JP3176446U - 装身具 - Google Patents

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Abstract

【課題】
クールビズの実施に対応し、シャツのボタンの露呈をなくして襟元を飾る任意の装飾体に取替え可能な装身具を提供する。
【解決手段】
下面にシャツのボタンAに着脱自在に係合するボタン保持部3を備えた短筒状凸部1a内に第1の磁石2を固着した第1の保持具1と、該第1の保持具1の短筒状凸部1aに嵌合する内部に第2の磁石5を固着した短筒状凹部4aを有する第2の保持具4と、該第2の保持具4に取り付けられる任意の装飾体7とで構成される。
【選択図】 図1

Description

本考案は、ワイシャツ等の衣服のボタンに装着でき、任意な装飾体に取替え自在な装身具に関する。
近時、夏時期に所謂「クールビズ」の実施によりワイシャツ着用時にネクタイを省略する軽装が定着している。しかし、通常のワイシャツ(以下、単にシャツという。)で第1ボタンを外して襟元を開襟するとシャツの襟がはだけて見てくれの悪い場合がある。特に、人と接する機会の多い場合、軽装とは言え身嗜みに関心を払わざるを得ない場合がある。これを改善するため、例えば、特許文献1に示すようなシャツの襟がはだけないようにしたベルト部の両端部に磁石を固定した装身具が提案されている。また、特許文献2に示すようにシャツのボタンに開閉自在な蓋体を掛けてボタンを覆って止める装身具が提案されている。
実用新案登録第3172201号公報 実用新案登録第3027248号公報
しかしながら、特許文献1の装身具にあっては襟がはだけないようにシャツの身頃部の生地をベルトで挟んで対向する磁石の吸着力で止めるに止まり、装飾性に欠ける点は否めない。また、特許文献2の装身具にあってはシャツのボタンを被覆するアクセサリーである点でボタン自体の露呈は防ぐが、アクセサリーとしては変化に乏しい。
本考案は、このような課題を考慮してなされたものであり、クールビズの実施によりノーネクタイになった場合でも、シャツの襟元が見苦しくならない装身具を提供することを目的とする。また、本考案の目的はシャツのボタンに係合されるボタン係止具を備えた保持具を有し、ボタンの露呈をなくすと共に保持具に嵌合する任意の装飾体を取付けた第2の保持具を、夫々の保持具に設けた磁石の吸着力により簡単に取付け取り外しのできる装身具を提供することでもある。更に、本考案の目的は、装飾体を取り付けた保持具がずれたり、脱落したりすることのない装身具を提供することでもある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の装身具は、下面にシャツのボタンに着脱自在に係合するボタン保持部を備えた短筒状の凸部内に第1の磁石を固着した第1の保持具と、該第1の保持具の凸部に嵌合する内部に第2の磁石を固着した短筒状の凹部を有する第2の保持具と、該第2の保持具のベース部に固定される任意の装飾体とから構成される。
請求項2記載の装飾具は、請求項1に記載の装身具であって、ボタン係止具3は第1の保持具1の下面に取り付けられ、シャツのボタンを挟み込むW字状の係止枠片3aにて構成されている。
請求項3記載の装身具は、請求項1に記載の装身具であって、ボタン係止具3は第1の保持具の下面に取り付けられ、シャツのボタンを挟み込むヒンジにより開閉される一対のフック片を備えた係止片にて構成される。
請求項4記載の装身具は、請求項1に記載の装身具であって、ボタン係止具3は第1の保持具の下面に取り付けられ、シャツのボタンを挟み込む第1の保持具1の下面の枠壁より延出する2枚の係止片にて構成される。
請求項5記載の装身具は、請求項1に記載の装身具であって、第2の保持具のベース部に縫着又は接着により固定される任意の装飾体で構成されている。
本考案によれば、シャツのボタンに係合して取付けられた第1の保持具の短筒状凸部内の磁石と、該第1の保持具の短筒状凸部に嵌合される内部に第2の磁石を有する短筒状凹部を備えた第2の保持部とが凹凸で嵌合され、しかも第1の保持具と第2の保持具は内蔵する磁石により互いに吸着し固定され、第2の保持部に固着された装飾体により襟元の装飾効果を発揮するため、クールビズの実施によりノーネクタイの軽装になっても、襟元が見苦しくない装身具となる。装飾体は任意のものを選択し、第2の保持部に縫着又は接着により固着することができるのでアクセサリーとしての変化に富む。更に、第1の保持部と第2の保持部はそれぞれの短筒状凹凸部を嵌合するだけで内部の磁石により固定されるため、着用中に装飾体がずれたり、脱落したりすることがない。
本考案の実施例を示す第1の保持具と第2の保持具及び装飾体の説明図である。 本考案のボタン保持部を備えた第1の保持具を底面から見た状態で、係止枠片を展開した状態の説明図である。 ボタン保持部がボタンを係合した第1の保持具の正面図である。 第1の保持具と第2の保持具の取付け状態の拡大断面図である。 シャツの第1ボタンに第1の保持具を取付けた状態の正面図である。 装飾体の例を示す斜視図であり、(a)は予め結び目を形成したネクタイを装飾体とし、その結び目の背面に第2の保持具を取付けた斜視図、(b)は宝玉を装飾体とし、その背面に第2の保持具を取付けた斜視図、(c)は蝶ネクタイ状のコラージュを装飾体とし、その背面に第2の保持具を取付けた斜視図である。 本考案の第2の実施例を示すもので、第1の保持具の下面に取り付くボタン保持部を展開して示す底面から見た説明図である。 同第2の実施例の第1の保持具と第2の保持具の取付け状態を示す説明図である。 本考案の第3の実施例を示すもので、第1の保持具の下面に取り付くボタン保持部を示す底面から見た説明図である。 同第3の実施例の内部構造を示す図9のA−A断面図である。
