JP3172625B2 - 誘導加熱調理器のコイルユニット - Google Patents

誘導加熱調理器のコイルユニット

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JP3172625B2
JP3172625B2 JP23337793A JP23337793A JP3172625B2 JP 3172625 B2 JP3172625 B2 JP 3172625B2 JP 23337793 A JP23337793 A JP 23337793A JP 23337793 A JP23337793 A JP 23337793A JP 3172625 B2 JP3172625 B2 JP 3172625B2
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昭彦 佐伯
晃 田中
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株式会社日立ホームテック
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は特に誘導加熱式炊飯器に
利用される、内周部と外周部は電線を密に巻き中央部を
粗にした二重構成の誘導加熱コイルにより誘導加熱する
誘導加熱調理器のコイルユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】強い加熱力で調理を短時間に、また美味
しく仕上げる目的で、この種の誘導加熱調理器のコイル
ユニットが誘導加熱式炊飯器に用いられている。誘導加
熱は誘導加熱コイルにより発生する高周波磁界によっ
て、誘導加熱コイルの上に載置される磁性体の鍋を発熱
させるもので、高効率であり、また鍋のみが発熱するの
で調理器本体が熱くなりにくく、抵抗式ヒーターのよう
な寿命の問題もないために、大電流が投入できる。しか
し、鍋の発熱は磁界の強い誘導加熱コイル真上に集中し
がちであり、大電流を投入するほど加熱ムラの問題があ
った。特に誘導加熱式炊飯器においては、内鍋内の米と
水を加熱してご飯にするわけであるが、非常に対流しに
くく、誘導加熱コイル真上は崩れたご飯に、その他の部
分は硬いご飯になりやすい問題があった。
【0003】このような問題を改善するために、特開平
1−315979号公報の如く、誘導加熱コイルの内周
部と外周部を密に中央を粗に構成し、外周部を側面まで
立ち上げ、内鍋の加熱される部分を分散したものが見ら
れる。又、この誘導加熱コイルを本体に保持する構成と
して、特開平1−276583号公報等、成形された誘
導加熱コイルを保護枠底部とコイルベースの如き本体構
成部品ではさみ込んで保持する構成のものが発明されて
いる。
【0004】前記従来の発明による構成では、誘導加熱
コイルの製造手順として、まず電線をコイル状に成形す
る必要がある。一般にこの製造方法はリール状の形状を
なした巻取り治具に、電線を巻取り、誘導加熱コイルの
内周部分を巻きおえた後に、治具を組替え、組み替えた
治具を核に外周部分を巻取る。その後巻きおえた電線が
離れてコイル形状が崩れないよう電線どうしを接着す
る。接着は電線自体に樹脂を塗布しておき、大電流を流
して発熱させて樹脂を溶かし、冷却して硬化させる方法
が一般的である。接着が完了した後、治具を分解して成
形の完了した誘導加熱コイルを取り出す。以上の手順で
成形された誘導加熱コイルは調理器本体の組立工程にお
いて、構成部品間にはさみ込まれ保持される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の構成では、
誘導加熱コイルの成形工程において、治具の組立て分解
等、非常に時間と手間を要し、原価高になる問題があっ
た。又、成形した誘導加熱コイルは内周部と外周部に分
割されているため、本体組立迄の搬送・保管の間にコイ
ル形状が変形し、安定した加熱性能が得られない問題も
あった。さらに、誘導加熱コイルの内周部と外周部の各
