JP3172549B2 - 高圧電源回路基板 - Google Patents

高圧電源回路基板

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は高圧電源回路基板、特
に静電写真記録装置の高圧電源回路基板に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、静電写真記録装置(以下装置とい
う)に用いられる高電圧発生回路は基板上でのリークが
他の回路部に影響を及ぼすために、高圧出力端は基板上
には設けず、たとえばフライバックトランスから直接出
力端子を出していた。
【0003】また、基板上に高圧出力端を設ける場合
は、漏れ電流の影響をさけるために高圧出力端を他の部
品から遠ざけると同時に、リークの少ない絶縁抵抗の高
い基板材料を用いていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、上記従
来例では装置を小型化,低コスト化するためには前記従
来例のように基板上から高圧出力端を分離した構成や基
板上の他の部品から十分に遠ざけた構成や絶縁抵抗の十
分大きな基板材料を用いる等のことが必要となり、非常
に不利になるという問題点があった。
【0005】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、基板上の高圧出力端の周囲に、
電流検知手段や電流制御手段に漏れ電流が流れ込まない
ように、ガードリングパターンを配設し、比較的絶縁抵
抗の低い廉価な基板材料を用いて、小型で高精度な高圧
電源回路基板を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明では高圧電源回路基板を次の(1)のとお
りに構成する。
【0007】(1)基板上に配設された高電圧を出力す
る高圧出力端と、前記基板上に配設され、前記高圧出力
が負荷に与える電流を検知する電流検知手段と、前記基
板上に配設され、前記検知電流により電流値を制御する
電流制御手段と、前記基板上に配設され、前記高圧出力
端の前記基板上での漏れ電流が前記電流検知手段を介さ
ないようにガードするガードリングパターンと、を具備
し、前記ガードリングパターンが前記基板上に設けた高
圧発生部の放電用抵抗を兼ねている高圧電源回路基板。
【0008】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。
【0009】先ず、この発明の基礎となる参考例につい
て図1および図2を用いて説明する。
【0010】図1は参考例の高圧電源回路基板の電気回
路図、図2は参考例の電気回路の実装図である。
【0011】図1において、J1は高圧出力端であり、
基板1上に配設された高電圧を出力する出力端である。
Aは電流検知手段であり、前記基板1上に設けられ、高
圧出力が負荷に与える電流を検知する手段である。Bは
電流制御手段であり、前記基板1と同一基板上に設けら
れ、前記検知電流により電流値を制御する手段である。
前記電流検知手段Aと電流制御手段Bは共に、抵抗R
4,R5,R6,R7,R8、オペアンプOP1、リフ
ァレンス電源Vrefのそれぞれでなる回路(a)で構
成されている。Gpはガードリングパターンであり、前
記基板1と同一基板上に設けられ、高圧出力端J1の基
板1上での漏れ電流が電流検知手段Bを介さないように
ガードするものである。
【0012】また、図1において、1は高圧電源回路基
板(回路)が実装されている基板を示している。抵抗R
1、トランジスタQ1,Q2、コンデンサC1、ダイオ
ードD1のそれぞれでトランスT1の1次駆動回路部を
構成している。トランスT1の1次側は、この参考例で
はn1回バイファイラ巻きされている。
【0013】コンデンサC2,C3、ダイオードD2,
D3のそれぞれで倍電圧整流回路を構成している。抵抗
R2は上記倍電圧整流回路の放電用抵抗であり、R3は
出力抵抗である。Zは静電プロセスに用いられるトナー
カートリッジ等の負荷であり、端子J2はGND端子で
ある。
【0014】次に参考例の動作を図1を用いて説明す
る。
【0015】先ず、オペアンプOP1の出力電圧がトラ
ンジスタQ1のベースに与えられ、VBEだけ降下した電
圧がQ1のエミッタ電圧となる。そして、トランジスタ
Q1のエミッタ電圧がトランスT1の1次巻線の中点に
印加される。トランジスタQ2のベースにオンデューテ
ィ50%以下、例えば10%の駆動パルスが印加され
る。
【0016】この駆動パルスの周期はトランスT1のコ
アが磁気飽和しない周波数に選定されている。トランジ
スタQ2をオンすることによって、トランスT1の1次
コイルを介してGNDに電流が流れる。
【0017】その後トランジスタQ2がオフするとトラ
ンジスタQ2のコレクタ電圧は、トランジスタQ1のエ
ミッタ電圧の2倍プラス、ダイオードD1のVFまで跳
ね上がる。トランスT1の2次側コイル両端には、前記
トランジスタQ2のコレクタ電圧×n2/n1の電圧が
発生する。コンデンサC2,C3、ダイオードD2,D
3で構成される倍電圧整流回路によって、ダイオードD
3のカソードにトランジスタQ2のコレクタ電圧×n2
/n1の直流電圧が発生する。
【0018】実際は放電抵抗R2に放電電流が流れ、平
衡がとれた状態が出力電圧となっている。出力抵抗R3
を介して高圧出力端J1に高電圧が発生し、負荷Zに供
給される。
【0019】負荷Zに流れる電流iZは端子J2を介し
て高圧電源基板1のGNDに流れる。GNDに流れた電
流iZはリファレンス電源のGNDを介し抵抗R5,R
4を通ってトランスT1に戻る。
【0020】電流制御が働いた時点では、電圧Vref
