JP3175577U - ベルトのバックル構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】調節具をコンパクトに維持したままで、ベルト長さの微調整の幅を大きく設定できるベルトのバックル構造を提供する。
【解決手段】ベルト本体3の基端部30に着脱自在に装着される調節具1と、調節具1に一体的に連結されるバックル部2とからなり、調節具1は、ベルト本体3の基端部30に着脱自在に取り付けられるホルダー本体10と、ホルダー本体10内にベルト本3の長手方向にスライド可能に収容されており且つ一端がバックル部2に一体的に連結されているスライド板13とからなる。さらに、ホルダー本体10内に、スライド板13のスライド方向に対して直角にコイルバネ4を設け、コイルバネ4の両端をホルダー本体10の相互に対向する所定位置に固定し、コイルバネ4の中央部分をスライド板13に突設させた係合突起15に前記一端側から係止させる。
【選択図】図1

Description

本考案は、ベルトのバックル構造、特に、伸縮機能を具備させたベルトのバックル構造に関する。
ベルト、特に、紳士用ベルトとして、長尺帯である革製のベルト本体の基端部に、長さ調節用の調節具付きのバックルを装着させたものが普及されている。前記調節具は、ベルト本体の基端部に着脱自在に取り付けられており、前記基端部を前記調節具から一旦取り外し、前記基端部側を所定長さ切断した後に、その切断端部を新たな基端部として再度調節具に取り付けることによって、ベルト全体の長さを個々のウエストサイズに合った長さに調節することを可能としている。
また、調節具で長さを調節した後のベルト本体の全体長さをさらに微調整できるようにしたバックルとして、実開昭62−101821号公報に開示のもの(特許文献1)や、特開2003−235612号公報に開示のもの(特許文献2)等が提案されている。
これら文献に開示されたベルトのバックルを構成する調節具は、図4に示すように、ベルト本体(33)の長手方向に相互にスライド可能となるように重ね合わせた一対のホルダー半体(34)(35)と、このスライド方向と同一方向に伸縮可能なコイルバネ(36)とから構成されているもので、コイルバネ(36)の一端を一方のホルダー半体(34)に取り付け、コイルバネ(36)の他端を他方のホルダー半体(35)に取り付けることにより、一対のホルダー半体(34)(35)を、コイルバネ(36)の伸縮方向、すなわち、ベルト本体(33)の長手方向に弾性的にスライド可能としたものである。コイルバネ(36)が伸長する方向にホルダー半体(34)(35)をスライドさせることにより、コイルバネ(36)の伸長分だけ調節具の全体長さが延び、それに伴い、ベルト本体(33)の全体長さも弾性的に伸長可能となる。
このものでは、食事の前後や姿勢の変更等によりウエストサイズが一時的に増減すると、調節具内のコイルバネ(36)がそれに応じて伸縮し、それに対応してベルト全体の長さが微調整されることとなるから、ベルトによって腹部が無理に圧迫されたり、逆に緩くなったりする不都合がなく、常にちょうど合ったサイズのベルトを装着することが可能となる。
実開昭62−101821号公報 特開2003−235612号公報
しかしながら、上記構成のバックルでは、コイルバネ(36)はベルト本体(33)の長手方向に対して平行に設けられ、コイルバネ(36)の伸縮方向が、ホルダー半体(34)(35)のスライド方向と一致するように設定されているから、コイルバネ(36)の弾性力を十分に発揮させようとすると、ホルダー半体(34)(35)はコイルバネ(36)の最大伸長分に応じた長さ以上必要である。これでは、バックルにおける調節具の占める割合が大きくなってしまい、ベルト全体としての見栄えが悪くなるといった問題がある。
本考案は、上記事情に鑑みてなされたものであり、調節具の大きさをコンパクトに維持したままで、ベルト長さの微調整の幅を大きく設定できるベルトのバックル構造を提供することを課題とする。
本考案に係るベルトのバックル構造は、長尺帯状のベルト本体の基端部に着脱自在に装着される調節具と、前記調節具に一体的に連結され且つ前記ベルト本体の自由端部寄りの所定位置に着脱自在に止着可能なバックル部とからなり、
前記調節具は、前記ベルト本体の基端部に着脱自在に取り付けられるホルダー本体と、前記ホルダー本体内に前記ベルト本体の長手方向にスライド可能に収容されていると共に一端が前記バックル部に一体的に連結されているスライド板とからなり、
前記ホルダー本体内に、前記スライド板のスライド方向に対して直角にコイルバネを設け、
