JP3171527U - 眼鏡着脱式ライト - Google Patents
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Abstract
【課題】眼鏡に取り付けることができ、光の照射位置や照射方向等を容易に調整することができる眼鏡着脱式ライトを提供する。【解決手段】本体部10は、光を照射する光源装置3と、使用者の眼鏡におけるブリッジ又はブリッジの周辺部分を挟持するクリップ部5と、クリップ部5と光源装置3とを連結する連結部7とを備える。連結部7は、外部から一定量以上の押力を受けると、光源装置3による光の照射方向に垂直となる回転軸を中心に光源装置3を回動する回動機構12を有する。【選択図】図1
Description
本考案は、使用者の眼鏡に取り付けることが可能な眼鏡着脱式ライトに関する。
従来、例えば医療の場において、患者の瞳孔や喉といった対象部位を診察する際に、医師によって用いられるペンライトが知られている。このようなペンライトは、対象部位の状態を目視しながら、施術する等、何らかの他の作業が必要とされる場合、その作業者が手で持つ必要があることから、少なくとも片方の手が他の作業に使えなくなるので、不便な点もあった。
このため、光源装置を、ヘッドリングに取り付けて使用者の額に装着するような構成Aが考えられたり、眼鏡に取り付けて使用者の目の付近に装着するような構成Bが考えられたりしてきた(例えば、特許文献1参照)。このような構成によれば、両手が自由に使えることになり、使用者(作業者,例えば医師)の利便性が増すものと期待される。
ところで、上記構成Aと構成Bとを比較すると、光源装置から照射される光の光軸が使用者の視線に比較的近い点で、構成Bの方が構成Aよりも、対象部位に効率よく光を照射できることになり、使用者の視認性が増すものと考えられる。
しかし、特許文献1記載の構成Bの方の光源装置は、ビス留めによる固定式の装置であるため、眼鏡のブリッジにネジ孔を設ける必要があったり、使用中に光の照射位置や照射方向等を調整することが困難であったりする問題があった。
本考案は、上記問題点を解決するために、使用者にとって利便性の高い眼鏡着脱式ライトを提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた考案である請求項1に記載の眼鏡着脱式ライトは、光を照射する光源装置と、使用者の眼鏡におけるブリッジ又はブリッジの周辺部分を挟持するクリップ部と、クリップ部と光源装置とを連結する連結部とを備える。さらに、連結部について、外部から一定量以上の押力を受けると、光源装置による光の照射方向に垂直となる回転軸を中心に光源装置を回動する回動機構を有する構成とした。
この構成によれば、使用者は、例えば普段使用している眼鏡に細工を施すことなく、クリップ部によって光源装置を眼鏡に取り付けることができ、さらに、回動機構を操作することで光源装置を回動させ、光の照射位置や照射方向等を容易に調整することができる。よって、本考案によれば、使用者にとっての利便性を向上できる。
また、請求項1に記載の眼鏡着脱式ライトは、請求項2に記載のように、回動機構について、眼鏡のブリッジに平行となる上記回転軸である第1回転軸を中心に光源装置を眼鏡の上下方向に回動する2つの上下回動機構と、眼鏡のブリッジに垂直となる上記回転軸である第2回転軸を中心に、2つの上下回動手段のうちの一方に対して他方の上下回動機構を眼鏡の左右方向に回動する1つの左右回動機構とからなる構成としてもよい。
この構成によれば、使用者は、3つの回動機構を操作することで光源装置を上下左右方向に回動させることができる。さらに、この構成では、上下回動機構が2つ設けられ、左右回動機構が2つの上下回動機構の相対的な位置を変化させるように設けられているため、光源装置を立体的に動かすことが可能となり、光の照射位置や照射方向等を調整する際の使用性を向上できる。
