JP3172784B2 - 給水栓の吐水管 - Google Patents

給水栓の吐水管

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本各発明は、先端に先端カバ
ーが装着された給水栓の吐水管に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、先端部分下面から垂下する垂
下筒を有する管本体と、この管本体の先端部分に装着さ
れた先端カバーと、前記垂下筒に装着されて吐水口を形
成する吐水口キャップとを有する給水栓の吐水管があ
る。ここで、前記先端カバーは、断熱や美観の向上を図
るために、例えば合成樹脂等により管本体とは別体に形
成されたものであり、その下面にスリットが設けられ、
このスリットに垂下筒を挿通して管本体の先端から装着
されるのが一般的である。また、吐水口キャップは、垂
下筒の外面に刻設された雄ねじに螺着されて垂下筒に装
着されるのが一般的である。
【0003】このような吐水管にあっては、例えば、実
用新案登録第2517221号公報に開示の如く、管本
体の垂下筒に装着された吐水口キャップと管本体とで先
端カバーを挟持固定したり、また、実開平2−1090
98号公報に開示の如く、先端カバーに円形開口を設
け、この円形開口に吐水口キャップを嵌合する等して、
先端カバーが管本体から抜脱することを防止していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
吐水管にあっては、次のような問題を有していた。
【0005】まず、吐水口キャップと管本体とで先端カ
バーを挟持固定したものは、先端カバーに挟持固定によ
る押圧力が加わるため、例えば合成樹脂等のように剛性
が低い材料により先端カバーを形成すると割れが生じる
虞があった。また、管本体の垂下筒下端と吐水口キャッ
プとの間にパッキンを介在させる場合には、吐水口キャ
ップの上端面が先端カバーに当接するため、それ以上、
垂下筒に対して吐水口キャップを締め付けることができ
ない。すなわち、垂下筒に対する吐水口キャップの装着
度合いを調節することができない。このため、パッキン
の十分な潰しが得られず、吐水口以外の部位からの水漏
れが生じる虞があった。特に、長年の使用によりパッキ
ンにヘタリが生じた場合には、ほんの僅かに締め付け量
を増やして装着度合いを調節すれば再び十分なシール性
が得られる状態でも、それ以上の締め付けが不可能であ
るが為にパッキンの交換を余儀なくされていた。
【0006】次に、先端カバーの円形開口に吐水口キャ
ップの外面を嵌合させたものは、円形開口に対応した外
径寸法の吐水口キャップしか適用することができない。
ここで、吐水口キャップには、例えば整流機能、泡沫機
能或いはシャワー散水機能等、種々の機能を有するもの
があるが、これらの吐水口キャップの外径寸法は必ずし
も統一されていないのが一般的である。よって、例えば
吐水機能を変更する場合には、採用する吐水口キャップ
毎に先端カバーの円形開口の寸法を変更したり、同一の
先端カバーを使用する場合には吐水口キャップの外径寸
法を変更しなければならず、設計自由度に劣るものであ
った。
【0007】一方、先端カバーを有する吐水管にあって
は、前述の実用新案登録第2517221号公報や実開
平2−109098号公報の各公報に開示の通り、先端
カバーを全体として一体的な形態とすべく或いは管本体
とで全体的に一体的な形態とすべく、先端カバーとは異
なる他のカバー体をスリット部分に取り付けたり、管本
体における先端カバーに対応する部分を切除すると共に
スリットに対応する部分は突出させて残しておき、この
突出部分をスリットに嵌合させて管本体と先端カバーと
を面一に接続する等されていた。このため、他のカバー
部分だけ部品点数が増加する、管本体の一部を切除して
先端カバーに対応する形状に形成するために切削加工等
を施さねばならず、加工工数が増加する、といった問題
も有していた。
【0008】尚、例えば実開平7−15864号公報に
開示の如く、先端カバーのスリット部分には何らの部材
も配置せず、この部分を開放領域としたものも案出され
てはいる。しかしながら、これは、吐水口キャップの有
無に関わらず先端カバーを管本体に固定したものである
