JP3175047U - カバー式便座シート - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単及び迅速に便座をカバーして、ずれにくい便座シートを提供する。
【解決手段】バッグ本体と、該バッグ本体の一側に位置する開口と、それぞれ該バッグ本体の相対する両側に設けられる2つの側縁部と、該バッグ本体における開口と反対する他側に位置する閉鎖側と、該開口と、該2つの側縁部と、該閉鎖側との間に位置するように、該バック本体の内部に形成される被覆空間と、該バッグ本体の中央部を貫通して該被覆空間と連通するように形成される排泄孔とを備えるものである。
【選択図】図1

Description

本考案は、トイレ用品に関し、特に簡単及び迅速に便座をカバーして使用者と隔離できる便座シートであり、この便座シートによって、使用者の尻が汚い便座と接触しなくて良いし、トイレを衛生的に利用する目的を達成することができ、また、シートの張力を利用してサイズや型が似ている様々な便座に固定することができ、軽くて柔軟なシートなので、小さくて折り畳むことができると共に、製造コストが安いことから、使い捨て、携帯することができる便座シートに関する。
便座シートは、便座に敷いて使用者と隔離して衛生的にトイレを利用するものであり、一般に、便座90は、図9に示すように、橢円形を呈し、中央部を貫通する略橢円形の孔部91が形成され、その孔部91を介して使用者が排泄物を排出することができ、また、便座90における外側縁部及び内側縁部にそれぞれ外垂れ縁部92及び内垂れ縁部93を備え、該外垂れ縁部92は、逆時計回りに沿って順次に、左側部921、左前部922、前面部923、右側部924、右前部925、全て5つの辺部を有し、便座シートは、便座90の形状と対応するように製造され、便座90に敷いて使用者が便座シート上に座って使用するものである。
また、便座シートは、公衆トイレに使うことが多く、公衆トイレは誰でも利用できるので、便座が細菌やウイルスなどで汚れ、使用者の皮膚が汚れた便座と接触した場合、皮膚症や性病などを起こす虞があり、それ故、隔離可能な便座シートが開発され、便器を改良して自動的に便座シートを取り替えるものもあるが、今はまだ普及していない。さらに、既存の便座シートは、使用する時、便座90の上に敷いて粘着剤や、両面接着テープ、粘着ベルトなどの粘着部材を用いて便座に固定するものもあり、ホックを設置して該ホックを介して便座90の外垂れ縁部92及び内垂れ縁部93に掛けて便座に固定するものもある。
特開2009−90061号公報
しかしながら、上述した粘着部材を有する便座シートは、粘着部材の固定効果が低下し、便座に粘着してもずれる場合があり、なお、それら粘着部材を使う手間がかかって不便な場合があり、例えば、粘着部材の粘着剤がはがれにくい、便座シートが便座に貼り付きにくい、粘着剤がアレルギー反応を起こすなどの欠点があった。また、ホック付きの型の便座シートの場合、便座がいろいろなサイズや型などを有するので、全部の便座に合わせて使えるようにすることが不可能であった。さらに、既存の便座シートは、使い捨て式が多いので、便器に流さずトイレを汚すなどの問題を起す場合もあり、なお、公衆トイレでは便座シートを提供しない場合もあった。本考案は、上述した欠点または問題を解決するために、ずれにくく、簡単に使えて衛生的にトイレを利用できる便座シートを提供する。
従来の便座シートがずれやすくて位置決めることが難しいという欠点を有するので、この問題を解決するために、本考案に係るカバー式便座シートは、バッグ本体と、該バッグ本体の一側に位置する開口と、それぞれ前記バッグ本体の相対する両側に設けられる2つの側縁部と、前記バッグ本体における開口と反対する他側に位置する閉鎖側と、前記開口と、前記2つの側縁部と、前記閉鎖側との間に位置するように、前記バック本体の内部に形成される被覆空間と、前記バッグ本体の中央部を貫通して前記被覆空間と連通するように形成される排泄孔とを備え、使用する時、便座シートが便座をカバーして側縁部及び閉鎖側が便座の外側垂れ辺部に密着することができることから、ずれにくく、位置決める効果を提供するものが開発された。また、本考案の便座シートは、バック状であることから、直接に便座をカバーすればよく、使用者が便座シート上に座ると、便座シートが自然に張力を受けてピンと張って便座に密着することができる。さらに、本考案のカバー式便座シートは、バック状で便座をカバーすると、シートからの張力によって、便座に密着し、ずれにくく、位置決める効果を提供できる特徴であり、既存の便座シートにおける粘着や掛合などの技術手段と異なり、当業者が簡単に想到することができなく、進歩性を有すると考えられるものである。
また、前記閉鎖側は、直線状を呈するシールであり、
前記バッグ本体は、さらに、それぞれ前記2つの側縁部と対応する2つのシールを備え、該各シールは、直線状の接線シールであり、両端がそれぞれ対応する側縁部及び閉鎖側の中間部分に接し、
前記被覆空間は、凸型の六角形の正面面積を構成してもよい。
前記閉鎖側は、直線状を呈するシールであり、
前記バッグ本体は、さらに、それぞれ前記2つの側縁部と対応する2つのシールを備え、該各シールは、両端がそれぞれ対応する側縁部及び閉鎖側の中間部分に接すると共に、3つの直線状接線段を連接するように構成され、
前記被覆空間は、凸型の十角形の正面面積を構成してもよい。
前記閉鎖側は、直線状を呈するシールであり、
前記バッグ本体は、さらに、1つのシールを備え、該シールは、半橢円形を呈し、中間部で閉鎖側に接し、両端部がそれぞれ側縁部と連接することが好ましい。
前記閉鎖側が直線状を呈するシールであっても構わない。
前記閉鎖側は、形状や、広幅、線の数、層の数などの制限しない点状シールであっても構わない。
本考案に係るカバー式便座シートは上記の如く、以下の効果を提供できる。
1.ずれにくく、簡単に位置決めすることができる:本考案に係るカバー式便座シートにおける第一実施例は、バッグ本体を有し、開口を介して便座をカバーし、使用者が便座に座る時、便座シートが自然に張力を受けてピンと張って便座の外側垂れ辺部に密着することができる。
2.便座に密着できる:本考案におけるカバー式便座シートは、バッグ本体における閉鎖側に、シール又は接線シールを設置することによって、便座の外側垂れ辺部の接線と対応するように接し、ピンと張って便座に密着することができる。
3.携帯可能な利便性を有する:本考案に係るカバー式便座シートは、柔軟で軽薄の高分子材質からなるシートであるが、本考案の設計によって、ずれにくく、滑り落ちなく、小さい体積に折り畳めて携帯しやすい使い捨て式の便座シートを提供する。
4.サイズや型などが似ている便座に使える:本考案に係るカバー式便座シートは、サイズを少し大きく、長さを少し長く製造すれば、サイズや型が似ている何れの便座でも使える。
5.使い方が簡単である:本考案に係るカバー式便座シートを使用する時、バッグ本体が開口を介して便座の底部までカバーすれば、簡単に使え、従来の便座シートのように便座と対応して敷くことは必要ない。
6.容易に製造できる:本考案に係るカバー式便座シートは、普通のプラスチック袋と殆ど同一プロセスで製造し、その後、排泄孔を切り欠いて加熱して適当な形状を有するシールを付ければ、簡単に製造することができる、また、上述した4.について、所定のサイズや型などを決めて製造すると、サイズや型などが似ている便座でも使える。
7.水に濡れ難い:本考案に係るカバー式便座シートは、水を吸わない材質からなることから、既存の紙製の便座シートが水に濡れて使えないと共に、便座上の汚れた水を吸い込んで皮膚と接触するという欠点を解消できる。
本考案に係るカバー式便座シートにおける第一実施例の正面図である。 本考案に係るカバー式便座シートにおける第一実施例の部分斜視図である。 本考案に係るカバー式便座シートにおける第一実施例において、便座をカバーした状態を示す部分断面図である。 本考案に係るカバー式便座シートにおける第一実施例において、便座をカバーした状態を示す正面透視図である。 本考案に係るカバー式便座シートにおける第二実施例において、便座をカバーした状態を示す正面透視図である。 本考案に係るカバー式便座シートにおける第三実施例の正面図である。 本考案に係るカバー式便座シートにおける第四実施例の正面図である。 本考案に係るカバー式便座シートにおける第五実施例の正面図である。 従来の便座の斜視図である。
以下、添付図面を参照して本考案の好適な実施の形態を詳細に説明する。尚、下記実施例は、本考案の好適な実施の形態を示したものにすぎず、本考案の技術的範囲は、下記実施例そのものに何ら限定されるものではない。
図1乃至図3に示すように、本考案に係るカバー式便座シートにおける第一実施例は、バッグ本体を有し、該バッグ本体は、開口10と、2つの側縁部20と、閉鎖側30と、被覆空間40と、排泄孔50とを備える。
その内、前記開口10は、前記バッグ本体の一側に位置し、前記2つの側縁部20はそれぞれ、前記バッグ本体の相対する両側に設けられ、前記閉鎖側30は、直線状を呈するシールであり、前記バッグ本体における開口10と反対する他側に位置し、前記被覆空間40は、前記開口10と、2つの側縁部20と、閉鎖側30との間に位置するように、前記バック本体の内部に形成され、前記排泄孔50は、前記バッグ本体の中央部を貫通して前記被覆空間40と連通するとうに形成され、且つ該被覆空間40の上下相対する両側にそれぞれ上開口51及び下開口51が形成される。
