JP3173032B2 - トラクタのルーフフレーム取付構造 - Google Patents
トラクタのルーフフレーム取付構造Info
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- JP3173032B2 JP3173032B2 JP07998891A JP7998891A JP3173032B2 JP 3173032 B2 JP3173032 B2 JP 3173032B2 JP 07998891 A JP07998891 A JP 07998891A JP 7998891 A JP7998891 A JP 7998891A JP 3173032 B2 JP3173032 B2 JP 3173032B2
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- Japan
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- frame
- roof
- tractor
- joint
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、トラクタのルーフフ
レームに関し、ルーフを有するロプスや、キャビン等に
利用できるもので、ロプスフレームに対してルーフフレ
ームを、強固にしかも簡単に取付けるものである。
レームに関し、ルーフを有するロプスや、キャビン等に
利用できるもので、ロプスフレームに対してルーフフレ
ームを、強固にしかも簡単に取付けるものである。
【0002】
【従来の技術、及び発明が解決しようとする課題】トラ
クタには転倒時に備えて、正面視門形状のロプスフレー
ムを構成するものが多いが、このロプスフレームにルー
フを取付けて、ルーフ付きのロプスとしたり、又はキャ
ビンを構成する形態では、この構成が強固であり、かつ
着脱が容易であることを要する。
クタには転倒時に備えて、正面視門形状のロプスフレー
ムを構成するものが多いが、このロプスフレームにルー
フを取付けて、ルーフ付きのロプスとしたり、又はキャ
ビンを構成する形態では、この構成が強固であり、かつ
着脱が容易であることを要する。
【0003】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記課題を
鑑みてトラクタのルーフフレームを以下のように取付け
る構造とした。即ち、操縦席23後方に正面視門形状の
ロプスフレーム14を立設し、このロプスフレーム14
に前記操縦席23の上方を覆うルーフ38を取付けるト
ラクタにおいて、前記ルーフ38を構成する前後方向に
配した前後フレーム2と左右方向に配した後横フレーム
3の接合部4に、同前後フレーム2と後横フレーム3の
部材によって形成し、且つ後方へ向かって開放する間隔
部7を形成する一方、前記ロプスフレーム14の支柱部
12及び横桁部13には、内板8と外板9とを中空部を
形成しながら一連の接合部10A,10Bを前方へ向か
って突出して形成し、前記支柱部12に形成された接合
部10Aを前記間隙部7に挟持させて締結具15で固定
すると共に、前記横桁部13に形成された接合部10B
を前記後横フレーム3の端面を一定幅に亘って当接させ
ながら締結具36で固定してなるトラクタのルーフフレ
ーム取付構造とした。
鑑みてトラクタのルーフフレームを以下のように取付け
る構造とした。即ち、操縦席23後方に正面視門形状の
ロプスフレーム14を立設し、このロプスフレーム14
に前記操縦席23の上方を覆うルーフ38を取付けるト
ラクタにおいて、前記ルーフ38を構成する前後方向に
配した前後フレーム2と左右方向に配した後横フレーム
3の接合部4に、同前後フレーム2と後横フレーム3の
部材によって形成し、且つ後方へ向かって開放する間隔
部7を形成する一方、前記ロプスフレーム14の支柱部
12及び横桁部13には、内板8と外板9とを中空部を
形成しながら一連の接合部10A,10Bを前方へ向か
って突出して形成し、前記支柱部12に形成された接合
部10Aを前記間隙部7に挟持させて締結具15で固定
すると共に、前記横桁部13に形成された接合部10B
を前記後横フレーム3の端面を一定幅に亘って当接させ
ながら締結具36で固定してなるトラクタのルーフフレ
ーム取付構造とした。
【0004】
【発明の効果】以上のように構成したトラクタのルーフ
フレーム取付構造では、前記支柱部12に形成された接