々に位置決めを行わないと加熱分布がばらつき、誘導加
熱調理器としての性能に大きな影響を与えてしまうとい
う問題点があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するためになされたものであり、誘導加熱調理器本体の
内部に配設されるリール部と、このリール部に内周部と
外周部は電線を密に巻き中間部を粗に巻取り二分割構成
とした誘導加熱コイルを備え、この誘導加熱コイルに高
周波電流を流し誘導加熱する誘導加熱調理器のコイルユ
ニットにおいて、電線を密に巻取り構成した誘導加熱コ
イルの内周部と外周部の中間部に複数に分割された円弧
板状のスペーサーを介在させ誘導加熱コイルの中間コイ
ル粗部分を構成し、このスペーサーは屈曲可能な樹脂に
て形成し、各々別体もしくは接合部によって径拡大方向
に開くように接合した構成とし、また分割された各スペ
ーサーに夫々位置決めのための凸部を備え、各凸部に対
応して夫々リール部に挿入案内溝部を設け、スペーサー
を装着する時リール部の各挿入案内溝部に夫々凸部を挿
入し、スペーサーの凸部が挿入案内溝部の終端に引っ掛
かるようにして位置決めし、そのスペーサーの外側に電
線を巻取り誘導加熱コイルの外周部を形成するものとし
た。
【0007】また、スペーサーを屈曲可能な樹脂にて一
体に形成し複数適所に接合部を形成し径拡大方向に開く
ように接合した状態で複数に分割した構成とし、このス
ペーサーの先端に置決めのための凸部を備え、リール部
に挿入案内溝部と窓部を設け、スペーサーを装着する時
リール部の挿入案内溝部に凸部を挿入し、スペーサーの
凸部がリール部の窓部に引っ掛かるようにして位置決め
されるものとしてもよい。
【0008】
【作用】前記本発明の構成によれば、誘導加熱コイルの
製造手順は、リール部の芯を核に電線を密に巻取り誘導
加熱コイルの内周部を構成し、その内周部の外側の加熱
コイルの中間コイル粗部分にスペーサーを装着するが、
その時リール部の挿入案内溝部にスペーサーの凸部を挿
入し、スペーサーの凸部が挿入案内溝部の終端もしくは
リール部に設けられた窓部に引っ掛かることにより位置
決めし、その外側に電線を巻取り誘導加熱コイルの外周
部を形成する。巻きおえた電線の端部を固定することに
より、コイルユニットの形成が完了する。
【0009】以上により、誘導加熱コイルはリール部内
の中心側に電線を密に巻取ることにより内周部が、この
内周部の外側に複数に分割した円弧板状のスペーサーを
挿入することにより中央粗部が、さらにこの複数のスペ
ーサーの外側に電線を密に巻取ることにより外周部が夫
々形成され、巻取り治具を用いることなく容易に二重構
成の誘導加熱コイルを有する誘導加熱調理器のコイルユ
ニットが形成され、誘導加熱調理器本体組立工程におい
て、誘導加熱コイル保持のための組立作業をしたり、誘
導加熱コイルのみで搬送・保管することなく、直接形成
できる。
【0010】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面を用いて詳細に
説明する。図1は本発明の一実施例を炊飯器に施した誘
導加熱調理器の断面図であり、図2はその誘導加熱調理
器のコイルユニットの組立状態を示す斜視図であり、図
3は同じくコイルユニットのスペーサーの斜視図であ
り、図4から図6は同じくコイルユニットの製造手順を
示す斜視図であり、図7は本発明の第二の実施例で複数
のスペーサーをヒンジ状の接合部で接合したスペーサー
を示す斜視図であり、図8から図10は本発明の第三の
実施例で簡単化したコイルユニットの製造手順を示す図
である。
【0011】図1、図2、図4にて構成を説明すると、
調理器本体1には内壁側面をなす保護枠2と、内壁底面
をなす保護枠底部3が取り付けられ、内鍋4が保護枠2
内に着脱自在に収納される。保護枠底部3にはコイルベ
ース5が取り付けられ、保護枠底部3とコイルベース5
間に一定間隔の隙間をなすリール部6が構成される。誘
