JP3175634U - 液体収納容器 - Google Patents

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耕一 猪狩
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株式会社ドリテック
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Abstract

【課題】注ぎ口の蓋体開閉構造を簡素化し、かつ蓋体以外は容器本体外部に露出しないようにして、蓋体開閉構造を備えても外観を低下させない液体収納容器を提供する。
【解決手段】液体収納容器は、容器本体1の上面部に開口して、容器本体の内部から外部へ液体を流出する注ぎ口3と、この注ぎ口の上部を覆う蓋体4とを有する。蓋体に容器本体の内方へ延出する脚部5を設け、この脚部の中央部分を容器本体の内部に回動可能に支持し、支持部分よりも下方の脚部を重り部8とする。容器本体が、注ぎ口が下方になるように傾いたとき、蓋体に対して重り体が重力方向に作用して、蓋体が容器本体に対して相対的に支持部分を中心に回動して、注ぎ口から離れる。
【選択図】図1

Description

本考案は、内部に液体を収納する容器本体を備えた水入れ容器,湯沸かし器、あるいは浄水器などの液体収納容器に係り、特に、液体が外部へ流出する注ぎ口を開閉する蓋体を具備する液体収納容器に関するものである。
従来、液体収納容器であるケトルや浄水器などでは、外部からの異物の進入を防ぐため、注ぎ口に蓋体を開閉可能に設け、使用者が蓋体に設けられたフック部に指を掛けて蓋体を回動させ、注ぎ口を解放するようにしている。特許文献1には、吹鳴蓋であるが、この蓋体を注ぎ口に対して開閉可能にしたケトル(やかん)の構成が記載されている。
また、特許文献2には、液体収納容器であるケトルの注ぎ口に蓋体を開閉可能に設け、容器本体を傾けて液体を注ぐときに、蓋体が自重により容器本体に対して回動することにより、注ぎ口を解放する構成が記載されている。
実用新案登録第3130192号公報 特表2008−511364号公報
特許文献1,2に記載された蓋体の開閉構造は、蓋体の開閉構造としては、その構成が複雑であり、さらに、開閉構造の主体が容器本体の外部に配設されており、開閉構造の構成部材が使用者により見えてしまい、日常に使用される液体収納容器であるケトルなどのデザインとしては、決してすっきりしたものであるとはいえない。
そこで、本考案は、注ぎ口の蓋体開閉構造を簡素化し、かつ蓋体以外は容器本体外部に露出しないようにして、蓋体開閉構造を備えても外観を低下させることのない液体収納容器を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本考案に係る液体収納容器は、容器本体の上面部に開口して、容器本体の内部から外部へ液体を流出する注ぎ口と、この注ぎ口の上部を覆う蓋体とを有する液体収納容器において、前記蓋体に前記容器本体の内方へ延出する脚部を設け、この脚部の中央部分を前記容器本体の内部に回動可能に支持し、該支持部分よりも下方の前記脚部を重り部とし、前記容器本体が、前記注ぎ口が下方になるように傾いたとき、前記蓋体に対して前記重り体が重力方向に作用して、前記蓋体が前記容器本体に対して相対的に前記支持部分を中心に回動して、前記注ぎ口から離れるように構成したことを特徴とする。
また、本考案は、前記脚部の前記重り部に重量体を固定したことを特徴とする。
本考案に係る液体収納容器によれば、蓋体の開閉構造を構成する蓋体の脚部と支持部分と重り部とが容器本体内部に設けられ、また容器本体を傾けると、重り部の重力方向への作用により蓋体が、容器本体に対して相対的に支持部分を中心に自動的に回動して、注ぎ口を解放することになる。
このため、蓋の開閉作業に煩雑さはなく、また蓋体開閉構造が簡素化され、しかも蓋体以外は容器本体外部に露出しないので、蓋体開閉構造を備えても外観を低下させない。
本考案に係る液体収納容器の実施形態である給水ポットにおける要部を示す正面断面図である。 本実施形態の蓋部の正面図である。 本実施形態の蓋部の底面図である。 (a),(b)は本実施形態の蓋部開閉過程及び液体流出過程を示す要部の正面断面図である。
