JP2009291185A - 植物栽培用照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】植物栽培用照明装置において、コンパクト化と生産性を、実用性が高く且つ低コストの構成によって実現する。
【解決手段】植物栽培用照明装置を、熱伝導性材からなる板状の基材の一面に、帯状のモールド材中に複数のLEDを所定間隔で埋設配置して成るLEDユニットを取付けて構成する。係る構成によれば、LEDの基材への取付・交換作業が格段に簡易化され作業コストの低廉化が図れるとともに、LEDユニットの防水性が極めて高く、特に水耕栽培用の照明装置として適用した場合にはその使用上における信頼性が確保される。また、熱伝導性材で構成された基材にLEDユニットを取付けて照明装置を構成するものであることから、該照明装置の放熱性が高く、その耐久性が向上する。
【選択図】図1

Description

本願発明は、例えば、水耕栽培等の植物栽培施設において、栽培床に植栽された栽培植物に、光合成のための人工光を照光する照明装置に関するものである。
近年、野菜等の植物を屋内で栽培する植物工場が普及しつつあるが、係る植物工場においては、自然光での栽培が難しいことから、人工光を用いるのが通例である。
この場合、この人工光を照光する照明装置としては、例えば、特許文献1に示されるように光源として多数本の蛍光灯を用いたものとか、特許文献2に示されるように光源として多数のLED(光半導体素子)を用いたもの等が提案されている。
特開2006−262750号公報 特開2007−159410号公報
ところで、特許文献1に示されるような蛍光灯を用いた照明装置においては、蛍光灯からの輻射熱が大きいことから、適正な栽培環境温度を維持するための空調コストが嵩む等のランニングコスト上の問題のほかに、次述するような装置のコンパクト化及び生産性という面においても問題があった。
即ち、蛍光灯からの輻射熱が大きいので、輻射熱による栽培植物の葉焼けを防止する観点から、蛍光灯の栽培床からの高さ(上下間隔)を大きくとることが必要となるが、これは蛍光灯とその下側に位置する栽培床で構成される一つの栽培ユニットの高さ寸法が大きくなることを意味する。このため、特に複数の栽培ユニットを複数段に積層して栽培装置が構成されるものにおいては、栽培装置の高さの割には栽培ユニットの段数が少なく、また栽培ユニットの段数を増加させようとすれば栽培装置の高さがさらに高くなるなど、栽培装置の容積効率が低く、栽培装置のコンパクト化及び生産性の向上という点において改善の余地がある。
このような蛍光灯を用いた照明装置の欠点を改善する手段の一つとして、特許文献2に示されるような、光源としてLED(光半導体素子)を用いたものが提案されたものである。
この特許文献2に示される照明装置では、LEDは輻射熱が極めて少ないという特性に着目して光源としてLEDを採用するとともに、さらにこのLEDの放熱性を高める観点から、該LEDを水耕栽培の養液貯留槽の下面に取付けてLEDの熱を養液側に放熱させるようにしたものである。
しかし、この引用文献2に示されるものでは、LEDの取付構造として、熱伝導性の良い基板の上に多数のLEDを直接実装し、この基板を伝熱グリース等によって養液貯留槽の底壁の下面に取付ける構造とか、養液貯留槽の底壁の下面にプリント配線を施してここにLEDを直接実装する構造を採用しているので、
(1) 多数のLEDを一個ずつ基板等に実装する際の作業工数が多大であり、コストアップを招来する、
(2) 養液貯留槽の耐用年数とLEDの耐用年数は同等ではなく、これらの何れかの修理・交換時には多数のLEDをそれぞれ取り外して新たに実装し直す必要があり、その手間が多大であることからランニングコストが高くつき、特に養液貯留槽の底壁の下面にプリント配線を施す構造を採用したものにおいては当該問題がより顕著であり、いずれの場合にもコスト的観点からして実用性に乏しい、
等の問題がある。
そこで、本願発明は、植物栽培装置のコンパクト化と生産性の両立を、低コストで且つ実用性の高い構成によって実現し得るようにした植物栽培用照明装置を提供することを目的としてなされたものである。
本願発明では、上記課題を解決するために以下のような構成を採用している。
本願の第1の発明では、栽培植物に照光してその成育を促進させる植物栽培用照明装置において、熱伝導性材からなる板状の基材の一方の側面に、帯状のモールド材中に複数のLEDを所定間隔で埋設配置して成るLEDユニットを取付けて構成されていることを特徴としている。
