JP2020060640A - トレーニングキット - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の径の大動脈に対応した大動脈弁再建術のトレーニングを行えるようにする。【解決手段】第1調整部材41、第2調整部材42および第3調整部材43の歯の部分が全て凹部211、凹部212、凹部221、凹部222、凹部231および凹部232に嵌まっている場合、第1壁部21、第2壁部22および第3壁部23が中心側により、交連部間の距離が短くなる。また、凹部に嵌まる調整部材の歯が少なくなるように調整部材を凹部に嵌めた場合、第1壁部21、第2壁部22および第3壁部23が外側に広がり、交連部間の距離が長くなる。このように、調整部材を凹部に嵌めるときの位置を変更することで交連部間の距離を変更し、交連部間の距離が異なる場合のトレーニングを行うことができる。【選択図】図4

Description

本発明は、トレーニングキットに関する。
大動脈弁再建術のトレーニングキットとして、例えば、特許文献1に開示されたトレーニングキットがある。このトレーニングキットは、可塑性材料で形成されて大動脈を模した血管模型と、血管模型を支持する台座とを有する。血管模型は、上端が開口しており、弁尖を模した弁尖模型を内壁に縫合することができるようになっている。
特開2016−212233号公報
大動脈弁再建術においては、弁尖を切除した後の交連部間の距離を、例えば特許文献1に開示されている弁尖サイザーで測定し、測定した距離に対応した弁尖を患者から採取した心膜を用いて形成する。交連部間の距離は、患者によって異なるため、大動脈弁再建術のトレーニングを行う際には、径が異なる複数の血管模型でトレーニングを行うのが好ましい。しかしながら、特許文献1に開示されたトレーニングキットの場合、血管模型の径を変更できないため、異なる径の大動脈についてトレーニングする場合、径が異なる複数の血管模型を揃える必要がある。
本発明は、複数の径の大動脈に対応した大動脈弁再建術のトレーニングを行えるようにすることを目的とする。
本発明は、筒状で少なくとも一端が開口した筒状部と、前記筒状部の内面に形成された少なくとも二つの交連部と、前記筒状部において前記交連部が形成されている部分の径を変更する変更手段とを備えるトレーニングキットを提供する。
本発明においては、弁尖模型を縫合する位置を示す複数の目印を前記筒状部の内面に備える構成としてもよい。
また、本発明においては、前記筒状部の内面に三つの前記交連部が形成されている構成としてもよい。
また、本発明においては、第1交連部と前記筒状部の中心を結ぶ線と、第2交連部と前記筒状部の中心を結ぶ線とがなす第1角度と、前記第2交連部と前記筒状部の中心を結ぶ線と、第3交連部と前記筒状部の中心を結ぶ線とがなす第2角度と、前記第1交連部と前記筒状部の中心を結ぶ線と、前記第3交連部と前記筒状部の中心を結ぶ線とがなす第3角度がそれぞれ異なる構成としてもよい。
本発明によれば、複数の径の大動脈に対応した大動脈弁再建術のトレーニングを行うことができる。
本発明の一実施形態に係るトレーニングキット1の正面図。 トレーニングキット1の平面図。 トレーニングキット1の斜視図。 第1調整部材41、第2調整部材42および第3調整部材43を筒状部20から外した状態を示した図。 弁尖サイザー6の一例を示した図。 テンプレート7、シート部材8および弁尖模型50の一例を示した図。 変形例に係るトレーニングキット1Aの平面図。 変形例に係るトレーニングキット1Bの平面図。 変形例に係るトレーニングキット1Bの平面図。
[実施形態]
図1は、本発明の一実施形態に係るトレーニングキット1の正面図であり、図2は、トレーニングキット1の平面図である。また、図3は、トレーニングキット1の斜視図である。
トレーニングキット1は、三尖型の大動脈弁再建術のトレーニングに用いられるものであり、ヒトの大動脈を模した形状に形成されている。トレーニングキット1は、筒状であり、上端と下端が開口している。トレーニングキット1は、上端が開口していればよく、下端が開口していない構成であってもよい。
トレーニングキット1の素材は、生体模型の材料として公知のものを適宜採用することができる。例えば、トレーニングキット1の素材としては、シリコーン、ウレタン、スチレン、合成ゴム、天然ゴムなどの可撓性材料(エラストマー)が用いられる。トレーニングキット1の素材は、形状維持可能で生体組織に似た弾性を有する可撓性材料であればよい。
