JPH1063254A - 3dグラフィクスアクセラレータカードおよび同カードを使用したコンピュータシステム - Google Patents

3dグラフィクスアクセラレータカードおよび同カードを使用したコンピュータシステム

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JPH1063254A
JPH1063254A JP8222534A JP22253496A JPH1063254A JP H1063254 A JPH1063254 A JP H1063254A JP 8222534 A JP8222534 A JP 8222534A JP 22253496 A JP22253496 A JP 22253496A JP H1063254 A JPH1063254 A JP H1063254A
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JP
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card
data
video
video data
bus
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JP8222534A
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English (en)
Inventor
Akihiko Shibahara
昭彦 芝原
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ZVポートを利用して3Dビデオデータをディ
スプレイコントローラに転送することができるPCカー
ド型の3Dグラフィクスアクセラレータカードを実現す
る。 【解決手段】3Dポリゴンデータは、3Dグラフィクス
アクセラレータカード102に入力され、そこで3D画
像演算処理が行われることにより1フレーム分の3Dビ
デオデータに変換される。この3Dビデオデータは、カ
ードソケットとディスプレイコントローラ14とを接続
するZVポート4上に出力可能なビデオデータ形式に変
換されて、ZVポート4上に出力される。そして、その
3DビデオデータはZVポート4を介してディスプレイ
コントローラ14に転送され、そこでグラフィクス画面
上に重ね合わされてオーバレイ表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は3Dグラフィクス
アクセラレータカードおよび同カードを使用したコンピ
ュータシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ノートブック型の携帯可能なパー
ソナルコンピュータが種々開発されている。この種のパ
ーソナルコンピュータのほとんどは、その機能拡張のた
めに、米国の標準化団体であるPCMCIA(Pers
onal ComputerMemory Card
International Associatio
n)、及びJEIDAの標準仕様に準拠したPCカード
ソケットを備えている。このPCカードソケットに装着
されるPCカードは、デスクトップ型のコンピュータの
システムボードに増設して使用される従来のISA拡張
カードと同様の機能拡張性能を、ノートブック型コンピ
ュータにもたらす。最近では、このPCカードを、動画
データの入出力制御を行うビデオキャプチャカード、M
PEGデコーダカードなどとして用いるべく種々の開発
がなされている。
【0003】動画データのような大量のデータを効率よ
く処理するために、パーソナルコンピュータにおいて
は、高速データ転送が可能なPCIローカルバスを用い
たシステムアーキテクチャが普及しつつある。
【0004】しかし、PCIローカルバスを用いても、
そのデータ転送能力には限界がある。このため、前述の
ようにPCカードをビデオキャプチャカードやMPEG
デコーダカードとして使用する場合には、PCIローカ
ルバスのデータ転送能力では不十分である。
【0005】そこで、最近では、ZV(Zoomed
Video)ポートと称するビデオデータ専用のバスを
使用して、PCカードとディスプレイコントローラとを
直接接続する技術が開発され始めている。ZVポート
は、システムバスを使用することなく、PCカードがデ
ィスプレイコントローラ/オーディオコントローラにビ
デオ/オーディオデータを直接出力することを可能にす
る。これにより、大量のビデオデータの転送によってシ
ステムバスが長時間占有されるという不具合を解消で
き、システムのビデオ処理性能を高めることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】コンピュータのグラフ
ィクス性能の向上のためには、前述のような動画データ
のサポートだけでなく、3D(3次元)グラフィクスの
性能向上も重要なポイントである。これは、3Dポリゴ
ンを使用したゲームソフトおよびCADなどのエンジニ
アリング用ソフトに対応するためである。また、最近で
は、インターネットなどのネットワーク環境から転送さ
れる画像についても、VRML(Virtual Re
ality Modeling Language)な
どのポリゴンを使用したものが増えている。
【0007】デスクトップ型コンピュータでは、3Dグ
ラフィクスは、通常、3D画像演算を行うための専用の
ハードウェアである3Dグラフィクスアクセラレータを
使用して実現されている。この3Dグラフィクスアクセ
ラレータには、米Creative Labs社製の3
D Blasterや、米Diamond Multi
media Systems社製のDiamond E
dge 3Dが知られている。これら3Dグラフィクス
