JP3173718U - ゴルフボール供給ティーアップ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ゴルフ練習装置として、ゴルフボールの供給と、ティーアップを可能にしたゴルフボール供給ティーアップ装置を提供する。
【解決手段】 マット3上に立設され、内部にゴルフボール2を収容可能なストッカー10からボール2を、先端近傍に設けられたボールゲート機構40を介して1個ずつ排出し、ティーアップ位置にボール2を供給可能なボール供給装置10と、ティーアップ位置のボール2を、マット3上に設けられたペダル31の押下により、バネ27により初期位置を保持するロッド部材23を、バネ27の付勢力に抗して押し下げて降下させ、ペダル押下を解除してバネ27によりティーアップ位置に復帰可能なティーアップ装置20とを備える。ペダル押下に伴い、ボールゲート機構40を動作させて、ボール2を1個のみボール供給装置10からティーアップ位置まで排出供給し、その後のペダル押下の解除により、ティーアップを行える。
【選択図】 図2
【解決手段】 マット3上に立設され、内部にゴルフボール2を収容可能なストッカー10からボール2を、先端近傍に設けられたボールゲート機構40を介して1個ずつ排出し、ティーアップ位置にボール2を供給可能なボール供給装置10と、ティーアップ位置のボール2を、マット3上に設けられたペダル31の押下により、バネ27により初期位置を保持するロッド部材23を、バネ27の付勢力に抗して押し下げて降下させ、ペダル押下を解除してバネ27によりティーアップ位置に復帰可能なティーアップ装置20とを備える。ペダル押下に伴い、ボールゲート機構40を動作させて、ボール2を1個のみボール供給装置10からティーアップ位置まで排出供給し、その後のペダル押下の解除により、ティーアップを行える。
【選択図】 図2
Description
本考案はゴルフボール供給ティーアップ装置に係り、特にモータ等を使用せずに、簡易な機構を組み込むことにより、ゴルフボールの供給と、ゴルフボールのティーアップを可能にしたゴルフボール供給ティーアップ装置に関する。
従来、ゴルフ練習場では、各練習打席に、ゴルフボールの供給と所定高さのティーアップを行える装置、あるいはマットに組み込まれた合成ゴム製のティーパーツ(以下、単にゴムティーと記す。)上に、アーム等を利用してゴルフボールを供給する装置等、各種のゴルフボール供給ティーアップ装置が設置されている。
前者のゴルフボール供給ティーアップ装置は、ゴルフボールの供給、ティーアップ等の機構の連係をとるために、各種のセンサ等を設けてモータ等の駆動装置を動作させるため、高価な装置となってしまう。後者の装置では、アーム回転の設定とティーの位置がずれてしまうと、うまくティー上にボールをセットできない場合もある。
このような装置が設置されていない練習場では、練習ゴルファーは、ボールをセットする都度、打席前のトレイ等に積まれたボールを取り出し、腰を屈めて拾い上げ、ティーに置く作業をしなければならない。年配者などにとって大きな身体的負担となっている。そこで、ゴルフボールのティーへのセットなどの練習ゴルファーの身体的負担を軽減できる、ティーアップ機能を備えた低コストのティーアップ装置も種々提案されている。
特許文献1に開示された発明は、装置の高さを低くした埋込タイプのティーアップ装置で、モータ等の電動部品を使用していないため、低コストで設置が容易であるという利点を有する。特許文献2に開示された発明は、ティーリフタ自体は、複数の検知装置によってボールのセット状態、ティー高さを検知し、その情報を元にモータの回転動作によってベルトの巻き取り、巻き解きが行われ、ティー昇降が実現する。機構はシンプルであるが、電動機構であるため、さらに低コスト化を図りたいとの要請が高い。
また、特許文献1,2に記載した装置は、いずれもボール供給のための付帯設備を必要とする。すなわち、ボール供給装置とティーアップ装置が別体である場合、装置間でボール供給と、ティーアップ動作の連係がない場合には、練習ゴルファーが2種類の装置間でのボールのティー位置への供給設定等を行わなければならない。位置設定に検知センサ等を利用している場合には、専門的な機器調整も必要になる場合もある。
