JP3176252B2 - ３次元画像描画装置 - Google Patents
３次元画像描画装置Info
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- JP3176252B2 JP3176252B2 JP12240695A JP12240695A JP3176252B2 JP 3176252 B2 JP3176252 B2 JP 3176252B2 JP 12240695 A JP12240695 A JP 12240695A JP 12240695 A JP12240695 A JP 12240695A JP 3176252 B2 JP3176252 B2 JP 3176252B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、立体画像の幾何形状デ
ータ以外の画像情報の一時的な変更を簡易に行うことを
可能とした３次元画像描画装置に関する。
ータ以外の画像情報の一時的な変更を簡易に行うことを
可能とした３次元画像描画装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の３次元画像描画装置は、立体画像
の構成要素（ポリゴン）の幾何形状データである頂点座
標データを座標変換する幾何処理部と、座標変換された
幾何形状データとともに色または図柄のデータを入力
し、陰影や色等の補間処理を行ってそのポリゴン内部に
存在するピクセルの色を決定するドット描画部とからな
るポリゴン描画装置を含んでいる。
の構成要素（ポリゴン）の幾何形状データである頂点座
標データを座標変換する幾何処理部と、座標変換された
幾何形状データとともに色または図柄のデータを入力
し、陰影や色等の補間処理を行ってそのポリゴン内部に
存在するピクセルの色を決定するドット描画部とからな
るポリゴン描画装置を含んでいる。
【０００３】ドット描画部における補間処理では、例え
ば、３角形のポリゴンについて頂点座標およびその色デ
ータが（ｘ1、ｙ1、ｚ1、ｃ1）〜（ｘ3、ｙ3、ｚ3、ｃ
3）のように指定されて頂点毎に色が決められ、これら
３つの頂点に囲まれた面内部の各ドットには、各頂点の
色を中割補間（ｉｎｔｅｒｐｏｌａｔｉｏｎ）した色の
ピクセルが配置される。
ば、３角形のポリゴンについて頂点座標およびその色デ
ータが（ｘ1、ｙ1、ｚ1、ｃ1）〜（ｘ3、ｙ3、ｚ3、ｃ
3）のように指定されて頂点毎に色が決められ、これら
３つの頂点に囲まれた面内部の各ドットには、各頂点の
色を中割補間（ｉｎｔｅｒｐｏｌａｔｉｏｎ）した色の
ピクセルが配置される。
【０００４】色情報のほかに、テクスチャ（肌理、つま
り表面状態を表す情報）座標値を頂点毎に指定する場合
もあり、ポリゴン内部の各ドットには、各頂点に指定さ
れているテクスチャ座標値を中割補間した座標のテクス
チャのピクセルが配置される。この他、透明度や反射率
などの質感情報が頂点座標に指定され同様にポリゴン内
部のドットにそれらの質感情報が中割補間される場合も
ある。
り表面状態を表す情報）座標値を頂点毎に指定する場合
もあり、ポリゴン内部の各ドットには、各頂点に指定さ
れているテクスチャ座標値を中割補間した座標のテクス
チャのピクセルが配置される。この他、透明度や反射率
などの質感情報が頂点座標に指定され同様にポリゴン内
部のドットにそれらの質感情報が中割補間される場合も
ある。
【０００５】一方、頂点毎ではなく面毎に色や質感の情
報を持つ場合もある。その場合にはポリゴン内部はその
色や質感で均一に塗りつぶされることになる。そして、
頂点毎または面毎に幾何形状データと共に色や図柄のデ
ータを付加されたドットデータがフレームメモリ、ＣＲ
Ｔ等の表示装置に転送され、所定の色が決定された各ピ
クセルから構成される物体の画像を生成する。
報を持つ場合もある。その場合にはポリゴン内部はその
色や質感で均一に塗りつぶされることになる。そして、
頂点毎または面毎に幾何形状データと共に色や図柄のデ
ータを付加されたドットデータがフレームメモリ、ＣＲ
Ｔ等の表示装置に転送され、所定の色が決定された各ピ
クセルから構成される物体の画像を生成する。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
３次元画像描画装置によれば、例えば、戦闘機のゲーム
で自機が被弾した状態を表現するために自機の表面すべ
てを赤く光らせたいときにも、通常の中間補間処理を行
うときと同様に全体が赤い自機の物体データを（頂点座
標系で）ポリゴン描画装置に転送しなければならず、そ
のため、本来の自機の物体データの他に全体が赤い自機
の物体データを予め作成しメモリにストアしておくか、
あるいは自機の物体データをポリゴン描画装置に転送す
る際に色情報のみを変換しながら転送するという処理が
必要となることから、メモリの容量の増加を招いたり変
換処理が複雑になるという問題があった。
３次元画像描画装置によれば、例えば、戦闘機のゲーム
で自機が被弾した状態を表現するために自機の表面すべ
てを赤く光らせたいときにも、通常の中間補間処理を行
うときと同様に全体が赤い自機の物体データを（頂点座
標系で）ポリゴン描画装置に転送しなければならず、そ
のため、本来の自機の物体データの他に全体が赤い自機
の物体データを予め作成しメモリにストアしておくか、
あるいは自機の物体データをポリゴン描画装置に転送す
る際に色情報のみを変換しながら転送するという処理が
必要となることから、メモリの容量の増加を招いたり変
換処理が複雑になるという問題があった。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題に鑑
みてなされたものであり、立体画像の幾何形状データ以
外の画像情報の一時的な変更を簡易に行うため、立体画
像の構成要素毎の幾何形状データおよび前記形状データ
に付随する画像データを入力し、前記幾何形状データお
よび付随する画像データを前記構成要素内のドットデー
タに変換してフレームメモリへ出力する描画制御部と、
前記描画制御部に接続され、前記幾何形状データに付加
されるべき画像データをストアするレジスタ部と、前記
フレームメモリに格納されたドットデータに基づいて前
記立体画像を表示する表示手段を備え、前記描画制御手
段は、前記幾何形状データに付随する画像データを一時
的に変更するとき、前記レジスタ部から前記幾何形状デ
ータに付加されるべき画像データを入力して前記ドット
データの画像として前記フレームメモリへ出力するよう
にした３次元画像描画装置を提供するものである。
みてなされたものであり、立体画像の幾何形状データ以
外の画像情報の一時的な変更を簡易に行うため、立体画
像の構成要素毎の幾何形状データおよび前記形状データ
に付随する画像データを入力し、前記幾何形状データお
よび付随する画像データを前記構成要素内のドットデー
タに変換してフレームメモリへ出力する描画制御部と、
前記描画制御部に接続され、前記幾何形状データに付加
されるべき画像データをストアするレジスタ部と、前記
フレームメモリに格納されたドットデータに基づいて前
記立体画像を表示する表示手段を備え、前記描画制御手
段は、前記幾何形状データに付随する画像データを一時
的に変更するとき、前記レジスタ部から前記幾何形状デ
ータに付加されるべき画像データを入力して前記ドット
データの画像として前記フレームメモリへ出力するよう
にした３次元画像描画装置を提供するものである。
【０００８】ドット描画部において、ポリゴンデータに
含まれる色や図柄のデータをドット毎に中割補間処理し
た後このデータの一部あるいは全部を一時キャンセル
し、かつ、レジスタ部にストアされた特定の画像情報を
全ドットあるいは一部の特定のドットに付加または合成
してフレームメモリ、ＣＲＴへ出力することにより、Ｃ
ＰＵのコマンドにより送出されるポリゴンデータに含ま
れる色や図柄の情報自体を変更することなく、色等を一
時的に変更した特定の画像が生成される。
含まれる色や図柄のデータをドット毎に中割補間処理し
た後このデータの一部あるいは全部を一時キャンセル
し、かつ、レジスタ部にストアされた特定の画像情報を
全ドットあるいは一部の特定のドットに付加または合成
してフレームメモリ、ＣＲＴへ出力することにより、Ｃ
ＰＵのコマンドにより送出されるポリゴンデータに含ま
れる色や図柄の情報自体を変更することなく、色等を一
時的に変更した特定の画像が生成される。
【０００９】なお、レジスタ部にストアされる画像情報
には色、テクスチャの他、透明度や反射率などの質感情
報も含まれ、これらの情報をドット描画部へ出力するこ
とにより、一時的な画像変更が行われうる。
には色、テクスチャの他、透明度や反射率などの質感情
報も含まれ、これらの情報をドット描画部へ出力するこ
とにより、一時的な画像変更が行われうる。
【００１０】
【実施例】以下、本発明の３次元画像描画装置の実施例
を説明する。図１は本装置の構成を示し、幾何処理部
１、ドット描画部２、レジスタ部３、フレームメモリ
４、ＣＰＵ５、Ｚメモリ６、ＣＲＴ７を有している。本
装置における通常の描画動作では、まず、ＣＰＵ５のコ
マンドにより、ポリゴンの幾何形状データおよび該デー
タに付随した色、図柄等のデータからなる所定の画像デ
ータが幾何処理部１に入力し、幾何処理部１は立体画像
を表現するために座標変換を行って所定の頂点座標を有
するポリゴンデータを作成し、これをドット描画部２に
入力する。ドット描画部２では、頂点座標に付加された
色、図柄のデータに基づいて中割捕間用の色、図柄のデ
ータを演算してポリゴン内部のドットとする。この補間
されたデータがドット毎にフレームメモリ４に出力さ
れ、ビデオエンコーダ（図示せず）を介して画像信号と