導加熱コイル7及びスペーサー8はこのリール部6の隙
間に保持されている。
【0012】コイルベース5は中央部が中空の円筒部9
と、この円筒部9から径方向外周に伸びるフランジ部1
0からなり、円筒部9の一部には円筒を切り欠いて中央
の中空部とつないだ電線取り出し部11が設けられ、フ
ランジ部10には電線15の端末を固定する電線固定部
12と、後述するスペーサー8の凸部の挿入案内溝部1
3−1、13−2、13−3及び、窓部14が設けられ
ている。誘導加熱コイル7は電線15を同心円状に巻い
たもので構成され、電線15を所定回巻いた内周部7−
1と、電線15を別の所定回巻いた外周部7−2の二分
割構成となっており、これら内周部7−1と外周部7−
2の間の中間部は電線15を巻かずに接続しただけのコ
イル粗部分となっている。
【0013】次に図3においてスペーサー8の構成を説
明する。スペーサー8は円弧板状の形状をした複数のス
ペーサー8−1、スペーサー8−2、スペーサー8−3
からなり、スペーサー8−1とスペーサー8−2間は接
合部8−4、スペーサー8−2とスペーサー8−3間は
接合部8−5で接合されている。これらは樹脂で一体に
成形し、接合部8−4及び接合部8−5のみ幅を極端に
狭く構成している。この樹脂は比較的柔軟性のある屈曲
可能な樹脂とし、スペーサー8−1、スペーサー8−
2、スペーサー8−3の円弧内周で形成される円の径の
拡大方向に、接合部8−4、接合部8−5から曲がるよ
うに構成されている。スペーサー8−1、スペーサー8
−2、スペーサー8−3の片端部には各々位置決め用の
凸部16−1、16−2、16−3が設けられており、
前述の挿入案内溝部13−1、13−2、13−3は夫
々この凸部16−1、16−2、16−3と対応する位
置に設けられている。
【0014】次にその製造手順を図4から図6を用いて
説明する。
【0015】まず、保護枠底部3とコイルベース5をね
じ止めにより接合し、保護枠底部3とコイルベース5間
に一定間隔の隙間をなすリール部6を構成する。このね
じ止め後、もしくはねじ止めと同時に電線取り出し部1
1より電線15をコイルベース5中央円筒部9の中空部
より取り出す(図4)。
【0016】次にリール部6を回転させると、円筒部9
を核にリール部6に電線15が巻取られ、誘導加熱コイ
ル7の内周部7−1が形成される。内周部7−1の巻数
分回転したところで一時停止させ、スペーサー8−1の
凸部16−1をコイルベース5の挿入案内溝部13−1
より挿入する(図5)。同様にスペーサー8−2の凸部
16−2、スペーサー8−3の凸部16−3も各々コイ
ルベース5の挿入案内溝部13−2、13−3に挿入し
ておく。
【0017】この状態からリール部6を回転させ誘導加
熱コイル7の外周部7−2を巻き始めると、スペーサー
8−1の凸部16−1は電線15に付勢されてコイルベ
ース5の挿入案内溝部13−1の終端に位置する。同様
にスペーサー8−2の凸部16−2、スペーサー8−3
の凸部16−3も各々コイルベース5の挿入案内溝部1
3−2、13−3の終端に位置する。全ての凸部16−
1、16−2、16−3が上述のようにコイルベース5
の挿入案内溝部13−1、13−2、13−3の終端に
位置するとスペーサー8は外周直径φDのリング状にな
り、誘導加熱コイル7の外周部7−2を巻取る際の核と
なる(図6)。
【0018】さらにリール部6を回転させ誘導加熱コイ
ル7の外周部7−2の巻数分回転させ、電線固定部12
に引っ掛けるように電線15を取り出し固定する。その
後この巻取った電線15に大電流を流し、電線15を発
熱させ予め電線15に塗布してあった樹脂を溶かし冷却
して硬化させると、コイルユニットが完成する。
【0019】以上の如く、本実施例ではスペーサー8は
接合部8−4、接合部8−5で接合され、径拡大方向に
屈曲可能になっているので誘導加熱コイル7の外周部7
−2を巻き始める前にはスペーサー8−1の凸部16−
1のみをコイルベース5の挿入案内溝部13−1に挿入
