JP3174158U - ラインストーン付着装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】取出機がラインストーンを取り出せない場合の頻度を減らして生産性を向上させたラインストーン付着装置を提供することを目的とする。
【解決手段】複数のラインストーンの一部が傾斜回転盤40に形成された嵌合凹部41に嵌合し、この嵌合したラインストーンを嵌合凹部41から取出機20が取り出して被装飾体57に付着させるラインストーン付着装置において、嵌合凹部41を、3個のラインストーンが一列状に正しく嵌合することができるとともに、嵌合したラインストーンが3個に満たないときには傾斜回転盤40の回転に伴って該ラインストーンの一つが自重で一方端部にずれることができる嵌合溝41とし、嵌合溝41の一方端部を、取出機20によるラインストーンの取出位置としたラインストーン付着装置。
【選択図】図2

Description

本考案は、被装飾体にラインストーンを付着させる装置に関するものである。
従来、ラインストーン付着装置としては、特許文献1、2に記載のように、複数のラインストーンを貯溜している貯溜器と、貯溜器からラインストーンを取り出す取出機と、取出機によって取り出されたラインストーンを被装飾体に付着させる付着機とを備えたものが知られている。そして、図11に示すように、貯溜器90には、内底部で間欠的に回転し、上面にラインストーンが嵌合する嵌合凹部94が複数設けられた傾斜回転盤92と、正しくなく嵌合したラインストーンを嵌合凹部94から排除するブラシ95とが設けられている。
しかし、貯溜器90に貯溜されている複数のラインストーンは、貯溜器90の内底部に等方性の状態で堆積していることから、嵌合凹部94にラインストーンが嵌合できない場合があり、ラインストーンが嵌合していない嵌合凹部94からは、取出機はラインストーンを取り出すことができない。また、各嵌合凹部94には、それぞれ一つのラインストーンしか嵌合することができないため、正しくない状態、すなわち、被装飾体と接する面を奥に向けた状態以外の状態でラインストーンが嵌合凹部94に嵌合してしまうと、その嵌合凹部94からは、嵌合しているラインストーンがブラシ95で排除されることとなり、取出機はラインストーンを取出すことができない。このように、取出機がラインストーンを取り出せないと、ラインストーンを被装飾体へ付着することができない。従って、従来のラインストーン付着装置は、取出機がラインストーンを取り出せない場合が多くあり、生産性の低いものとなっていた。
また、従来のラインストーン付着装置の傾斜回転盤には、特定の形態のラインストーンに適合した一種類の嵌合凹部しか設けられていない。そのため、従来のラインストーン付着装置で他の形態の(例えば、形、大きさ等が異なる)ラインストーンを使用するためには、傾斜回転盤をそれぞれラインストーンの形態に適合した種類の嵌合凹部が設けられているものに交換する必要があった。従って、使用するラインストーンの形態の数と同じ種類の数だけの傾斜回転盤を用意しなければならず不経済であると共に、特に特許文献1に記載のラインストーン付着装置は、ラインストーンの形態を変更するたびに傾斜回転盤も交換しなくてはならず、作業効率が悪かった。
米国特許第2260572号明細書 国際公開第2008/114926号
そこで、本考案は、取出機がラインストーンを取り出せない場合の頻度を減らして生産性を向上させたラインストーン付着装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本考案のラインストーン付着装置は、複数のラインストーンの一部が間欠的に回転する傾斜回転盤の上面に形成された嵌合凹部に嵌合し、この嵌合したラインストーンを嵌合凹部から取出機が取り出して被装飾体に付着させるラインストーン付着装置において、前記嵌合凹部を、2〜5個から選ばれる規定数個のラインストーンが一列状に正しく嵌合することができるとともに、嵌合したラインストーンが規定個数に満たないときには前記傾斜回転盤の回転に伴って該ラインストーンの一つが自重で一方端部にずれることができる嵌合溝とし、前記嵌合溝の一方端部を、前記取出機によるラインストーンの取出位置としたことを特徴とする。
