JP3172294B2 - 内燃機関の潤滑装置 - Google Patents

内燃機関の潤滑装置

Info

Publication number
JP3172294B2
JP3172294B2 JP31597892A JP31597892A JP3172294B2 JP 3172294 B2 JP3172294 B2 JP 3172294B2 JP 31597892 A JP31597892 A JP 31597892A JP 31597892 A JP31597892 A JP 31597892A JP 3172294 B2 JP3172294 B2 JP 3172294B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lubricating oil
engine
filter
filters
passage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP31597892A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06146835A (ja
Inventor
源司 安間
克典 大橋
良一 黒田
成太 秋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yanmar Co Ltd filed Critical Yanmar Co Ltd
Priority to JP31597892A priority Critical patent/JP3172294B2/ja
Publication of JPH06146835A publication Critical patent/JPH06146835A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3172294B2 publication Critical patent/JP3172294B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、特に常用発電機やコ
ージェネレーションシステム等に使用されるエンジンの
潤滑装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、エンジンの潤滑油フィルター
は、その潤滑油経路中に一系統のみ設けるのが普通であ
り、そのフィルターの交換時期は予め指定されており、
ユーザーは定期的に交換時期が来ると潤滑油フィルター
を交換しなければならないこととされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】常用発電機やコージェ
ネレーションシステム用エンジンのように長時間連続運
転されるエンジンにおいては、出来るだけメンテナンス
を少なくし、若しくはメンテナンス無しでエンジンを停
止させることなく運転できるようにすることが望まれて
いる。上記のように、従来においては、一系統のみの潤
滑油フィルターを用いているため、その潤滑油フィルタ
ーが交換時期に達するとエンジンを停止してメンテナン
スしなければならないという不都合があり、このような
潤滑油フィルターの交換のためのエンジンの停止を行う
ことなく、長時間連続運転することが望まれている。
【0004】また、機関始動時等の冷態時には、潤滑油
の粘性が高いことから、潤滑油フィルターを通過する際
の抵抗が大きく、そのために潤滑不足を招き易いという
欠点があった。
【0005】この発明は、機関冷態時においても潤滑不
足を招くことがなく、且つ、潤滑油フィルターの交換の
ためにエンジンを停止させることなく、長時間エンジン
の連続運転を可能としたエンジンの潤滑装置を提供する
ことを目的としてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明では、エンジンの潤滑油経路中に配置され
た複数の潤滑油フィルターと、潤滑油温度若しくは粘性
を検出する検出手段を備え、その検出手段の検出結果に
応じて、機関の始動時や機関冷態時等の粘性の高い潤滑
油状態において、前記複数個配置された潤滑油フィルタ
ーの全て若しくは複数個以上のフィルターを潤滑油が通
過するよう切換える切換え手段を備えていることを特徴
とする。
【0007】同じくこの出願の請求項2の発明は、上記
において、エンジンの潤滑油経路中に配置された複数の
潤滑油フィルターを選択的に使用するよう使用中の1つ
の潤滑油フィルターが交換時期になるとその他の潤滑油
フィルターに切換えるとともに、交換時期の来た潤滑油
フィルターへの通路を遮断する切換え手段を備え、こ
他の潤滑油フィルターを使用中に交換時期の来た潤滑油
フィルターを交換可能としたことを特徴とする。
【0008】
【作用】上記のように、機関冷態時などの潤滑油温度が
低いときは、複数若しくは全ての潤滑油フィルターを潤
滑油が通過するので、潤滑油の粘度が高い場合でも圧力
損失を防止することができる。
【0009】更に、複数の潤滑油フィルターを選択使用
することによって、長期間交換なしに運転することがで
き、また、交換時期の来た潤滑油フィルターを他のフィ
ルターに切り換えた後は、運転状態のままでその新しい
フィルターと交換でき、フィルター交換のための運転の
停止は全く不要である。
【0010】
【実施例】図1は、この発明の第1の実施例におけるエ
ンジンの潤滑油回路を示している。図において、(1)
はエンジン本体であり、このエンジン本体(1)のオイ
ルパンから潤滑油ポンプ(2)を介して圧送される潤滑
油通路(13)の途中に、切換弁(3)を介して4個の潤
滑油フィルター(4)(4)…を並列接続し、これら並
列接続された潤滑油フィルター(4)(4)…を切換弁
(3)によって順次切換えて1個づつ使用するようにし
たものである。そして、それらいづれかの潤滑油フィル
ター(4)を通過した潤滑油は、その下流側の通路(1
5)を通って、エンジン本体(1)のメインギャラリ(1
2)に送られる。(11)は、各潤滑油フィルター(4)
(4)…の出口側の通路に配置した逆止弁である。
【0011】図2は、上記切換弁(3)の構造を示して
いる。弁ケース(16)内に円筒状の弁体(17)が回転自
在に挿入されている。この弁体(17)には、前記潤滑油
ポンプ(2)の吐出側の通路(13)に連通する軸方向の
内部通路(18)と連通するようにして、その外周に出口
穴(19)(19)…が円周方向の位置を変えて形成されて
いる。これら出口穴(19)(19)…に対応して、前記弁
ケース(16)の側壁に夫々4個の出口ポート(20)(2
0)…を、上記出口穴(19)(19)に対応して設けると
ともに、この弁体(17)を回転させることによって、互
いに対応する一対の出口穴(19)と出口ポート(20)の
みが接続するようにし、これにより各潤滑油フィルター
(4)(4)…の何れか一個を潤滑油が通過するよう経
路を変えるものである。
【0012】上記の弁体(17)の回転動作は、ギア(2
1)(22)を介して、油圧ポンプ(23)で駆動されるよ
うになっており、この油圧ポンプ(23)へ前記潤滑油通
路(13)から分岐するバイパス通路(14)を介して作動
油圧を供給し、その油圧ポンプの前後に設けた開閉弁
(6)(7)へコントローラ(24)から制御出力を出力
することによって、所要回転数例えば1/4 だけ(潤滑油
フィルターが4個の場合)回転させながら、使用フィル
ター(4)(4)…を切換える。また、コントローラ
