JP3173957U - 動植物育成用照明装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】内蔵電源の輻射熱による破壊、降雨や散水による回路の破壊、樹脂製ハウジングの紫外線による劣化という問題がない、長寿命で、照射領域のムラが少ない、動植物育成用電球型LED照明装置を提供する。
【解決手段】方形の基板上に複数のLED光源を配置した光源部と、前記LED光源を挟んで前記基板と反対側に設けられたクリアカバー板と、前記光源部及び前記クリアカバー板が取り付け可能なハウジングと、側板とからなる個別の内部電源部を設けない平板型LED照明装置であって、金属材料からなるハウジングの断面形状が前記方形の基板上に複数のLED光源を配置した光源部に向かって末広がりとなる形状を有するものを提供する。
【選択図】図4A
【解決手段】方形の基板上に複数のLED光源を配置した光源部と、前記LED光源を挟んで前記基板と反対側に設けられたクリアカバー板と、前記光源部及び前記クリアカバー板が取り付け可能なハウジングと、側板とからなる個別の内部電源部を設けない平板型LED照明装置であって、金属材料からなるハウジングの断面形状が前記方形の基板上に複数のLED光源を配置した光源部に向かって末広がりとなる形状を有するものを提供する。
【選択図】図4A
Description
本考案は、農漁業、畜産業において用いる動植物育成用照明装置に関する。具体的には、農家が屋内外で電照菊、種苗等の植物を栽培し、または鶏卵、食用鶏、魚等の飼育を行う場合に使用される動植物の育成を目的とした発光ダイオード(以下、「LED」という。)を照明用光源とする平板型LED照明装置に関する。
動植物育成用照明装置は、植物の成長促進、動物の食欲を増進による成長促進を目的とする照明装置であって、ビニールハウス、屋外農場、養鶏場、養殖場で使用されている。近年では、省電力化を図るという観点、植物による光合成は、赤色系の長波長側で変換効率が高い等の特定波長を求められている点から、LED照明装置が使用されている(特許文献1〜3)。
動植物育成用LED照明装置の多くは、電球型LED照明を使用した装置である。電球型LED照明は、電源を内蔵しており、E26口金のソケットに接続して使用するため、屋外で使用する場合は、輻射熱により内部温度が高くなって電源が破壊されるという問題がある。また、降雨や散水により電球型LED内部に水が溜り、回路が破壊されるという問題がある。さらには、紫外線により露出している樹脂部分が劣化してボロボロになるという問題がある。このため、電球型LED照明の寿命が極端に短縮され、交換頻度が高くなり、省電力化を図るという目的は達成できても、維持費が高くなるという新たな問題が生じる。
また、電球型LED照明の照射域は光源を中心とした円形であり、電球型LED照明を複数連ねて照明装置を構成した場合に照射領域のムラが生じ、動植物の育成にバラツキが発生するという問題もある。
また、電球型LED照明の照射域は光源を中心とした円形であり、電球型LED照明を複数連ねて照明装置を構成した場合に照射領域のムラが生じ、動植物の育成にバラツキが発生するという問題もある。
本考案は、上記課題を解決し、耐久性が高く、照射領域にムラが生じにくい動植物育成用LED照明装置を提供することを目的とする。
本考案は、以下の考案特定事項により達成できる。
<1>方形の基板上に複数のLED光源を配置した光源部と、前記LED光源を挟んで前記基板と反対側に設けられたクリアカバー板と、前記光源部及び前記クリアカバー板が取り付け可能なハウジングと、側板とからなる平板型LED照明装置であって、前記光源部がクリアコーティングされたことを特徴とする平板型LED照明装置である。LED光源表面にクリアコーティングを施し、その外側にクリアカバー板を装着することで、外部環境からLED光源部を保護することができ、平板型LED照明装置そのものに電源を内蔵していないため、電源を別途単独で外部環境から保護することができるからである。また、基板を方形、特に長方形とすることで、照射領域が長く均一となり、照射領域のムラが改善されるからである。
<2>前記ハウジングの断面形状が前記方形の基板上に複数のLED光源を配置した光源部に向かって末広がりとなる形状を有するものであることを特徴とする前記<1>に記載した平板型LED照明装置である。ハウジングの断面形状を末広がり、例えば三角形状、釣鐘形状、半円形状とすることで、降雨や散水により電球型LED内部に水が溜り、回路が破壊されることが回避されるからである。
<3>前記ハウジングは、金属材料からなることを特徴とする前記<1>または<2>のいずれかに記載した平板型LED照明装置である。金属材料を採用することで、樹脂のように紫外線による劣化を防ぐことができるからである。
<4>前記側版またはハウジングの頂部に係合部が設けられていることを特徴とする前記<1>乃至<3>のいずれかに記載した平板型LED照明装置である。係合部を設けることで設置場所に平板型LED照明装置を取り付けることができ、また、複数の平板型LED照明装置を繋ぐことができるからである。
<5>個別の内部電源部を設けないことを特徴とする前記<1>乃至<4>のいずれかに記載した平板型LED照明装置である。平板型LED照明装置とすることで、電源を外付けすることができ、電源単独の保護が可能となり、輻射熱による電源の破損を防ぐことができるからである。
本考案により、屋外に設置しても耐久性が優れ、照射領域のムラが少なく動植物の育成にバラつきの少ない平板型LED照明装置を提供できる。
以下、図面を参照しながら、本考案の実施の態様である平板型LED照明装置について説明する。
図1は、本考案の平板型LED照明装置1を、LED光源部を上面から覆う役割を果たすハウジング3の頂部側から眺めた説明図(斜視図)である。ハウジング3の両側面には、側板5が設けられ、側板には平板型LED照明装置を係合するための穴(係合部)2が設けられている。なお、係合部は、ハウジング3の頂部に設けることもできる(図示せず)。また、側板5、ハウジング3をボルトナット(図示せず)を介して繋ぐためのボルト穴4が3箇所設けられている。ハウジング3の材料としては、耐久性の観点から金属材料が好ましく、軽量性、価格の観点からは、アルミ、アルミ合金がより好ましい。