ここで、ラインストーンが正しく嵌合するとは、ラインストーンが、付着時に被装飾体に接する面を嵌合溝の奥に向け、且つ嵌合溝の奥までしっかりと嵌合している状態である。
また、嵌合溝に正しくなく嵌合したラインストーンを該嵌合溝から排除する排除機構を設けていることが好ましい。
また、傾斜回転盤の態様としては、特に限定はされないが、複数の嵌合凹部が設けられ、それらの嵌合凹部を、正しく嵌合するラインストーンの形態がそれぞれ異なる嵌合溝とすることが、傾斜回転盤を交換することなく、形態が異なるラインストーンに用いることができて好ましい。その具体的態様としては、表面及び裏面に嵌合凹部が設けられ、その嵌合凹部を、傾斜回転盤の表面のものと裏面のものとで正しく嵌合するラインストーンの形態が異なる嵌合溝とする態様や、回転中心を中心とする円周上にラインストーンを隔離する隔離壁が設けられ、嵌合凹部を、隔離壁によって隔てられた傾斜回転盤の内側のものと外側ものとで正しく嵌合するラインストーンの形態が異なる嵌合溝とする態様等が例示できる。また、傾斜回転盤は、ラインストーンを貯溜しておく貯溜器の内底部に別体として設けられたものでもよいし、貯溜器に一体として設けられた(外周に周壁が設けられた)ものでもよい。
ここで、形態が異なるラインストーンは、主に形や大きさが異なるラインストーンである。
また、嵌合溝の態様としては、特に限定はされないが、正しく嵌合するラインストーンの形態が同じであるものが傾斜回転盤の回転中心を中心とする円周上に等間隔で複数設けられていることが、傾斜回転盤が一度の回動で変位する変位角が小さくなって好ましい。また、一つの嵌合溝に嵌合するラインストーンの規定数個が1では、一つのラインストーンが正しくない状態で嵌合してしまうと、他のラインストーンが嵌合できなくなる。一方、6以上では、嵌合溝が長くなりすぎる。
また、ラインストーンとしては、特に限定はされないが、大きさ(直径)が1〜10mmであることが、取出機の先端部に設けられ、ラインストーンを吸着する吸着部を交換することなく用いることができて好ましい。
また、排除機構としては、特に限定はされないが、適度な弾性を有する細糸等からなるブラシ等が例示できる。より詳しくは、本体部と、前記本体部の前記傾斜回転盤と対向する面に植毛されている複数の細糸からなるブラシ部とからなる排除機構を例示する。
本考案によれば、取出機がラインストーンを取り出せない場合の頻度を減らして生産性を向上させたラインストーン付着装置を提供することができる。
本考案に係る実施例1のラインストーン付着装置の正面図である。 同ラインストーン付着装置の要部の正面図である。 同要部の側面図である。 同ラインストーン付着装置の傾斜回転盤の表面及び裏面図である。 同傾斜回転盤の使用状態の図である。 排除機構付近における同傾斜回転盤の使用状態の図である。 同ラインストーン付着装置の排除機構の説明図である。 同ラインストーン付着装置の取出機の説明図である。 同取出機の吸着部付近の説明図である。 本考案に係る実施例2のラインストーン付着装置の傾斜回転盤の表面及び断面図である。 従来のラインストーン付着装置の貯溜器の表面及び断面図である。
以下、本考案のラインストーン付着装置を具体化した実施例1について、図1〜図9を参照して説明する。図1に示すように、本実施例のラインストーン付着装置10は、床面に立設された装置フレーム11と、装置フレーム11の上部に設けられ、複数のラインストーン56を貯溜しておく貯溜器30と、貯溜器30の側方に設けられ、貯溜器30からラインストーン56を取り出す取出機20と、装置フレーム11の中高部に設けられ、取出機20によって取り出されたラインストーン56を被装飾体57に付着させる付着機45と、付着機45の上部46と略同じ高さに設けられ、被装飾体57が載置されるテーブル18と、装置フレーム11の上方に設けられ、貯溜器30及び取出機20の動作並びに付着機45の操作を制御する制御機構55とを備えている。
装置フレーム11は、左右に間隔をおいて立設する一対の支柱12と、両支柱12の頭頂部に架け渡された上フレーム13と、両支柱12の中高部に架け渡された下フレーム14とからなる。
