるものではなく、立方体形状、菱形形状等種々の幾何学模様形態とし得ることは言うまでもない。
前記多穴弾性体31は、図5に拡大して示すように、例えば、六角形状、円形状、楕円形状、四角形状、菱形状のような形状から選定される多数の穴32が連続して連なる形態の矩形シート状の例えばポリエステル材又はナイロン材のような網目状表地33及び網目状裏地34を対向配置とし、前記網目状表地33、網目状裏地34の対向する網材33a、34a間を各々間隔を隔て多数の弾性連結糸材35(弾性連結糸材群)により連結することにより、前記網目状表地33、網目状裏地34間に弾性(バネ性)及び通気性を持たせた構成となっている。
前記弾性連結糸材35としては、例えば、ナイロン又はテフロン(登録商標)のような材質からなるモノフィラメント又はマルチフィラメントを採用している。前記多穴弾性体31の厚さは、例えば、3〜20mmに設定する。
前記網材33a、34a間を、各々間隔を隔て連結する弾性連結糸材35の連結態様は、例えば、ストレート、クロス、ストレート・クロス混合の各態様を挙げることができる。
そして、前記保冷具11における前記一面外装体21の四辺の外周部23cと、前記多穴弾性体31の四辺外周部とを重ね合わせ、綿材のような周辺逢着材41を、前記四辺外周部を覆うようにして縫着することで、本実施例1の保冷マット1を構成している。
ここで、保冷媒体14の一例である水ジェル51、及び保冷マット1を構成する前記保冷具11の他例としての別の製造工程からなる保冷具11の具体例について図9乃至図14を参照して詳述する。
図9、図10は、保冷媒体14の一例である水ジェル51及びその製造方法を示すものである。
図9に示す水ジェル51は、図10に示す各製造ステップを経て製造される。
(第1ステップ)
水酸化ナトリウムなどの塩基を、水、溶媒の中で溶かし、攪拌して完全に溶かしアルカリ溶液とし、冷却する。
(第2ステップ)
アルカリ溶液の温度が25℃前後まで下がったときに、アルカリ溶液の中にアクリル酸、アクリル酸エステル、アクリルアミドなどのモノマーを加え、溶液が清澄して透明になるまで攪拌して混ぜ合わせる。ここで得られた溶液を、以下「母液」と略称する。母液中のモノマーの含量は約10%〜20%である。
(第3ステップ)
第2ステップで得られた母液を25℃以下に冷却する。
(第4ステップ)
前記母液のpH値を測り、酸又は塩基を加えてpH=6.5〜7.0となるように調整する。
(第5ステップ)
第4ステップを経た母液の中に架橋剤であるポリビニルアルコール溶液を加え、完全に溶けるように攪拌する。ポリビニルアルコール溶液の含量は約1%〜5%とする。
(第6ステップ)
第5ステップの溶液の中に、例えばベンゾイン誘導体などの光プライマーと、光増感剤である例えばベンゾフェノンを加える。これらの含量は約1%〜3%とする。
(第7ステップ)
第6ステップを経た母液を固定した容器に流し込み、以下に述べるようなUV(紫外線)光硬化プロセスで光架橋して例えば薄片状又は薄片状でマット形態の水ジェル51を成形する。
なお、この場合、形成された薄片状又は薄片状でマット形態の水ジェル51のサイズの大小を問わない。
以上の一連の工程により、光開始特性を有する例えば図9に示すような水ジェル51の製造が完了する。
上述したUV硬化プロセスは、以下の通りである。
まず、UV灯管、照射器、冷却装置、電源装置、コンベアなどを含んで構成されるUV光硬化装置を使用し、上述した第7ステップで母液を流し込んだ容器を、UV光硬化装置のベルトコンベヤ上にセットする。
次に、UV光硬化装置が電源に接続されていることを確認し、冷却装置の冷却水弁とエア弁を開弁する。
次に、ベルトコンベヤの運転を開始し、かつ、放熱ファンを作動する。
次に、UV光硬化装置の電源を入れ、UV灯管を点灯し(約30分間)、容器内の母液を加熱し、UV光架橋を行い、例えば薄片状又は薄片状でマット形態の水ジェル51を成形する。
この場合、運転開始点検項目として、冷却水弁が必ず開いていること、ベルトコンベヤに異常がないこと、電圧計、電流計の表示値が必ず正常範囲内にあること等に留意する必要がある。
上述したUV光硬化装置を使用して水ジェル51を量産する場合には、以下のような量産工程を実施する。
(a)光エネルギーチェック
光エネルギー計のプローブをUV灯管の真下に差し込み、30秒保って、光エネルギー計の指示値を観察し、記録する。この場合、9箇所を連続測定し、エネルギー量の均一性を記録する。
また、UV灯管による平均熱量が800〜1000(mJ・ミリジュール)であることが必要で、これに達しない場合は量産に不向きである。
(b)ライン速度の調整
ベルトコンベヤのライン速度を0.5〜2m/minに調整する。
