JP3175320B2 - 光アイソレータ、及びそれを用いた半導体レーザ装置、端局装置及び光通信システム - Google Patents

光アイソレータ、及びそれを用いた半導体レーザ装置、端局装置及び光通信システム

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JP3175320B2 JP21639492A JP21639492A JP3175320B2 JP 3175320 B2 JP3175320 B2 JP 3175320B2 JP 21639492 A JP21639492 A JP 21639492A JP 21639492 A JP21639492 A JP 21639492A JP 3175320 B2 JP3175320 B2 JP 3175320B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体レーザなどを用
いた光通信、光情報処理、光計測システムなどにおいて
使用される光アイソレータ、及びそれを含む半導体レー
ザ、端局装置及び光通信システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体レーザを用いた光システムは、フ
ァイバ等の光学部品による反射を受けた戻り光のため、
半導体光レーザの発振パワー変動、波長変動、雑音増加
等の問題が生じる。このため、戻り光が半導体レーザに
戻らないように光アイソレータが用いられる。現在、光
アイソレータとしては、図10に示すようなバルク型光
アイソレータが実用化されている。
【0003】図10において、501は偏光子で、入射
光S1を直線偏光にする。502はファラデー回転子
で、ファラデー効果を有する磁気光学結晶で形成され、
入射光S1、戻り光S3の偏光面をそれぞれ非相反に4
5度回転させる。503は検光子で、偏光子501に対
して透過偏光面が45度の角度をなすように配置されて
いる。入射光S1は、偏光子501によって直接偏光に
され、ファラデー回転子502によって偏光面が45度
の回転を受け、検光子503を通過する。一方、戻り光
S3のうち検光子503を透過した成分は、回転子50
2によってさらに45度の回転を受けて、偏光子501
とは垂直の偏光となるため、光源504側に光が戻らな
い。
【0004】一方、光デバイスの高速化、高効率化を図
るために、光デバイスの小型化、集積化についての研究
が進められている中で、図9に示すような薄膜光導波路
を用いた集積型光アイソレータが提案されている。光ア
イソレータと他の光デバイスを集積化することを考慮す
ると、光アイソレータの入射光と出射光の偏光面が一致
している方が望ましく、図9においてもそのような工夫
がなされている。
【0005】図9(a)において、301,304はT
Eモード通過フィルタで、光導波路上に金属膜301
a,302aを装荷した構成である。302は非相反モ
ード変換導波路で、ファラデー効果を有する磁気光学結
晶(光進行方向の磁気モーメント302aを有する)で
形成され、入射光S1、戻り光S3の偏光面をそれぞれ
非相反に45度回転させる。303は相反モード変換導
波路で、フォークト効果を有する磁気光学結晶(光進行
方向に垂直な面内で導波路に直角な方向と45度を成す
方向の磁気モーメント303aを有する)で形成され、
入射光S1、戻り光S3の偏光面を相反に45度回転さ
せる。これらの素子を、光入射側から、TEモード通過
フィルタ301、非相反モード変換導波路302、相反
モード変換導波路303、TEモード通過フィルタ30
4の順に配置して集積型光アイソレータを構成する。
【0006】入射光S1は、フィルター301によりT
Eモードの導波光となり、非相反モード変換導波路30
2と相反モード変換導波路303による偏光面の回転方
向が逆であるため、これらの導波路302,303を通
過した後は再びTEモードとなり、フィルタ304を通
過して出射光S2となる。一方、戻り光S3は、非相反
モード変換導波路302と相反モード変換導波路303
による偏光面の回転が順方向であるため、これらの導波
路302,303を通過した後はTMモードとなってフ
ィルタ301により阻止される。
【0007】また、図9(b)に示すように、磁気モー
メント405aの方向を調整することにより、同一の領
域405(TEモード通過フィルタ401,404で挟
まれたモード変換導波路405)内でファラデー効果と
フォークト効果とが共に起こるようにした集積型光アイ
ソレータも提案されている。
【0008】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、図
10に示す従来の光アイソレータでは、個々の光部品の
相互の位置合わせが必要であり、小型化、軽量化に限界
がある。
【0009】また、上記従来の集積型光アイソレータ
は、図9(a)に示すものについては、異なった方向の
磁気モーメントを有する2つの領域が必要である。二方