ものの、その固定は確実でなく、管本体から先端カバー
が不用意に抜脱されることを完全に防止することはでき
ないものであった。
【0009】本各発明はこのような実状を鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、まず、請求項
1及び2の発明については、先端カバーに割れが生じる
ことを防止することができ、また、種々の外径寸法の吐
水口キャップにも適用可能な設計自由度の優れた給水栓
の吐水管を、簡単な構造によって提供することである。
【0010】次に、請求項3の発明については、先端カ
バーの抜けを確実に防止することができ、また、部品点
数や加工工数を削減することもできる給水栓の吐水管
を、簡単な構造によって提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、本各発明が採った手段は、まず、請求項1の発明
については、「先端部分下面から垂下する垂下筒を有す
る管本体と、垂下筒を挿通する円形開口、及び、垂下筒
を挿通可能な幅寸法で前記円形開口に連通するスリット
を有し、前記スリットに垂下筒を挿通して管本体の先端
から管本体に装着された先端カバーと、前記垂下筒に装
着されて吐水口を形成する吐水口キャップと、垂下筒の
基部に取着され、前記円形開口に嵌合して管本体からの
先端カバーの抜けを防止する抜け防止部材と、を備えた
こと」をその要旨とする。
【0012】請求項1の発明では、先端カバーを吐水口
キャップと管本体とで挟持固定することはないため、先
端カバーに不要に押圧力が加わることはなく、割れが生
じることを防止できる。また、先端カバーの円形開口に
は、吐水口キャップとは別の部材である抜け防止部材が
嵌合されるため、吐水口キャップの外径寸法は自由に設
定することができ、種々の外径寸法の吐水口キャップを
採用することができる。
【0013】尚、請求項1の発明においては、垂下筒と
吐水口キャップとの装着の具体的な構造は、垂下筒の外
面に刻設された雄ねじに吐水口キャップを螺着する構造
に限らず、例えば、垂下筒と吐水口キャップとを互いに
挿嵌し、垂下筒及び吐水口キャップの各々に互いに係合
する係合部を設けてこれらの係合により固定したり、或
いは止めネジ等により固定する等、種々のものを適用す
ることができる。しかしながら、垂下筒と吐水口キャッ
プとを互いに螺着する構造を採用する場合には、垂下筒
の下端と吐水口キャップとの間にパッキンを介在させて
シール性を確保する際に、パッキンの潰し度合いを調節
することができるといった利点が得られる。
【0014】次に、請求項2の発明ついては、「請求項
1の発明における抜け防止部材を、拡径自在の割リング
としたこと」をその要旨とする。
【0015】請求項1の発明では、抜け防止部材とし
て、例えば、分割体で構成され、垂下筒の側面側から取
着して一体化されるもの、垂下筒の雄ねじに、吐水口キ
ャップよりも先んじて螺着されるもの、少なくとも内径
側が拡径自在に構成され、内径を拡開変形させて垂下筒
の下端側から挿入されるリング状のもの等種々のものが
適用できる。これに対して、請求項2の発明では、抜け
防止部材を割りリングとしていることで、拡径させて垂
下筒の下端側から取着するに限らず、割りの部分にて拡
げることにより、垂下筒の側面側からも取着することが
でき、多種多様な組付が可能となる。また、割リング
は、先端カバーの円形開口と垂下筒との間に配置されて
先端カバーの抜けを防止できるものであれば、合成樹脂
や金属線材等により一体的に形成したものであっても、
その機能を十分に果たすため、この割リングは、比較的
安価に作成できる。
【0016】最後に、請求項3の発明については、「先
端部分下面から垂下する垂下筒を有する管本体と、垂下
筒を挿通する円形開口、及び、垂下筒を挿通可能な幅寸
法で前記円形開口に連通するスリットを有し、前記スリ
ットに垂下筒を挿通して管本体の先端から管本体に装着
されると共に管本体から膨出した形態とされる先端カバ
ーと、前記垂下筒に装着されて吐水口を形成すると共に
前記円形開口に嵌合して管本体からの先端カバーの抜け
を防止する吐水口キャップと、を備え、前記スリット部
分を、他のカバー又は管本体の一部に嵌合しない開放領
域としたこと」をその要旨とする。