アクセラレータはどちらもシステムボードに増設する拡
張カードとして実現されており、3D演算機能の他、オ
ーバレイ表示のためにグラフィクスデータと3Dビデオ
データとをミックスする機能、ミックスした画像をディ
スプレイモニタに出力するためのディスプレイインター
フェース機能などが内蔵されている。また、Diamo
nd Edge 3Dについては、グラフィクスコント
ローラそのものの機能も内蔵している。
【0008】このように、これらデスクトップ型コンピ
ュータ用の3Dグラフィクスアクセラレータは、それを
ディスプレイモニタに直接接続して使用することを前提
としているため、その構造は複雑である。したがって、
このような3Dグラフィクスアクセラレータをノートブ
ック型コンピュータ用のPCカードとして実現すること
は部品点数などの問題から実際上困難であり、また高コ
スト化にもつながることになる。
【0009】この発明はこのような点に鑑みてなされた
ものであり、ZVポート、およびディスプレイコントロ
ーラの持つオーバレイ表示機能を有効利用して3Dビデ
オデータの転送および表示を実現できるようにし、部品
点数が少なく安価なPCカード型の3Dグラフィクスア
クセラレータカードおよびそれを使用したコンピュータ
システムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る3Dグラフィクスアクセラレータカードは、カードデ
バイスが各々装着可能なカードソケットと、このカード
ソケットに装着されたカードデバイスを制御するカード
デバイスコントローラと、ビデオデータを入力するため
の入力ポートを有し、この入力ポートに入力されたビデ
オデータをグラフィクス画面上にオーバーレイ表示する
ディスプレイコントローラと、前記カードソケットと前
記ディスプレイコントローラの入力ポートとの間に配設
されたビデオバスとを具備し、前記カードソケットに装
着されたカードデバイスから出力されるビデオデータを
前記ビデオバスを介して前記ディスプレイコントローラ
の入力ポートに転送するコンピュータシステムで使用さ
れ、前記カードソケットに装着可能に構成された3Dグ
ラフィクスアクセラレータカードであって、前記カード
デバイスコントローラとの間のインターフェースを行う
カードインターフェースと、このカードインターフェー
スを介して入力された3Dポリゴンデータに対して3D
画像演算を実行し、前記3Dポリゴンデータから3Dビ
デオデータを生成する3D画像演算手段と、この3D画
像演算手段によって生成された3Dビデオデータを前記
ビデオバスを介して転送可能なビデオデータ形式に変換
して前記ビデオバス上に出力するビデオデータ出力手段
とを具備し、前記ディスプレイコントローラのオーバレ
イ表示機能を使用して3D画像を表示できるようにした
ことを特徴とする。
【0011】この3Dグラフィクスアクセラレータカー
ドにおいては、3D画像演算手段によって3Dポリゴン
データから生成された3Dビデオデータは、カードソケ
ットとディスプレイコントローラとを接続するビデオバ
ス上に出力可能なビデオデータ形式に変換されてそのビ
デオバス上に出力される。そして、その3Dビデオデー
タはビデオバスを介してディスプレイコントローラに転
送され、そこでグラフィクス画面上にオーバレイ表示さ
れる。このように、3Dポリゴンデータから生成した3
Dビデオデータをカードソケットとディスプレイコント
ローラとを接続するビデオバス上に出力できるようにし
たことにより、ディスプレイコントローラのオーバレイ
表示機能を利用した3Dビデオデータの画面表示を実現
できる。したがって、従来の3Dグラフィクスアクセラ
レータカードに必要とされたオーバレイ表示機能やディ
スプレイインターフェース機能などが不要となり、部品
点数が少なく、安価なPCカード型の3Dグラフィクス
アクセラレータカードを実現することが可能となる。
【0012】また、請求項2の3Dグラフィクスアクセ
ラレータカードは、請求項1の3Dグラフィクスアクセ
ラレータカードに、前記3Dポリゴンデータを解読する
MPUと、このMPUが接続されたローカルバスとをさ
らに具備し、前記3D画像演算手段は、前記ローカルバ
スに接続され、前記MPUからの指示に従って前記3D
ポリゴンデータに対してジオメトリ変換を行い、その変
換結果を出力ポートに出力するジオメトリ変換手段と、
前記ローカルバスに接続され、前記MPUからの指示に
従ってレンダリング処理を行うレンダリング手段であっ
て、前記ジオメトリ変換手段の出力ポートに接続された
入力ポートを有し、その入力ポートから入力されたジオ
メトリ変換結果に対してレンダリング処理を行い、その
レンダリング処理結果を出力ポートに出力するレンダリ
ング手段とを含み、前記ビデオデータ出力手段は、前記
レンダリング手段の出力ポートに接続された入力ポート
を有し、その入力ポートから入力された前記レンダリン
グ処理結果を前記ビデオバスを介して転送可能なビデオ
データ形式に変換して前記ビデオバス上に出力すること
を特徴とする。
【0013】この構成によれば、ローカルバスを介さず
に、ジオメトリ変換手段からレンダリング手段、および
レンダリング手段からビデオデータ出力手段へのデータ
転送が行われる。したがって、ローカルバスによるボト
ルネックを解消でき、3D画像演算処理の高速化を図る
ことが可能となる。
【0014】また、請求項3の3Dグラフィクスアクセ
ラレータカードは、前記3Dポリゴンデータとして、ポ
リゴンデータ構造体の記述と、そのポリゴンデータの材
質または光源を設定する構造体の記述とを含むブロック
データを使用し、前記ジオメトリ変換手段および前記レ
ンダリング手段に対してそれぞれ前記ポリゴンデータ構
造体の記述、および前記ポリゴンデータの材質または光
源を設定する構造体の記述を設定することによって、前