(c)運転停止手順としては、ベルトコンベヤ上の製品が全部送り出されていること、UV灯管とベルトコンベヤの電源を切ること、量産終了後30分後にファンの電源を切ることなどに留意する。
(d)その他の留意事項
最大開始効率を保証するためにUV灯管のUV光の波長は320nm〜400nmの間とすること、ベルトコンベヤの中で製品が平らに置かれた状態を保つようにしなければならないこと、UV灯管の消灯後はすぐに再点灯してはならず、少なくとも30分間待たなければならないこと、UV灯管を消灯後すぐにファンや冷却水弁を閉じてはならないこと、UV灯管の使用寿命は約800〜1000時間であり、適時に交換しなければならないことなどに留意する。
上述したように、前記水ジェル51は、アルカリ溶液にモノマーを加えて母液とし、この母液のpHを6.5〜7.0となるように調整し、更に、母液に架橋剤、光プライマー、増感剤を加えた後容器に入れ、UV光硬化装置を用いて母液に対するUV光架橋を行うことで製造するものである。
このようにして、従来の技術で合成された水ジェルの有するいやな臭い、変色、水化などの欠陥を改善した例えば薄片状又は薄片状でマット形態の水ジェル51を得ることができる。
すなわち、UV光硬化プロセスは、基本的に無溶剤での処理のため、地球環境にやさしく臭気のない例えば薄片状の水ジェル51を得ることができる。
また、上述した製造方法により、UV光硬化プロセスにより瞬時硬化で水ジェル51を成形するため、吸熱作用を発揮し、長期的に高い弾性を維持でき、折れ目がつかないなどの優れた物理的性能をもち、前記保冷媒体14として用いて好適な水ジェル51を実現し、提供することができる。
前記第1ステップ〜第6ステップまでの一連の工程、及びUV光硬化装置を使用する斬新なUV光硬化プロセスでの光架橋ステップにより、上述したような優れた物理的性能をもった水ジェル51を製造することが可能であり、更に、UV光硬化プロセスは、瞬時硬化のため生産速度の向上を図ることも可能な水ジェル51の製造方法を実現し提供することができる。
更に、上述したような量産手順における光エネルギーチェックや、ベルトコンベヤのライン速度の設定について配慮することにより、上述した作用、効果を発揮する例えば薄片状又は薄片状でマット形態の水ジェル51を効率よく量産することができる製造方法を実現し提供することができる。
そして、前記水ジェル51を図示しないが2枚重合袋構造の保冷具外装体に内装し、この保冷具外装体を成形加工することにより、本実施例1に係る別の製造工程からなる保冷具11とするものである。
次に、前記保冷媒体14として用いて好適な別の例であるジェル61、及びこのジェル61を内装した別の製造工程からなる保冷具11の製造方法について、図11、図12を参照して説明する。
前記ジェル61及び保冷具11は、図12に示す各製造ステップを経て製造される。
(第1ステップ)
水酸化ナトリウムを水、溶媒の中で溶かし、攪拌して完全に溶かし、冷却する。水の用量は反応体系全体の総質量の10%〜30%とし、水酸化ナトリウムの用量は反応体系全体の総質量の5%〜20%とする。
(第2ステップ)
水酸化ナトリウム溶液の温度が25℃前後まで下がったときに、アルカリ溶液の中に保水因子であるグリセリン、エチルセルロース、ポリアクリルアミドを加え、溶液が清澄して透明になるまで攪拌して混ぜ合わせる。
グリセリンの用量は反応体系全体の総質量の10%〜30%とし、エチルセルロースの用量は反応体系全体の総質量の10%〜15%とし、ポリアクリルアミドの用量は反応体系全体の総質量の5%〜8%とする。
(第3ステップ)
第2ステップで得られた溶液の中にモノマーであるアクリル酸を加え、攪拌して均一にし、溶液を25℃以下に冷却する。ここで得られた液体を以下「母液」と略称する。
(第4ステップ)
母液のpH値を測り、酸または塩基を加えてpH=6.5〜6.7となるように調節する。
(第5ステップ)
第4ステップを経た母液の中に架橋剤である過酸化ベンゾイル、N,N−メチレンビスアクリルアミド、アゾビスイソブチルニトリルを加え、完全に溶けるように攪拌する。用量はいずれも反応体系全体の総質量の0.1%〜0.3%とする。
(第6ステップ)
第5ステップで得られた溶液の中にプライマーである過硫酸カリウム、開始剤である過酸化水素水を加える。過硫酸カリウムの用量は反応体系全体の総質量の0.01%〜0.1%とし、過酸化水素水の用量は反応体系全体の総質量の0.01%〜0.1%とする。
(第7ステップ)
A 材料の準備:保冷マット1の形状に対応した保冷具11の外形寸法、及び材料要件に基づいて保冷具外装体12Aを所定の寸法に裁断する。
保冷具外装体12Aとしては、織布(又はフロック生地)62とプラスチック層63との重合構造でプラスチック層63を内層とするもの2枚を使用する。