図2は、本考案の平板型LED照明装置1の内部構造を、側板5を外した状態で示す説明図(斜視図)である。側板5とハウジング3との間には、防水シーリング材6を用いている。本考案の平板型LED照明装置が屋外で使われることが多いことから、防水性、気密性を確保するためである。防水シーリング材9としては、シリコーンゴム製のものを用いることができる。
ハウジング3内には、方形の基板8上に複数のLED光源9を配置した光源部と、LED光源9を挟んで基板8と反対側にクリアカバー板7が設けられている。LED光源9を外部環境から保護するためである。また、LED光源9自体も無着色樹脂(例、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂)によりクリアコーティング処理がされている。クリアカバー板7には、アクリル系樹脂板を用いている。LED光源部とクリアカバー板7は、ハウジング内部に嵌合されている。このような構成にすることで、LED光源部を屋外環境から守ることができ、照明装置の耐久性を高めることができる。
ハウジング3内には、方形の基板8上に複数のLED光源9を配置した光源部と、LED光源9を挟んで基板8と反対側にクリアカバー板7が設けられている。LED光源9を外部環境から保護するためである。また、LED光源9自体も無着色樹脂(例、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂)によりクリアコーティング処理がされている。クリアカバー板7には、アクリル系樹脂板を用いている。LED光源部とクリアカバー板7は、ハウジング内部に嵌合されている。このような構成にすることで、LED光源部を屋外環境から守ることができ、照明装置の耐久性を高めることができる。
図3は、本考案の平板型LED照明装置1の光源部におけるLED光源9の配置状態の一例を示す説明図(平面図)である。LED光源9の配置状態は特に限定されないが、通常は短列、複数列で配置されている。方形基板からなる本考案の平板型LED照明装置としては、列状に配置することがLED光源9の配置密度を高めることとなるからである。
図4Aから図4Cは、本考案の平板型LED照明装置1における方形の基板8上に複数のLED光源9を配置した光源部とクリアカバー板7の配置状態を、異なる形態のハウジング3について例示した説明図(断面図)である。光源部は、ハウジング3とクリアカバー板7により保護されている。ハウジングの断面形状は、頂部から、方形の基板上に複数のLED光源を配置した光源部側(底部側)に向かって末広がりとなる形状を有している。ハウジングの断面形状を末広がり、例えば三角形状、釣鐘形状、半円形状とすることで、降雨や散水により電球型LED内部に水が溜り、回路が破壊されることが回避されるからである。また、電球型LED照明のようにハウジング内に個別の電源を設けていない。電源を外付けすることにより、電源単独の保護が可能となり、輻射熱による電源の破損を防ぐことができるからである。
図5は、本考案の平板型LED照明装置の照射範囲を電球型LED照明装置の照射範囲と比較した説明図(平面図)である。電球型LED照明11では、照射域12が光源を中心とした同心円となるのに対し、平板型LED照明10では、照射域12が楕円状となって広がる。このため照明を複数連ねて照明装置を構成した場合に照射領域のムラが生じ難くなる。
この考案は、環境に優しく省エネである動植物育成用LED照明装置に利用できる。
1 平板型LED照明装置
2 平板型LED照明装置を係合するための穴(係合部)
3 ハウジング
4 ボルト穴
5 側板
6 防水シーリング材
7 クリアカバー板
8 基板
9 LED光源
10 平板型LED照明
11 電球型LED照明
12 照射域
2 平板型LED照明装置を係合するための穴(係合部)
3 ハウジング
4 ボルト穴
5 側板
6 防水シーリング材
7 クリアカバー板
8 基板
9 LED光源
10 平板型LED照明
11 電球型LED照明
12 照射域
Claims (5)
- 方形の基板上に複数のLED光源を配置した光源部と、前記LED光源を挟んで前記基板と反対側に設けられたクリアカバー板と、前記光源部及び前記クリアカバー板が取付可能なハウジングと、側板とからなる平板型LED照明装置であって、前記光源部がクリアコーティングされたことを特徴とする平板型LED照明装置。
- 前記ハウジングの断面形状が前記方形の基板上に複数のLED光源を配置した光源部に向かって末広がりとなる形状を有するものであることを特徴とする請求項1に記載した平板型LED照明装置。
- 前記ハウジングは、金属材料からなることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載した平板型LED照明装置。
- 前記側版またはハウジングの頂部に係合部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載した平板型LED照明装置。
- 個別の内部電源部を設けないことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載した平板型LED照明装置。
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JP2011007434U JP3173957U (ja) | 2011-12-16 | 2011-12-16 | 動植物育成用照明装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2016195556A (ja) * | 2015-04-03 | 2016-11-24 | ウシオ電機株式会社 | 植物育成用照明装置および植物育成用照明システム |
JP2019022463A (ja) * | 2017-07-24 | 2019-02-14 | 大日本印刷株式会社 | 植物育成用のled照明装置 |
JP2020018246A (ja) * | 2018-08-02 | 2020-02-06 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 家禽用照明システム |
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