合部10Aを前記間隙部7に挟持させて締結具15で固
定するので、組付け作業と同時にロプスフレーム14の
接合部10Aを補強することができる。
フレーム取付構造では、前記支柱部12に形成された接
合部10Aを前記間隙部7に挟持させて締結具15で固
定するので、組付け作業と同時にロプスフレーム14の
接合部10Aを補強することができる。
【0005】また、前記支柱部12に形成された接合部
と一連の横桁部13に形成された接合部10Bも、前記
後横フレーム3を利用して一定幅に亘って当接させなが
ら固定するので、前述同様接合部10Bの補強と共に、
前記ルーフ38に上下方向または左右方向、或いはねじ
れの方向に大きな荷重がかかるときにでも同ルーフ38
を安定して支持することができる。
と一連の横桁部13に形成された接合部10Bも、前記
後横フレーム3を利用して一定幅に亘って当接させなが
ら固定するので、前述同様接合部10Bの補強と共に、
前記ルーフ38に上下方向または左右方向、或いはねじ
れの方向に大きな荷重がかかるときにでも同ルーフ38
を安定して支持することができる。
【0006】
【実施例】トラクタ車体16は、ステアリングハンドル
17で操向自在の前車輪18、後車輪19を有し、ボン
ネット20内のエンジン21の駆動で伝動回転して走行
できる四輪駆動形態の構成とし、左右の後車輪19上に
亘って覆う左右フェンダ22間に操縦席23を搭載し、
ロプスフレーム14は、この左右のフェンダ間に亘って
門形状に構成され、ルーフフレーム1は、該操縦席23
からステアリングハンドル17上を覆う構成としてい
る。
17で操向自在の前車輪18、後車輪19を有し、ボン
ネット20内のエンジン21の駆動で伝動回転して走行
できる四輪駆動形態の構成とし、左右の後車輪19上に
亘って覆う左右フェンダ22間に操縦席23を搭載し、
ロプスフレーム14は、この左右のフェンダ間に亘って
門形状に構成され、ルーフフレーム1は、該操縦席23
からステアリングハンドル17上を覆う構成としてい
る。
【0007】車体16後部のミッションケース24から
左右両側方へ突出するアクスルハウジング25部にブラ
ケット26を設け、このブラケット26に支持脚27を
取付け、この支持脚27上にロプスフレーム14を取付
ける取付座28を、フェンダ22面とほぼ同高さに設け
ている。ロプスフレーム14の構成は、内板8と外板9
とによる板金成形によって、断面鉤形の中空部11を形
成し、左右支柱部12と、上端部間を連結する横桁部1
3とによって門形状に構成し、内板8と外板9との端縁
を重合して溶接等で接着し、この接合部10を、ロプス
フレーム14の前側と後部内側とに突出させている。こ
のうち支柱部12の前側に突出する接合部10Aは、こ
の支柱部12幅の中央部に位置させるように屈折させて
形成し、横桁部13の前側に形成する接合部10Bはこ
の上面外板9を前方へ突出する形態として内板8部に上
下方向の段部29を形成している。又、これら支柱部1
2及び横桁部13の後部の接合部10C,10Dは、内
板8の門形内方への延長させた形態とし、外板9部に段
部30を形成している。そして、これら接合部10Aと
10Bとが一連に形成され、接合部10Cと10Dとが
一連に形成されている。
左右両側方へ突出するアクスルハウジング25部にブラ
ケット26を設け、このブラケット26に支持脚27を
取付け、この支持脚27上にロプスフレーム14を取付
ける取付座28を、フェンダ22面とほぼ同高さに設け
ている。ロプスフレーム14の構成は、内板8と外板9
とによる板金成形によって、断面鉤形の中空部11を形
成し、左右支柱部12と、上端部間を連結する横桁部1
3とによって門形状に構成し、内板8と外板9との端縁
を重合して溶接等で接着し、この接合部10を、ロプス
フレーム14の前側と後部内側とに突出させている。こ
のうち支柱部12の前側に突出する接合部10Aは、こ
の支柱部12幅の中央部に位置させるように屈折させて
形成し、横桁部13の前側に形成する接合部10Bはこ
の上面外板9を前方へ突出する形態として内板8部に上
下方向の段部29を形成している。又、これら支柱部1
2及び横桁部13の後部の接合部10C,10Dは、内
板8の門形内方への延長させた形態とし、外板9部に段
部30を形成している。そして、これら接合部10Aと
10Bとが一連に形成され、接合部10Cと10Dとが
一連に形成されている。
【0008】このようにして構成されるロプスフレーム