以下、本考案を図示する実施形態により具体的に説明する。図1は、本考案の第1の実施例の全体構成を示しており、第1の保持具1は上部に短筒状凸部1aを有しその内部に第1の磁石2が固着され、下部も短筒状に形成されボタン保持部3が取り付けられ、シャツのボタンAの下面にボタン保持部3の係止枠片3aが圧入されボタンAに第1の保持具1が係止されるようになっている。
4は第1の保持具1の上面の短筒状凸部1aに嵌合する短筒状凹部4aを有する第2の保持具で、該短筒状凹部4aの内部に第2の磁石5が固着されていると共に、上面にはベース6が設けられ、必要により形成された糸通し穴8に留め糸を通すことより任意の装飾体7が固着される。尚、糸通し穴8はなくてもよく、任意の装飾体7はベース6に接着するようにしてもよい。
前記ボタン保持部3は図2、図3に示すように弾発を有する線材をW字状に湾曲して係止枠片3aが形成されており、両端末部3bは第1の保持具1の下面の枠壁1bに穿設された係止孔1cを介して回動可能に取り付けられている。係止枠片3aはリング状に曲折した中央部をボタン係止部3cとし、房状に膨出した2つの突出枠3dが拡開してボタン案内部3eを形成している。
次に、本考案の作用を説明すると次の通りである。
第1の保持具1をボタンAに係止する場合、図2に示す底面側となる係止枠片3aのボタン案内部3eをボタンAの下面に宛がい、ボタンAとシャツの生地とを縫い付けた留め糸(図示略)の回りに押し込むと、リング状に曲折された中央部のボタン係止部3cに留め糸が当接して止まり、ボタン留め糸を抱き込むようにして第1の保持具1はボタンAに固定される。次いで、ボタンAを下面に挟んだ状態で第1の保持具1を反転させると、図3に示すようにボタンAは第1の保持具1の下面の枠壁1b内に収容され、ボタン保持部3のW字状に湾曲した係止枠片3aが第1の保持具1の下面の枠壁1bに切り欠かれた切欠部1cに嵌合して確実に固定される。
尚、第1の保持具1をボタンAから外すときは前記と逆に、切欠部1cに嵌合した係止枠片3aを持ち上げるようにして外し、第1の保持具1を反転させることでボタンAより取り外すことができる。
次に、ベース部6に任意の装飾体7を縫着又は接着により取り付けた第2の保持具4を、第1の保持具1の短筒状凸部1aに嵌合させると第2の保持具4は下面が短筒状凹部4aとしており、内部に第2の磁石5が固着されているため、第1の保持具1の第1の磁石2と吸着して第1の保持具1と第2の保持具4とが固定される。そして、第1の保持具1と第2の保持具4とは互いに凹凸の短筒状をなして嵌合されるため、前記両磁石の吸着と相俟って確実に固定され、装飾体7を取り付けて着用していても第2の保持具4がずれたり、脱落したりすることがない。
装飾体7は図示の例では結びネクタイ状、宝玉形状、蝶ネクタイ風のコサージュとして示したが、装飾体の種類や形状には拘束されることはなく、当人が好む任意の種類や形状の装飾体7とすることが出来る。
次に図7、図8に示す第2の実施例について説明するが、前記第1の実施例と同じ構成部分は同一の符号を付しており説明は省略する。図7は第1の保持体1の下面に形成されたボタン保持部3の他の実施例の背面側から見た図で、係止片3hがヒンジ3fにより展開自在に取り付けられている。係止片3hは円盤状の薄板で形成され、中央に略円形のボタン係止部3cを切り欠き、先端がボタン案内部3eとして解放され、基部がヒンジ3fにより第1の保持部1の底面の枠壁1bに連結されている。3gは係止片3hを枠壁1bに固定する一対のフックである。
次に、図9、図10に示す第3の実施例について説明するが、前記第1の実施例と同じ構成部分は同一の符号を付しており、重ねての説明は省略する。図9は第1の保持体1の下面に形成されたボタン保持部3の他の実施例の背面側から見た図で、係止片3iが枠壁1bより延出する2枚の薄板状部材で形成され、中央に略円形のボタン係止部3cを切り欠き、先端が拡開して解放されボタン案内部3eを形成している。
尚、以上の実施例では第1の保持具1が短筒状凸部1aを有し、第2の保持具4が短筒状凹部4aを有し、両者の保持具1、4が互いに凹凸で嵌合して固定される構成を示したが、第1の保持具1と第2の保持具4の短筒状の凹凸は逆の構成でもよい。即ち、第1の保持具1の短筒状凹部に第2の保持具4の短筒状凸部が凹凸で嵌合することでも同様の作用、効果を得ることができる。
1 第1の保持具
1a 短筒状凸部
1b 枠壁
1c 切欠部
2 第1の磁石
3 ボタン保持部
3a 係止枠片
3b 端末部
3e 案内部
3f ヒンジ
3g フック片
3h、3i 係止片
4 第2の保持具
4a 短筒状凹部
5 第2の磁石
6 ベース部
7 装飾体
A ボタン