しておけば、リール部6を回転させ誘導加熱コイル7の
外周部7−2を巻き始めると、スペーサー8−1の凸部
16−1は電線15に付勢されてコイルベース5の挿入
案内溝部13−1の終端に位置し、同時にスペーサー8
−2の凸部16−2は電線15に付勢されてコイルベー
ス5の挿入案内溝部13−2に挿入されるような形にな
り、さらにリール部6を回転させ電線を巻取ると同様に
スペーサー8−3の凸部16−3もコイルベース5の挿
入案内溝部13−3に挿入される。このことは、スペー
サー8を複数に分割し各々の間に接合部8−4、8−5
を設け、屈曲可能にした効果の一つである。
【0020】また、成形が完了し保護枠底部3、コイル
ベース5、誘導加熱コイル7及びスペーサー8が一体と
なったコイルユニットは、治具を組み立て電線15を巻
取り、成形後に治具を分解する必要がなく、さらに、コ
イルユニットをそのまま本体に組み込む構成であるか
ら、本体組立工程において誘導加熱コイル7単体を保護
枠底部3に組み込む工程がなく、組立工数が大幅に低減
できる。
【0021】また、治具を分解して誘導加熱コイルのみ
で搬送・保管する必要がないので、誘導加熱コイル7が
変形して加熱性能が悪化する恐れもなく、品質が向上す
るとともに、搬送費及び保管場所も節減できる。
【0022】なお、前述の一実施例では、複数に分割し
たスペーサー8−1、8−2、8−3の接合部8−4、
8−5の幅を極端に狭くして屈曲可能にしたが、図7に
第二の実施例を示す如く複数に分割したスペーサー8−
11、8−12、8−13がヒンジ状の接合部8−1
4、8−15を介して屈曲するように構成しても同様の
作用効果が得られる。
【0023】なおまた、前述の一実施例では、スペーサ
ー8の位置決めはスペーサー8に設けた位置決め用凸部
16−1、16−2、16−3を夫々コイルベース5に
設けた挿入案内溝部13−1、13−2、13−3の終
端に位置させるような構成にしたが、より簡単に同様の
作用効果を得る第三の実施例を図8から図10に示す。
図中部品名は図2から図4に準じ、103は保護枠底
部、105はコイルベース、106はリール部、108
はスペーサー、111は電線取り出し部、112は電線
固定部、113は挿入案内溝部、116は位置決め用凸
部であり、他の番号及び部品名が同じものは図2から図
4と同様である。
【0024】図においてコイルベース105はその役割
上略平円板状の形状でよいため誘導加熱コイル7の冷却
及び巻取り状態確認のため、更にはコイルベース105
の材料削減のため、複数の窓部114が設けられてい
る。コイルベース105に1箇所だけ設けられた挿入案
内溝部113はこの窓部114の1つに貫通するような
溝で構成される。また複数に分割され接合部108−
4、108−5によって屈曲可能に構成されるスペーサ
ー108の先端には位置決め用凸部116が1箇所だけ
設けてある。
【0025】以下図面に従い第三の実施例の製造手順を
説明する。前述の一実施例と同様に、コイルベース10
5の電線取り出し部111より電線15を取り出し、保
護枠底部103とコイルベース105をねじ止めによっ
て構成されるリール部106に、誘導加熱コイル7の内
周部7−1の巻数分だけ電線15を巻取る。次にスペー
サー108の凸部116を、コイルベース105の挿入
案内溝部113をガイドにして、窓部114まで押し込
む。この状態ではスペーサー108の凸部116はコイ
ルベース105の窓部114の誘導加熱コイル7の内周
部7−1が巻いてある以外の範囲で自由に動く状態であ
る(図9)。
【0026】この状態から誘導加熱コイル7の外周部7
−2を巻き始めると、スペーサー8の凸部116は電線
15により窓部114の電線15巻取り方向の内周側に
付勢され、図10に示すように誘導加熱コイル7の内周
部7−1の外側に位置し凸部116が窓部114に引っ
掛かるようにして位置決めされる。さらに電線15を巻
取るとスペーサー108は誘導加熱コイル7の内周部7
