JP3171536B2 - ベクトル図形形成方法及び不動産分筆業務システム - Google Patents

ベクトル図形形成方法及び不動産分筆業務システム

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JP3171536B2 JP04109795A JP4109795A JP3171536B2 JP 3171536 B2 JP3171536 B2 JP 3171536B2 JP 04109795 A JP04109795 A JP 04109795A JP 4109795 A JP4109795 A JP 4109795A JP 3171536 B2 JP3171536 B2 JP 3171536B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CAD(コンピュータ
を用いた図形作成)におけるベクトル図形の変形技術に
係り、例えば不動産登記分筆業務のように、異なる座標
系の図形変形を要する分野に適用されるベクトル図形変
形(モーフィング)技術に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】不動産
登記分筆業務とは、筆界線に囲まれた一つの不動産登記
範囲(以下、登記範囲)を分筆線に基づき複数の登記範
囲に分割し、それに応じた地積、所在等を地図及び関連
書類をもって管理することをいう。この業務をマッピン
グ技術を用いてコンピュータシステム化するにあたって
の問題点は、元々同一地形をもとに表現しているはずの
登記図面と地積測量図面との間の性質の不連続性にあ
る。すなわち、表1に示すように、小縮尺の登記図面
は、登記範囲を意味する図形が判別できる程度の精度で
ある一方、大縮尺の地積測量図面は、求積根拠をもとに
図形表現するため、幾何演算による求積値が実際の土地
の面積と近似するほど正確である。
【0003】
【表1】
【0004】このような性質がある一方、実際の不動産
分筆業務においては、図7(a)に示すような大縮尺の
地積測量図上における分筆線を、同(b)に示す小縮尺
の登記図面上の対応部位に反映しなければならない。こ
の場合、閉折線の回転、拡大、縮小、移動、せん断を線
形的に行う座標変換手法であるアフィン変換等を使用す
れば上記反映は一応可能となる。しかし、アフィン変換
法による座標変換の線形性が保証されるのは、3点から
構成される座標系に限られているので、地積測量図と登
記図面における登記範囲を表す閉折線の頂点が3点を越
える場合には、線形的に座標変換されるとは限らない。
【0005】例えば、登記範囲を表す閉折線が、図8
(a),(b)に示すように、5角形の場合には、縮尺
が同じになるように拡大縮小しても閉折線の形状が必ず
しも相似にはならない。そのため、図8(c)に破線で
示す分筆線を図8(d)の登記図面上に反映する際に、
単純な縮尺変更を行う拡大縮小のみでは、破線で図示す
るように登記図面上の分筆線が閉折線の辺と交わらなか
ったり、逆に突き抜けたりする場合があった。
【0006】現在、この不動産分筆業務は、手作業によ
り行われているので、分筆線が不適切な場合は、地積測
量図及び登記図面の相関関係を人が目視で確認し、適当
な位置になるように登記図面上に修正している。しか
し、地図情報をベクトル図形群を用いてデータベース化
し、かつ本業務について地積測量図上の分筆線が登記図
面上に自動的に反映されるようにシステムを構築する場
合には、縮尺の変更のみならず何等かの形で図形変形処
理を施さなければならない。
【0007】このような問題は、不動産分筆業務をシス
テム化したもののほか、ベクトル図形形成手段を備えた
情報処理装置を用いてマッピングやモーフィング(図形
変形)を行う分野に共通しており、この種の技術の適用
範囲を拡げる観点からも改善が求められていた。
【0008】本発明の課題は、かかる背景に鑑み、異な
る座標系で描かれた、本来同一形状であるべき複数の閉
折線の一つに追加形成された開折線を、その線形性を維
持しながら他の閉折線に自動的且つ正しく反映させるよ
うにするための技術を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、まず、上記課
題を解決するベクトル図形の形成方法を提供する。この
方法は、ベクトル図形形成手段を備えた情報処理装置に
於いて下記の処理ステップを少なくとも下記の順に実行
することを特徴とする。 (1−1)互いに異なる座標系に基づいてそれぞれ固定
的に表示される 第1のn角形及び第2のn角形を特定す