を抵抗R6とR7でブリードした電圧V1がオペアンプ
OP1の正入力の値となる。(Vref−V1)/R5
が負荷に流れる電流iZとなる。
【0021】上記動作の説明においては、トランス,オ
ペアンプ等の素子はすべて理想素子として扱っている。
【0022】次に、ガードリングパターンGPについて
図1を用いて説明する。
【0023】図1において、端子J1の電位が数KVで
あり、負荷に流れる電流を数μAで制御している時に、
基板上端子J1から基板1を介して流れる漏れ電流iL
は無視できなくなる。つまり、負荷Zに流れる電流が減
少し、所望の出力電圧が得られない場合が生ずる。そこ
で、端子J1の周囲をトランスT1の低圧側つまり電流
が戻ってくる側のパターンGpでガードする。
【0024】端子J1からの漏れ電流iLは、このガー
ドリングパターンGpに流れ込みトランスT1に戻る。
一方、負荷Zに流れた電流iZは前記のように基板1の
GND端を介し、電流制御回路(a)に流れ込み、トラ
ンスT1に戻る。従って、端子J1からの漏れ電流iL
は、電流検出部(GND)や電流制御回路に流れ込まな
い為、負荷Zに流れる電流は常にiZに制御される。
【0025】次に実際の値を入れ例示して説明する。
【0026】負荷Zを109Ω、負荷電流iZを3μAで
制御する場合を例示する。基板材料として安価な紙フェ
ノールを使用した場合、その絶縁抵抗は約108〜10
11Ωである。ガードリングパターンを設けない場合の出
力端J1からみたGNDパターンの抵抗値は出力端J1
からGNDパターンまでの距離を例えば50cm以上と
十分大きくした場合は負荷Zに比べて無視できる高抵抗
値にできる。しかしながら、実際の装置では実用性のな
い大きさとなってしまう。
【0027】そこで、上記J1からGNDパターンまで
の絶縁抵抗を109Ωとなる箇所にしかGNDパターン
を設けることができなかった場合、負荷Zに流れる電流
と基板に漏れる電流の和が3μAとなり、負荷電流iZ
は減少し、負荷Zに所望の電圧が出なくなる。上記例で
は、iZは1.5μAに減少してしまうという不具合が
生じる。
【0028】そこでこの参考例のガードリングパターン
Gpを設けると、例えば端子J1からガードリングパタ
ーンGpの絶縁抵抗を109Ωに設定した場合、上記同
様条件のもとでは、ガードリングパターンGpへの漏れ
電流iLは3μAとなり、この電流は電流検知部等は介
さず直接トランスT1に戻ってくる。従って、負荷Zに
流れる電流iZは3μAに制御され、所望の出力を得る
ことが可能となる。
【0029】図2は参考例の実際のパターン配置を例示
している。
【0030】図2中図1と同一符号は同等の素子を表し
ている。パターン配置の説明のために、部品面と同じ面
にパターンを描いているが、実際は裏面でも良い。ま
た、基板の両面にガードリングパターンGpを設ける
と、さらに効果の良いガードが可能となる。
【0031】次に実施例について図3を用いて説明す
る。
【0032】図3は実施例の要部実装図である。
【0033】図3において、前記図1および図2と同一
の部材には同一の符号を付し、重複説明を省略する。
【0034】また、実施例は参考例と同様の制御部,
電源部を有するが、図3では省略している。
【0035】また、参考例における放電用抵抗R2を
実施例では削除している。
【0036】実施例では前記のように放電用抵抗R2
を削除し、図3に示すようにガードリングパターンGp
の一部を高圧充電部に接近させ放電用抵抗を兼ねて利用
している。実施例のガードリングパターンGpは、前
参考例と同様に、高電圧、低電流制御に効果を奏する
ことができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、この発明では基板
上の高圧出力端周囲に電流検知手段や電圧・電流制御手
段に漏れ電流が流れ込まないようにガードリングパター
ンを配設することによって、比較的絶縁抵抗の低い廉価
な基板材料を用いて、小型で高精度な高圧電源回路基板
を得ることができる。
【0038】また、ガードリングパターンに高圧発生部
の放電用抵抗を兼ねさせていることにより、高圧電源回
路基板をより簡単な構成とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 参考例である高圧電源回路基板の電気回路図
【図2】 参考例の電気回路の実装図
【図3】施例の要部実装図
【符号の説明】
A 電流検知手段 B 電流制御手段 J1 高圧出力端 Gp ガードリングパターン 1 基板 T1 トランス OP1 オペアンプ Z 負荷 なお、図中同一符号は同一又は相当部分を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02M 3/28 H02M 7/537 H05K 1/02 G03G 15/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に配設された高電圧を出力する高
    圧出力端と、 前記基板上に配設され、前記高圧出力が負荷に与える電
    流を検知する電流検知手段と、 前記基板上に配設され、前記検知電流により電流値を制
    御する電流制御手段と、前記基板上に配設され、前記高
    圧出力端の前記基板上での漏れ電流が前記電流検知手段
    を介さないようにガードするガードリングパターンと、 を具備し、前記ガードリングパターンが前記基板上に設
    けた高圧発生部の放電用抵抗を兼ねていることを特徴と
    する高圧電源回路基板。
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