向の磁気モーメントを実現するには、2個の磁石によっ
て外部磁界を印加する方法が一般的であるが、この方法
では領域間での磁界を分離する必要性から構造が複雑に
なり、その分、素子長が長くなるという欠点を有する。
【0010】更に、図9(b)に示す集積型光アイソレ
ータは、図9(a)に示す構成の光アイソレータと較べ
て素子長がかなり長くなる(昭61信学全4−19参
照)といった欠点を有する。
【0011】従って、本発明の目的は、相反モード変換
導波路を不必要とすることにより、一方向の外部磁界を
印加するだけでよく、素子長が十分短く、小型軽量で安
定に動作する導波型ないし集積型光アイソレータ、及び
それを含む半導体レーザ装置、端局装置及び光通信シス
テムを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、複数の直列接続された光導波路から構
成され、該光導波路のうち少なくとも一つが、その光導
波路を伝搬する基本偏光モード偏光面が他の光導波路と
互いに45度の角度をなすように接続されており、入射
光と出射光の偏光面が等しいことを特徴とする集積型光
アイソレータを構成した。
【0013】より具体的に、該光導波路が、TEモード
通過フィルタと非相反モード変換導波路とを併せもつ第
一の光導波路と、TEモード通過フィルタとして機能す
る第二,第三の光導波路からなり、第二の光導波路を伝
搬する基本偏光モードの偏光面がその両側の第一,第三
の光導波路と互いに45度の角度をなすように接続され
た集積型光アイソレータの作用について説明を加える。
【0014】本発明によれば、第一の光導波路に入射し
た光は第一の光導波路中のTEモード通過フィルタによ
ってTEモードの導波光となる。この導波光は、第一の
光導波路中の非相反モード変換導波路を伝搬する間に、
ファラデー効果により、偏光面が、第二の光導波路面と
平行になるよう45度回転して第二の光導波路に入射す
る。入射した導波光は第二の光導波路中ではTEモード
であるのでTEモード通過フィルタを素通りして第三の
光導波路に入射し、TEモード通過フィルタによってT
Eモードとなって出射する。一方、第三の光導波路に入
射した戻り光は、TEモード通過フィルタを通過して、
偏光面が第二の光導波路面と45度の角度をなす導波光
として第二の光導波路に入射し、このTEモード通過フ
ィルタによりTEモード、すなわち、偏光面が第一の光
導波路面と45度の角度をなす導波光として第二の光導
波路に入射し、TEモード通過フィルタによりTEモー
ド、すなわち、偏光面が第一の光導波路面と45度の角
度をなす導波光として第一の光導波路に入射する。入射
した導波光は第一の光導波路中の非相反モード変換導波
路を伝搬する間に、ファラデー効果により非相反に偏光
面の回転を受けるため、偏光面が第一の光導波路面と垂
直な状態、すなわちTMモードとなり、TEモード通過
フィルタにより吸収される。よって、戻り光は光アイソ
レータを通過することができない。
【0015】また、上記目的を達成するため、複数の直
列接続された光導波路を含み構成される集積型光アイソ
レータであって、該光導波路は、TEモードの導波光の
みを通過させる導波型モード通過フィルタと導波光の偏
光面を非相反に45度回転させる非相反モード変換導波
路とを互いに同一面に併せ持つ第一の光導波路部と、T
Eモードの導波光のみを通過させる導波型モード通過フ
ィルタとして機能する第二の光導波路部を備え、該第
一、及び第二の光導波路部は共通する一つの水平な基板
上に形成されており、該第一の光導波路部の導波型モー
ド通過フィルタを伝搬する基本偏光モードの偏光面が、
該光アイソレータに接続された半導体レーザの導波路面
および該第二の光導波路と互いに45度の角度をなし
ており、該第一の光導波路部への入射光と該第二の光導
波路部からの出射光の偏光面が等しいことを特徴とする
集積型光アイソレータを構成した。
【0016】具体的には、該偏光モードはTEモード
ある。本発明によれば、より具体的に、第一の光導波路
に入射した光はTEモード通過フィルタによってTEモ
ードの導波光となり、第一の光導波路中の非相反モード
変換導波路を伝搬する間に、ファラデー効果により、偏
光面が第二の光導波路面と平行になるよう45度回転し
て第二の光導波路に入射する。入射した導波光は第二の
光導波路中ではTEモードであるのでTEモード通過フ
ィルタを素通りして出射する。一方、第二の光導波路に
入射した戻り光は、TEモード通過フィルタを通過し
て、偏光面が第一の光導波路と45度の角度をなす導波
光として第一の光導波路に入射する。入射した導波光は
第一の光導波路中の非相反モード変換導波路を伝搬する
間に、ファラデー効果により非相反に偏光面の回転を受
けるため、偏光面が第一の光導波路面と垂直な状態、す
なわちTMモードとなり、TEモード通過フィルタによ
り吸収される。よって、戻り光は光アイソレータを通過
することができない。
【0017】また、本発明による光アイソレータでは、