B 製袋:そして、2枚の保冷具外装体12Aをプラスチック層63を内層として重ね合わせて、対向するプラスチック層63の周辺を部分的に熱溶着し図示しないが注入口のみを残して周辺部64が密閉された袋体65を作製する。
なお、袋体65の大きさに応じてこの袋体65の所要の位置に対向するプラスチック層63同士を部分的に熱溶着させ、後述するジェル61の流動防止用の単数又は複数の部分溶着部66を設け、更に、各部分溶着部66に穴67を設けてもよい。
このようにすれば仕上がった保冷具11を部分溶着部66の位置で折り畳んだり、使用時における穴67を通じての通気に便利である。
前記部分溶着部66の形状、寸法は、袋体65の大きさに応じて種々に設定されるものであり、直線状部分溶着部、円形状部分溶着部など特に限定するものではない。
前記織布62とは、綿布または化繊布または綿繊維と化繊の混紡布など意味する。使用する化繊布はナイロンタフタなどである。
前記プラスチック層63とは、PVCまたはPEまたはPUまたはTPU材料などからなる層であり、通常プラスチック層63の厚さは0.05mmから0.45mmの間に設定する。
(第8ステップ)
前記袋体65内に第6ステップにて得られた液体を注入し、気泡を除去し、注入口を熱溶着にて封止して前記袋体65内に密閉する。
(第9ステップ)
図示しない加熱成形機に前記液体を密閉した袋体65を水平にセットし、70℃〜80℃で熱圧しつつ10〜20分間成形加工して、袋体65内の前記液体を重合反応させて、当該袋体65内に例えば薄片状又は薄片状でマット形態のジェル61を成形し、保冷具11とする。
なお、この場合、形成された薄片状又は薄片状でマット形態のジェル61のサイズの大小を問わない。
前記加熱成形器は、必要に応じて温度を30℃〜100℃間で調節可能な2層または多層ヒートパネルを空気圧または油圧により昇降自在に押圧する設備であり、前記袋体65はヒートパネルの間に挟んで加熱、加圧される。
(第10ステップ)
検査及び包装:保冷具11の加工品質を検査し、検査に合格した製品を包装して倉庫に入れ一連の工程を完了する。
なお、上述した第7ステップの製袋工程は、第6ステップの後に実施する場合に限らず、予め別途に袋体65を製袋しておき、第6ステップの後に第8ステップ乃至第10ステップを実施するようにすることももちろん可能である。
次に、上述のようにして第9ステップで成形されるジェル61の失水率試験について説明する。上述したジェル61の失水状況を試験するために以下の技術条件を採用する。
(技術条件)
試験設備:江蘇昆山慶声科技股フン有限公司−恒温恒湿試験箱
寸法:90cm×140cm
包む材料:メリヤス複合TPU
試験方法:試料の重量を計量してから試験箱の中央に平らに広げ、それぞれ以下の条件に設定して試験を行う。恒温恒湿箱の環境下(設定条件)で7日放置してから重量を計量する。
常温常湿環境下(温度:20〜25℃、湿度:50〜70%)で、3週間放置した後に重量を計量する。試験期間は合計1ヶ月とする。
恒温恒湿箱を低温高湿、低温低湿、高温高湿、高温低湿の4つの条件に設定して行った試験結果を下記表1に示す。
Figure 0003177065
上記試験結果から以下の事項が判明した。
(a)10℃、湿度90%の条件下では試料が吸水し、7日後のグラム重量が5974gに達してからバランスを保ち、吸水倍率は0.66%であり、室内の常温常湿条件下に3週間放置すると吸水してグラム重量は徐々に5928gまで戻り、原グラム重量(5935g)に近づく。
(b)10℃、湿度20%の条件下では、試料は失水し、7日後のグラム重量は5628gに達してからバランスを保ち、失水倍率は4.91%であり、室内の常温常湿条件下に3週間放置すると吸水してグラム重量が徐々に5909gまで戻り原グラム重量(5919g)に近づく。
(c)70℃、湿度90%の条件下では、試料が吸水し、7日後のグラム重量が6125gに達してからバランスを保ち、吸水倍率は3.32%であり、室内の常温常湿条件下に3週間放置すると徐々に5940gまで戻り、原グラム重量(5928g)に近づく。
(d)70℃、湿度20%の条件下では、試料は失水し、7日後にグラム重量が4890gに達してからバランスを保ち、失水倍率は17.33%であり、室内の常温常湿条件下に3週間放置すると吸水してグラム重量が徐々に5921gまで戻り、原グラム重量(5915g)に近づく。
以上説明したように、前記ジェル61は、どんな条件を経ても常温常湿条件下に十分な期間(3週間以上)放置すれば失水、吸水のバランスをとり、元の安定したグラム重量を維持することができることが判明した。
上述した保冷具11におけるジェル61よれば、常温常湿条件下に十分な期間放置することによって、失水、吸水のバランスをとり、元の安定したグラム重量を維持することができ、これにより、新規な保冷具11を実現することができる。