また、請求項1又は2に記載の眼鏡着脱式ライトは、請求項3に記載のように、2つの上下回動機構について、クリップ部に固定されたクリップ側固定棒の中心軸を第1回転軸として回動するクリップ側回動部と、光源装置に固定された光源側固定軸棒の中心軸を第1回転軸として回動する光源側回動部とを有する構成としてもよい。この場合、クリップ側回動部および光源側回動部は、互いが連接する連接面に対して垂直に固定されて第2回転軸に相当する中心軸を有する連接棒とともに、左右回動機構を構成するとよい。
この構成では、クリップ側回動部および光源側回動部が、2つの上下回動機構の構成要素と、左右回動機構の構成要素とを兼ねるため、構成要素を分ける場合と比べて部品点数を少なくすることができ、製造上のメリットやコストメリットを享受できる。
また、請求項3に記載の眼鏡着脱式ライトは、請求項4に記載のように、光源装置に電力を供給するためのバッテリと、光源装置に接続されてバッテリに取り付けられるバッテリ用ケーブルと、固定アームと一体に形成されてバッテリ用ケーブルを保持するケーブル保持部材とを備える構成としてもよい。
この構成では、保持部材によってバッテリ用ケーブルを保持することで、バッテリ用ケーブルが使用者の視界や作業を妨げることを防止できる。また、この構成によれば、保持部材が固定アームと一体に形成されているため、別体に形成する場合と比べて部品点数を少なくすることができ、製造上のメリットやコストメリットをより高めることができる。
次に、請求項3又は4に記載の眼鏡着脱式ライトは、請求項5に記載のように、クリップ部について、クリップ側回動部に固定された固定アームと、使用者の指で押下される形状の鍔部に連設されて鍔部の押下に連動して固定アームから離間する可動アームと、固定アームと可動アームとによって眼鏡におけるブリッジ又はブリッジの周辺部分を挟持するように可動アームを固定アーム側に付勢するバネ部とを有する構成としてもよい。この場合、バネ部は、一本のワイヤーの両端が顎部に接続されるとともに、そのワイヤーの左右部が可動アームの支持部に巻かれてなり、且つ、バッテリ用ケーブルを保持するために、そのワイヤーの中央部が固定アームの支持部側に付勢する形状であるとよい。
この構成では、バネ部を構成する一本のワイヤーが、光源装置を眼鏡に装着する役割と、バッテリ用ケーブルを眼鏡付近に保持する役割とを兼ねるため、役割毎に構成要素を設ける場合と比べて部品点数を少なくすることができ、製造上のメリットやコストメリットをさらに高めることができる。
なお、請求項1〜5のいずれかに記載の眼鏡着脱式ライトは、光源装置について、照射光を生成する光源部と、光源部にて生成した照射光を予め設定された焦点距離にて集光させる光学的作用を有するレンズ部と、外部から受けた操作量に応じて、光源部に対するレンズ部の位置を移動するレンズ移動機構とを有する構成としてもよい。この場合、レンズ部は、レンズ移動機構を用いて焦点距離を調整することにより、照射対象への到達前に照射光を集光する屈折率を光学的作用として有することが望ましい。
この構成によれば、使用者は、レンズ移動機構の操作によって、照射光が集光するポイント(以下「光のクロスポイント」という)を、例えば患者の内腔(耳腔や鼻腔、口腔など)の手前にすることが可能となる。これにより、例えば、光のクロスポイントが内腔の中になる場合と比べて、光のクロスポイント付近に生じる影が内腔の中でできにくくなり、ひいては、内腔等のあらゆる孔の奥側をより明瞭に照らすことができる。
以下に、本考案が適用された実施形態の眼鏡着脱式ライトとしての医療用LEDライトについて説明する。なお、医療用LEDライトは、医師や看護士等の使用者によって、患者の耳腔や鼻腔、口腔、瞳孔、喉といった内腔を目視しながら、施術する等、何らかの作業を行うために用いられるLEDライトである。
[第1実施形態]
図1(a)に示すように、医療用LEDライト1は、眼鏡に取り付けることで使用者の目の付近に装着される本体部10と、使用者の衣服の一部(本実施形態では胸ポケット)に収容されるバッテリ20と、本体部10とバッテリ20とに接続されるバッテリ用ケーブル30とを備える。
図1(a)に示すように、医療用LEDライト1は、眼鏡に取り付けることで使用者の目の付近に装着される本体部10と、使用者の衣服の一部(本実施形態では胸ポケット)に収容されるバッテリ20と、本体部10とバッテリ20とに接続されるバッテリ用ケーブル30とを備える。