図2〜4、9に示すように、上フレーム13の下面に基端部が取着され、前方(装置の手前側)へと延びるブラケット15は、先端部に取出機20が設けられている。取出機20は、ブラケット15の上面に固定された揺動モータ21と、揺動モータ21の回転軸23に固着され、L字状に屈曲したベースプレート24と、ベースプレート24の下面に取着され、揺動モータ21により前後に揺動する揺動シリンダ25と、揺動シリンダ25のシリンダロッド26の先端に設けられ、ラインストーン56を吸着する吸着部27とを備えている。吸着部27は、先端にラインストーン56を嵌合させる吸着穴28が凹設されると共に、吸着穴28へと連通する吸引孔29が穿孔されている。
ブラケット15の中間部には、側方へと延び、手前側が下がるように傾斜した板状の貯溜器ベース16が突設している。貯溜器ベース16の前面には、有底円筒状の貯溜器30が貯溜器ベース16と同じように傾斜して固着されている。また、貯溜器ベース16の後面には、貯溜モータ31が、その回転軸32が貯溜器30の底面を挿通するように取付られている。貯溜器30の周壁33のうち、下側部は、貯溜器30に貯溜されているラインストーン56が零れ落ちないように、他部より一段高くなった受け皿34となっている。
貯溜器30の内底部には、周壁33に摺接しながら回転する円盤状の傾斜回転盤40が載置されている。傾斜回転盤40は、中心に貯溜モータ31の回転軸32を挿通する中心穴42が設けられている。そして、容易に表裏を反転して取着できるよう、ナット35によって貯溜モータ31の回転軸32に係着されており、貯溜モータ31の駆動により回転する。傾斜回転盤40の表面及び裏面には、それぞれ特定の形態(大きさが同じ)の3個のラインストーン56が一列に並んだ状態で嵌合できる複数の嵌合溝41が凹設されている。嵌合溝41は、傾斜回転盤40の中心(回転中心でもある)から放射状に延びる線と自身の中心線(正しく嵌合している二つ又は三つのラインストーン56のそれぞれの中心とを結ぶ線でもある)とが交わるようになっている。表面の嵌合溝41は、大きさが異なる3種類(2mm、3mm、4mm)のラインストーン56がそれぞれ正しく嵌合できる3種類のものである。そして、正しく嵌合するラインストーン56の大きさが同じである同種の嵌合溝41は、それぞれ傾斜回転盤40の中心(回転中心でもある)を中心とする円周上に略等間隔で12個設けられている。また、互いに隣り合い、正しく嵌合するらラインストーン56の大きさが異なる異種の嵌合溝41同士も、傾斜回転盤40の中心を中心とする円周上において、互いの中心線の間隔が同じになるようになっている。一方、裏面の嵌合溝41は、正しく嵌合するするラインストーン56の大きさが異なる(5mm、6mm、7mm)以外は、表面の嵌合溝41と同じようになっている。
嵌合溝41に正しくなく嵌合したラインストーン56をこの嵌合溝41から排除する排除機構50が、貯溜器30の内側に向かって周壁33から突設している。排除機構50は、周壁33から貯溜器30の内側に突出している本体部51と、本体部51の傾斜回転盤40と対向する面に植毛されている複数の細糸からなるブラシ部52とからなっている。ブラシ部52は、各細糸の先端が嵌合溝41に嵌合しているラインストーン56に当接するように調整されている。
下フレーム14の上面で、取出機20に対応する位置には、付着機45が設けられている。付着機45は、超音波発生器であり、ここで発生させた超音波によって、取出機20によって取り出されたラインストーン56を加熱する。そして、ラインストーン56の被装飾体57と接する面に塗布されている接着剤を溶かすことにより、ラインストーン56を被装飾体57に溶着する。
本実施例のラインストーン付着装置10の作用について図5〜9を用いて説明する。