記ジオメトリ変換手段と前記レンダリング手段をパイプ
ライン動作させたことを特徴とする。これにより、ジオ
メトリ変換処理とレンダリング処理とを並行して行うこ
とが可能となり、より高速な3D画像演算処理を実現で
きる。
【0015】また、請求項4に係る3Dグラフィクスア
クセラレータカードは、請求項2の構成に加え、前記ジ
オメトリ変換手段の出力ポートと前記レンダリング手段
の入力ポートの間に設けられた第1のFIFOバッファ
と、前記レンダリング手段の出力ポートと前記ビデオデ
ータ出力手段の入力ポートとの間に設けられた第2のF
IFOバッファとをさらに具備することを特徴とする。
これにより、ジオメトリ変換手段とレンダリング手段の
処理速度差を緩衝できるようになるので、ジオメトリ変
換処理とレンダリング処理の負荷の違いに対応でき、様
々な3D画像演算に適用することが可能となる。
【0016】また、請求項5に係る3Dグラフィクスア
クセラレータカードは、請求項2の構成に加え、前記ジ
オメトリ変換手段および前記レンダリング手段にそれぞ
れ第1および第2の作業用メモリを設けたことを特徴と
する。通常、ジオメトリ変換処理でZバッファを使用し
た陰面処理を行う場合や、レンダリング処理でテクスチ
ャなどの処理を行う場合にはそのためのメモリ領域を表
示用のフレームバッファやシステムメモリ上に確保する
ことが必要とされるが、請求項5の構成では、3Dグラ
フィクスアクセラレータカード内のメモリを用いてそれ
ら処理を行うことができる。
【0017】また、請求項6に係る3Dグラフィクスア
クセラレータカードは、請求項1の構成に加え、外部装
置との通信を行う通信インターフェース手段と、この通
信インターフェース手段によって外部装置から受信した
データを3Dポリゴンデータとそれ以外の他のデータと
に区分し、前記3Dポリゴンデータを前記3D画像演算
手段に入力する手段とをさらに具備し、外部からの3D
ポリゴンデータを3Dビデオデータに変換して前記ビデ
オバス上に出力できるようにしたことを特徴とする。こ
れにより、インターネットを用いたVRMLなどにも対
応でき、その3Dグラフィクスを高速に表示することが
できる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施形態を説明する。図1には、この発明の一実施形態
に係わるコンピュータシステムの構成が示されている。
このコンピュータシステムは、バッテリ駆動可能なノー
トブックタイプまたはラップトップタイプのポータブル
コンピュータであり、そのシステムボード上には、プロ
セッサバス1、内部PCIバス2、内部ISAバス3、
およびZVポート4が設けられている。ZVポート4
は、PCカードソケットとディスプレイコントローラ1
4およびオーディオコントローラ21との間をポイント
ツーポイント形式で直接接続するビデオ・オーディオバ
スである。
【0019】また、システムボード上には、CPU1
1、ホスト/PCIブリッジ装置12、メインメモリ1
3、ディスプレイコントローラ14、SCSIコントロ
ーラ15、内部PCI−ISAブリッジ装置16、PC
カードデバイスコントローラ17、BIOS ROM1
9、HDD20、オーディオコントローラ21、キーボ
ードコントローラ(KBC)22などが設けられてい
る。
【0020】CPU11は、例えば、米インテル社によ
って製造販売されているマイクロプロセッサ“Pent
ium”などによって実現されている。このCPU11
の入出力ピンに直結されているプロセッサバス1は、6
4ビット幅のデータバスを有している。
【0021】メインメモリ13は、オペレーティングシ
ステム、デバイスドライバ、実行対象のアプリケーショ
ンプログラム、および処理データなどを格納するメモリ
デバイスであり、複数のDRAMモジュールによって構
成されている。このメモリ13は、システムボード上に
予め実装されるシステムメモリと、ユーザによって必要
に応じて装着される拡張メモリとから構成される。これ
らシステムメモリおよび拡張メモリを構成するDRAM
モジュールとしては、シンクロナスDRAMやRamb
usなどが利用される。
【0022】ホストーPCIブリッジ装置12は、プロ
セッサバス1と内部PCIバス2との間を繋ぐブリッジ
LSIであり、PCIバス2のバスマスタの1つとして
機能する。このホスト/PCIブリッジ装置12は、プ
ロセッサバス1と内部PCIバス2との間で、データお
よびアドレスを含むバスサイクルを双方向で変換する機
能、およびメモリバスを介してメモリ13をアクセス制
御する機能などを有している。
【0023】内部PCIバス2はクロック同期型の入出
力バスであり、内部PCIバス2上の全てのサイクルは
PCIバスクロックに同期して行われる。PCIバスク
ロックの周波数は最大33MHzである。PCIバス2
は、時分割的に使用されるアドレス/データバスを有し
ている。このアドレス/データバスは、32ビット幅で
ある。
【0024】PCIバス2上のデータ転送サイクルは、
アドレスフェーズとそれに後続する1以上のデータフェ
ーズとから構成される。アドレスフェーズにおいてはア
ドレスおよび転送タイプが出力され、データフェーズで
は8ビット、16ビット、24ビットまたは32ビット
のデータが出力される。
【0025】ディスプレイコントローラ14は、ホスト
/PCIブリッジ装置12と同様にPCIバス2のバス
マスタの1つであり、ビデオメモリ(VRAM)143
の画像データをLCD141や外部のCRTディプレイ
142に表示するものであり、VGA仕様のテキストお
よびグラフィクス表示の他、ZVポート4から入力した
ビデオデータをオーバレイ表示する機能を有している。
【0026】このディスプレイコントローラ14には、
図示のように、グラフィックス表示制御回路(Graphic
s)144、ビデオ表示制御回路(Video )145、マ
ルチプレクサ146、およびD/Aコンバータ147等
が設けられている。
【0027】グラフィックス表示制御回路144は、V
GA互換のグラフィックスコントローラであり、ビデオ
メモリ(VRAM)143に描画されたVGAのグラフ
ィクスデータをRGBビデオデータに変換して出力す
る。ビデオ表示制御回路145は、ZVポート4を介し
て転送されるデジタルYUVデータを貯えるビデオバッ
ファ、及び同バッファに貯えられたYUVデータをRG
Bビデオデータに変換するYUV−RGB変換回路等を
もつ。
【0028】マルチプレクサ146は、オーバレイ表示
をサポートするために設けられたものであり、グラフィ
ックス表示制御回路144とビデオ表示制御回路145
の出力データの一方を選択的に出力して、グラフィック
ス表示制御回路144からのVGAグラフィクス画面上
にビデオ表示制御回路145からのビデオ出力を重ね合
わせてカラーLCD141、およびD/Aコンバータ1
47に送る。D/Aコンバータ147は、マルチプレク
サ146からのビデオデータをアナログRGB信号に変
換して、CRTディスプレイ142に出力する。
【0029】内部PCI−ISAブリッジ装置16は、
内部PCIバス2と内部ISAバス3との間を繋ぐブリ
ッジLSIであり、PCIデバイスの1つとして機能す
る。この内部PCI−ISAブリッジ装置16には、P
CIバスアービタ、およびDMAコントローラなどが内
蔵されている。内部ISAバス3には、BIOS RO
M19、HDD20、オーディオコントローラ21、キ
ーボードコントローラ22などが接続されている。
【0030】オーディオコントローラ21は、CPU1
1の制御の下にオーディオデータの入出力制御を行うも
のであり、マイク端子からの音声信号をA/D変換する
ためのA/Dコンバータ211と、CPU11からのデ
ジタルオーディオデータをスピーカ端子にアナログ信号
として出力するためのD/Aコンバータ212と、ZV
ポート4を介してPCカードから供給されるデジタルオ
ーディオデータをアナログ信号に変換してスピーカ端子
に出力するフィルタ回路214と、このフィルタ回路2
14からの出力とマイク端子からの音声信号を選択また
は合成出力するマルチプレクサ213とから構成されて
いる。
【0031】PCカードデバイスコントローラ17は、
PCIデバイスの1つであり、CPU11の制御の下に
PCMCIA仕様の16ビットPCカードとカードバス
仕様の32ビットPCカードとを制御するものであり、
ZVポートもサポートしている。さらに、PCカードデ
バイスコントローラ17は、2つのカードソケットA,
B間を双方向接続するローカルバスを有しており、その
ローカルバスを介して2つのPCカードA、B間でビデ
オおよびオーディオデータを直接的に転送するダイレク
トパス機能を有している。
【0032】PCカードデバイスコントローラ17は、
ノーマルモードとマルチメディアモード(ZVポートモ
ード)の2つの動作モードを有している。ノーマルモー
ドは、モデムカードなどのような通常のPCカードを制
御するためのものであり、PCIバス2とPCカードと
の間でデータ転送を行い、ZVポート、ローカルバスは
使用しない。
【0033】マルチメディアモード(ZVポートモー
ド)は、ビデオキャプチャカード、MPEGエンコーダ
カード、MPEGデコーダカードなど動画を扱うPCカ
ードや、3DグラフィクスアクセラレータカードがPC
カードソケットに装着されている場合に使用されるモー
ドである。このモードにおいては、前述のZVポートが
使用される他、必要に応じてローカルバスが使用され
る。
【0034】また、マルチメディアモードには、ローカ
ルバスを介したカード間のデータ転送方向を規定するた
めに使用されるIN,OUTの2つの状態があり、これ
ら状態がPCカードA、Bに対してそれぞれ設定され
る。
【0035】たとえば、ネットワークを介して外部から
の3Dポリゴンデータを取り込むネットワークカード1
01がカードAとしてカードソケットAに装着され、3
Dポリゴンデータに対して3D画像演算を実行する3D
グラフィクスアクセラレータカード102がカードBと
してカードソケットBに装着された場合には、カードソ
ケットAに対してマルチメディアモードの0UT状態が
設定され、カードソケットBに対してはマルチメディア
モードのIN状態が設定される。この場合、ZVポート
およびローカルバスは次のように利用される。
【0036】すなわち、PCカードコントローラ17
は、ネットワークカート101から出力される3Dポリ
ゴンデータをローカルバスを介して3Dグラフィクスア
クセラレータカード102に転送する。3Dポリゴンデ
ータは、3Dグラフィクスアクセラレータカード102
によって1フレーム分のデジタルYUV形式の3Dビデ
オデータに変換される。3Dグラフィクスアクセラレー
タカード102から出力される3Dビデオデータは、Z
Vポート4を介してディスプレイコントローラ14に直
接転送され、そこでグラフィクス画面上にオーバレイさ
れて画面表示される。
【0037】ノーマルモードとマルチメディアモードの
動作モードの切り替えは、CPU11によって行われ
る。すなわち、CPU11は、PCカードソケットに装
着されているPCカードから属性情報を読み取り、その
属性情報によって装着されているPCカードの種類を検
出する。装着されているPCカードがマルチメディアモ
ード対応のカードであれば、CPU11は、PCカード
コントローラ17をマルチメディアモードに切り替え
る。IN,OUTの状態設定についても、カードの種類
に応じて決定される。
【0038】次に、図2および図3を参照して、これら
ノーマルモード,マルチメディアモードそれぞれにおけ
るPCカードインタフェースを説明する。図2は、16