(24)には、ギヤ(21)に設けたリミットスイッチ(2
5)によって1/4 回転したことが信号線(26)を介して
送られ、これに基づいて開閉弁(6)(7)を制御す
る。潤滑油フィルター(4)の交換時期は、各フィルタ
ー(4)の前後の差圧を差圧センサー(5)で検出する
ことにより、例えば、潤滑油フィルターが目詰まり等に
よって交換時期が来ると、差圧が大きくなるから、これ
によって交換時期を知ることが出来、コントローラ(2
4)は、自動的に弁体(17)を回転させて使用するフィ
ルター(4)を切換えるとともに、警告装置(27)によ
って交換時期が来たことを知らせるようになっている。
勿論、交換時期の来たフィルター(4)を他のフィルタ
ー(4)に切換えた後は、その交換時期の来たフィルタ
ー(4)への通路は遮断されるので、エンジン本体
(1)を停止することなく新しいフィルターと入れ換え
ることができる。図3は、その場合の制御の流れを示す
フローチャートである。
【0013】図4は、各潤滑油フィルター(4)(4)
…への入口にそれぞれ電磁開閉弁(31)(31)…を設け
て、それら電磁開閉弁(31)(31)…の開閉を、コント
ローラ(24)によって選択的に開くことによって、使用
するフィルター(4)を交換するようにしたものであ
る。更に、この実施例では、潤滑油ポンプ(2)の吐出
側の通路(13)に潤滑油温度センサー(32)を設け、こ
の温度センサー(32)からの検出信号により、始動時な
どの冷態時には、電磁開閉弁(31)(31)…を全て開く
か或は複数の電磁開閉弁(31)(31)…を開くことによ
って、それらに対応する複数若しくは全ての潤滑油フィ
ルター(4)(4)…へ潤滑油を通すことによって、高
粘度時の通過抵抗を低減できるようにしている。図5
は、この場合の制御の流れを示すフローチャートであ
る。
【0014】図6は、各潤滑油フィルター(4)(4)
…をカスケード接続にして、夫々の分岐部分に切換弁
(35)(35)…を設け、この切換弁(35)を順次開いて
いくようにすることによって、使用するフィルター
(4)(4)を切換えるとともに、交換時期の到来した
フィルターの入口側に設けた電磁弁(36)を閉じること
によって、1個のみのフィルター(4)を通過させるよ
うにしている。図7は、その場合のフローチャートであ
る。
【0015】図8は上記のようなメインギャラリへの潤
滑油の供給経路とは別に、特に清浄な潤滑油を必要とす
る過給機(38)や動弁系(39)への潤滑油供給経路(4
0)を設け、この経路(40)中にろ過能力の高い別の潤
滑油フィルター(41)を設けたものである。
【0016】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、多連
に接続した潤滑油フィルターを、粘性の低い始動時や冷
態時には、それら全ての潤滑油フィルター或いは多数の
潤滑油フィルターを通過させることにより、このような
始動時や冷態時においても充分な潤滑油量を確保できる
という効果がある。しかも、このように冷態時や始動時
に複数の潤滑油フィルターを使用するようにしているの
で、例えば冷態時などに大容量のフィルターに切り換え
たり或いは配置位置の異なるフィルターに切り換える場
合に比較して、同じ容量のフィルター同じ位置に設置す
るなど、全てのフィルターを設置するための設置スペー
スが小さく且つ構造が簡単で済み、また、各フィルター
は同容量の同じものでよいので、フィルターが目詰まり
したときの 換装が容易となる。
【0017】また、複数の潤滑油フィルターを、交換時
期が来る毎に1個づつ使用することによって、また、交
換時期の来た潤滑油フィルターは他のフィルターを使用
中において、エンジンを停止させることなく容易に交換
できるので、長期に渡ってエンジンを停止してメンテナ
ンスを行うことなく連続運転できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す潤滑油装置のブロック
ダイヤグラムである。
【図2】切換え弁の縦断面図である。
【図3】図1の実施例の制御のフローチャートである。
【図4】この発明の第2の実施例を示す潤滑装置のブロ
ックダイヤグラムである。
【図5】第2の実施例の制御のフローチャートである。
【図6】この発明の第3の実施例を示す潤滑装置のブロ
ックダイヤグラムである。
【図7】第3の実施例のフローチャートである。
【図8】過給機等への特別の潤滑油通路を設けた潤滑装
置のブロックダイヤグラムである。
【符号の説明】
(1) エンジン本体 (3) 切換え弁 (4) 潤滑油フィルター (24) コントローラ (31) 電磁開閉弁 (32) 潤滑油温度センサー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 秋本 成太 大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマーデ ィーゼル株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−12107(JP,A) 実開 平2−110215(JP,U) 実開 昭62−1719(JP,U) 実開 昭64−13208(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F01M 1/10 F01M 5/02 F01M 11/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの潤滑油経路中に配置された複
    数の潤滑油フィルターと、潤滑油温度若しくは粘性を検
    出する検出手段を備え、その検出手段の検出結果に応じ
    て、機関の始動時や機関冷態時等の粘性の高い潤滑油状
    態において、前記複数個配置された潤滑油フィルターの
    全て若しくは複数個以上のフィルターを潤滑油が通過す
    るよう切換える切換え手段を備えていることを特徴とす
    るエンジンの潤滑装置。
  2. 【請求項2】 エンジンの潤滑油経路中に配置された複
    数の潤滑油フィルターを選択的に使用するよう使用中の
    1つの潤滑油フィルターが交換時期になるとその他の潤
    滑油フィルターに切換えるとともに、交換時期の来た潤
    滑油フィルターへの通路を遮断する切換え手段を備え、
    この他の潤滑油フィルターを使用中に交換時期の来た潤
    滑油フィルターを交換可能としたことを特徴とする請求
    項1記載のエンジンの潤滑装置。
JP31597892A 1992-10-30 1992-10-30 内燃機関の潤滑装置 Expired - Fee Related JP3172294B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31597892A JP3172294B2 (ja) 1992-10-30 1992-10-30 内燃機関の潤滑装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31597892A JP3172294B2 (ja) 1992-10-30 1992-10-30 内燃機関の潤滑装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06146835A JPH06146835A (ja) 1994-05-27
JP3172294B2 true JP3172294B2 (ja) 2001-06-04