本実施例のラインストーン付着装置10は、取出機20が貯溜器30からラインストーン56を一つずつ取り出して、被装飾体57に付着させる。また、取出機20がラインストーン56を一つ取り出す毎に、嵌合しているラインストーン56が取出機20によって取り出される貯溜器30内の場所である取出場所にある嵌合溝43が入れ替わるよう、同種の(同じ大きさのラインストーンが正しく嵌合するようになっている)嵌合溝41が設けられている間隔分(約30°、図5の矢印一つ分)たげ、傾斜回転盤40が同一方向に回動しする。一方、取出機20がラインストーン56を嵌合溝43から取り出している時は、傾斜回転盤40は停止している。なお、使用するラインストーン56が異なる大きさのものに替わったときは、傾斜回転盤40の回動により、取出場所にある嵌合溝43が使用する大きさのラインストーン56が正しく嵌合するものになるようになっている。
図5に示すように、複数のラインストーン56は、貯溜器30の内側の下部に等方性の状態で堆積している。そして、傾斜回転盤40が回転することで、ラインストーン56は、自身に適合した嵌合溝41に嵌合して、堆積しているところから繰り出される。そして、嵌合している嵌合溝41が貯溜器30内を移動していくことで、ラインストーン56自身も貯溜器30内を移動し、取出機20によって取り出されるところ(嵌合している嵌合溝41が取出場所にある嵌合溝43となるところ)まで移動する。また、傾斜回転盤40の回転により、嵌合している嵌合溝41の上下も反転することから、ラインストーン56は、嵌合溝41内を移動する。なお、ラインストーン56は、自身に適合していない嵌合溝41に嵌合して、堆積しているところから繰り出され、貯溜器30内を移動することもある。
傾斜回転盤40の回転により、図6aに示すように、ブラシ部52の細糸の先端が当接する位置の手前まで移動してきたラインストーン56は、ブラシ部52に当接しながら排除機構50の下方(排除機構50と傾斜回転盤40との間)を移動する。そして、排除機構50の下方をラインストーン56が通過することで、嵌合溝41に正しくなく嵌合しているラインストーン56、すなわち被装飾体57と接する面を嵌合溝41の奥に向け、且つ嵌合溝41の奥までしっかりと嵌合している状態以外の状態で嵌合溝41に嵌合しているラインストーン56が嵌合溝41から排除され、貯溜器30の下部へと戻され、図6bに示すように、正しく嵌合しているラインストーン56だけになる。このときの状態(図6aの状態から図6bの状態になるまで)を図7を用いて詳述する。
図7a、bに示すように、一列に並んだ三つのラインストーン56のうち、真中の一つが被装飾体57と接する面を上に向けて嵌合している嵌合溝41は、嵌合しているラインストーン56にブラシ部52が当接する位置の手前まで移動してきている。そして、図7c、dに示すように、この嵌合溝41が、ブラシ部52の下を移動し始めると、真中のラインストーン56は、ブラシ部52によって起こされて嵌合溝41から外れ、貯溜器30の底部を下方へと落ちていく。一方、被装飾体57と接する面を下(奥)に向け、且つ嵌合溝41の奥までしっかりと嵌合している両端のラインストーン56は、ブラシ部52によって起こされることもなく、ブラシ部52の下方に侵入する。そして、図7e、fに示すように、嵌合溝41が、ブラシ部52を通過すると、傾斜回転盤40の傾きによって生じている嵌合溝41の長さ方向の傾き(傾斜回転盤40の中心に近い方の端が下側になり、遠い方の端が上側になる)により、排除されたラインストーン56が嵌合していた位置を埋めるように、上方に位置するラインストーン56が下方へと嵌合溝41内をずれる。
図8に示すように、本考案のラインストーン付着装置10の取出機20は、揺動モータ21の揺動によって、揺動シリンダ25が前後に揺動すると共に、揺動シリンダ25の伸縮によって、吸着部27が上下に移動する。これついて詳述すると、図8bに示すように、吸着部27の先端面(中央に吸着穴28が凹設されている面)を下方に向けた状態から、ラインストーン56を貯溜器30から取り出すため、図8aに示すように、後側(ラインストーン付着装置10の奥側)に揺動して、傾斜回転盤40の上面に吸着部27の先端面を近づけた状態にする。そして、嵌合溝41からラインストーン56を吸引により取り出す。ラインストーン56を取り出した後は、先程とは反対に、前側(ラインストーン付着装置10の手前側)に揺動して、図8bに示すように、吸着部27の先端面を下方に向けた状態にする。その後、取り出したラインストーン56を被装飾体57に付着させるため、図8cに示すように、揺動シリンダ25がシリンダロッド26を伸ばして、吸着部27を下降させ、ラインストーン56を被装飾体57の表面に運ぶ。そして、付着機45によって、ラインストーン56を熱して、ラインストーン56を被装飾体57に付着させる。ラインストーン56を付着さっせた後は、先程とは反対に、揺動シリンダ25がシリンダロッド26を縮めて、吸着部27を上昇させる。