なお、本体部10には、使用者が医療用LEDライト1を装着すると、使用者の視線側が光の照射方向となる光源装置3が設けられている。光源装置3としては、バッテリ20から供給される小電力によって発光する周知のLEDが用いられている。
本体部10は、図1(b)に示すように、LED光を照射する光源装置3と、使用者の眼鏡におけるブリッジ又はブリッジの周辺部分を挟持するクリップ部5と、クリップ部5と光源装置3とを連結する連結部7とを備える。
連結部7は、光源装置3を眼鏡の上下方向に回動する上下回動機構12と、バッテリ用ケーブル30を保持する第1保持部材16とを備えて構成される。上下回動機構12は、光源装置3に固定された光源側固定棒12aと、第1保持部材16と一体に形成されて光源側固定棒12aの中心軸を回動する光源側回動部12bとを有する。第1保持部材16は、断面コの字型に形成され、クリップ部5とともにバッテリ用ケーブル30を挟持するように構成されている。
クリップ部5は、図2(a)に示すように、本実施形態では左右の各眼鏡レンズにおけるブリッジの周辺部分を挟持するために2種類のアームを有する。具体的には、クリップ部5は、光源側回動部12b(図1(b)参照)と一体に形成されてレンズ前面に当接する一対の固定アーム22と、固定アーム22に対向配置されてレンズ後面に当接する一対の可動アーム24とを有して構成される。なお、固定アーム22および可動アーム24の各々における眼鏡レンズとの当接部分には、眼鏡レンズに傷をつけない程度の弾力性を有する樹脂部材が外挿されている。
また、クリップ部5は、使用者の指で押下される形状の鍔部26と、可動アーム24を固定アーム22側に付勢するバネ部28とを有する。バネ部28は、一本のワイヤーの両端が鍔部26に接続されるとともに、そのワイヤーにおける両側部分が、一対の可動アーム24と一体に構成された支持部(図示せず)に巻きつかれてなる。そして、クリップ部5では、可動アーム24がバネ部28を介して鍔部26に連設されて、鍔部26の押下に連動して固定アーム22から離間するようになっている。
このように、クリップ部5では、使用者が鍔部26の押下によって可動アーム24を固定アーム22から離間させ、各眼鏡レンズにおけるブリッジの周辺部分にて、固定アーム22をレンズ前面に当接させた状態で鍔部26への加力を止めると、可動アーム24がレンズ後面に当接し、可動アーム24の付勢力によって光源装置3が眼鏡に固定される。
このとき、連結部7における光源側固定棒12a(図1(b)参照)が眼鏡のブリッジに平行となるように配置されるので、上下回動機構12(図1(b)参照)では、光源側回動部12b(図1(b)参照)が、光源側固定棒12aと眼鏡のブリッジとの平行軸を中心に回動することにより、光源装置3が光源側回動部12bに連動し、LED光の照射方向が使用者の視線に対する上下方向に調整可能となる。なお、上下回動機構12(図1(b)参照)では、LED光の照射方向の調整範囲に対応して、外部から一定量以上の押力によって光源装置3の移動可能な範囲が予め決められている。また、このような光源装置3の動きを阻害しないように、バッテリ用ケーブル30における光源装置3との接続部から第1保持部材16(図1(b)参照)の挟持部分まで充分な長さが確保されている。
バッテリ用ケーブル30には、図2(b)に示すように、眼鏡の柄の部分にバッテリ用ケーブル30を保持するためのOリング32が外嵌されている。Oリング32は、バッテリ用ケーブル30が使用者の視界を遮ったり、使用者の肌に触れたりしないように設けられたものであり、使用者のコメカミに触れても痛くないように樹脂製の素材によって形成されている。なお、バッテリ用ケーブル30には、Oリング32の他に、使用者の衣服の襟等の部分にバッテリ用ケーブル30を固定するためのクリップ(図示せず)が、バッテリ用ケーブル30におけるその位置を調節可能な態様で設けられている。
