JP2004242621A - 支柱引き抜き装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】圃場の支柱引き抜き作業及び回収作業の労力の軽減を図る。
【解決手段】前記圃場を走行移動するための走行手段と、前記支柱を挟持する一対の支柱挟持部を含む支柱挟持手段と、前記支柱を挟持したままで、前記支柱挟持手段ごと上方へ引き上げて支柱を引き抜くとともに、前記支柱を引き抜いた後に前記支柱挟持手段を下ろして元の位置に戻し、前記支柱挟持部を開放する支柱挟持手段昇降手段とを備えたことを特徴とする支柱引き抜き装置によって達成される。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、圃場に立てられた支柱を引き抜くのに使用する支柱引き抜き装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
キュウリやエンドウ等の「つる」を有する作物の栽培を行う場合、圃場に支柱を立て、そこに前記つるを這わせることにより、前記作物が自然な形で成育するようにする必要がある。
【0003】
かかる支柱は風雨に対してもある程度の耐久性が必要とされることから、容易に抜けないような深さにまで打ち込む必要がある。
【0004】
そして、前記作物の栽培が終了すると、前記支柱は不要となるため、圃場から撤去する必要があるが、従来は1本ずつ作業者の手作業により引き抜きを行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のように、支柱は容易に抜けない深さまで打ち込まれているため、これを手作業で引き抜くためには多大なる労力を必要とした。また、支柱は、ある程度の間隔をもって設置されているため、引き抜いた後の支柱を1本ずつ回収するのにも多大なる労力を要した。
【0006】
本発明は、上述のような事情に鑑み為されたものであり、本発明の目的は、圃場の支柱を容易に引き抜き、また、それを搬送する装置を提供することにより、支柱引き抜き作業及び回収作業の労力の軽減を図ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、支柱引き抜き装置に関し、本発明の上記目的は、圃場の土中にほぼ垂直に差し込まれて立てられた作物用の支柱を引き抜くための、支柱引き抜き装置であって、前記支柱引き抜き装置は、前記圃場を走行移動するための走行手段と、前記支柱を挟持する一対の支柱挟持部を含む支柱挟持手段と、前記支柱を挟持したままで、前記支柱挟持手段ごと上方へ引き上げて支柱を引き抜くとともに、前記支柱を引き抜いた後に前記支柱挟持手段を下ろして元の位置に戻し、前記支柱挟持部を開放する支柱挟持手段昇降手段と、を備えたことを特徴とする支柱引き抜き装置によって達成される。また、本発明の上記目的は、圃場の土中にほぼ垂直に差し込まれて立てられた作物用の支柱を引き抜くための、支柱引き抜き装置であって、前記支柱引き抜き装置は、前記圃場を走行移動するための走行手段と、マジックハンド式若しくはパンタグラフ式のリンク機構と、前記リンク機構の先端に配設され支柱を挟持する一対の支柱挟持部と、前記支柱挟持部に支柱を挟持したままで、支柱挟持部ごと前記リンク機構を上方へ引き上げて支柱を引き抜くとともに、前記支柱を引き抜いた後に前記リンク機構を下げて前記支柱挟持部を開放するリンク機構昇降手段と、を備えたことを特徴とする支柱引き抜き装置によっても達成される。
【0008】
さらに、本発明の上記目的は、引き抜いた支柱を載置して運ぶための支柱載置台をさらに設けることにより、より効果的に達成される。こうすることにより、支柱を引き抜きながら搬送することができるので、後から回収する手間を省くことができる。
【0009】
さらに、本発明の上記目的は、前記昇降手段として油圧シリンダを使用することにより、或いは、前記油圧シリンダのシリンダロッドが上限及び下限の所定の位置で停止するように、シリンダロッド停止機構を設けることにより、或いは、前記シリンダロッドの上限の停止位置を前記支柱の差し込まれている土中深さに対応して調整するための調整機構を設けることにより、さらに効果的に達成される。また、前記昇降手段として、ウインチ巻き上げ機構を利用することによっても達成される。
【0010】
またさらに、本発明の上記目的は、前記支柱を前記支柱挟持部の間に誘導するための誘導ガイドをさらに設けることにより、一層効果的に達成される。これにより、支柱引き抜き装置が、支柱の並ぶラインから多少ずれて走行したとしても、支柱を前記支柱挟持部の間に誘導することが容易となる。
【0011】
さらにまた、本発明の上記目的は、支柱を挟む前記支柱挟持部の挟持面をクッション材で構成することにより、さらに効果的に達成される。これにより、支柱をしっかりと挟持することができ、前記リンク機構を引き上げる際に滑って支柱が引き抜けなくなることを防止することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る支柱引き抜き装置の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0013】
図1は、本発明に係る支柱引き抜き装置の実施例を示す、斜視図である。
【0014】
図中、1は圃場に立てられている支柱であり、本発明に係る支柱引き抜き装置が圃場を走行すると、誘導ガイド2を通って支柱1が一対の支柱挟持部3の間に誘導される。4はマジックハンド式のリンク機構であり、上下に伸縮することにより、前記支柱挟持部3が左右に開閉し、支柱1を挟持したり、開放したりするものである。前記支柱挟持部3の支柱を挟持する面にはゴム等のクッション材が貼付されており、支柱をしっかりと挟持するとともに、支柱に傷が付くのを防止する働きをする。このリンク機構4の基本的な動きは後述(図2)する。5はリンク機構の上部結節点に結合される上部ガイドであり、ガイドレール6に沿って摩擦無く動き、チェーン7によって牽引されてガイドレール6上を上下する(但し、下降は自重により行われる)。チェーン7は回転歯車8と噛みあっており、回転歯車8は油圧シリンダ9のシリンダロッド10の先に固定されており、油圧シリンダ9によってシリンダロッド10が伸びると(図1でチェーン7の左側は固定されているので)、それにつられてチェーン7が引っ張り上げられ、上部ガイド5が上昇する。
【0015】
また、リンク機構4の下部結節点には(図1では隠れて見えないが、図2〜図5には表示されている)下部ガイド11設けられている。12はバランサーであり、支柱挟持部3を常にほぼ鉛直に保持するためのものである。
【0016】
13は上限停止バーであり、支柱挟持部3に挟持された支柱1が油圧シリンダ9の力によって土中から引き抜かれた後は、それ以上シリンダロッド10を伸ばす必要がなくなるので、支柱1が引き抜かれた時点で、油圧バルブ14のシフトレバー15を自動的にニュートラルの位置に戻し、油圧シリンダ9を停止させるためのものである。この上限停止バー13と、シフトレバー押し上げバー16とシフトレバー押し上げ突起17とで、上限停止機構が構成される。なお、上限停止バー13の高さ位置は調整ネジ27によって調整することができる。支柱の差し込まれている土中深さによって、上限の停止位置が変わるからである。すなわち、支柱が埋まっている深さが浅い場合は、不必要に上まで持ち上げる必要がないからである。
【0017】
18は下限停止バーであり、支柱1が引き抜かれた後、シリンダロッド10を縮めて、上部ガイド5及び下部ガイド11の自重によってリンク機構4を初期状態(図1及び図3の状態)に戻したとき、上部ガイド5が所定の位置(設計上の最下端)まで下がると油圧バルブ14のシフトレバー15を自動的にニュートラルの位置に戻し、油圧シリンダ9を停止させるためのものである。この下限停止バー18、シフトレバー押し上げバー19及び突起部20で、下限停止機構が構成される。
【0018】
21は圃場を走行するための走行車輪、22は補助車輪である。図1の例では補助車輪が2つであるが、片側だけでもよい。
【0019】
23は運転のためのハンドルであり、24は走行のクラッチレバーである。図1では走行用及び油圧ポンプ用の動力源を図示していないが、本発明に係る支柱引き抜き装置は、専用のエンジンを搭載した独立走行タイプのものとしてもよいし、トラクタやテーラー等に接続し、そこから動力の供給を受ける付設タイプのものとしてもよい。
【0020】
走行停止バー25は、支柱1が支柱挟持部3の間に誘導されたとき、運転者がクラッチレバー24を離して走行を停止させるのを忘れた場合であっても、自動的に走行を停止させるためのものであり、支柱1が前記走行停止バー25を押すとクラッチレバー24を離したときと同様に停止するようになっている。なお、この走行停止バー25とシフトレバー15を連動させて、支柱1が走行停止バー25を押すとシフトレバー15が上昇側にシフトし、シリンダロッド10が上昇し、リンク機構4が挟持動作を開始するように構成してもよい。