−1の外周側にてリング状になり、誘導加熱コイル7の
外周部7−2を巻取る際の核となる。以下前述の一実施
例と同様に誘導加熱コイル7の外周部7−2の巻数分回
転させ、電線固定部112に引っ掛けるように電線15
を取り出し固定する。その後この巻き取った電線15に
大電流を流し、電線15を発熱させ予め電線15に塗布
してあった樹脂を溶かし冷却して硬化させると、コイル
ユニットが完成する。
【0027】
【発明の効果】以上により本発明では、電線を密に巻取
り構成した誘導加熱コイルの内周部と外周部の中間部に
複数に分割された円弧板状のスペーサーを介在させ誘導
加熱コイルの中間コイル粗部分を構成し、このスペーサ
ーは屈曲可能な樹脂にて形成し、各々別体もしくは接合
部によって径拡大方向に開くように接合した構成とし、
位置決めのための凸部を備え、リール部の外周から中央
部適所の間に挿入案内溝部を設け、加熱コイルの中間コ
イル粗部分にスペーサーを装着する時リール部の挿入案
内溝部にスペーサーの凸部を挿入し、スペーサーの凸部
が挿入案内溝部の終端もしくはリール部に設けた窓部に
引っ掛かるようにして位置決めし、その外側に電線を巻
取り誘導加熱コイルの外周部を形成するものとしたか
ら、巻取り治具が不要で、成形後に治具を分解する必要
がなく、また、誘導加熱コイルを巻き取ったコイルユニ
ットをそのまま本体に組み込む構成としたから、本体組
立工程において誘導加熱コイル単体を保護枠底部に組み
込む工程がなく、組立工数が大幅に低減できる。
【0028】また、治具を分解して誘導加熱コイルのみ
で搬送・保管する必要がないので、誘導加熱コイルが変
形して加熱性能が悪化する恐れがなく、品質が大幅に向
上するとともに、搬送費及び保管場所も節減できる。以
上のごとく、消費者に安価で品質が良い誘導加熱調理器
のコイルユニットを提供できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を施した炊飯器の例を示す誘
導加熱調理器の断面図である。
【図2】その誘導加熱調理器のコイルユニットの組立状
態を示す斜視図である。
【図3】同じくコイルユニットのスペーサーの斜視図で
ある。
【図4】同じくコイルユニットの製造手順を示す斜視図
である。
【図5】同製造手順の次工程を示す斜視図である。
【図6】同製造手順の最終工程を示す断面した斜視図で
ある。
【図7】本発明の第二の実施例で複数のスペーサーをヒ
ンジ状の接合部で接合したスペーサーを示す斜視図であ
る。
【図8】本発明の第三の実施例で簡単化したコイルユニ
ットの部品構成を示す展開斜視図である。
【図9】同製造手順を示す断面した斜視図である。
【図10】同製造手順の最終工程を示す上面図である。
【符号の説明】
6、106 リール部 7 誘導加熱コイル 7−1 内周部 7−2 外周部 8、108 スペーサー 8−1、8−2、8−3、8−11、8−12、8−1
3 スペーサー 8−4、8−5、8−14、8−15、108−4、1
08−5 接合部 13−1、13−2、13−3、113 挿入案内溝部 14、114 窓部 15 電線 16−1、16−2、16−3、116 凸部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘導加熱調理器本体の内部に配設される
    リール部と、このリール部に内周部と外周部は電線を密
    に巻き中間部を粗に巻取り二分割構成とした誘導加熱コ
    イルを備え、この誘導加熱コイルに高周波電流を流し誘
    導加熱する誘導加熱調理器のコイルユニットにおいて、
    前記電線(15)を密に巻取り構成した誘導加熱コイル
    (7)の内周部(7−1)と外周部(7−2)の中間部
    に円弧板状のスペーサー(8)、(108)を介在させ誘
    導加熱コイル(7)の中間コイル粗部分を構成し、この
    スペーサー(8)、(108)は複数適所に接合部を形成
    し径拡大方向に開くように接合した構成とし、さらに位