るステップ(1−2)特定された第1のn角形及び第2のn 角形を
各々同一対応頂点を起点とするn−2個の三角形に分割
するとともに、第1のn角形側の三角形を第2のn角形
側の対応三角形へ線形変換するための座標変換係数を三
角形毎に導出するステップ(1−3) 第1のn角形上にベクトル図形が形成された
ときに当該ベクトル図形が属する三角形を特定するとと
もに、その三角形内の前記ベクトル図形の形成部位の座
標と当該三角形について導出した座標変換係数とに基づ
第2のn角形の該当部位に前記ベクトル図形と線形
に対応する他のベクトル図形を形成するステップ。
【0010】本発明は、また、上記方法を不動産分筆業
務に適用した不動産分筆業務システムをも提供する。こ
のシステムは、地積測量図の登記範囲に形成される分筆
線を、地積測量図と同一地域を一部に含み当該地積測量
図と異なる座標系で管理される登記図面の該当範囲に反
映させるシステムである。具体的には、 (2−1)地積測量図及び登記図面の座標系を各々読み
取り自在に格納した座標系管理手段、 (2−2)この座標系管理手段より読み出した地積測量
図及び登記図面の座標系から前記登記範囲を表す第1の
n角形と、前記分筆線を表すベクトル図形と、前記該当
範囲を表す第2のn角形とを特定し、特定した第1のn
角形及び第2のn角形を各々同一対応頂点を起点とする
n−2個の三角形に分割するとともに、第1のn角形側
の三角形を第2のn角形側の対応三角形へ線形変換する
ための座標変換係数を三角形毎に導出する座標操作手
段、 (2−3)第1のn角形上で前記ベクトル図形が属する
三角形を特定するとともに、その三角形内の前記ベクト
ル図形の形成部位と当該三角形について導出された前記
座標変換係数とに基づき、第2のn角形の該当部位に前
記ベクトル図形と線形に対応する他のベクトル図形を形
成するベクトル図形形成手段を有し、 (2−4)形成された前記他のベクトル図形を前記登記
図面上の分筆線とすることを特徴とする。
【0011】なお、実際の測量値に忠実な登記図面を得
るためには、座標系管理手段に格納される座標系を、地
積測量図及び登記図面上の領域毎に相対座標値と国家座
標値とが対応付けられた座標系とする。そして、座標操
作手段が、この相対座標値及び国家座標値に基づいて前
記座標変換係数を導出するように構成する。
【0012】領域はフラグ情報で識別される閉領域と開
領域とし、これらの領域を形成するためのベクトル図形
の各頂点の相対座標値または絶対座標値を、所定の順序
性で前記フラグ情報と共に格納しておく。
【0013】
【作用】本発明では、第1及び第2のn角形を、それぞ
れの座標系に於いて、対応頂点構成が同一の複数の三角
形に分割し、これら三角形について座標変換した場合の
座標変換係数、例えばアフィン変換マトリクスを取得す
る。三角形単位のアフィン変換により当該三角形につい
ての座標変換の線形性が保たれるので、結局両図形に於
ける個々の領域がほぼ線形的に対応付けられる。そこ
で、第1のn角形の一の三角形の部分にベクトル図形を
形成した場合に、このベクトル図形の座標に当該三角形
について導出した変換マトリクスを乗算すれば、第2の
n角形の該当部位にベクトル図形に対応する(実質的に
同一の)他のベクトル図形が形成される。これを不動産
分筆業務に適用した場合には、第1のn角形である地積
測量図の登記範囲に形成される分筆線が、第2のn角形
である登記図面上の該当範囲の分筆線として正しく反映
される。
【0014】
【実施例】次に、不動産分筆業務システムに本発明を適
用した場合の好適な実施例について添付図面を参照して
詳細に説明する。図1は、この不動産分筆業務システム
の構成例を、プログラムされたコンピュータによって実
現される機能ブロックを用いて示したものである。図1
を参照すると、地図情報を個々の地図要素の座標系と共
に格納して成る地図データベース(地図DB)1に、国
家座標系管理部2とAP座標系管理部2とが相互アクセ
ス可能に接続されている。
【0015】国家座標系管理部2は、主として、実際の
土地での測量座標(国家座標)を設定するとともに地図
DB1の座標系へのマッピングを行うものであり、AP
(アプリケーション)座標系管理部3は、主として、表
示装置8あるいは図示しないプリンタ上の表示地図座
標、例えば地積測量図及び登記図面の各々に対応する座
標を設定するとともに各々地図DB1の座標系へのマッ
ピングを行うものである。なお、AP座標系管理部3
は、複数設定可能なものであり、本実施例では、大縮尺
の地積測量図を管理する第1のAP座標系管理部と、小