本考案に係る第一実施例におけるバッグ本体は、直線状を呈する閉鎖側30有すると共に、さらに、それぞれ前記2つの側縁部20と対応する2つのシール60を備える。該各シール60は、直線状の接線シールであり、両端がそれぞれ対応する側縁部20及び閉鎖側30の中間部分に接する。それによれば、前記被覆空間40は、凸型の六角形の正面面積を構成する。
図1及び図4に示すように、本考案に係るカバー式便座シートを使用する時、使用者が両手で便座シートの上側の開口側縁部70を持ち、開口10を介して便座90にカバーし、外側垂れ辺部92の前面部923を閉鎖側30に当接させるまで便座90の底部まで引いてカバーする。
第一実施例における側縁部20、2つのシール60、閉鎖側30(全て5つの辺部)がバッグ本体に設けられた位置がちょうど便座90の外側垂れ辺部92の接線と対応することから、使用者の尻が便座シートと接触する時、その側縁部20、2つのシール60、閉鎖側30(全て5つの辺部)がそれぞれ便座90の左側部921、左前部922、前面部923、右側部924、右前部925(全て5つの辺部)とピンと張って密着し、また、それらは1つの接点のみで張力を受け、便座90の辺部と接することではなく、本考案における全ての5つの辺部がそれぞれピンと張って変形しながら便座90の左側部921、左前部922、前面部923、右側部924、右前部925に密着させ、便座―シートを便座90にずれないように固定することができる。
また、排泄孔50の形状が便座90の孔部91の形状と対応するように形成されることから、使用者が本考案に係る便座シートを使用する時、その排泄孔50が便座90の孔部91と対応して排泄物をそれら孔50、91を介して排出することができ、その後、使用者が両手でバッグ本体の閉鎖側縁部80を持って便座90から引き出してゴミ箱に捨てればよい。
図5に示すように、本考案に係るカバー式便座シートにおける第二実施例は、殆ど第一実施例と同一であり、異なるところは、各シール60Aは、延出方向がそれぞれ異なる3つの直線状接線段61Aを連接するように構成され、それら直線状接線段61Aによって、前記被覆空間40Aは、凸型の十角形の正面面積を構成する。
本考案に係る第二実施例における2つの側縁部20A、6つの直線状接線段61A、閉鎖側30A(全て9つの辺部)がバッグ本体に設けられた位置がちょうど便座90の外側垂れ辺部92の接線と対応すると共に、第一実施例より辺部の数が多いことから、各辺部が受けた張力を小さく減少でき、プラスチック材質からなる便座シートを使用する時に、薄く製造されても破れにくいという効果を得る。
図6に示すように、本考案に係る第三実施例は、殆ど第一実施例と同一であり、異なるところは、バッグ本体のシール60Bは、1つあり、半橢円形を呈し、中間部で閉鎖側30Bに接し、両端部がそれぞれ側縁部20Bと連接する。この第三実施例におけるシール60B及び2つの側縁部20Bを略半橢円形に構成し、便座90の外側垂れ辺部92の形状と対応する、即ち、第三実施例におけるシール60Bは、数量に無制限の接線から構成するものとして考えてもよい。また、第三実施例における便座シートは、シール60Bを設けることによって、バッグ本体を便座90にカバーすると、張力を受けてピンと張って便座90に密着することができる。
図7に示すように、本考案に係る第四実施例は、殆ど第一実施例と同一であり、異なるところは、バッグ本体における点状シール60Cは、複数の放射状シール61Cからなる点線であり、形状や、広幅、線の数、層の数などの制限しない、便座90の外側垂れ辺部92に接する構造である。この第四実施例におけるシール60C及び側縁部20Cは、便座90の外側垂れ辺部92の形状と対応しすると共に、便座90の外側垂れ辺部92に接することから、その複数の接点から構成する点状シール60Cによって、バッグ本体を便座90にカバーすると、張力を受けてピンと張って便座90に密着することができる。
本考案に係る各実施例におけるバッグ本体の閉鎖側に、位置決め用、ずれにくく、形状や、広幅、線の数、層の数などの制限を有しない何れかの構造を形成しても、便座シートを便座90にカバーして外側垂れ辺部92に接すると、張力を受けてピンと張って便座90に密着して固定することができ、例えば、図7に示すように、第四実施例は、複数の所定の形状や、広幅、線の数、層の数を有しない放射状シール61Cからなる点状シール60Cを提供する。