【0017】管本体から膨出する形態の先端カバーであ
れば、管本体との一体感を過剰に向上させる必要はな
く、管本体について先端カバーに対応する部位を、切削
等によって所望の形状に加工する必要はない。よって、
加工工数を削減することができる。また、先端カバー全
体についても、管本体から膨出した別の部材としての美
観を満足させれば足りるため、吐水管の下面のスリット
の領域にまで先端カバー全体として一体感を与える必要
はなく、この部分に取り付けられる他のカバー等の部材
を省略することで部品点数を削減することもできる。
【0018】また、先端カバーの抜けの防止は、垂下筒
に装着される吐水口キャップを先端カバーの円形開口に
嵌合させることより確実になされる。しかも、前述の請
求項1及び2のように、先端カバーの抜け止めのために
吐水口キャップとは別の部材を必要とせず、吐水口を形
成する吐水キャップでもって先端カバーの抜け防止が図
られる。よって、先端カバーの抜け防止についての部品
点数も削減数することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本各発明に係る給水栓の吐
水管の実施の形態を、図面に従って詳細に説明する。
【0020】図1及び図2に、請求項1及び2の各発明
に係る給水栓の吐水管の一例を示す。管本体10は、流
し台、浴室、洗面台等に設置された単水栓や湯水混合栓
等の図示しない給水栓の本体から延出されており、その
内部の流路は、給水栓本体内部の吐出側の流路に連通さ
れている。また、管本体10は、銅合金パイプ等により
断面長円状に形成されており、その先端は、ロー付けに
より蓋が固着されて閉塞されている。さらに、管本体1
0の先端部分下面には、下方に垂下する垂下筒11が設
けられている。この垂下筒11は、管本体10に予め穿
設された取付孔に挿入され、ロー付けにより管本体10
に固着されたものであり、管本体10から垂下する基部
は溝状の小径部12とされ、この小径部12より下側の
外面には雄ねじが刻設されている。
【0021】先端カバー20は、ABS樹脂等により有
底筒状に形成されており、その下面側には、円形開口2
1と、この円形開口21に連通するスリット22とが設
けられている。円形開口21は、先端カバー20が管本
体10に装着された状態で管本体10の垂下筒11を挿
通するものであり、垂下筒11よりも、後述する抜け防
止部材40としての割りリング40の分だけ大径に形成
されている。スリット22は、管本体10の先端から先
端カバー20を装着するに際して垂下筒11を挿通する
ものであり、垂下筒11の外径よりも僅かに広い幅寸法
に形成されている。また、先端カバー20の内面形状
は、管本体10と略同一形状であり、管本体10に装着
された状態ではガタツキ難くされているが、さらに本例
においては、先端カバー20内面の長手方向に、天面に
2条、両側面に1条の断面三角形状の突条23が設けら
れており、この突条23を圧潰するようにして先端カバ
ー20に管本体10が圧入されることで、より一層のガ
タツキの防止が図られている。
【0022】尚、先端カバー20は、管本体10に装着
された状態では、管本体10から膨出する形態とされ、
管本体10との一体的なデザイン(管本体10の外面と
先端カバー20の外面とが円滑に連続するデザイン)と
はされていない。よって、スリット22部分は、何らの
部材も配置されない開放領域とされているが、請求項1
及び2の発明においては、これに限らない。例えば一体
的なデザインとする場合には、先端カバー20とは異な
る他のカバーを取り付けたり、管本体10における先端
カバー20に対応する部分を切削等により適宜形状に形
成し、先端カバー20と管本体10との外面を連続的に
(面一に)接続するようにして一体感を向上させればよ
い。
【0023】一方、管本体10から先端カバー20が不
用意に抜脱することを防止するために、抜け防止部材4
0が垂下筒に取着されている。ここで、本例では、請求
項2の発明の如く、抜け防止部材40として割リング4
0を採用している。この割リング40は、可撓性及び強
度に優れたPOM樹脂等により断面四角形の環状に形成
されており、一箇所に割りが設けられ、拡径自在となっ
ている。この割りリング40は、垂下筒11の基部の小