以下、本考案の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本考案に係る液体収納容器の実施形態である給水ポットの上部を断面して示す正面図であり、1は液体Wを収納する容器本体、2は容器本体1の上面部を覆う天板部、3は、天板部2の一部を開放して形成され、収納された液体Wを外部に流出させる注ぎ口、4は、注ぎ口3を覆い、容器本体1の内部を外部に対して遮蔽する蓋体である。
蓋体4には、図2,図3に示すように、容器本体1の内方へ延出する一対の脚部5が設けられ、各脚部5の側部中央部分に、容器本体1の内側部に設けられた図1に示す支持部6に回動可能に支持される支持ピン7が突設されている。脚部5の支持ピン7より下部、すなわち、支持部分よりも下方の脚部5を重り部8としている。
本例では、脚部5間に重量体としての軸部材9を架設している。しかし、脚部5の重り部8における肉厚を厚くしたり、軸形状でなく各種形状の重り部材を固定したりすることも考えられる。また、脚部5の形状も板状にするなどの変更も可能である。
脚部5は、図2に示すように、蓋体4の下面部から支持ピン7が設けられる中央部まで延出する部分が略L状をなし、側方に凹状空間部Aが形成されるようにしており、さらに該中央部から、軸部材9が設けられる下端部までが略垂直方向に垂下する形状になっている。前記凹状空間部Aを形成することにより、回動途中で脚部5が容器本体1の天板部材2などの構成部材と当接することが回避される。
前記構成の本実施形態において、蓋体4には、脚部5の重り部8の重量が下方(重力方向)に作用することにより、図1に示す状態において、支持ピン7を中心として時計方向へ回動する力が働く。このため、蓋体4の側周部分が、注ぎ口3部分の容器本体1の上端部に接して、蓋体4が注ぎ口3を閉鎖する状態になる。
ここで注ぎ口3から容器本体1の外部へ液体Wを流出させるときには、図4(a)に示すように、容器本体1を注ぎ口3が下方になるように傾ける。すると蓋体4には、前記のように脚部5の重り部8の重量が重力方向に作用しているため、蓋体4が、注ぎ口3に対して相対的に回動して、注ぎ口3を開くように移動する。
そして、4(b)に示すように、容器本体1を同方向にさらに傾けると、注ぎ口3の開口が十分に解放されて、液体Wは支障なく外部へ流出することになる。
本考案は、液体が収納される本体の液体注ぎ口に、開閉可能に蓋体が設けられている水差し,湯沸かし器,浄水器などの液体収納容器に実施して有効である。
1 容器本体
2 天板部材
3 注ぎ口
4 蓋体
5 脚部
6 支持部
7 支持ピン
8 重り部
9 軸部材
W 液体
A 凹状空間部

Claims (2)

  1. 容器本体の上面部に開口して、容器本体の内部から外部へ液体を流出する注ぎ口と、この注ぎ口の上部を覆う蓋体とを有する液体収納容器において、
    前記蓋体に前記容器本体の内方へ延出する脚部を設け、この脚部の中央部分を前記容器本体の内部に回動可能に支持し、該支持部分よりも下方の前記脚部を重り部とし、
    前記容器本体が、前記注ぎ口が下方になるように傾いたとき、前記蓋体に対して前記重り体が重力方向に作用して、前記蓋体が、前記容器本体に対して相対的に前記支持部分を中心に回動して、前記注ぎ口から離れるように構成したことを特徴とする液体収納容器。
  2. 前記脚部の前記重り部に重量体を固定したことを特徴とする請求項1記載の液体収納容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN111544664A (zh) * 2019-09-04 2020-08-18 华中科技大学同济医学院附属协和医院 一种防倾倒自断流胸瓶

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CN111544664A (zh) * 2019-09-04 2020-08-18 华中科技大学同济医学院附属协和医院 一种防倾倒自断流胸瓶
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