ビットPCカードのインターフェースである。この図2
に示されているように、ノーマルモードでは、68ピン
から構成されるPCカードインターフェースはPCMC
IA仕様で規定された標準ピンアサインルールに従って
使用される。
【0039】一方、マルチメディアモードでは、アドレ
スピン(A25−A7)等は、PCカードからの422
形式の画像フォーマットデータ(デジタルYUVデー
タ:8ビットの輝度データY、8ビットの色差データU
V)の出力(または入力)、および水平・垂直同期信号
(HREF,VSYNC)、ピクセルクロック(PCL
K)の出力(または入力)に使用され、I/Oカード用
として用意されたI/Oポートアクノリッジピン(IN
PACK)およびオーディオ出力線(SPKR)はPC
カードからのオーディオデータ(SDATA)出力(ま
たは入力)および現在のオーディオデータ出力(または
入力)が左チャネルか右チャネルかを示す信号(LRC
K)の出力(または入力)に使用される。マルチメディ
アモードで使用されるPCカードソケット上のピンは図
3の通りである。
【0040】以降、マルチメディアモードにて使用され
るビデオデータ関係のピンはビデオデータピン、オーデ
ィオデータ関係のピンはオーディオデータピンと称する
ことにする。
【0041】次に、図4を参照して、3Dグラフィクス
アクセラレータカード102の具体的な構成の一例を説
明する。この3Dグラフィクスアクセラレータカード1
02は、ゲームソフトやCADなどで使用される3次元
の立体情報(ポリゴン)の表示を高速化するためのもの
であり、ポリゴン描画のための3D演算処理を行う。3
D演算処理には、頂点座標変換などにより物体の形状を
生成するジオメトリ変換と、ジオメトリ変換によって得
られた物体に色づけや光源処理を施すレンダリング処理
がある。
【0042】この3Dグラフィクスアクセラレータカー
ド102には、図示のように、PCカードインターフェ
ース(PC Card I/F)41、MPU42、R
OM43と、RAM44、FIFOバッファ45、トラ
ンスフォーメーションモジュール(Transform
ation Module)46、レンダーモジュール
(Render Module)49、ピクセルインタ
ーフェース(Pixel I/F)52が設けられてお
り、これらはカード内ローカルバスに接続されている。
【0043】PCカードインターフェース(PC Ca
rd I/F)41は、カードソケットに接続され、ホ
ストCPU11や他のPCカードから転送される3Dポ
リゴンデータを入力する。入力された3Dポリゴンデー
タはFIFOバッファ45を介してRAM44に蓄積さ
れる。
【0044】MPU42は、ROM43に格納された制
御プログラムにしたがって、入力された3Dポリゴンデ
ータを解析する。そして、MPU42は、トランスフォ
ーメーションモジュール(Transformatio
n Module)46およびレンダーモジュール(R
ender Module)49それぞれに対してジオ
メトリ変換処理およびレンダリング処理のためのデータ
およびその動作制御のためのパラメタを渡す。
【0045】トランスフォーメーションモジュール(T
ransformation Module)46は、
RAM47を作業メモリとして使用して3Dポリゴンデ
ータに対するジオメトリ変換を行い、その変換結果をそ
の出力ポートに接続されたFIFOバッファ48に出力
する。レンダーモジュール(Render Modul
e)49は、FIFOバッファ48からジオメトリ変換
結果を受け取り、その変換結果に対してレンダリング処
理を実行する。このレンダリング処理では、RAM50
が作業メモリとして使用され、レンダリング処理の結果
はFIFOバッファ51に出力される。ピクセルインタ
ーフェース(Pixel I/F)52は、FIFOバ
ッファ51からデータを受け取り、それをZVポート4
上に出力可能な例えば422形式の画像フォーマットを
有するデジタルYUVデータ(8ビットの輝度データ
Y、8ビットの色差データUV)に変換して、ZVポー
ト4に接続されるビデオデータピン上に出力する。
【0046】以下、図6に示す3D画像データ作成処理
のフローチャートと、図9および図10に示すポリゴン
データの構造体記述を参照して、3Dグラフィクスアク
セラレータカード102の内部動作を具体的に説明をす
る。
【0047】3Dグラフィクスアクセラレータ18に入
力されるポリゴンデータは、図9および図10に示され
ているような構造体データであり、PC Card I
/F41、FIFO45を介してRAM44に格納され
る。MPU42は、トランスフォーメーションモジュー
ル46とレンダーモジュール49の初期化を含むカード
全体の初期化と、入力されたポリゴンデータに従ってそ
れぞれへのパラメータ設定を行う(図6のステップ8
0)。すなわち、トランスフォーメーションモジュール
46には、図9および図10に示されているポリゴンデ
ータの構造体記述の内、MATRIX構造体データ(行
列係数)が設定され、またレンダーモジュール49に
は、MATERIAL構造体データ(ポリゴンデータの
材質)、およびLIGHT構造体データ(ポリゴンデー
タの光源)が設定される。
【0048】図10に示されているLIGHT構造体デ
ータのメンバ変数の中で、LtTypeは使用する光源
の種類を示し、ポイント光、スポットライト光の2種類
の表現が指定できる。Position変数は光源の位
置、Direction変数は、光源の光の進行方向を
示すベクトルを設定する。また、MATRIX構造体の
メンバ変数MatTypeは、設定する行列を表す。設
定できる行列は、射影変換用の行列(VAL PROJ
ECTION)、視点座標系への変換行列(VAL V
IEWING)、ボディ座標系からワールド座標系への