バッテリ20は、図2(c)に示すように、バッテリ用ケーブル30のピンジャックが挿入される出力端子34と、光源装置3への電力供給をオン/オフするスイッチ36と、使用者の衣服の胸ポケット等の部分にバッテリ20本体を係止させるための係止クリップ38とを備える。なお、バッテリ20は、付属のアダプター(図示せず)を介して家庭用電源に接続され、充電できるように構成されている。
以上のような本実施形態の医療用LEDライト1によれば、クリップ部5によって、光源装置3を使用者の眼鏡に着脱可能に取り付けることができ、連結部7に設けられた光源側回動部12bによって、使用中にLED光の照射方向を容易に調整することができる。
さらに、本実施形態の医療用LEDライト1によれば、第1保持部材16が光源側回動部12bおよび固定アーム22と一体に形成されているため、部品点数を少なくすることができ、製造上のメリットやコストメリットを享受することができる。
[第2実施形態]
次に、図3(a)は、第2実施形態の医療用LEDライト1の構成を表す斜視図である。なお、第2実施形態の医療用LEDライト1は、第1実施形態の医療用LEDライト1と比較して、連結部7の構成だけが異なっているため、この相違点を中心に説明する。
次に、図3(a)は、第2実施形態の医療用LEDライト1の構成を表す斜視図である。なお、第2実施形態の医療用LEDライト1は、第1実施形態の医療用LEDライト1と比較して、連結部7の構成だけが異なっているため、この相違点を中心に説明する。
図3(a)に示すように、連結部7は、光源装置3を眼鏡の上下方向に回動する上下回動機構12を2つ備え、且つ、光源装置3を眼鏡の左右方向に回動する左右回動機構14を1つ備える。
2つの上下回動機構12は、光源装置3に固定された光源側固定棒12aの中心軸を回動する光源側回動部12bと、クリップ部5に固定されたクリップ側固定棒13aの中心軸を回動するクリップ側回動部13bとを有する。なお、クリップ側固定棒13aは、光源側固定棒12aとほぼ同じ形状である。また、光源側回動部12bおよびクリップ側回動部13bにおいてそれぞれ回転する部分からの延設部分12c,13cは、互いにほぼ同じ形状であり、両者を連結するための連結孔(図示せず)が設けられている。
そして、左右回動機構14は、光源側回動部12bおよびクリップ側回動部13bと、その延設部分12c,13cが互いに連接する連接面に対して垂直となるように上記の連結孔に遊嵌される連接棒15とによって構成される。なお、連接棒15は、2つの上下回動機構12のうち一方に対して他方の上下回動機構12を眼鏡の左右方向に回動させるために設けられ、外部から一定量以上の押力が加わらない限りは、このような相対的な位置変化が起こらないように延設部分12c,13cに圧着されている。
このように、左右回動機構14は、光源側固定棒12aおよびクリップ側固定棒13aが平行あるいはハの字となるように、2つの上下回動機構12の相対的な位置を変化させることで、光源装置3によるLED光の照射方向を、眼鏡のブリッジに対して垂直な方向に合わせたり、左右側に移動するように調整したりすることが可能に構成されている。
一方、2つの上下回動機構12では、クリップ側固定棒13aの軸を中心にクリップ側回動部13bを回転させると、クリップ側回動部13bに連結された光源側回動部12b、及び、光源側回動部12bに光源側固定棒12aを介して接続された光源装置3が、眼鏡の上下方向に移動する。また、光源側固定棒12aの軸を中心に光源側回動部12bを回動させると、光源側回動部12bに連結されたクリップ側回動部13bが、眼鏡の上下方向に移動することにより、光源装置3に対して相対的な位置を変化させることになる。逆に、光源側固定棒12aの軸を中心に光源装置3を眼鏡の上下方向に回転させることも可能になる。これにより、光の照射方向を変えずに光の照射位置を変えることができる。
また、本実施形態では、クリップ側固定棒13aの軸を中心にクリップ側回動部13bを眼鏡のブリッジ側(下方)に回転させると、その延設部分13cの下面が、第1保持部材16の下方に付加された付加部材(図示せず)の前面に当接し、その当接した状態(以下「第1初期状態」という)で、延設部分13cの下面が固定アーム22(ひいては眼鏡レンズ面)とほぼ平行となるように、クリップ側回動部13bが形成されている。