14の支柱部12下端の取付板31を、前記フェンダ2
2後部の取付座28上面に重合させて、ボルトのような
締付具32で締付固定して、ロプスとする。33はこれ
ら取付座28と取付板31との間に介在させるインシュ
レータである。ルーフフレーム1の構成は、板金製形成
により、ほぼ囲桁状に構成するもので、左右両側辺に沿
う前後フレーム2は断面視コ字形に形成し、この後端部
間を連結する後横フレーム3は、断面クランク状に段部
34を形成して、しかもこの左右両端部を下方へ屈曲さ
せた構成としている。このような、前後フレーム2と後
横フレーム3との先端部を接合して、この接合部4にお
いて、後横フレーム3の外側端面5に沿うように前後フ
レーム2の延長部を屈曲させた挟持片6を形成し、これ
ら後横フレーム3の端面5と挟持片6との間に、後方へ
向かって開放する間隔部7を形成する。
14の支柱部12下端の取付板31を、前記フェンダ2
2後部の取付座28上面に重合させて、ボルトのような
締付具32で締付固定して、ロプスとする。33はこれ
ら取付座28と取付板31との間に介在させるインシュ
レータである。ルーフフレーム1の構成は、板金製形成
により、ほぼ囲桁状に構成するもので、左右両側辺に沿
う前後フレーム2は断面視コ字形に形成し、この後端部
間を連結する後横フレーム3は、断面クランク状に段部
34を形成して、しかもこの左右両端部を下方へ屈曲さ
せた構成としている。このような、前後フレーム2と後
横フレーム3との先端部を接合して、この接合部4にお
いて、後横フレーム3の外側端面5に沿うように前後フ
レーム2の延長部を屈曲させた挟持片6を形成し、これ
ら後横フレーム3の端面5と挟持片6との間に、後方へ
向かって開放する間隔部7を形成する。
【0009】このような構成のルーフフレーム1をロプ
スフレーム14に取付けるには、該横桁部のクランク状
断面の段部34の外周面を、ロプスフレーム14の接合
部10A,10Bの内側面にインシュレータ35を介在
させて重合し、このとき支柱部12の上端接合部10A
は前記間隔部7に差し込まれるようになる。このように
してルーフフレーム1をロプスフレーム14の上端部に
組込むことにより、後横フレーム3と横桁部13の段部
29との間を締結具36で締付け、間隔部7において、
後横フレーム3の両端部と、挟持片6と、接合部10A
との重合部を締結具15で締付けて固定する。
スフレーム14に取付けるには、該横桁部のクランク状
断面の段部34の外周面を、ロプスフレーム14の接合
部10A,10Bの内側面にインシュレータ35を介在
させて重合し、このとき支柱部12の上端接合部10A
は前記間隔部7に差し込まれるようになる。このように
してルーフフレーム1をロプスフレーム14の上端部に
組込むことにより、後横フレーム3と横桁部13の段部
29との間を締結具36で締付け、間隔部7において、
後横フレーム3の両端部と、挟持片6と、接合部10A
との重合部を締結具15で締付けて固定する。
【0010】このようにしてロプスフレーム14上にル
ーフフレーム1を取付けて、このルーフフレーム1上側
には合成樹脂製のルーフ38を被覆させて取付け、下面
にヘッドライディング39を貼り付け、インシュレータ
40を取付けることにより構成される。なお、図例にお
いて、ルーフ38の後端面と横桁部13の外周面との間
には通気口41が形成され、インシュレータ42が充填
されている。
ーフフレーム1を取付けて、このルーフフレーム1上側
には合成樹脂製のルーフ38を被覆させて取付け、下面
にヘッドライディング39を貼り付け、インシュレータ
40を取付けることにより構成される。なお、図例にお
いて、ルーフ38の後端面と横桁部13の外周面との間
には通気口41が形成され、インシュレータ42が充填
されている。
【0010】以上のように構成したトラクタのルーフフ
レームは、前記支柱部12に形成された接合部10Aを
前記間隙部7に挟持させて締結具15で固定するので、
組付け作業と同時にロプスフレーム14の接合部10A
も補強することができる。また、前記支柱部12に形成
された接合部と一連の横桁部13に形成された接合部1
0Bも、前記後横フレーム3を利用して一定幅に亘って
当接させながら締結するので、前述同様接合部10Bの
補強と共に、前記ルーフ38に上下方向または左右方
向、或いはねじれの方向に大きな荷重がかかるときにで
もルーフ38を安定して支持することができる。
