JP3175944U - 人工弁作成用テンプレートセット - Google Patents
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- A61F2/02—Prostheses implantable into the body
- A61F2/24—Heart valves ; Vascular valves, e.g. venous valves; Heart implants, e.g. passive devices for improving the function of the native valve or the heart muscle; Transmyocardial revascularisation [TMR] devices; Valves implantable in the body
- A61F2/2412—Heart valves ; Vascular valves, e.g. venous valves; Heart implants, e.g. passive devices for improving the function of the native valve or the heart muscle; Transmyocardial revascularisation [TMR] devices; Valves implantable in the body with soft flexible valve members, e.g. tissue valves shaped like natural valves
- A61F2/2415—Manufacturing methods
Abstract
【解決手段】年齢又は/及び体格に合わせて複数用意される人工弁作成用テンプレートセットであって、各テンプレートは、年齢又は/及び体格に合わせて、人工弁材料となるシートに対して付ける目印用マークとして、導管形成部と弁形成部とを区別するための管弁区別線用マークと、弁形成部を複数の弁に区別するための弁区別線用マークと、シートを導管形成部を壁とする筒状に成形する際の縫代を区別するための成形縫代用マークと、を有する人工弁作成用テンプレートセットを提案する。
【選択図】図3
Description
なお、図1は後述する各実施形態のテンプレートを利用し成形した人工弁の正面図であるが、このように人工弁を1枚のシートから成形する場合、作成者個人がまちまちにシートの大きさを計測しながら作業を進めていく従来の人工弁の作成手法では、作成の手順が煩雑で時間がかかりすぎてしまい、多大な人的コストがかかっていた。また、それだけではなく、人工弁は極めて小さいため、その加工を手作業で行うには一定の習熟度が要求され、経験の未熟な者が人工弁の作成に携わると、型どりの際に採寸を間違えることなどにより、人工弁としては使用できない無駄なシートが生じることになり、経済的にもコストがかかっていた。
図2は、実施形態1のテンプレートの構成の一例を示す図である。この図にあるように、本実施形態の人工弁作成用テンプレートセットの一を構成するテンプレート0200は、人工弁材料となるシートに対して付ける目印用マークとして、導管形成部と弁形成部とを区別するための「管弁区別線用マーク」0201と、弁形成部を複数の弁に区別するための「弁区別線用マーク」0202ないし0205と、シートを導管形成部を壁とする筒状に成形する際の縫代と区別するための「成形縫代用マーク」0206、0207とを有する点を特徴とする。当該構成とすることにより、シートのうち人工弁を作成する際の折り曲げ部分や弁作成部分を明確に認識することが可能になり、人工弁を作るための型を簡単に作成することが可能となる。
ここで、図4は本実施形態のテンプレートを利用しシートの型どりを行う場合の概念図である。本実施形態のテンプレートを用いることで、シート上に各テンプレートを設置し、テンプレートの外周に沿って目印をつけることで、簡易にシートの型どりを行うことが可能になる(後で詳しく説明する。)。
(管弁区別線用マーク)
なお、ここで、図5で示すように、各テンプレートの左右の辺上から内側にかけて管弁区別線用マークに沿って溝0501、0502を設けて、外縁上に目印をつけやすくするようにしてもよい。
(弁区別線用マーク)
なお、ここで、図6のように、各テンプレートの上下の辺上から内側にかけて、それぞれの弁区別線用マークに沿って溝0601ないし0608を設けることで、外縁上に目印をつけやすくするようにしてもよい。
まず、図7−aが示すように、シートの上に各テンプレートを設置し、皮膚用マーカーを利用してテンプレートの外周に沿って縁取りをする。その後、各テンプレートが具える複数のマークを目印として、先につけられた縁取り状に目印をつける。そして、図7−bが示すようにテンプレートを外し、その後は、シート上に現れた向かい合うふたつの目印を結ぶ補助線を複数本ひき、後の縫合の際の目印となるようにする。
補助線を引き終わると、図7−cが示すように、テンプレートの外周に沿って行われた縁取りに従ってシートを切り取ることで型どりが完成する。型どられたシートは、図7−dのように両端を切り離し、図7−eのように管弁区別線用マークに従って引かれた補助線に従って折り曲げる。