    置決めのための凸部を備えたものとし、前記リール部
    (6)、(106)の外周から中央部適所の間に挿入案内
    溝部を設け、前記誘導加熱コイル(7)の内周部(7−
    1)の外側の加熱コイル(7)の中間コイル粗部分にス
    ペーサー(8)、(108)を装着する時リール部
    (6)、(106)の挿入案内溝部にスペーサー(8)、
    (108)の凸部を挿入し、そのスペーサー(8)、(1
    08)の外側に電線(15)を巻き取り誘導加熱コイル
    (7)の外周部(7−2)を形成するものとしたことを
    特徴とする誘導加熱調理器のコイルユニット。
  2. 【請求項2】 前記スペーサー(8)を屈曲可能な樹脂
    にて一体に形成し複数適所に接合部(8−4)、(8−
    5)を形成し径拡大方向に開くように接合した状態で複
    数に分割されたスペーサー(8−1)、(8−2)、
    (8−3)で構成し、各スペーサー(8−1)、(8−
    2)、(8−3)に夫々位置決めのための凸部(16−
    1)、(16−2)、(16−3)を備え、各凸部(1
    6−1)、(16−2)、(16−3)に対応して夫々
    リール部(6)に挿入案内溝部(13−1)、(13−
    2)、(13−3)を設け、スペーサー(8)を装着す
    る時リール部(6)の各挿入案内溝部(13−1)、
    (13−2)、(13−3)に夫々凸部(16−1)、
    (16−2)、(16−3)を挿入し、スペーサー
    (8)の凸部(16−1)、(16−2)、(16−
    3)が挿入案内溝部(13−1)、(13−2)、(1
    3−3)の終端に引っ掛かるようにして位置決めされる
    ものとした請求項1記載の誘導加熱調理器のコイルユニ
    ット。
  3. 【請求項3】 前記スペーサー(8)を各々別体の複数
    のスペーサー(8−11)、(8−12)、(8−1
    3)で構成し各スペーサー(8−11)、(8−1
    2)、(8−13)の間は各々ヒンジ状の接合部(8−
    14)、(8−15)によって各々径拡大方向に開くよ
    うに接合して構成し、各スペーサー(8−11)、(8
    −12)、(8−13)に夫々位置決めのための凸部
    (16−1)、(16−2)、(16−3)を備え、各
    凸部(16−1)、(16−2)、(16−3)に対応
    して夫々リール部(6)に挿入案内溝部(13−1)、
    (13−2)、(13−3)を設け、スペーサー(8)
    を装着する時リール部(6)の各挿入案内溝部(13−
    1)、(13−2)、(13−3)に夫々凸部(16−
    1)、(16−2)、(16−3)を挿入し、スペーサ
    ー(8)の凸部(16−1)、(16−2)、(16−
    3)が挿入案内溝部(13−1)、(13−2)、(1
    3−3)の終端に引っ掛かるようにして位置決めされる
    ものとした請求項1記載の誘導加熱調理器のコイルユニ
    ット。
  4. 【請求項4】 前記スペーサー(108)を屈曲可能な
    樹脂にて一体に形成し複数適所に接合部(108−
    4)、(108−5)を形成し径拡大方向に開くように
    接合した状態で複数に分割した構成とし、このスペーサ
    ー(108)の先端に置決めのための凸部(116)を
    備え、リール部(106)に挿入案内溝部(113)と
    窓部(114)を設け、スペーサー(108)を装着す
    る時リール部(106)の挿入案内溝部(113)に凸
    部(116)を挿入し、スペーサー(108)の凸部
    (116)がリール部(106)の窓部(114)に引
    っ掛かるようにして位置決めされるものとした請求項1
    記載の誘導加熱調理器のコイルユニット。
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