JP3176427B2 - 回路カード用コネクタ - Google Patents
回路カード用コネクタInfo
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- G06K—GRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
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- G06K7/0013—Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by galvanic contacts, e.g. card connectors for ISO-7816 compliant smart cards or memory cards, e.g. SD card readers
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- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は回路カード用コネクタ、
特にスマートカード用コネクタに係る。スマートカード
とは、例えば公衆電話又は銀行装置に備えられた読み取
り装置で電気的接続を設定することが必要な少なくとも
１つの電子コンポーネントを含むカードを意味する。
特にスマートカード用コネクタに係る。スマートカード
とは、例えば公衆電話又は銀行装置に備えられた読み取
り装置で電気的接続を設定することが必要な少なくとも
１つの電子コンポーネントを含むカードを意味する。
【０００２】本発明はより詳細には、周知の標準スマー
トカードの寸法（５４×８５ｍｍ）よりも小型（１５×
２５ｍｍ）のスマートカード用コネクタに係る。このよ
うなカード（以下、「ミニカード」と呼称する）は、標
準カードと同一の回路及び接続システムを含む。ミニカ
ードの使用分野は例えば携帯無線電話機の分野である。
ミニカードは実際に、特に装置の所有者又は賃借者を認
識するために携帯無線電話機で使用されるように構成さ
れている。一般に、これらのミニカードは標準カードの
場合と同様に最終使用者でなく認可機関によりコネクタ
に挿入されなければならず、所定時間装置の内側に保持
されなければならない。
トカードの寸法（５４×８５ｍｍ）よりも小型（１５×
２５ｍｍ）のスマートカード用コネクタに係る。このよ
うなカード（以下、「ミニカード」と呼称する）は、標
準カードと同一の回路及び接続システムを含む。ミニカ
ードの使用分野は例えば携帯無線電話機の分野である。
ミニカードは実際に、特に装置の所有者又は賃借者を認
識するために携帯無線電話機で使用されるように構成さ
れている。一般に、これらのミニカードは標準カードの
場合と同様に最終使用者でなく認可機関によりコネクタ
に挿入されなければならず、所定時間装置の内側に保持
されなければならない。
【０００３】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】周知の
標準カード用コネクタの場合、カードは装置に形成され
た前部溝を介して導入される。これらのコネクタは、例
えば米国特許第４７４３７４６号に記載されている。該
コネクタは案内ケースを含み、カードは前部導入溝を介
してこのケースに導入され、コネクタの中央面に対して
やや傾斜した位置に配置される。カードは次に読み取り
位置に導かれ、コネクタが設けられている装置の電気回
路と接触させられる。
標準カード用コネクタの場合、カードは装置に形成され
た前部溝を介して導入される。これらのコネクタは、例
えば米国特許第４７４３７４６号に記載されている。該
コネクタは案内ケースを含み、カードは前部導入溝を介
してこのケースに導入され、コネクタの中央面に対して
やや傾斜した位置に配置される。カードは次に読み取り
位置に導かれ、コネクタが設けられている装置の電気回
路と接触させられる。
【０００４】この型のコネクタでは、導入溝に向かい合
う自由ゾーンを設ける必要がある。このゾーンは、カー
ド自体と及びカードを導入するオペレータの指の大きさ
を考慮して十分大きくなければならない。従って、寸法
を最小にすることが必要な小型装置、典型的には「ポケ
ット」装置に配置されるように構成されたミニカードの
場合、この基準は非常に制約となる。
う自由ゾーンを設ける必要がある。このゾーンは、カー
ド自体と及びカードを導入するオペレータの指の大きさ
を考慮して十分大きくなければならない。従って、寸法
を最小にすることが必要な小型装置、典型的には「ポケ
