JP3173877U

JP3173877U - 高電流リレー

Info

Publication number: JP3173877U
Application number: JP2011007371U
Authority: JP
Inventors: 頌仁呉
Original assignee: 松川精密股▲ふん▼有限公司
Priority date: 2011-12-14
Filing date: 2011-12-14
Publication date: 2012-02-23
Anticipated expiration: 2021-12-14

Abstract

【課題】高電流の負荷に応用することができ、良好な密封性を有し、外部環境の干渉を適切に隔絶し、実用性が良好な高電流リレーを提供する。
【解決手段】上記の高電流リレーは、密封ケース１、基台２及び密封蓋３等を組み合わせ、磁性吸引部材４を配置し、磁性吸引部材４に大部分部材を収納溝１１及び連通溝２１内に位置させ、完全な密封保護を受けさせ（導通片４６、導通端子４８及びコイル端子の一部の構造のみ露出）、外部の不要な露出接触を隔絶して構成する。
【選択図】図１

Description

本考案は、高電流リレーに関し、その構造設計の組み合わせにおいて、該リレーは、高電流の負荷に応用されることができ、良好な密封性を有し、外部環境の干渉を適切に隔絶し、実用性が極めて良好なリレーとなっている。

リレー(Relay)は、電子制御装置であり、電子回路の制御の自動化に応用され、例えば、通信交換機、工業制御、車両又はエアコン等は、何れもその応用を有し、実際に、比較的小さい電流を用い、比較的大きな電流を制御する電子式自動スイッチである。リレーは、電子回路において、自動調節、安全保護、変換回路等の役割を担う。

車両は、常に長時間走路を走行するか、駐車場又は路上で一時停止状態にあって、しばしば高温、灰塵の汚染又は雨水等の外部の過酷な環境に置かれるので、車両上に応用する各項の部材及びシステムは、相応する使用上の要求があり、特に、昨今の車両上に使用される電気制御システムは、日増しに膨張し、複雑になり、更には、関連電子部材の使用能力の要求の重要性も顕著になっている。

図面において、図８及び図９に示すのは、従来技術中の車両電源起動の制御スイッチ部材であり、バス及び電動車両上に広く応用され、該電源起動スイッチは、固定台５１、パッド５２、密封蓋５３、コイル組５４、Ｌ型固定片５５、コイル筒５６等の部材から構成される。この種のスイッチ部材の数量は、多く、特に、固定台５５上下両端にそれぞれ２組のコイル組５４を取り付ける必要があり、下降及び組み立てに時間を費やすだけでなく、同時に業者の製造コストも連帯して増加させる。

これに鑑みて、本考案者は、従来技術の欠陥を改善する為、該項の産業の長年の実務経験により関連部材の機構組み合わせに対し研究及び開発を行い、ようやく新しい「高電流リレー」を考案し、それは、機構部材の数量を減少させ、組み立てを容易にするだけでなく、良好な密封効果を更に有し、外部環境の湿気及び灰塵を効率的に隔絶し、使用環境の要求に適合させ、実用性が極めて良好な高電流リレーとなっている。

特開平１１−１６７１５０号公報

本考案は、密封ケース、基台及び密封蓋等の部材の組み合わせを含み、磁性吸引部材が上記部材内に配置され、完全密封の保護を受け、それを外部の不要な露出接触と隔絶し、同時に簡潔な部材数量及び組み立てが容易である等の特長を有し、こうして本考案の目的及び効果を達成する。

上記の目的及び効果を達成する為、本考案の「高電流リレー」は、
Ｔ状ケース体を呈し、収納溝を内設する密封ケースと、
収納溝の溝口に密封設置され、且つ収納溝に対応して互いに連通する連通溝を設け、更に、磁性吸引部材により該収納溝及び連通溝の間に組み込まれる基台と、
該連通溝の溝口に密封設置される密封蓋と、
を含む。

本考案の「高電流リレー」は、更に以下の技術特徴を含む：
１．該磁性吸引部材は、コイル、支持構造、磁極、弾性片、連通片、２つの導通片、２つのコイル端子及び２つの導通端子を含み、基台は、２つの固定孔及び２つの挿入孔を設け、該コイルは、それぞれ該２つの固定孔に対応する２つの固定部を設け、該支持構造の一端は、それぞれ該２つの挿入孔に対応する２つの挿入部を設け、支持構造の他端は、コイル一側に延伸され、２つの連動部を設け、該磁極一端は、２つの連動部に対応して、それぞれ嵌合固定する嵌合溝を設け、弾性片の一体が磁極上に固定され、該弾性片の一端が該連通片と組み付けられ、各導通片は、そのうち、一端が該連通溝に貫通設置され、該基台上に設置され、該導通片の両者が相対する端部は、隙間を残し、該連通片は、該２つの導通片一側に位置することができ、該コイル端子は、該基台上に設置され、該コイルと電気接続し、該２つの導通端子は、該２つの導通片によりそれぞれ該基台上に組み付けられる。
このように、コイル端子及び外部電子回路が電気導通する時、該磁極がコイルの磁性作用力を受け、コイル方向に振動移動し、同時に該弾性片は、連通片を連動し、該連通片を該２つの導通片に電気接触し、且つ導通片は、該導通端子を介して制御信号を出力する。