【0021】
また、26は引き抜いた支柱を載置して搬送するための支柱載置台である。
【0022】
なお、28、29は係止部である。
【0023】
次に、支柱1を挟持して引き抜くマジックハンド式のリンク機構4について、その基本的な動きを、図2を参照して説明する。なお、リンク機構4は、長さの異なる2種類の棒を、図2に示すように各2本ずつ組み合わせたものであり、○印で示す結節点は自由に回動できるようになっている。
【0024】
図2(A)は、下部ガイド11及び上部ガイド5が設計上の最下端にある場合であり、挟持動作を始める前の初期状態を示す図である。この状態から、(図2では図示していないが、チェーン7により)上部ガイド5が上方に引っ張り上げられると、下部ガイド11は自重でその場に留まり、一対の支柱挟持部3が左右から支柱1を挟み込む動作を開始する(図2(B))。
【0025】
この状態から、さらに上部ガイド5を上方に引っ張り上げ、支柱挟持部3の間隔が支柱1の太さと同じになるまでは下部ガイド11は自重でその場に留まり続ける(図2(C))。
【0026】
この状態を超えてさらに上部ガイド5を上方に引っ張り上げると、支柱挟持部3には支柱1が挟まっているので、リンク機構4はこれ以上変形しなくなり、上部ガイド5の上昇とともに下部ガイド11及び支柱挟持部3も一緒に上方に移動する(図2(D))。このようにして、支柱1が圃場から引き抜かれるのである。支柱1が圃場から引き抜かれると、上部ガイド5の引っ張り上げは停止される(停止機構の動作については後述する。)。
【0027】
図3は、本発明に係る支柱引き抜き装置の動作を説明するための図であり、同図は図2の(C)の状態に対応するものである。
【0028】
すなわち、初期状態(図2の(A))において、シフトレバー15を「ニュートラル(N)」から「アップ(U)」に切り替えると、油圧シリンダ9のシリンダロッド10が伸び、シリンダロッド10の先に設けられた回転歯車8を介して上部ガイド5に接続されているチェーン7が牽引され、上部ガイド5がガイドレール6に沿って上昇する。
【0029】
上部ガイド5の上昇によりリンク機構4が変形し、支柱挟持部3により支柱1が挟持される。この段階では、まだ支柱1は土中に埋まったままであるが、さらにシリンダロッド10が伸びると、支柱1は土中から引き抜かれる。
【0030】
図4は、図2(D)に対応するものであり、上限停止機構を説明するための図である。
【0031】
すなわち、支柱1が完全に土中から引き抜かれた後シリンダロッド10がさらに上昇を続け、シリンダロッド10の先端が所定の高さまで到達すると、シリンダロッド10の先端が上限停止バー13を押し上げる。そうすると、前記上限停止バー13と繋がっているシフトレバー押し上げバー16も同時に持ち上げられ、その先端にあるシフトレバー押し上げ突起17が油圧バルブ14のシフトレバー15を押し上げ、シフトレバー15を「U」から「N」(ニュートラル)の位置に戻し、シリンダロッド10の上昇を止める。その後、引き抜かれ支柱挟持部3に挟持された状態の支柱1の一部を手で握って軽く上方に持ち上げると、(上部ガイド5は自重で留まっているが)支柱挟持部3及び下部ガイド11は強制的に上方に少し持ち上げられるので、リンク機構4が左右に開くように変形し、支柱挟持部3から支柱1が簡単に外れる。こうして外された支柱1は、前記支柱載置台26に載置される。
【0032】
こうして1本の支柱が抜き終わると、次の支柱を引き抜くため、支柱挟持部3を初期状態(図2の(A))に戻すため、図4の状態で、シフトレバー15を「N」から「D」(ダウン)の方へ倒す。そうすると、油圧シリンダ9のシリンダロッド10は縮み始め、チェーン7で吊り下げられながら、上部ガイド5及び下部ガイド11は自重で下がり始める。シリンダロッド10の先端が上限停止バー13から離れると、シフトレバー押し上げバー16は自重で元の位置に戻る(係止部28によって元の位置で止まる。図3参照)。
【0033】
以上のようにして、上部ガイド5及び下部ガイド11が自重で下がり続け、上部ガイド5及び下部ガイド11が設計上の最下端までくると、下限停止機構の働きにより、シフトレバー15が自動的に「D」から「N」に戻る。
【0034】
図5は、上述の下限停止機構のしくみを説明するための図であり、以下、同図に基づいて下限停止機構のしくみについて説明する。
【0035】