縮尺の登記図面を管理する第2のAP座標系管理部とを
設定する。そして、各AP座標系管理部3に於いて国家
座標系管理部2との変換率(=縮尺)を指定すること
で、何れのAP座標系で作成された図形も、実際の土地
上の位置である国家座標値を取得し得るようにする。
【0016】これら国家座標系管理部2及びAP座標系
管理部3は、図形変形処理部4が備える対応座標操作部
(国家座標操作部、AP座標操作部)41との間で相互
に関係座標値の授受を行う。図形変形処理部4には、さ
らに図形操作部42と幾何演算部43とが備えられてい
る。図形操作部42は、例えば地積測量図や登記図面上
の任意の閉折線(登記範囲)の特定、特定された閉折線
や開折線(分筆線)の作成・編集、閉折線や開折線の更
新等を行うものである。幾何演算部43は、アフィン変
換等によって複数の閉折線や開折線の座標変換等を行う
ものである。GDファイル操作部5は、ハードウエア資
源の種類を問わない処理を実現するために、個々のハー
ドウエア資源毎に決められた表示制御情報その他の関連
情報をGDファイル6に格納しておき、これを使用する
ハードウエア資源に応じて読み出して座標変換後のベク
トル図形情報と共に表示制御部7に送るものである。表
示制御部7は、座標変換後のベクトル図形情報を表示装
置8に表示するための制御動作を行うものであり、例え
ばXウインドウのようなマルチタスク型のシステムの例
では、「Motif」,「Xイントリンシックス」,
「X1ib」のような制御プログラムを用いることがで
きる。
【0017】なお、図1は、便宜上、単体のシステム構
成の例を示すものであるが、本システムをサーバ−クラ
イアント型により構築する場合は、サーバ端末に地図D
B1、クライアント端末にその他の部分を配置し、各端
末をLAN等で接続する。
【0018】次に、図1の構成の不動産分筆業務システ
ムにおいて、地積測量図上の登記範囲内に描かれた分筆
線を登記図面上に自動的に反映する場合の処理を、図2
〜図6を参照して説明する。なお、この実施例では、登
記範囲のような閉領域を表す閉折線と、分筆線のような
開領域を表す開折線とを、図2のように表現するものと
る。すなわち、各座標系管理部2,3において、閉折
線は、図2(a)に示すように、頂点数合計と、閉領域
を意味する閉じ点フラグ(閉領域であることを意味す
る)と、閉じ点から時計回りの順番で各頂点の座標値
(図示の例では頂点イ〜ホをもつ5角形(X1,Y1〜
X5,Y5))とが専用の構造体で管理されており、開
折線は、図2(b)に示すように、頂点数合計と、開始
点フラグ及び終了点フラグと、開始点から終了点の順番
で各頂点の座標値(図示の例では1つの折れ線をもつ3
頂点イ〜ハの閉折線(X1,Y1〜X3,Y3))とが
専用の構造体で管理されているものとする。このような
管理形態では、図2から明らかなように、線分情報がな
くとも、フラグ情報、頂点数の情報、頂点の座標値だけ
で領域を特定することができる利点がある。
【0019】以上の前提に立ち、本実施例では、図3に
示すように、地積測量図及び登記図面を各々三角形に分
割した後(ステップ(以下、単にSと称する)1)、座
標変換による三角形単位の変換マトリクスを取得し(S
2)、地積測量図上の分筆線を、その対応頂点が属する
変換マトリクスに基づいて座標変換する(S3)。
【0020】以下、各手順を図4(a)〜(c)をも参
照して具体的に説明する。なお、便宜上、最初に国家座
標値を考慮しない場合について説明する。まず、地積測
量図から登記図面へアフィン変換した場合の変換マトリ
クスを導出する。この処理は、例えば図4(a)に示す
ように、地積測量図及び登記図面の登記範囲を意味する
閉折線の対応頂点数が共に6の場合に、互いの閉折線を
それぞれ第1の頂点イ(イ’)を起点として第2・・・第
6の頂点ロ,ハ・・・(ロ’,ハ’・・・)をベクトル線分で
結んで4つの三角形A,B,C,D(A’,B’,
C’,D’)に分割する(同(b))。分割後は、各三
角形同士をアフィン変換によって座標変換した場合の変
換マトリクスを取得する。例えば第1頂点イ→イ’,第
2頂点ロ→ロ’,第3ハ→ハ’から三角形A→A’の変
換マトリクスを取得する。
【0021】そして、図4(c)に示すように、地積測
量図の地積測量図側の閉析線内包にある分筆線を、取得
済みの交換マトリクスによって変換し、これを登記図面
上に反映させる。このとき、変換マトリクスを利用して
変換する座標は、分筆線の基準点のみとし、変換マトリ
クスは、基準点が属する三角形に対応するものを使用す
る。図示の例では、閉折線を分断する分筆線の座標は、