そこで、本考案の目的は上述した従来の技術が有する問題点を解消し、モータ等の装置を用いない低コストの装置として、ボール供給とティーアップ動作とを連係させることができるゴルフボール供給ティーアップ装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本考案はマット上に立設され、内部に複数個のゴルフボールを収容可能なストッカーから前記ゴルフボールを一列に並べて、先端近傍に設けられたボールゲート機構を介して外部に前記ゴルフボールを1個ずつ排出し、ティーアップ位置に前記ゴルフボールを供給可能なボール供給装置と、前記マット下に形成された空間内に設置され、前記ティーアップ位置に供給された前記ゴルフボールを、前記マット上に設けられたペダル押下により、付勢手段により初期ティーアップ位置を保持するロッド部材を、前記付勢手段の付勢力に抗して押し下げて前記空間内に降下させるとともに、前記ペダル押下を解除して前記付勢手段により、初期ティーアップ位置に復帰可能なティーアップ装置とを備え、前記ティーアップ装置のペダル押下に伴い、前記ボール供給装置のボールゲート機構を動作させて、前記ゴルフボールを1個のみ前記ボール供給装置から前記ティーアップ位置まで排出供給し、その後のペダル押下の解除により、前記ゴルフボールのティーアップを行うことを特徴とする。
前記ボールゲート機構は、前記ペダル押下に伴って前記空間内に引き込まれる開閉動作ワイヤによりボール供給路内でゲート開閉部材が動作して、前記ボール供給装置から前記ゴルフボールを1個ずつ排出させることが好ましい。
前記ティーアップ装置は、前記マットのティーアップ位置に形成された開孔に供給された前記ゴルフボールを、前記ロッド部材が支持するティーで持ち上げて前記ゴルフボールのティーアップを行うことが好ましい。
前記ロッド部材は、上側にネジロッドを有し、該ネジロッドの長さ調整を行って、前記ゴルフボールのティーアップ高さを調整できるようにすることが好ましい。
前記ティーは、合成ゴム製の既製品を着脱自在に用いることが好ましい。
前記ゲート開閉部材は、線材加工部材からなり、直線状部材と、前記ボール供給路の内周にほぼ沿う形状の曲線状部材とを有することが好ましい。
以上に述べた構成からなる本考案によれば、簡単な部品構成によって、ゴルフボール供給からボールのティーアップ動作までの一連の動作が行える装置となるため、低コストで練習効率の高い装置を提供できるという効果を有する。
以下、本考案のゴルフボール供給ティーアップ装置の実施するための形態として、以下の実施例について添付図面を参照して説明する。
図1は、本考案のゴルフボール供給ティーアップ装置1を正面上方から示した模式構成図である。同図に示したように、このゴルフボール供給ティーアップ装置1は、ゴルフボール(以下、単にボール2と記す。)を1個ずつ、マット上に供給可能なボール供給装置と、図2以後に示したような地下ピット4内に設置されたティーアップ装置20と、ボール供給装置10とティーアップ装置20との連動を開始させるペダル機構30とから構成されている。図2〜図4は、ティーアップ装置20の構成と動作状態とを示した一部断面図である。
[ボール供給装置の構成]
ボール供給装置10は、図1及び図2に示したように、タワー状をなし、上部にボールストッカー11を備え、このティーアップ装置20と連動して、ボール供給パイプ13の先端13aからボール2を1個ずつ供給可能な機構(ボールゲート機構40:図6を参照して後述する。)を備えている。ボールストッカー11は、図1,図2に示したように、上部開放端が広がった形状の逆角錐台状をなし、このボールストッカー11の底部にボール供給路12が連通している。ボール供給路12は、ボール2が列状をなして連続して供給できるように直径に設定され、さらにタワー外部には、タワー外周を取り囲むように略らせん状をなしたボール供給パイプ13が内部のボール供給路12に連続するように設けられている。このボール供給パイプ13の先端は、図1,図2に示したように、下面側が尖った斜め形状に切断され、パイプ先端は樋状となり、この樋状のパイプ先端13aから排出されたボール2は、図1に示した人工芝マット3上に滑らかに転がり出ることができる。図1,図2は、ボール2が供給されティー位置まで転がった後、ティーアップ装置20のティー上端に載置され、ティーアップされた状態が示されている。