変換行列(VAL WORLD)である。行列係数は、
MatrixPara[16]に設定される4X4の行
列である。
【0049】次に、MPU42は、POLYGON D
ATA構造体データをトランスフォーメーションモジュ
ール46に転送する(図6のステップ81)。トランス
フォーメーションモジュール46は、転送されたポリゴ
ンデータに対して、図6に示す処理手順内のステップ8
2,83,84までの処理を行う。この段階で3Dデー
タは、2Dデータに変換される。
【0050】すなわち、ステップ82では、トランスフ
ォーメーションモジュール46により頂点座標変換が行
われる。このとき、X軸回転の変換式は次のように表さ
れる。
【0051】
【数1】
【0052】上式の行列を全頂点に対して計算すること
により、X軸中心の回転を行うことができる。ステップ
83は、ステップ82によって全頂点の変換終了後に行
われる。この処理を簡単に説明する。
【0053】図7は、3D空間の中での可視範囲を表す
図である。図中の視点から見た場合、3D空間はビュー
ボリュームの範囲しか見ることがでない。したがって、
図8のように、直線adがビューボリュームを貫いてい
た場合、クリッピングを行うと、ビューボリュームの外
にある、直線ab、直線cdを除いた直線bcを求める
ことができる。
【0054】続く、ステップ84では、ポリゴンの陰面
処理が行われる。ここではZバッファ法を用いている。
Zバッファ法は、投影面を表現するスクリーン座標系と
同じ大きさの配列データ(例えば640*480のスク
リーンの大きさであれば640x480個の配列)をR
AM47上に用意する。配列の初期値として0を設定し
ておく。表示するポリゴンの表示範囲を計算し、その範
囲にある配列にそのz値を保存する。次のポリゴンを表
示する時も同様に表示範囲を計算し、その範囲にある配
列の内容と書き込もうとしているz値を比較して、書き
込むz値が小さい場合、手前に見えている点と考えられ
るのでそのまま配列に書き込む。また、大きい場合、以
前に書き込まれたポリゴンより後ろにあるため、視点か
ら見ることができないため、その配列には書き込まな
い。以上のような手段を用いることによって陰面消去処
理を行う。
【0055】このようにしてジオメトリ変換がなされた
変換後のデータは、FIFO48を介してレンダーモジ
ュール49に入力され、そこで図6のステップ85,8
6の処理が実行され、これによって1フレーム分の3D
画像データが作成される。
【0056】すなわち、ステップ85では、ポリゴンに
対して色の塗りつぶしが行われる。この時、光源との関
係で影付けが行われるが、この影をつけるアルゴリズム
はシェーディングアルゴリズムと呼ばれ、フォンシェー
ディング、プリンシェーディング等がある。物体のシェ
ーディング特性パラメータには、3原色の赤、青、緑成
分とスペキュラー、デフューズ、アンビエントがある。
スペキュラーは、光源が物体に反射した光が直接芽に飛
び込んでくる光のことであり、デフューズは、物体によ
って拡散された散乱光であり、アンビエントは、他の物
体から反射してきた光を光源とした色の成分を表す。さ
らに、レンダーモジュール49では、物体表面にビット
マップ情報を貼り付けるテクスチャーマッピングなどの
処理も行われ、そのためのビットマップ情報はRAM5
0に格納される。
【0057】ステップ6では、作成された3D画像デー
タがFIFO51を介してPiexl I/F52に転
送される。Pixel I/F52は、1フレーム分の
3D画像データを、動画像の時と同じYUVデータ形式
に変換して、ZVポート4上に出力する。
【0058】以上のように、図4の3Dグラフィクスア
クセラレータ102の構成においては、カード内のロー
カルバスを介さずに、トランスフォーメーションモジュ
ール46からレンダーモジュール49、およびレンダー
モジュール49からPixel I/F52へのデータ
転送が行われる。したがって、ローカルバスによるボト
ルネックを解消でき、3D画像演算処理の高速化を図る
ことが可能となる。
【0059】また、3Dポリゴンデータの構造体とし
て、POLYGON DATA構造体データ、MATR
IX構造体データ(行列係数)、およびポリゴンデータ
の材質または光源をそれぞれ指定するMATERIAL
構造体データおよびLIGHT構造体データの記述とを
含むブロックデータを使用し、トランスフォーメーショ
ンモジュール46とレンダーモジュール49に対してそ
れぞれMATRIX構造体データとMATERIAL構
造体データおよびLIGHT構造体データとをパラメタ
として設定した上で、POLYGON DATA構造体
データをトランスフォーメーションモジュール46に入
力しているので、それらトランスフォーメーションモジ
ュール46とレンダーモジュール49をパイプライン動
作させることができる。これにより、ジオメトリ変換処
理とレンダリング処理とを並行して連続的に行うことが
可能となり、より高速な3D画像演算処理を実現でき
る。
【0060】また、図4の3Dグラフィクスアクセラレ
ータ102には、さらに、ネットワークなどを介して外
部装置との通信を行う通信コントローラ53が設けられ
ている。この通信コントローラ53によって外部装置か
ら受信したデータは、MPU42によって3Dポリゴン
データとそれ以外の他のデータとに区分され、3Dポリ
ゴンデータについては、前述したPCカードインターフ
ェース41から入力した場合と同様に、トランスフォー
メーションモジュール46とレンダーモジュール49に
送られて3Dビデオデータに変換され、ピクセルインタ
ーフェース52を介してZVポート4上に出力される。
3Dポリゴンデータ以外の他のデータについては、PC
カードインターフェース41を介してホストCPU11
