JP3173782U - 結露防止策を施した直管型led照明 - Google Patents
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Abstract
【課題】絶縁性と結露防止機能を備えた直管型LED照明を提供すること。
【解決手段】帯状基板にLED素子を実装した発光体に熱収縮チューブを被着し、それらを固定したアルミ放熱板を直管5内に掛架するとともに、直管両サイドの電極ピン7の口金8に空気孔9を形成する。熱圧縮チューブによって発光体は保護され、空気孔9によって内外の空気流通が可能となり直管5内の高熱が回避できて結露発生が未然に防止されることによりLED照明の長寿命が一層向上する。
【選択図】図3
【解決手段】帯状基板にLED素子を実装した発光体に熱収縮チューブを被着し、それらを固定したアルミ放熱板を直管5内に掛架するとともに、直管両サイドの電極ピン7の口金8に空気孔9を形成する。熱圧縮チューブによって発光体は保護され、空気孔9によって内外の空気流通が可能となり直管5内の高熱が回避できて結露発生が未然に防止されることによりLED照明の長寿命が一層向上する。
【選択図】図3
Description
本考案は管内部に水滴が溜まることがなく絶縁性にもすぐれる、結露防止策を施した直管型LED照明に関する。
従来の蛍光灯は内部が真空であり高熱を発しても管内部に水滴が溜まって結露が発生するといったおそれはないが、使用による部材の劣化によって照明度が落ちたり点灯不能となりやすく、その都度蛍光灯を取り替えるといった手間のかかる欠点がある。これに対しLED照明は耐久性に優れるため長期にわたり同じ光輝度が維持できて取替えをする手間が省けるなど長寿命・省電力といった利点があり、このため蛍光灯が漸次LED照明に変わりつつあることも事実である。反面このLED照明はLEDモジュールの絶縁性の問題と、取り付け器具内に発生する結露面での弱点が指摘されており、それゆえこれらの問題解決に向けた技術の開発も試みられている(例えば特許文献1〜5参照)。
特許文献1はフレキシブルLEDモジュールによる表示システムに関する技術でありLEDモジュールと帯状ベースとを張り合わせ両者を透明熱収縮チューブでラミネート加工することを特徴としている。熱収縮チューブを利用することでLED照明体の絶縁性が担保されることは理解されるが、このものはあくまでも帯状のフレキシブルプリント基板上のLEDを対象としたものであり、一般家庭等で使用する蛍光灯型の照明には妥当しない。
特許文献2はランプ付き基板を絶縁性をもたせて確実に固定し全体をコンパクトにすることを趣旨としたランプ付き基板の固定方法に関するもので、ランプ付き基板が熱収縮性チューブにより一体的に包み込まれれることを手段としている。この技術も前記文献1と同様熱収縮テープが照明体の面に被着されたことにより絶縁性に優れるものであることが強調されているが、この技術はランプ付き基板を備えた小型電磁弁を目的としているものであり、蛍光灯型のような汎用性のある照明器具には不向きといえる。
特許文献3には照明具内に湿気や水が浸入しにくく、たとえ結露や水の侵入があっても外部には容易に排出することが可能な照明器具が開示されている。この技術は水の浸入があっても排出できるための水抜き穴を穿設することを特徴としたもので水の排出が容易となることは首肯されるが、この製品は水抜き機能を備えるポール付き照明器具であるから、使用形態が異なる直管型照明とは異質なものといえる。
特許文献4は、光源にLED発光体を用い結露によって光拡散性を消失せず且つ正面方向の視認角度の広い電球に係わる技術であって、内部にLED発光体を有する電球の表面に透光性の被覆部材を被着したというものである。この製品はなつめ型等の球形をした電球を対象としたものであるから蛍光灯のような直管型であるLED照明とは趣旨を異にし、使用範囲も限定されることは否めない。
前記した複数の文献にみられるように、LED照明が課題とするところの絶縁性の問題の解消に熱収縮チューブを用いた照明器具は存在してそれなりの目的効果を奏するとはいえるが、それらは特定構造の照明体としての有用性を発揮するにとどまるというものでありまたLED照明の結露防止に関する技術も現在既に汎用されつつある直管型の照明器具における結露防止に直接役立つ性質のものではなく、本考案はこのような課題の解決に向けて提案されたものである。
すなわち本考案は、帯状基板の長手方向に沿いLED素子の多数個を実装してなる発光体の表面全体に熱収縮チューブを被着し、それらを固定したアルミ放熱板を直管内に掛架するとともに、直管両サイドに取り付けた電極ピンの口金正面に、空気孔を夫々形成したことを特徴としている。
熱収縮チューブを被着した発光体は全体が絶縁性機能を備え、また例え周辺に不純物や水分の発生があったとしても直接発光体に影響することはなく良好な発光状態と耐久性を維持してLED素子の長寿命を確保でき、故障による機器の取替えといった無駄な作業等に腐心しないですむ。
直管両サイドの口金表面には夫々空気孔が形成されているためその部分より空気流通が可能であり、直管内部の結露防止が所期される。一般的な従来の蛍光灯のようにLEDでは管内部を真空状態とする必要がなく、このように口金個所に空気孔を形成しても問題は生じない。アルミ放熱板を有するとはいえLED素子から発する熱は高温となるので直管内部もそれなりに熱せられることは当然であって長時間の点灯が続くとかなりの高温となるためその状態から消灯すると温度差により冷えた管内部に水滴が発生し結露となるのは避けられず、この結露によって発光体と直管にも悪影響を及ぼすこととなるが、両サイドの口金に空気孔を形成したことにより空気の流れが良くなるため管内部の過熱は未然に防止でき、それゆえ結露発生による器具内劣化等の負の影響も避けられる。つまり本考案によると熱圧縮チューブによる発光体の絶縁性が補填されるのと、口金個所に形成した空気孔による空気の流れを絶えず可能としたことの結露防止という二重の機能が相乗効果となって発揮されるため直管型LED照明の使用価値を従来に比べ格段に優れたものにしたということができる。
