JP3176313U - 二重手袋 - Google Patents

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Abstract

【課題】十分な防寒性を備えつつも、タッチパネルの操作が可能な導電性を具備する手袋を提供する。
【解決手段】外手袋2の第2指挿入部22の内側に内手袋3が装着されることによって二重に形成され、内手袋3の掌側指先部分にのみ、導電性糸が編み込まれた導電性領域が形成される。この導電性糸は、導電性を備えたナイロン糸からなる。つまり、導電性糸は内手袋3と同一の素材から形成されるので、見た目は導電領域と非導電領域の区別がない。さらに、導電性糸を内手袋の編糸と同色にすることによって、着用者は導電領域を意識することなくタッチパネルの操作が可能となる。
【選択図】図1

Description

本考案は手袋に関する。特に、携帯端末等に搭載された静電容量式タッチパネル等を操作可能な手袋に関する。
この種の手袋ついて、特許文献1には静電容量式タッチパネル操作用手袋が開示されている。
特許文献2には、既存の手袋に導電性を付加させるための手袋用導電性装着具が開示されている。
特許文献3には、天然繊維又は合成繊維に導電繊維を混合させる技術が開示されている。
特許文献4には、導電性材料と合成樹脂とから形成された合成繊維からなる洗濯・乾燥ネットが開示されている。
特許文献5には、導電性繊維を含む撚糸からなる布帛が開示されている。
特開2008−81896号公報 特開2011−190564号公報 特開平6−346331号公報 特開平5−208091号公報 特開2003−147665号公報
ところで、特許文献1に記載された手袋では、指先のタッチパネル操作面に所定面積の導電体を具備したので、手袋の上からタッチパネルの操作が可能になっている。しかし、この手袋は編地手袋には使用できない。導電体が金属であると、検針機に引っかかってしまうからである。
また、指先表面に導電体を設けた手袋では、通常、手袋の厚みが増すと導電性が失われてしまうために、薄く、または目を粗く形成せざるを得ず、防寒性を犠牲にすることがあった。
上述の課題に鑑み、本考案では、十分な防寒性を備えつつも、タッチパネルの操作が可能な導電性を具備する手袋を提供することを課題とする。
請求項1に記載の考案は、内手袋と外手袋とからなる二重手袋であって、前記内手袋は、少なくとも指先領域に導電性糸が編み込まれている二重手袋である。
請求項2に記載の考案は、内手袋と外手袋とからなる二重手袋であって、前記内手袋は、全体に導電性糸が編み込まれている二重手袋である。
請求項3に記載の考案は、内手袋と外手袋とからなる二重手袋であって、前記外手袋は、導電性糸が編み込まれていない二重手袋である。
請求項4に記載の考案は、前記導電性糸は、検針機に対応した導電性合成繊維からなる二重手袋である。
請求項5に記載の考案は、前記導電性糸は、アクリルからなる二重手袋である。
請求項6に記載の考案は、前記導電性糸は、前記内手袋の編糸と同素材及び同色である二重手袋である。
請求項7に記載の考案は、指先の縫製がフラット切り替えである二重手袋である。
本考案による手袋は内手袋と外手袋とからなる二重構造となっているので保温性に優れ、内手袋の指先領域に導電性糸が編み込まれているので、静電容量式のタッチパネルでも支障なく操作することができる。
内手袋の全体に導電性糸が編み込まれているので、着用者の手の全体の動きをより正確に伝達することができる。また、指先のみを別途加工する必要がないため、特に縫手袋に用いる場合は製造プロセスを簡略化することができる。
二重手袋とし、かつ外手袋に導電性糸が編み込まれないので、導電性糸を編み込むことによる様々な制約を受けない。例えば、導電性糸自体は保温効果が低いが、これを使用せず保温性の高い糸を使用できるので、より防寒性に優れた手袋となる。また、外手袋は外部環境の影響を直接受けるので、保温性に加えて耐切創性等を備えたい場合などに、導電性糸を使用せず、適切な糸を用いることができる。つまり、手袋の使用目的に合わせた自由度が高まる。さらには、外手袋の色や模様等のデザインの幅も広がる。