本願の第2の発明では、上記第1の発明に係る植物栽培用照明装置において、上記LEDが、660nm付近の波長の赤色光を発する赤色LED、又は450nm付近の波長の青色光を発する青色LED、又は上記赤色LEDと青色LEDであることを特徴としている。
本願の第3の発明では、上記第1の発明に係る植物栽培用照明装置において、上記基材が、平板状又は略波板状に形成されていることを特徴としている。
本願の第4の発明では、上記第1、第2又は第3の発明に係る植物栽培用照明装置において、上記基材の他方の側面を、栽培床の上方に配置された照明支持材の下面に近接又は衝合させた状態で使用されることを特徴としている。
本願の第5の発明では、上記第4の発明に係る植物栽培用照明装置において、上記照明支持材が、水耕栽培用の養液槽の下面であることを特徴としている。
(a)本願の第1の発明に係る植物栽培用照明装置によれば、熱伝導性材からなる板状の基材の一方の側面に、帯状のモールド材中に複数のLEDを所定間隔で埋設配置して成るLEDユニットを取付けて構成されていることから、以下のような効果が得られる。
(a−1) 各LEDを上記LEDユニットとして上記基材に取付ける構成であることから、各LEDをそれぞれ個別に基材に取付けるような従来構造に比して、該LEDの基材への取付作業あるいは交換作業が極めて容易であり、作業コストの低廉化、延いては照明装置全体としてのコストダウンが図れる。
(a−2) 上記LEDユニットが、帯状のモールド材中に複数のLEDを所定間隔で埋設配置して構成されており、例えば上記LEDが露出状態で上記基材に取付けられているような場合に比して、その防水性が極めて高く、従って、このLEDユニットを備えて構成される照明装置は、例えば、被水する機会の多い水耕栽培用の照明装置として用いるに好適であり、使用上の信頼性が確保される。
(a−3) 上記基材が熱伝導性材で構成され、この基材に上記LEDユニットを取付けて照明装置を構成するものであることから、該LEDユニットから発生する熱(主として、LEDの電流回路に組み込まれた抵抗からの熱)は上記モールド材を通して熱伝導によって上記基材側へ効率良く放熱される。このため、LED個々においては熱害による性能低下が極めて少なく、その耐久性が向上し、延いては照明装置全体としてのランニングコストが低く抑えられる。
(a−4) LEDは、発光に伴う輻射熱が極めて少ないという特性をもつことから、輻射熱による周辺環境への影響が極めて少なく、例えば、上記LEDユニット側からの輻射熱によって栽培植物の成長が阻害されるとか、栽培植物に葉焼けが生じる等の問題は殆ど発生しない。このため、LEDユニットを備えた照明装置と栽培床との高さ方向の間隔を小さく設定して栽培装置全体としての容積効率を高めることで、栽培装置のコンパクト化と生産性の向上を両立させることができる。
(b)本願の第2の発明に係る植物栽培用照明装置によれば、上記(a)に記載の効果に加えて以下のような特有の効果が得られる。即ち、この発明では、上記LEDを、660nm付近の波長の赤色光を発する赤色LED、又は450nm付近の波長の青色光を発する青色LED、又は上記赤色LEDと青色LEDとしている。この場合、これらの波長の光は、植物が光合成を行うに必要な所謂「成育光線」といわれる光であることから、上記照明装置を備えることで、植物の生育が促進され、延いては高い生産性をもつ植物栽培装置を提供できる。
(c)本願の第3の発明に係る植物栽培用照明装置によれば、上記(a)に記載の効果に加えて以下のような特有の効果が得られる。即ち、この発明では、上記基材が、平板状又は略波板状に形成されていることから、例えば、該基材が平板状に形成されたものにあっては、この基材の他方の側面を適宜の放熱部材側へ衝合させて熱伝導によって該基材から放熱部材側への放熱を図る場合において大きな伝熱面積が確保され、その放熱性がより一層促進される。
また、該基材が波板状に形成されたものにあっては、この基材の他方の側面を適宜の放熱部材側へ衝合させた場合、該放熱部材に接した部分では熱伝導による上記放熱部材側への放熱が行われ、該放熱部材に接しない部分では該放熱部材と上記基材との間に形成される空間部において対流による周辺空間への放熱が行われ、これら両者の相乗作用によって高い放熱性が確保される。
(d)本願の第4の発明に係る植物栽培用照明装置によれば、上記(a)、(b)又は(c)に記載の効果に加えて以下のような特有の効果が得られる。即ち、この発明では、上記基材の他方の側面を、栽培床の上方に配置された照明支持材の下面に近接又は衝合させた状態で使用されるものであることから、例えば、多数のLEDを照明支持材の下面にそれぞれ個別に取付ける構成の場合に比して、照明装置の取付け・取り外し作業を簡易且つ迅速に行うことができ、照明装置のメンテナンス性が向上する。
(e)本願の第5の発明に係る植物栽培用照明装置によれば、上記(d)に記載の効果に加えて以下のような特有の効果が得られる。即ち、この発明では、上記照明支持材を、水耕栽培用の養液槽の下面で構成していることから、該養液槽の下面に近接又は衝合状態で取付けられる上記照明装置の基材と上記養液槽内の養液との間における温度勾配が大きく、上記基材側の放熱性がより一層促進される。
以下、本願発明を好適な実施形態に基づいて具体的に説明する。
I:第1の実施形態
図1及び図2には、本願発明の第1の実施形態に係る照明装置Zの全体構成を示している。
A:照明装置Zの構成
照明装置Zは、植物栽培装置において植物への照光手段として用いられるものであって(図4参照)、次述の基材1とユニット結合体2を備えて構成される。
上記基材1は、例えば、アルミニウム、銅等の熱伝導性材からなる所定大きさの平板で構成され、その一方の側面1aに次述のユニット結合体2が固定配置されるとともに、その他方の側面1bは、後述のように、養液槽33の底壁33aの下面側への衝合固定面とされる。
上記ユニット結合体2は、図3に示すように、次述のLEDユニット3を直状に所定数(この実施形態では2個)接続して構成される。
上記LEDユニット3は、図3に示すように、扁平形体をもつチップ型の高輝度LED(半導体発光素子)5と該LED5に対応する抵抗6を、所定間隔で一列に複数個列設するとともに、これら全体を伝熱性樹脂でなる透明なモールド材7でモールドして構成され、その断面形状は扁平な略かまぼこ形とされている。なお、上記各LED5及び抵抗6には、図示しないリード線が接続されている。また、上記LEDユニット3では、上記モールド材7によって上記LED5及び抵抗6の防水性が確保されている。
また、上記LEDユニット3の両端にはそれぞれ接続端子8が備えられており、この端子8を用いることで、該LEDユニット3を順次接続して複数個のLEDユニット3からなるユニット結合体2が得られる(図1参照)。なお、ユニット結合体2の一端、即ち、側ユニット結合体2を構成する複数のLEDユニット3のうち、列設方向の一端側に位置するLEDユニット3の一端には、給電ケーブル4が接続される。
上記LEDユニット3に備えられる上記LED5としては、白色発光LEDのほかに、例えば、660nm付近の波長の赤色光を発する赤色発光LED、450nm付近の波長の青色光を発する青色発光LED等を任意に選択して使用することができる。また、LED5の発光色を、例えば、LEDユニット3毎に、あるいはユニット結合体2毎に異ならせるなど、各発光色間の光量分布とか光量設定も任意に調整可能である。さらに、図示しないコントローラ側での調整によって、上記LED5の輝度も容易に増減変更できる。
以上のように構成された上記ユニット結合体2は、図1に示すように、上記基材1の側面1a上に、所定間隔で複数個列設される。これら各複数のユニット結合体2と上記基材1によって上記照明装置Zが構成される。この場合、上記各ユニット結合体2に備えられた上記給電ケーブル4は、上記基材1の一方の縁部側において集束される。
なお、上記ユニット結合体2の上記基材1の側面1aへの固定は、例えば、伝熱性接着剤を用いた貼付手段とか、ステップル等の機械的な固定手段等によって行われる。
また、上記基材1上への上記ユニット結合体2の配置数は、植物栽培装置30(図4参照)側の要求照度に対応して設定される。
B:植物栽培装置30の構成及び上記照明装置Zの設置
植物栽培装置30は、上記照明装置Zを照光手段として用いて野菜等の植物を水耕栽培するものであって、図4及び図5に示すように、上下方向に所定間隔をもって複数の棚32を設けた支持台31と、該各棚32上に載置された複数の養液槽33で構成される。上記養液槽33内には、所定量の養液35が循環貯留されるとともに、該養液35上には植物36を植栽状態で保持したフロート式の栽培床34が浮設される。
ここで、上記養液槽33の底壁33aの下面に、上記照明装置Zが、その基材1の他方の側面1bを衝合させた状態で、適宜の固定手段によって固定されている。この固定状態においては、上記照明装置Zの一方の側面1aに設けられた上記各ユニット結合体2の各LED5は下方へ指向し、下段側の養液槽33に浮設された栽培床34の植物36に照光することになる。上記各照明装置Zの各LED5からの照光を受けて、上記各養液槽33に浮設された栽培床34の植物36が成育される。