また、上述した保冷具11の製造方法によれば、既述した一連の工程により上述したような優れた効果を奏する保冷具11を製造効率よく確実に得ることができる。
(第11ステップ)
前記保冷具11を用いて、保冷具11に対する前記一面外装体21、多穴弾性体31の所要の寸法取り、添着、周辺逢着材41の逢着等を行い、図1、図2に示す前記保冷マット1を成形する。
次に、前記保冷媒体14として用いて好適な更に別の例であるジェル70、及びこのジェル70を内装した更に別の例である保冷具11の製造方法について、図13、図14を参照して説明する。
図13に示す保冷具11は、2層の薄片71からなる密閉された袋状の保冷具外装体72を備え、前記薄片71が織布またはフロック生地73にプラスチック層74を塗布した2種類の材料層を折り畳んでつくられ、プラスチック層74が保冷具外装体72の内層に作られている。
前記織布とは、綿布または化繊布または綿繊維と化繊の混紡布を指す。使用する化繊布はナイロンタフタなどである。プラスチックとはPVCまたはPEまたはPUまたはTPU材料などを指し、通常プラスチック層74の厚さは0.05mmから0.45mmの間である。
前記保冷具外装体72の中にあるモノマー溶液が重合反応を起こして重合物であるジェル70を生成し、保冷具外装体72の中で薄片状のジェル70を形成する。ジェル70の厚さは通常0.8mmから5mmの間である。
大面積の保冷具外装体72の場合には、2枚の薄片71の分離面積が大きいためにジェル70が移動してしまうのを防ぐために、保冷具外装体72を作るときに保冷具外装体72の中間位置に、2層の薄片を直接溶着させる1本または数本の部分溶着部75を形成することもできる。
このようにすれば例えば保冷具11を部分溶着部75の位置で折り畳むような場合でも、使用時の通気にも便利である。
前記保冷具11の製造方法は、順に以下のステップを含む。
A 材料の準備:保冷具11の外形寸法及び材料要件に基づいて薄片71を選定、裁断する。薄片71を裁断前または薄片71に裁断後、加熱器の出力の大きさと生産効率に基づいて加熱温度100℃〜200℃の間、加熱時間5秒〜30秒の間にて薄片71を加熱することもできる。
例えば、加熱温度150℃、加熱時間15秒で薄片71を前収縮させると、出来上がった保冷具11は平らかになる。
B 製袋:2枚の薄片71のプラスチック層74を向き合せて加熱し、プラスチック層74の表面を溶解させ、向き合わせた薄片71を、注入口のみを残して周囲が密閉された保冷具外装体72として形成する
前記保冷具外装体72の大きさによりこの保冷具外装体72の中間位置に2枚の薄片71を直接溶着させる1本または数本の部分溶着部75を形成してもよい。
C モノマー溶液流し込み:水と、モノマーと、架橋剤と、開始剤と、更に顔料及び/又は香料を加えてもよく、これらを混合してモノマー溶液とし、注入口から保冷具外装体72内に流し込む。流し込むときに空気が保冷具外装体72の内部に入った場合は必ず空気を排出してから注入口を塞ぐ。
前記モノマーとは、アクリル酸とそのアルカリ金属塩、メタクリル酸とその金属塩、及び(メチル)アクリル酸生成のエステル類の中の1種類または数種類などのポリアクリル酸系高吸水性樹脂の製造に用いる水溶性モノマー、もしくはアクリルアミド、メタアクリルアミドなどのポリアクリルアミド系高吸水性樹脂の製造に用いるモノマー、もしくは以上の2種類のモノマーの組合せを指す。
前記架橋剤とは、ジビニルまたはトリビニル化合物、不飽和モノカルボン酸または多価カルボン酸と多価アルコールなどからなるポリアルコール、ジアクリルアミド、多価アルコールのジエーテルまたはポリエーテルなどの非共役二重結合をもつ化合物、もしくはアルカリ土金属化合物、亜鉛化物、鉄化物、アルミニウム化物などの多価金属化合物、もしくはアクリル酸グリシジルエステル、エチレングリコール、エチレンジアミン、エチレングリオキサール、フェニル酢酸などの化合物を指す。
前記開始剤は過酸化物またはアゾ類化合物などの熱分解体系、もしくは過酸化水素、イソプロピルベンゼン過酸化水素、過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウムなどの酸化還元体系のグループと、F2+、亜硫酸塩、チオ硫酸塩、一(多)価アミン、スルフィン酸類ヒドラジンなどのグループとの2グループ間の任意な組合せを有し、硝酸セリウムアンモニウム、三塩化鉄、五価アルミナ塩などの若干の金属化合物があってもよい。
前記水、モノマー、架橋剤、開始剤の間の重量比は水60%〜80%、モノマー10%〜30%、架橋剤0.1%〜6%、開始剤0.1%〜6%である。
D 加熱固化:モノマー溶液を流し込んだ保冷具外装体72を加熱器の上に平らに置いて、通常加熱温度50℃〜80℃の間で加熱し、モノマー溶液が保冷具外装体72内で完全に重合反応し薄片状のポリマー、すなわち、ジェルを生成させると完了する。