してＣＲＴ７へ出力される。このとき、各ドットのＺ値
はＺメモリ６にストアされている。
を説明する。図１は本装置の構成を示し、幾何処理部
１、ドット描画部２、レジスタ部３、フレームメモリ
４、ＣＰＵ５、Ｚメモリ６、ＣＲＴ７を有している。本
装置における通常の描画動作では、まず、ＣＰＵ５のコ
マンドにより、ポリゴンの幾何形状データおよび該デー
タに付随した色、図柄等のデータからなる所定の画像デ
ータが幾何処理部１に入力し、幾何処理部１は立体画像
を表現するために座標変換を行って所定の頂点座標を有
するポリゴンデータを作成し、これをドット描画部２に
入力する。ドット描画部２では、頂点座標に付加された
色、図柄のデータに基づいて中割捕間用の色、図柄のデ
ータを演算してポリゴン内部のドットとする。この補間
されたデータがドット毎にフレームメモリ４に出力さ
れ、ビデオエンコーダ（図示せず）を介して画像信号と
してＣＲＴ７へ出力される。このとき、各ドットのＺ値
はＺメモリ６にストアされている。
【００１１】ここで、一時的な画像の変更が必要になる
場合、例えば、物体が爆発してその物体全体を赤色に着
色したい場合、つまり、あるパターンを単一の色等で表
示する場合等には、ドット描画部２において中割補間さ
れたドットデータが図２で示すフロ―で制御されて一旦
キャンセルされ、代わりにレジスタ部３にストアされた
特別の色、図柄のデータが各ドットに付加され、フレー
ムメモリ４に出力される。
場合、例えば、物体が爆発してその物体全体を赤色に着
色したい場合、つまり、あるパターンを単一の色等で表
示する場合等には、ドット描画部２において中割補間さ
れたドットデータが図２で示すフロ―で制御されて一旦
キャンセルされ、代わりにレジスタ部３にストアされた
特別の色、図柄のデータが各ドットに付加され、フレー
ムメモリ４に出力される。
【００１２】図２はドット描画部２において画像変更の
制御を行う場合のフローチャートを示し、幾何処理部１
から入力したポリゴンデータに付随した幾何形状データ
に付随する色、図柄のデータが中割補間演算された後、
色、質感の変更を行うかどうか判断され、「ＹＥＳ」の
場合、つまり、演算されたドットの色をキャンセルする
コマンドが入力されたときには、該コマンドに付随して
指定されたアドレスのレジスタ部３にアクセスしてそこ
から特定の色データをドット描画部２へ出力し、この色
データをフレームメモリ４に書き込む。一方、色、質感
の変更が必要ではない（「ＮＯ」）ときには、中割補間
された色データがそのままドット描画部２からフレーム
メモリ４に出力され書き込まれる。
制御を行う場合のフローチャートを示し、幾何処理部１
から入力したポリゴンデータに付随した幾何形状データ
に付随する色、図柄のデータが中割補間演算された後、
色、質感の変更を行うかどうか判断され、「ＹＥＳ」の
場合、つまり、演算されたドットの色をキャンセルする
コマンドが入力されたときには、該コマンドに付随して
指定されたアドレスのレジスタ部３にアクセスしてそこ
から特定の色データをドット描画部２へ出力し、この色
データをフレームメモリ４に書き込む。一方、色、質感
の変更が必要ではない（「ＮＯ」）ときには、中割補間
された色データがそのままドット描画部２からフレーム
メモリ４に出力され書き込まれる。
【００１３】なお、中割補間した色等のデータを一時キ
ャンセルするには、ＣＰＵ５からドット描画部２へキャ
ンセルコマンドを送出する方法、ポリゴンデータへ色デ
ータ変更の情報を書き込む方法等いずれの方法で行って
もよい。
ャンセルするには、ＣＰＵ５からドット描画部２へキャ
ンセルコマンドを送出する方法、ポリゴンデータへ色デ
ータ変更の情報を書き込む方法等いずれの方法で行って
もよい。
【００１４】
【発明の効果】以上詳しく説明した通り、本発明の３次
元画像描画装置によれば、立体画像の構成要素毎の幾何
形状データおよび形状データに付随する画像データを入
力し、幾何形状データおよび付随する画像データを構成
要素内のドットデータに変換してフレームメモリへ出力
する描画制御部と、描画制御部に接続され、幾何形状デ
ータに付加されるべき画像データをストアするレジスタ
部と、フレームメモリに格納されたドットデータに基づ
いて立体画像を表示する表示手段を備え、描画制御手段
は、幾何形状データに付随する画像データを一時的に変
更するとき、レジスタ部から幾何形状データに付加され
るべき画像データを入力してドットデータの画像として
フレームメモリへ出力するようにしたため、立体画像の
幾何形状データ以外の画像情報の一時的な変更を簡易に
行うことができる。結果として、メモリ容量の増加、画
像変換処理の複雑化を回避して画像生成の高速化、コス
ト低減を図ることができる。
元画像描画装置によれば、立体画像の構成要素毎の幾何
形状データおよび形状データに付随する画像データを入
力し、幾何形状データおよび付随する画像データを構成