径部12に取着されてその外面を先端カバーの円形開口
21に嵌合するものである。
【0024】先端カバー20の下面と垂下筒11の小径
部12の段差面との間には、割りリング40の組付空間
が確保されており、割りリング40は、この組付空間を
介してその外面が先端カバー20の円形開口21に嵌合
するように垂下筒11の小径部12に取着される。この
時、前述の隙間が十分に確保されていれば組付作業が容
易となる一方、割りリング40が下方に移動して先端カ
バー20の円形開口21との嵌合が外れる虞がある。そ
こで、本例においては、割りリング40の下端に後述す
る吐水口キャップ30の上端が当接するようにしてあ
り、この吐水口キャップ30によって割りリング40を
押し上げて、先端カバー20の円形開口21に確実に嵌
合するようにしてある。また、割りリング40は、垂下
筒11の小径部12に取着されているため、割りリング
40を垂下筒11に取着した後に吐水口キャップ30を
装着する際に、割りリング40の下端が小径部12の段
差面に当接することによりそれ以上下方への移動が規制
される。これにより、割りリング40の垂下筒11から
の不用意な抜脱が防止でき、組み付け作業性を向上させ
ることができる。
【0025】尚、割りリング40の取着方法としては、
拡径させて垂下筒11の下端側から小径部12に取着す
るに限らず、割りリング40の可撓性を十分に確保した
場合には、割りの部分にて拡げ、垂下筒11の側方から
も取着するができる。
【0026】管本体10の垂下筒11には、吐水口を形
成する吐水口キャップ30が装着されている。具体的に
は、吐水口キャップ30内面に雌ねじが刻設されてお
り、垂下筒11の外面の雄ねじに螺着されている。ここ
で、吐水口キャップ30と垂下筒11の下端との間に
は、垂下筒11側からパッキン31と3枚の整流網32
とが介在されており、垂下筒11に吐水口キャップ30
を螺着した状態では、パッキン31に十分な潰しが与え
られている。この吐水口キャップ30は、整流機能を有
するものであるが、他に、泡沫機能やシャワー散水機能
を有するものを採用してもよい。他の吐水口キャップ3
0の外径が円形開口21よりも大径であったとしても、
図2の二点鎖線Aに示すように、先端カバー20とは何
らの関わりもないことから不都合は生じず、また、小径
であったとしても同様である。
【0027】この吐水口キャップ30は、その上端を割
りリング40の下端に当接させて、割りリング40を所
望部位に押し上げるものであるが、割りリング40を十
分に押し上げた状態でも、割りリング40の上端面と管
本体10の下面との間に隙間が確保されるようにしてあ
る。これにより、長年の使用によりパッキン31にヘタ
リが生じた場合でも、吐水口キャップ30の締め付け量
を増す所謂増し締めを行うことができ、パッキン31に
よるシール性を再び確保することができる。この隙間
は、パッキン31の厚さの10〜100%程度(1.5
mm厚のパッキン31で0.15〜1.5mm程度)の
寸法とするのが好ましい。10%未満であると十分な増
し締めを行うことができなくなる虞があり、また、10
0%を越えると隙間が目立ち美観を損なうからである。
以上を考慮すると、25〜75%程度とするのがより一
層好適である。
【0028】図3及び図4に、請求項3の発明に係る給
水栓の吐水管の一例を示す。尚、管本体10及び先端カ
バー20については、前述の例と同様であるためその説
明を省略する。
【0029】本例では、先端カバー20の管本体10か
らの抜け防止が、管本体10の垂下筒11に装着され吐
水口を形成する吐水口キャップ30によりなされてい
る。吐水口キャップ30は、先端カバー20の円形開口
21よりも僅かに大きい外径とされおり、管本体10に
先端カバー20を装着した状態でこの吐水口キャップ3
0を装着すれば、先端カバー20の円形開口21に吐水
口キャップ30の外面が嵌合して、先端カバー20の管
本体10からの抜けが防止される。
【0030】尚、本例では、吐水口キャップ30の外面
を円筒状に形成した例を示したが、請求項3の発明にお
いては、これに限らず、例えば、吐水口キャップ30の
上端部分を、下端側よりも小径又は大径の異径形状と
し、この異径形状部分が先端カバー20の円形開口21
