JP3174342U - 空気循環器のファンカバー - Google Patents
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Abstract
【課題】 特に空気循環器の効率を向上させるファンカバーを提供する。
【解決手段】フロントカバー及びバックカバーを有し、その内、該フロントカバーは、円筒状を呈し、止め部と、該止め部の内周縁に一体に成形され、前側へ突出する通気部とを備えるガイド部材と、該通気部に一体に成形されると共に、中央から外側へ向かって渦状に延設される複数の渦状リブを備える送風部材とを備え、該バックカバーは、前側の開口にフロントカバーが嵌め込まれるものである。
【選択図】 図3
【解決手段】フロントカバー及びバックカバーを有し、その内、該フロントカバーは、円筒状を呈し、止め部と、該止め部の内周縁に一体に成形され、前側へ突出する通気部とを備えるガイド部材と、該通気部に一体に成形されると共に、中央から外側へ向かって渦状に延設される複数の渦状リブを備える送風部材とを備え、該バックカバーは、前側の開口にフロントカバーが嵌め込まれるものである。
【選択図】 図3
Description
本考案は、特に空気循環器のファンをカバーするように組み合わせて用いるファンカバーに関するものである。
従来の空気循環器について、例えば、台湾実用新案第300023号の「送風方向を誘導する送風機」は、ファンカバーを有し、そのファンカバーで、送気装置からの風を適当な風速に控えると共に、決まった方向に送ることにより、風の送り出す距離を伸ばしている。また、そのファンカバーによれば、送風機からの風をフロントカバーに集めてからモータの軸方向に沿って遠くへ送り出すことができるが、風を広く送り出すことができないので、改良する必要があった。
従来の空気循環器は、羽根に特別な設計を有しないことから、送風方向を誘導できず、また、風を広く送り出すことができなく、送風効率を下げる虞があった。
本考案に係る空気循環器のファンカバーは、フロントカバー及びバックカバーを有し、その内、該フロントカバーは、円筒状を呈し、止め部と、該止め部の内周縁に一体に成形され、前側へ突出する通気部とを備えるガイド部材と、該通気部に一体に成形されると共に、中央から外側へ向かって渦状に延設される複数の渦状リブを備える送風部材とを備え、該バックカバーは、前側の開口にフロントカバーが嵌め込まれるものである。
前記送風部材は、中央に位置するカバー部材と、それぞれ該カバー部材の外周縁から外側へ向かって渦状に延出する前記複数の渦状リブと、前記複数の渦状リブの外側に設けられる環状の固定リングと、それぞれ該固定リングを中心として同心円上に、外側へいくにつれて直径が拡大するように配列される複数の円形リブと、それぞれ該複数の円形リブと垂直するように、該固定リングの外周縁から間隔をおいて渦状に延出する複数の支持リブと、を備えることが好ましい。
さらに、前記バックカバーはそれぞれ、内側周面に間隔をおいて配列される複数の間隔リブと、該各間隔リブの間にそれぞれ形成される間隔空間と、該間隔空間に位置する複数の係合リブとを備え、
前記止め部の外周縁から後方へ突出するように、間隔をおいて凸設され、前記隣接する2つの間隔リブの間の間隔空間における係合リブに係合される複数のフック部を有しても構わない。
前記止め部の外周縁から後方へ突出するように、間隔をおいて凸設され、前記隣接する2つの間隔リブの間の間隔空間における係合リブに係合される複数のフック部を有しても構わない。
前記バックカバーの上部に取っ手が設けられることが好ましい。
本考案に係る空気循環器のファンカバーは上記の如く、フロントカバーのガイド部材に、止め部より小径の通気部が設けられることから、送風範囲を狭くして風速及び風量をたかめることができ、また、フロントカバーの送風部材に渦状の渦状リブが設けられることから、風を竜巻状に吹き出して部屋内に空気を循環させることができるので、送風距離を伸ばしつつ、空気循環器の効率を高めることができる。
以下、添付図面を参照して本考案の好適な実施の形態を詳細に説明する。尚、下記実施例は、本考案の好適な実施の形態を示したものにすぎず、本考案の技術的範囲は、下記実施例そのものに何ら限定されるものではない。
図1乃至図3に示すように、本考案に係る空気循環器のファンカバーは、フロントカバー10と、バックカバー20とを有し、その内、該フロントカバー10は、円筒状を呈すると共に、ガイド部材11及び送風部材12を備え、該ガイド部材11は、環状でスムーズな表面を有する止め部111と、円筒状を呈し、該止め部111の内周縁に一体に成形されると共に、前側へ突出する通気部112と、該止め部111の外周縁から後方へ突出するように、間隔をおいて凸設される複数のフック部113とを備え、この構造によれば、該ガイド部材11は、止め部111を介して風を通気部112に集めてからガイド部材11の前方へ送り出すことができる。
前記送風部材12は、前記通気部112の前側中央に一体に成形されるカバー部材120と、それぞれ該カバー部材120の外周縁から外側へ向かって渦状に延出する複数の渦状リブ121と、該複数の渦状リブ121の外側に設けられる環状の固定リング122と、それぞれ該固定リング122を中心として同心円上に、外側へいくにつれて直径が拡大するように配列される複数の円形リブ123と、それぞれ該複数の円形リブ123と垂直するように、該固定リング122の外周縁から間隔をおいて渦状に延出する複数の支持リブ124とを備える。
図1及び図3に示すように、前記バックカバー20は、前側に、前記フロントカバー10を受け入れる開口が形成されると共に、後側に複数の通気孔が形成されるバックプレートと、該バックプレートの外周縁から前側へ向かって凸設される環状の凸縁と、該バックプレートの上部に設けられる取っ手21と、該バックプレートの内側周面と凸縁との間に設けられると共に、それぞれ内周面に間隔をおいて配列される複数の間隔リブ22と、該各間隔リブ22の間にそれぞれ形成される間隔空間と、該間隔空間に位置するように、両端が対応する間隔リブ22に当接される複数の係合リブ23とを備える。
上述の構造によれば、フロントカバー10をバックカバー20に組み合わせる時は、該フロントカバー10のガイド部材11をバックカバー20の凸縁内部に位置させると共に、該ガイド部材11のフック部113を、間隔リブ22の間における間隔空間の係合リブ23に係合すれば、フロントカバー10をバックカバー20に固定することができる。