導電性糸は、検針機に対応した導電性合成繊維、特にアクリルからなる。編地の手袋の検針に使用する検針機は、通常、高い検出精度で微小な金属を検知する。このような検針機でも、本考案による手袋の導電性繊維が金属ではなく、残針として誤認されないので、検針工程を従来通り実施することができる。
導電性糸を、内手袋の編糸と同素材及び同色の糸とすることによって、着用者は導電領域の位置を特に意識することなくタッチパネルの操作が可能となる。
指先の縫製をフラット切り替えにすることによって、指先の着用感が向上するとともにタッチパネルを滑らかに操作することができる。
本考案の一実施形態に係る手袋を示す。 図1に示す手袋のII−II断面説明図である。
図1は本考案の一実施形態に係る手袋1を示す。図1(a)は内手袋3を内部に縫合した状態の外手袋2を示し、図1(b)は内手袋3を示す。
手袋1は外手袋2と内手袋3とからなる二重手袋である。本実施形態では編地手袋として実現する。手袋1は5指について挿入部を備え、掌及び甲を被覆する。手袋1は手首部27を備えていてもよい。
手首部27は、外手袋2と内手袋3とは別に、筒状に形成してその指先側端部を外手袋2及び内手袋3と縫合されてなる。または、外手袋2の腕側部分を延設し、内側に折り返して端部を内手袋3と縫合することによって設けてもよい。
いずれの場合も、手首部27は、ゴム編み等の径方向に伸縮性のある編成が施される。その場合、編み止めや縫合に関して、その伸縮性を損なわない方法で処理することが好ましい。
外手袋2は、手指5指について各指を挿入可能な指挿入部、すなわち第1指挿入部21、第2指挿入部22、第3指挿入部23、第4指挿入部24及び第5指挿入部25と、掌及び甲部26を備える。上述したように、手首部27を一体的に設けてもよい。
外手袋2には、羊毛等の天然繊維や、アクリル、ポリエステル,ポリウレタン等の合成繊維からなる編成糸が用いられ、平編みによって編成される。
外手袋2の各指挿入部(21,22,23,24,25)の指先先端部は、両端にわずかに縫合箇所がある以外は縫い目が連続する所謂フラット切り替えである。そのため、指先先端部の編地が肉厚にならないので、滑らかな着用感を実現するとともにタッチパネルの操作性が向上する。
外手袋2の掌側面部に滑り止め加工を施してもよい。本実施形態ではグリップパターンを採用し、具体的にはシリコン等からなる直径2mm程度の凸部を2〜3mm間隔にて、各指先先端部を除いた掌面部全体に設けている。
内手袋3は、外手袋2と同様に、手指5指について各指を挿入可能な指挿入部、すなわち第1指挿入部31、第2指挿入部32、第3指挿入部33、第4指挿入部34及び第5指挿入部35と、掌及び甲部36とを備える。
内手袋3には、アクリル繊維からなる編成糸が用いられ、パイル地またはシャーリング地に編成される。パイル面は片面でも両面でもよい。パイル地及びシャーリング地は、構造上、保温性、保湿性、吸水性が高く、タオル等に使用されることが多いが、直接手に触れる部位である内手袋3に好適である。また、パイル地の場合は、パイルになる糸は基となる布地に十分に絡んでいないので、少しの引っかかりでもパイル抜けの恐れがあるが、内手袋3に設ける場合にはその欠点は問題にならない。
さらに、内手袋3には、抗菌加工や防臭加工を施してもよい。
内手袋3の各指挿入部(31,32,33,34,35)の指先先端部もフラット切り替えである。内手袋3は、少なくとも掌側表面の各指先領域、すなわち第1指指先領域31a、第2指指先領域32a、第3指指先領域33a、第4指指先領域34a及び第5指指先領域35aに、導電性糸10が編み込まれている。この導電性糸10は、上述の平編みで編成された外手袋2を介してもタッチパネルを操作可能な糸である。したがって、必ずしも外手袋2が導電性を具備する必要はない。
この導電性糸10は、外手袋2を介してもタッチパネルを操作可能な糸である。したがって、必ずしも外手袋2が導電性を備えている必要はない。