ット」装置に配置されるように構成されたミニカードの
場合、この基準は非常に制約となる。
【０００５】他方、案内ケースを使用するとコネクタの
厚さが増加する。これは携帯装置用ミニカードの場合に
別の制約要因となる。実際に、用途によってはコネクタ
に３ｍｍの最大厚さが必要であるが、案内ケースは既に
約２ｍｍの厚さを有する。
厚さが増加する。これは携帯装置用ミニカードの場合に
別の制約要因となる。実際に、用途によってはコネクタ
に３ｍｍの最大厚さが必要であるが、案内ケースは既に
約２ｍｍの厚さを有する。
【０００６】また、溝付き装置は実際に固定台座に取り
付けられるので、溝付き装置を通常使用するには衝撃又
は振動によりカードが移動しないように完全に保護する
必要がない。更にこのような装置では、使用者はカード
にアクセスするので、カードが良好に導入されない場合
にはカードを挿入し直すことができる。逆に、「ポケッ
ト」型の装置又は送受話器は持ち運びでき、多くの移動
に耐えるように構成されており、更に、使用者はミニカ
ードを入れ直すためにミニカードにアクセスすしてはな
らない。従って、溝付き装置で使用されるコネクタは、
ミニカードの専用用途に使用するには不利である。
付けられるので、溝付き装置を通常使用するには衝撃又
は振動によりカードが移動しないように完全に保護する
必要がない。更にこのような装置では、使用者はカード
にアクセスするので、カードが良好に導入されない場合
にはカードを挿入し直すことができる。逆に、「ポケッ
ト」型の装置又は送受話器は持ち運びでき、多くの移動
に耐えるように構成されており、更に、使用者はミニカ
ードを入れ直すためにミニカードにアクセスすしてはな
らない。従って、溝付き装置で使用されるコネクタは、
ミニカードの専用用途に使用するには不利である。
【０００７】最後に、カードをケースに導入する際にカ
ードに搭載された回路がケースの内壁と摩擦する恐れが
ある。その結果、カードの回路を毀損する危険がある。
ードに搭載された回路がケースの内壁と摩擦する恐れが
ある。その結果、カードの回路を毀損する危険がある。
【０００８】従って本発明の目的は、カードを確実に保
持することが可能な最小寸法の回路カード用コネクタを
実現することである。
持することが可能な最小寸法の回路カード用コネクタを
実現することである。
【０００９】本発明の別の目的は、小型の「ポケット」
装置で使用するために必要な要件に合致する回路カード
用コネクタを実現することである。
装置で使用するために必要な要件に合致する回路カード
用コネクタを実現することである。
【００１０】
【課題を解決するための手段】このために本発明は、カ
ードを導入位置に位置決めする手段と、コネクタの中央
平面に対して平行な読み取り位置に、即ちカードの回路
とコネクタが設置される装置との電気的接続を確保する
コンタクトエレメントに接触する位置にカードを保持す
る手段とを含むフレームを備えた回路カード用コネクタ
を提案し、前記導入位置が前記読み取り位置に対して傾
斜しており、前記位置決め手段がカードの第１の辺を受
容するように構成された溝を含んでおり、該溝がカード
の第１の面及び第２の面に夫々接触する少なくとも１つ
の固定部材と少なくとも１つの可動部材とから形成さ
れ、該可動部材がカードを傾斜した導入位置に保持する
ようにカードを固定部材に支承させ、カードを読み取り
位置に保持する前記手段が、第１の辺及び該第１の辺の
対辺である第２の辺に接触するように配置されており、
カードが溝に平行な軸の周囲に回動することにより傾斜
位置から読み取り位置に移動し、回動の結果、可動部材
がカードを読み取り位置に保持するためにカードを固定
部材に支承させるように、弾性により移動することを特
徴とする。
ードを導入位置に位置決めする手段と、コネクタの中央
平面に対して平行な読み取り位置に、即ちカードの回路
とコネクタが設置される装置との電気的接続を確保する
コンタクトエレメントに接触する位置にカードを保持す
る手段とを含むフレームを備えた回路カード用コネクタ
を提案し、前記導入位置が前記読み取り位置に対して傾
斜しており、前記位置決め手段がカードの第１の辺を受
容するように構成された溝を含んでおり、該溝がカード
の第１の面及び第２の面に夫々接触する少なくとも１つ
の固定部材と少なくとも１つの可動部材とから形成さ
れ、該可動部材がカードを傾斜した導入位置に保持する
ようにカードを固定部材に支承させ、カードを読み取り
位置に保持する前記手段が、第１の辺及び該第１の辺の
対辺である第２の辺に接触するように配置されており、
カードが溝に平行な軸の周囲に回動することにより傾斜