２．該支持構造は、第１フック部を設け、該磁極は、第２フック部を設け、更に、バネ両端がそれぞれ第１フック部及び第２フック部と組み付けられ、該バネに通常状態で該磁極を引っ張らせ、連通片及び導通片に通常状態で開ループを呈させる。

３．該連通溝の溝底面にパッドを設置し、該パッドにより該連通片の位置を制限する。

４．該支持構造上の該コイルの鉄芯に対応する露出端に逃がし孔を設ける。

５．更に、該収納溝の溝口に複数のラッチ部を設け、且つ該ラッチ部は、該基台表面を係止する。

６．更に、該連通溝の溝口に複数の逆ラッチ部を設け、且つ該逆ラッチ部が該密封蓋表面を係止する。

従って、本考案は、実用性及び進歩性を極めて有する考案ということができ、産業界において強く推進応用し、世に広めるに値する。

本考案は、該密封ケース１、基台２及び密封蓋３等の構造を組み合わせ、磁性吸引部材４を配置し、磁性吸引部材４に大部分部材を収納溝１１及び連通溝２１内に位置させ、完全な密封保護を受けさせ（導通片４６、導通端子４８及びコイル端子４７の一部の構造のみ露出）、外部の不要な露出接触を隔絶し、同時に、簡潔な部材数量及び容易な組み立て等の利点を有し、このように、本考案の目的及び効果を達成する。

本考案の分解状態立体説明図である。本考案の基台の立体説明図である。本考案の基台及び密封ケースの分解状態説明図である。本考案の組み合わせ状態の立体説明図である。本考案の図４の線分ＡＡの断面状態説明図である。本考案の図４の線分ＢＢの断面状態説明図である。図６の磁性吸引を解除した状態の説明図である。従来の電源起動スイッチの分解立体図である。従来の電源起動スイッチの局部分解立体図である。

本考案の実施例の各部材の組み立て関係を明確に説明する為、図面を参照し、図１〜図５に示すように、本考案の高電流リレーは、密封ケース１、基台２及び密封蓋３を含み、そのうち、
該密封ケース１は、Ｔ状ケース体を呈し、密封ケース１の一側に収納溝１１を内設し、
該基台２は、収納溝１１溝口に密封設置され（接着剤を合わせ、両者の固定結合を強化することができる）、且つ該基台２は、収納溝１１に対応し、互いに連通する連通溝２１を設け、更に、磁性吸引部材５により該収納溝１１及び連通溝２１間に設置され、
該密封蓋３は、該連通溝２１溝口に密閉設置され（接着剤を合わせ、両者の固定結合を強化することができる）
更に、該収納溝１１溝口に複数のラッチ部１２を設け、且つラッチ部１２は、該基台２表面を係止し、該連通溝２１溝口に複数の逆ラッチ部２２を設け、且つ該逆ラッチ部２２は、該密封蓋３表面を係止する。

該磁性吸引部材４は、コイル４１、支持構造４２、磁極４３、弾性片４４、連通片４５、２つの導通片４６、２つのコイル端子４７及び２つの導通端子４８を含み、基台２は、２つの固定孔２３及び２つの挿入孔２４を設け、該コイル４１は、それぞれ該２つの固定孔２３に対応して固定設置される２つの固定部４１１を設け、該支持構造４２の一端は、それぞれ該２つの挿入孔２４に対応して固定設置される２つの挿入部４２１を設け、支持構造４２の他端は、コイル４１一側に延伸され、２つの連動部４２２を設け、該磁極４３一端は、２つの連動部４２２に対応して、それぞれ嵌合固定する嵌合溝４３１を設け、弾性片４４の一体が磁極４３上に固定され、該弾性片４４の一端が該連通片４５と組み付けられ、各導通片４６は、そのうち、一端が該連通溝２１に貫通設置され、該基台２上に設置され、該導通片４６の両者が相対する端部は、隙間を残し、該連通片４５は、該２つの導通片２１一側に位置することができ、該コイル端子４７は、該基台２上に設置され、該コイル４１と電気接続し、該２つの導通端子４８は、該２つの導通片４６によりそれぞれ該基台２上に組み付けられる。

該支持構造４２上の該コイル４１の鉄芯に対応する露出端に逃がし孔４２３を設け、該支持構造４２は、第１フック部４２４を設け、該磁極４３は、第２フック部４３２を設け、更に、バネ４０１両端がそれぞれ第１フック部４２４及び第２フック部４３２とフックして組み付けられ、該バネ４０１に通常状態で該磁極４３を引っ張らせ、連通片４５及び導通片４６に通常状態で開ループを呈させる。