図面に基づき本考案の実施形態につき説明すると、図1の(a)及び(b)は帯状基板1の長手方向上面に多数個のLED素子2を実装した発光体Aを示し、(c)はアルミ放熱板3に発光体Aを載置固定した例を示す。
図2(a)はアルミ放熱板3に固定した図1に示す発光体Aの表面全体に熱収縮チューブ4を被着した図であり、熱収縮チューブ4はアルミ放熱板3の表面においてピン止めPされて不動状となる。(b)はアルミ放熱板3の上下に発光体Aを固着した例を示すものでこの場合も発光体Aの表面全体に熱収縮チューブ4が被着される。(c)は(b)の発光体Aを直管5内に支架した例を示したもので、直管5は絶縁性・耐久性に優れるポリカーボネート乳半を用いるのが好ましく、直管5内部に突設した挟持片6の溝孔にアルミ放熱板3の左右を掛架することによって発光体Aが固定される。
図3は直管5の外観を示したもので、その端部両サイドには、従来の蛍光灯と同様に電極ピン7を突出した口金8が取り付けられていて、電極ピン7は当然ながらソケット(不図示)の係合孔に挿着される。そして口金8には、電極ピン7を挟むようにして二箇所の空気孔9を形成している。空気孔9は(a)・(b)のような楕円形状、(c)のような通常の円形以外であっても差し支えはなく、要は空気流通に適した形状であれば良い。
口金8の空気孔9は図では二箇所に形成されているため空気の流通がスムースとなり、そこを通って外部と直管5の内部相互の空気は絶えず行き来することとなる。すなわち通常は発光体Aから発せられる高熱によって直管5内部は高温となるが、空気孔9が存在するため熱は放出されるとともに外部の冷えた空気が直管5内に流入するので内部温度は中和されて高温が抑制される。そのため長時間点灯後に消灯しても温度差による結露の発生が抑止でき、このためLED照明のネックとなっている高熱の発生による器具の劣化・故障がその分回避され、LED照明の長寿命が一層向上する。
つまり本考案によると、発光体Aは熱収縮チューブ4によって絶縁性が確保され、直管5の内部温度は口金8に形成した空気孔9によって抑えられるという二重の効果が発揮される結果、嘗てないLED照明の長寿命が所期されるという多大な成果が得られる。しかも特別な装置を必要とするものではなく既存の照明にも利用でき、構造簡単で安価量産に好適するという副次的効果も得られる。なお本考案における発光体A及び直管5の材質・形状、熱収縮チューブ4の被着手段、空気孔9の個数等における本考案の目的効果を奏する範囲内の全ての付加・変更も本考案の実施の範疇に属すること勿論である。
1 帯状基板
2 LED素子
A 発光体
3 アルミ放熱板
4 熱収縮チューブ
5 直管
7 電極ピン
8 口金
9 空気孔
2 LED素子
A 発光体
3 アルミ放熱板
4 熱収縮チューブ
5 直管
7 電極ピン
8 口金
9 空気孔
Claims (1)
- 帯状基板の長手方向に沿いLED素子の多数個を実装してなる発光体の表面全体に熱収縮チューブを被着し、それらを固定したアルミ放熱板を直管内に掛架するとともに、直管両サイドに取り付けた電極ピンの口金正面に、空気孔を夫々形成したことを特徴とする結露防止策を施した直管型LED照明。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011006661U JP3173782U (ja) | 2011-10-24 | 2011-10-24 | 結露防止策を施した直管型led照明 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011006661U JP3173782U (ja) | 2011-10-24 | 2011-10-24 | 結露防止策を施した直管型led照明 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3173782U true JP3173782U (ja) | 2012-02-23 |
Family
ID=48000990
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2011006661U Expired - Fee Related JP3173782U (ja) | 2011-10-24 | 2011-10-24 | 結露防止策を施した直管型led照明 |
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JP (1) | JP3173782U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014216068A (ja) * | 2013-04-23 | 2014-11-17 | ファイン テクニック カンパニーリミテッド | 結合式led灯 |
JP2014216072A (ja) * | 2013-04-23 | 2014-11-17 | ファイン テクニック カンパニーリミテッド | 折畳式led灯 |
JP2015065086A (ja) * | 2013-09-25 | 2015-04-09 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 照明用光源及び照明装置 |
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2011
- 2011-10-24 JP JP2011006661U patent/JP3173782U/ja not_active Expired - Fee Related
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