位置から読み取り位置に移動し、回動の結果、可動部材
がカードを読み取り位置に保持するためにカードを固定
部材に支承させるように、弾性により移動することを特
徴とする。
【００１１】ミニカードは寸法が小さいのでより大きい
剛性を確保するが、本発明によると、回動力をカードに
直接加えるとともに、カードを２辺のみで保持すること
が可能である。従って、案内ケース及びかさ張る保持手
段を使用する必要がなく、本発明のコネクタを小型にす
ることができる。
剛性を確保するが、本発明によると、回動力をカードに
直接加えるとともに、カードを２辺のみで保持すること
が可能である。従って、案内ケース及びかさ張る保持手
段を使用する必要がなく、本発明のコネクタを小型にす
ることができる。
【００１２】更に、カードを弾性により傾斜位置及び読
み取り位置の両方に保持するために可動部材及び固定部
材を使用するので、コネクタを単純にし、カードを確実
に保持することができる。
み取り位置の両方に保持するために可動部材及び固定部
材を使用するので、コネクタを単純にし、カードを確実
に保持することができる。
【００１３】有利には位置決め手段は、溝の固定部材に
属し、フレームの内側に向かって伸延しており、傾斜位
置でカードの第１の面と接触する少なくとも１つの第１
の縁部と、溝の可動部材に属しており且つ傾斜位置でカ
ードの第２の面と接触するように第１の縁部に向かい合
って配置された少なくとも１つの第２の縁部と、傾斜位
置におけるカードの前進を阻止するための支承手段とを
含む。
属し、フレームの内側に向かって伸延しており、傾斜位
置でカードの第１の面と接触する少なくとも１つの第１
の縁部と、溝の可動部材に属しており且つ傾斜位置でカ
ードの第２の面と接触するように第１の縁部に向かい合
って配置された少なくとも１つの第２の縁部と、傾斜位
置におけるカードの前進を阻止するための支承手段とを
含む。
【００１４】更に保持手段は、フレームの内側に向かっ
て伸延しており且つ読み取り位置でカードの第１の面と
接触するように第１の辺の近傍で中央平面に平行な下縁
部を有する溝の固定部材と、カードに支承され且つ溝の
固定部材の下縁部及び固定部材と反対側の弾性ラッチの
キャッチにカードを押し付ける端部を有する伸長弾性部
材から構成される溝の可動部材とを含み、前記端部は溝
の固定部材の近傍に配置されている。
て伸延しており且つ読み取り位置でカードの第１の面と
接触するように第１の辺の近傍で中央平面に平行な下縁
部を有する溝の固定部材と、カードに支承され且つ溝の
固定部材の下縁部及び固定部材と反対側の弾性ラッチの
キャッチにカードを押し付ける端部を有する伸長弾性部
材から構成される溝の可動部材とを含み、前記端部は溝
の固定部材の近傍に配置されている。
【００１５】位置決め手段及び保持手段が単純であるた
め、コネクタの寸法は小型になる。この単純さはミニカ
ードの剛性が大きいために可能になる。
め、コネクタの寸法は小型になる。この単純さはミニカ
ードの剛性が大きいために可能になる。
【００１６】更に、案内ケースを使用しないため、広い
利用可能ゾーンを含む前部溝を使用する必要なしにコネ
クタの下部からカードを導入することができる。こうし
て、コネクタの大きさを更に減少させることができる。
利用可能ゾーンを含む前部溝を使用する必要なしにコネ
クタの下部からカードを導入することができる。こうし
て、コネクタの大きさを更に減少させることができる。
【００１７】有利には第１の縁部は、カードの第１の面
の一部を傾斜位置に合致させるように斜断され得る。
の一部を傾斜位置に合致させるように斜断され得る。
【００１８】更に、第２の縁部も同様に、カードの第２
の面の一部を傾斜位置に合致させるようにを斜断され得
る。
の面の一部を傾斜位置に合致させるようにを斜断され得
る。
【００１９】更に、支承手段はフレームの内側に向かっ
て伸延し且つ中央平面に平行な上縁部を各々有する複数
の部材を含む。
て伸延し且つ中央平面に平行な上縁部を各々有する複数
の部材を含む。
【００２０】支承手段は接触エレメントから構成され得
る。
る。
【００２１】フレームは更に、カードの存在とカードの
良好な位置決めとを確認する手段を含み得る。
良好な位置決めとを確認する手段を含み得る。
【００２２】フレーム、位置決め手段及び保持手段はす
べて、単一のプラスチック成形部材に属し得る。
べて、単一のプラスチック成形部材に属し得る。
【００２３】最後に、フレームの全周に弾性ラッチを設
けてもよい。
けてもよい。
【００２４】
【実施例】本発明の他の特徴及び利点は、以下の非限定
的な本発明のコネクタの説明に明示される。
的な本発明のコネクタの説明に明示される。