前記加熱器は、必要に応じて温度を30℃〜100℃間で調節可能な2層または多層ヒートパネルを空気圧または油圧により昇降自在に押圧する設備である。保冷具外装体72はヒートパネルの間に挟んで加熱、加圧される。
E 検査及び包装:加工品質を検査し、検査に合格した製品を包装して保管する。
F そして、前記保冷具11を用いて、所要の寸法取り、保冷具11に対する前記一面外装体21、多穴弾性体31の添着、周辺逢着材41の逢着等を行い、図1、図2に示す前記保冷マット1を成形する。
上記方法で製造される保冷具11においては、従来の水の替りにジェル70を使用して、外表面に保冷具外装体72の付いた保冷具11を製造するものであり、ジェル70は有機物を重合反応によって得られたコロイドであり、そのうち、ジェル70の成分の約70%が水であり、水に近い高い熱容量を有する。
従って、この保冷具11でも変わりなく非常に良い吸熱性能を有する。しかし、ジェル70は水のような流動性がなく、安定使用でき、たとえ保冷具外装体72が尖ったものに突き破られたり、小さく破裂したりしても漏れることがなく、保冷具11の使用寿命を大幅に延長することが可能になる。
また、上記製造方法においては、重合反応を採用して保冷具外装体72内で平らに均し、外圧を加える条件下で行うため、出来上がった保冷具11は外形が平らで美しいという利点がある。
次に、図6、図7及び図8を参照して本実施例1に係る保冷マット1の使用態様等について説明する。
本実施例1に係る保冷マット1は、例えば、図8に示すように、就寝等に使用するベッド(又は敷布団)80におけるシーツ81の上面に載せ(シーツの有無は問わない)、就寝者Mが前記保冷マット1上に横臥して就寝するような態様で使用するものである。
なお、図6は、保冷マット1の一面外装体21を上側とした使用態様を、図7は保冷マット1の多穴弾性体31を上側とした使用態様を各々示している。
そして、図8に示すように、就寝者Mが保冷マット1上に横臥した状態で使用するとき、図6に示すような保冷マット1の一面外装体21を上側とした使用態様の場合には、一面外装体21が既述したように合成樹脂製で薄板状の基材22及びこの基材22の外面に添着したアルミ薄板材23を具備することから、極めて熱伝導率良好であり、保冷媒体14の冷却作用で急速に冷えるので使用時に保冷媒体14の温度がダイレクトに就寝者Mの身体の背中部分や腰部分に伝わる。
これにより、保冷媒体14の冷却効果を効果的に利用でき、就寝者Mは夏場等の高温期においても快適な睡眠環境を得ることが可能となる。
また、前記一面外装体21は、その外面にアルミ薄板材23を備えているので、本実施例1に係る保冷マット1は、外装体として綿やナイロン製の布地を使用した保冷マットに比べ使用時の摩耗が少なく耐久性が大幅に向上する。
そして、前記アルミ薄板材23から保冷マット1内に水分が浸み込まないので、仮に汚れが付いても簡単に拭き取れる利点があり、更には、アルミ薄板材23は、周知のように医薬品の包装、飲料缶、医療機器にも使用されていることから理解されるように無毒、無臭で衛生的であり、これにより清潔感溢れる保冷マット1を実現し提供することができる。
更にまた、本実施例1に係る保冷マット1は、前記一面外装体21が外部に表出する幾何学模様領域23aを備えているので、外観体裁が綺麗で見た目が美しく、部分圧着部13を多数備えているので折り畳みが容易で、保管、運搬に便利であるという利点も有する。
一方、図7に示す前記多穴弾性体31を上側とした使用態様の場合には、就寝者Mが前記保冷マット1上に横臥して就寝するとき、就寝者Mの身体に直接接触する前記多穴弾性体31における弾性連結糸材群の弾性作用によって適度に撓む。
これにより、保冷マット1は心地良く就寝者Mの体にフィットし使用感が極めて良好になるとともに、室温と就寝者Mの体温との温度差により保冷媒体14が就寝者Mの背中、腰部、足部等の体温を奪い冷却効果を高める。
そして、前記保冷媒体14に蓄熱される熱は、前記多穴弾性体31の穴32から外部に放散され、室内空気中に放散される。すなわち、就寝者Mの身体からの熱の放熱作用が極めて良好に行なわれ使用感が高められる。なお、図8において、82は枕である。
更に、本実施例1に係る保冷マット1は、この保冷マット1自体を表裏反転してのリバーシブル使用も可能であり、これにより、長期間にわたっての使用にも耐える保冷マット1とすることができる。
(実施例2)
図15乃至図18を参照して本考案の実施例2に係る保冷マット1A及びその使用態様について説明する。
なお、本考案の実施例2に係る保冷マット1Aにおいて、図1、図2に示す実施例1に係る保冷マット1の場合と同一の要素には同一の符号を付して示す。