開始点がp、折れ点がq、終了点がrであり、開始点座
標pは三角形A,折れ点座標q及び終了点座標は三角形
Cに存する。したがって、座標変換後の分筆線の対応座
標p’,q’,r’は、各々以下のようにして取得する
ことができる。 p’=(三角形A→A’の変換マトリクス)・p q’=(三角形C→C’の変換マトリクス)・q r’=(三角形C→C’の変換マトリクス)・r これら変換後の座標p’,q’,r’を登記図面上にプ
ロットし、各々線分で結ぶことにより地積測量図上の分
筆線に対応する分筆線が登記図面上に形成される。この
とき、地積測量図と登記図面は各々三角形単位でアフィ
ン変換されており、その線形性は保証されているので、
登記図面上の分筆線も地積測量図上の分筆線に対してほ
ぼ線形に変換されたものになる。
【0022】次に、座標変換に際して国家座標値を考慮
した場合の処理手法を図5及び図6を参照して説明す
る。AP座標はマッピング技術により表示装置8等に表
示される相対座標であり、絶対的な座標情報としての意
味合いを持たない。したがって、本業務のように地図情
報を処理対象する用途では、国家座標に基づいて閉折線
や開折線の頂点座標の特定や演算を行うことが、処理結
果を実際の測量値により忠実にさせる意味で便利であ
る。ここに国家座標値を考慮する意義がある。図5は、
この場合の変換マトリクスを導出するまでの手順例を示
すフローチャートであり、地積測量図上での閉折線(登
記範囲)が第1頂点(X1,Y1)〜第n頂点(Xn,
Yn)から構成され、登記図面の閉折線(対応する登記
範囲)が第1頂点(P1,Q1)〜第n頂点(Pn,Q
n)から構成されている場合に、各々の国家座標(x
1,y1〜xn,yn,p1,q1〜pn,qn)を用
い、地積測量図内にある分筆線を、登記図面上の閉折線
形状に対して相応しいように変形する場合の例を示して
いる。
【0023】図5を参照すると、地積測量図上の閉折線
を分割して得た三角形の各頂点のAP座標値とそれに対
応する国家座標値とを頂点毎に取得し(S10〜S1
3)、次いで登記図面上の閉折線を分割して得た三角形
の各頂点のAP座標値とそれに対応する国家座標値とを
頂点毎に取得する(S14〜S16)。そして該当三角
形毎に6元一次方程式を作成して変換マトリクス(a〜
f)を導出する(S107)。これを全三角形について
繰り返す(S18〜S19)。 全てのAP座標値及び
国家座標値に基づく変換マトリクスを導出した後は、頂
点数がmの開折線(分筆線)の座標変換を行う。この手
順を図6に示す。
【0024】図6を参照すると、初期設定後(S20,
S21)後、地積測量図上の開折線がどの三角形内にあ
るか否かを判定し(S22,S23)、該当する三角形
が特定できたときは、地積測量図上の開折線の各頂点を
当該三角形の変換マトリクスで座標変換して登記図面側
の対応頂点を取得する(S24)。これを開折線の各頂
点について繰り返し(S25,S26)、全ての頂点に
ついて座標変換が終了したときは、変換後の各頂点を線
分で結んで開折線を得る。この開折線が登記図面側の分
筆線となる(S27)。
【0025】このように、本実施例では、地積測量図側
に分筆線を描いたときに、まず地積測量図と登記図面と
を各々の対応頂点を起点として複数の三角形に分割し、
対応する三角形形状の相関関係を表す変換マトリクスを
取得した後、分筆線をそれが属する領域の変換マトリク
スを用いて登記図面側での形状に相応しいように変形す
るので、図8に示したように、変換後に分筆線が閉折線
の辺に達しなかったり、あるいは辺から突き抜けたりす
ることがなくなり、従来のような修正作業が不要にな
る。しかも地積測量図と登記図面とがほぼ線形関係にあ
るので、分筆線同士もその線形性がほぼ維持されてお
り、従来のこの種の業務をシステム化する際の問題点も
解消される。また、登記図面から地積測量図への線形変
換を保証しないことによって、システムの内部ロジック
が、三角形単位の変換マトリクス算出、分筆線の各頂点
座標の変換、といった比較的簡易なものとなり、ハード
ウエア資源のパフォーマンスに過度な負荷を与えないソ
フトウエアの作成が可能になった。
【0026】
【発明の効果】以上の説明から明かなように、本発明に
よれば、第1のn角形に追加形成されたベクトル図形
が、第1のn角形とは異なる座標系で描かれた第2のn
角形上の該当部位にその線形性を維持しながら自動的且
つ正しく反映される効果がある。また、本発明を不動産
分筆業務システムに適用することにより、縮尺変更によ
る拡大縮小のみで地積測量図と登記図面との対応付けが