【００２５】これらの図中、共通エレメントは同一の参
照番号を付した。
照番号を付した。
【００２６】図１、図２及び図３中、本発明のコネクタ
１はほぼ矩形のコンタクトフレーム１０と、コンタクト
フレーム１０のバー１２及び１３（バー１２はフレーム
１０の短辺の一方を形成し、バー１３はバー１２に平行
である）に埋設された金属弾性コンタクトブレード１１
とを含む。ブレード１１はコネクタ１の中央平面Ｐより
もやや上方に配置されている（図２参照）。フレーム１
０は更に本発明によると、フレーム１０の内側に向かっ
てバー１２から伸延し且つ平面Ｐに平行な上縁部を各々
有する支承部１４を備える。支承部１４は、このバーに
埋設されたコンタクトブレード１１の間に挿入されてい
る。
１はほぼ矩形のコンタクトフレーム１０と、コンタクト
フレーム１０のバー１２及び１３（バー１２はフレーム
１０の短辺の一方を形成し、バー１３はバー１２に平行
である）に埋設された金属弾性コンタクトブレード１１
とを含む。ブレード１１はコネクタ１の中央平面Ｐより
もやや上方に配置されている（図２参照）。フレーム１
０は更に本発明によると、フレーム１０の内側に向かっ
てバー１２から伸延し且つ平面Ｐに平行な上縁部を各々
有する支承部１４を備える。支承部１４は、このバーに
埋設されたコンタクトブレード１１の間に挿入されてい
る。
【００２７】バー１２の各端部には更に２つの平行六面
体の固定部材１５及び１６が夫々配置されており、これ
らの部材は図２又は図３に示すように帽子（ｃａｐ）の
庇に似た斜断縁部１５Ａ及び１６Ａを有することからキ
ャップと呼称される。キャップ１５及び１６はフレーム
１０の内辺に向かって伸延している。
体の固定部材１５及び１６が夫々配置されており、これ
らの部材は図２又は図３に示すように帽子（ｃａｐ）の
庇に似た斜断縁部１５Ａ及び１６Ａを有することからキ
ャップと呼称される。キャップ１５及び１６はフレーム
１０の内辺に向かって伸延している。
【００２８】幅よりも大きい長さを有する２つの弾性可
動部材１７及び１８がバー１３に結合され、キャップ１
５及び１６に向かい合っている。これらの部材は更にバ
ー１３から張り出す大きい長さを有しており、弾性変形
に耐え得るので、いずれも追って詳細に説明するレバー
の役割を満たす。この役割において、これらの部材は図
２に示す静止位置である高位置から図３に示す作動用低
位置に移動するように、長手方向軸Ｙに対して垂直で且
つ面Ｐに対して平行な面に属する軸Ｘの周囲に回動する
ことができる。キャップ１５及び１６に対向する縁部１
７Ａ及び１８Ａは同様に斜断されている。
動部材１７及び１８がバー１３に結合され、キャップ１
５及び１６に向かい合っている。これらの部材は更にバ
ー１３から張り出す大きい長さを有しており、弾性変形
に耐え得るので、いずれも追って詳細に説明するレバー
の役割を満たす。この役割において、これらの部材は図
２に示す静止位置である高位置から図３に示す作動用低
位置に移動するように、長手方向軸Ｙに対して垂直で且
つ面Ｐに対して平行な面に属する軸Ｘの周囲に回動する
ことができる。キャップ１５及び１６に対向する縁部１
７Ａ及び１８Ａは同様に斜断されている。
【００２９】一方、バー１２の対辺であるフレーム１０
の短辺は弾性ラッチ１９から構成される。このラッチ１
９は図１ではほぼ三角形であり、頂点の１つ１９Ａは角
を落とされ、フレーム１０の内辺に向かって延びてい
る。この角を落とした点１９Ａは図２及び図３の面にお
いてキャッチを構成する。ラッチ１９は軸Ｙに沿って並
進運動し得る。
の短辺は弾性ラッチ１９から構成される。このラッチ１
９は図１ではほぼ三角形であり、頂点の１つ１９Ａは角
を落とされ、フレーム１０の内辺に向かって延びてい
る。この角を落とした点１９Ａは図２及び図３の面にお
いてキャッチを構成する。ラッチ１９は軸Ｙに沿って並
進運動し得る。
【００３０】更に、フレーム１０はミニカード１００
（分かりやすくするために破線で示す）の回路をブレー
ド１１に対して不良に配置しないようにする誤配置修正
用ベベル２０を含む。
（分かりやすくするために破線で示す）の回路をブレー
ド１１に対して不良に配置しないようにする誤配置修正
用ベベル２０を含む。
【００３１】エレメント１０，１２，１３，１４，１
５，１６，１７，１８及び１９は有利には単一のプラス
チック部材の一体成形により得られる。
５，１６，１７，１８及び１９は有利には単一のプラス
チック部材の一体成形により得られる。
【００３２】本発明をよりよく理解できるようにするた
めに、コネクタ１の動作を図２及び図３に関して説明す
る。