に送られる。これにより、通信コントローラ53がイン
ターネット経由でVRMLなどをカード内で処理するこ
とが可能となり、それに対応する3Dグラフィクスを高
速に表示することができる。
【0061】図5には、3Dグラフィクスアクセラレー
タカード102の第2の構成例が示されている。この3
Dグラフィクスアクセラレータカード102には、図示
のように、PCカードインターフェース(PC Car
d I/F)61、3Dポリゴンデータ入力用FIFO
バッファ(Input FIFO)62、DSP(Di
gital Signal Processor)6
3、ROM65、3Dビデオデータ出力用FIFOバッ
ファ(Output FIFO)66、ピクセルインタ
ーフェース(Pixel I/F)67、通信コントロ
ーラ68が設けられている。PCカードインターフェー
ス(PC Card I/F)61、ピクセルインター
フェース(Pixel I/F)67、通信コントロー
ラ68は、それぞれ図4のものと同じ機能を有してお
り、また、図4のMPU42、トランスフォーメーショ
ンモジュール(Transformation Mod
ule)46、およびレンダーモジュール(Rende
r Module)49はDSP(Digital S
ignal Processor)63によって実現さ
れている。
【0062】図6の処理手続きは、全てDSP63で実
行される。使用される構造体データは、図9および図1
0のものと同じでおり、POLYGON DATAがP
CCard I/F61に入力され、Input FI
FO62に転送される。DSP63は、Input F
IFO62に転送されたデータを読み込み、図6の手続
きを実行して1フレームの3Dビデオデータを作成す
る。作成されたビデオデータは、Output FIF
O66に転送されPixel I/F67によってデジ
タルYUVデータとしてZVポート4に転送される。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、コンピュータシステムに装備されたZVポート、お
よびそのシステム内のディスプレイコントローラの持つ
オーバレイ表示機能を有効利用して3Dビデオデータの
転送および表示を行うことにより、従来の3Dグラフィ
クスアクセラレータカードに必要とされたオーバレイ表
示機能やディスプレイインターフェース機能などが不要
となり、部品点数が少なく、安価なPCカード型の3D
グラフィクスアクセラレータカードを実現することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係るコンピュータシス
テムの構成を示すブロック図。
【図2】同実施形態のシステムで使用されるPCカード
のノーマルモード,マルチメディアモードそれぞれにお
けるPCカードインタフェースを示す図。
【図3】同実施形態のシステムで使用されるPCカード
のマルチメディアモード時のピンアサインを示す図。
【図4】同実施形態のシステムで使用される3Dグラフ
ィクスアクセラレータカードの第1の具体的な構成の一
例を示すブロック図。
【図5】同実施形態のシステムで使用される3Dグラフ
ィクスアクセラレータカードの第2の具体的な構成の一
例を示すブロック図。
【図6】図4または図5の3Dグラフィクスアクセラレ
ータカードによって実行される3D画像データ作成のた
めの処理手順を示すフローチャート。
【図7】図4または図5の3Dグラフィクスアクセラレ
ータカードによって実行される3Dビューボリュームの
クリッピング処理を説明するための図。
【図8】図4または図5の3Dグラフィクスアクセラレ
ータカードによって実行される3Dビューボリュームの
クリッピング処理を説明するための図。
【図9】図4または図5の3Dグラフィクスアクセラレ
ータカードに入力される3Dポリゴンデータ構造体の一
部を示す図。
【図10】図4または図5の3Dグラフィクスアクセラ
レータカードに入力される3Dポリゴンデータ構造体の
残りの一部を示す図。
【符号の説明】
2…内部PCIバス、3…内部ISAバス、4…ZVポ
ート、11…CPU、12…ホスト−PCIブリッジ、
13…メモリ、14…ディスプレイコントローラ、17
…PCカードデバイスコントローラ、21…オーディオ
コントローラ、102…3Dグラフィクスアクセラレー
タカード、41…PCカードインターフェース(PC
Card I/F)、42…MPU、46…トランスフ
ォーメーションモジュール(Transformati
on Module)、49…レンダーモジュール(R
ender Module)、52…ピクセルインター
フェース(Pixel I/F)。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カードデバイスが各々装着可能なカード
    ソケットと、このカードソケットに装着されたカードデ
    バイスを制御するカードデバイスコントローラと、ビデ
    オデータを入力するための入力ポートを有し、この入力
    ポートに入力されたビデオデータをグラフィクス画面上
    にオーバーレイ表示するディスプレイコントローラと、
    前記カードソケットと前記ディスプレイコントローラの
    入力ポートとの間に配設されたビデオバスとを具備し、
    前記カードソケットに装着されたカードデバイスから出
    力されるビデオデータを前記ビデオバスを介して前記デ
    ィスプレイコントローラの入力ポートに転送するコンピ
    ュータシステムで使用され、前記カードソケットに装着
    可能に構成された3Dグラフィクスアクセラレータカー
    ドであって、 前記カードデバイスコントローラとの間のインターフェ
    ースを行うカードインターフェースと、 このカードインターフェースを介して入力された3Dポ