複数の直列接続された光導波路から構成され、該光導波
路のうち少なくとも一つが、その光導波路を伝搬する基
本偏光モードの偏光面が他の光導波路と互いに45度の
角度をなすように接続されており、該光導波路が導波光
の偏光面を非相反に45度回転させる非相反モード変換
導波路を含むことを特徴とする。
【0018】
【実施例】図1は本発明による集積型光アイソレータと
半導体レーザとを組み合わせた第1実施例を示す図であ
る。図1において、10は第一の光導波路、12,14
はTEモード通過フィルタとして機能する第二,第三の
光導波路、16は非相反モード変換導波路、16aはフ
ァラデー効果を有する磁気光学結晶、16bは磁気モー
メント、18はTEモード通過フィルタ、20はチャネ
ル導波路、22は半導体レーザ、12a,14a,18
aは金属膜、S1は入射光、S2は出射光、S3は戻り
光である。
【0019】TEモード通過フィルタ14,18の導波
路部は、GaAs基板上にAlGaAs系の導波層をM
BE法によって成長させたものである。導波層は、Al
組成比の少ないコア部をAl組成比の多い上下クラッド
部ではさんだ構成である。非相反モード変換導波路16
は、同一GaAs基板上にCdMnTe系の磁気光学結
晶16aをMBE法によって成長させたものである。磁
気光学結晶16aは、Mn組成比の少ないコア部をMn
組成比の多い上下クラッド部ではさんだ構成である。
【0020】TEモード通過フィルタ12の導波路部
は、所定の領域をRIBE法によって上記基板と45度
の角度をなすようにエッチングし、その上に、GaAl
As系の該導波層をMBE法で成長させた構成である。
チャネル導波路20は、所定部分をリッジ型構造または
埋め込み型構造に加工することにより形成する。最後
に、所定部分にAl等の金属膜12a,14a,18a
を蒸着してTEモード通過フィルタ12,14,18を
形成する。金属膜12a,14a,18aの幅を3〜5
mm程度にすれば、TEモード通過フィルタとして機能
させることができる。
【0021】光の利用効率を考慮すると半導体レーザ2
2はTEモード発振していることが望ましい。
【0022】半導体レーザ22から発しTEモード通過
フィルタ18を通過した光は、TEモードで非相反モー
ド変換導波路16に達し、ここで偏光面が45度回転さ
れた光となって第二の光導波路であるTEモード通過フ
ィルタ12に入る。このフィルタ12では、そのままの
偏光状態でTEモード通過フィルタ12を通過し、第三
のTEモード通過フィルタ14で初めのTEモードと同
じ偏光となって出射される。但し、第二と第三の光導波
路12,14の間では光は損失を被る。一方、戻り光S
3は、TEモード通過フィルタ14を経て次のTEモー
ド通過フィルタ12に、損失を被りながら入る。このT
Eモード通過フィルタ12からは、TEモードから45
度回転された状態で、光は非相反モード変換導波路16
に入り、ここで更に45度偏光面が回転されてTMモー
ドとなって第一の光導波路10のTEモード通過フィル
タ18に入ろうとするが、TMモードとなっているので
通過は阻止される。
【0023】このように、半導体レーザ22からの光が
入射光S1として第一の光導波路10に入射した場合は
光アイソレータを通過してTEモードとして出射される
が、戻り光S3が第三の光導波路14に入射した場合は
光アイソレータを通過できない。
【0024】非相反モード変換導波路16の伝搬距離を
1mm、磁気光学結晶16aのヴェルデ定数を0.1度
/cm・Oeとすると、45度のファラデー回転を得る
には、4.5kOeの磁場が必要となるが、これは永久
磁石で十分印加することができる。
【0025】図2は、本発明による集積型光アイソレー
タと半導体レーザとを組み合わせた第2の実施例を示す
図である。図2において、30は第1の光導波路で、3
2はTEモード通過フィルタとして機能する第二の光導
波路、34は非相反モード変換導波路、34aはファラ
デー効果を有する磁気光学結晶、34bは磁気モーメン
ト、36はTEモード通過フィルタ、38はチャネル導
波路、40は半導体レーザ、32a,36aは金属膜、
S1は入射光、S2は出射光、S3は戻り光である。第
一の光導波路30のTEモード通過フィルタ36を伝搬
する基本偏光モードの偏光面が、光アイソレータに接続
された半導体レーザ40の導波路面および第二の光導波
路32と互いに45度の角度をなすように各光導波路3
0,32,38は接続されている。
【0026】TEモード通過フィルタ32の導波路部
は、GaAs基板上にAlGaAs系の導波層をMBE
法によって成長させたものである。導波層は、Al組成
比の少ないコア部をAl組成比の多い上下クラッド部で
はさんだ構成である。TEモード通過フィルタ36の導
波路部は、上記GaAs基板の所定の領域をRIBE法
によって基板と45度の角度をなすようにエッチング
し、その上にAlGaAs系の該導波層をMBE法によ
り成長させたものである。非相反モード変換導波路34