本実施例2に係る保冷マット1Aは、既述した実施例1の保冷マット1の場合と略同様な構成であるが、全体サイズを例えば幅90cm、長さ90cmとし、前記保冷マット1の略半分のハーフサイズとしたことが特徴である。
そして、本実施例2に係る保冷マット1Aにおいては、薄型直方体状に形成したジェルを含む保冷具11を、図15において、横方向に2個、縦方向に7個の合計14個構成とし、実施例1の場合と同様な構成の基に配列した構成としている。
すなわち、本実施例2に係る保冷マット1Aにおいては、前記一面外装体21の複数の保冷具溶着部21aは、保冷マット1Aの中央部において、縦方向に1本、横方向に6個直線状に設けた間隔保持部13を隔てて並ぶ構成としている。この他の構成は、実施例1に係る保冷マット1の場合と同様である。
また、図17は、保冷マット1Aの一面外装体21を上側とした使用態様を、図18は保冷マット1Aの多穴弾性体31を上側とした使用態様を各々示している。
本実施例2に係る保冷マット1Aの場合も、図17、図18に示すように、就寝等に使用するベッド(又は敷布団)80におけるシーツ81の上面に載せ(シーツの有無は問わない)、就寝者Mが前記保冷マット1A上に横臥して就寝するような態様で使用するものである。
なお、本実施例2に係る保冷マット1Aは、敷布団又はマットレス等の上に敷いて使用できる他、これ自体を単体で使用できることは勿論である。
そして、図17に示すように、就寝者Mが保冷マット1A上に横臥した状態で使用するとき、保冷マット1Aの一面外装体21を上側とした使用態様の場合には、一面外装体21が既述したように合成樹脂製で薄板状の基材22及びこの基材22の外面に添着したアルミ薄板材23を具備することから、極めて熱伝導率良好であり、保冷媒体14の冷却作用で急速に冷えるので使用時に保冷媒体14の温度がダイレクトに就寝者Mの例えば腰部分に伝わる。
これにより、保冷媒体14の冷却効果を効果的に利用でき、就寝者Mは夏場等の高温期においても快適な睡眠環境を得ることが可能となる。
また、前記一面外装体21は、その外面にアルミ薄板材23を備えているので、本実施例2に係る保冷マット1Aの場合も、外装体として綿やナイロン製の布地を使用した保冷マットに比べ使用時の摩耗が少なく耐久性が大幅に向上する。
また、前記アルミ薄板材23から保冷マット1A内に水分が浸み込まないので、仮に汚れが付いても簡単に拭き取れる利点があり、更には、アルミ薄板材23は、周知のように医薬品の包装、飲料缶、医療機器にも使用されていることから理解されるように無毒、無臭で衛生的であり、これにより清潔感溢れる保冷マット1Aを実現し提供することができる。
更にまた、本実施例2に係る保冷マット1Aは、前記一面外装体21が外部に表出する幾何学模様領域23aを備えているので、実施例1の場合と同様、外観体裁が綺麗で見た目が美しく、部分圧着部13を多数備えているので折り畳みが容易で、保管、運搬に便利であるという利点も有する。
一方、図18に示す前記多穴弾性体31を上側とした使用態様の場合には、就寝者Mが前記保冷マット1A上に横臥して就寝するとき、就寝者Mの身体の例えば腰部分に直接接触する前記多穴弾性体31における弾性連結糸材群の弾性作用によって適度に撓む。
これにより、保冷マット1Aは実施例1の場合と同様、心地良く就寝者Mの体にフィットし使用感が極めて良好になるとともに、室温と就寝者Mの体温との温度差により保冷媒体14が就寝者Mの腰部等の体温を奪い冷却効果を高める。
そして、前記保冷媒体14に蓄熱される熱は、前記多穴弾性体31の穴32から外部に放散され、室内空気中に放散される。すなわち、就寝者Mの身体からの熱の放熱作用が極めて良好に行なわれ使用感が高められる。
更に、本実施例2に係る保冷マット1Aの場合も、この保冷マット1A自体を表裏反転してのリバーシブル使用も可能であり、これにより、長期間にわたっての使用にも耐える保冷マット1Aとすることができる。
なお、本実施例2に係る保冷マット1Aは、上述したようなハーフサイズとする他、例えばその全体形状をハート形状(図示せず)としたり、楕円形状としたりという変形実施も可能であり、これらの場合も上述した場合と同様な作用、効果を発揮させることができる。
(実施例3)
図19乃至図22を参照して本考案の実施例3に係る保冷マット1B及びその使用態様について説明する。
なお、本考案の実施例3に係る保冷マット1Bにおいて、図1、図2に示す実施例1に係る保冷マット1の場合と同一の要素には同一の符号を付して示す。
本実施例3に係る保冷マット1Bは、既述した保冷マット1の場合と略同様な構成であるが、全体サイズを例えば幅30cm、長さ40cmとし、枕82用として構成したことが特徴である。