可能なほど加工精度が高まり、従来のような座標変換後
の修正作業が不要となる。特に、座標変換に際して国家
座標をも座標変換のパラメータに加えることで、実際の
土地の実測データにより近い形状のベクトル図形を自動
的に作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る不動産分筆業務システ
ムのブロック構成図。
【図2】本実施例による閉折線及び開折線の表現方式の
説明図。
【図3】本実施例による全体的な処理手順説明図。
【図4】本実施例によるアフィン変換の手順説明図。
【図5】国家座標を考慮した場合の変換マトリクスの導
出手順説明図。
【図6】国家座標を考慮した場合の分筆線の座標変換手
順の説明図。
【図7】地積測量図と登記図面との相関説明図。
【図8】この種の従来のシステムにおける問題点の説明
図。
【符号の説明】
1 地図DB(データベース) 2 国家座標系管理部 3 AP座標系管理部 4 図形変形処理部 41 座標操作部 42 図形操作部 43 幾何演算部 5 GDファイル操作部 6 GDファイル 7 表示操作部 8 表示装置

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベクトル図形形成手段を備えた情報処理
    装置に於いて 互いに異なる座標系に基づいてそれぞれ固定的に表示さ
    れる 第1のn(n>3、以下同じ)角形及び第2のn角
    形を特定するステップと、特定 された第1のn角形及び第2のn角形を各々同一対
    応頂点を起点とするn−2個の三角形に分割するととも
    に、第1のn角形側の三角形を第2のn角形側の対応三
    角形へ線形変換するための座標変換係数を三角形毎に
    出するステップと、 第1のn角形上にベクトル図形が形成されたときに当該
    ベクトル図形が属する三角形を特定するとともに、その
    三角形内の前記ベクトル図形の形成部位の座標と当該三
    角形について導出した前記座標変換係数とに基づき
    記第2のn角形の該当部位に前記ベクトル図形と線形
    対応する他のベクトル図形を形成するステップと、を少なくともこの順に実行することを特徴とする ベクト
    ル図形形成方法。
  2. 【請求項2】 地積測量図の登記範囲に形成される分筆
    線を、前記地積測量図と同一地域を一部に含み当該地積
    測量図と異なる座標系で管理される登記図面の該当範囲
    に反映させるシステムであって; 前記地積測量図及び登記図面の座標系を各々読み取り自
    在に格納した座標系管理手段と; 前記座標系管理手段より読み出した前記地積測量図及び
    登記図面の座標系から前記登記範囲を表す第1のn角形
    と、前記分筆線を表すベクトル図形と、前記該当範囲を
    表す第2のn角形とを特定し、特定した第1のn角形及
    び第2のn角形を各々同一対応頂点を起点とするn−2
    個の三角形に分割するとともに、第1のn角形側の三角
    形を第2のn角形側の対応三角形へ線形変換するための
    座標変換係数を三角形毎に導出する座標操作手段と; 前記第1のn角形上で前記ベクトル図形が属する三角形
    を特定するとともに、その三角形内の前記ベクトル図形
    の形成部位と当該三角形について導出された前記座標変
    換係数とに基づき、前記第2のn角形の該当部位に前記
    ベクトル図形と 線形に対応する他のベクトル図形を形成
    するベクトル図形形成手段とを有し; 形成された前記他のベクトル図形を前記登記図面上の分
    筆線とすることを特徴とする不動産分筆業務システム。
  3. 【請求項3】 前記座標系管理手段が前記地積測量図及
    び登記図面上の領域毎に相対座標値と国家座標値とが対
    応付けられた座標系を格納しており、 前記座標操作手段は、読み出された前記相対座標値及び
    国家座標値に基づいて前記座標変換係数を導出するよう
    に構成されていることを特徴とする請求項2記載の不動
    産分筆業務システム。
  4. 【請求項4】 前記領域はフラグ情報で識別される閉領
    域と開領域であり、これらの領域を形成するためのベク
    トル図形の各頂点の相対座標値または絶対座標値が、所
    定の順序性で前記フラグ情報と共に格納されていること
    を特徴とする請求項3記載の不動産分筆業務システム。
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