ボール供給装置10は、図1及び図2に示したように、タワー状をなし、上部にボールストッカー11を備え、このティーアップ装置20と連動して、ボール供給パイプ13の先端13aからボール2を1個ずつ供給可能な機構(ボールゲート機構40:図6を参照して後述する。)を備えている。ボールストッカー11は、図1,図2に示したように、上部開放端が広がった形状の逆角錐台状をなし、このボールストッカー11の底部にボール供給路12が連通している。ボール供給路12は、ボール2が列状をなして連続して供給できるように直径に設定され、さらにタワー外部には、タワー外周を取り囲むように略らせん状をなしたボール供給パイプ13が内部のボール供給路12に連続するように設けられている。このボール供給パイプ13の先端は、図1,図2に示したように、下面側が尖った斜め形状に切断され、パイプ先端は樋状となり、この樋状のパイプ先端13aから排出されたボール2は、図1に示した人工芝マット3上に滑らかに転がり出ることができる。図1,図2は、ボール2が供給されティー位置まで転がった後、ティーアップ装置20のティー上端に載置され、ティーアップされた状態が示されている。
[ティーアップ装置の構成]
ティーアップ装置20は、図2,図3に示したように、所定空間からなる地下ピット4を構成するためのボックス21内に、ティー22を昇降可能なシリンダロッド機構23と、その先端が、シリンダロッド機構23のロッド232に、ピン24aを介して連結され、他端が所定高さの台座25にヒンジ支点26を介して支持されたスイングアーム24と、スイングアーム24の初期位置を保持するためにスイングアーム24に下端が固着された引張スプリング27とを備えている。シリンダロッド機構23は、ティーアップ位置に立設され、シリンダ231内に昇降可能にロッド232が収容保持されている。シリンダロッド機構23は、練習ゴルファーGがクラブ8でボール2をヒットした際に伝わる打撃衝撃力によっても立設位置が狂わないように、各所がステイ233で支持されている。ロッド232は、パイプからなり、上部内周には、後述するロッド長調整機構250が螺合する雌ねじが形成されている。このロッド232とロッド長調整機構250とは、スイングアーム24の揺動により、上下方向に所定量だけ昇降する。
ティーアップ装置20は、図2,図3に示したように、所定空間からなる地下ピット4を構成するためのボックス21内に、ティー22を昇降可能なシリンダロッド機構23と、その先端が、シリンダロッド機構23のロッド232に、ピン24aを介して連結され、他端が所定高さの台座25にヒンジ支点26を介して支持されたスイングアーム24と、スイングアーム24の初期位置を保持するためにスイングアーム24に下端が固着された引張スプリング27とを備えている。シリンダロッド機構23は、ティーアップ位置に立設され、シリンダ231内に昇降可能にロッド232が収容保持されている。シリンダロッド機構23は、練習ゴルファーGがクラブ8でボール2をヒットした際に伝わる打撃衝撃力によっても立設位置が狂わないように、各所がステイ233で支持されている。ロッド232は、パイプからなり、上部内周には、後述するロッド長調整機構250が螺合する雌ねじが形成されている。このロッド232とロッド長調整機構250とは、スイングアーム24の揺動により、上下方向に所定量だけ昇降する。
[ロッド長調整機構の構成とティー高さ調整例]