は、45度のエッチングを施したGaAs基板上にCd
MnTe系の磁気光学結晶34aをMBE法によって成
長させたものである。磁気光学結晶34aは、Mn組成
比の少ないコア部をMn組成比の多い上下クラッド部で
はさんだ構成である。チャネル導波路38は、所定部分
をリッジ型構造または埋め込み型構造に加工することに
より形成する。最後に、所定部分にAl等の金属膜32
a,36aを蒸着してTEモード通過フィルタ32,3
6を形成する。金属膜の幅を3〜5mm程度にすれば、
TEモード通過フィルタとして機能させることができ
る。
【0027】光の利用効率を考慮すると半導体レーザ4
0はTEモード発振していることが望ましい。
【0028】半導体レーザ40からの光が入射光S1と
して第一の光導波路30に入射した場合、導波光は第一
の光導波路30中のTEモード通過フィルタ36によっ
て該フィルタ36についてのTEモードの導波光とな
る。この導波光は、第一の光導波路30中の非相反モー
ド変換導波路34を伝搬する間に、ファラデー効果によ
り、偏光面が第二の光導波路32の導波路面と平行にな
るよう45度回転して第二の光導波路32に入射する。
入射した導波光は第二の光導波路32中ではTEモード
であるのでTEモード通過フィルタ32を素通りして、
TEモードとして出射する。一方、第二の光導波路32
に入射した戻り光S3は、TEモード通過フィルタ32
を通過して、偏光面が第一の光導波路30の導波路面と
45度の角度をなす導波光として第一の光導波路30に
入射する。入射した導波光は、第一の光導波路30中の
非相反モード変換導波路34を伝搬する間に、ファラデ
ー効果により非相反に偏光面の回転を受けるため、偏光
面が第一の導波路30の導波路面と垂直な状態、すなわ
ちTMモードとなり、TEモード通過フィルタ36によ
り吸収される。よって、戻り光S3は光アイソレータを
通過することができない。
【0029】非相反モード変換導波路34の伝搬距離を
1mm、磁気光学結晶34Aのウェルデ定数を0.1度
/cm・Oeとすると、45度のファラデー回転を得る
には、4.5kOeの磁場が必要となるが、これは永久
磁石で十分印加することができる。
【0030】本発明の集積型光アイソレータの入射光と
出射光の偏光面が等しい性質を利用すると、集積型光デ
バイスに応用することができる。図3,図4(a)に、
バス型光通信用の集積型端局装置105,106,10
7に導波型光アイソレータを集積した場合の例を示す。
【0031】図3は、光通信システム全体で、図4
(a)は本発明の集積型光アイソレータを含む集積型端
局装置の概念図である。図3において、57は光ファイ
バ等の光伝送路、100,101,102はこの光伝送
路を用いて通信を行う端末、105,106,107は
端末からの電気信号を光信号に変換して光伝送路57に
送出し、光伝送路57上の光信号を電気信号に変換して
端末100,101,102に伝送する集積型端局装置
である。
【0032】図4(a)において、50は、端末からの
信号を光信号に変換し、他端末からの信号と光伝送路5
7上で衝突しないように制御して光伝送路57上へ送出
する光送信部、52は光伝送路57を伝送されてきた光
信号を電気信号に変換し、この信号が自端局装置に接続
された端末へのものであれば信号をこの端末100,1
01,102へと伝達する光受信部、54は光伝送路5
7を伝送されてきた信号を増幅して光受信部52へと伝
送する光増幅器、56は光送信部50からの光信号を端
局装置に接続されている光伝送路57へと導くT字カッ
プラ、58は光伝送路57からの光信号の一部を光受信
部52へと導くT字カップラ、60,62は本発明によ
る導波路型光アイソレータである。光送信部50から送
出されたTEモードの光信号は、光アイソレータ60を
通過して、T字カップラ56および光伝送路57を介し
て他の集積型端局装置105,106,107へと導か
れる。一方、光伝送路57を介して集積型端局装置に伝
送されてきた光信号はT字カップラ58、光アイソレー
タ62を介して光受信部52へ導かれる。
【0033】光伝送路57からの光信号の一部はT字カ
ップラ56によって光送信部50方向へ伝送されるが、
この光信号は光アイソレータ60を通過できないので、
光送信部50によって送出される光信号が変動を受ける
ことはない。
【0034】また、光受信部52に伝送された光信号の
一部は光受信部52中のさまざまな面によって反射さ
れ、T字カップラ58方向に戻るが、この光信号は光ア
イソレータ62を通過できないので、戻り光による雑音
が光伝送路57を伝搬するのを防ぐことができる。
【0035】このように、光アイソレータを端局装置1
05,106,107中に設けることにより、安定に動
作する光通信システムを構成することができる。
【0036】図5は本発明による導波型光アイソレータ
と半導体レーザとを組み合わせた第3実施例を示す図で
ある。ここで用いる半導体レーザとしては、ファブリペ