吸着部27が嵌合溝43からラインストーン56を吸引により取り出すときの状態を図9に示す。取出場所にある嵌合溝43は、傾斜回転盤40の中心に近い方の端が上側で、遠い方の端が下側となっており、嵌合溝43の下側端部がラインストーンの取出位置となっている。図9aに示すように、貯溜器30内における取出場所にある嵌合溝43に吸着部27の先端が近づく。図9bに示すように、吸引により嵌合溝43の取出位置(下方端)にあるラインストーン56が取り出さ、吸着穴28に嵌合する。そして、図9cに示すように、取り出されたものの上方にあるラインストーンが嵌合溝43内を下方へとずれる。なお、嵌合溝43からラインストーン56が取り出されると、傾斜回転盤40は回動することから、このようにラインストーン56が嵌合溝43内を下方へずれても、直ぐに取り出されることはなく、貯溜器30内を移動していき、貯溜器30内を一周して、再度、嵌合している嵌合溝41が取出場所の嵌合溝43になったときに取り出される。
本実施例によれば、次の効果が得られる。
(a)嵌合凹部41を同じ大きさのラインストーン56が一度に三つまで嵌合できる嵌合溝41としたことで、ラインストーン56が正しくなく嵌合凹部41に嵌合することにより、取出機20がラインストーン56を取り出せないことが起きる頻度を従来の約4分の1に減少でき、生産性が向上する。
(b)傾斜回転盤40の表裏にそれぞれ3種類の嵌合溝41を設け、傾斜回転盤40を6種類の大きさの異なるラインストーン56に適用できるようにしたことで、使用するラインストーン56の種類に応じて用意する傾斜回転盤の数を減らすことができる。
(c)傾斜回転盤40の片面にそれぞれ大きさの異なる3種類のラインストーン56に適合する3種類の嵌合溝41を設けたことで、使用するラインストーンをこの嵌合溝41に適合したもの同士の間で変更するときは、貯溜器30内のラインストーン56を入れ替えるだけでラインストーン56の変更ができ、生産性が向上する。
(d)同種のラインストーン56に適合した嵌合溝41を複数(12個)設けたことで、取出場所の嵌合溝43を入れ替えるための時間が短くなり、生産性が向上する。
次に、傾斜回転盤60を変更した実施例2について、図10を参照して説明する。なお、本実施例は、傾斜回転盤60の態様が実施例1の傾斜回転盤40と異なる以外は、実施例1の態様と同じである。
図10に示すように、本実施例の傾斜回転盤60は、傾斜回転盤60の回転中心を中心とする円盤状の内回転盤62と、同じく傾斜回転盤60の回転中心を中心とする円盤状の外回転盤63とからなっている。また、内回転盤62と外回転盤63とが、貯溜モータ31によって一体回動するよう、内回転盤62と外回転盤63とをネジとめする連結軸68を有してる。さらに、二種類のラインストーンが貯溜器30内で混ざらないようにする隔離壁部67を備えている。
内回転盤62の表面には、特定の形態(大きさ4mm)の3個のラインストーン56が一列に並んだ状態で嵌合できる24個の嵌合溝61が、傾斜回転盤60の回転中心を中心とする円周上に略等間隔で凹設されている。
外回転盤63の表面の中央部には、内回転盤62の表面と外回転盤63の他部の表面とが略面一になるよう、内回転盤62を嵌合する中央凹部63aが凹設されている。また外回転盤63の他部の表面には、特定の形態(大きさ3mm)の3個のラインストーン56が一列に並んだ状態で嵌合できる24個の嵌合溝61が傾斜回転盤60の回転中心を中心とする円周上に略等間隔で凹設されている。
隔離壁部67は、傾斜回転盤60の表面上で、内回転盤62の外周に沿うように立設された隔離壁64と、隔離壁64に連結片66を介して連結され、外回転盤63に外嵌する外壁65とからなっている。また、隔離壁部67は、隔離壁64が内回転盤62と共に回動しないよう、外壁65を周壁33に着脱可能に固定している。
