JP3171547B2 - ポケット用ネットの取付け構造 - Google Patents
ポケット用ネットの取付け構造Info
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- JP3171547B2 JP3171547B2 JP26470495A JP26470495A JP3171547B2 JP 3171547 B2 JP3171547 B2 JP 3171547B2 JP 26470495 A JP26470495 A JP 26470495A JP 26470495 A JP26470495 A JP 26470495A JP 3171547 B2 JP3171547 B2 JP 3171547B2
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- Japan
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のドアトリ
ム等に形成されるポケット用ネットの取付け構造に関す
る。
ム等に形成されるポケット用ネットの取付け構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動車用のドアトリムには、このドアト
リムに取付けるポケットカバーに凹部を形成し、この凹
部の一部をポケット用ネットで覆い、小物等を出し入れ
可能なポケットを形成してある。
リムに取付けるポケットカバーに凹部を形成し、この凹
部の一部をポケット用ネットで覆い、小物等を出し入れ
可能なポケットを形成してある。
【0003】このポケット用ネットの取付けは、一般に
ポケットカバーにタッカー止めされており、また、この
ポケットカバーは前記ネットがタッカー止めされた部分
をドアトリム本体で装飾的に隠蔽した状態でドアトリム
に取付けられる。
ポケットカバーにタッカー止めされており、また、この
ポケットカバーは前記ネットがタッカー止めされた部分
をドアトリム本体で装飾的に隠蔽した状態でドアトリム
に取付けられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来例にあっては、ポケット用ネットがタッカー止めされ
るから、タッカーを打つ場合に、網目を避け、網の糸が
正しくタッカー止めされるように注意深く作業をする必
要があり、作業工数が嵩む虞がある。
来例にあっては、ポケット用ネットがタッカー止めされ
るから、タッカーを打つ場合に、網目を避け、網の糸が
正しくタッカー止めされるように注意深く作業をする必
要があり、作業工数が嵩む虞がある。
【0005】本発明は斯かる従来の実情に鑑みて案出さ
れたもので、ポケット用ネットの取付け作業を至便に行
うことができる取付け構造を提供することを目的とす
る。
れたもので、ポケット用ネットの取付け作業を至便に行
うことができる取付け構造を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、トリム
本体に取付けるポケットカバーに形成した凹部の一部を
ポケット用ネットで覆い、該ポケット用ネットの端部を
トリム本体で装飾的に隠蔽してなる、ポケット用ネット
の取付け構造であって、前記ポケットカバーの凹部周縁
の適宜箇所にリブを形成する一方、該リブに嵌り合うリ
ブをトリム本体側に形成し、前記ポケットカバーのリブ
と該リブに嵌り合うトリム本体側のリブとの間に、ポケ
ット用ネットの端部を略U字状に折曲して狭着し、且
つ、前記トリム本体側のリブよりも前記トリム本体側の
外周側に位置するように前記ポケットカバー側に形成さ
れた貫通孔と該貫通孔に対応して前記トリム本体側に形
成した取付け支柱とを有し、該取付け支柱を前記ポケッ
トカバーの網目に通した後に前記貫通孔に挿入して互い
に固定することによって前記ポケットカバーを前記トリ
ム本体に前記ポケット用ネットを介在させて取付けた構
成にしてある。
本体に取付けるポケットカバーに形成した凹部の一部を
ポケット用ネットで覆い、該ポケット用ネットの端部を
トリム本体で装飾的に隠蔽してなる、ポケット用ネット
の取付け構造であって、前記ポケットカバーの凹部周縁
の適宜箇所にリブを形成する一方、該リブに嵌り合うリ
ブをトリム本体側に形成し、前記ポケットカバーのリブ
と該リブに嵌り合うトリム本体側のリブとの間に、ポケ
ット用ネットの端部を略U字状に折曲して狭着し、且
つ、前記トリム本体側のリブよりも前記トリム本体側の
外周側に位置するように前記ポケットカバー側に形成さ
れた貫通孔と該貫通孔に対応して前記トリム本体側に形
成した取付け支柱とを有し、該取付け支柱を前記ポケッ
トカバーの網目に通した後に前記貫通孔に挿入して互い
に固定することによって前記ポケットカバーを前記トリ
ム本体に前記ポケット用ネットを介在させて取付けた構
成にしてある。
【0007】また、本発明の実施の態様として、ポケッ
トカバーのリブとリブに嵌り合うトリム本体側のリブの
うち、少なくとも一つのリブの先端には、ポケット用ネ
ットを構成する網の糸を挿入可能な溝が形成されてい
る。
トカバーのリブとリブに嵌り合うトリム本体側のリブの
うち、少なくとも一つのリブの先端には、ポケット用ネ
ットを構成する網の糸を挿入可能な溝が形成されてい
る。
【0008】ここに、トリム本体及びポケットカバーは
ポリプロピレン等の合成樹脂材料からなるを可とし、射
出成形や加圧成形によって形成され、ネットはポリエス
テル、ナイロン(登録商標)等の同じく合成樹脂材料か
ら形成される。
ポリプロピレン等の合成樹脂材料からなるを可とし、射
出成形や加圧成形によって形成され、ネットはポリエス
テル、ナイロン(登録商標)等の同じく合成樹脂材料か
ら形成される。
【0009】前記ポケットカバーには、略矩形状の凹部
を形成し、この凹部周縁の適宜箇所、即ち凹部を取囲む
周縁の3辺にリブを突設してある。このリブはネットの
固定をより強固なものとするように、好ましくは周縁に
連続して形成される。また、このリブの形状は突起状
で、基端から先端に向かって先細形状に形成され、その
先端形状は、平坦か或いは前記ネットの網の糸を挿入可
能な溝を備えた形状としてある。
を形成し、この凹部周縁の適宜箇所、即ち凹部を取囲む
周縁の3辺にリブを突設してある。このリブはネットの
固定をより強固なものとするように、好ましくは周縁に
連続して形成される。また、このリブの形状は突起状
で、基端から先端に向かって先細形状に形成され、その
先端形状は、平坦か或いは前記ネットの網の糸を挿入可
能な溝を備えた形状としてある。
【0010】前記トリム本体には、前記ポケットカバー
に形成したリブに嵌り合うリブを形成してある。このリ
ブは前記ポケットカバーのリブと同様に好ましくは連続
して形成される。また、このリブはポケットカバーのリ
ブに嵌り合う溝を備えており、この溝を形成するための
両側の突起が前記ポケットカバーのリブと同様に、基端
から先端に向かって先細状に形成され、その先端形状
は、平坦か或いは前記ネットの網の糸を挿入可能な溝を
備えた形状としてある。
に形成したリブに嵌り合うリブを形成してある。このリ
ブは前記ポケットカバーのリブと同様に好ましくは連続
して形成される。また、このリブはポケットカバーのリ
ブに嵌り合う溝を備えており、この溝を形成するための
両側の突起が前記ポケットカバーのリブと同様に、基端
から先端に向かって先細状に形成され、その先端形状
は、平坦か或いは前記ネットの網の糸を挿入可能な溝を
備えた形状としてある。
【0011】ここで、ポケットカバーのリブと嵌り合う
リブとは、ポケットカバーのリブが突起状である場合
に、このリブに嵌り合う溝を備えたリブであり、逆にポ
ケットカバーのリブが溝を備えている場合に、この溝に
嵌り合う突起を備えたリブである。つまり、ポケットカ
バーのリブとトリム本体のリブとが相互に嵌り合う形状
になっていることを示している。したがって、一方のリ
ブが1条または複数条の突起からなる場合に、これに嵌
り合う他方のリブは、前記一方のリブに相似形状の複数
条の突起によって形成されることが可能である。
リブとは、ポケットカバーのリブが突起状である場合
に、このリブに嵌り合う溝を備えたリブであり、逆にポ
ケットカバーのリブが溝を備えている場合に、この溝に
嵌り合う突起を備えたリブである。つまり、ポケットカ
バーのリブとトリム本体のリブとが相互に嵌り合う形状
になっていることを示している。したがって、一方のリ
ブが1条または複数条の突起からなる場合に、これに嵌
り合う他方のリブは、前記一方のリブに相似形状の複数
条の突起によって形成されることが可能である。
【0012】前記ポケットカバーのリブとこのリブに嵌
まり合うトリム本体側のリブとの間に、ポケット用ネッ
トの端部を挟着する。この挟着作業時に、ネットの網の
糸や糸と糸との間の網目が何処に位置しているかについ
て格別注意を払う必要はなく、容易にその取付け作業を
行い得る。何故ならば、ネットの端部が、限られた接触
面積の平面間に挟着される場合に比較して長い接触長さ
を得ることが可能な、相互に嵌り合うリブの間に挟着さ
れ、しかもこのリブが連続して形成してあるから、網の
糸のいづれかの糸が確実にリブ間に挟着可能となるから
である。また、ポケットカバーのリブとトリム本体側の
リブとの間にネットを挟着するから、ネットの挟着作業
と同時にこのネットの端部をトリム本体で装飾的に隠蔽
する作業が完了する。したがって、至便な取付け作業が
成就される。
まり合うトリム本体側のリブとの間に、ポケット用ネッ
トの端部を挟着する。この挟着作業時に、ネットの網の
糸や糸と糸との間の網目が何処に位置しているかについ
て格別注意を払う必要はなく、容易にその取付け作業を
行い得る。何故ならば、ネットの端部が、限られた接触
面積の平面間に挟着される場合に比較して長い接触長さ
を得ることが可能な、相互に嵌り合うリブの間に挟着さ
れ、しかもこのリブが連続して形成してあるから、網の
糸のいづれかの糸が確実にリブ間に挟着可能となるから
である。また、ポケットカバーのリブとトリム本体側の
リブとの間にネットを挟着するから、ネットの挟着作業
と同時にこのネットの端部をトリム本体で装飾的に隠蔽
する作業が完了する。したがって、至便な取付け作業が
成就される。
【0013】その後、ポケットカバーのトリム本体への
取付けをより強固なものとするように、両者間にビス止
め又は超音波溶着を施し、ポケットの形成が完了する。
取付けをより強固なものとするように、両者間にビス止
め又は超音波溶着を施し、ポケットの形成が完了する。
【0014】このポケットには各種の小物類が出し入れ
され、ときにはネットの弾性を利用して容積の大きい物
が入れられる。この場合に、この発明にあっては、ネッ
トが弾性的に延びると同時に、突設したリブが弾性的に
撓み、ネットに皺や弛みを生じることなく挿入物を確実
に保持する。また、この容積の大きい物を取り出した後
においても、リブが弾性的に復帰することにより、ネッ
トに皺や弛みが生じることを可及的に防止し、ポケット
用ネットの美観を損なうことが有利に防止される。
され、ときにはネットの弾性を利用して容積の大きい物
が入れられる。この場合に、この発明にあっては、ネッ
トが弾性的に延びると同時に、突設したリブが弾性的に
撓み、ネットに皺や弛みを生じることなく挿入物を確実
に保持する。また、この容積の大きい物を取り出した後
においても、リブが弾性的に復帰することにより、ネッ
トに皺や弛みが生じることを可及的に防止し、ポケット
用ネットの美観を損なうことが有利に防止される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態をドア
トリムのポケット用ネットの取付け構造に適用した態様
として、図面に基づいて詳述する。
トリムのポケット用ネットの取付け構造に適用した態様
として、図面に基づいて詳述する。
【0016】図1はポケット用ネットの取付け構造の断
面図である。図において1はポケットカバー、2はトリ
ム本体で、これらポケットカバー1及びトリム本体2は
ポリプロピレン材料からなり、射出成形またはプレスモ
ールド成形してある。3はポケット用ネットで、このネ
ット3はポリエステル又はナイロン(登録商標)の糸3
aを編んで所定の大きさの網目3bを形成するようにし
てある。
面図である。図において1はポケットカバー、2はトリ
ム本体で、これらポケットカバー1及びトリム本体2は
ポリプロピレン材料からなり、射出成形またはプレスモ
ールド成形してある。3はポケット用ネットで、このネ
ット3はポリエステル又はナイロン(登録商標)の糸3
aを編んで所定の大きさの網目3bを形成するようにし
てある。
【0017】前記ポケットカバー1には凹部4が形成し
てある。この凹部4は、略矩形状の窪みとして形成さ
れ、前記ポケット用ネット3と協働して小物類の出し入
れ可能なポケットPを形成する。5は前記凹部4の周縁
に形成した突起状のリブで、このリブ5は、図2に示す
ように、前記凹部4を取囲む周縁の3辺に連続して形成
してある。このリブ5は基端から先端に向かって先細形
状に形成され、その先端形状は平坦である。
てある。この凹部4は、略矩形状の窪みとして形成さ
れ、前記ポケット用ネット3と協働して小物類の出し入
れ可能なポケットPを形成する。5は前記凹部4の周縁
に形成した突起状のリブで、このリブ5は、図2に示す
ように、前記凹部4を取囲む周縁の3辺に連続して形成
してある。このリブ5は基端から先端に向かって先細形
状に形成され、その先端形状は平坦である。
【0018】また、前記ポケットカバー1には、前記リ
ブ5よりも外周側に位置して、貫通孔6がリブ5に沿っ
て複数個形成してある。この貫通孔6はポケットカバー
1のトリム本体2への取付けに利用される。
ブ5よりも外周側に位置して、貫通孔6がリブ5に沿っ
て複数個形成してある。この貫通孔6はポケットカバー
1のトリム本体2への取付けに利用される。
【0019】前記トリム本体2には、前記ポケットカバ
ー1に形成したリブ5に嵌り合うリブ7を形成してあ
る。つまり、このリブ7には前記ポケットカバー1のリ
ブ5に嵌り合う溝8を形成してあり、この溝8を形成す
るための両側の突起9は、それぞれ前記リブ5と同様
に、基端から先端に向かって先細形状に形成され、その
先端形状は平坦となっている。また、前記トリム本体2
には、前記ポケットカバー1の貫通孔6に対応して、中
空状の取付け支柱10が形成してあり、この取付け支柱
10は、ポケットカバー1のトリム本体2への取付けに
際して、ポケットカバー1の貫通孔6内に挿入され、そ
の中空部を利用してポケットカバー1をビス11によっ
て固定する。
ー1に形成したリブ5に嵌り合うリブ7を形成してあ
る。つまり、このリブ7には前記ポケットカバー1のリ
ブ5に嵌り合う溝8を形成してあり、この溝8を形成す
るための両側の突起9は、それぞれ前記リブ5と同様
に、基端から先端に向かって先細形状に形成され、その
先端形状は平坦となっている。また、前記トリム本体2
には、前記ポケットカバー1の貫通孔6に対応して、中
空状の取付け支柱10が形成してあり、この取付け支柱
10は、ポケットカバー1のトリム本体2への取付けに
際して、ポケットカバー1の貫通孔6内に挿入され、そ
の中空部を利用してポケットカバー1をビス11によっ
て固定する。
【0020】また、前記ポケットカバー1の凹部4側の
トリム本体2の端部2aは、ネット3に近付くように折
り曲げられ、このトリム本体2によるネット3の端部の
装飾的隠蔽をより効果的に行い得るようにしてある。
トリム本体2の端部2aは、ネット3に近付くように折
り曲げられ、このトリム本体2によるネット3の端部の
装飾的隠蔽をより効果的に行い得るようにしてある。
【0021】前記ポケット用ネット3は、前記ポケット
カバー1の凹部4を覆い、その端部3cが前記ポケット
カバー1のリブ5とこれに嵌り合うトリム本体2のリブ
7との間に挟着してある。詳しくは、ネット3の端部3
cがトリム本体2のリブ7の溝8内に入って略U字状に
折曲げられ、このU字状内部に前記ポケットカバー1の
リブ5が挿入された状態で挟着してある。また、前記ト
リム本体2の取付け支柱10がネット3の網目3bを貫
通している。
カバー1の凹部4を覆い、その端部3cが前記ポケット
カバー1のリブ5とこれに嵌り合うトリム本体2のリブ
7との間に挟着してある。詳しくは、ネット3の端部3
cがトリム本体2のリブ7の溝8内に入って略U字状に
折曲げられ、このU字状内部に前記ポケットカバー1の
リブ5が挿入された状態で挟着してある。また、前記ト
リム本体2の取付け支柱10がネット3の網目3bを貫
通している。
【0022】このポケット用ネット3の取付けは、まず
ポケットカバー1側にその凹部4を覆って配置する。そ
の後、ネット3を介してリブ5をリブ7に嵌め合わせ
る。このとき、ネット3の端部3cがリブ7の溝8内で
略U字状に折曲げられた状態になるから、このネット3
の残余の部分には、端部3cの略U字状に折曲げられた
長さに相当して張力が与えられる。したがって、ネット
3には皺や弛みを生じることなく、張設が完了する。
ポケットカバー1側にその凹部4を覆って配置する。そ
の後、ネット3を介してリブ5をリブ7に嵌め合わせ
る。このとき、ネット3の端部3cがリブ7の溝8内で
略U字状に折曲げられた状態になるから、このネット3
の残余の部分には、端部3cの略U字状に折曲げられた
長さに相当して張力が与えられる。したがって、ネット
3には皺や弛みを生じることなく、張設が完了する。
【0023】斯く構成することにより、ポケット用ネッ
ト3の挟着作業時に、このネット3の網目3bの位置に
格別注意を払う必要がなく、容易にその取付け作業を行
い得ることができると共に、ネット3の挟着作業と同時
にこのネット3の端部3cをトリム本体2で装飾的に隠
蔽する作業が完了する。したがって、至便な取付け作業
が成就される。また、小物類をポケットP内へ出し入れ
した時に、リブが弾性的に撓み、ネット3の皺や弛みが
生じることが防止され、ポケット用ネット3の美観を損
なうことが有利に防止される。
ト3の挟着作業時に、このネット3の網目3bの位置に
格別注意を払う必要がなく、容易にその取付け作業を行
い得ることができると共に、ネット3の挟着作業と同時
にこのネット3の端部3cをトリム本体2で装飾的に隠
蔽する作業が完了する。したがって、至便な取付け作業
が成就される。また、小物類をポケットP内へ出し入れ
した時に、リブが弾性的に撓み、ネット3の皺や弛みが
生じることが防止され、ポケット用ネット3の美観を損
なうことが有利に防止される。
【0024】図3は本発明の別の実施の形態を示す図面
で、この実施の形態が前記実施の形態と変わるところ
は、前記ポケットカバー1のリブ5の先端に、前記ポケ
ット用ネット3の網の糸3aを挿入可能な溝12を形成
した点である。
で、この実施の形態が前記実施の形態と変わるところ
は、前記ポケットカバー1のリブ5の先端に、前記ポケ
ット用ネット3の網の糸3aを挿入可能な溝12を形成
した点である。
【0025】斯く構成することにより、前記実施の形態
で述べたと同様の作用効果が得られるのに加え、ポケッ
ト用ネット3の網の糸3aが溝12内に入り、網目3b
がリブ5の先端の残余の部分に挿入されることによっ
て、リブ5とリブ7との間に挟着したネット3の抜脱に
対する抗力を高めることができる。
で述べたと同様の作用効果が得られるのに加え、ポケッ
ト用ネット3の網の糸3aが溝12内に入り、網目3b
がリブ5の先端の残余の部分に挿入されることによっ
て、リブ5とリブ7との間に挟着したネット3の抜脱に
対する抗力を高めることができる。
【0026】以上、実施の形態を図面に基づいて説明し
たが、具体的構成はこの形態に限られるものではなく、
発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。例え
ば、ポケットカバー1に形成したリブ5の先端に溝12
を形成した実施の形態について述べたが、この溝は、ト
リム本体2に形成するリブ7の先端、詳しくは突起9の
先端に形成してもよく、また、リブ5の先端とリブ7の
先端の両方に形成してもよい。
たが、具体的構成はこの形態に限られるものではなく、
発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。例え
ば、ポケットカバー1に形成したリブ5の先端に溝12
を形成した実施の形態について述べたが、この溝は、ト
リム本体2に形成するリブ7の先端、詳しくは突起9の
先端に形成してもよく、また、リブ5の先端とリブ7の
先端の両方に形成してもよい。
【0027】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、ポケット用ネットの取付け作業を至便に行うことが
できると共に、ネットの美観を損なうことがない取付け
構造が得られる。
ば、ポケット用ネットの取付け作業を至便に行うことが
できると共に、ネットの美観を損なうことがない取付け
構造が得られる。
【図1】本発明の実施の形態を示すポケット用ネットの
取付け構造の要部を示す断面図である。
取付け構造の要部を示す断面図である。
【図2】ポケット用ネットをポケットカバー側に配置し
た状態を示す斜視図である。
た状態を示す斜視図である。
【図3】リブの別の実施の形態を示す要部を一部断面し
て示す斜視図である。
て示す斜視図である。
【符号の説明】 1 ポケットカバー 2 トリム本体 3 ポケット用ネット 3c 端部 4 凹部 5 リブ 7 リブ 12 溝
Claims (2)
- 【請求項1】 トリム本体に取付けるポケットカバーに
形成した凹部の一部をポケット用ネットで覆い、該ポケ
ット用ネットの端部をトリム本体で装飾的に隠蔽してな
る、ポケット用ネットの取付け構造であって、 前記ポケットカバーの凹部周縁の適宜箇所にリブを形成
する一方、該リブに嵌り合うリブをトリム本体側に形成
し、前記ポケットカバーのリブと該リブに嵌り合うトリ
ム本体側のリブとの間に、ポケット用ネットの端部を略
U字状に折曲して狭着し、 且つ、前記トリム本体側のリブよりも前記トリム本体側
の外周側に位置するように前記ポケットカバー側に形成
された貫通孔と該貫通孔に対応して前記トリム本体側に
形成した取付け支柱とを有し、該取付け支柱を前記ポケ
ットカバーの網目に通した後に前記貫通孔に挿入して互
いに固定することによって前記ポケットカバーを前記ト
リム本体に前記ポケット用ネットを介在させて取付けた
ことを特徴とするポケット用ネットの取付け構造。 - 【請求項2】 前記ポケットカバーのリブと該リブに嵌
り合うトリム本体側のリブのうち、少なくとも一つのリ
ブの先端には、前記ポケット用ネットを構成する網の糸
を挿入可能な溝が形成されてなる、請求項1記載のポケ
ット用ネットの取付け構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26470495A JP3171547B2 (ja) | 1995-09-20 | 1995-09-20 | ポケット用ネットの取付け構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26470495A JP3171547B2 (ja) | 1995-09-20 | 1995-09-20 | ポケット用ネットの取付け構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0986173A JPH0986173A (ja) | 1997-03-31 |
JP3171547B2 true JP3171547B2 (ja) | 2001-05-28 |
Family
ID=17407029
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26470495A Expired - Fee Related JP3171547B2 (ja) | 1995-09-20 | 1995-09-20 | ポケット用ネットの取付け構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3171547B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3909205B2 (ja) * | 2000-11-01 | 2007-04-25 | 水菱プラスチック株式会社 | 車両の物品保持装置 |
-
1995
- 1995-09-20 JP JP26470495A patent/JP3171547B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0986173A (ja) | 1997-03-31 |
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