そして、本実施例3に係る保冷マット1Bにおいては、薄型直方体状に形成したジェルを含む保冷媒体14を内装した保冷具11を、図19において横方向に2個前記一面外装体21の間隔保持部13により間隔を隔て配列した構成としている。
また、図21は、保冷マット1Bの一面外装体21を上側とした使用態様を、図22は保冷マット1Bの多穴弾性体31を上側とした使用態様を各々示している。
本実施例3に係る保冷マット1Bにおいて、枕82に保冷マット1Bを掛け就寝者Mが頭部を載せて就寝する場合に、保冷マット1Bの一面外装体21を上側とした使用態様の場合には、一面外装体21が既述したように合成樹脂製で薄板状の基材22及びこの基材22の外面に添着したアルミ薄板材23を具備することから、極めて熱伝導率良好であり、保冷媒体14の冷却作用で急速に冷えるので使用時に保冷媒体14の温度がダイレクトに就寝者Mの頭部に伝わる。
これにより、保冷媒体14の冷却効果を効果的に利用でき、就寝者Mは夏場等の高温期においても快適な睡眠環境を得ることが可能となる。
また、前記一面外装体21は、その外面にアルミ薄板材23を備えているので、本実施例2に係る保冷マット1Bの場合も、外装体として綿やナイロン製の布地を使用した枕用の保冷マットに比べ使用時の摩耗が少なく耐久性が大幅に向上する。
また、前記アルミ薄板材23から保冷マット1B内に水分が浸み込まないので、仮に汚れが付いても簡単に拭き取れる利点があり、更には、アルミ薄板材23は、周知のように医薬品の包装、飲料缶、医療機器にも使用されていることから理解されるように無毒、無臭で衛生的であり、これにより清潔感溢れる枕82用の保冷マット1Bを実現し提供することができる。
更にまた、本実施例2に係る保冷マット1Bは、前記一面外装体21が外部に表出する幾何学模様領域23aを備えているので、実施例1の場合と同様、外観体裁が綺麗で見た目が美しく、部分圧着部13を多数備えているので折り畳みが容易で、保管、運搬に便利であるという利点も有する。
一方、図22に示す前記多穴弾性体31を上側とした使用態様の場合には、就寝者Mが前記保冷マット1B上に頭部を載せて就寝するとき、就寝者Mの頭部に直接接触する前記多穴弾性体31における弾性連結糸材群の弾性作用によって適度に撓む。
これにより、保冷マット1Bは実施例1の場合と同様、心地良く就寝者Mの頭部にフィットし使用感が極めて良好になるとともに、室温と就寝者Mの頭部における温度の温度差により保冷媒体14が就寝者Mの頭部の熱を奪い冷却効果を高める。
そして、前記保冷媒体14に蓄熱される熱は、前記多穴弾性体31の穴32から外部に放散され、室内空気中に放散される。すなわち、就寝者Mの頭部からの熱の放熱作用が極めて良好に行なわれ使用感が高められる。
更に、本実施例3に係る保冷マット1Bの場合も、この保冷マット1A自体を表裏反転してのリバーシブル使用も可能であり、これにより、長期間にわたっての使用にも耐える保冷マット1Bとすることができる。
なお、上述した保冷マット1、保冷マット1A及び保冷マット1Bは、各々そのままでひんやりするものであるが、冷蔵庫で冷やした後使用したりすることも可能である。
本考案の保冷マットは、上述したように主に就寝時に用いる他、夏場等における昼寝時やスポーツ後の休息のための仮眠時、長時間運転後の仮眠時等に用いる保冷マットとして家庭、宿泊施設、スポーツ施設、各種休憩施設等において広範に利用可能である。
1 保冷マット
1A 保冷マット
1B 保冷マット
11 保冷具
12 保冷具外装体
12A 保冷具外装体
12B 保冷具外装体
13 間隔保持部
14 保冷媒体
21 一面外装体
21a 保冷具溶着部
22 基材
23 アルミ薄板材
23a 幾何学模様領域
23c 外周部
24 透明ポリエステル材
31 多穴弾性体
32 穴
33 網目状表地
33a 網材
34 網目状裏地
34a 網材
35 弾性連結糸材
41 周辺逢着材
41a 縫目
51 水ジェル
61 ジェル
62 織布
63 プラスチック層
64 周辺部
65 袋体
66 部分溶着部
67 穴
70 ジェル
71 薄片
72 保冷具外装体
73 フロック生地
74 プラスチック層
75 部分溶着部
80 ベッド(又は敷布団)
81 シーツ
82 枕
M 就寝者

Claims (5)

  1. 合成樹脂材により袋状に形成した保冷具外装体で包覆してシート状に形成した保冷マットのいずれかの一面にアルミ薄板材を具備したことを特徴とする保冷マット。
  2. 合成樹脂材により袋状に形成した保冷具外装体を用い、保冷媒体を内部に収納した複数の保冷具と、
    前記保冷具外装体の一面に添着した合成樹脂製の基材及びこの基材の外面に添着した金属薄板材であるアルミ材の積層構造で、前記基材の保冷具側の面に複数の保冷具の一面側をこれら保冷具を各々間隔を隔てつつ溶着する複数の保冷具溶着部を具備し、各保冷具溶着部間は間隔保持部により連結し、前記金属薄板材の外面を透明保護材で保護し、外周部を保冷具の外周より外側に延在した一面外装体と、