ロッド長調整機構250の構成について、図7を参照して説明する。図7(a−1)に示したように、シリンダ機構23のロッド232の上端にはロッド長調整機構250のネジロッド251がナット253で位置保持可能に螺合されている。さらにネジロッド251上端には板状フランジ234が弛み防止を図った二重ナット252を介して支持されている。このロッド長調整機構250では、ネジロッド251の下端をロッド232内にねじ込む長さを調整することにより、板状フランジ234に載置されるゴムティー22の高さ調整を容易に行える。図7(a−1),図7(a−2)はドライバーショット等の練習のためのハイティー(高いティー高さH1)に対応するようにネジロッド251を伸長した状態で、ナット253によりロッド232を固定保持し、シリンダロッド機構23のロッド232を昇降させた状態を示している。すなわち、図7(a−1)に示した状態から、後述するように、ティーアップ装置20のスイングアーム24(図2他)が上方に回動することで、ロッド232とネジロッド251とを一体的に上昇させ、開孔5まで転がって停止しているボール2を同図(a−2)に示したように、ティーアップすることができる。同様に、低いティー高さH2にするためには、図7(b−1)に示したように、ネジロッド251の下部をロッド232内に所定量(H1−H2)だけねじ込んで、その高さをナット253で保持させればよい。この状態からティーアップすると同図(b−2)に示したように、低いティー高さH2にボール2をティーアップすることができる。このように、練習ゴルファーGは、ロッド調整機構250のネジロッド251のロッド232側のナット253を緩めてネジロッド251の長さを調整することで、図7(a−2),(b−2)に示したように、好みのティー高さを容易に設定することができる。
ロッド長調整機構250の構成について、図7を参照して説明する。図7(a−1)に示したように、シリンダ機構23のロッド232の上端にはロッド長調整機構250のネジロッド251がナット253で位置保持可能に螺合されている。さらにネジロッド251上端には板状フランジ234が弛み防止を図った二重ナット252を介して支持されている。このロッド長調整機構250では、ネジロッド251の下端をロッド232内にねじ込む長さを調整することにより、板状フランジ234に載置されるゴムティー22の高さ調整を容易に行える。図7(a−1),図7(a−2)はドライバーショット等の練習のためのハイティー(高いティー高さH1)に対応するようにネジロッド251を伸長した状態で、ナット253によりロッド232を固定保持し、シリンダロッド機構23のロッド232を昇降させた状態を示している。すなわち、図7(a−1)に示した状態から、後述するように、ティーアップ装置20のスイングアーム24(図2他)が上方に回動することで、ロッド232とネジロッド251とを一体的に上昇させ、開孔5まで転がって停止しているボール2を同図(a−2)に示したように、ティーアップすることができる。同様に、低いティー高さH2にするためには、図7(b−1)に示したように、ネジロッド251の下部をロッド232内に所定量(H1−H2)だけねじ込んで、その高さをナット253で保持させればよい。この状態からティーアップすると同図(b−2)に示したように、低いティー高さH2にボール2をティーアップすることができる。このように、練習ゴルファーGは、ロッド調整機構250のネジロッド251のロッド232側のナット253を緩めてネジロッド251の長さを調整することで、図7(a−2),(b−2)に示したように、好みのティー高さを容易に設定することができる。
練習ゴルファーGがスイングしてクラブ8でボール2をヒットした際に、ゴムティー22にもクラブ8からの打撃力が伝わる。このとき、板状フランジ234とゴムティー22とがゆるく固定されているため、クラブ8による衝撃力が加わった瞬間にゴムティー22が、固定具235で固定された範囲で跳ねあがるように板状フランジ234から持ち上がる。これにより、衝撃力がティーアップ装置20のロッド232に伝わるのを最小限にできる。
