JP3175591U - フロアマット - Google Patents

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帆若 張
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富雅樂企業股▲分▼有限公司
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Abstract

【課題】起毛面を有するカーペットなどの物体に敷くことができるフロアマットの提供を目的とする。
【解決手段】起毛面を有する場所に使用されるフロアマットであって、表面と裏面とを有するマット本体(6)と、前記マット本体(6)の前記裏面の方からそれぞれ突出しており前記起毛面に挿入することができる複数の直針状突起(71)とを備えていることを特徴とするフロアマット。
【選択図】図4

Description

本考案は、フロアマットに関し、特に起毛面を有するカーペットなどの物体の上に敷くことができるフロアマットに関する。
自動車は広く使われている交通手段であり、工夫を凝らして、使用者の好みに合わせて車の内装を行うことはよくあり、例えば、車体の金属面に直接接するように車体のフロアに敷くフロアカーペットとして、皮タイプ或いは起毛面を有する起毛タイプを採用することはよく行われる簡易な内装の一つである。
このようなフロアカーペットにおいては、その汚れの原因の大半は、靴底によって外から車内に持ち込まれる埃や砂・水分、或いは車内での食事などによるものであるが、汚れたフロアカーペットを取り替えることは大変なので、対応策として、上記フロアカーペットの上に取り替えやすいフロアマットを敷設することがよく行われている。
図1は、そのような従来のフロアマットの分解図であり、図示のように、フロアマット2は、靴底などと接触する表側のマット本体22と、中間層21と、フロアカーペットと向き合う裏側の滑り止め層23とを有し、中間層21を介して、マット本体22と滑り止め層23とが一体的に固定連結されている。
また、滑り止め層23は中間層21の裏面に固定されている固定シート231と、固定シート231からマット本体22に対向する方向へ突出する半球状の複数の突起232とを備えており、突起232はフロアカーペット1との接触面積を増やして両者の間の摩擦力を上げることによって、フロアマット2のフロアカーペット1に対する摺動を防止する構成になっている。
しかしながら、図2に示すように、フロアマット2がフロアカーペット1の起毛面11の上に敷設された際に、滑り止め層23と起毛面11との間には、半球状構造である各突起232により隙間が存在し、フロアマット2がフロアカーペット1の完全な係合状態を常に確保することができず、水平方向に近い外力を受けると、水平方向に摺動しやすい虞がある。
この問題に対し、面ファスナーなどの連結手段を採用することも提案されている。しかし、面的に着脱できる面ファスナーを採用する場合では、予めフロアカーペット及びフロアマットそれぞれに、フック状に起毛されたフックシートとループ状に密集して起毛されたループシートとをそれぞれ縫い付けたり、あるいはフロアカーペットの起毛面をループシートと見なしてフックシートを設けたフロアマットを貼り付けたりする必要があり、いずれもフロアカーペットへの損傷が避けられない。特に、フロアカーペットの起毛面をループシートと見なしてフックシートを設けたフロアマットを貼り付ける場合、フロアマットを取り外す際に、フック状に起毛されたフックによって、フロアカーペットの起毛面に与える損傷が一層大きくなるので、フロアカーペットの寿命を縮めてしまう虞もある。
本考案は、上記実情に鑑みてなされたものであり、滑り止め効果に優れると共に、起毛面を有する物体に敷いた際にその起毛面に損傷を与えないフロアマットを提供する。
本考案は、起毛面を有する場所に使用されるフロアマットであって、表面と裏面とを有するマット本体と、前記マット本体の前記裏面に敷設された滑り止め層と、前記滑り止め層の露出面からそれぞれ突出して前記起毛面に挿入することができる複数の直針状突起とを備えていることを特徴とするフロアマットを提供する。
また、前記マット本体と前記滑り止め層との間に中間層が介在しており、該中間層は、対向する上下の両面がそれぞれ前記マット本体と、前記滑り止め層の相対面とを連結していることが好ましい。
また、前記直針状突起は、前記滑り止め層に対して垂直的に形成されていることが好ましい。