    前記保冷具の他面に重合配置されるとともに、網目状表地及び網目状裏地を対向配置とし、前記網目状表地、網目状裏地間を、各々間隔を隔て連結する弾性連結糸材群を具備し、前記網目状表地、網目状裏地間に弾性、通気性を持たせた多穴弾性体と、
    前記一面外装体の外周縁部及び多穴弾性体の外周縁部を覆うように縫着した周辺逢着材と、
    を有することを特徴とする保冷マット。
  3. ポリ塩化ビニル材により袋状に形成した保冷具外装体を用い、保冷媒体を内部に収納した偏平な形態の複数の保冷具と、
    前記保冷具外装体の一面に添着した合成樹脂製の基材及びこの基材の外面に添着したアルミ薄板材の積層構造で、前記基材の保冷具側の面に複数の保冷具の一面側をこれら保冷具を各々間隔を隔てつつ溶着する複数の保冷具溶着部を具備し、各保冷具溶着部間は間隔保持部により連結し、アルミ薄板材の外面を透明ポリエステル材で保護し、外周部を保冷具の外周より外側に延在した一面外装体と、
    前記保冷具の他面に重合配置されるとともに、網目状表地及び網目状裏地を対向配置とし、前記網目状表地、網目状裏地間を、各々間隔を隔て連結する弾性連結糸材群を具備し、前記網目状表地、網目状裏地間に弾性、通気性を持たせた多穴弾性体と、
    前記一面外装体の外周縁部及び多穴弾性体の外周縁部を覆うように縫着した周辺逢着材と、
    を有することを特徴とする保冷マット。
  4. 矩形シート状で、かつ、袋状に形成したポリ塩化ビニル材からなる保冷具外装体を用い、複数の矩形シート状でジェル、ポリアクリル酸ナトリウム、硫酸アンモニウム、硫酸ナトリウム、グリセリン、水、防カビ剤等を含む保冷媒体を内部に収納した偏平な形態の複数の保冷具と、
    前記保冷具外装体の一面に添着した合成樹脂製の基材及びこの基材の外面に添着したアルミ薄板材の積層構造で、前記基材の保冷具側の面に複数の保冷具の一面側をこれら保冷具を各々間隔を隔てつつ溶着する複数の保冷具溶着部を具備し、各保冷具溶着部間は間隔保持部により連結し、アルミ薄板材の外面を透明ポリエステル材で保護し、かつ、前記アルミ薄板材の外面の前記複数の保冷媒体に対応する位置に幾何学模様を表出させ、外周部を保冷具の外周より外側に延在した前記保冷具に対応するサイズの一面外装体と、
    前記保冷具の他面に重合配置されるとともに、多数の穴が連続して連なる形態の矩形シート状の網目状表地及び網目状裏地を対向配置とし、前記網目状表地、網目状裏地の対向する網材間を各々間隔を隔てストレート、クロス又はストレート・クロス混合から選ばれる形態で連結する弾性連結糸材群を具備し、前記網目状表地、網目状裏地間に弾性、通気性を持たせた偏平な形態で前記保冷具に対応するサイズの多穴弾性体と、
    前記一面外装体の外周縁部及び多穴弾性体の外周縁部を覆うように縫着した周辺逢着材と、
    を有することを特徴とする保冷マット。
  5. 矩形シート状で、かつ、袋状に形成したポリ塩化ビニル材からなる保冷具外装体を用い、複数の矩形シート状でジェル、ポリアクリル酸ナトリウム、硫酸アンモニウム、硫酸ナトリウム、グリセリン、水、防カビ剤等を含む保冷媒体を内部に収納した偏平な形態の複数の保冷具と、
    前記保冷具外装体の一面に添着した合成樹脂製の基材及びこの基材の外面に添着したアルミ薄板材の積層構造で、前記基材の保冷具側の面に複数の保冷具の一面側をこれら保冷具を各々間隔を隔てつつ溶着する複数の保冷具溶着部を具備し、各保冷具溶着部間は間隔保持部により連結し、アルミ薄板材の外面を透明ポリエステル材で保護し、かつ、前記アルミ薄板材の外面の前記複数の保冷媒体に対応する位置に幾何学模様を表出させ、外周部を保冷具の外周より外側に延在した前記保冷具に対応するサイズの一面外装体と、
    前記保冷具の他面に重合配置されるとともに、多数の穴が連続して連なる形態の矩形シート状の網目状表地及び網目状裏地を対向配置とし、前記網目状表地、網目状裏地の対向する網材間を各々間隔を隔てストレート、クロス又はストレート・クロス混合から選ばれる形態で連結する弾性連結糸材群を具備し、前記網目状表地、網目状裏地間に弾性、通気性を持たせた偏平な形態で前記保冷具に対応するサイズの多穴弾性体と、
    前記一面外装体の四辺外周縁部、多穴弾性体の外周縁部を覆うように縫着した周辺逢着材と、
    を有し、敷布団用サイズ、シーツ用サイズ、枕用サイズ又はこれらの中間寸法のハーフサイズ、更にカーシートサイズや座布団サイズ、ワイン保冷用シートサイズ等の内から選定されるサイズとしたことを特徴とする保冷マット。
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