他の部材として、ティーアップ装置20のスイングアーム24を所定角度だけ回動させるために、ペダル機構30が備えられている。このペダル機構30のペダル31部分は、図1,図2に示したように、人工芝マット3上に位置する、滑り止め加工された金属板からなり、下端がマット3上のヒンジ支点32で支持され、先端(つま先側)が持ち上がった状態、すなわち所定の踏みしろが確保された初期状態にある。ペダル先端の下面側には押し下げロッド33がピン結合により吊持されている。この押し下げロッド33は所定の剛性を有する細径の鋼棒からなり、その下半部は地下ピット4内に位置し、地下ピット4内で、ほぼ鉛直な状態が保てるように、中間位置が支持フランジ34で保持されている。押し下げロッド33は、練習ゴルファーGがペダルを踏み込んだ際に、ほぼ全体が地下ピット4内に、ほぼ鉛直をなして押し込まれ、スイングアーム24に上方から当接し、押し込み分でスイングアーム24を所定角度回動させることができる。
さらに、他の構成部材として、ボール供給装置10のボールゲート機構40(その構成と動作は、後に図6を参照して説明する。)の開閉動作ワイヤ41が張設されている。この開閉動作ワイヤ41は、図2,図3に示したように、その一端41aがスイングアーム24の先端側に定着され、2個の方向転換用プーリ42,43に掛け渡され、他端41bがボールゲート機構40のレバー部46a(図6各図)に定着されている。
なお、ティーアップ装置20は地下ピット4内に設置されていると説明したが、地下ピット4としては、図2に示したように、地盤を所定深さに掘り下げて、その部分に、作用土圧に抵抗可能で、シリンダロッド機構23等の各部材を所定位置に固定保持可能な板厚と強度とを有するボックス構造を埋設したり、所定の高さの台状のフレームを組んで、そのフレームにボックス構造を組み込んで固定させることができる。ボックス構造としては、合成樹脂製、金属製、木製等が好ましい。必要に応じて防水構造、排水構造を備えることも好ましい。
ここで、ティーアップ装置20のティー昇降動作について、図5と対応した状態を示す図2〜図4を参照して説明する。
図5(a)は、図1に対応したティーアップ状態を示している。同図に示したように、シリンダロッド機構23に収容されたロッド232は、引張スプリング27の初期状態において、シリンダ231内の最上方に位置するように保持されている。この保持機構としては、本実施例では、シリンダ231の側面に形成された細長孔形状のスリット236に挿通された支持ピン237がロッド232を貫通するように取り付けられている。この支持ピン237の両端は、シリンダ231側面に配置された保持プレート238によって、シリンダ231に対して上下方向にスリット236の範囲をスライド可能に取り付けられている。よって、この支持ピン237が貫通するロッド232も同様に、シリンダ231の軸線に沿って上下方向にスライド(昇降)することができる。このとき保持プレート238の一端には、軽量C型鋼からなるスイングアーム24のピン支点24aが接合されている。このスイングアーム24には、図5(a)他に図示したように、引張スプリング27の下端、開閉動作ワイヤ41の一端41aが定着されている。この状態で、図5(a)に示したように、練習ゴルファーGがペダル31を踏み込むと、ペダル31に連結した押し下げロッド33が押し下げられ、その下端がスイングアーム24に当接し、スイングアーム24を、引張スプリング27の引張力に抵抗するように、ヒンジ支点26回りに、ほぼ水平まで回動させる(図5(b))。
図5(a)は、図1に対応したティーアップ状態を示している。同図に示したように、シリンダロッド機構23に収容されたロッド232は、引張スプリング27の初期状態において、シリンダ231内の最上方に位置するように保持されている。この保持機構としては、本実施例では、シリンダ231の側面に形成された細長孔形状のスリット236に挿通された支持ピン237がロッド232を貫通するように取り付けられている。この支持ピン237の両端は、シリンダ231側面に配置された保持プレート238によって、シリンダ231に対して上下方向にスリット236の範囲をスライド可能に取り付けられている。よって、この支持ピン237が貫通するロッド232も同様に、シリンダ231の軸線に沿って上下方向にスライド(昇降)することができる。このとき保持プレート238の一端には、軽量C型鋼からなるスイングアーム24のピン支点24aが接合されている。このスイングアーム24には、図5(a)他に図示したように、引張スプリング27の下端、開閉動作ワイヤ41の一端41aが定着されている。この状態で、図5(a)に示したように、練習ゴルファーGがペダル31を踏み込むと、ペダル31に連結した押し下げロッド33が押し下げられ、その下端がスイングアーム24に当接し、スイングアーム24を、引張スプリング27の引張力に抵抗するように、ヒンジ支点26回りに、ほぼ水平まで回動させる(図5(b))。