なお、この実施形態では、上記養液槽33が特許請求の範囲中の「照明支持材」に該当する。
C:上記照明装置Zによる作用効果
上記照明装置Zは、熱伝導性材からなる上記基材1の一方の側面に、帯状のモールド材7中に複数のLED5を所定間隔で埋設配置して成る上記LEDユニット2を取付けて構成されていることから、以下のような効果が得られる。
(ア) 上記各LED5を上記LEDユニット2として上記基材1に取付ける構成であることから、各LED5をそれぞれ個別に基材1に取付ける構成の場合に比して、該LED5の上記基材1への取付作業あるいは該LED5の交換作業が極めて容易であり、作業コストの低廉化、延いては照明装置Z全体としてのコストダウンが図れる。
(イ) 上記LEDユニット2が、帯状のモールド材7中に複数の上記LED5を所定間隔で埋設配置して構成されているので、例えば、上記各LED5が露出状態で上記基材1に取付けられている場合に比して、その防水性が極めて高く、従って、このLEDユニット2を備えて構成される照明装置Zは、例えば、被水する機会の多い水耕栽培用の照明装置として用いるに好適であり、使用上の信頼性が確保される。
(ウ) 上記基材1が熱伝導性材で構成され、この基材1に上記LEDユニット2を取付けて照明装置Zを構成するものであることから、該LEDユニット2から発生する熱(主として、LED5の電流回路に組み込まれた抵抗6からの熱)は上記モールド材7を通して熱伝導によって上記基材1側へ効率良く放熱される。このため、上記各LED5個々においては熱害による性能低下が極めて少なく、その耐久性が向上し、延いては照明装置Z全体としてのランニングコストが低く抑えられる。
(エ) 上記LED5は、発光に伴う輻射熱が極めて少ないという特性をもつことから、輻射熱による周辺環境への影響が極めて少なく、例えば、上記LEDユニット2側からの輻射熱によって上記植物36の成長が阻害されるとか、該植物36に葉焼けが生じる等の問題は殆ど発生しない。このため、上記LEDユニット2を備えた照明装置Zと上記栽培床34との高さ方向の間隔を小さく設定して植物栽培装置30全体としての容積効率を高めることで、該植物栽培装置30のコンパクト化と生産性の向上を両立させることができる。
(オ)上記LED5を、660nm付近の波長の赤色光を発する赤色LED、又は450nm付近の波長の青色光を発する青色LEDとした場合には、これらの波長の光は、植物が光合成を行うに必要な所謂「成育光線」といわれる光であることから、上記照明装置Zを備えることで、植物36の生育が促進され、延いては高い生産性をもつ植物栽培装置30を提供することができる。
(カ)上記基材1の他方の側面1bを、栽培床34の上方に配置された上記養液槽33の底壁33aに衝合させた状態で使用されることから、例えば、多数のLED5を上記養液槽33の底壁33aにそれぞれ個別に取付ける構成の場合に比して、照明装置Zの取付け・取り外し作業を簡易且つ迅速に行うことができ、それだけ照明装置Zのメンテナンス性が向上する。
(キ)上記養液槽33の底壁33aの下面に上記照明装置Zを衝合状態で取付けているので、該照明装置Zの上記基材1と上記養液槽33内の養液35との間における温度勾配が大きく、上記基材1側の放熱性がより一層促進される。
II:第2の実施形態
図6には、本願発明の第2の実施形態に係る照明装置Zの要部構成を、また図7には該照明装置Zを植物栽培装置30の養液槽33側に取付けた状態を、それぞれ示している。
上記照明装置Zは、上記第1の実施形態に係る照明装置Zとその基本構成を同じにするものであって、これと異なる点は、上記基材1の構成である。即ち、この実施形態においては、上記基材1を、例えば、アルミニウム、銅等の熱伝導性材からなる所定大きさの板材で構成するものの、これを平板状とするのではなく、その厚さ方向に交互に屈曲変形させて低位部11と高位部12が交互に連続する略波状形体としている。
そして、この基材1の一方の側面1aのうち、上記高位部12に対応する部分に上記ユニット結合体2を取付けている。
従って、図7に示すように、上記基材1の他方の側面1bを上記植物栽培装置30における上記養液槽33の底壁33aの下面に衝合させて固定した状態では、該底壁33aと上記基材1の高位部12との間に、該基材1の一方の縁部から他方の縁部に亘って延びる通風路37が形成されることになる。