Claims (5)

  1. 下面にシャツのボタンAに着脱自在に係合するボタン保持部3を備えた短筒状凸部1a内に第1の磁石2を固着した第1の保持具1と、該第1の保持具1の短筒状凸部1aに嵌合する内部に第2の磁石5を固着した短筒状凹部4aを有する第2の保持具4と、該第2の保持具4に取り付けられる任意の装飾体7とからなる装身具。
  2. 前記ボタン保持部3は、第1の保持具1の下面に取り付けられ、シャツのボタンAを挟み込むW字状の係止枠片3aにて構成される請求項1に記載の装身具。
  3. 前記ボタン保持部3は、第1の保持具1の下面に取り付けられ、シャツのボタンAを挟み込むヒンジ3fにより開閉される一対のフック片3gを備えた係止片3hにて構成される請求項1に記載の装身具。
  4. 前記ボタン保持部3は、第1の保持具1の下面に取り付けられ、シャツのボタンAを挟み込む第1の保持具1の下面の枠壁1bより延出する2枚の係止片3iにて構成される請求項1に記載の装身具。
  5. 前記第2の保持具4はベース部6を備え、該ベース部6に任意の装飾体7が縫着又は接着により固定される請求項1に記載の装身具。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ITUA20164536A1 (it) * 2016-06-01 2017-12-01 Roberto Sau Cavallotto per fissaggio su bottoni di accessori sartoriali, abbigliamento e gadget

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