図8に示すように、本考案に係る第五実施例は、殆ど第一実施例と同一であり、異なるところは、シールを設置しない点である。この第五実施例は、閉鎖側30D及び2つの側縁部20D(全て3つの辺部)が便座90の外側垂れ辺部92の接線位置に対応することから、それら3つの辺部のみで張力を受ければ、バッグ本体が破れやすいので、厚手なプラスチックで製造すれば丈夫である。
本考案に係るカバー式便座シートは上記の如く、以下の効果を提供できる。
1.ずれにくく、簡単に位置決めすることができる:本考案に係るカバー式便座シートは、バッグ本体を有し、開口を介して便座をカバーし、使用者が便座に座る時、便座シートが自然に張力を受けてピンと張って便座の外側垂れ辺部に密着することができる。
2.便座に密着できる:本考案におけるカバー式便座シートは、バッグ本体における閉鎖側に、シール又は接線シールを設置することによって、便座の外側垂れ辺部の接線と対応するように接することから、使用する時、便座に密着することができる。
3.携帯可能な利便性を有する:本考案に係るカバー式便座シートは、柔軟で軽薄の高分子材質からなるシートであるが、本考案の設計によって、ずれにくく、滑り落ちなく、小さい体積に折り畳めて携帯しやすい使い捨て式の便座シートを提供する。
4.サイズや型などが似ている便座に使える:本考案に係るカバー式便座シートは、サイズを少し大きく、長さを少し長く製造すれば、サイズや型が似ている何れの便座でも使える。
5.使い方が簡単である:本考案に係るカバー式便座シートを使用する時、バッグ本体が開口を介して便座の底部までカバーすれば、簡単に使え、従来の便座シートのように便座と対応して敷くことは必要ない。
6.容易に製造できる:本考案に係るカバー式便座シートは、普通のプラスチック袋と殆ど同一プロセスで製造し、その後、排泄孔を切り欠いて加熱して適当な形状を有するシールを付ければ、簡単に製造することができる、また、上述した4.について、所定のサイズや型などを決めて製造すると、サイズや型などが似ている便座でも使える。
7.水に濡れ難い:本考案に係るカバー式便座シートは、水を吸わない材質からなることから、既存の紙製の便座シートが水に濡れて使えないと共に、便座上の汚れた水を吸い込んで皮膚と接触するという欠点を解消できる。
10 開口
20、20B 側縁部
30、30A、30B閉鎖側
40 被覆空間
50 排泄孔
51 上開口、下開口
60、60A、60B直線状接線段
60C 点状
61A シール
61C 放射状シールシール
30D 閉鎖側
70 開口側縁部
80 閉鎖側縁部
90 便座
91 孔部
92 外側垂れ辺部
921 左側部
922 左前部
923 前面部
924 右側部
925 右前部

Claims (6)

  1. バッグ本体と、
    前記バッグ本体の一側に位置する開口と、
    それぞれ前記バッグ本体の相対する両側に設けられる2つの側縁部と、
    前記バッグ本体における開口と反対する他側に位置する閉鎖側と、
    前記開口と、前記2つの側縁部と、前記閉鎖側との間に位置するように、前記バック本体の内部に形成される被覆空間と、
    前記バッグ本体の中央部を貫通して前記被覆空間と連通するように形成される排泄孔とを備えることを特徴とするカバー式便座シート。
  2. 前記閉鎖側は、直線状を呈するシールであり、
    前記バッグ本体は、さらに、それぞれ前記2つの側縁部と対応する2つのシールを備え、該各シールは、直線状の接線シールであり、両端がそれぞれ対応する側縁部及び閉鎖側の中間部分に接し、
    前記被覆空間は、凸型の六角形の正面面積を構成することを特徴とする請求項1に記載のカバー式便座シート。
  3. 前記閉鎖側は、直線状を呈するシールであり、
    前記バッグ本体は、さらに、それぞれ前記2つの側縁部と対応する2つのシールを備え、該各シールは、両端がそれぞれ対応する側縁部及び閉鎖側の中間部分に接すると共に、3つの直線状接線段を連接するように構成され、
    前記被覆空間は、凸型の十角形の正面面積を構成することを特徴とする請求項1に記載のカバー式便座シート。
  4. 前記閉鎖側は、直線状を呈するシールであり、
    前記バッグ本体は、さらに、1つのシールを備え、該シールは、半橢円形を呈し、中間部で閉鎖側に接し、両端部がそれぞれ側縁部と連接することを特徴とする請求項1に記載のカバー式便座シート。
  5. 前記閉鎖側が直線状を呈するシールであることを特徴とする請求項1に記載のカバー式便座シート。
  6. 前記閉鎖側は、形状や、広幅、線の数、層の数などの制限しない点状シールであることを特徴とする請求項1に記載のカバー式便座シート。
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