ロー共振器を有するタイプのものでも周期構造を反射部
を有するDBRレーザやDFBレーザでもよい。図5に
おいて、110は第一の光導波路、112はTEモード
通過フィルタとして機能する第二の光導波路、114は
TEモード通過フィルタ、116は非相反モード変換導
波路、116aはファラデー効果を有する磁気光学結
晶、116bは磁気モーメント、118はチャネル導波
路、120は半導体レーザ、112a,114aは金属
膜、S1は入射光、S2は出射光、S3は戻り光であ
る。
【0037】TEモード通過フィルタ114は、GaA
s基板上にAlGaAs系の導波層をMBE法によって
成長させたものである。導波層は、Al組成比の少ない
コア部をAl組成比の多い上下クラッド部ではさんだ構
成である。非相反モード変換導波路116は、同GaA
s基板上にCdMnTe系の磁気光学結晶116aをM
BE法によって成長させたものである。磁気光学結晶1
16aは、Mn組成比の少ないコア部をMn組成比の多
い上下クラッド部ではさんだ構成である。第二の光導波
路112については、所定の領域をRIBE法によって
基板と45度の角度をなすようにエッチングし、その上
に、GaAlAs系の該導波路層をMBE成長させた構
成である。チャネル導波路118については、所定部分
をリッジ型構造または埋め込み型構造に加工することに
より形成する。最後に、所定部分にAl等の金属膜11
2a,114aを蒸着してTEモード通過フィルタ11
2,114を形成する。金属膜112a,114aの幅
を3〜5mm程度にすれば、TEモード通過フィルタと
して機能させることができる。
【0038】非相反モード変換導波路116の伝搬距離
を1mm、磁気光学結晶116aのヴェルデ定数を0.
1度/cm・Oeとすると、45度のファラデー回転を
得るには、4.5kOeの磁場が必要となるが、これは
永久磁石で十分印加することができる。
【0039】半導体レーザ120からの光が入射光S1
として第一の光導波路110に入射した場合、導波光は
第一の光導波路110中のTEモード通過フィルタ11
4によってTEモードの導波光となる。この導波光は、
第一の光導波路110中の非相反モード変換導波路11
6を伝搬する間に、ファラデー効果により、偏光面が第
二の光導波路112の導波路面と平行になるよう45度
回転して第二の光導波路112に入射する。入射した導
波光は第二の光導波路112中ではTEモードであるの
でTEモード通過フィルタ112を素通りして、TEモ
ードとして出射する。一方、第二の光導波路112に入
射した戻り光S3は、TEモード通過フィルタ112を
通過して、偏光面が第一の光導波路110の導波路面と
45度の角度をなす導波光として第一の光導波路110
に入射する。入射した導波光は、第一の光導波路110
中の非相反モード変換導波路116を伝搬する間に、フ
ァラデー効果により非相反に偏光面の回転を受けるた
め、偏光面が第一の導波路110の導波路面と垂直な状
態、すなわちTMモードとなり、TEモード通過フィル
タ114により吸収される。よって、戻り光S3は光ア
イソレータを通過することができない。
【0040】図5に示したのは、非相反モード変換導波
路116を含む第一の光導波路110からTEモード通
過フィルタとして機能する第二の光導波路112の方向
にのみ光を通過させる例であったが、図6の様に第二の
光導波路132から第一の光導波路130の方向にのみ
光を通過させることもできる。図6において、130は
第一の光導波路、132はTEモード通過フィルタとし
て機能する第二の光導波路、134はTEモード通過フ
ィルタ、136は非相反モード変換導波路、136aは
ファラデー効果を有する磁気光学結晶、136bは磁気
モーメント、138はチャネル導波路、140は半導体
レーザ、132a,134aは金属膜、S1は入射光、
S2は出射光、S3は戻り光である。
【0041】図5と図6に示す本発明の導波型光アイソ
レータもバス型光通信システムに応用できる。
【0042】光通信システム全体は図3と同様である。
但し、入射光と出射光の偏光面が同じでないので、端局
装置は集積型ではない。図4(b)はこの導波型光アイ
ソレータを含む端局装置の概念図である。
【0043】図4(b)において、150は端末からの
信号を光信号に変換し、他端末からの信号と光伝送路1
57上で衝突しないように制御して光伝送路上へ送出す
る光送信部、152は光伝送路157を伝送されてきた
光信号を電気信号に変換し、この信号が自端局装置に接
続された端末へのものであれば信号をこの端末へと伝達
する光受信部、156は光送信部150からの光信号を
端局装置に接続されている光伝送路157へと導く光カ
ップラ、158は光伝送路157からの光信号の一部を
光受信部152へと導く光カップラ、160,162は
本発明による導波路型光アイソレータである。動作は、
図4(a)での説明と実質的に同じである。
【0044】このように、ここでも光アイソレータを端
局装置中に設けることにより、安定に動作する光通信シ