さらに、本実施形態では、上記の第1初期状態において、光源側固定棒12aの軸を中心に光源装置3を眼鏡のブリッジ側(上方)に回転させると、光源装置3の裏面が、クリップ側固定棒13aに当接し、その当接した状態(以下「第2初期状態」という)で、光源装置3の裏面が固定アーム22(ひいては眼鏡レンズ面)とほぼ平行となるように、光源装置3の裏面の面積に対応させて延設部分12c,13cが形成されている。
これにより、本実施形態では、左右回動機構14によって、光源装置3を眼鏡の左右方向に回動させた場合であっても、2つの上下回動機構12によって、第1初期状態を経て第2初期状態となるように光源装置3を回動させるだけで、光源装置3の位置を微調整することなく、光源装置3によるLED光の照射方向を眼鏡レンズ面とほぼ垂直となる方向(規定方向)に戻すことができる。
また、本実施形態では、第2初期状態において、光源装置3の裏面の中心位置に対向するように、連接棒15が延設部分12c,13cに圧着されている。これにより、左右回動機構14によって、光源装置3を眼鏡の左右方向に回動させた場合であっても、2つの上下回動機構12によって、第1初期状態を経て第2初期状態となるように光源装置3を回動させるだけで、光源装置3の位置を微調整することなく、光源装置3によるLED光の光軸位置を使用者の視線に対応する規定位置に戻すことができる。
以上のような本実施形態の医療用LEDライト1によれば、2つの上下回動機構12および左右回動機構14によって、光源装置3を立体的に動かすことが可能となり、さらには、LED光の光軸位置を規定位置に戻すことが容易となるため、LED光の照射位置や照射方向等を調整する際の使用性を向上させることができる。
さらに、本実施形態の医療用LEDライト1によれば、光源側回動部12bおよびクリップ側回動部13bが、2つの上下回動機構12の構成要素と、左右回動機構14の構成要素とを兼ねるため、部品点数を少なくすることができ、製造上のメリットやコストメリットを享受することができる。
[第3実施形態]
次に、図3(b)は、第3実施形態の医療用LEDライト1の構成を表す斜視図である。なお、第2実施形態の医療用LEDライト1は、第1及び第2実施形態の医療用LEDライト1と比較して、クリップ部5の構成だけが異なっているため、この相違点を中心に説明する。
次に、図3(b)は、第3実施形態の医療用LEDライト1の構成を表す斜視図である。なお、第2実施形態の医療用LEDライト1は、第1及び第2実施形態の医療用LEDライト1と比較して、クリップ部5の構成だけが異なっているため、この相違点を中心に説明する。
図3(b)に示すように、クリップ部5は、前述の固定アーム22、可動アーム24、鍔部26、及び、バネ部28の他、固定アーム22の支持部(図示せず)と一体に形成されてバッテリ用ケーブル30を保持する一対の第2保持部材29を備える。上記の支持部は、一対の固定アーム22と一体に形成されて固定アーム22を支持する部位である。
第2保持部材29は、固定アーム22の各々の上方に位置し、バッテリ用ケーブル30を把持するように断面がCの字型に形成された開口を有する爪部29aを有する。爪部29aの開口は、バッテリ用ケーブル30を被服する樹脂製のチューブ部30aの外径よりも若干小さく形成されている。つまり、第2保持部材29は、爪部29aの開口にチューブ部30aが挿入されることで、バッテリ用ケーブル30を保持するように構成される。
また、バネ部28は、前述のように、一本のワイヤーの両端が鍔部26に接続されるとともに、そのワイヤーにおける両側部分が、一対の可動アーム24と一体に構成された支持部(図示せず)に巻きつかれてなる他、そのワイヤーの中央部にて、連結部7側に突設されてバッテリ用ケーブル30を保持する第3保持部材31が形成されている。
第3保持部材31は、固定アーム22の上記支持部側に付勢する形状であり、上記支持部上に配置されたバッテリ用ケーブル30のチューブ部30aを、上記支持部とともに挟持するように構成されている。