図5(b)に示した状態では、ゴムティー22は完全に地下ピット4内に降下している。そしてこのタイミングで、図3に示したように、ボール供給装置10のボールゲート機構40の先端からボール2が1個のみ転がり出る。このボール2は、ボール供給パイプ13の先端の傾斜部に沿って転がり出るため、その勢いでゴムティー22が降下して現れた開孔5まで到達して、この開孔5に嵌まるようにして停止する。その位置は降下したゴムティー22の直上に位置するため、図4に示したように、練習ゴルファーGが踏みつけたペダルから足を緩めるのに合わせて、引張スプリング27の短縮方向への付勢力により、スイングアーム24が上昇する。同時にスイングアーム24先端の地下ピット4内からゴムティー22が上昇する。ゴムティー22の上端が開孔5を通過するとき、その位置にあるボール2を下方から支えて、ボール2はゴムティー22の上昇とともに、持ち上げられるように所定の高さまで上昇する。このようにして、練習ゴルファーGの希望する高さにボール2がティーアップされ、準備完了状態となる(図1,図2)。
[ボールゲート機構の構成とティーアップ動作との連動]
本考案では、図5(a),(b)に示したように、ペダル31の操作により、ティーの昇降が可能となるが、このときティーの1回の昇降に伴い、ボール2が1個ずつティー位置に供給される点が、この装置の技術的特徴のひとつである。
この技術的特徴について、図6各図を参照して説明する。図6(a)にはボール2が収容されたボール供給パイプ13の先端部分が二点鎖線で示され、その先にゴムティー22がティーアップされた状態が示されている。なお、通常、ボール供給パイプ13内には、先頭のボール2Aの後方に連続してボール2Bが連なって収容されているが、図6各図では、説明の簡単化のために、ボール2個(2A,2B)のみを示している。ボール供給パイプ13の先端13a近傍には、ボールゲート機構40が設置されている。このボールゲート機構40は、図示しない台7上(図1,図2他に図示)に軸受部45を介して回動可能に支持されたゲート開閉部材46と、このゲート開閉部材のレバー部に定着された開閉動作ワイヤ41とからなる。ゲート開閉部材46は、図6(a),(b)に示したように、本実施例では、所定太さの鋼線部材で、略コ字形のフォーク状をなす本体と、本体のうち軸受で支持された部位にさらに凸状となるレバー部46aとが曲げ加工により形成されている。本体線材のパイプ開放端(先端)側の一方は直線状部材46bからなり、初期状態において、ボール供給パイプ13に形成されたスリット13b内に収容され、図6(a)に示したように、ボール2Aの前方を塞ぐストッパとして機能している。このため、ボール2Aはパイプ13内で停止した状態にある。本体線材の一方の部材は、パイプの内径にほぼ等しいカーブ形状部を有する曲線状線材46cからなり、図示しないスリットから内部に収容され、初期状態において、パイプ13内面に内接するように位置している。この状態では、ボール2Bは曲線状線材上を乗り越えて転がることができる。
本考案では、図5(a),(b)に示したように、ペダル31の操作により、ティーの昇降が可能となるが、このときティーの1回の昇降に伴い、ボール2が1個ずつティー位置に供給される点が、この装置の技術的特徴のひとつである。
