JP3175775U - 換気扇の自動運転装置 - Google Patents

Abstract

【課題】健康を損なうことなく、かつ節電を考慮して、熱中症事故を未然に防止する換気扇の自動運転装置を提供する。
【解決手段】室内の温度を検知する温度検知素子と、該温度検知素子の出力により換気扇を一定時間運転する制御手段を備え、前記温度検知素子の検知温度が３０度以上のときに換気扇を駆動するようにした。
【選択図】図１

Description

本考案は、温度センサを用いて、室内の温度変化に対応して換気扇の駆動制御を行う換気扇の自動運転装置に関するものである。

近年、地球温暖化が進み、熱中症事故が増加しており、屋外の炎天下における事故だけではなく、室内での熱中症事故も増加している。特に、後期高齢者や乳幼児は体温調整機能が低下し、暑さ感覚も低下しているため、水分補給も十分行わず、知らず知らずのうちに熱中症に陥る傾向が強い。

このような熱中症事故を未然に防止する為に、保冷具を用いて身体を冷却したり、またエアコン等空気調整設備により室内温度を下げる事が行われている。

ところが、上記従来の方法は、特に後期高齢者や乳幼児にとっては、過剰冷房になって健康を損なうことがあり、また最近の原発事故のためにより一層の節電が叫ばれているが、エアコン等の空調設備はかかる節電の面でも課題がある。

本考案は、上記課題に鑑みて成したもので、その目的とするところは、健康を損なうことなく、かつ節電を考慮して、熱中症事故を未然に防止する換気扇の自動運転装置を提供することにある。

請求項１の記載の考案は、室内の温度を検知する温度検知素子と、該温度検知素子の出力により換気扇を一定時間運転する制御手段を備え、前記温度検知素子の検知温度が３０度以上のときに換気扇を駆動するようにしたことを特徴とするものである。

請求項２の記載の考案は、換気扇を３０分運転した後６０分間休止するようにしたことを特徴としたものである。

請求項１の記載の考案は、室内温度が熱中症に陥る温度を超えると自動的に換気扇を一定時間運転するようにしているので、熱中症事故を未然に防止でき、また換気扇による空気の換気により室内温度の上昇を防止するので、健康的であり、エアコンと比べて節電効果も大である。

請求項２の記載の考案は、３０分運転を行い、６０分休止状態となる。部屋の容積にもよるが、１２畳までの部屋であれば３０分でおおまか排気される。省エネ（節電）と言う見地からもかなり有効である。

本考案の実施例を示すブロック図 同上のフローチャート

温度センサ１とガスセンサ２の複合体であり、まず優先順位として温度センサ１が検知をおこない、次にガスセンサ２が検知をおこなう。検知をおこなうと、負荷抵抗３が反応してその抵抗値が制御回路４にて状態を識別される。その後、出力回路５が開放されて接続状態となる。すると、換気扇６に電源１００Ｖが伝わり、運転をおこなう。

温度センサ１で使用環境下の温度が３０度になっておれば、検知を行う。すると換気扇６が運転を開始する。３０分間運転の開始を行う。

使用環境下の温度が３０度未満であれば、ガスセンサ２の判定が行われる。アルコール、一酸化炭素等で空気が汚れておれば、検知を行う。検知後、すぐ換気扇６が１０分間運転を開始する。１０分後、空気の汚れが無いかの判定を行うシステムとなっている。

１０分後、ガスセンサ２が空気の汚れを感知すれば、さらに１０分間換気扇６が運転モードとなり、引き続き運転を継続する事となる。

すなわち、まずは温度で判定を行い、次に空気の汚れで判定をおこなうことである。

１ 温度センサ
２ ガスセンサ
３ 負荷抵抗
４ 制御回路
５ 出力回路
６ 換気扇

Claims (2)

1. 室内の温度を検知する温度検知素子と、該温度検知素子の出力により換気扇を一定時間運転する制御手段を備え、前記温度検知素子の検知温度が３０度以上のときに換気扇を駆動するようにしたことを特徴とする換気扇の自動運転装置。
2. 換気扇を３０分運転した後６０分間休止するようにしたことを特徴とする請求項１記載の換気扇の自動運転装置。

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