    リゴンデータに対して3D画像演算を実行し、前記3D
    ポリゴンデータから3Dビデオデータを生成する3D画
    像演算手段と、 この3D画像演算手段によって生成された3Dビデオデ
    ータを前記ビデオバスを介して転送可能なビデオデータ
    形式に変換して前記ビデオバス上に出力するビデオデー
    タ出力手段とを具備し、 前記ディスプレイコントローラのオーバレイ表示機能を
    使用して3D画像を表示できるようにしたことを特徴と
    する3Dグラフィクスアクセラレータカード。
  2. 【請求項2】 前記3Dポリゴンデータを解読するMP
    Uと、 このMPUが接続されたローカルバスとをさらに具備
    し、 前記3D画像演算手段は、 前記ローカルバスに接続され、前記MPUからの指示に
    従って前記3Dポリゴンデータに対してジオメトリ変換
    を行い、その変換結果を出力ポートに出力するジオメト
    リ変換手段と、 前記ローカルバスに接続され、前記MPUからの指示に
    従ってレンダリング処理を行うレンダリング手段であっ
    て、前記ジオメトリ変換手段の出力ポートに接続された
    入力ポートを有し、その入力ポートから入力されたジオ
    メトリ変換結果に対してレンダリング処理を行い、その
    レンダリング処理結果を出力ポートに出力するレンダリ
    ング手段とを含み、 前記ビデオデータ出力手段は、 前記レンダリング手段の出力ポートに接続された入力ポ
    ートを有し、その入力ポートから入力された前記レンダ
    リング処理結果を前記ビデオバスを介して転送可能なビ
    デオデータ形式に変換して前記ビデオバス上に出力する
    ことを特徴とする請求項1記載の3Dグラフィクスアク
    セラレータカード。
  3. 【請求項3】 前記3Dポリゴンデータは、ポリゴンデ
    ータ構造体の記述と、そのポリゴンデータの材質または
    光源を設定する構造体の記述とを含むブロックデータで
    あり、 前記ジオメトリ変換手段および前記レンダリング手段に
    対してそれぞれ前記ポリゴンデータ構造体の記述、およ
    び前記ポリゴンデータの材質または光源を設定する構造
    体の記述が設定されることにより、前記ジオメトリ変換
    手段と前記レンダリング手段がパイプライン動作するよ
    うに構成されていることを特徴とする請求項2記載の3
    Dグラフィクスアクセラレータカード。
  4. 【請求項4】 前記ジオメトリ変換手段の出力ポートと
    前記レンダリング手段の入力ポートの間に設けられた第
    1のFIFOバッファと、 前記レンダリング手段の出力ポートと前記ビデオデータ
    出力手段の入力ポートとの間に設けられた第2のFIF
    Oバッファとをさらに具備することを特徴とする請求項
    2記載の3Dグラフィクスアクセラレータカード。
  5. 【請求項5】 前記ジオメトリ変換手段および前記レン
    ダリング手段には、それぞれ第1および第2の作業用メ
    モリが設けられていることを特徴とする請求項2記載の
    3Dグラフィクスアクセラレータカード。
  6. 【請求項6】 外部装置との通信を行う通信インターフ
    ェース手段と、 この通信インターフェース手段によって外部装置から受
    信したデータを3Dポリゴンデータとそれ以外の他のデ
    ータとに区分し、前記3Dポリゴンデータを前記3D画
    像演算手段に入力する手段とをさらに具備し、 外部からの3Dポリゴンデータを3Dビデオデータに変
    換して前記ビデオバス上に出力できるようにしたことを
    特徴とする請求項1記載の3Dグラフィクスアクセラレ
    ータカード。
  7. 【請求項7】 カードデバイスが各々装着可能なカード
    ソケットと、 このカードソケットに装着されたカードデバイスを制御
    するカードデバイスコントローラと、 ビデオデータを入力するための入力ポートを有し、この
    入力ポートに入力されたビデオデータをグラフィクス画
    面上にオーバーレイ表示するディスプレイコントローラ
    と、 前記カードソケットと前記ディスプレイコントローラの
    入力ポートとの間に配設されたビデオバスと、 前記カードソケットに装着可能に構成された3Dグラフ
    ィクスアクセラレータカードであって、前記カードデバ
    イスコントローラとの間のインターフェースを行うカー
    ドインターフェースと、このカードインターフェースを
    介して入力された3Dポリゴンデータに対して3D画像
    演算を実行し、前記3Dポリゴンデータから3Dビデオ
    データを生成する3D画像演算手段と、この3D画像演
    算手段によって生成された3Dビデオデータを前記ビデ
    オバス上に出力するビデオデータ出力手段とを含む3D
    グラフィクスアクセラレータカードとを具備し、 前記3Dグラフィクスアクセラレータカードで生成され
    た3D画像を前記ビデオバスを介して前記ディスプレイ
    コントローラに転送することにより、前記ディスプレイ
    コントローラのオーバレイ表示機能を使用して3D画像
    を表示できるようにしたことを特徴とするコンピュータ
    システム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001022950A (ja) * 1999-05-20 2001-01-26 Mitsubishi Electric Inf Technol Center America Inc ボリュームレンダリンググラフィックボード
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