上部ガイド5及び下部ガイド11が自重で下がり続けると、まず最初に下部ガイド11が図示しないストッパの位置で停止し、次に、下がり続ける上部ガイド5に付設される突起部20が、シーソー状になっている下限停止バー18の右側部分を押し下げる位置まで下がると、下限停止バー18の左側のバーが持ち上げられ、シフトレバー押し上げバー19を押し上げる。そうすると、シフトレバー押し上げバー19がシフトレバー15を押し上げ、シフトレバー15が「D」から「N」に戻され、油圧シリンダ9の動きが止まり、上部ガイド5が停止する。
【0036】
この状態が図1の状態であり、図1においてクラッチレバー24を握ると、支柱引き抜き装置は進行方向に進み、次の支柱が支柱挟持部3の間に誘導されると、クラッチレバー24を離し、支柱引き抜き装置の走行を停止させる。あるいは、クラッチレバー24を離さなくても、走行停止バー25を支柱1が押すと停止するようにしてもよい。
【0037】
なお、支柱引き抜き装置が支柱のある方向から多少ずれた場合に、進行方向の修正を図るため、誘導ガイド2を設けている。図1において、支柱1が範囲Aの間に入れば、(補助車輪22が自由に動くため)支柱1を前記支柱挟持部3の間に誘導することが容易となる。
【0038】
なお、本実施例においては、上部ガイド5を昇降させるのに、油圧シリンダを利用したが、本発明はこれに限られることなく、電動モータや油圧モータ等を利用してもよい。あるいは、図示しないが、油圧シリンダでチェーンを引っ張り上げる代わりに、前記上部ガイド5を直接ワイヤで引っ張り上げるウインチ巻き上げ機構を利用することもできる。
【0039】
また、本実施例においては支柱挟持手段としてマジックハンド式のリンク機構を用いているが、本発明はこれに限定されるものではなく、図6に示すようなパンタグラフ式のリンク機構や、その他、上下運動を左右の開閉運動に変換できる機構であれば利用可能である。なお、パンタグラフ式のリンク機構の動作は基本的にはマジックハンド式の場合と同じであるので、説明は省略する。
【0040】
図7は、本発明に係る支柱引き抜き装置に附設される支柱載置台26の実施例を示す図であり、圃場において引き抜かれて載置された支柱1を運搬して、保管場所に下ろす際に、再び支柱を手で持ち上げることなく、一括して荷下ろすことができるような荷下ろし機構が設けられたものである。以下図に基づいて説明する。
【0041】
図7において、261は支柱載置部であり、圃場から引き抜かれた支柱1が載置される。262は載置された支柱が横方向に荷崩れするのを防止するための荷崩れ防止ストッパであり、263は「コ」の字形をした荷下ろしレバーであり、中央に把手264が貼着されている。荷下ろしレバー263は、固定支点265を中心として自由に回動する連結板266の一端267に回動自在に連結され、また、前記連結板266の他端は前記荷崩れ防止ストッパ262に接合されている。なお、268はストッパである。以上の各部分によって支柱載置台26の荷下ろし機構が構成されている。
以下、図8を参照して、支柱載置台26の荷下ろし機構の動作について説明する。図8(A)〜(C)は支柱載置台26に支柱が載置された状態を真横から見た図である。図8(A)において、支柱が積まれた状態では、支柱の重みにより、前記荷崩れ防止ストッパ262には図の左方向に圧力がかかるため、荷下ろしレバー263は矢印方向に押されるが、ストッパ268に当たって止まるため、静止している。次に、支柱を下ろす場合は、把手264を上に少し持ち上げてストッパ268から外し、矢印のように右側に引いて荷崩れ防止ストッパ262を矢印のように傾ける。把手264をさらに引くと、荷崩れ防止ストッパ262は水平の位置より下の位置まで倒れ(図8(C)参照)、支柱は自然に転がり落ちる。しかし、自然に転がり落ちずに支柱載置部261に残っている支柱がある場合は、図8(C)のように、一端267を支点として荷下ろしレバー263を上方に持ち上げることにより、支柱載置部261に残っている支柱を落下させる。また、支柱荷下ろし後、支柱載置台を元の状態に戻すときは、図9に示すように、荷崩れ防止ストッパ262を矢印(イ)のように手で持ち上げて荷下ろしレバー263を矢印(ロ)の方向に移動させ、図7の状態に戻す。なお、これは支柱載置台の荷下ろし機構の一実施例に過ぎず、本発明はこれに限定されるものではない。
【0042】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係る支柱引き抜き装置によれば、支柱引き抜き作業及び回収作業の労力の大幅な軽減を図ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る支柱引き抜き装置の一実施例を示す、斜視図である。