レームは、前記支柱部12に形成された接合部10Aを
前記間隙部7に挟持させて締結具15で固定するので、
組付け作業と同時にロプスフレーム14の接合部10A
も補強することができる。また、前記支柱部12に形成
された接合部と一連の横桁部13に形成された接合部1
0Bも、前記後横フレーム3を利用して一定幅に亘って
当接させながら締結するので、前述同様接合部10Bの
補強と共に、前記ルーフ38に上下方向または左右方
向、或いはねじれの方向に大きな荷重がかかるときにで
もルーフ38を安定して支持することができる。
図はこの発明の一実施例を示す。
【図1】一部の分解斜面図。
【図2】一部の分解斜面図。
【図3】一部の分解平面図。
【図4】一部の断面図。
【図5】側断面図。
【図6】一部平面図。
【図7】全体の側面図。
1 ルーフフレーム 2 縦フレーム 3 横フレーム 4 接合部 5 断面 6 挟持片 7 挟持間隔 8 内板 9 外板 10 接合部 10A 支柱部に形成された接合部 10B 横桁部に構成された接合部 11 中空部 12 支柱部 13 横桁部 14 ロプスフレーム 15 締付部
Claims (1)
- 【請求項1】 操縦席23後方に正面視門形状のロプス
フレーム14を立設し、このロプスフレーム14に前記
操縦席23の上方を覆うルーフ38を取付けるトラクタ
において、 前記ルーフ38を構成する前後方向に配した前後フレー
ム2と左右方向に配した後横フレーム3の接合部4に、
同前後フレーム2と後横フレーム3の部材によって形成
し、且つ後方へ向かって開放する間隔部7を形成する一
方、 前記ロプスフレーム14の支柱部12及び横桁部13に
は、内板8と外板9とを中空部を形成しながら一連の接
合部10A,10Bを前方へ向かって突出して形成し、前記支柱部12に形成された 接合部10Aを前記間隙部
7に挟持させて締結具15で固定すると共に、前記横桁
部13に形成された接合部10Bを前記後横フレーム3
の端面を一定幅に亘って当接させながら締結具36で固
定してなるトラクタのルーフフレーム取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07998891A JP3173032B2 (ja) | 1991-04-12 | 1991-04-12 | トラクタのルーフフレーム取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07998891A JP3173032B2 (ja) | 1991-04-12 | 1991-04-12 | トラクタのルーフフレーム取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04314622A JPH04314622A (ja) | 1992-11-05 |
JP3173032B2 true JP3173032B2 (ja) | 2001-06-04 |
Family
ID=13705693
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07998891A Expired - Fee Related JP3173032B2 (ja) | 1991-04-12 | 1991-04-12 | トラクタのルーフフレーム取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3173032B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4932770B2 (ja) * | 2008-03-28 | 2012-05-16 | 株式会社クボタ | 運転者保護装置 |
JP5949511B2 (ja) * | 2012-12-11 | 2016-07-06 | トヨタ車体株式会社 | 車両用外装部材の保持構造 |
-
1991
- 1991-04-12 JP JP07998891A patent/JP3173032B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04314622A (ja) | 1992-11-05 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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