前記コイルバネの両端を前記ホルダー本体の相互に対向する所定位置に固定すると共に、前記コイルバネの中央部分を前記スライド板に突設させた係合突起に前記一端側から係止させたことを特徴とするものである。
上記構成によれば、ベルト本体の基端部を調節具のホルダー本体から一旦取り外し、所定長さに切断後、その切断部を新たな基端部として再度ホルダー本体に取り付ける。そして、これを腰に巻いて、ベルト本体の自由端寄りの所定位置をバックル部に止着すれば、ベルト本体で所定の大きさの環状体を形成することができ、着用者のサイズに合ったベルトを装着することができる。
前記ホルダー本体には、ベルト本体の長手方向にスライド可能なスライド板と、前記スライド方向に対して直角に配されたコイルバネがセットされている。スライド板がスライド方向にスライドされると、コイルバネの中央部分が、スライド板に設けられた係合突起によってスライド方向に引っ張られ、コイルバネは略く字状に弾性変形させられる。これにより、コイルバネは、両端から中央部分に至る長さ、すなわち、元のコイルバネの半分の長さのコイルバネが2本、それぞれ斜めに引っ張られる態様となるから、前記両端から中央部分に至るまでの前記スライド方向の長さは、コイルバネを伸縮方向に引っ張ったときの伸長長さに比べて小さくなる。
上記ベルトのバックル構造において、
前記ホルダー本体は、前記ベルト本体の長手方向に沿った両側辺に一対の側板が設けられて前記ベルト本体の裏側に開放する断面略コ字状に形成された基板と、前記基板の裏側開放部を開閉自在に閉塞可能で且つ閉塞状態にて前記ベルト本体の基端部を前記基板とで挟持可能な蓋板とからなり、
前記スライド板は、前記係合突起が前記裏側に突出するように、前記基板の裏面にスライド可能に重ね合わされてあり、
前記コイルバネは、両端を前記基板の両側板の所定位置に固定させた状態で、前記スライド板の裏面にセットされることが好ましい。
このものでは、蓋板を開放させ、ベルト本体を取り外し方向に引っ張ることで、ベルト本体の基端部がホルダー本体から取り外すことができる。蓋板を閉塞させると同時に、前記ベルト本体の基端部は蓋板と基板との間で挟持されてベルト本体をホルダー本体に接続させることができる。そして、バックル部を引っ張ると、それに伴ってスライド板が移動するから、ホルダー本体内で略く字状にセットされたコイルバネが、その屈曲部分である中央部分が前記係合突起に引っ張られて略く字状のまま伸長方向に弾性変形する。
また、上記ベルトのバックル構造において、前記スライド板の前記一端は、前記ベルト本体と同一素材からなる介在片を介して前記バックル部に取り付けられてあり、
前記ホルダー本体の表面側には、前記ベルト本体と同一素材からなるシートが貼着されていることが望ましい。
また、上記ベルトのバックル構造において、
前記スライド板には、スライド方向に延びる細長い透孔が形成され、前記ホルダー本体には、前記スライド板のスライドに応じて前記透孔の長手方向両端に係合する凸部が形成され、
前記スライド板の最大スライド時でも、前記スライド板の前記一端が前記ホルダー本体から露出しないように、前記透孔の長さ及び位置が設定されているものが望ましい。
このものでは、スライド板は、凸部が透孔内に位置する範囲でのみスライド可能であり、凸部が透孔の後端(スライド板の他端側)に当接した状態が最大スライド状態であり、ホルダー本体内でのコイルバネの最大伸長状態である。このとき、スライド板の前記一端がホルダー本体から露出することはないように設定されているから、スライド板を最大にスライドさせても、ベルトの体裁が悪くなることはない。
また、コイルバネの最大伸長状態は、コイルバネの伸び切った状態ではないので、スライド板の引っ張り過ぎにより、コイルバネが伸び切ってしまう不都合を防止できる。
さらに、上記ベルトのバックル構造において、
前記ホルダー本体の、前記ベルト本体の長手方向に沿った辺の長さは約35mmに設定されていると共に、前記スライド板のスライド方向に沿った辺の長さは約20mmに設定されているものが望ましい。
以上のように、本考案によれば、コイルバネの中央部分を、その伸縮方向に対して直角方向に引っ張る構成とすることにより、コイルバネをその伸縮方向と同一方向に引っ張る構成のものに比べて、前記コイルバネの伸長長さは半分以下に抑えることができる。よって、コイルバネを収容する調節具をコンパクトに構成することができ、ベルト全体の外観が良好となる。
また、元のコイルバネの約半分の長さのコイルバネ2本分の弾性力を得ることができるから、1本のコイルバネであっても大きな弾性力を発揮させることができ、調節具を構成する部品点数を少なくすることができ、安価で且つ組立ての容易な調節具付きのバックル構造を提供することができる。