【図2】マジックハンド式のリンク機構を利用した支柱引き抜きの基本的な動作を説明するための図である。
【図3】本発明に係る支柱引き抜き装置の動作を説明するための図である。
【図4】上限停止機構のしくみを説明するための図である。
【図5】下限停止機構のしくみを説明するための図である。
【図6】パンタグラフ式のリンク機構の一例を示す図である。
【図7】荷下ろし機構が設けられた支柱載置台の一実施例を示す斜視図である。
【図8】図7の支柱載置台の荷下ろし機構の動作を説明するための図である。
【図9】支柱載置台を初期状態に戻す動作を説明するための図である。
【符号の説明】
1 支柱
2 誘導ガイド
3 支柱挟持部
4 リンク機構
5 上部ガイド
6 ガイドレール
7 チェーン
8 回転歯車
9 油圧シリンダ
10 シリンダロッド
11 下部ガイド
12 バランサー
13 上限停止バー
14 油圧バルブ
15 シフトレバー
16、19 シフトレバー押し上げバー
17 シフトレバー押し上げ突起
18 下限停止バー
20 突起部
21 走行車輪
22 補助車輪
23 ハンドル
24 クラッチレバー
25 走行停止バー
26 支柱載置台
27 調整ネジ
28、29 係止部
261 支柱載置部
262 荷崩れ防止ストッパ
263 荷下ろしレバー
264 把手
265 固定支点
266 連結板
268 ストッパ

Claims (10)

  1. 圃場の土中にほぼ垂直に差し込まれて立てられた作物用の支柱を引き抜くための、支柱引き抜き装置であって、前記支柱引き抜き装置は、
    前記圃場を走行移動するための走行手段と、
    前記支柱を挟持する一対の支柱挟持部を含む支柱挟持手段と、
    前記支柱を挟持したままで、前記支柱挟持手段ごと上方へ引き上げて支柱を引き抜くとともに、前記支柱を引き抜いた後に前記支柱挟持手段を下ろして元の位置に戻し、前記支柱挟持部を開放する支柱挟持手段昇降手段と、
    を備えたことを特徴とする支柱引き抜き装置。
  2. 圃場の土中にほぼ垂直に差し込まれて立てられた作物用の支柱を引き抜くための、支柱引き抜き装置であって、前記支柱引き抜き装置は、
    前記圃場を走行移動するための走行手段と、
    マジックハンド式若しくはパンタグラフ式のリンク機構と、
    前記リンク機構の先端に配設され支柱を挟持する一対の支柱挟持部と、
    前記支柱挟持部に支柱を挟持したままで、支柱挟持部ごと前記リンク機構を上方へ引き上げて支柱を引き抜くとともに、前記支柱を引き抜いた後に前記リンク機構を下げて前記支柱挟持部を開放するリンク機構昇降手段と、
    を備えたことを特徴とする支柱引き抜き装置。
  3. さらに、引き抜いた支柱を載置して運ぶための支柱載置台を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の支柱引き抜き装置。
  4. 前記支柱載置台に、荷下ろし機構を設けたことを特徴とする請求項3に記載の支柱引き抜き装置。
  5. 前記昇降手段として油圧シリンダを使用したことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の支柱引き抜き装置。
  6. 前記油圧シリンダのシリンダロッドが上限及び下限の所定の位置で停止するように、シリンダロッド停止機構を設けたことを特徴とする請求項5に記載の支柱引き抜き装置。
  7. 前記シリンダロッドの上限の停止位置を、前記支柱の差し込まれている土中深さに対応して調整するための調整機構を設けたことを特徴とする請求項6に記載の支柱引き抜き装置。
  8. 前記昇降手段としてウインチ巻き上げ機構を利用したことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の支柱引き抜き装置。
  9. 前記支柱を前記支柱挟持部の間に誘導するための誘導ガイドをさらに設けたことを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の支柱引き抜き装置。
  10. 支柱を挟む前記支柱挟持部の挟持面がクッション材で構成されていることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の支柱引き抜き装置。
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