内手袋3は、外手袋2の内側に配置して縫合可能に形成される。二重手袋の場合、二重にしたことによる指先のダブつきや指の間のモタつき等の違和感が問題となるが、手袋1はこの問題に以下のように対処している。
手袋1は、その指挿入部の長さが、一般的な平編み手袋よりも短く形成されている。これによって、着用者は自身の指先を完全に手袋1の指先挿入部の先端まで挿入することができる。
さらに、内手袋3の指挿入部の長さは外手袋2の指挿入部の長さより短く形成されている。たとえば、第3指の場合、指先から指の付け根までの最長部位の長さは、内手袋3では約60mm、外手袋2では約70mmである。一方、内手袋3はパイル地又はシャーリング地、外手袋2は平編み地であるので、内手袋3の方が外手袋2に比べて伸縮性が高い。したがって、着用者が手袋1を装着すると、内手袋3の高い伸縮性を利用して指と内手袋3がともに外手袋2に押し込まれる。さらに、外手袋2は、平編みによって目の詰まった固い編地なので、柔らかい内手袋3を外側から保持することとなる。その結果、二重手袋であっても、もたつくことなく手にフィットし、かつ外形状が型崩れしない手袋1を形成することができる。
図2は、図1に示す手袋のII−II断面説明図である。以下では、第2指挿入部22を例に、手袋1の導電性領域について説明する。なお、他の各指先部についても同様の構成としてもよいし、タッチパネルの操作に特に必要な第1指及び第2指挿入部だけに導電領域を設けてもよい。
外手袋2の第2指挿入部22の内側に内手袋3が装着されることによって二重に形成され、内手袋3の掌側指先部分にのみ、導電性糸10が編み込まれた導電性領域が形成される。
この導電性糸10は、導電性を備えたナイロン糸からなる。つまり、導電性糸10は内手袋3と同一の素材から形成されるので、見た目は導電領域と非導電領域の区別がない。さらに、導電性糸10を内手袋の編糸と同色にすることによって、着用者は導電領域を意識することなくタッチパネルの操作が可能となる。
本考案に係る手袋によれば、日常生活で使用する手袋に適用することによって、スマートフォン等の操作に適する他、軍手などに適用することによって、作業現場等の作業員が着用してもよい。
1 手袋
2 外手袋
3 内手袋
10 導電性糸
21,31 第1指挿入部
22,32 第2指挿入部
23,33 第3指挿入部
24,34 第4指挿入部
25,35 第5指挿入部
26,36 甲部
27 手首部
31a 第1指指先領域
32a 第2指指先領域
33a 第3指指先領域
34a 第4指指先領域
35a 第5指指先領域

Claims (7)

  1. 内手袋と外手袋とからなる二重手袋であって、
    前記内手袋は、少なくとも指先領域に導電性糸が編み込まれている二重手袋。
  2. 前記内手袋は、全体に導電性糸が編み込まれている請求項1に記載の二重手袋。
  3. 前記外手袋は、導電性糸が編み込まれていない請求項1又は2に記載の二重手袋。
  4. 前記導電性糸は、検針機に対応した合成繊維からなる請求項1〜3の何れか1項に記載の二重手袋。
  5. 前記導電性糸は、アクリルからなる請求項1〜4の何れか1項に記載の二重手袋。
  6. 前記導電性糸は、前記内手袋の編糸と同素材及び同色である請求項1〜5の何れか1項に記載の二重手袋。
  7. 指先の縫製がフラット切り替えである請求項1〜6の何れか1項に記載の二重手袋。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5328062B1 (ja) * 2013-02-27 2013-10-30 文雄 配島 手袋
CN113668130A (zh) * 2021-08-25 2021-11-19 易森(广州)防护用品科技股份有限公司 一种双层手套的制备方法
CN113718411A (zh) * 2021-08-25 2021-11-30 易森(广州)防护用品科技股份有限公司 一种虎口耐磨警示手套的制备方法

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