ここで「弁形成部を複数の弁に区別する」とは、図8−aにあるように型どり切り取られたシート0800を、管弁区別線用マークにより形成された補助線0801に沿ってふたつに折り曲げ、弁形成部が形成された後、上記複数の補助線0802ないし0805上をそれぞれ縫合することで、導管形成部と弁形成部との間の空間を複数に仕切ることをいう。なお、複数のうち両端に存在する補助線0804、0805については、シートを筒状に成形する際に当該補助線同士を重ね合わせたうえで縫合する。こうしてシートが筒状に成形されると、図8−bに示すように複数に区切られた弁形成部をそれぞれ筒状のシートの中心部に寄せ、さらに弁形成部が実際に弁として機能するよう成形をする。このような縫合を行うことで完成するのが、図1に示された人工弁となる。
(成形縫代用マーク)
なお、ここで、図9のように、各テンプレートの上下の辺上から内側にかけて、それぞれの成形縫代用マークに沿って溝0901ないし0904を設けることで、外縁上に目印をつけやすくするようにしてもよい。
なお、図10は、人工弁を人工導管に縫合する概念図である。成形された人工弁1001は、例えば弁の先端を肺動脈1002側に配置する向きで、導管形成部が人工導管の内壁と接合するように縫合されることにより、体内において肺動脈弁として機能する。
<効果>
本実施形態の人工弁作成用テンプレートセットは、基本的に実施形態1で説明した人工弁作成用テンプレートセットと同様であるが、そのテンプレートが適している年齢又は/及び体格を識別するための識別マークが付されていることを特徴とする。
<構成>
(識別マーク)
<効果>
本実施形態の人工弁作成用テンプレートセットは、基本的に実施形態1又は2に記載の人工弁作成用テンプレートと同様であるが、管弁区別線用マークと、弁区別線用マークとの交点を示す交点マークをさらに備えたことを特徴とする。
<構成>
(交点マーク)
<効果>
本実施形態の人工弁作成用テンプレートセットは、基本的に実施形態1から3のいずれか一に記載の人工弁作成用テンプレートセットと同様であるが、作成された人工弁を取り付けるべき他の人工物に対する取付縫代を区別するための取付縫代用マークをさらに有することを特徴とする。
<構成>
(取付縫代用マーク)
なお、ここで、図15のように、各テンプレートの左右の辺上から内側にかけて、それぞれの取付縫代用マークに沿って溝1501、1502を設けることで、外縁上に目印をつけやすくするようにしてもよい。
<効果>
Claims (4)
- 年齢又は/及び体格に合わせて複数用意される人工弁作成用テンプレートセットであって、
各テンプレートは、年齢又は/及び体格に合わせて、
人工弁材料となるシートに対して付ける目印用マークとして、
導管形成部と弁形成部とを区別するための管弁区別線用マークと、
弁形成部を複数の弁に区別するための弁区別線用マークと、
シートを導管形成部を壁とする筒状に成形する際の縫代を区別するための成形縫代用マークと、
を有する人工弁作成用テンプレートセット。 - 各テンプレートは、そのテンプレートが適している年齢又は/及び体格を識別するための識別マークを付されている請求項1に記載の人工弁作成用テンプレートセット。
- 各テンプレートは、管弁区別線用マークと、弁区別線用マークとの交点を示す交点マークをさらに備えた請求項1又は2に記載の人工弁作成用テンプレートセット。
- 各テンプレートは、作成された人工弁を取り付けるべき他の人工物に対する取付縫代を区別するための取付縫代用マークをさらに有する請求項1から3のいずれか一に記載の人工弁作成用テンプレートセット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012001509U JP3175944U (ja) | 2012-03-19 | 2012-03-19 | 人工弁作成用テンプレートセット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012001509U JP3175944U (ja) | 2012-03-19 | 2012-03-19 | 人工弁作成用テンプレートセット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3175944U true JP3175944U (ja) | 2012-06-07 |
Family
ID=48002944
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2012001509U Expired - Lifetime JP3175944U (ja) | 2012-03-19 | 2012-03-19 | 人工弁作成用テンプレートセット |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3175944U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2021020420A1 (ja) * | 2019-07-29 | 2021-02-04 | 真嘉 宮本 | 人工弁形成用テンプレート及び人工弁 |
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2012
- 2012-03-19 JP JP2012001509U patent/JP3175944U/ja not_active Expired - Lifetime
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