以上のような本実施形態の医療用LEDライト1によれば、第1保持部材16に加えて、第2保持部材29および第3保持部材31によって、バッテリ用ケーブル30を強固に保持することが可能となるため、バッテリ用ケーブル30が使用者の視界や作業を妨げるのを好適に防止することができる。
さらに、本実施形態の医療用LEDライト1によれば、第2保持部材29が固定アーム22と一体に形成され、且つ、第3保持部材31がバネ部28と一体に形成されているため、部品点数を少なくすることで、製造上のメリットやコストメリットを享受できる。
[第4実施形態]
次に、図4(a)は、第4実施形態の医療用LEDライト1における光源装置3の構成を示す断面図である。なお、第2実施形態の医療用LEDライト1は、第1〜第3実施形態の医療用LEDライト1と比較して、光源装置3の構成だけが異なっているため、この相違点を中心に説明する。
次に、図4(a)は、第4実施形態の医療用LEDライト1における光源装置3の構成を示す断面図である。なお、第2実施形態の医療用LEDライト1は、第1〜第3実施形態の医療用LEDライト1と比較して、光源装置3の構成だけが異なっているため、この相違点を中心に説明する。
図4(a)に示すように、光源装置3は、照射光としてのLED光を生成する光源部42と、光源部にて生成されたLED光を予め設定された焦点距離にて集光させる光学的作用を有するレンズ部44と、光源部42に対するレンズ部44の位置を移動するレンズ移動機構46とを備える。
レンズ移動機構46は、光源部42から照射されるLED光の光軸に沿って、光源部42に対するレンズ部44の位置を移動させる機構であり、使用者によって光源装置3本体の外周面を時計回り又は反時計回りに回転させるための操作が加わると、その回転量に応じた距離だけ移動するように推進力をレンズ部44に伝達する。
レンズ部44は、LED光の入射側が平面、LED光の出射側が凸面であるレンズからなり、光源部42から拡散するように入射されたLED光を屈折させて外部に通過させ、且つ、通過して照射されるLED光がその照射対象である内腔への到達前に集光する屈折率を有するように形成されている。具体的には、レンズ部44の焦点距離を、様々な使用者の腕の長さに基づく距離の範囲内において調整できるように、上記屈折率およびレンズ部44の移動範囲が予め設定されている。
例えば、本実施形態では、LED光が集光するポイント(光のクロスポイント)が、患者の耳腔の奥側である場合には、光のクロスポイントの近傍(図4(b)では上下方向)に非照射領域が形成されて、その非照射領域に対応する耳腔の内壁への視認性が低下するのに対し、レンズ移動機構46を用いて焦点距離を調整することで、光のクロスポイントを耳腔の手前にすることが可能となる。
したがって、本実施形態の医療用LEDライト1によれば、非照射領域が耳腔に生じることを防止でき、耳腔の内壁への視認性を向上させることができる。
[他の実施形態]
以上、本考案の実施形態について説明したが、本考案は上記実施形態に限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲において、様々な態様にて実施することが可能である。
[他の実施形態]
以上、本考案の実施形態について説明したが、本考案は上記実施形態に限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲において、様々な態様にて実施することが可能である。
例えば、上記実施形態では、本考案の眼鏡着脱式ライトを医療用LEDライト1に適用した例を説明したが、これに限らず、例えば精密機械を扱う場合等、様々な局面に使用可能なライトに適用することができる。
1…医療用LEDライト、3…光源装置、5…クリップ部、7…連結部、12…上下回動機構、12a…光源側固定棒、12b…光源側回動部、13a…クリップ側固定棒、13b…クリップ側回動部、14…左右回動機構、15…連接棒、16…第1保持部材、20…バッテリ、22…固定アーム、24…可動アーム、26…鍔部、28…バネ部、29…第2保持部材、30…バッテリ用ケーブル、31…第3保持部材、42…光源部、44…レンズ部、46…レンズ移動機構。