ステムを構成することができる。
【0045】ところで、導波型光アイソレータと半導体
レーザを同一基板上に集積化した例として、図11に示
すようなものが提案されている。
【0046】半導体レーザから金属膜225を介してT
Eモードとして光アイソレータに入射した導波光は長さ
l(スモールエル)だけ伝搬する間にファラデー効果に
より偏光面が45度の回転を受け、偏光板226を通過
する。一方、戻り光は光アイソレータ領域中を伝搬する
間に偏光面が非相反に45度の回転を受けるためTMモ
ードとなり、金属膜225によって吸収されるため、半
導体レーザ側に光が戻らない。半導体レーザと光アイソ
レータとの境界における反射がレーザに悪影響を及ぼす
のを避けるため、境界面の法線方向が光の伝搬方向と一
致しないように角度θだけずれてそれぞれが接続されて
いる。
【0047】しかしながら、この提案例では、境界面の
法線方向が光の伝搬方向からずれているために次のよう
な欠点がある。 (1)境界面での反射が損失となる。 (2)レーザ領域と光アイソレータの領域の屈折率の差
により境界面で屈折が生じるため、透過光が光アイソレ
ータ領域中に設けられたチャネル導波路に結合する効率
が低下する。 (3)光アイソレータ領域中を伝搬する長さにばらつき
があるため出射端での偏光が完全な直線偏光ではない。 (4)構造が複雑である。
【0048】これらを解決するためには、光アイソレー
タと半導体レーザとの境界面の法線方向を光の伝搬方向
と一致させ、該境界面を半導体レーザの共振器ミラーと
して用いればよい。図7はこの実施例の構成を示す図で
ある。本実施例はファブリペロー共振器型の半導体レー
ザと集積化した例を示すものである。
【0049】まず、レーザ領域の構造を説明する。n型
GaAs基板211上に、n−Al0.5Ga0.5Asクラ
ッド層213を1μm、φ−GaAs/Al0.3Ga0.7
As超格子活性層215を0.1μm、P−Al0.3
0.7As光導波路層216(第一の光導波路層)を
0.2μm、P−Al0.5Ga0.5Asクラッド層217
を0.5μm、P+−GaAsキャップ層219をエピ
タキシャル成長させる。
【0050】このように作製したチップの半分をGaA
s基板211までエッチングして削除した。このとき、
エッチング断面がレーザ光の伝搬方向と垂直になるよう
にエッチングを施した。次に、エッチングにより露出し
たGaAs基板211上にCdTeバッファ層221を
0.6μm、Cd0.5Mn0.5Teクラッド層222を
0.5μm、Cd0.8Mn0.2Te/Cd0.5Mn0.5Te
超格子光導波路層223を0.2μm、Cd0.5Mn0.5
Teクラッド層224を0.5μmエピタキシャル成長
させる。
【0051】その後、クラッド層217およびクラッド
層224をリッジ型にエッチングしてチャネル導波路を
形成し、P電極(Cr/Au)220およびn電極(A
uGe/Ni/Au)212を所定位置に装荷してレー
ザを形成した。さらに、モード選択膜としてAl金属膜
225をリッジ上に装荷した。この構成において、Al
金属膜225の部分は図5の実施例のTEモード通過フ
ィルタ114に相当し、光アイソレータ領域は非相反モ
ード変換導波路118に相当し、出射部に配置された偏
光板226はTEモード通過フィルタ112に相当す
る。
【0052】上述のように構成された本実施例のものに
おいては、半導体レーザ領域にて発生した光は光アイソ
レータ領域を通って外部へ出射される。なお、偏光板2
26は図5の実施例のTEモード通過フィルタ112の
如き構成にされてもよく、光アイソレータ領域には通過
光の偏光面が45度回転するような外部磁界Hが加えら
れている。具体的には、永久磁石によって印加する方法
や、リング状の電磁石をデバイスの両側に配置したり、
コイルを光アイソレータ領域の回りに配置したりする方
法がある。
【0053】次に、本実施例の動作原理を述べる。レー
ザ領域では、光アイソレータ領域との境界面と、光アイ
ソレータと反対側のへき開面とを共振器ミラーとしてレ
ーザ光が発振される。レーザ領域と光アイソレータ領域
との屈折率の差から計算される反射率は1.7%であ
り、発振には十分である。また、活性層215が量子井
戸構造をしているため、TEモードのみが選択的に発振
し、金属膜225による減衰は生じない。光アイソレー
タに入射したレーザ光は伝搬する間に偏光面が45度の
回転を受け、その方向に主軸をもつ偏光板226を通過
して出射する。光ファイバ等によって反射された戻り光
は偏光板226によって45度の偏光のみが通過する
が、光アイソレータ領域を逆方向に伝搬する際に磁気光
学効果の非相反性によりさらにモード変換されTMモー
ドとなってレーザ領域に戻ってくる。その結果、戻り光
は金属膜225によって吸収されるためレーザは影響を
受けない。
【0054】光アイソレータの出射側端面にはARコー
ティングを施してもよいが、ARコーティングが無い場
合でも、この端面による反射光は上記の戻り光と同様に