さらに、コイルバネは上記したように、伸縮方向に引っ張られず、斜めに引っ張られる態様となるから、コイルバネは伸長方向に延び切ることはない。よって、長期の使用によってもコイルバネの弾性力は劣化することなく、ベルトの微調整機能の耐久性が向上する。
本考案の実施の形態によるベルトのバックル構造の説明図である。 本考案の実施の形態によるベルトのバックル構造の要部拡大説明図である。 本考案の実施の形態によるベルトのバックル構造の説明図であって、図1の状態から、伸長させた状態を示す説明図である。 従来のベルトのバックル構造の説明図である。
以下に、本考案の実施の形態について説明する。
図1は、本考案の実施の形態のベルトのバックル構造を採用したベルトの裏面の要部斜視図であり、図2はその要部拡大図である。
長尺帯状の革製のベルト本体(3)の基端部(30)に調節具(1)が取り付けられていると共に、調節具(1)に、ベルト本体(3)と同一の材質からなる介在片(31)を介して、バックル部(2)が取り付けられた様子を示している。
以下、介在片(31)よりバックル部(2)(図では右側)を前方といい、介在片(31)より調節具(1)側(図面では左側)を後方という。
バックル部(2)は、矩形枠状のフレーム体(20)と、フレーム体(20)の後端辺(21)の中央に回動自在に枢着させたピン(22)とからなり、後端辺(21)には、介在片(31)の一端が巻き付けられている。
図示しないが、ベルト本体(3)の自由端部寄りの所定範囲には、複数の挿通孔が一定間隔毎に設けられてあり、前記自由端部をフレーム(20)に裏から挿通させ、前記挿通孔のいずれかにピン(22)を挿通させることにより、ベルト本体(3)で所定の直径の環状体が形成され、その形状を維持することができる。
調節具(1)は、ベルト本体(3)の基端部(30)を挟持するホルダー本体(10)と、ホルダー本体(10)に対して前後方向にスライド可能な矩形のスライド板(13)とから構成されている。
スライド板(13)は、横長さ(前後方向の長さ)が約20mm、縦長さ(図面における上下方向の長さ)が約28mmに設定された薄肉長方形板であり、上下両辺に沿って側板が裏側に向かって形成されていると共に、その側板の前端部から内方へ張り出させた一対の押え片(14)で、介在片(31)の後端部を挟持している。これにより、スライド板(13)はバックル部(2)の後方に一体的に取り付けられる態様となる。
尚、スライド板(13)の略中央部には、係合突起(15)が突設されてあり、その上下両側には、細長い矩形の透孔(17)が形成されている(図2参照)。
ホルダー本体(10)は、ベルトの表側を構成し且つ横長さが約35mm、縦長さが約30mmの薄肉長方形からなる基板(11)と、後部域が基板(11)側へ直角に屈曲していると共にその屈曲部分を基板(11)の後端部に軸支させている蓋板(12)とから構成されている。
基板(11)の表面には、図示しないが、ベルト本体(3)と同一の材質からなるシートが貼着されており、裏面には、上下辺に沿って、スライド板(13)の前記側板よりも高い側板(16)が裏側に突出するように形成されて、裏側と前後方向に開放する縦断面略コ字状に形成されている。
蓋板(12)は、基板(11)の裏面開放部を開閉自在に閉塞するように構成されている。
蓋板(12)の前記屈曲部分の端縁はギザギザ歯からなる挟持歯(12a)となっており、挟持歯(12a)の両側部を側板(16)の後端部に回動自在に軸支させている。このものでは、図面に示すように、蓋板(12)を開放させると、挟持歯(12a)と基板(11)との間に隙間が形成され、ベルト本体(3)を引き抜いて取り外すことが可能となる。
スライド板(13)は、側板(16)内に位置するように、基板(11)の裏面に前後方向にスライド自在に重ね合わされた状態で収容される。このとき、基板(11)には、スライド板(13)に設けた一対の透孔(17)にそれぞれ係合するように、凸部(18)が突設されている。
側板(16)の前記後端部の軸支部より前方域には、内方へ屈曲させた一対の張り出し片(40)が設けられていると共に、さらにその前方には、蓋板(12)の被係合部(42)に着脱自在に係合可能な係合片(41)が設けられている。
張り出し片(40)の後端部には第1延長部(43)と第2延長部(44)とが順に内方に突出しており、第1延長部(43)は、ベルト本体(3)の基端部(30)をホルダー本体(10)に差し込む際に基端部(30)に当接して必要以上の差し込みを防止するストッパとして機能し、第2延長部(44)は、後述するコイルバネ(4)の両端が係止される係止突起として機能するように設けられている。