連結軸68は、下部に設けられた雌ネジにより、貯溜モータ31の回転軸32に螺着されている。
本実施例によれば、上記(a)、(d)の効果と共に、次の効果が得られる。
(e)傾斜回転盤60に隔離壁64を設けたことにで、隔離壁64の内側と外側のラインストーン56が混ざることがないため、貯溜器30内のラインストーン56を入れ替えることなく、大きさの異なる二種類のラインストーン56用いて被装飾体の装飾を行うことができる。
本考案は、前記実施例に限定されるものではなく、例えば以下のように、考案の趣旨から逸脱しない範囲で適宜変更して具体化することもできる。
(1)被装飾体にラインストーンによる装飾と刺繍による装飾とを行えよう、刺繍ミシンを並設する。
(2)被装飾体をテーブル上で駆動させる駆動機構を設ける。
10 ラインストーン付着装置
20 取出機
40 傾斜回転盤
41 嵌合溝(嵌合凹部)
43 取出場所の嵌合溝(嵌合凹部)
50 排除機構
56 ラインストーン
57 被装飾体
60 傾斜回転盤
61 嵌合溝(嵌合凹部)
64 隔離壁

Claims (8)

  1. 複数のラインストーン(56)の一部が間欠的に回転する傾斜回転盤(40,60)の上面に形成された嵌合凹部(41,61)に嵌合し、この嵌合したラインストーンを嵌合凹部(41,61)から取出機(20)が取り出して被装飾体(57)に付着させるラインストーン付着装置(10)において、
    前記嵌合凹部(41,61)を、2〜5個から選ばれる規定数個のラインストーン(56)が一列状に正しく嵌合することができるとともに、嵌合したラインストーン(56)が規定個数に満たないときには前記傾斜回転盤(40,60)の回転に伴って該ラインストーン(56)の一つが自重で一方端部にずれることができる嵌合溝(41,61)とし、
    前記嵌合溝(41,61)の一方端部を、前記取出機(20)によるラインストーン(56)の取出位置としたことを特徴とするラインストーン付着装置。
  2. 前記嵌合溝(41,61)に正しくなく嵌合したラインストーン(56)を該嵌合溝(41,61)から排除する排除機構(50)を設けた請求項1記載のラインストーン付着装置。
  3. 前記傾斜回転盤(40,60)は、複数の前記嵌合凹部(41,61)が設けられ、
    前記嵌合凹部(41,61)を、正しく嵌合するラインストーン(56)の形態がそれぞれ異なる前記嵌合溝(41,61)とした請求項1又は2記載のラインストーン付着装置。
  4. 前記傾斜回転盤(40)は、表面及び裏面に前記嵌合凹部(41)が設けられ、
    前記嵌合凹部(41)を、前記傾斜回転盤(40)の表面のものと裏面のものとで正しく嵌合するラインストーン(56)の形態が異なる前記嵌合溝(41)とした請求項3記載のラインストーン付着装置。
  5. 前記傾斜回転盤(60)は、回転中心を中心とする円周上にラインストーンを隔離する隔離壁(64)が設けられ、
    前記嵌合凹部(61)を、前記隔離壁(64)によって隔てられた前記傾斜回転盤(60)の内側のものと外側ものとで正しく嵌合するラインストーン(56)の形態が異なる前記嵌合溝(61)とした請求項3記載のラインストーン付着装置。
  6. 前記嵌合溝(41,61)は、正しく嵌合するラインストーン(56)の形態が同じであるものが前記傾斜回転盤(40,60)の回転中心を中心とする円周上に等間隔で複数設けられている請求項1〜5のいずれか一項に記載のラインストーン付着装置。
  7. 前記ラインストーン(56)の直径が1〜10mmである請求項1〜6のいずれか一項に記載のラインストーン付着装置。
  8. 前記排除機構(50)は、本体部(51)と、前記本体部(51)の前記傾斜回転盤(40,60)と対向する面に植毛されている複数の細糸からなるブラシ部(52)とからなる請求項2に記載のラインストーン付着装置。。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101444795B1 (ko) * 2014-01-23 2014-09-26 박홍규 라인스톤 공급장치

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