TMモードとなってレーザ領域に戻ってくるため問題な
い。
【0055】戻り光が境界面で再び反射して外部に出射
する場合も考えられるが、この場合、出射光の偏光面は
偏光板226の主軸とは直交しているため偏光板226
を通過することができない。
【0056】図7の実施例では、ファブリーペロー共振
器型の半導体レーザを用いたが、周期構造の反射部を有
するDBRレーザであってもかまわない。図8に、光ア
イソレータと反射側の共振器ミラーとして、へき開面の
かわりに周期構造の反射部を設けた場合の実施例の構成
を示す。
【0057】層構成は、図7と同じであるが、クラッド
層217をリッジ型にエッチングした後、この上面にD
BR用コラゲーション218を2光束干渉露光法により
形成したものである。0.8μm帯のレーザ光を発振さ
せるには2次グレーティング(ピッチ約0.25μm)
を作製する。DBRレーザを用いることにより、単一波
長のレーザ発振が可能になるため有効である。
【0058】なお、図7と図8の実施例においては、モ
ード選択膜として金属膜を用いているが、レーザの構造
をTMモードが成立できない条件に設定すれば(活性層
の厚さなどを適当に設定する)TMモードの戻り光は全
くレーザに影響を扱さないので金属膜を除くことができ
る。
【0059】上記において、レーザ領域を構成する材料
として、GaAs、AlGaAsを用いているが、この
他にもInPなどの材料を用いてももちろんよい。非相
反モード変換導波路ないし光アイソレータ領域を構成す
る材料としても、CdMnTeだけでなく、II−VI
族半導体のII族の一部を遷移金属で置換した半導体、
たとえばZnMnSeなどを用いることもできる。遷移
金属についてもMnのほかにFe、Co、Niなどを用
いてもよい。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、複数の光導波路
を、該光導波路のうち少なくとも一つが、その光導波路
を伝搬する基本偏光モードの偏光面が他の光導波路と互
いに45度の角度をなすように、直接接続することによ
り相反モード変換導波路を必要としない集積型光アイソ
レータを構成することができた。また、上の見積りか
ら、5kOe程度の磁場を印加するだけで、約1mmの
長さの非相反モード変換導波路を有する導波型光アイソ
レータが実現できることが示された。
【0061】また、TEモードの導波光のみを通過させ
る導波型モード通過フィルタと導波光の偏光面を非相反
に所定角度回転させる非相反モード変換導波路とを併せ
もつ第一の光導波路と、TEモードの導波光のみを通過
させる導波型モード通過フィルタとして機能する第二の
光導波路とを、各々の光導波路を伝搬する基本偏光モー
ドの偏光面が互いに45度の角度をなすよう直接接続す
ることにより、光部品の相互の位置合わせを必要としな
い導波型光アイソレータを構成することができた。同様
に、上の見積りから、5kOe程度の磁場を印加するだ
けで、約1mmの長さの非相反モード変換導波路を有す
る導波型光アイソレータが実現できることが示された。
【0062】更に、本発明によれば、光アイソレータと
半導体レーザとの境界面を半導体レーザの共振器ミラー
として用いることにより、 (1)境界面での反射光を有効に利用できる。 (2)レーザ光が光アイソレータ領域に入射する際に屈
折が生じない。 (3)光アイソレータ領域中を伝搬する距離が一様であ
る。 (4)構造が簡単である。 といった効果がある。
【0063】これらの光アイソレータ及び半導体レーザ
装置は、バス型光通信ネットワークなどの光通信システ
ムやその端局装置に好適に用いられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による集積型光アイソレータの第1実施
例を示す図。
【図2】本発明による集積型光アイソレータの他の実施
例を示す図。
【図3】バス型の光通信システムの概念図。
【図4】光通信システムに用いる集積型端局装置及び集
積型でない端局装置を示すの概念図。
【図5】本発明による導波型光アイソレータの実施例を
示す図。
【図6】本発明による導波型光アイソレータの他の実施
例を示す図。
【図7】本発明の光アイソレータを含む半導体レーザ装
置の実施例の構成を示す図。
【図8】本発明の光アイソレータを含む半導体レーザ装
置の他の実施例の構成を示す図。
【図9】従来の集積型光アイソレータの構成図であり、
(a)は二領域型の導波型光アイソレータの構成図、
(b)は一領域型の導波型光アイソレータの構成図。
【図10】従来の光アイソレータの構成図。
【図11】光アイソレータを含む半導体レーザ装置の提
案例の構成を示す図。
【符号の説明】
10,30,110,130……第一の光導波路 12a,14a,18a,32a,36a,112a,
114a,225……金属膜 12,32,112,132……TEモード通過フィル
タとして機能する第二の光導波路 14……TEモード通過フィルタとして機能する第三の