トレーニングキット1は、一層の可撓性材料からなるものであってもよいし、複数の可撓性材料を径方向に重ねて形成された構成であってもよい。また、トレーニングキット1を複数層で構成する場合、各層の材質が異なる構成であってもよい。トレーニングキット1の内壁には、後述する弁尖模型50が縫い付けられることとなるが、例えば、トレーニングキット1の内壁となる可塑性材料の硬さをトレーニングキット1の外壁となる可塑性材料の硬さより柔らかいものとしてもよい。この構成によれば、硬質な外壁によってトレーニングキット1の形状を維持しつつ、軟質な内壁に弁尖模型50を縫合しやすくなる。
トレーニングキット1は、基部10と筒状部20を備える。基部10は、円筒状であり、内径と外形が予め定められた径となっている。筒状部20は、下方から上方に向かうにつれて基部10より内径および外形が縮小して内径および外形が最小となっているくびれ部24を有する。くびれ部24より上は、くびれ部24より内径および外形が大きい形状となっている。くびれ部24の径方向の厚さは、他の部分より厚い構成であってもよい。
筒状部20は、周方向の三か所が上端側からくびれ部24に向かって切り取られた形状であり、第1壁部21、第2壁部22および第3壁部23を有する。第1壁部21、第2壁部22および第3壁部23の周方向の幅は、上端からくびれ部24に向かうにつれて広くなっている。
筒状部20の中心と第1壁部21の周方向の中央とを結ぶ線と、筒状部20の中心と第2壁部22の周方向の中央とを結ぶ線とがなす角度はθ1となっている。また、筒状部20の中心と第2壁部22の周方向の中央とを結ぶ線と、筒状部20の中心と第3壁部23の周方向の中央とを結ぶ線とがなす角度はθ2であり、筒状部20の中心と第3壁部23の周方向の中央とを結ぶ線と、筒状部20の中心と第1壁部21の周方向の中央とを結ぶ線とがなす角度はθ3である。θ1、θ2およびθ3は、同じであってもよいが、それぞれ異なる角度であるのが好ましい。
図4は、第1調整部材41、第2調整部材42および第3調整部材43を筒状部20から外した状態を示した図である。第1調整部材41、第2調整部材42および第3調整部材43は、トレーニング部2の中心から第1壁21、第2壁22および第3壁23までの距離を調整する部材である。第1調整部材41、第2調整部材42および第3調整部材43は、歯車の歯と同じ形状が周方向の両端に形成されている。
第1壁部21の上端には、第1調整部材41が嵌まる凹部211と、第3調整部材43が嵌まる凹部212が形成されている。第2壁部22の上端には、第2調整部材42が嵌まる凹部221と、第1調整部材41が嵌まる凹部222が形成されている。第3壁部23の上端には、第3調整部材43が嵌まる凹部231と、第2調整部材42が嵌まる凹部232が形成されている。凹部211、凹部212、凹部221、凹部222、凹部231および凹部232においては、トレーニング部の中心側に歯車の歯と同じ形状が形成されている。第1調整部材41、第2調整部材42、第3調整部材43、凹部211、凹部212、凹部221、凹部222、凹部231および凹部232は、本発明に係る変更手段の一例である。
筒状部20の内側でくびれ部24より上側には、弁尖模型50を縫合するときの基準となる第1基準部31、第2基準部32および第3基準部33が形成されている。第1基準部31、第2基準部32および第3基準部33は、紐状であって断面が円形となっている。第1基準部31、第2基準部32および第3基準部33が形成されている位置は、大動脈弁再建術において弁尖を縫合する位置に対応している。第1基準部31と第3基準部33が接する部分、第1基準部31と第2基準部32が接する部分、および第2基準部32と第3基準部33が接する部分は、本発明に係る交連部の一例である。
第1基準部31は、一端が第1壁部21に位置し、他端が第2壁部22に位置する。第1基準部31の中央部分は、第1壁部21と第2壁部22との間に位置し、両端より下方であって、くびれ部24の上に位置している。第2基準部32は、一端が第2壁部22に位置し、他端が第3壁部23に位置する。第2基準部32の中央部分は、第2壁部22と第3壁部23との間に位置し、両端より下方であって、くびれ部24の上に位置している。第3基準部33は、一端が第3壁部23に位置し、他端が第1壁部21に位置する。第3基準部33の中央部分は、第3壁部23と第1壁部21との間に位置し、両端より下方であって、くびれ部24の上に位置している。
第1基準部31、第2基準部32および第3基準部33の表面には、弁尖模型50の縫合位置を示す目印35と目印36が形成されている。目印35は、弁尖模型50を縫合するときの縫合の開始位置を示す目印であり、第1基準部31の長さ方向の中央、第2基準部32の長さ方向の中央および第3基準部33の長さ方向の中央に形成されている。目印36は、弁尖模型50を縫合するときの位置を示す目印であり、目印35から両端へ向かって間隔をおいて複数形成されている。