Family

ID=18071873

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31597892A Expired - Fee Related JP3172294B2 (ja) 1992-10-30 1992-10-30 内燃機関の潤滑装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3172294B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6334950B1 (en) * 1999-10-28 2002-01-01 Frank J. Bogacki Automated oil filter replacement assembly
US8499892B2 (en) 2007-07-13 2013-08-06 Cameron International Corporation Integrated rotary valve
JP6000784B2 (ja) * 2012-09-28 2016-10-05 ダイハツ工業株式会社 内燃機関
JP6957366B2 (ja) * 2018-01-17 2021-11-02 三菱重工業株式会社 内燃機関及び内燃機関の制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06146835A (ja) 1994-05-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7036480B2 (en) Engine lubrication system
US4058981A (en) Lubricating system and method for turbocharged engines
US6263889B1 (en) Engine lubrication cleaning system
US5743231A (en) Automatic method and apparatus for preventing wear in an internal combustion engine
KR900700729A (ko) 디이젤 엔진의 탄소 세척 장치 및 방법
JPH10159526A (ja) 給油装置
DE102006013188A1 (de) Motor und Ventilationssystem
JPH07279681A (ja) ターボ過給機の軸受の潤滑のための方法と装置
DK201900099A1 (en) Filtration system for oil filtration, especially for marine machinery such as ship's engines
JP3172294B2 (ja) 内燃機関の潤滑装置
US6708665B1 (en) Fluid cooling device
US4794892A (en) Hydraulic circuit for valve operation timing changing device for internal combustion engine
WO2002027186A1 (en) Improved engine prelubrication pump assembly
US20030202887A1 (en) Vent for reducing seal pressure in pump assembly
GB2418873A (en) Soot filter control system
JPH0636246Y2 (ja) 内燃機関の潤滑装置
JPS6221690Y2 (ja)
JP3591923B2 (ja) エンジンのフィルタ交換装置及びその交換方法
US1656200A (en) Lubricating system
KR20010109391A (ko) 윤활장치
JPS6343369Y2 (ja)
JPS6278420A (ja) タ−ボ過給機付エンジンの潤滑装置
JP6976871B2 (ja) 可変リリーフバルブ装置
US3719175A (en) Liquid cooling system for exhaust valves of internal combustion engines
RU2101545C1 (ru) Система подачи топлива в камеру сгорания

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees