JP3172041U - 吸湿速乾靴下 - Google Patents

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JP2011005473U
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浩司 青田
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日本編物株式会社
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【課題】綿等の天然繊維糸を弾性糸の芯糸にカバーリングし、この天然繊維糸をカバーリングしたカバーリングヤーンを裏糸として表糸とともに編組して靴下を編成した吸湿速乾靴下を提供する。
【解決手段】綿等の天然繊維糸2を弾性糸の芯糸3にカバーリングし、この天然繊維糸2をカバーリングしたカバーリングヤーン4を裏糸として表糸とともに編組して靴下を編成する。100%綿のコンパクトヤーンの天然繊維糸2を使用することが好ましい。
【選択図】図1

Description

本考案は、靴下に関し、特に吸湿速乾靴下に関するものである。
近年、異型断面のポリエステル繊維糸で編組した吸湿性を有する靴下が提案され、市販されている。
しかし、これらは、従来の合成繊維糸のものと比べて吸湿性を有するものの、吸湿速乾の需要者の要望に応えられるものでない。
そのため、吸湿速乾の需要者の要望に応えられる靴下を開発することが課題であった。そこで、本出願人は、いろいろ試作した結果、天然繊維の綿を弾性糸の芯糸にカバーリングしたところ、極めて良好な吸湿速乾の特性が得られることを見出した。
本考案は、上記のような点に鑑みたもので、上記の課題を解決するために、綿等の天然繊維糸を弾性糸の芯糸にカバーリングし、この天然繊維糸をカバーリングしたカバーリングヤーンを裏糸として表糸とともに編組して靴下を編成したことを特徴とする吸湿速乾靴下を提供するにある。
また、100%綿のコンパクトヤーンの天然繊維糸をポリウレタンの弾性糸の芯糸にカバーリングしたことを特徴とする吸湿速乾靴下を提供するにある。
さらに、綿等の天然繊維糸を、綿100〜0%と麻0〜100%の混紡のものとしたことを特徴とする吸湿速乾靴下を提供するにある。
またさらに、表糸を綿等の天然繊維糸のものとしたことを特徴とする吸湿速乾靴下を提供するにある。
さらにまた、踵部以外を天然繊維糸をカバーリングしたカバーリングヤーンを裏糸として表糸とともに編組したことを特徴とする吸湿速乾靴下を提供するにある。
本考案にあっては、請求項1のように、綿等の天然繊維糸を弾性糸の芯糸にカバーリングし、この天然繊維糸をカバーリングしたカバーリングヤーンを裏糸として表糸とともに編組して靴下を編成したことによって、綿等の天然繊維糸をカバーリングしたカバーリングヤーンが吸湿速乾の特性を有し、さらにこれを裏糸として足の肌に直接的に触れて汗等の水分を吸収でき、かつ表面積が広くできて乾燥も速くできる。
また、請求項2のように、100%綿のコンパクトヤーンの天然繊維糸をポリウレタンの弾性糸の芯糸にカバーリングしたことによって、毛羽を糸の芯方向に撚り込むコンパクトヤーンの紡績で、洗濯を繰り返しても、上記特性を良好に維持でき、また靴下を脱いだ後のべとつき感がなくて良好に着脱できる。
さらに、請求項3のように、綿等の天然繊維糸を、綿100〜0%と麻0〜100%の混紡のものとしたことによって、さらに麻の天然繊維糸による吸湿速乾性が加味され、上記のように良好に着脱できる。
またさらに、請求項4のように、表糸を綿等の天然繊維糸のものとしたことによって、表糸も吸湿速乾性を有し、より一層良好な吸湿速乾状態の靴下を得ることができる。
さらにまた、請求項5のように、踵部以外を天然繊維糸をカバーリングしたカバーリングヤーンを裏糸として表糸とともに編組したことによって、発汗しにくい踵部以外では上記のように吸湿速乾性が得られ、発汗しにくい踵部には耐摩耗性のナイロン等の合成繊維糸を利用して耐久性をはかるようにできる。
本考案の一実施例の天然繊維糸を芯糸にカバーリング状態の説明図、 同上の一実施例の靴下の側面図、 同上の編組織の拡大図、 同上の他の編組織の拡大図、 同上の他実施例の編組織の拡大図。
本考案の吸湿速乾靴下は、綿等の天然繊維糸を弾性糸の芯糸にカバーリングし、この天然繊維糸をカバーリングしたカバーリングヤーンを裏糸として表糸とともに編組して靴下を編成したことを特徴としている。
吸湿速乾靴下1は、図1のように綿等の天然繊維糸2を弾性糸の芯糸3にカバーリングして所要の靴下を図2のように編成するようにしている。
上記天然繊維糸2としては、綿、麻等の吸湿、速乾性のある10〜40番手(20/2〜80/2)のものとでき、特にこれらのコンパクトヤーンを利用するのが好ましい。上記天然繊維糸を、綿100〜0%と麻0〜100%の混紡のものとすることもできる。また、芯糸3としてはモノフィラメントの20〜100デニールのポリウレタン糸を含む合成繊維の弾性糸を利用するのが好ましい。
そして、たとえば、図2のように吸湿速乾靴下1を編成するには、図1のように上記のようにして形成したカバーリングヤーン4を図3のように裏糸5とし、表糸6とともに丸編機等に給糸し、平編み、メッシュ編み、ゴム編みなどの所要の編組織として形成していくことができる。なお、所要の繊維糸2、芯糸3、表糸6を選別して、公知や周知の模様編みやカラフルな色模様の靴下とすることもできる。