コイルバネ(4)の両端を、上記したように、第2延長部(44)に係止させることにより、コイルバネ(4)は、調節具(1)の前後方向(スライド板(13)のスライド方向)に対して直角に位置するように取り付けられた状態となり、この状態から、コイルバネ(4)の中央部分を、前方へやや引っ張って、基板(11)に重なっているスライド板(13)に突設する係合突起(15)に前方側から係止させる。
これにより、コイルバネ(4)は略く字状にセットされることとなり、その付勢力によって、スライド板(13)は後方に付勢されて、スライド板(13)の後端辺(13a)は、ベルト本体(3)の基端部(30)と付合う態様となる。これが調節具(1)の自然状態である。
この自然状態において、基板(11)の凸部(18)は、スライド板(13)の透孔(17)の前端部に当接して、コイルバネ(4)の弾性力によるスライド板(13)の後方への移動を阻止して所定位置に固定している。すなわり、凸部(18)はスライド板(13)の移動を制限するストッパとして機能している。
尚、この状態において、スライド板(13)の前端の押え片(14)が、基板(11)の前端よりも約7mm内方に位置するように収容されているものとする。
上記した自然状態から、バックル部(2)を前方へ引っ張ると、図3に示すように、バックル部(2)と介在片(31)とスライド板(13)が、同時に前方へ引っ張られる。スライド板(13)は、凸部(18)が、透孔(17)の後端に当接する、最大スライド位置に達するまで、前方へ引っ張られ、基板(11)上を前方へスライド移動する。これに伴って、コイルバネ(4)の中央部分は係合突起(15)によって前方へ引っ張られ、コイルバネ(4)は略く字状のまま、スライド方向に伸長するように弾性変形する。
コイルバネ(4)が弾性的に伸長することにより、調節具(1)の全体長さが伸びて、それに伴って、べルトが構成している環状体の直径も大きくなる。
尚、この状態にて、スライド板(13)がホルダー本体(10)から前方へ露出しないように、各部の寸法は設定されているものとする。
上記構成の調節具付きのベルトを使用するには、まず、蓋板(12)の被係合部(42)と基板(11)の係合片(41)との係合を強制的に解除して、蓋板(12)を開放方向に回動させる。こうすることにより、蓋板(12)の挟持歯(12a)と、基板(11)との間に隙間が生じ、ベルト本体(3)を調節具(1)から引き抜いて調節具(1)から取り外すことができる。
取り外したベルト本体(3)を基端部(30)側から所定長さ切断し、その切断面を新たな基端部(30)として、再度基板(11)と蓋板(12)の基端部との間に挿入する。挿入時、基端部(30)は張り出し片(40)の第1延長部(43)に当接するため、それ以上の挿入は阻止される。そして、蓋板(12)を閉塞方向に回動させて、蓋板(12)の被係合部(42)と基板(11)の係合片(41)とを係合させる。これにより、基板(11)の裏面開放部は蓋板(12)によって閉塞されると同時に、蓋板(12)の挟持歯(12a)がベルト本体(3)の基端部(30)に食い込み、ベルト本体(3)は調節具(1)に対して抜け止め状態に保持される。
この状態で,ベルトを着用者の腰部に巻き付け、ベルト本体(3)の自由端部をバックル部(2)のフレーム体(20)に裏側から挿通し、着用者のウエストサイズに見合った挿通孔にピン(22)を挿通した後,ベルト本体(3)の自由端部をバックル部(2)に取り付けたループ(図示せず)に挿通させることにより、個人のウエストサイズに合ったベルトを装着することができる。
前記ベルトの装着中に、食事したり、しゃがんだり、複式呼吸をしたり、さらには、腹筋に力を入れたり等、ウエストサイズが一時的に増加するような場合には、腹部の膨らみに対応してコイルバネ(4)が自動的に伸長することにより、ピン(22)をベルト本体(3)の挿通孔に挿通し直さなくても、ベルトのサイズは弾性的に、最大約7mm大きくなる。これにより、着用者の腹部は無理に圧迫されることなく、着用者の状態に関わらず、常に、着用者のウエストサイズにぴったりと合ったベルトとなる。
そして、腹部の膨らみがなくなると、コイルバネ(4)の復帰力によってスライド板(13)は元位置に復帰し、ベルトの着用サイズは自動的に元のサイズに戻る。