該連通溝２１の下端溝底面にパッド４０２を設置し、該パッド４０２により該連通片４５の位置を制限する。

本考案の高電流リレーの動作方式及びそれが達成する効果について、図６及び図７を参照する。

リレーは、そのコイル端子４７及び外部電子回路が電気導通する時、該磁極４３がコイル４１鉄芯の磁性作用力を受け、コイル４１方向に振動移動し（同時に該磁極４３該バネ４０１を引き伸ばす）、同時に該弾性片４４は、連通片４５を連動し、該連通片４５上の２点をそれぞれ該２つの導通片４６上の凸点に電気接触し、且つ導通片４６は、該導通端子４８を介して制御信号を出力し、上記は、本考案のリレーの磁性吸引動作方式である。

コイル端子４７が該外部電子回路と断絶される時、バネ４０１により弾性回復し、該バネ４０１により該磁極４３を引き動かし、復位させ、且つ磁極４３が該弾性片４４及び連通片４５を間接的に連動し、該連通片４５の凸点を該導電片４６の凸点から離し、上記は、本考案のリレーの磁性吸引状態解除の動作方式である。

また、本考案は、密封ケース１及び基台２の間、基台２及び密封蓋３の間の密封結合を有する以外に、同時に該収納溝１１溝口に複数のラッチ部１２を設け、該基台２表面をラッチし、該連通溝２１溝口に複数の逆ラッチ部２２を設け、該密封蓋３表面をラッチし、更に、上記部材の結合効果を強化する。

１密封ケース
１１収納溝
１２ラッチ部
２基台
２１連通溝
２２逆ラッチ部
２３固定孔
２４挿入孔
３密封蓋
４磁性吸引部材
４０１バネ
４０２パッド
４１コイル
４２支持構造
４２１挿入部
４２２連動部
４２３逃がし孔
４２４第１フック部
４３磁極
４３１嵌合溝
４３２第２フック部
４４弾性片
４５連通片
４６導通片
４７コイル端子
４８導電端子
５１固定台
５２パッド
５３密封蓋
５４コイル組
５５Ｌ型固定片
５６コイル筒体

Claims

Ｔ状ケース体を呈し、収納溝を内設する密封ケースと、
収納溝の溝口に密封設置され、且つ収納溝に対応して互いに連通する連通溝を設け、更に、磁性吸引部材により該収納溝及び連通溝の間に組み込まれる基台と、
該連通溝の溝口に密封設置される密封蓋と、
を含む高電流リレー。
前記磁性吸引部材は、コイル、支持構造、磁極、弾性片、連通片、２つの導通片、２つのコイル端子及び２つの導通端子を含み、基台は、２つの固定孔及び２つの挿入孔を設け、該コイルは、それぞれ該２つの固定孔に対応する２つの固定部を設け、該支持構造の一端は、それぞれ該２つの挿入孔に対応する２つの挿入部を設け、支持構造の他端は、コイル一側に延伸され、２つの連動部を設け、該磁極一端は、２つの連動部に対応して、それぞれ嵌合固定する嵌合溝を設け、弾性片の一体が磁極上に固定され、該弾性片の一端が該連通片と組み付けられ、各導通片は、そのうち、一端が該連通溝に貫通設置され、該基台上に設置され、該導通片の両者が相対する端部は、隙間を残し、該連通片は、該２つの導通片一側に位置することができ、該コイル端子は、該基台上に設置され、該コイルと電気接続し、該２つの導通端子は、該２つの導通片によりそれぞれ該基台上に組み付けられ、
このように、コイル端子及び外部電子回路が電気導通する時、該磁極がコイルの磁性作用力を受け、コイル方向に振動移動し、同時に該弾性片は、連通片を連動し、該連通片を該２つの導通片に電気接触し、且つ導通片は、該導通端子を介して制御信号を出力する請求項１に記載の高電流リレー。
前記支持構造は、第１フック部を設け、該磁極は、第２フック部を設け、更に、バネ両端がそれぞれ第１フック部及び第２フック部と組み付けられ、該バネに通常状態で該磁極を引っ張らせ、連通片及び導通片に通常状態で開ループを呈させる請求項２に記載の高電流リレー。
前記連通溝の溝底面にパッドを設置し、該パッドにより該連通片の位置を制限し、該支持構造上の該コイルの鉄芯に対応する露出端に逃がし孔を設ける請求項２又は請求項３に記載の高電流リレー。
更に、該収納溝の溝口に複数のラッチ部を設け、且つ該ラッチ部は、該基台表面を係止する請求項１に記載の高電流リレー。
更に、該連通溝の溝口に複数の逆ラッチ部を設け、且つ該逆ラッチ部が該密封蓋表面を係止する請求項１に記載の高電流リレー。