Claims (6)
- 光を照射する光源装置と、
使用者の眼鏡におけるブリッジ又はブリッジの周辺部分を挟持するクリップ部と、
前記クリップ部と前記光源装置とを連結する連結部と、
を備え、
前記連結部は、外部から一定量以上の押力を受けると、前記光源装置による光の照射方向に垂直となる回転軸を中心に、前記光源装置を回動する回動機構を有することを特徴とする眼鏡着脱式ライト。 - 請求項1に記載の眼鏡着脱式ライトにおいて、
前記回動機構は、
眼鏡のブリッジに平行となる前記回転軸である第1回転軸を中心に前記光源装置を該眼鏡の上下方向に回動する2つの上下回動機構と、
眼鏡のブリッジに垂直となる前記回転軸である第2回転軸を中心に、前記2つの上下回動手段のうちの一方に対して他方の上下回動機構を該眼鏡の左右方向に回動する1つの左右回動機構と、
からなることを特徴とする眼鏡着脱式ライト。 - 請求項1または請求項2に記載の眼鏡着脱式ライトにおいて、
前記2つの上下回動機構は、
前記クリップ部に固定されたクリップ側固定棒の中心軸を前記第1回転軸として回動するクリップ側回動部と、
前記光源装置に固定された光源側固定棒の中心軸を前記第1回転軸として回動する光源側回動部と、
を有し、
クリップ側回動部および光源側回動部は、互いが連接する連接面に対して垂直に固定されて前記第2回転軸を中心軸とする連接棒とともに、前記左右回動機構を構成することを特徴とする眼鏡着脱式ライト。 - 請求項3に記載の眼鏡着脱式ライトにおいて、
前記光源装置に電力を供給するためのバッテリと、
前記光源装置に接続され、前記バッテリに取り付けられるバッテリ用ケーブルと、
前記クリップ側回動部に固定された固定アームと一体に形成され、前記バッテリ用ケーブルを保持するケーブル保持部材と、
を備えることを特徴とする眼鏡着脱式ライト。 - 請求項3または請求項4に記載の眼鏡着脱式ライトにおいて、
前記光源装置に電力を供給するためのバッテリと、
前記光源装置に接続され、前記バッテリに取り付けられるバッテリ用ケーブルと、
を備え、
前記クリップ部は、
前記クリップ側回動部に固定された固定アームと、
当該眼鏡着脱式ライトの使用者の指で押下される形状を有する鍔部に連設され、該鍔部の押下に連動して固定アームから離間する可動アームと、
前記固定アームと前記可動アームとによって眼鏡におけるブリッジ又はブリッジの周辺部分を挟持するように、前記可動アームを前記固定アーム側に付勢するバネ部と、
を有し、
前記バネ部は、一本のワイヤーの両端が前記顎部に接続されるとともに、該ワイヤーの左右部が前記可動アームの支持部に巻かれてなり、且つ、前記バッテリ用ケーブルを保持するために、該ワイヤーの中央部が前記固定アームの支持部側に付勢される形状を有していることを特徴とする眼鏡着脱式ライト。 - 請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の眼鏡着脱式ライトにおいて、
前記光源装置は、
照射光を生成する光源部と、
前記光源部にて生成した照射光を予め設定された焦点距離にて集光させる光学的作用を有するレンズ部と、
外部から受けた操作量に応じて、前記光源部に対する前記レンズ部の位置を移動するレンズ移動機構と、
を有し、
前記レンズ部は、前記レンズ移動機構を用いて焦点距離を調整することにより、当該眼鏡着脱式ライトの照射対象への到達前に前記照射光を集光する屈折率を、前記光学的作用として有することを特徴とする眼鏡着脱式ライト。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|---|
JP2015515638A (ja) * | 2012-02-17 | 2015-05-28 | オークリー インコーポレイテッド | 眼鏡類に電子デバイスを取り外し可能に連結するためのシステムおよび方法 |
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