このような構成とすることで、上記照明装置Zにおいては、その基材1のうち、上記養液槽33の底壁33aに接する上記各低位部11では熱伝導による上記養液槽33側への放熱が行われ、該底壁33aに接しない上記高位部12では上記通風路37において対流による周辺空間への放熱が行われ、これら両者の相乗作用によって高い放熱性が確保され、延いては上記照明装置Zの耐久性の向上が図れる。
なお、上記以外の構成及び作用効果は、上記第1の実施形態における場合と同様であるので、その該当説明を援用することで、ここでの説明を省略する。
III:第3の実施形態
図8には、本願発明の第3の実施形態に係る照明装置Zの要部構成を、また図9には該照明装置Zを植物栽培装置30の養液槽33側に取付けた状態を、それぞれ示している。
上記照明装置Zは、上記第1の実施形態に係る照明装置Zとその基本構成を同じにするものであって、これと異なる点は、上記基材1の構成である。即ち、この実施形態においては、上記基材1を、例えば、アルミニウム、銅等の熱伝導性材からなる所定大きさの平板で構成した上に、さらに上記各ユニット結合体2の取付位置の中間に対応する部位に、切り起こし加工を施して多数の切起片13を多列状に設けたものである。
従って、図9に示すように、上記基材1の他方の側面1bを上記植物栽培装置30における上記養液槽33の底壁33aの下面に衝合させて固定した状態では、上記各切起片13が上記基材1の一方の側面1aから下方へ延出することになる。
このような構成とすることで、上記照明装置Zにおいては、その基材1のうち、上記養液槽33の底壁33aに接する部分では熱伝導による上記養液槽33側への放熱が行われる一方、上記切起片13部分では周辺空間への放熱が行われ、これら両者の相乗作用によって高い放熱性が確保され、延いては上記照明装置Zの耐久性の向上が図れる。
なお、上記以外の構成及び作用効果は、上記第1の実施形態における場合と同様であるので、その該当説明を援用することで、ここでの説明を省略する。
各実施形態では、上記照明装置Zを水耕栽培用の植物栽培装置30に適用した場合を例にとって説明したが、本願発明の照明装置Zはこれに限定されるものではなく、照明装置を必要とする各種植物栽培装置に広く適用できるものである。
本願発明の第1の実施形態に係る植物栽培用照明装置の全体斜視図である。 図1の要部拡大図である。 上記照明装置に用いられるLEDユニットの全体斜視図である。 上記照明装置が装着された植物栽培装置の要部側面図である。 図4の要部拡大図である。 本願発明の第2の実施形態に係る植物栽培用照明装置の要部斜視図である。 上記照明装置が装着された植物栽培装置の要部側面図である。 本願発明の第3の実施形態に係る植物栽培用照明装置の要部斜視図である。 上記照明装置が装着された植物栽培装置の要部側面図である。
符号の説明
1 ・・基材
2 ・・ユニット結合体
3 ・・LEDユニット
4 ・・給電ケーブル
5 ・・LED
6 ・・抵抗
7 ・・モールド材
8 ・・接続端子
11 ・・低位部
12 ・・高位部
13 ・・切起片
30 ・・植物栽培装置
31 ・・支持台
32 ・・棚
33 ・・養液槽
34 ・・栽培床
35 ・・養液
36 ・・植物
37 ・・通風路
Z ・・照明装置

Claims (5)

  1. 栽培植物に照光してその成育を促進させる植物栽培用照明装置であって、
    熱伝導性材からなる板状の基材の一方の側面に、帯状のモールド材中に複数のLEDを所定間隔で埋設配置して成るLEDユニットを取付けて構成されていることを特徴とする植物栽培用照明装置。
  2. 請求項1において、
    上記LEDは、660nm付近の波長の赤色光を発する赤色LED、又は450nm付近の波長の青色光を発する青色LED、又は上記赤色LEDと青色LEDであることを特徴とする植物栽培用照明装置。
  3. 請求項1において、
    上記基材が、平板状又は略波板状に形成されていることを特徴とする植物栽培用照明装置。
  4. 請求項1、2又は3において、
    上記基材の他方の側面を、栽培床の上方に配置された照明支持材の下面に近接又は衝合させた状態で使用されることを特徴とする植物栽培用照明装置。
  5. 請求項4において、
    上記照明支持材が、水耕栽培用の養液槽の下面であることを特徴とする植物栽培用照明装置。
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