この技術的特徴について、図6各図を参照して説明する。図6(a)にはボール2が収容されたボール供給パイプ13の先端部分が二点鎖線で示され、その先にゴムティー22がティーアップされた状態が示されている。なお、通常、ボール供給パイプ13内には、先頭のボール2Aの後方に連続してボール2Bが連なって収容されているが、図6各図では、説明の簡単化のために、ボール2個(2A,2B)のみを示している。ボール供給パイプ13の先端13a近傍には、ボールゲート機構40が設置されている。このボールゲート機構40は、図示しない台7上(図1,図2他に図示)に軸受部45を介して回動可能に支持されたゲート開閉部材46と、このゲート開閉部材のレバー部に定着された開閉動作ワイヤ41とからなる。ゲート開閉部材46は、図6(a),(b)に示したように、本実施例では、所定太さの鋼線部材で、略コ字形のフォーク状をなす本体と、本体のうち軸受で支持された部位にさらに凸状となるレバー部46aとが曲げ加工により形成されている。本体線材のパイプ開放端(先端)側の一方は直線状部材46bからなり、初期状態において、ボール供給パイプ13に形成されたスリット13b内に収容され、図6(a)に示したように、ボール2Aの前方を塞ぐストッパとして機能している。このため、ボール2Aはパイプ13内で停止した状態にある。本体線材の一方の部材は、パイプの内径にほぼ等しいカーブ形状部を有する曲線状線材46cからなり、図示しないスリットから内部に収容され、初期状態において、パイプ13内面に内接するように位置している。この状態では、ボール2Bは曲線状線材上を乗り越えて転がることができる。
図5(a),図6(a)に示した状態で、練習ゴルファーGがペダル31を踏み込むと、前述したように、押し込みロッド33の下端がスイングアーム24に当接してスイングアーム24が下方に向けて回動し、それに合わせてスイングアーム24に連結された開閉作動ワイヤ41が、図5(b),図6(b)に示したように、地下ピット4内に引き込まれる。この動作により、ゲート開閉部材46のレバー部46aが矢印A方向に回動する(図6(b))。同時にゲート開閉部材46の直線状線材46bが跳ね上げられるようにスリット13bからパイプ13外に出るように回動し、ボール2Aのストッパが解除状態となり、ボール2Aはボール供給パイプ13の傾斜に沿って先端側から転がり出る。また同時にゲート開閉部材46の曲線状線材46cも同角度分パイプ13内で回動する。これにより、ボール2Bの転がり方向の前方でストッパとして機能し、2個目のボール2Bが転がり出るのが阻止される。このとき1個目のボール2Aは、人工芝マット3上の開孔5まで転がり、停止する。そして練習ゴルファーGが図4に示したように、ペダル31の踏み込みを緩めるようにペダル31から足を離すと、ゲート開閉部材46は、パイプ内で図6(c)に示したように、初期状態(図6(a))に戻るように回動する。これにより、ゲート開閉部材46の直線状線材46bが回動して2個目のボール2Bが前方に移動するように転がった際のストッパとして機能する。そのとき同時に開孔5位置にあるボール2Aは、ゴムティー22の上昇により所定高さにティーアップされる。
上述した各機構を構成する部材は、同等の機能を果たすものであれば、代替する部材の可能である。たとえば上述のゲート開閉部材46は線材を加工した部材からなるが、樹脂成形した部材等を使用することもできる。このように、本考案は上述した実施例に限定されるものではなく、各請求項に示した範囲内での種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲内で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態も、本考案の技術的範囲に含まれる。
1 ゴルフボール供給ティーアップ装置
2 ゴルフボール
3 人工芝マット(マット)
4 地下ピット
5 開孔
10 ボール供給装置
11 ボールストッカー
12 ボール供給路
13 ボール供給パイプ
20 ティーアップ装置
22 ゴムティー(ティー)
23 シリンダロッド機構
24 スイングアーム
30 ペダル機構
31 ペダル
33 押し下げロッド
40 ボールゲート機構
41 開閉動作ワイヤ
46 ゲート開閉部材
232 ロッド
250 ロッド長調整機構
2 ゴルフボール
3 人工芝マット(マット)
4 地下ピット
5 開孔
10 ボール供給装置
11 ボールストッカー
12 ボール供給路
13 ボール供給パイプ
20 ティーアップ装置
22 ゴムティー(ティー)
23 シリンダロッド機構
24 スイングアーム
30 ペダル機構
31 ペダル
33 押し下げロッド
40 ボールゲート機構
41 開閉動作ワイヤ
46 ゲート開閉部材
232 ロッド
250 ロッド長調整機構
Claims (6)
- マット上に立設され、内部に複数個のゴルフボールを収容可能なストッカーから前記ゴルフボールを一列に並べて、先端近傍に設けられたボールゲート機構を介して外部に前記ゴルフボールを1個ずつ排出し、ティーアップ位置に前記ゴルフボールを供給可能なボール供給装置と、
前記マット下に形成された空間内に設置され、前記ティーアップ位置に供給された前記ゴルフボールを、前記マット上に設けられたペダル押下により、付勢手段により初期ティーアップ位置を保持するロッド部材を、前記付勢手段の付勢力に抗して押し下げて前記空間内に降下させるとともに、前記ペダル押下を解除して前記付勢手段により、初期ティーアップ位置に復帰可能なティーアップ装置とを備え、
前記ティーアップ装置のペダル押下に伴い、前記ボール供給装置のボールゲート機構を動作させて、前記ゴルフボールを1個のみ前記ボール供給装置から前記ティーアップ位置まで排出供給し、その後のペダル押下の解除により、前記ゴルフボールのティーアップを行うことを特徴とするゴルフボール供給ティーアップ装置。 - 前記ボールゲート機構は、前記ペダル押下に伴って前記空間内に引き込まれる開閉動作ワイヤによりボール供給路内でゲート開閉部材が動作して、前記ボール供給装置から前記ゴルフボールを1個ずつ排出させる請求項1に記載のゴルフボール供給ティーアップ装置。
- 前記ティーアップ装置は、前記マットのティーアップ位置に形成された開孔に供給された前記ゴルフボールを、前記ロッド部材が支持するティーで持ち上げて前記ゴルフボールのティーアップを行う請求項1に記載のゴルフボール供給ティーアップ装置。
- 前記ロッド部材は、上側にネジロッドを有し、該ネジロッドの長さ調整を行って、前記ゴルフボールのティーアップ高さを調整可能な請求項3に記載のゴルフボール供給ティーアップ装置
- 前記ティーは、合成ゴム製の既製品を着脱自在に用いた請求項3または請求項4に記載のゴルフボール供給ティーアップ装置。
- 前記前記ゲート開閉部材は、線材加工部材からなり、直線状部材と、前記ボール供給路の内周にほぼ沿う形状の曲線状部材とを有する請求項2に記載のゴルフボール供給ティーアップ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011007186U JP3173718U (ja) | 2011-12-06 | 2011-12-06 | ゴルフボール供給ティーアップ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2011007186U JP3173718U (ja) | 2011-12-06 | 2011-12-06 | ゴルフボール供給ティーアップ装置 |
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JP3173718U true JP3173718U (ja) | 2012-02-16 |
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ID=48000933
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JP (1) | JP3173718U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105288981A (zh) * | 2015-12-01 | 2016-02-03 | 王志焕 | 一种高尔夫供球机 |
KR101971041B1 (ko) * | 2018-10-10 | 2019-04-22 | 김한섭 | 골프 연습장치용 티높이조절유닛 |
-
2011
- 2011-12-06 JP JP2011007186U patent/JP3173718U/ja not_active Expired - Fee Related
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