また、図4のように表糸6と裏糸5にゴム糸9や所要の補助糸を併用し、平編み、メッシュ編み、ゴム編みなどの編組織として上記した靴下を編成することができる。ゴム編みは、履口部や土踏まず部に利用することが好ましい。
このように綿等の天然繊維糸2を弾性糸の芯糸3にカバーリングし、この天然繊維糸2をカバーリングしたカバーリングヤーン4を裏糸5として表糸6とともに編組して靴下を編成すると、綿等の天然繊維糸3をカバーリングしたカバーリングヤーン4が吸湿速乾の特性を有し、さらにこれを裏糸4として足の肌に直接的に触れて汗等の水分を吸収でき、かつ表面積が広くできて乾燥も速くできる。また、毛羽を糸の芯方向に撚り込むコンパクトヤーンの紡績で、洗濯を繰り返しても、上記特性を良好に維持でき、また靴下を脱いだ後のべとつき感がなくて良好に着脱できる。
特に、綿等の天然繊維糸を、綿100〜0%と麻0〜100%の混紡のものとしたことによって、さらに麻の天然繊維糸による吸湿速乾性が加味され、上記のように良好に着脱できる。
さらに、表糸6を上記したような綿100〜0%、麻0〜100%の綿麻混紡の天然繊維糸として、図5のように上記と同様にして靴下を編成することができ、表糸6を綿や麻、これらの混紡の天然繊維糸2とすることによって,さらに吸湿速乾性を高めるようにできる。
またさらに、表糸6を上記したように100%綿のコンパクトヤーンとし、上記したように裏糸5とともに給糸して吸湿速乾靴下1を編成することもできる。このように表糸6を給糸することによって、洗濯を繰り返しても、上記特性を良好に維持でき、さらに吸湿速乾性を高めることができる。
なお、踵部以外を天然繊維糸2をカバーリングしたカバーリングヤーン4を裏糸5として表糸6とともに編組して、発汗しにくい踵部以外では上記のように吸湿速乾性が得られ、発汗しにくい踵部には耐摩耗性のナイロン等の合成繊維糸を利用して耐久性をはかるようにできる。
上記では、短い靴下について説明したが、レッグソックス、その他の靴下についても、同様に編成することができる。
図1〜図4は、本考案の一実施例を示すものである。吸湿速乾靴下1は、100%綿のコンパクトヤーンの天然繊維糸2の60/1のものを30デニールのモノフィラメントのポリウレタン糸の弾性糸の芯糸3に図1のようにカバーリング(いわゆるFTY)し、このFTYのカバーリングヤーン4によって吸湿速乾性を保有するように編成した。
すなわち、図3のように上記カバーリングヤーン4を裏糸5とし、綿アクリル混紡の40/2の表糸6とともに所要の丸編機に給糸して、たとえば爪先から足首まで平編みの編組織として編成し、図2のように吸湿速乾靴下1を形成したものである。
また、図4のようにこの吸湿速乾靴下1の履口部に表糸6と裏糸5の間にゴム糸7を給糸して挿入し、適正な締め付け力に編成した。このように、編成して所要の縫製処理をした後、所要のヒートセット処理して製品化するものである。
その結果、綿の天然繊維糸2をカバーリングしたカバーリングヤーン4が吸湿速乾の特性を有し、さらにこれを裏糸5として足の肌に直接的に触れて汗等の水分を吸収でき、かつ表面積が広くできて乾燥も速くできる。また、100%綿のコンパクトヤーンの天然繊維糸2をポリウレタンの弾性糸の芯糸3にカバーリングしたので、毛羽を糸の芯方向に撚り込むコンパクトヤーンの紡績で、洗濯を繰り返しても、上記特性を良好に維持でき、また靴下を脱いだ後のべとつき感がなくて良好に着脱できた。
また、表糸6を、図5のように上記したように100%綿のコンパクトヤーンとして、表糸6を上記したように裏糸5とともに給糸して吸湿速乾靴下1を編成することもできる。このように表糸6を給糸することによって、洗濯を繰り返しても、上記特性を良好に維持でき、さらに吸湿速乾性を高めることができる。
上記では、靴下の編物について説明したが、足首を被覆するハイソックスやタイツについても、所要の繊維糸、芯糸、表糸を選別して同様に編成することができるものである。
本発明は、長短の靴下、足首を被覆するハイソックスやタイツに利用することができる。
1…吸湿速乾靴下 2…繊維糸 3…芯糸 4…カバーリングヤーン
5…裏糸 6…表糸 7…ゴム糸
特開平7−331505号公報

Claims (5)

  1. 綿等の天然繊維糸を弾性糸の芯糸にカバーリングし、この天然繊維糸をカバーリングしたカバーリングヤーンを裏糸として表糸とともに編組して靴下を編成したことを特徴とする吸湿速乾靴下。
  2. 100%綿のコンパクトヤーンの天然繊維糸をポリウレタンの弾性糸の芯糸にカバーリングした請求項1に記載の吸湿速乾靴下。
  3. 綿等の天然繊維糸を、綿100〜0%と麻0〜100%の混紡のものとした請求項1または2に記載の吸湿速乾靴下。
  4. 表糸を綿等の天然繊維糸のものとした請求項1ないし3のいずれかに記載の吸湿速乾靴下。
  5. 踵部以外を天然繊維糸をカバーリングしたカバーリングヤーンを裏糸として表糸とともに編組した請求項1ないし4のいずれかに記載の吸湿速乾靴下。
JP2011005473U 2011-09-20 吸湿速乾靴下 Expired - Lifetime JP3172041U (ja)

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