めに、コネクタ１の動作を図２及び図３に関して説明す
る。
【００３３】ミニカード１００は、図２に矢印Ｂにより
示すように平面Ｐに対して傾斜した状態でコネクタ１に
導入される。傾斜角αはキャップ１５及び１６の縁部１
５Ａ及び１６Ａの傾斜角であると同時に、静止時のレバ
ー１７及び１８の縁部１７Ａ及び１８Ａの傾斜角でもあ
る。
示すように平面Ｐに対して傾斜した状態でコネクタ１に
導入される。傾斜角αはキャップ１５及び１６の縁部１
５Ａ及び１６Ａの傾斜角であると同時に、静止時のレバ
ー１７及び１８の縁部１７Ａ及び１８Ａの傾斜角でもあ
る。
【００３４】支承部１４、縁部１５Ａ及び縁部１７Ａ並
びに縁部１６Ａ及び１８Ａにより形成される溝１０１
は、ミニカード１００を導入させることができる。ミニ
カードの短辺１０２は支承部１４に支承され、縁部１５
Ａ及び１６Ａはその長さに沿ってミニカード１００の面
１０３の一部と合致し、縁部１７Ａ及び１８Ａは同様に
その長さに沿ってミニカード１００の反対の面１０４の
一部と合致する。
びに縁部１６Ａ及び１８Ａにより形成される溝１０１
は、ミニカード１００を導入させることができる。ミニ
カードの短辺１０２は支承部１４に支承され、縁部１５
Ａ及び１６Ａはその長さに沿ってミニカード１００の面
１０３の一部と合致し、縁部１７Ａ及び１８Ａは同様に
その長さに沿ってミニカード１００の反対の面１０４の
一部と合致する。
【００３５】オペレータがミニカード１００の辺１０５
（１０２の対辺）に下方へ力Ｆを加えると、ミニカード
は軸Ｘに平行で且つ溝１０１に属する軸の周囲に矢印Ａ
に従って下方へ回動する。ミニカードはこうしてレバー
１７及び１８に力を加えて、レバーは低位置に移動す
る。溝１０１の寸法はミニカード１００を回動させるよ
うに適応されている。
（１０２の対辺）に下方へ力Ｆを加えると、ミニカード
は軸Ｘに平行で且つ溝１０１に属する軸の周囲に矢印Ａ
に従って下方へ回動する。ミニカードはこうしてレバー
１７及び１８に力を加えて、レバーは低位置に移動す
る。溝１０１の寸法はミニカード１００を回動させるよ
うに適応されている。
【００３６】辺１０５がラッチ１９に接触し、次いでオ
ペレータの作用下にラッチに力を加えると、ラッチ１９
は辺１０５を通過させるように矢印Ｃの方向に引っ込む
ことにより初期位置から偏移する。その後、ミニカード
１００の辺１０５がキャッチ１９Ａにより停止され、即
ちミニカード１００がラッチ１９の復帰により固定さ
れ、傾斜した導入用位置に復帰できなくなると、初期位
置に戻る。図３は、コネクタ１に読み取り位置に配置さ
れ、コンタクトブレード１１に接触しているミニカード
１００を示す。
ペレータの作用下にラッチに力を加えると、ラッチ１９
は辺１０５を通過させるように矢印Ｃの方向に引っ込む
ことにより初期位置から偏移する。その後、ミニカード
１００の辺１０５がキャッチ１９Ａにより停止され、即
ちミニカード１００がラッチ１９の復帰により固定さ
れ、傾斜した導入用位置に復帰できなくなると、初期位
置に戻る。図３は、コネクタ１に読み取り位置に配置さ
れ、コンタクトブレード１１に接触しているミニカード
１００を示す。
【００３７】以下、レバー１７及び１８の役割を詳細に
説明する。静止高位置においてレバーは、ミニカードを
キャップ１５及び１６の縁部１５Ａ及び１６Ａと接触し
続けるように支持することにより、ミニカードを角度α
で導入位置に安定に保持するように機能する。この結
果、オペレータはカードをラッチ１９に向かって回動さ
せる前に自由にすることができる。低位置においては、
レバー１７及び１８の形状端部１７Ｂ及び１８Ｂはミニ
カード１００を上方のキャップ１５及び１６に押し付
け、ミニカード１００はキャップ１５及び１６並びにラ
ッチ１９により規定される安定位置にブレード１１に対
して保持される。こうしてブレード１１の十分に規定さ
れた曲げ変形を確保し、許容の接触電気抵抗を保証し得
る必要な電気接触圧力を確保する。
説明する。静止高位置においてレバーは、ミニカードを
キャップ１５及び１６の縁部１５Ａ及び１６Ａと接触し
続けるように支持することにより、ミニカードを角度α
で導入位置に安定に保持するように機能する。この結
果、オペレータはカードをラッチ１９に向かって回動さ
せる前に自由にすることができる。低位置においては、
レバー１７及び１８の形状端部１７Ｂ及び１８Ｂはミニ
カード１００を上方のキャップ１５及び１６に押し付
け、ミニカード１００はキャップ１５及び１６並びにラ
ッチ１９により規定される安定位置にブレード１１に対
して保持される。こうしてブレード１１の十分に規定さ
れた曲げ変形を確保し、許容の接触電気抵抗を保証し得
る必要な電気接触圧力を確保する。
【００３８】こうして配置したミニカード１００を取り
出すには、単にラッチ１９を矢印Ｃの方向に引っ張る
と、ミニカード１００はばねの役割を果たすレバー１７
及び１８の弾性により矢印Ａに沿って上方へほぼ即座に
導入位置に回動する。従って、ミニカードの取り出し
（及び挿入）は簡単であり、特殊な工具を使用する必要
がない。
出すには、単にラッチ１９を矢印Ｃの方向に引っ張る
と、ミニカード１００はばねの役割を果たすレバー１７
及び１８の弾性により矢印Ａに沿って上方へほぼ即座に
導入位置に回動する。従って、ミニカードの取り出し
（及び挿入）は簡単であり、特殊な工具を使用する必要
がない。
【００３９】更に、角度αはオペレータがミニカード１
００を容易に把持及び導入できるように選択されてい
る。実際に、この角度は例えば３５〜５５°であるが、
主に導入するカードの寸法に依存する。
００を容易に把持及び導入できるように選択されてい
る。実際に、この角度は例えば３５〜５５°であるが、
主に導入するカードの寸法に依存する。
【００４０】ミニカードは標準カードと同一の厚さを有
しながら著しく小さい長さ及び幅を有するので、本発明
のコネクタはミニカードに特に適しており、剛性を増加
することができる。従って、カードが対辺の２つによっ
てのみコンタクトブレードに保持されているときに、中
央平面に対するカードの変形は必要な公差の範囲内に維
持される。従って、従来技術のコネクタの案内ケース及
び前部溝は不要になる。従って、本発明のコネクタの寸
法は最小である。
しながら著しく小さい長さ及び幅を有するので、本発明
のコネクタはミニカードに特に適しており、剛性を増加
することができる。従って、カードが対辺の２つによっ
てのみコンタクトブレードに保持されているときに、中
央平面に対するカードの変形は必要な公差の範囲内に維
持される。従って、従来技術のコネクタの案内ケース及
び前部溝は不要になる。従って、本発明のコネクタの寸
法は最小である。
【００４１】更に、レバー１７及び１８を使用するの
で、必要な接触圧力がブレード１１に加えられ、装置が
どのように運動するかに関係なく、導入又は読み取り時
にカードは安定な位置に保持され、更に、カードの出し
入れが簡単であり、特殊な工具を使用する必要がない。
で、必要な接触圧力がブレード１１に加えられ、装置が
どのように運動するかに関係なく、導入又は読み取り時
にカードは安定な位置に保持され、更に、カードの出し
入れが簡単であり、特殊な工具を使用する必要がない。
【００４２】従って、本発明のコネクタは「ポケット」
装置で使用するために必要な要件に合致する。
装置で使用するために必要な要件に合致する。
【００４３】更に、導入時にカードの摩擦がないので、
カードの回路を毀損することがない。
カードの回路を毀損することがない。
【００４４】以上に記載した本発明のコネクタは以下に
記載するような複数の変形を包含し得る。
記載するような複数の変形を包含し得る。
【００４５】まず最初に図４に示すように、本発明のコ
ネクタはカードが長辺の１つに沿って回動するように構
成され得る。この場合、２つの対向する支承部（キャッ
プ及びラッチ）の間のカードの距離は図１〜図３に示す
コネクタの場合のようにカードの長さでなくカードの幅
の寸法を有するので、コンタクトブレード１１により加
えられる力の作用下のカードの曲げはより小さい。
ネクタはカードが長辺の１つに沿って回動するように構
成され得る。この場合、２つの対向する支承部（キャッ
プ及びラッチ）の間のカードの距離は図１〜図３に示す
コネクタの場合のようにカードの長さでなくカードの幅
の寸法を有するので、コンタクトブレード１１により加
えられる力の作用下のカードの曲げはより小さい。
【００４６】従って、単一の中心レバー４８のみが必要
となるが、中心レバー４８に対向するように配置された
キャップ４５及び４６以外に付加キャップ４７を備える
ことが好ましい。他のエレメントは上記図のコネクタ１
のエレメントと同様であるので、詳述しない。
となるが、中心レバー４８に対向するように配置された
キャップ４５及び４６以外に付加キャップ４７を備える
ことが好ましい。他のエレメントは上記図のコネクタ１
のエレメントと同様であるので、詳述しない。
【００４７】別の変形例によると、支承部１４を省略
し、その役割はバー１２に埋設されたコンタクトブレー
ド１１により果たされ得る。こうして取り付け費用を削
減することができる。
し、その役割はバー１２に埋設されたコンタクトブレー
ド１１により果たされ得る。こうして取り付け費用を削
減することができる。
【００４８】最後の変形例によると、ラッチ１９は他の
エレメントと一体成形されず、フレーム１０に固定され
た付加部材から構成され得る。当然のことながら、回路
カードの分野で知られている任意の型の鎖錠を使用する
ことができる。
エレメントと一体成形されず、フレーム１０に固定され
た付加部材から構成され得る。当然のことながら、回路
カードの分野で知られている任意の型の鎖錠を使用する
ことができる。
【００４９】以上の変形例は図１、図２及び図３のコネ
クタ１と同一の利点を有する。
クタ１と同一の利点を有する。
【００５０】当然のことながら、本発明は以上の実施例
に限定されない。
に限定されない。
【００５１】特に、フレーム１０の全周にラッチ１９と
同様の付加ラッチを設けることができる。こうすると、
カードの耐性を改善することができる。
同様の付加ラッチを設けることができる。こうすると、
カードの耐性を改善することができる。
【００５２】本発明のコネクタは更に、カードが装置内
に存在し、適切な位置にあることを確認するために、フ
レーム１０内でキャップと反対側に配置された終端電気
接点を含み得る。
に存在し、適切な位置にあることを確認するために、フ
レーム１０内でキャップと反対側に配置された終端電気
接点を含み得る。
【００５３】最後に、本発明のコネクタは、十分な剛性
を有するという条件で全ての回路カードに適用できる。
を有するという条件で全ての回路カードに適用できる。
【００５４】当然のことながら、本発明の範囲内で全手
段を等価手段に置き換えることができる。
段を等価手段に置き換えることができる。
【図１】ミニカードが読み取り位置に配置された状態を
示す本発明のコネクタの平面図である。
示す本発明のコネクタの平面図である。
【図２】ミニカードが導入位置に配置された状態を示す
本発明のコネクタの図１のＩＩ−ＩＩ線における断面図
である。
本発明のコネクタの図１のＩＩ−ＩＩ線における断面図
である。
【図３】ミニカードが読み取り位置に配置された状態を
示す本発明のコネクタの図１のＩＩＩ−ＩＩＩ線におけ
る断面図である。
示す本発明のコネクタの図１のＩＩＩ−ＩＩＩ線におけ
る断面図である。
【図４】ミニカードが読み取り位置に配置された状態を
示す本発明の別のコネクタの平面図である。
示す本発明の別のコネクタの平面図である。
１０ フレーム １１ コンタクトエレメント １４ 支承手段 １５，１６ 固定部材 １７，１８ 可動部材 １９ 弾性ラッチ １００ カード １０１ 溝
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−22794（ＪＰ，Ａ) 実開 昭63−13496（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭62−147019（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G06K 17/00 H01R 12/16,24/00
Claims (10)
- 【請求項１】 カードを導入位置に位置決めする手段
と、コネクタの中央平面に対して平行な読み取り位置
に、即ちカードの回路とコネクタが設置される装置との
電気的接続を確保するコンタクトエレメントに接触する
位置にカードを保持する手段とを含むフレームを備えた
回路カード用コネクタであって、前記導入位置が前記読
み取り位置に対して傾斜しており、前記位置決め手段が
カードの第１の辺を受容するように構成された溝を含ん
でおり、該溝がカードの第１の面及び第２の面に夫々接
触する少なくとも１つの固定部材と少なくとも１つの可
動部材とから形成され、該可動部材がカードを傾斜した
導入位置に保持するようにカードを固定部材に支承さ
せ、カードを読み取り位置に保持する前記手段が、第１
の辺及び該第１の辺の対辺である第２の辺に接触するよ
うに配置されており、カードが溝に平行な軸の周囲に回
動することにより傾斜位置から読み取り位置に移動し、
回動の結果、可動部材が、カードを読み取り位置に保持
するためにカードを固定部材に支承させるように弾性に
より移動し、前記コンタクトエレメントと前記カードと
の電気的接続部位は、前記カードの回動軸から離隔して
設けられていることを特徴とする回路カード用コネク
タ。 - 【請求項２】 前記位置決め手段が、前記固定部材に属
し、フレームの内側に向かって伸延しており、傾斜位置
でカードの第１の面と接触する少なくとも１つの第１の
縁部と、前記可動部材に属しており且つ傾斜位置でカー
ドの第２の面と接触するように第１の縁部に向かい合っ
て配置された少なくとも１つの第２の縁部と、傾斜位置
におけるカードの前進を阻止するための支承手段とを含
むことを特徴とする請求項１に記載のコネクタ。 - 【請求項３】 前記保持手段が、フレームの内側に向か
って伸延しており且つ読み取り位置でカードの第１の面
と接触するように第１の辺の近傍で中央平面に平行な下
縁部を有する固定部材と、カードを支承し且つ固定部材
の下縁部及び固定部材と反対側の弾性ラッチのキャッチ
にカードを押し付ける端部を有する伸長弾性部材から構
成される可動部材とを含み、前記端部が、固定部材の近
傍に配置されていることを特徴とする請求項１又は２に
記載のコネクタ。 - 【請求項４】 前記第１の縁部が、カードの第１の面の
一部を傾斜位置に合致させるように斜断されていること
を特徴とする請求項２又は３に記載のコネクタ。 - 【請求項５】 前記第２の縁部が、カードの第２の面の
一部を傾斜位置に合致させるようにを斜断されているこ
とを特徴とする請求項２から４のいずれか一項に記載の
コネクタ。 - 【請求項６】 前記支承手段が、フレームの内側に向か
って伸延し且つ中央平面に平行な上縁部を各々有する複
数の部材を含むことを特徴とする請求項２から５のいず
れか一項に記載のコネクタ。 - 【請求項７】 前記支承手段がコンタクトエレメントか
ら構成されていることを特徴とする請求項２から６のい
ずれか一項に記載のコネクタ。 - 【請求項８】 前記フレームが更に、カードの存在とカ
ードの良好な位置決めとを確認する手段を含むことを特
徴とする請求項１から７のいずれか一項に記載のコネク
タ。 - 【請求項９】 前記フレーム、位置決め手段及び保持手
段がすべて、単一のプラスチック成形部材に属すること
を特徴とする請求項１から８のいずれか一項に記載のコ
ネクタ。 - 【請求項１０】 前記フレームの全周に弾性ラッチが設
けられていることを特徴とする請求項１から９のいずれ
か一項に記載のコネクタ。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| FR9105756 | 1991-05-13 | ||
| FR9105756A FR2676566B1 (fr) | 1991-05-13 | 1991-05-13 | Connecteur pour carte a circuits. |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05197842A JPH05197842A (ja) | 1993-08-06 |
| JP3176427B2 true JP3176427B2 (ja) | 2001-06-18 |
Family
ID=9412714
Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP11902592A Expired - Fee Related JP3176427B2 (ja) | 1991-05-13 | 1992-05-12 | 回路カード用コネクタ |
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|---|---|
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| EP (1) | EP0515897B1 (ja) |
| JP (1) | JP3176427B2 (ja) |
| AU (1) | AU653807B2 (ja) |
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| ES (1) | ES2093137T3 (ja) |
| FR (1) | FR2676566B1 (ja) |
| NZ (1) | NZ242604A (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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1991
- 1991-05-13 FR FR9105756A patent/FR2676566B1/fr not_active Expired - Fee Related
-
1992
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- 1992-05-12 EP EP92107977A patent/EP0515897B1/fr not_active Expired - Lifetime
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