次に、トレーニングキット1の使用例について説明する。大動脈弁再建術のトレーニングを行う使用者は、トレーニングキット1を、例えば台座に固定し、図5に示す弁尖サイザー6で交連部間の距離を測定する。弁尖サイザー6は、円弧面611を有するサイザーブロック610と、このサイザーブロック610に取り付けられて術者によって把持されるハンドル620で構成されている。
サイザーブロック610は、隣り合う交連部間の距離を測定するものであり、円柱を予め大動脈弁の交連部の中心角に応じた角度(例えば120度)で切断したときの円弧面611を有する。交連部間の距離は患者によって異なるため、円弧面611のサイズ(弧長)が異なる複数の弁尖サイザー6が予め用意されている。弁尖サイザー6のサイズは、例えば、三等分する前の円柱形状の直径を、弁尖のサイズを特定する呼び径として用い、呼び径が17のものから35のものまで奇数となっている。呼び径のサイズは、サイザーブロック610の上面613に記載されており、図5に示した弁尖サイザー6の場合、呼び径が17となっている。なお、弁尖サイザー6の呼び径のサイズは、偶数であってもよく、また、奇数と偶数の両方を備える構成であってもよい。サイザーブロック610の円弧面611の両端部には、交連部に当接させて位置決めをするための触針部612が形成されている。サイザーブロック610の上面613は、両端の触針部612を交連部に当接させたときに交連部間が見えるように湾曲して形成されている。また、上面613には、交連部間の中央を特定するための目印614が設けられている。
使用者は、弁尖サイザー6を上方から筒状部20に挿入し、両端の触針部612が隣り合う交連部の位置に一致する弁尖サイザー6を特定する。具体的には、使用者は、両端の触針部612が第1壁部21にある交連部と第2壁部22にある交連部の位置に一致する弁尖サイザー6と、両端の触針部612が第2壁部22にある交連部と第3壁部23にある交連部の位置に一致する弁尖サイザー6と、両端の触針部612が第1壁部21にある交連部と第3壁部23にある交連部の位置に一致する弁尖サイザー6を特定する。
ここで、トレーニングキット1において交連部間の距離が固定されていると、交連部間の距離が異なる場合のトレーニングの機会が少なくなる。そこで、第1調整部材41を凹部211および凹部222に嵌める位置、第2調整部材42を凹部221および凹部232に嵌める位置、第3調整部材43を凹部231および凹部212に嵌める位置を変えることにより交連部間の距離を変更し、交連部間の距離が異なる場合のトレーニングを行うことができる。
例えば、図2に示したように、第1調整部材41、第2調整部材42および第3調整部材43の歯の部分が全て凹部211、凹部212、凹部221、凹部222、凹部231および凹部232に嵌まっている場合、第1壁部21、第2壁部22および第3壁部23が中心側により、交連部間の距離が短くなる。また、凹部に嵌まる調整部材の歯が少なくなるように調整部材を凹部に嵌めた場合、図2に示した状態と比較すると、第1壁部21、第2壁部22および第3壁部23が外側に広がり、交連部間の距離が長くなる。このように、調整部材を凹部に嵌めるときの位置を変更することで交連部間の距離を変更し、交連部間の距離が異なる場合のトレーニングを行うことができる。
使用者は、両端の触針部612が隣り合う交連部の位置に一致する弁尖サイザー6の特定を終えると、特定した弁尖サイザー6の呼び径に対応した弁尖模型50を作成する。図6は、弁尖模型50の作成に使用するテンプレート7とシート部材8を示した図である。
シート部材8は、シリコーン、ウレタン、スチレン、合成ゴムまたは天然ゴムなどの可撓性材料である。シート部材8は、生体組織に似た弾性を有する可撓性材料であればよい。シート部材8の厚さは、ヒトの心膜の厚さであることが好ましい。
テンプレート7は、特定した弁尖サイザー6の呼び径に応じて、シート部材8に弁尖の形状の線を描くための器具である。テンプレート7には弁尖サイザー6の呼び径の値が記載されており、呼び径の値の下には呼び径の値に対応した開口部710が形成されている。
例えば、隣り合う交連部の位置に両端の触針部612が一致した弁尖サイザー6の呼び径が17である場合、使用者は、シート部材8の上にテンプレート7を置き、「17」という記載の下にある開口部710の縁に沿って手術用のスキンマーカで線を引く。また、例えば、隣り合う交連部の位置に両端の触針部612が一致した弁尖サイザー6の呼び径が29である場合、使用者は、シート部材8の上にテンプレート7を置き、「29」という記載の下にある開口部710の縁に沿って手術用のスキンマーカで線を引く。使用者は、引かれた線に沿ってシート8を切り、弁尖模型50を形成する。このように、弁尖サイザー6を用いて交連部間の距離に対応した弁尖模型50を、テンプレート7を用いてシート部材8から形成する作業も、大動脈弁再建術のトレーニングの一環として行われる。
次に使用者は、形成した弁尖模型50を筒状部20に挿入し、筒状部20の内側に縫合する。縫合を行うときには、第1基準部31、第2基準部32および第3基準部33に沿って目印35および目印36の位置を縫合する。
本実施形態によれば、筒状部20の交連部間の距離を変更できるため、大動脈弁再建術のトレーニングにおいて、複数の径の大動脈に対応したトレーニングを行うことができる。
[変形例]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、他の様々な形態で実施可能である。例えば、上述の実施形態を以下のように変形して本発明を実施してもよい。なお、上述した実施形態および以下の変形例は、各々を組み合わせてもよい。
上述した実施形態においては、トレーニングキット1は、第1基準部31、第2基準部32および第3基準部33を備えているが、第1基準部31、第2基準部32および第3基準部33を備えていない構成であってもよい。図7は、第1基準部31、第2基準部32および第3基準部33を備えていない構成の一例を示した図である。
トレーニングキット1Aは、第1基準部31、第2基準部32および第3基準部33に替えて第1交連部37、第2交連部38および第3交連部39を備える。第1交連部37は、第1壁部21から突出しており、第2交連部38は、第2壁部22から突出しており、第3交連部39は、第3壁部23から突出している。第1交連部37、第2交連部38および第3交連部39は、弁尖の交連部に対応する位置に形成されている。
なお、第1交連部37、第2交連部38および第3交連部39は、突出して形成されている構成に限定されるものではなく、例えば凹んでいる構成でもよく、また、目印が描画されている構成であってもよい。トレーニングキット1Aにおいても、第1交連部37と第2交連部38との間の距離、第2交連部38と第3交連部39との間の距離、第1交連部37と第3交連部39との間の距離を変更し、大動脈弁再建術のトレーニングにおいて、複数の径の大動脈に対応したトレーニングを行うことができる。
図7に示したトレーニングキット1Aは、三弁尖の場合に対応して三つの交連部を備えているが、大動脈弁再建術のトレーニングキットは、二弁尖の場合に対応した構成としてもよい。図8は、二弁尖の場合に対応したトレーニングキット1Bの平面図である。
トレーニングキット1Bにおいては、筒状部20が筒状となっている。筒状部20は、上端から下方へ複数の切込み90を備え、第1交連部37と第2交連部38が形成されている。切込み90は、新たに交連部となりえる位置ではない位置に設けるのが好ましい。例えば、第1交連部37から時計回りに120°の位置から予め定められた範囲内、第1交連部37から反時計回りに120°の位置から予め定められた範囲内、第2交連部38から時計回りに120°の位置から予め定められた範囲内および第2交連部38から反時計回りに120°の位置から予め定められた範囲内には切込み部90を設けないのが好ましい。筒状部20の上端には、溝100が設けられており、溝100には、リング101が嵌められる。リング101は、複数の直径のものがあり、溝100に嵌めるリング101を替えることにより、図9に示したように、筒状部20の径を広げることができる。溝100、リング101および切込み90は、本発明に係る変更手段の一例である。
使用者は、第1交連部37と第2交連部38の左側に弁尖サイザー6を挿入し、第1交連部37と第2交連部38の位置に両端の触針部612が一致した弁尖サイザー6の呼び径を特定する。また、使用者は、第1交連部37と第2交連部38の右側に弁尖サイザー6を挿入し、第1交連部37と第2交連部38の位置に両端の触針部612が一致した弁尖サイザー6の呼び径を特定する。
使用者は、特定した二つの呼び径を加算して3で割った値を求める。求めた値が弁尖サイザー6の呼び径のいずれかと一致する場合、呼び径が一致する弁尖サイザー6を使用し、新たに交連部とする位置と縫合の開始位置となる位置にスキンマーカで目印を描画する。例えば、特定した二つの呼び径を加算して3で割った値が21である場合、呼び径が21の弁尖サイザー6を第1交連部37と第2交連部38の左側に挿入する。使用者は、挿入した弁尖サイザー6の触針部612の一方を第1交連部37に接触させ、他方の触針部612が接している位置にスキンマーカで交連部の目印を描画し、目印614が接している位置にスキンマーカで縫合開始位置の目印を描画する。また、使用者は、呼び径が21の弁尖サイザー6を第1交連部37と第2交連部38の右側に挿入する。使用者は、挿入した弁尖サイザー6の触針部612の一方を第1交連部37に接触させ、他方の触針部612が接している位置にスキンマーカで交連部の目印を描画し、目印614が接している位置にスキンマーカで縫合開始位置の目印を描画する。
なお、特定した二つの呼び径を加算して3で割った値が弁尖サイザー6の呼び径と一致しない場合がある。この場合、三つの弁尖サイザー6の呼び径の合計値が呼び径の加算結果と一致するように、三つの弁尖サイザー6を選択する。例えば、特定した呼び径の合計値が65である場合、3で割った値は、17から35まで奇数の弁尖サイザー6の呼び径と一致しない。この場合、合計値と一致するように、例えば、呼び径が23、21および21の三つの弁尖サイザー6を選択する。なお、呼び径が偶数の弁尖サイザー6を設ける場合、呼び径が偶数の弁尖サイザー6を組み合わせてもよい。
使用者は、まず、呼び径が23の弁尖サイザー6を第1交連部37の左側に挿入し、触針部612の一方を第1交連部37に接触させ、他方の触針部612が接している位置にスキンマーカで交連部の目印を描画し、目印614が接している位置にスキンマーカで縫合開始位置の目印を描画する。また、使用者は、呼び径が21の弁尖サイザー6を第1交連部37の右側に挿入し、触針部612の一方を第1交連部37に接触させ、他方の触針部612が接している位置にスキンマーカで交連部の目印を描画し、目印614が接している位置にスキンマーカで縫合開始位置の目印を描画する。使用者は、呼び径が21の弁尖サイザー6を挿入し、描画した交連部の目印の一方に触針部612が接触し、描画した交連部の目印の一方に触針部612が接触するか確認する。
本変形例によれば、二弁尖から三弁尖にする大動脈弁再建術のトレーニングを行うことができる。
前述のトレーニングキット1Bにおいては、第1交連部37と第2交連部38が形成されているが、図7に示したトレーニングキット1Aと同じく、第1交連部37、第2交連部38および第3交連部39が形成されている構成であってもよい。また、前述のトレーニングキット1Bは、切込み90を備えているが、径方向へ伸縮する素材である場合、切込み90を備えていない構成であってもよい。
上述した実施形態においては、第1調整部材41、第2調整部材42および第3調整部材43により交連部間の距離を変更しているが、交連部間の距離を変更する構成は、実施形態の構成に限定されるものではない。例えば、トレーニングキット1Bと同様にリング101で交連部間の距離を変更するようにしてもよい。
1、1A、1B…トレーニングキット、6…弁尖サイザー、7…テンプレート、8…シート部材、10…基部、20…筒状部、21…第1壁部、22…第2壁部、23…第3壁部、24…くびれ部、31…第1基準部、32…第2基準部、33…第3基準部、35…目印、36…目印、37…第1交連部、38…第2交連部、39…第3交連部、41…第1調整部材、42…第2調整部材、43…第3調整部材、50…弁尖模型、90…切込み、100…溝、101…リング、211、212、221、222、231、232…凹部、610…サイザーブロック、611…円弧面、612…触針部、613…上面、614…目印、710…開口部

Claims (4)

  1. 筒状で少なくとも一端が開口した筒状部と、
    前記筒状部の内面に形成された少なくとも二つの交連部と、
    前記筒状部において前記交連部が形成されている部分の径を変更する変更手段と、
    を備えるトレーニングキット。
  2. 弁尖模型を縫合する位置を示す複数の目印を前記筒状部の内面に備える
    請求項1に記載のトレーニングキット。
  3. 前記筒状部の内面に三つの前記交連部が形成されている
    請求項1に記載のトレーニングキット。
  4. 第1交連部と前記筒状部の中心を結ぶ線と、第2交連部と前記筒状部の中心を結ぶ線とがなす第1角度と、前記第2交連部と前記筒状部の中心を結ぶ線と、第3交連部と前記筒状部の中心を結ぶ線とがなす第2角度と、前記第1交連部と前記筒状部の中心を結ぶ線と、前記第3交連部と前記筒状部の中心を結ぶ線とがなす第3角度がそれぞれ異なる
    請求項3に記載のトレーニングキット。
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