光導波路 16,34,116,136……非相反モード変換導波
路 16a,34a,116a,136a……磁気光学結晶 16b,34b,116b,136b……磁気モーメン
ト 18,36,114,134……TEモード通過フィル
タ 20,38,118,138……チャネル導波路 22,40,120,140……半導体レーザ S1……入射光 S2……出射光 S3……戻り光 50,150……光送信部 52,152……光受信部 54……光増幅部器 56,58,156,158……カップラ 57,157……光伝送路 60,62,160,162……光アイソレータ 100,101,102……端末 105,106,107……端局装置 211……基板 212……n電極 213,217……クラッド層 215……活性層 216……光導波路層 218……コラゲーション 219……キャップ層 220……P電極 221……バッファ層 222,224……クラッド層 223……光導波路層 226……偏光板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04B 10/16 H04B 9/00 U 10/17 (56)参考文献 特開 平3−119301(JP,A) 特開 平2−281777(JP,A) 特開 平2−97914(JP,A) 特開 昭63−15216(JP,A) 特開 平3−296025(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 27/28 G02B 6/122 H01S 5/026

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の直列接続された光導波路を含み構成
    される集積型光アイソレータであって、 該光導波路は、TEモードの導波光のみを通過させる導
    波型モード通過フィルタと該導波光の偏光面を非相反に
    45度回転させる非相反モード変換導波路とを併せ持つ
    第一の光導波路部と、TEモードの導波光のみを通過さ
    せる導波型モード通過フィルタとして機能する第二、及
    び第三の光導波路部を備え、 該第一の光導波路部と該第三の光導波路部に挟まれた該
    第二の光導波路部を伝搬する基本偏光モードの偏光面が
    該第一、及び第三の光導波路部と互いに45度の角度を
    なすように該第二の光導波路部は接続されており、 該第一の光導波路部への入射光と該第三の光導波路部か
    らの出射光の偏光面が等しいことを特徴とする集積型光
    アイソレータ。
  2. 【請求項2】複数の直列接続された光導波路を含み構成
    される集積型光アイソレータであって、 該光導波路は、TEモードの導波光のみを通過させる導
    波型モード通過フィルタと該導波光の偏光面を非相反に
    45度回転させる非相反モード変換導波路とを互いに同
    一面に併せ持つ第一の光導波路部と、TEモードの導波
    光のみを通過させる導波型モード通過フィルタとして機
    能する第二の光導波路部を備え、 該第一、及び第二の光導波路部は共通する一つの水平な
    基板上に形成されており、 該第一の光導波路部の導波型モード通過フィルタを伝搬
    する基本偏光モードの偏光面が、該光アイソレータに接
    続された半導体レーザの導波路面および該第二の光導波
    と互いに45度の角度をなしており、 該第一の光導波路部への入射光と該第二の光導波路部か
    らの出射光の偏光面が等しいことを特徴とする集積型光
    アイソレータ。
  3. 【請求項3】前記45度の角度は、前記基板の所定領域
    を該基板の水平面と45度の角度をなすようにエッチン
    グして形成されている請求項2記載の集積型光アイソレ
    ータ。
  4. 【請求項4】前記基本偏光モードはTEモードであるこ
    とを特徴とする請求項1、2あるいは3記載の集積型光
    アイソレータ。
  5. 【請求項5】反磁性半導体をファラデー材料として用い
    ていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記
    載の集積型光アイソレータ。
  6. 【請求項6】前記反磁性半導体はCdMnTeである請
    求項5記載の集積型光アイソレータ。
  7. 【請求項7】半導体基板上に形成され、光導波路と、該
    光導波路に第1の光カップラを介して接続された光送信
    部と、該光導波路に第2の光カップラを介して接続され
    た光受信部からなる光通信用集積型端局装置において、
    光送信部と第1の光カップラとの間あるいは光受信部と
    第2の光カップラ2との間に請求項1あるいは2記載の
    集積型光アイソレータを集積化したことを特徴とする集
    積型端局装置。
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