尚、この実施の形態のコイルバネ(4)は、その伸縮方向をスライド板(31)のスライド方向に一致させずに、両端を基板(11)に、その中央部分をスライド板(13)の係合突起(15)に係止させて略く字状にセットすると共に、スライド板(31)のスライドに伴って前記略く字状のまま弾性変形させる構成としたから、コイルバネ(4)は、元の長さの約半分の長さ分を係合突起(15)の両側に1本ずつ配置させた状態と同じ態様となっている。このため、コイルバネの伸縮方向をスライド方向に一致するようにセットした場合に比べて、そのスライド方向の伸長長さは半分以下となる上に、強い弾性力を発揮させることができる。
ホルダー本体(10)内でのスライド板(13)の移動距離が短くなるから、基板(11)及びスライド板(13)の長さを比較的短く形成することができる。よって、ベルト全体に対する調節具(1)が割合も小さくなり、ベルト全体の外観が良くなる。
また、スライド板(13)は、凸部(18)が透孔(17)内に位置する範囲でのみスライド可能となっているから、最大スライド状態においても、スライド板(13)の前端がホルダー本体(10)から前方へ露出することはなく、スライド板(13)が移動しても、調節具(1)から露出している介在片(31)の長さが変わるだけであるから、コイルバネ(4)が伸縮しても、ベルトの体裁が悪くなることはない。
また、上記したように、スライド板(13)の移動長さは所定の範囲内であるから、コイルバネ(4)による伸長度合いは制限されることとなり、スライド板(13)を引っ張り過ぎることがないから、コイルバネ(4)が伸び切ってしまう不都合を防止できる。
(1) ・・・・・・調節具
(10)・・・・・・ホルダー本体
(13)・・・・・・スライド板
(15)・・・・・・係合突起
(2) ・・・・・・バックル部
(3) ・・・・・・ベルト本体
(30)・・・・・・基端部
(4) ・・・・・・コイルバネ

Claims (5)

  1. 長尺帯状のベルト本体の基端部に着脱自在に装着される調節具と、前記調節具に一体的に連結され且つ前記ベルト本体の自由端部寄りの所定位置に着脱自在に止着可能なバックル部とからなり、
    前記調節具は、前記ベルト本体の基端部に着脱自在に取り付けられるホルダー本体と、前記ホルダー本体内に前記ベルト本体の長手方向にスライド可能に収容されていると共に一端が前記バックル部に一体的に連結されているスライド板とからなり、
    前記ホルダー本体内に、前記スライド板のスライド方向に対して直角にコイルバネを設け、
    前記コイルバネの両端を前記ホルダー本体の相互に対向する所定位置に固定すると共に、前記コイルバネの中央部分を前記スライド板に突設させた係合突起に前記一端側から係止させたことを特徴とするベルトのバックル構造。
  2. 請求項1に記載のベルトのバックル構造において、前記ホルダー本体は、前記ベルト本体の長手方向に沿った両側辺に一対の側板が設けられて前記ベルト本体の裏側に開放する断面略コ字状に形成された基板と、前記基板の裏側開放部を開閉自在に閉塞可能で且つ閉塞状態にて前記ベルト本体の基端部を前記基板とで挟持可能な蓋板とからなり、
    前記スライド板は、前記係合突起が前記裏側に突出するように、前記基板の裏面にスライド可能に重ね合わされてあり、
    前記コイルバネは、両端を前記基板の両側板の所定位置に固定させた状態で、前記スライド板の裏面にセットされることを特徴とするベルトのバックル構造。
  3. 請求項1又は2に記載のベルトのバックル構造において、前記スライド板の前記一端は、前記ベルト本体と同一素材からなる介在片を介して前記バックル部に取り付けられてあり、
    前記ホルダー本体の表面側には、前記ベルト本体と同一素材からなるシートが貼着されているベルトのバックル構造。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載のベルトのバックル構造において、
    前記スライド板には、スライド方向に延びる細長い透孔が形成され、前記ホルダー本体には、前記スライド板のスライドに応じて前記透孔の長手方向両端に係合する凸部が形成され、
    前記スライド板の最大スライド時でも、前記スライド板の前記一端が前記ホルダー本体から露出しないように、前記透孔の長さ及び位置が設定されているベルトのバックル構造。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載のベルトのバックル構造において、
    前記ホルダー本体の、前記ベルト本体の長手方向に沿った辺の長さは約35mmに設定されていると共に、前記スライド板のスライド方向に沿った辺の長さは約20mmに設定されているベルトのバックル構造。
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