に嵌合するようにしてもよい。このようにすることで、
整流器、泡沫器、シャワー散水器等の種々の機能部品が
組み込まれた吐水口キャップ30の各々の略全体の外径
寸法が異なる場合でも、各吐水口キャップ30の少なく
とも上端部分を円形開口21に嵌合する共通の外径寸法
とすることができ、種々の機能を有する吐水口キャップ
30に適宜変更することができる。
【0031】また、先端カバー20は、管本体10から
膨出する形態とされており、スリット22部分に何らの
部材も配置されていない。ここで、スリット22の後端
部分は、半径3〜10mm程度(具体的には半径5mm
程度)の大きなR形状とされており、これにより、先端
カバー20を管本体10に装着するに際して垂下筒11
がスリット内に円滑に案内され、また、単体でもって吐
水管の先端のカバーを構成する先端カバー20自体の美
観が向上される。
【0032】ところで、本例においては、吐水口キャッ
プ30の上端と管本体10の下面との間に隙間が確保さ
れており、長年の使用によりパッキン31にヘタリが生
じた場合でも、吐水口キャップ30の増し締めにより、
パッキン31によるシール性を再び確保することができ
る。この隙間の寸法の好適範囲は、前述の例における吐
水口キャップ30と割りリング40との隙間寸法と同様
である。
【0033】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、まず、請求
項1及び2の発明によれば、先端カバーに割れが生じる
ことを防止でき、また、種々の外径寸法の吐水口キャッ
プにも適用可能な設計自由度の優れた給水栓の吐水管
を、簡単な構造によって提供することができる。
【0034】次に、請求項3の発明によれば、先端カバ
ーの抜けを確実に防止することができ、また、部品点数
や加工工数を削減することもできる給水栓の吐水管を、
簡単な構造によって提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 請求項1及び2の各発明に係る吐水管の一例
を示す斜視図である。
【図2】 図1に示した吐水管の縦断面図である。
【図3】 請求項3の発明に係る吐水管の一例を示す斜
視図である。
【図4】 図3に示した吐水管の縦断面図である。
【符号の説明】
10:管本体 11:垂下筒 12:小径部 20:先端カバー 21:円形開口 22:スリット 30:吐水口キャップ 31:パッキン 32:整流網 40:抜け防止部材(割りリング)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E03C 1/042

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端部分下面から垂下する垂下筒を有す
    る管本体と、垂下筒を挿通する円形開口、及び、垂下筒
    を挿通可能な幅寸法で前記円形開口に連通するスリット
    を有し、前記スリットに垂下筒を挿通して管本体の先端
    から管本体に装着された先端カバーと、前記垂下筒に装
    着されて吐水口を形成する吐水口キャップと、垂下筒の
    基部に取着され、前記円形開口に嵌合して管本体からの
    先端カバーの抜けを防止する抜け防止部材と、を備えた
    ことを特徴とする給水栓の吐水管。
  2. 【請求項2】 抜け防止部材を、拡径自在の割リングと
    したことを特徴とする請求項1記載の給水栓の吐水管。
  3. 【請求項3】 先端部分下面から垂下する垂下筒を有す
    る管本体と、垂下筒を挿通する円形開口、及び、垂下筒
    を挿通可能な幅寸法で前記円形開口に連通するスリット
    を有し、前記スリットに垂下筒を挿通して管本体の先端
    から管本体に装着されると共に管本体から膨出した形態
    とされる先端カバーと、前記垂下筒に装着されて吐水口
    を形成すると共に前記円形開口に嵌合して管本体からの
    先端カバーの抜けを防止する吐水口キャップと、を備
    え、 前記スリット部分を、他のカバー又は管本体の一部に嵌
    合しない開放領域としたことを特徴とする給水栓の吐水
    管。
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