また、本考案に係る空気循環器のファンカバーを、空気循環器30のモータに装着して使用する時は、先ず、バックカバー20を、モータの軸体がバックカバー20の中央から前側へ突出するように、モータ前側に装着し、羽根をモータの軸体に取り付け、そして、ガイド部材11のフック部113をバックカバー20の係合リブ23に係合することによって、羽根をカバーするように、フロントカバー10をバックカバー20に装着すればよい。
その空気循環器30を用いる時は、モータの駆動により羽根を回転させて風を発生させるが、この時、フロントカバー10の止め部111により風を誘導して通気部112を通過させ、送風範囲にを狭くすることにより、風を一方向に送り出し、と共に、風速を増強することができる。また、空気循環器30は、羽根の形状により風を所定の回転方向に沿って送り出すが、その風が送風部材12の渦状リブ121を通過する時、その風の回転方向は、渦状リブ121の渦形状の方向と一致していることから、風を竜巻状に吹き出すことができるので、送風距離をより延長できると共に、部屋中の空気を循環させることもできる。
本考案は上記説明によれば、送風範囲を狭くして風速及び風量を増強するための通気部と、風を竜巻状に吹き出すための渦状リブとを備えることから、空気循環器を使用している時、風量切り替えスイッチを弱にしても、従来の扇風機よりも強力な風を送り出すことができるので、空気循環器の効率を向上させることができる。
10 フロントカバー
11 ガイド部材
111 止め部
112 通気部
113 フック部
12 送風部材
120 カバー部材
121 渦状リブ
122 固定リング
123 円形リブ
124 支持リブ
20 バックカバー
21 取っ手
22 間隔リブ
23 係合リブ
30 空気循環器
11 ガイド部材
111 止め部
112 通気部
113 フック部
12 送風部材
120 カバー部材
121 渦状リブ
122 固定リング
123 円形リブ
124 支持リブ
20 バックカバー
21 取っ手
22 間隔リブ
23 係合リブ
30 空気循環器
Claims (4)
- 円筒状を呈し、止め部と、該止め部の内周縁に一体に成形され、前側へ突出する通気部とを備えるガイド部材と、該通気部に一体に成形されると共に、中央から外側へ向かって渦状に延設される複数の渦状リブを備える送風部材とを有するフロントカバーと、
前側の開口にフロントカバーが嵌め込まれるバックカバーと、を有することを特徴とする空気循環器のファンカバー。 - 前記送風部材は、中央に位置するカバー部材と、それぞれ該カバー部材の外周縁から外側へ向かって渦状に延出する前記複数の渦状リブと、前記複数の渦状リブの外側に設けられる環状の固定リングと、それぞれ該固定リングを中心として同心円上に、外側へいくにつれて直径が拡大するように配列される複数の円形リブと、それぞれ該複数の円形リブと垂直するように、該固定リングの外周縁から間隔をおいて渦状に延出する複数の支持リブと、を備えることを特徴とする請求項1に記載の空気循環器のファンカバー。
- さらに、前記バックカバーはそれぞれ、内側周面に間隔をおいて配列される複数の間隔リブと、該各間隔リブの間にそれぞれ形成される間隔空間と、該間隔空間に位置する複数の係合リブとを備え、
前記止め部の外周縁から後方へ突出するように、間隔をおいて凸設され、前記隣接する2つの間隔リブの間の間隔空間における係合リブに係合される複数のフック部を有することを特徴とする請求項2に記載の空気循環器のファンカバー。 - 前記バックカバーの上部に取っ手が設けられることを特徴とする請求項3に記載の空気循環器のファンカバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011007784U JP3174342U (ja) | 2011-12-31 | 2011-12-31 | 空気循環器のファンカバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011007784U JP3174342U (ja) | 2011-12-31 | 2011-12-31 | 空気循環器のファンカバー |
Publications (1)
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JP3174342U true JP3174342U (ja) | 2012-03-15 |
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Family Applications (1)
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016217306A (ja) * | 2015-05-25 | 2016-12-22 | フルタ電機株式会社 | 静翼付き送風機(静翼を備えた送風機)の風胴(ドラム)と静翼構造 |
WO2019065679A1 (ja) * | 2017-09-28 | 2019-04-04 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 扇風機 |
JP2019148242A (ja) * | 2018-02-28 | 2019-09-05 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 扇風機 |
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2011
- 2011-12-31 JP JP2011007784U patent/JP3174342U/ja not_active Expired - Fee Related
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WO2019065679A1 (ja) * | 2017-09-28 | 2019-04-04 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 扇風機 |
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