要素内のドットデータに変換してフレームメモリへ出力
する描画制御部と、描画制御部に接続され、幾何形状デ
ータに付加されるべき画像データをストアするレジスタ
部と、フレームメモリに格納されたドットデータに基づ
いて立体画像を表示する表示手段を備え、描画制御手段
は、幾何形状データに付随する画像データを一時的に変
更するとき、レジスタ部から幾何形状データに付加され
るべき画像データを入力してドットデータの画像として
フレームメモリへ出力するようにしたため、立体画像の
幾何形状データ以外の画像情報の一時的な変更を簡易に
行うことができる。結果として、メモリ容量の増加、画
像変換処理の複雑化を回避して画像生成の高速化、コス
ト低減を図ることができる。
【図１】本発明の３次元画像描画装置の実施例を示す。
【図２】ドット描画部における描画制御のフローチャー
トを示す。
トを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G06T 15/00 100 G06T 17/40
Claims (2)
- 【請求項１】立体画像の構成要素毎の幾何形状データお
よび前記形状データに付随する画像データを入力し、前
記幾何形状データおよび付随する画像データを前記構成
要素内のドットデータに変換してフレームメモリへ出力
する描画制御部と、 前記描画制御部に接続され、前記幾何形状データに付加
されるべき画像データをストアするレジスタ部と、 前記フレームメモリに格納されたドットデータに基づい
て前記立体画像を表示する表示手段を備え、 前記描画制御手段は、前記幾何形状データに付随する画
像データを一時的に変更するとき、前記レジスタ部から
前記幾何形状データに付加されるべき画像データを入力
して前記ドットデータの画像として前記フレームメモリ
へ出力する構成を有することを特徴とする３次元画像描
画装置。 - 【請求項２】前記描画制御部は、前記幾何形状データに
付随する画像データとして色、テクスチャ、透明度また
は反射率の情報を入力する構成の請求項1 記載の３次元
画像描画装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12240695A JP3176252B2 (ja) | 1995-05-22 | 1995-05-22 | ３次元画像描画装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12240695A JP3176252B2 (ja) | 1995-05-22 | 1995-05-22 | ３次元画像描画装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08315176A JPH08315176A (ja) | 1996-11-29 |
| JP3176252B2 true JP3176252B2 (ja) | 2001-06-11 |
Family
ID=14835016
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12240695A Expired - Fee Related JP3176252B2 (ja) | 1995-05-22 | 1995-05-22 | ３次元画像描画装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3176252B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8031069B2 (en) | 2008-01-14 | 2011-10-04 | Oded Yair Cohn | Electronic security seal and system |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04213174A (ja) * | 1990-09-28 | 1992-08-04 | Toshiba Lighting & Technol Corp | コンピュータグラフィックス装置 |
-
1995
- 1995-05-22 JP JP12240695A patent/JP3176252B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8031069B2 (en) | 2008-01-14 | 2011-10-04 | Oded Yair Cohn | Electronic security seal and system |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08315176A (ja) | 1996-11-29 |
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