従来の半球状構造やフック状構造の代わりに、直針状構造の滑り止め用部材を採用することにより、滑り止め手段の直針状突起を起毛面を有する物体の起毛面に挿入する際に、半球状構造に比べて、マット本体の物体に対する水平方向の摺動を効果的に防止でき、また、フロアマットを物体から分離する際に、フック状構造のように物体の起毛面を損傷することもない。
上記構造により、滑り止め効果に優れると共に、起毛面を有する物体の起毛面に損傷を与えないフロアマットを提供することができる。
従来のフロアマットの分解図である。 従来のフロアマットとフロアカーペットとの結合状態を示す説明図である。 本考案におけるフロアマットの分解図である。 本考案におけるフロアマットと起毛面を有する物体との分離状態を示す説明図である。 本考案におけるフロアマットと起毛面を有する物体との結合状態を示す説明図である。
以下に、図3〜図5をもって、本考案の詳細について説明する。ただし、本考案は下記実施例に限定されるものではない。
本考案におけるフロアマットは、図示のように、起毛面を有する場所に使用されるフロアマットであり、表面と裏面とを有するマット本体6と、マット本体6の裏面の方からそれぞれ突出しており起毛面に挿入することができる複数の直針状突起71とを備えている。
この実施形態において、本考案におけるフロアマットが適用される起毛面を有する場所としては、起毛面31を有するフロアカーペット3が例示されており、また、本考案のフロアマットは、房状に形成される起毛面を有する場所に特に適用される。
本考案におけるフロアマットは、表面と裏面とを有するマット本体6と、マット本体6の裏面の方からそれぞれ突出していて、起毛面31に挿入することができる複数の直針状突起71とを備えるフロアマットであり、直針状突起71の起毛面31への挿入により、該フロアマットをフロアカーペット3の上に敷設することができる。
マット本体6の裏面にはフロアカーペット3に面する滑り止め層7が敷設されており、複数の直針状突起71は、滑り止め層7のフロアカーペット3に面する面である露出面から立ち上がるように、滑り止め層7に対して垂直的に散在して形成されており、滑り止め層7の滑り止め手段となっている。マット本体6と滑り止め層7との間には中間層5が介在しており、該中間層5は、対向する上下の両面がそれぞれマット本体6と、滑り止め層7の上記露出面と対向する相対面とを連結している。また、中間層5と、マット本体6と、滑り止め手段7との固定連結については、接着剤或いは熱圧接着を用いて行うことができ、構成材質としては、特に制限されないが、環境への配慮から、例えばポリエチレン(PE)が好ましい。
上記のように本考案におけるフロアマットがフロアカーペット3の上に敷設されると、複数の直針状突起71と起毛面31とのもつれ合いによって、マット本体6のフロアカーペット3に対する水平方向の摺動を効果的に防止できる。また、フロアマットをフロアカーペット3から分離する際に、複数の直針状突起71がそれぞれ挿入時の角度を維持しつつ離れるので、起毛面31を傷つけることなく分離することができる。
なお、上記説明では自動車の車内にあるフロアカーペット3に敷かれるフロアマットが例示されているが、本考案はフロアカーペットに敷かれるフロアマットに限らず、起毛面を有する物体に敷かれる各種のマットに応用することが無論可能である。
上記構造によれば、自動車用フロアカーペットを含む起毛面を有する物体に適用でき、且つ滑り止め効果に優れると共に、起毛面を損傷することもないフロアマットを提供することができる。
1 フロアカーペット
11 起毛面
2 フロアマット
21 中間層
22 マット本体
23 滑り止め層
231 固定シート
232 半球状突起
3 フロアカーペット
31 起毛面
5 中間層
6 マット本体
7 滑り止め手段
71 直針状突起

Claims (3)

  1. 起毛面を有する場所に使用されるフロアマットであって、
    表面と裏面とを有するマット本体と、
    前記マット本体の前記裏面に敷設された滑り止め層と、
    前記滑り止め層の露出面からそれぞれ突出して前記起毛面に挿入することができる複数の直針状突起とを備えていることを特徴とするフロアマット。
  2. 前記マット本体と前記滑り止め層との間に中間層が介在しており、
    該中間層は、対向する上下の両面それぞれが前記マット本体と、前記滑り止め層の相対面とを連結していることを特徴とする請求項1に記載のフロアマット。
  3. 前記直針状突起は、前記滑り止め層に対して垂直的に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のフロアマット。
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